JP7230678B2 - 車両用エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、車両用エンジンに関する。
従来、車両用エンジンとして、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載の車両用エンジンにおいて、ターボチャージャのコンプレッサの空気出口は前側斜め上方に向けて開口しており、この空気出口には金属製のターボアウトレットパイプが接続されている。また、ターボアウトレットパイプは、アクチュエータのケース部よりも車両前方の位置まで延伸した後に、ケース部の斜め下方を横切るように湾曲している。
これにより、特許文献1に記載のものは、ターボ過給機の周辺に配置されるオイル供給配管やアクチュエータを、車両の衝突時の外力から、ターボアウトレットパイプによって保護することが期待できる。
特開2012-241533号公報
ここで、ターボチャージャには、コンプレッサハウジングの外側に電気アクチュエータを備えた可変容量型ターボチャージャがある。可変容量型ターボチャージャの電気アクチュエータは、大きな外力に耐えられない電気コネクタ等を有しているため、車両の衝突時の外力が作用しないように電気アクチュエータを保護する必要がある。
しかしながら、電気アクチュエータが可変容量ターボチャージャの空気出口から離れて配置されている場合、空気出口に固定されるターボアウトレットパイプにより電気アクチュエータを保護することは困難であるという問題があった。
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、可変容量型ターボチャージャの電気アクチュエータを車両の衝突時の外力から保護することができる車両用エンジンを提供することを目的とするものである。
本発明は、クランク軸が車幅方向に延びるエンジン本体と、前記エンジン本体の前側に配置され、動力伝達部材を介して前記クランク軸によって駆動されるエンジン補機と、コンプレッサハウジングと、前記コンプレッサハウジングの前側斜め下方に固定される電気アクチュエータと、前記コンプレッサハウジングの上部に形成された空気出口と、を有し、前記エンジン本体の前側に配置される可変容量型ターボチャージャと、前記空気出口に固定されるターボアウトレットパイプと、前記ターボアウトレットパイプの空気流れ方向の下流側端部に連結される吸気配管と、前記電気アクチュエータの前方に配置される車体部材と、を備える車両用エンジンであって、前記電気アクチュエータは、前記エンジン補機の上方に配置されており、前記吸気配管は、剛性の高い剛性部材からなり前記エンジン補機の上部に固定される中間管部を有し、前記中間管部を前記クランク軸に沿う方向から見た場合、前記中間管部の下流側端部が前記電気アクチュエータよりも車両前方側へ突出していることを特徴とする。
このように上記の本発明によれば、可変容量型ターボチャージャの電気アクチュエータを車両の衝突時の外力から保護することができる。
図1は、本発明の一実施例に係る車両用エンジンの平面図である。 図2は、本発明の一実施例に係る車両用エンジンの右側面図である。 図3は、本発明の一実施例に係る車両用エンジンの正面図である。 図4は、本発明の一実施例に係る車両用エンジンの斜視図である。 図5は、本発明の一実施例に係る車両用エンジンのターボアウトレットパイプおよびその周辺部分の右側面図である。 図6は、本発明の一実施例に係る車両用エンジンのターボアウトレットパイプおよびその周辺部分の正面図である。
本発明の一実施の形態に係る車両用エンジンは、クランク軸が車幅方向に延びるエンジン本体と、エンジン本体の前側に配置され、動力伝達部材を介してクランク軸によって駆動されるエンジン補機と、コンプレッサハウジングと、コンプレッサハウジングの前側斜め下方に固定される電気アクチュエータと、コンプレッサハウジングの上部に形成された空気出口と、を有し、エンジン本体の前側に配置される可変容量型ターボチャージャと、空気出口に固定されるターボアウトレットパイプと、ターボアウトレットパイプの空気流れ方向の下流側端部に連結される吸気配管と、電気アクチュエータの前方に配置される車体部材と、を備える車両用エンジンであって、電気アクチュエータは、エンジン補機の上方に配置されており、吸気配管は、剛性の高い剛性部材からなりエンジン補機の上部に固定される中間管部を有し、中間管部をクランク軸に沿う方向から見た場合、中間管部の下流側端部が電気アクチュエータよりも車両前方側へ突出していることを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係る車両用エンジンは、可変容量型ターボチャージャの電気アクチュエータを車両の衝突時の外力から保護することができる。
以下、本発明の一実施例に係る車両用エンジンについて、図面を用いて説明する。図1から図6は、本発明の一実施例に係る車両用エンジンを示す図である。図1から図6において、上下前後左右方向は、車両に設置された状態の車両用エンジンの上下前後左右方向とし、前後方向に対して直交する方向が左右方向、車両用エンジンの高さ方向が上下方向である。
まず、構成を説明する。図1、図2、図4において、車両用エンジンとしてのエンジン1は、エンジン本体10を備えている。図2において、エンジン本体10は、シリンダブロック11、シリンダヘッド12、シリンダヘッドカバー13よび潤滑用のオイルが貯留されるオイルパン14を有している。
シリンダブロック11には図示しない複数の気筒が設けられている。本実施例のエンジン1は、4つの気筒を有する4気筒エンジンから構成されているが、4気筒エンジンに限定されるものではない。
気筒には図示しないピストンが収納されており、ピストンは、気筒に対して上下方向に往復運動する。ピストンは、図示しないコネクティングロッドを介してクランク軸10Aに連結されており、ピストンの往復運動は、コネクティングロッドを介してクランク軸10Aの回転運動に変換される。
シリンダブロック11の気筒列方向の右端部にはチェーンケース15が締結されている。ここで、エンジン1の気筒列方向およびクランク軸10Aの延伸方向は、左右方向、すなわち車幅方向となっている。したがって、エンジン1は、図示しない車両にいわゆる横置きで配置されている。
シリンダヘッド12にはいずれも図示しない複数の吸気ポート、吸気ポートを開閉する複数の吸気バルブ、複数の排気ポートおよび排気ポートを開閉する複数の排気バルブなどが設けられている。シリンダヘッド12の上面には、気筒ごとに燃料噴射装置12A(図1参照)が取付けられている。本実施例では、エンジン1はディーゼルエンジンであり、燃料噴射装置12Aは、ディーゼル燃料を気筒に直接噴射する。なお、エンジン1はガソリンエンジンであってもよく、エンジン1がガソリンエンジンからなる場合、ガソリンエンジンの燃料噴射装置は、吸気ポートまたは気筒にガソリンを噴射する。
シリンダヘッド12の後面には吸気マニホールド28が設けられており、吸気マニホールド28は、吸入空気を、吸気ポートを通して気筒に導入する。
シリンダヘッド12の内部には図示しない排気マニホールドが形成されている。排気マニホールドは、気筒に連通される図示しない複数の排気ポートを有し、気筒から排出される排気(排出ガスまたは排気ガスともいう)を集合する。つまり、シリンダヘッド12の内部には、排気ポートと一体型の排気マニホールドが形成されている。排気マニホールドの排気出口は、気筒列方向の中央部においてシリンダヘッド12の前面に開口している。
シリンダヘッド12の前面には、排気マニホールドの排気出口から排出される排気ガスが導入されるように、可変容量型ターボチャージャ20が取付けられている。
図4において、可変容量型ターボチャージャ20は、タービンハウジング21およびコンプレッサハウジング22を有する。タービンハウジング21には図示しないタービンホイールが回転自在に設けられており、タービンホイールは、シリンダヘッド12内の排気マニホールドを介してタービンハウジング21に導入された排気によって回転駆動される。
コンプレッサハウジング22は、エアクリーナ配管27を介してエアクリーナ26(図1参照)に接続されており、エアクリーナ26には空気取入口26Aが設けられている。空気取入口26Aからエアクリーナ26に取入れられた空気は、エアクリーナ26で濾過され、エアクリーナ配管27を介してコンプレッサハウジング22に導入される。
コンプレッサハウジング22には図示しないコンプレッサホイールが回転自在に設けられており、コンプレッサホイールは、タービンホイールと一体で回転する。
可変容量型ターボチャージャ20において、タービンホイールが排気流によって回転されると、コンプレッサホイールがタービンホイールと一体で高速で回転される。コンプレッサホイールが回転されると、エアクリーナ26で浄化された空気がエアクリーナ配管27を介してコンプレッサハウジング22に導入される。
可変容量型ターボチャージャ20は電気アクチュエータ23を備えている。電気アクチュエータ23は、タービンハウジング21の内部の図示しないノズルベーンのノズル開度を、外部から給電された電力により変化させるようになっている。これにより、可変容量型ターボチャージャ20は、タービンハウジング21における排気ガスの絞り量を調整でき、過給圧を最適条件に制御することができる。
図1、図2において、エンジン本体10の下部の前方には、空気を冷却するインタクーラ51が設けられており、コンプレッサハウジング22で過給された空気は、インタクーラ51を通過して冷却された後、吸気マニホールド28に導入される。
図4において、タービンハウジング21には図示しない排気排出部が設けられており、この排気排出部には、その左方に配置された排気浄化装置25が接続されている。
排気浄化装置25は、可変容量型ターボチャージャ20の左側面からエンジン本体10の側面に沿って下方へ延びている。
排気浄化装置25には図示しない三元触媒およびパティキュレートフィルタが収容されている。三元触媒は、排気中に含まれるHC、CO、NOxを酸化還元反応により同時に浄化処理する。
パティキュレートフィルタは、三元触媒の下流側に設置されており、排気中の粒子状物質であるPM(パティキュレートマター)として、黒鉛、燃料の燃え残り(SOF:可燃性有機成分)、エンジンオイルの燃え滓(オイルアッシュ)などを捕集する。
排気浄化装置25の上端部の図示しない排気取入口は、可変容量型ターボチャージャ20のタービンハウジング21側を向いて開口しており、タービンハウジング21に接続されている。タービンハウジング21から排出された排気は排気浄化装置25に導入され、排気浄化装置25の内部を通過する過程で三元触媒およびパティキュレートフィルタによって浄化される。
排気浄化装置25の下端部の図示しない排気出口は、図示しない排気管に接続されており、排気浄化装置25を通過した排気は、排気管を通して外部に排出される。シリンダヘッド12の上側には、シリンダヘッドカバー13が配置されている。
図2において、エンジン本体10のシリンダブロック11の右端部側の前面の上部には、エンジン補機としてのウォータポンプ33が設けられており、エンジン本体10のシリンダブロック11の右端部側の前面の下部には、空調用コンプレッサ32が設けられている。また、エンジン本体10のシリンダブロック11の右端部側の後面の上部には発電機31が設けられている。
クランク軸10Aの右端部にはクランクプーリ10Bが固定されている。ウォータポンプ33、空調用コンプレッサ32および発電機31は、クランクプーリ10Bおよびベルト30を介してクランク軸10Aによって駆動される。ベルト30は本発明における動力伝達部材を構成する。
図3、図4において、可変容量型ターボチャージャ20のコンプレッサハウジング22の前側斜め下方には電気アクチュエータ23が配置されており、電気アクチュエータ23はコンプレッサハウジング22に固定されている。
コンプレッサハウジング22の上部には空気出口22Aが形成されており、空気出口22Aにはターボアウトレットパイプ52が固定されている。ターボアウトレットパイプ52は、金属管部52Aとホース部52Bとで構成され、エンジン本体10の前面側の上端の右端部において空気出口22Aから右方に延びた後、下方に曲がり、さらに前方に向いて斜め下方に延びている。
図2、図3、図4において、ターボアウトレットパイプ52の空気流れ方向の下流側端部には吸気配管53が連結されており、吸気配管53は、インタクーラ51の右端部に連結されている。
電気アクチュエータ23の前方には、ファンシュラウド42を有するラジエータ41が配置されている。ラジエータ41は本発明における車体部材を構成する。ラジエータ41は、空気(外気)との熱交換により冷却水を冷却する。ファンシュラウド42はラジエータ41の後面に一体的に設けられている。ラジエータ41の下部の前方にはインタクーラ51が配置されている。インタクーラ51は、空気(外気)との熱交換により、エンジン1の吸入空気を冷却する。
ラジエータ41は、エンジン本体10から高温の冷却水をラジエータ41に導入する冷却水配管43と、ラジエータ41から冷却後の冷却水をエンジン本体10に戻す冷却水配管44と、によりエンジン本体10と接続されている。冷却水配管43のエンジン本体10側の端部は、エンジン本体10の前面における電気アクチュエータ23の下方の近傍の部位に連結されている。この冷却水配管43は、排気浄化装置25の前方を跨ぐようにして左方に延び、ラジエータ41の左端の上部に連結されている。一方、冷却水配管44は、ラジエータ41の右端の下部と、エンジン本体10の前面における電気アクチュエータ23の下方の近傍の部位に連結されている。この冷却水配管44は、エンジン本体10の右端部の前方において、全体として上下方向に延びている。
可変容量型ターボチャージャ20の空気出口22Aは、ターボアウトレットパイプ52および吸気配管53を順次介して、インタクーラ51の空気入口である右端部に連結されている。インタクーラ51の空気出口である左端部は、クーラ出口配管57を介して吸気マニホールド28に連結されている。クーラ出口配管57は、エンジン本体10の左端の前方において上方に延び、その後、エンジン本体10の左端の側方において後方に延び、その後、エンジン本体10の後方において右方に延び、吸気マニホールド28に連結されている。可変容量型ターボチャージャ20において圧縮された空気は、ターボアウトレットパイプ52および吸気配管53を順次通過してインタクーラ51に導入され、インタクーラ51において冷却された後に、クーラ出口配管57を介して吸気マニホールド28に導入される。
図6において、電気アクチュエータ23は、ウォータポンプ33の上方に配置されている。吸気配管53は、ターボアウトレットパイプ52の前端に連結される中間管部54と、この中間管部54とインタクーラ51の右端部との間に連結されるクーラ入口配管55と、を有している。中間管部54は、金属や硬質な樹脂等の外力に対して変形し難く、剛性の高い剛性部材からなる。
図5において、中間管部54の下部には被取付部54B、54Cが設けられており、ウォータポンプ33の上部には取付部33B、33Cが設けられている。中間管部54は、被取付部54B、54Cが取付部33B、33Cに締結されることにより、ウォータポンプ33の上部に固定されている。
図2、図5に示すように、中間管部54をクランク軸10A(図2参照)に沿う方向から見た場合、中間管部54の下流側端部54A(図5参照)が電気アクチュエータ23よりも車両前方側へ突出している。このように、剛性部材からなる中間管部54の下流側端部54Aの後方に、可変容量型ターボチャージャ20の電気アクチュエータ23が配置されている。
図4、図5において、ウォータポンプ33は、その上部に冷却水の流量を調整する電磁弁33Aを有している。電磁弁33Aは中間管部54の後方に位置している。中間管部54は、電磁弁33Aを前方から覆うように、電磁弁33Aの前方を通過している。
電気アクチュエータ23は、本体部23Aと、この本体部23Aからベルト30側へ突出し、電力が供給されるコネクタ部23Bとを有している。本体部23Aは、タービンハウジング21の内部の図示しないノズルベーンを駆動する図示しない駆動部品等からなる。コネクタ部23Bは、図示しない給電用ケーブルのコネクタが接続される。コネクタ部23Bは、その構造または材料に起因して、大きな外力には耐えられない部品である。
次に、エンジン1を搭載する車両が前方から衝突して変形した際の、中間管部54の作用について説明する。
エンジン1を搭載する車両が前方から衝突して変形した場合、図5に示すように、ラジエータ41は、衝突に基づく後方への外力Fにより、破線で表わす衝突前の位置から後方に移動する。
本実施例のエンジン1によれば、電気アクチュエータ23は、ウォータポンプ33の上方に配置されている。また、吸気配管53は、剛性の高い剛性部材からなりウォータポンプ33の上部に固定される中間管部54を有している。
これにより、中間管部54を電気アクチュエータ23と隣接する位置に配置できる。
また、本実施例では、中間管部54をクランク軸10Aに沿う方向から見た場合、中間管部54の下流側端部54Aが電気アクチュエータ23よりも車両前方側へ突出している。
これにより、車両の衝突時の外力によって車体部材であるラジエータ41が、その後方の電気アクチュエータ23の側に移動した場合、剛性部材からなる中間管部54の下流側端部54Aが電気アクチュエータ23よりも先にラジエータ41と衝突する。これにより、ラジエータ41が更に後方に移動して電気アクチュエータ23に接触してしまうことを阻止でき、電気アクチュエータ23を外力から保護できる。このように、中間管部54は、空気が通過する配管としての機能だけでなく、電気アクチュエータ23の保護機能も有しているので、電気アクチュエータ23の保護用部品を別途設けることを不要にすることができる。
この結果、中間管部54によって、可変容量型ターボチャージャ20の電気アクチュエータ23を車両の衝突時の外力から保護することができる。
本実施例のエンジン1によれば、エンジン補機としてのウォータポンプ33の上方に、電気アクチュエータ23が配置され、また、ウォータポンプ33の上部に中間管部54が固定される。
これにより、ウォータポンプ33は、発電機31や空調用コンプレッサ32と比較してそのハウジングの形状を変更しやすいので、中間管部54と固定する取付部33B、33Cを自由にレイアウトできる。
このため、中間管部54を、外力によって後方に移動しないようにウォータポンプ33に強固に固定することができる。
本実施例のエンジン1によれば、ウォータポンプ33は、その上部に冷却水の流量を調整する電磁弁33Aを有するウォータポンプであり、中間管部54は、電磁弁33Aを前方から覆っている。
これにより、電気アクチュエータ23に加えて、ウォータポンプ33の電磁弁33Aを、車体部材としてのラジエータ41との干渉から保護できる。
本実施例のエンジン1によれば、電気アクチュエータ23は、本体部23Aと、この本体部23Aからベルト30側へ突出し、電力が供給されるコネクタ部23Bとを有している。そして、中間管部54の下流部は、コネクタ部23Bの下方に配置されている。
これにより、コネクタ部23Bが本体部23Aからベルト30の側に突出している構造において、外力に対して脆弱なコネクタ部23Bをその下方の中間管部54によって保護することができる。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1...エンジン(車両用エンジン)、10A...クランク軸、20...可変容量型ターボチャージャ、22...コンプレッサハウジング、22A...空気出口、23...電気アクチュエータ、23A...本体部、23B...コネクタ部、30...ベルト(動力伝達部材)、33...ウォータポンプ(エンジン補機)、33A...電磁弁、41...ラジエータ(車体部材)、52...ターボアウトレットパイプ、53...吸気配管、54...中間管部、54A...下流側端部

Claims (4)

  1. クランク軸が車幅方向に延びるエンジン本体と、
    前記エンジン本体の前側に配置され、動力伝達部材を介して前記クランク軸によって駆動されるエンジン補機と、
    コンプレッサハウジングと、前記コンプレッサハウジングの前側斜め下方に固定される電気アクチュエータと、前記コンプレッサハウジングの上部に形成された空気出口と、を有し、前記エンジン本体の前側に配置される可変容量型ターボチャージャと、
    前記空気出口に固定されるターボアウトレットパイプと、
    前記ターボアウトレットパイプの空気流れ方向の下流側端部に連結される吸気配管と、
    前記電気アクチュエータの前方に配置される車体部材と、を備え、
    前記電気アクチュエータは、前記エンジン補機の上方に配置されており、
    前記吸気配管は、剛性の高い剛性部材からなり前記エンジン補機の上部に固定される中間管部を有し、
    前記中間管部を前記クランク軸に沿う方向から見た場合、前記中間管部の下流側端部が前記電気アクチュエータよりも車両前方側へ突出していることを特徴とする車両用エンジン。
  2. 前記エンジン補機は、ウォータポンプであることを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジン。
  3. 前記エンジン補機は、その上部に冷却水の流量を調整する電磁弁を有するウォータポンプであり、
    前記中間管部は、前記電磁弁を前方から覆っていることを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジン。
  4. 前記電気アクチュエータは、
    本体部と、
    前記本体部から前記動力伝達部材側へ突出し、電力が供給されるコネクタ部とを有し、
    前記中間管部の下流部は、前記コネクタ部の下方に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の車両用エンジン。
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