JP2012136103A - 索状体の固定構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固定部材30を有する索状体HをシートフレームFに固定する索状体Hの固定構造において、固定部材30は、索状体Hを保持するホルダー部31と、シートフレームFに挿通された後に拡径して嵌合する挿入部32と、を備え、シートフレームは、少なくとも互いの一部が重ねられた第1の板材と第2の板材とを有し、第1の板材には、挿入部32が挿通される第1の固定部材係止孔15eが形成され、第2の板材には、第1の固定部材係止孔15eと重なる位置に、挿入部32が挿通される第2の固定部材係止孔17cが形成され、挿入部32は、第1の固定部材係止孔15eを介して第2の固定部材係止孔17c側に挿入され、第1の固定部材係止孔15eの内径は、第2の固定部材係止孔17cの内径よりも内側に形成される。
【選択図】図5
Description
このように、第1の固定部材係止孔及び第2の固定部材係止孔の内径が異なる構成とすると、第1の固定部材係止孔及び第2の固定部材係止孔の内側において、段差が形成される。そして、固定部材の挿入部は、少なくとも第1の固定部材係止孔に挿入部が係合することにより、固定部材がシートフレームに嵌合する。その結果、第1の固定部材係止孔と固定部材の挿入部との係合部分が、第2の固定部材係止孔が形成された板材によって保護されるため、固定部材の固定を強固に行うことができる。
また、第1の固定部材係止孔と第2の固定部材係止孔の内径を上記構成とすることにより、固定部材の挿入部が圧入しやすくなる。さらにまた、上記構成はシートフレームを構成する板材が複数重ねられた部分において孔を形成すればよく、他の部材を別途取り付ける必要がないため、固定部材の取り付け強度が損なわれることなく、また、作業工程を簡素化することができる。
このように、固定部材において、外径がそれぞれ異なる第1の段差部と第2の段差部とを備えることにより、それぞれの段差部が第1の固定部材係止孔及び第2の固定部材係止孔とそれぞれ係合する。これにより、固定部材と固定部材係止孔とが係合する部分が増えるため、より強固にシートフレームに対して固定部材を固定することができる。
このように、固定部材には、付勢部が備えられていると好ましい。この付勢部が第1の板材に当接し、第1の板材を挿入部側へ押圧することにより、固定部材の挿入部は、固定部材係止孔に対して強固に押しつけられる。したがって、より確実に固定部材をシートフレームに固定することができる。
このように、固定部材の取り付け位置を、シートフレームのサイドフレームと下部フレームの接合部分とすることができる。サイドフレームと下部フレームは、一般に、板材によって構成されると共に、これらは互いにその一部が重ねられて接合されていることが多い。したがって、上記箇所に固定部材を固定する構成とすると、特別な部材を設ける必要が無く、シートフレームの構造が複雑化することがない。
請求項2の索状体の固定構造によれば、第1の段差部と第2の段差部とを固定部材に設けることにより、シートフレームとの接触箇所を増やすことができ、その結果、強固に固定部材をシートフレームに取り付けることができる。したがって、より強固に索状体をシートフレームに固定することが可能である。
請求項3の索状体の固定構造によれば、付勢部を備えることにより、固定部材がより確実にシートフレームに固定される。したがって、より強固に索状体を固定することが可能となる。
請求項4の索状体の固定構造によれば、特別な部材を備えることなく、簡単な構成で固定部材を係止可能であるため、作業工程を簡素化することができる。
車両用シートSは、図1で示すように、シートバックS1(背部)、着座部S2、ヘッドレストS3より構成されており、シートバックS1(背部)及び着座部S2はシートフレームFにクッションパッド1a,2aを載置して、表皮材1b,2bで被覆されている。なお、ヘッドレストS3は、頭部の芯材(不図示)にパッド材3aを配して、表皮材3bで被覆して形成される。また符号19は、ヘッドレストS3を支持するヘッドレストピラーである。なお、本実施形態ではシートバックS1とヘッドレストS3が別体となって形成されている例を示したが、シートバックS1とヘッドレストS3が一体となって形成されたバケットタイプとしても良い。
着座フレーム2は、上述のようにクッションパッド2aを載置して、クッションパッド2aの上から表皮材2bによって覆われており、乗員を下部から支持する構成となっている。着座フレーム2は脚部で支持されており、この脚部には、図示しないインナレールが取り付けられ、車体フロアに設置されるアウタレールとの間で、前後に位置調整可能なスライド式に組み立てられている。
また着座フレーム2の後端部は、リクライニング機構11を介してシートバックフレーム1と連結されている。
なお、上記シートバックフレーム1の構成は一例であり、ヘッドレストピラー19,19が取り付けられる構成は、その他、公知の構成を用いることができる。
以下、図3乃至図5を参照して、本発明のハーネスH等の索状体の固定構造について説明する。
ハーネスHは、サイドエアバッグ40等の安全装置や、リクライニングモータ、スライドモータ等の電装品にその一端が接続されており、これらの安全装置または電装品に電力及び操作信号を送受信するためのケーブルを備えている。そして、そのケーブルは、他の部材との摩擦による損傷を防止するため、適当な強度及び可撓性を備えた材料で被覆されている。
クリップ30は、ハーネスHを保持するホルダー部31と、ホルダー部31から延設され、シートフレームFに挿通され、上記のクリップ係止孔15e,17cに嵌合して係止される可撓性の挿入部32と、ホルダー部31と挿入部32との間に設けられる付勢部33とを備えている。なお、クリップ30は、他のクリップ係止孔17d,17eに固定可能であり、汎用性が高いが、特にクリップ係止孔15e,17cに係止された状態のクリップ30について説明する。
その結果、クリップ30はシートフレームFに対し、強固に取り付け可能である。
また、サイドフレーム15には、図6及び図7に示すように、索状体挿通孔としてのハーネス挿通孔15dが形成されている。なお、図6及び図7は、簡略化のため、クリップ30を省略して図示している。
ハーネス挿通孔15dは、ハーネスHをシートフレームFに挿通させるための孔であり、板材としてのサイドフレーム15に形成されている。
S1 シートバック
S2 着座部
S3 ヘッドレスト
F シートフレーム
H ハーネス(索状体)
1 シートバックフレーム
2 着座フレーム
1a,2a,3a クッションパッド(パッド材)
1b,2b,3b 表皮材
11 リクライニング機構
11a リンクライニングシャフト
15 サイドフレーム(第1の板材)
15a 側板
15b 前縁部
15c 後縁部
15d ハーネス挿通孔
15e クリップ係止孔(第1の固定部材係止孔)
15f 折曲部
16 上部フレーム(管状部材)
16a 側面部
17 下部フレーム(第2の板材)
17a 側方部
17b 中央部
17c クリップ係止孔(第2の固定部材係止孔)
17d,17e クリップ係止孔
18 ピラー支持部
19 ヘッドレストピラー
30 クリップ(固定部材)
31 ホルダー部
32 挿入部
33 付勢部
34 空洞部
35 第1の段差部
36 第2の段差部
37 先端部
40 サイドエアバッグ
Claims (4)
- 固定部材を有する索状体をシートフレームに固定する索状体の固定構造であって、
前記固定部材は、前記索状体を保持するホルダー部と、前記シートフレームに挿通された後に拡径して嵌合する挿入部と、を備え、
前記シートフレームは、少なくとも互いの一部が重ねられた第1の板材と第2の板材とを有し、
前記第1の板材には、前記挿入部が挿通される第1の固定部材係止孔が形成され、
前記第2の板材には、前記第1の固定部材係止孔と重なる位置に、前記挿入部が挿通される第2の固定部材係止孔が形成され、
前記挿入部は、前記第1の固定部材係止孔を介して前記第2の固定部材係止孔側に挿入され、
前記第1の固定部材係止孔の内径は、前記第2の固定部材係止孔の内径よりも内側に形成されてなることを特徴とする索状体の固定構造。 - 前記挿入部は、前記第1の固定部材係止孔と係合する第1の段差部と、前記第2の固定部材係止孔と係合する第2の段差部と、が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の索状体の固定構造。
- 前記固定部材は、前記ホルダー部と前記挿入部との間に設けられ前記第1の板材を前記挿入部側へ押圧する付勢部を備えてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の索状体の固定構造。
- 前記シートフレームは、側方に位置する一対のサイドフレームと、該一対のサイドフレームの下方を連結する下部フレームと、を備え、
前記第1の板材及び前記第2の板材は、前記一対のサイドフレームのうちのいずれか一方と、前記下部フレームと、であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の索状体の固定構造。
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