JP2012130265A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】走行機体2の前方側に刈取部3が備えられ、走行機体2の前部横一側箇所に位置する運転部11の上方を覆うキャビン12が備えられ、キャビン12が、フロントガラス部42の枠部を形成するとともに出入り口を開閉するドア51の枠部を形成する支柱を備え、且つ、支柱の下端部を水平軸芯P2周りで揺動自在に機体フレーム10に支持することにより、通常使用姿勢と、その通常使用姿勢よりも機体外方側に傾斜する倒れ姿勢とにわたり姿勢変更自在に構成されている。
【選択図】図1
Description
すなわち、キャビンが、その内部に運転部を備えて略四角形状箱型に形成され、そのキャビンの床部(運転部の床部を兼用する)を機体フレームに対して横向き軸芯周りで前後回動自在に支持して、キャビンが、その内部に運転部を備えたまま略垂直に起立した使用位置と前方へ傾斜させたメンテナンス用位置とにわたり位置変更自在に構成されたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
その結果、キャビンを分離させることなく、コンバインをコンテナに収納することが可能となり、コンテナに収納した状態で船積み輸送することが可能となる。
図1及び図2に示すように、コンバインは、左右一対のクローラ式の走行装置1の駆動により走行機体2が走行自在に構成され、その走行機体2の前部に、圃場の植立穀稈を刈り取り、刈り取った穀稈を後方に搬送する刈取部3が横軸芯P1周りに揺動自在に設けられている。
そして、この運転部11は上方がキャビン12によって覆われ、運転部11には外部空間と仕切られる状態で閉塞された空間である運転室R1が形成されている。
エンジンボンネット22をメンテナンス用姿勢に切り換えると、原動部30におけるエンジン23の上方側の空間が開放された状態となり、原動部30のメンテナンス作業を容易に行うことができる。ちなみに、エンジンボンネット22が通常姿勢に切り換えられた状態で、壁体21に設けられた係止具100に係合するバックル機構101により位置固定状態で保持することができるように構成されている。
図1、図2、図4に示すように、キャビン12は、操縦塔15の上部に位置して上部側ほど機体前方側に位置する斜め姿勢に形成される前部ガラス面40及びその左右両側に連なる側面視で略三角形状の側部ガラス面41とを備えた前面部42、運転座席13の左側に位置して、横方向にスライドさせることにより開閉自在なスライド式窓部43を備えた左側面部44、運転座席13の後方に位置して、左右両側の円弧状のガラス面45及び平面状のガラス面46を備えた後面部47、及び、上方の全面を覆う略板状の天井部48の夫々によりキャビン本体49が構成されている。又、このキャビン本体49の右側部には乗降用の開口50(図15参照)が形成され、この乗降用の開口50を閉じる閉状態と乗降用の開口50を形成する開状態とにわたり、機体前部側の縦向き軸芯Y1周りで揺動開閉自在にドア51が備えられている。尚、天井部48には、運転室R1の内部を空調する空調装置やラジオ(図示せず)が装備されている。
図7〜図9に示すように、キャビン12の右側部には、機体前部側に位置して上下方向に長く延び且つフロントガラス部(前部ガラス面40及び側部ガラス面41)の枠部を形成するとともにドア51の枠部を形成する支柱としての右前部側支柱61と、ドア51の揺動端側を受け止め支持する支持枠体としての右後部側支柱62とが備えられ、左側面部にはスライド式窓部43を支持するための矩形状の窓枠部材63が備えられ、天井部48には、その外周部に沿って天井用枠部材64が備えられている。又、右後部側支柱62の上下方向の中間部と左側面部44の窓枠部材63とにわたって、天井用枠部材64の後部側部分と略同じように平面視で湾曲形状に形成された後面部47の下枠部47Aが連結されており、前面部42の下部には、右前部側支柱61と窓枠部材63とにわたって、平面視で湾曲形状に形成された前面部42の下枠部42Aが連結されている。
そして、右前部側支柱61、右後部側支柱62、窓枠部材63、天井用枠部材64、後面部47の下枠部47A、前面部42の下枠部42Aの夫々が一体的に連結されてキャビン12のフレームが構成されている。
キャビン12は、運転部11の上方を覆う通常使用姿勢(図1参照)と、運転部11の上方を開放するとともに刈取部3の上方に被るように刈取部3と上下方向に重複する倒れ姿勢の一例としての前倒れ姿勢(図11参照)(通常使用姿勢から約90度傾斜する姿勢)とにわたり、下部の横軸芯P2周りで揺動自在に機体フレーム10に支持されている。
面に夫々固着された左右一対の支持部材80が、軸受部74から左右両側に突出する横向き支軸75に外嵌装着されており、右前部側支柱61が横向き支軸75に対して左右方向へのふらつきの少ない安定した状態で揺動自在に支持される構成となっている。ちなみに、支持部材80は座金81aを介して抜け止めピン81bで抜け止めされている。
又、キャビン12の左側においては、キャビン12が通常使用姿勢にあるときに、窓枠部材63の下面を機体フレーム10から固定立設された側面視略アーチ型の左側フレーム10Cにて受止め支持するように構成されている。
又、この支持部材84は、右前部側支柱61の下端部に備えられる支持部材80の規制面80bと同様な規制面84bが形成され、キャビン12が前倒れ姿勢に切り換えられたときに、規制面84bが受止め支持部54に接当してそれ以上の揺動が規制されるように構成されている(図8参照)。
係止ピン89は、ツル巻きバネ91により長孔90の中央部のデッドポイントDPの上側及び下側の夫々において、前方側に押圧付勢される構成であり、デッドポイントDPを上側に越えると、係止位置に向けて移動付勢され、デッドポイントDPを下側に越えると、係止解除位置に向けて移動付勢されることになり、係止位置及び係止解除位置の夫々に選択的に位置保持自在に構成されている。
ちなみに、通常使用姿勢から約20度だけ前方に傾倒する中間傾斜姿勢というのは、キャビン12の傾倒操作における労力負担が比較的少ない状態で、原動部30における軽微なメンテナンス作業を行う場合に使用されるものである。
従って、この実施形態では、キャビン12の前面部42が上部側部分D1に相当し、操縦塔15の前壁部分15Aが下部側部分D2に相当するものとなる。
この開口部Qは、キャビン12が前倒れ姿勢から通常使用姿勢に切り換えられると、操縦塔15により塞がれてキャビン12の前部下部が閉塞されるように構成されている。
又、図3に示すように、右前部側支柱61は、刈取部3の右側端部よりも右側外方に位置する状態で設けられており、横軸芯P2周りで前方に傾倒させても刈取部3に干渉することはない。
尚、このような構成に代えて、プレクリーナ26を天井部48から分離して、プレクリーナ26が走行機体2側に残る構成としてもよい。
但し、キャビン12を前倒れ姿勢に姿勢変更するのは、大規模な整備点検作業等のメンテナンス作業、あるいは、例えばコンバインをコンテナ(図示せず)で輸送する場合に、コンテナに収納可能な高さに収めるために姿勢変更するような場合であり、頻度はそれほど多くないので、そのような姿勢変更操作を行うときにだけ、上記したような外部補助装置や別途装着される大型のエアーダンパーを用いるようにしている。ちなみに、このエアーダンパーは、右前部側支柱61の揺動支点よりも少し上方側の箇所と、エンジンボンネット22における揺動支点よりも機体前方側箇所とにわたって設けられることになる。
(1)上記実施形態では、キャビン12が、倒れ姿勢として、通常使用姿勢から約90度傾斜する前倒れ姿勢、及び、通常使用姿勢から約20度傾斜する中間傾斜姿勢に切り換わる構成としたが、このような構成に限らず、倒れ姿勢として、傾斜角度が90度よりも小さい角度傾斜するものや、90度より大きい角度傾斜するものであってもよい。又、倒れ姿勢として、機体前方側へ倒れることに代えて、キャビン12が機体前後軸芯周りで機体横側外方に傾斜する横側方倒れ姿勢に切り換わる構成、あるいは、機体前後方向に対して斜め方向に沿う軸芯周りで機体外方に傾斜する傾斜倒れ姿勢に切り換わる構成等であってもよい。
3 刈取部
10 機体フレーム
11 運転部
12 キャビン
13 運転座席
40,41 フロントガラス部
42 前面部
50 出入り口
51 ドア
61 右前部側支柱(支柱)
D1 上部側部分
D2 下部側部分
P2 水平軸芯
Q 開口部
Claims (5)
- 走行機体の前方側に刈取部が備えられ、走行機体の前部横一側箇所に位置する運転部の上方を覆うキャビンが備えられているコンバインであって、
前記キャビンが、フロントガラス部の枠部を形成するとともに出入り口を開閉するドアの枠部を形成する支柱を備えて構成され、且つ、前記支柱の下端部を水平軸芯周りで揺動自在に機体フレームに支持することにより、通常使用姿勢と、その通常使用姿勢よりも機体外方側に傾斜する倒れ姿勢とにわたり姿勢変更自在に構成されているコンバイン。 - 前記キャビンが、前記倒れ姿勢として、前記運転部の上方を開放するとともに前記刈取部の上方に被るように前記刈取部と上下方向に重複する前倒れ姿勢に姿勢変更自在に、前記水平軸芯周りで揺動自在に前記機体フレームに支持されている請求項1記載のコンバイン。
- 前記キャビンが前記通常使用姿勢から前記前倒れ姿勢に切り換わると、前記キャビンの前部下部に形成された開口部に、前記刈取部の上部が入り込むように構成されている請求項2記載のコンバイン。
- 前記キャビンの前部が上部側部分と下部側部分とに分割され、
前記通常使用姿勢では前記上部側部分が前記下部側部分に連なる状態で位置し、且つ、前記倒れ姿勢では前記上部側部分が前記下部側部分から離間して前記下部側部分に相当する箇所に前記開口部が形成されるように構成されている請求項3記載のコンバイン。 - 前記前倒れ姿勢が、前記通常使用姿勢から約90度機体前方に傾斜する前倒れ姿勢である請求項2〜4のいずれか1項に記載のコンバイン。
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