JP2012129924A - 画像形成装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】原稿読取装置において搬送される原稿に所定のパターンを投影する投影手段を備えており、原稿読取装置の読取部では原稿を読み取る際に所定のパターンの投影画像も併せて読み取る。読み取られた画像は、画像処理部に入力され、特徴量検出部304において読み取られた投影画像から特徴量であるMTF特性値を算出する。MTF特性値は、間隔の変動に伴う画像のぼけといった画質劣化と相関関係があるため、MTF特性値に基づいてフィルタ処理部305において強調処理又は平滑処理といった画像処理を行って画質劣化を抑制するようにする。
【選択図】図9
Description
本発明に係る画像処理方法は、原稿を読み取って読取画像データを得る読取手段と、前記読取画像の画像処理を行う処理手段とを備えた画像形成装置における画像処理方法であって、原稿に投影された所定パターンを読み取って得られた投影画像データに基づいて特徴量を算出する算出工程と、算出された特徴量に基づいて前記読取画像データの画像処理を前記処理手段に行わせる処理工程とを有することを特徴とする。
原稿トレイ5には、読み取り対象となる原稿がセットされ、原稿排紙トレイ6には画像の読み取りが行われた原稿が排紙される。原稿搬送経路7は、原稿トレイ5と原稿排紙トレイ6との間に設定された経路で、原稿トレイ5にセットされた原稿が一枚ずつ搬送ローラ8によって順次搬送されるようになっている。通常の使用状態では、原稿の読取動作を行う場合、片面又は両面のいずれかの読取モードを切り替えることにより読取動作が行われる。原稿が片面原稿の場合には、第1読取部3において原稿の表面のみ画像の読取動作が行われ、原稿が両面原稿の場合には、第1読取部3において原稿の表面の読取動作を行い、第2読取部4において原稿の裏面の読取動作を行う。
第1読取部3は、第1コンタクトガラス9上に載置された原稿に対しては光源及びミラーを組み合わせた光学系を走査移動させてCCD3aで読取動作を行い、また、原稿搬送経路7を搬送する原稿に対しては第2コンタクトガラス10に対向配置するように光学系を静置させておき、第2コンタクトガラス10と第1読取ローラ11との間(すなわち、原稿搬送経路7上)を原稿が搬送される際にCCD3aで読取動作を行う。原稿搬送経路7に原稿を搬送する場合、第1読取ローラ11は駆動用のステッピングモータ(図示せず)により搬送ローラ8と同速で回転駆動され、搬送される原稿の表面を第2コンタクトガラス10に押し付けるように作用する。
バス制御装置31は、画像データ処理システム内で必要な画像データや制御コマンド等各種データのやり取りを行うデータバスの制御装置で、複数種のバス規格間のブリッジ機能も有している。本実施形態では、第一画像処理部30、第二画像処理部32、CPU33とはPCI(Peripheral Component Interconnect)−Expressバス、HDD34とはATA(AT Attachment)バスで接続し、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)化している。
HDD(Hard
Disk Drive;蓄積装置)34は、デジタル画像データ及びデジタル画像データの付帯情報を蓄積するための大容量の記憶装置である。この実施形態では、IDE(Integrated Drive Electronics)を拡張して規格化されているATAバス接続のハードディスクを使用することができる。大容量を有しこのようなデータを記憶する装置としては、近年容量が大きくなってきたフラッシュメモリを用いたシリコンディスクなども適用可能である。その場合、消費電力の面やアクセス速度の向上が期待できる。
CPU(Central
Processing Unit)33は、この画像データ処理システムの制御全体を司るマイクロプロセッサである。この実施形態では、近年普及してきたCPUコア単体に付加機能を追加したIntegrated CPUを使用することができ、例えば、PMC社のRM11100で、汎用規格I/Fとの接続機能や、クロスバースイッチを使ったこれらバス接続機能がインテグレートされたCPUを使用することができる。CPUは、HDDのリード/ライトを制御しており、HDDの残容量等を検出する。
メモリ35は、複数種のバス規格間をブリッジする際の速度差や接続された部品自体の処理速度差を吸収するために、一時的にデータを記憶したり、CPUが装置全体の制御を行う際に、プログラムや中間処理データを一時的に記憶する揮発性メモリである。CPUは、高速処理が求められるため、通常起動時にROM(Read Only Memory)36に記憶されたブートプログラムによりシステムを起動し、その後は高速にアクセス可能なメモリ35に展開されたプログラムによって処理を行う。本実施の形態では、メモリとして、規格化されPCに使用されているDIMM(Dual Inline Memory Module)を使用することができる。
ROM36は、CPU33が装置全体を制御する際に用いるプログラム(ブートプログラムを含む)を格納するメモリで、電源をOFFしても内容が消えないように不揮発性のメモリで構成している。なお、ROM36或いはHDD34等の他の不揮発性の記録(記憶)媒体に格納するプログラムの中に、後述する特徴量(MTF)の算出処理、特徴量に基づいて設定された処理パラメータによる画像処理を実行するプログラムを記録(記憶)しておくことで、CPU33が、この記録媒体に記録した制御・処理プログラムや制御データ等をメモリ35に読込み、処理を行う際にプログラムを実行することによって、CPU33(コンピュータ)を処理の実行手段として機能させることができる。なお、プログラムを記録する媒体としては、ROM36或いはHDD34に限らず、CDROM,MO(Magnet Optical Disk)等のディスク型を含む各種記憶媒体を用いることができる。
操作表示装置39は、装置とユーザとの間のインターフェースであり、タッチパネルを兼ねたLCD(液晶表示装置)とキースイッチから構成され、装置の各種状態や操作方法をLCDに表示し、ユーザからのキースイッチ入力を検知する。なお、キースイッチを省略し、タッチパネルで全ての入力に対応する構成にすることもできる。本実施形態では、操作表示装置39は、PCI−Expressバスを介してCPU33と接続されている。
回線I/F装置40は、PCI−Expressバスと電話回線を接続する装置で、電話回線を介して外部装置と各種データのやり取りを行う。外部のファクシミリ(FAX)装置41やファクシミリ機能を備える装置との間で、電話回線を介して画像データの送受信を行う。外部I/F装置42は、PCI−Expressバスと外部装置を接続する装置で、この装置により外部装置との間で各種データのやり取りを行う。例えば、PC43や外部記憶装置(外部メディア)44等の外部装置と各種制御や画像データの入出力を行う。本実施形態では、接続I/Fにイーサネット(登録商標)等のネットワークを使用する。即ち、装置本体は外部I/F装置42を介してネットワークや外部デバイスとしての外部記憶装置44に接続している。ネットワークには有線LAN(Local Area Network)と無線LANがあるが、どちらでも構成することが可能である。ユーザは、PC43内にインストールされたアプリケーションプログラムやドライバを介して、装置本体に対し各種制御や画像データの入出力を行う。また、外部記憶装置44は、所謂コンパクトフラッシュ(登録商標)カードやSD(Secure Digital:登録商標)カード等のメモリデバイスで、画像データを含む各種電子データを記憶しており、装置本体との間で画像データの入出力を行う。
まず、原稿読取装置1で原稿を読み取って得られるRGB各8ビットのデジタル画像データ(以下、「RGB画像データ」と称する)は、第一画像処理部30で所定のモードに応じて予め定められた特性に変換される。すなわち、蓄積後の再利用に適した特性の画像に変換され、バス制御装置31に送信される。バス制御装置31は、第一画像処理部30から入力されるRGB画像データを、CPU33を介してメモリ35に蓄積する。メモリ35に蓄積されたRGB画像データ及びその付帯情報は、CPU33及びバス制御装置31を介して第二画像処理部32に送信される。第二画像処理部32は、受信したRGB画像データを、プリンタ出力用のCMYK画像データに変換して、バス制御装置31に出力する。なお、コピーモードとして白黒コピーモードが指定された場合や、ACSモードで白黒原稿判定された場合はCMYK画像データではなく、K単色の画像データに変換してバス制御装置31に出力する。バス制御装置31は、第二画像処理部32から入力されるCMYK又はK単色画像データをCPU33を介してメモリ35に蓄積する。メモリ35に蓄積されたCMYK又はK単色画像データが、CPU33及びプリンタI/F装置37を介してプリンタ2に送信される。プリンタ2は、受信したCMYK又はK単色画像データに基づいて用紙に画像形成処理を行って印刷出力し、原稿のコピーが得られる。
まず、原稿読取装置1で原稿を読み取って得られたRGB画像データは、第一画像処理部30で所定のモードに応じて予め定められた特性に変換される。すなわち、蓄積後の再利用に適した特性の画像に変換され、バス制御装置31に送信される。バス制御装置31は、第一画像処理部30から入力されるRGB画像データを、CPU33を介してメモリ35に蓄積する。メモリ35に蓄積されたRGB画像データ及びその付帯情報は、CPU33及びバス制御装置31を介して第二画像処理部32に送信される。第二画像処理部32は、入力されるRGB画像データをスキャナ配信用の画像データ(RGB多値、グレースケール、モノクロ2値等)に変換してバス制御装置31に送信する。特に、ACSモードの場合は、カラー原稿と判定された場合はRGB多値の画像データに変換してJPEG圧縮を行い、モノクロ原稿判定された場合はモノクロ2値画像に変換した後にMMR圧縮を行ってTIFFファイルを生成する。モノクロ原稿判定された場合は、グレースケール多値画像に変換してJPEG圧縮を行うこともできる。バス制御装置31は、第二画像処理部32から入力される画像データ及びその付帯情報を、CPU33を介してメモリ35に蓄積する。メモリ35に蓄積された画像データは、CPU33を介して外部I/F装置42に送信され、外部I/F装置42から画像データをネットワークを介して接続されるPC43等の外部装置に送信する。
本装置では、コピー動作やスキャナ配信動作を行うことなく、画像蓄積のみを行うこともできる。まず、ユーザは原稿読取装置1に原稿をセットし、所望するモード等の設定と画像読み取りの指示を操作表示装置39より行う。画像蓄積のみの場合も、ユーザが操作表示装置39を操作することで、上述のコピー動作と同様に様々な画像編集を実行することができる。画像蓄積後に画像データを出力する際に逐一編集するのが煩わしいため、画像蓄積時に一括して編集を実行しておきたい、というユーザの要求に応えるためである。画像蓄積を行う場合は、蓄積後に多種多様な目的で再利用できるように、なるべく汎用的な条件で読み取りを行う。すなわち、常に等倍読み取りで原稿全体を読み取っておく。操作表示装置39はユーザから入力された情報を、装置内部の制御コマンドデータに変換し送信する。制御コマンドデータは、PCI−Expressバスを介してCPU33にも送信される。CPU33は、画像蓄積開始の制御コマンドデータに従って、画像蓄積動作プロセスのプログラムを実行し、画像蓄積動作に必要な設定や動作を順次行っていく。原稿読取装置1で原稿を読み取って得られたRGB画像データは、第一画像処理部30で所定のモードに応じて予め定められた特性に変換される。すなわち、蓄積後の再利用に適した特性の画像に変換され、バス制御装置31に送信される。バス制御装置31は、第一画像処理部30から入力されるRGB画像データ及びその付帯情報を受信すると、これらのデータをHDDに送信して蓄積する。以上説明した画像蓄積動作は、上述のコピー動作及びスキャナ配信動作と同時に行うこともできる。
すなわち、図4Aに示すように、原稿S1は第2読取部4及び第2読取ローラ12の間にほぼ密着して挟まれるように通過するため、第2読取部4に用いられるCISのように焦点深度が浅い場合でも原稿の読取動作を良好に行うことができる。一方、薄い原稿S2が第2読取部4と第2読取ローラ12との間を通過する場合には、原稿S2の厚さが間隔dよりも薄いために、図4Bに示すように第2読取部4に接触した状態で通過したり、図4Cに示すように第2読取ローラ12に接触した状態で通過したり、ばたつきながら通過する、といったように原稿毎に不安定な状態で搬送される。そのため、第2読取部4と原稿S2の読取面との間の間隔が変動するようになり、厚い原稿S1のように良好な読取動作を安定して行うことができない。
図4Bのように、第2読取部4に接触した状態のままで通過する場合には良好な読取動作を行うことができるが、図4Cのように第2読取部4から原稿が離れた状態で通過する場合には読取画像がぼけた状態となってしまい読取画像の劣化が避けられない。また、原稿が通過する際にばたつきが生じると、1枚の原稿の読取画像が部分的にぼけた状態となる。このような画質劣化は、焦点深度の浅いCISの場合に顕著に表れるようになる。
例えば、図5は、投影手段として第2読取ローラ12を用いた例を示している。この例では、第2読取ローラ12が背景部材に相当し、その両端部の周面に万線状のパターンPを表示している。第2読取ローラ12の両端部は、原稿の両端の余白部分に対応するため、原稿に万線状のパターンが裏映りしても読取画像に影響を与えることはない。そして、原稿に投影された万線状のパターンを読み取り、読み取られた投影画像の画質劣化の程度をみれば原稿の読取画像の画質劣化を検出することができる。
また、両端部のパターンの投影画像を読み取ることで、第2読取部4の主走査方向の間隔の変動に伴う画質劣化を検出することが可能となり、主走査方向の原稿のばたつきにも対応することができる。主走査方向の間隔の変動が少ない場合には、第2読取ローラ12の片方の端部のみ万線状のパターンを表示して画質劣化を検出することもできる。原稿のサイズが小さい場合には片側の万線状のパターンだけ原稿に投影されるようになるが、その場合でも画質劣化を検出することができる。また、この例では、第2読取部4及び第2読取ローラ12において原稿読取と同時に間隔の変動を検出するようにしているが、後述する画像処理の処理速度との関係で原稿読取動作よりも早く画質劣化を検出したい場合には、第2読取部4の原稿搬送方向上流側に所定パターンの投影手段及び投影された所定パターンを読み取る読取部を配置すればよい。
MTF(%)=X/(W−B)×100
上述した万線状のパターンの投影画像の場合には、第2読取部4の主走査方向(第2読取ローラ12の軸方向)に10画素毎に白色及び黒色が交互に配列されるように表示し、主走査方向に100画素及び副走査方向に10ラインを検出範囲に設定する。各画素の読取値は多値(例えば、0〜255)となるため、検出範囲内の1000画素について読取値の度数分布をとる。図8は、読取値の度数分布の一例を示すグラフである。このグラフでは、縦軸に画素数をとり、横軸に読取値をとっている。このような度数分布では、読取値の小さい方及び大きい方に2つのピークが生じるようになるため、2つのピークの読取値の差分をXとすれば、上記の式から万線状のパターンのMTF特性値を算出することができる。
B=(Xn-2,m-2×An-2,m-2)+(Xn-2,m-1×An-2,m-1)+・・・+(Xn+2,m+2×An+2,m+2)…(1)
D=B×C…(2)(但しCは任意の係数)
Y=D+Xn,m…(3)
式(1)は、微分係数により求めたマトリクス係数と画像データの画素値の行列積である。式(1)により求められたBの値が、フィルタ処理による画像の強調成分である。また、式(2)は、その強調成分を任意に増減させる式である。式(2)により求められたフィルタ処理による強調値Dを、注目画素値Xn,mに加算することで、式(3)のように最終的な注目画素値Yを算出する。このような演算により、画像データの全画素を変換することで、画像データのMTF値を高める強調処理を行う。
画像データを平滑化する場合は、注目画素の画素値とその周辺画素の画素値を加算して画素数Eで割ることにより、注目画素とその周辺画素の画素値の平均値を求める。このような演算により、画像データの全画素を変換することで、画像データを平滑化することができる。また、平滑化の度合いを調整するために、注目画素や周辺画素の重みを単純に等価として平均化せず、各画素間に隔たりをもたせることも可能である。その場合は、下記式(4)のようにマトリクス係数に任意の整数を代入し、注目画素値Yを調整する。
Y={(Xn-2,m-2×An-2,m-2)+(Xn-2,m-1×An-2,m-1)+・・・+(Xn+2,m+2×An+2,m+2)}/E…(4)
以上のような処理によって、フィルタ処理部305では、多値の画像データのMTF特性値を変調し、画像データの強調処理や平滑処理を行う。したがって、特徴量検出部304において算出されたMTF特性値に基づいてフィルタ処理を行うことで、原稿の読取画像がぼけるといった画質劣化に対して強調処理を施せば画質劣化を抑制した画像データを出力することができる。
色変換部306は、入力されるRGB画像データに対して、その色を予め定めた特性に統一して解像度変換部307に出力する。本実施例では、例えば、色空間がAdobe社で定義されるAdobe−RGB色空間になるように変換する。解像度変換部307は、画像を拡大又は縮小する場合に解像度を変換する。画像圧縮部308は、色変換部306の変換処理後のRGB画像データに対して、CPU33からバス制御装置31を介して入力されるHDDの付帯情報(残容量情報)に基づいてその圧縮率を変更して圧縮画像データを生成する。
なお、特徴量検出部304で算出されたMTF特性値に基づいてMTF特性値を高くするための強調処理及び低くするための平滑処理に必要なフィルタ処理パラメータは予め設定しておき、ROM36に記憶しておく。そして、フィルタ処理の際にCPU33がROM36からフィルタ処理パラメータを読み出して第一画像処理部30に送信し、フィルタ処理が行われる。
また、通常の原稿読取動作では、特徴量検出部30において算出されるMTF特性値が高い値である場合が多く、図15に示すように原稿がカールして搬送されることが少ない場合には、原稿毎にフィルタ処理パラメータを変更する必要はなく、算出されたMTF特性値が所定値以上と判定された場合に変更しないようにすれば、効率よく原稿の読取処理を行うことができる。
図16は、原稿読取動作に関する処理フローである。まず、原稿の画像読取処理が行われて(S101)、読取画像の投影画像を抽出して特徴量であるMTF特性値の算出処理が行われる(S102)。そして、算出された特徴量が所定値より小さいか否か判定する(S103)。例えば、画素単位でMTF特性値を所定の閾値と比較して判定したり、読取画像の画素全体の平均値を算出して平均値を所定の閾値と比較して判定する。MTF特性値が所定値より小さい場合には、MTF特性値に対応するフィルタ処理パラメータを読み出して変更し(S104)、フィルタ処理を含む画像処理を行う(S105)。ステップS103においてMTF特性値が所定値以上の場合には、フィルタ処理パラメータを変更せずに画像処理を行う。
Claims (10)
- 原稿を読み取って読取画像データを得る読取手段と、原稿に所定のパターンを投影する投影手段と、前記読取手段により読み取られた前記パターンの投影画像データに基づいて特徴量を算出する算出手段と、前記特徴量に基づいて前記読取画像データの画像処理を行う処理手段とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
- 前記投影手段は、原稿の余白に対応する位置に前記パターンを投影することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記投影手段は、前記読取手段に対向配置されるとともに前記所定パターンが表示された背景部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記背景部材には、前記パターンとして万線状のパターンが表示されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記算出手段は、前記特徴量を前記読取画像データの画素単位で設定することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記処理手段は、前記特徴量に基づいて設定されたフィルタ処理パラメータを用いて画像処理を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記算出手段は、前記特徴量として前記投影画像データのMTF特性値を算出することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記処理手段は、前記MTF特性値が所定値以上の場合に前記フィルタ処理パラメータを変更しないことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 原稿を読み取って読取画像データを得る読取手段と、前記読取画像の画像処理を行う処理手段とを備えた画像形成装置における画像処理方法であって、原稿に投影された所定パターンを読み取って得られた投影画像データに基づいて特徴量を算出する算出工程と、算出された特徴量に基づいて前記読取画像データの画像処理を前記処理手段に行わせる処理工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
- 請求項9に記載の画像処理方法の各工程をコンピュータで実行させるためのプログラム。
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