JP2012126010A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012126010A
JP2012126010A JP2010279372A JP2010279372A JP2012126010A JP 2012126010 A JP2012126010 A JP 2012126010A JP 2010279372 A JP2010279372 A JP 2010279372A JP 2010279372 A JP2010279372 A JP 2010279372A JP 2012126010 A JP2012126010 A JP 2012126010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
gas
float
liquid separation
separation tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010279372A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kurita
義之 栗田
Yasuyuki Takanaka
康之 高中
Toshiro Sugiyama
敏郎 杉山
Hirotake Kato
大岳 加藤
Nobumori Shimizu
信盛 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2010279372A priority Critical patent/JP2012126010A/ja
Publication of JP2012126010A publication Critical patent/JP2012126010A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】フロートが気液分離用タンクの壁面に固着しても、排気口からのインクの排出を防止することができるインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】記録ヘッド15内の気体を記録ヘッド15内のインクとともに移送させるためのインク移送用導管3と、インク移送用導管3により移送された気体とインクとを分離させるための気液分離用タンク8と、気液分離用タンク8に溜まった気体を吸引排気するための排気口4と、気液分離用タンク8に収容され、気液分離用タンク8内のインクの液面の上昇に伴って排気口4を閉塞するフロート12と、を備える。インク移送用導管3の、気液分離用タンク8側の開口部にノズル63を有し、ノズル63の先端の吐出口の開口面積が、インク移送用導管3の、インクを気液分離用タンク8内へ流入させる開口部の面積よりも小さい。
【選択図】図2

Description

本発明は、インク滴を吐出することで記録を行うインクジェット記録装置に関する。特に、インク供給系における気体溜まりを除去することができるインクジェット記録装置に関する。
従来、多くのインクジェット記録装置は、例えば印刷用紙といった記録媒体を横切って往復動するキャリッジと、該キャリッジに搭載されるインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッドと称す)とを備えている。記録ヘッドが記録媒体を横切って運動しているときに、電子制御部品が記録ヘッドの吐出駆動部を作動して吐出ノズルからインク滴を吐出する。記録ヘッドの位置に合わせてインク滴が吐出され、記録媒体上にイメージまたは文字が形成される。
インクの使用量が比較的多いインクジェット記録装置では、キャリッジの小型化や軽量化のため、インクタンクをキャリッジではなく装置本体に設けたオフキャリッジ方式のインクジェット記録装置が提案されている。
オフキャリッジ方式のインクジェット記録装置では、記録ヘッドは、チューブ、継手などで構成された流体導管を用いてインクタンクと接続されている。記録ヘッドは印字時に往復動するので、記録ヘッドの移動を妨げないように、流体導管の少なくとも一部に、柔軟性のあるチューブが用いられている。
インクタンクには大気連通孔が設けられており、インクタンクの内部は大気と通じている。したがって、インクタンク中のインクの量が減少してもインクタンクに大気が流入するため、円滑にインクタンクから記録ヘッドへインクが供給される。
柔軟性のあるチューブを用いることによって、比較的簡単な構成でインクタンクから記録ヘッドへのインク供給を実現することができる。また、インクタンクを交換可能に設けることによって、インクの補充を効率よく行うことができる。
しかしながら、このようなインクジェット記録装置では、記録ヘッド内に気体が混入しやすい。
例えば、流体導管に用いられている柔軟性を有するシリコンチューブやポリエチレンチューブ等はガス透過性を有しているため、該チューブの壁面を通じて少しずつ大気が流体導管の内部に侵入し、インク中に気泡が発生する。特に、記録媒体に対して重力方向上方に記録ヘッドを備え、重力方向下方に向けてインク滴を吐出するインクジェット記録装置では、記録ヘッド内を微負圧に維持して吐出ノズル内のインクが大気との境界にメニスカスを形成することが良いとされる。流体導管内も微負圧に維持されているため、当該チューブの壁面を通じて大気が流体導管の内部により侵入しやすい。
また、インクタンクの交換時にインクタンクと流体導管との接続部が大気開放するため、該接続部から大気が混入する。インクタンクに設けられた大気連通孔から流入した大気がインクとともに記録ヘッドに供給される場合もある。
さらに、インクに当初から溶存している気体が周囲の条件の変化に伴い集積したり、インクの吐出の繰り返しに伴って吐出ノズルから大気が記録ヘッド内へ進入したりする。記録ヘッド内を微負圧に維持して吐出ノズルにインクのメニスカスを形成しているインクジェット記録装置では、周囲温度の下降により記録ヘッド内の気体の体積が減少する。その結果、記録ヘッド内に大きな負圧が生じてメニスカスが破壊され、吐出ノズルから大気が記録ヘッド内に浸入することがある。
記録ヘッド内に気体が存在する場合には、次のような不具合が発生する虞がある。例えば、記録ヘッド内に気体が充満し、吐出ノズルからインクが吐出されずに気体が吐出され、インク滴が記録媒体に着弾せず記録不良が発生する。また、記録ヘッド内の気体は周囲温度の上昇により、微負圧に維持されていた圧力が変化して正圧になることがある。重力方向下向きにインク滴を吐出する記録ヘッドの場合、メニスカスの維持が困難となり記録ヘッドからインクが流出する場合がある。
そこで、流体導管や記録ヘッドの内部の気体を捕捉し、該気体を排出するサブタンクを備えたインクジェット記録装置が提案されている(例えば特許文献1)。サブタンクから気体を排出することによって、記録ヘッド内の気体を削減することができ、インクジェット記録装置の不具合を抑制することができる。
特許文献1で開示されているサブタンクについて、図8及び図9を用いて説明する。図8および図9は、特許文献1で開示されているサブタンクの断面図である。図8はサブタンクから気体を排気している状態の図であり、図9はサブタンクからの排気が完了した状態の図である。
図8および図9に示すように、サブタンク1には、流体導管を接続するための供給用接続部2が形成されており、サブタンク1へインクを移送するためのインク移送用導管3が供給用接続部2を介してサブタンク1に接続されている。
また、サブタンク1の重力方向上部には、気体を排出するための排気口4が形成されている。排気口4に設けられた排気用接続部5を介して排気用導管6がサブタンク1に接続されており、サブタンク1内の気体を排気用導管6から吸引排出できるようになっている。
サブタンク1は、サブタンク1にインクが供給されるときの衝撃を吸収するバッファタンク7と、気体とインクとを分離するための気液分離用タンク8と、に、重力方向に沿って設けられた仕切板9によって分けられている。バッファタンク7にインク移送用導管3が接続され、気液分離用タンク8に排気用導管6が接続されている。
仕切板9の重力方向上部は、バッファタンク7と気液分離用タンク8とを遮断している。仕切板9の重力方向下部にはスリット10が形成されており、インクや気体はスリット10を介して気液分離用タンク8とバッファタンク7との間を移動することができる。
供給用接続部2からバッファタンク7の内部へ向かってパイプ11が設けられている。パイプ11は、インク移送用導管3内のインクとバッファタンク7内のインクとが常に接した状態を保てるよう、重力方向下側に伸びている。
また、気液分離用タンク8の内部には、インク液面の上昇に伴って排気口4を閉塞するフロート12が収容されている。フロート12は、スリット10を通過することができない大きさで形成されており、気液分離用タンク8からバッファタンク7に移動することができないようになっている。
フロート12の材質としてはインクより比重が小さく、かつインクと反応しにくい材質が選ばれ、例えばポリプロピレンなどが用いられる。もちろんインクより比重の大きい材質でも、中空部品などのように、部品そのものの比重がインクより小さければよい。
気液分離用タンク8の重力方向上部は、円錐状の形状をした円錐部13を有しており、円錐部13の頂点に相当するところに排気口4が形成されている。したがって、気液分離用タンク8のインクの液面が上昇したとき、フロート12は円錐部13の頂点に近づくように上昇し、円錐部13にフロート12の全周が接触する位置で停止する(図9)。その結果、排気口4が閉塞される。
バッファタンク7および気液分離用タンク8の重力方向下側に、吐出ノズル14を備える記録ヘッド15が設けられている。さらに、吐出ノズル14を覆ってサブタンク1の内部を外部から遮断する遮断ユニット16が設けられている。
特許文献1で開示されているインクジェット記録装置の動作について説明する。
記録媒体へのインク滴の吐出は、排気用導管6の途中に設けられた弁(不図示)が閉じられた状態で行われる。印字や放置(インクジェット記録装置のスタンバイ状態および電源OFF状態)を繰り返すことによって、サブタンク1へインクが供給される。このとき、インク移送用導管3内に透過した気体やインク中に存在していた気体がサブタンク1内に浸入する。
インクとともにサブタンク1に供給された気体は、バッファタンク7または気液分離用タンク8の重量方向上方に貯留される。インクはサブタンク1の重力方向下方に貯留されるため、サブタンク1の重力方向下方に位置する吐出ノズル14からインクを吐出するとき、気体を含むことなく吐出することが可能となる。
サブタンク1内へ所定量の気体が貯蓄されたときに、気体の排気動作が開始される。まず、遮断ユニット16が吐出ノズル14を覆い、サブタンク1の内部を外部から遮断する。排気用導管6の途中に設けられた弁(不図示)が開けられ、排気用導管6に接続された吸引ポンプ(不図示)が作動して気液分離用タンク8の気体を吸引する。
気液分離用タンク8内の気体が排気された分だけインク移送用導管3を通ってインクがサブタンク1へ供給される。サブタンク1へのインクの供給に伴って、サブタンク1のインクの液面が上昇する。
インクの液面が上昇することによって、フロート12も上昇する。フロート12は、円錐部13に達するまでは、気液分離用タンク8内で水平方向の位置が定まらないまま上昇する。フロート12が円錐部13に達した後は、フロート12は円錐部13の頂点に近づくように上昇する。図9に示すように、円錐部13にフロート12の全周が接触する位置で停止する。その結果、フロート12によって排気口4が閉塞され、排気動作が完了する。
このような構成をとることで、インクを無駄に排出することなく気液分離用タンク8の気体の除去が可能となり、インクジェット記録装置の不具合を抑制することができる。
特開2000−301737号公報
しかしながら、特許文献1で開示されているインクジェット記録装置では、長期放置されてフロート12が気液分離用タンク8の壁面に固着した場合、インク液面の上昇に伴ってフロート12が浮き上がらなくなることが懸念される。こうした事象が万一起きてしまうと、排気口4がフロート12によって閉塞されなくなり、排気動作においてインクが排気口4から排出されてしまう。
そこで、本発明は、上記従来技術における懸案事項に鑑み、インク供給系の流体導管内における気体の除去機構に関してより信頼性の高いものを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一つの態様は、インク滴を吐出して記録を行う記録ヘッドの内部に存在する気体を該記録ヘッドの内部のインクとともに移送させるためのインク移送用導管と、該インク移送用導管と接続され、該インク移送用導管により移送された気体とインクとを分離させるための気液分離用タンクと、該気液分離用タンクの重力方向上部に形成され、該気液分離用タンクに溜まった気体を排気するための排気口と、該気液分離用タンクに収容され、該気液分離用タンクの内部のインクの液面の上昇に伴って移動して該排気口を閉塞するフロートと、を備えるインクジェット記録装置に係る。この態様において、インク移送用導管の、気液分離用タンクの側の開口部にノズルを有し、該ノズルの先端の吐出口の開口面積が、インク移送用導管の、インクを気液分離用タンクの内部へ流入させる開口部の面積よりも小さいことを特徴とする。
本発明によれば、インク供給系の流体導管内における気体の除去機構に関してより信頼性の高いインクジェット記録装置を提供することができる。
本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の斜視図。 第一の実施形態に係るインクジェット記録装置のインク供給系の概略図。 第一液室に所定量の気体が溜まっている状態を示す概略図。 図3に示す状態から、第一液室内の気体を気液分離用タンクへ移送した状態を示す概略図。 図4に示す状態から、気液分離用タンク内の気体を排出し、気液分離用タンクにインクが充填された状態の概略図。 第二の実施形態に係るインクジェット記録装置のインク供給系の概略図。 図6に示す状態から、循環ポンプを駆動させたときの概略図。 従来におけるサブタンクの、気体を排気しているときの断面図。 従来におけるサブタンクの、気体の排気が完了したときの断面図。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
(第一の実施例)
図1は、本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置17の斜視図である。図1に示すように、インクジェット記録装置17は、インク滴を吐出して記録を行う記録ヘッド15と、取替え可能に設けられたインクタンク18と、インクタンク18に貯留されているインクを加圧する加圧ポンプ19と、を備えている。
記録ヘッド15およびインクタンク18はインク供給用導管20を介して接続されており、加圧ポンプ19によりインクタンク18から押し出されたインクはインク供給用導管20を経由して記録ヘッド15に供給される。記録ヘッド15は、記録装置制御基板(不図示)の指令により、所定のタイミングで記録媒体21の記録面22へインクを吐出する。
記録ヘッド15は、スライド軸23により移動可能に支持されているキャリッジ24に搭載されている。また、インクジェット記録装置17には、キャリッジモーター25、CRベルト26およびプーリー27が設けられており、これらにより、記録ヘッド15およびキャリッジ24は記録面22上を往復動することができる。
インクジェット記録装置17は、チューブポンプといった吸引手段(不図示)を有し、インクの粘度の増加による吐出ノズルの不具合を解消する回復手段28を備えている。回復手段28は、記録ヘッド15の往復動の幅より外側に配設されている。
吐出ノズルの不具合を解消する場合には、回復手段28が記録ヘッド15に接合する。その後、前記吸引手段が発生する負圧により、粘度の増加したインクが吐出ノズルから吸引されて吐出ノズルの不具合が解消される。
インクジェット記録装置17に回転自在に支持されたロール紙状の記録媒体21は、ガイド29およびLFローラー群30によりプラテン31の上面へ搬送される。プラテン31の上面が記録位置であり、記録面22の重力方向上方に位置する記録ヘッド15が記録面22上を往復動しながらインクを吐出し、記録媒体21がLFローラー群30により間欠送りされることで連続的な記録が行われる。
図2を用いて、記録ヘッド15へインクを供給するインク供給系の構成について説明する。図2は、図1に示すインクジェット記録装置17のインク供給系の概略図である。
インクタンク18は、柔軟部材で形成された袋体32と、インク導出口を密閉するゴム栓33と、袋体32を密閉収納するケース34で構成されている。加圧ポンプ19はケース34に加圧空気を送ることで袋体32の周囲を加圧し、袋体に収容されているインクを記録ヘッド15へ送出する。インク供給用導管20の一端は先端が鋭利な中空管であるインク針20aとなっており、インク針20aがゴム栓33に差し込まれることで袋体32からインク供給用導管20へのインクの導出が可能となる。
記録ヘッド15は重力方向下向きに形成された吐出ノズル14を有する第一液室35を備えている。また、インクタンク18から記録ヘッド15までのインク経路の途中には、吐出ノズル14におけるインクのメニスカスを形成するための負圧を発生する第二液室36が設けられている。
第二液室36の、重力方向上部には気液分離用タンク8が設けられており、第二液室36と気液分離用タンク8は連通されている。また、第一液室35は気液分離用タンク8とインク移送用導管3(チューブ)を用いて連通されている。
第二液室36は、第二液室36の重力方向下部に接続されているインク移送用導管37を用いて第一液室35と連通されている。すなわち、第一液室35からインク移送用導管3、気液分離用タンク8、第二液室36、インク移送用導管37を経て第一液室35に到達する循環路が形成されている。
なお、インク移送用導管3,37と、第一液室35とは、切り離しが可能なゴム栓38と針39により接続されている。
また、第一液室35は、供給フィルターを備えたインク流路40を有し、インク移送用導管37からのインクは、針39、ゴム栓38、インク流路40を通って第一液室35に導かれる。インク流路40は、吐出ノズル14の列方向に対して傾斜して設けられている。インク流路40の傾斜部の重力方向上部には、排気フィルターを備えた排出口41が形成されている。つまり、第一液室35内に取り込まれる気体は、インク流路40の傾斜により重力方向上方に導かれて排出口41付近に溜まる。
第二液室36はインク供給用導管20からのインクの流入口である供給口42を有している。また、第二液室36の内部には、負圧を発生する負圧発生機構が設けられている。
負圧発生機構は、可撓性部材43と、可撓性部材43を変形させるように付勢する付勢手段44を有している。可撓性部材43の一の面は、第二液室36を形成する壁の一部を構成しており、可撓性部材43の該一の面と反対側の面は大気に露出されている。
付勢手段44は可撓性部材43を大気側に膨らませる方向、すなわち、第二液室36の容積を増加させる方向に付勢している。付勢手段44が、第二液室36の容積を増加させる方向に変形させる方向に可撓性部材43を付勢することによって、第二液室36内は所定の微負圧状態(大気圧よりも約80mmAq低い状態)になる。
第二液室36内を微負圧状態にすると、第二液室36と接続されている第一液室35も微負圧状態となる。第一液室35内が微負圧状態となることによって、吐出ノズル14に良好なメニスカスが形成される。
インク供給用導管20から第二液室36へのインクの流入口である供給口42には、供給口42を開閉する供給口開閉弁45が設けられている。供給口開閉弁45は、供給口開閉弁用バネ46から供給口42を閉じる方向にバネ力を受けて供給口42を閉塞する。
また、供給口開閉弁45は、アーム47を介して可撓性部材43と一体的に動作するように設けられている。したがって、可撓性部材43の変形に連動して供給口開閉弁45は供給口42を開閉する。
記録ヘッド15内のインク量が減少すると、第二液室36内は減圧する。第二液室36の内部が所定の微負圧よりさらに減圧されると、大気圧が供給口開閉弁用バネ46の付勢力に打ち勝って、第二液室36の容積が小さくなる方向に可撓性部材43が変形する。可撓性部材43の変形は、アーム47を介して供給口開閉弁45を開放させる方向に移動させる。
供給口開閉弁45が供給口42を開放すると、インク供給用導管20から第二液室36へ、インクタンク18で加圧されたインクが流入する。記録ヘッド15内のインク量の増加に伴い、第二液室36内の圧力が増加し、再び所定の微負圧に戻る。その結果、可撓性部材43が変形前の状態に戻り、供給口開閉弁用バネ46の付勢力により供給口開閉弁45が供給口42を閉じる。
記録ヘッド15からインクの吐出が連続的に行なわれる連続記録動作においては、供給口開閉弁45は間欠的な開閉動作を繰り返す。このとき、インクは、インクタンク18からインク供給用導管20を介して第二液室36に供給され、さらにインク移送用導管37を介して記録ヘッド15に安定的に供給される。
第二液室36の重力方向上部に形成されている気液分離用タンク8と、第一液室35と、を連通するインク移送用導管3には、循環ポンプ48が設けられている。循環ポンプ48は、インク移送用導管3の容積を繰り返し拡大縮小させるダイヤフラム49であって、インク移送用導管3に沿って設けられた2つのダイヤフラム49からなっている。ダイヤフラム49は、柔軟部材(例えばゴムなど)で形成され、インク移送用導管3の容積を増加させる方向または減少させる方向に変形する。
一方のダイヤフラム49を、インク移送用導管3の容積を増加させる方向に変形させて、インク移送用導管3の内部の圧力を第一液室35内の圧力より小さくすることにより、インクが第一液室35からインク移送用導管3に吸い上げられる。また、他方のダイヤフラム49を、インク移送用導管3の容積を減少させる方向に変形させて、インク移送用導管3の内部の圧力を気液分離用タンク8内の圧力より大きくすることにより、インクがインク移送用導管3から気液分離用タンク8に送られる。
2つのダイヤフラム49は、インク移送用導管3の容積を、増加させる方向と減少させる方向とに交互に変形する。このように2つのダイヤフラム49を変形させることによって、循環路全体の容積は変化しない。すなわち、循環ポンプ48の動作に伴って可撓性部材43が変形することはなく、インクタンク18から第二液室36へのインクの供給は行われない。
さらに、本実施形態では、一方のダイヤフラム49のみを変形させることができる構成(不図示)を有している。すなわち、他方のダイヤフラム49を変形させないで、一方のダイヤフラム49を循環ポンプ弁として変形させてインク移送用導管3の容積を拡大縮小させることができる。インク移送用導管3の容積を拡大縮小させることによって、気液分離用タンク8に一定量のインクの流れを起こすことができる。
インク移送用導管3の、第一液室35と循環ポンプ48との間には、一方向にのみ流れを許容する第一の一方向弁50が配設されている。第一の一方向弁50は、第一液室35から循環ポンプ48へのインクの流れを許容し、循環ポンプ48から第一液室35へのインクの流れを阻止している。
また、インク移送用導管3の、2つのダイヤフラム49の間には、第二の一方向弁51が配設されている。第二の一方向弁51は、第一液室35側のダイヤフラム49から気液分離用タンク8側のダイヤフラム49へのインクの流れを許容し、気液分離用タンク8側のダイヤフラム49から循環ポンプ48側のダイヤフラム49へのインクの流れを阻止している。
つまり、第一の一方向弁50は、第一液室35から循環路への流れを許容し、逆方向の流れを阻止する第一の循環制御弁を構成する。第二の一方向弁51は、循環路から気液分離用タンク8への流れを許容し、逆方向の流れを阻止する第二の循環制御弁を構成する。循環ポンプ48、第一および第二の一方向弁50、51は、排出口41からのインクや気体を気液分離用タンク8に収集する循環手段を構成する。
インク移送用導管37には、インク移送用導管37を閉止するための閉止弁69が配設されている。閉止弁69が閉止されることによって、第二液室36から第一液室35へのインクの流れが停止される。
気液分離用タンク8の重力方向上部の壁には、排気口4が形成されており、排気口4に、気体を吸引排気する排気用導管6が設けられている。
排気口4には、排気口4の開閉状態を切り替える押圧弁52が設けられている。押圧弁52は、排気口4を挿通する方向に移動可能に設けられた押棒53と、排気口4を閉塞する押圧ゴム55と、押圧ゴム55を排気口4に向けて付勢する押圧付勢バネ54と、を備えている。
押圧弁52を用いて排気口4を閉塞することによって、排気口4からの気体の流出が停止される。供給口開閉弁45、ダイヤフラム49、押圧弁52および閉止弁69を閉じることによって、第二液室36を密閉系とすることができる。
排気用導管6の下流側には、負圧源である吸引手段56が設けられている。吸引手段56は、吐出ノズル14の不具合を回復するノズルキャップ57にも接続されている。吸引手段56の、排気用導管6からの吸引およびノズルキャップ57からの吸引の切り替えは、排気用導管6に設けられた開閉弁58、および吸引手段56とノズルキャップ57との間に設けられた開閉弁59により切り替えられる。吸引手段56は、チューブポンプといったポンプにより構成されている。
また、排気口4には、排気口4からのインクの排出を防ぐフロート弁60が設けられている。フロート弁60の開閉動作は、気液分離用タンク8の内部に収納されたフロート12によって行われる。
フロート12は、インクよりも比重が小さく、インクの液面に連動して上昇下降する。インクの液面が上昇したときにフロート12が上昇し、排気口4を閉塞する。
本実施形態では、フロート12と排気口4の縁との密着性を高めるフロートシール61が、気液分離用タンク8の内側の、排気口4の縁に設けられている。したがって、フロート12が排気口4を閉塞するときに、より高い密閉性で排気口4が閉塞される。
フロート12が排気口4を閉塞した場合、フロート12がフロートシール61に固着し、気液分離用タンク8のインクの液面が下がってもフロート12が下がらない場合が考えられる。本実施形態では、押棒53を用いて、フロート12をフロートシール61から引き剥がすことができるようになっている。
押棒53は、排気口4を挿通可能に設けられており、排気口4から気液分離用タンク8の内側へ突き出ることによって押棒53がフロート12をフロートシール61から引き剥がす。
フロート12の水平方向への動作を制限するフロートガイド62が、排気口4の縁から重量方向下方に延びている。フロート12の水平方向への動作が制限されることによって、フロート12が上昇したときにフロート12が排気口4の位置に到達する。
インク移送用導管3の、気液分離用タンク8側の開口部には、インク移送用導管3から気液分離用タンク8内へインクが流入するときのインクの噴流力を増大させる噴流ノズル(以下、ノズル63と称す)が配設されている。ノズル63の先端の吐出口の開口面積は、インク移送用導管3の、インクを気液分離用タンク8内へ流入させる開口部の面積よりも小さくなっている。したがって、インク移送用導管3から気液分離用タンク8内へインクが流入するときのインクの流速が大きくなり、インクの噴流力が増大する。
なお、ノズル63は、インク移送用導管3と分離して形成されていなくてもよく、例えば、インク移送用導管3の先端を、先端方向に穴径が小さくなっている形状に加工したものでもよい。
インク移送用導管3から気液分離用タンク8内へインクが流入するときのインクの噴流力が増大されることによって、気液分離用タンク8内のインクが回流する。インクジェット記録装置17が長期放置されて万一フロート12がフロートガイド62に固着しても、インクの回流によりフロート12をフロートガイド62から引き剥がすことができる。すなわち、フロート12を気液分離用タンク8のインクの液面に連動させることができ、排気口4からのインクの排出を防止することができる。
また、ノズル63は、フロート12の重力方向下方に配設されており、重力方向上方、すなわちフロート12の移動方向に沿ってインクが噴流するように設けられている。したがって、フロート12にかけられる力は、インクの液面の上昇に伴なう浮力およびインクの噴流力の和となるため、より容易にフロート12をフロートガイド62から引き剥がすことができる。
さらに、ノズル63は、インクの噴流がフロート12へ直接当たるように設けられている。インクの噴流力によりフロート12をフロートガイド62からより容易に引き剥がすことができる。
本発明の第一の実施形態におけるインクジェット記録装置17の、第一液室35内のインクおよび気体を気液分離用タンク8へ移送する動作、および気液分離用タンク8から気体を排出する動作について、図3ないし図5を用いて説明する。
図3は、第一液室35に所定量の気体が溜まっている状態を示す概略図であり、図4は、図3に示す状態から、第一液室35内の気体を気液分離用タンク8へ移送した状態を示す概略図である。なお、循環路において、ハッチングされている領域は、インクが存在していることを示す。
第一液室35には、インクの残量を検出する残検ピン64(例えばSUS等の導電性を有する金属で形成されている)が設けられている。気体が第一液室35に溜まり、インクが所定量よりも減っていることが残検ピン64により検出されると、インクジェット記録装置17の本体のCPU(不図示)は循環ポンプ48へ駆動命令を出す。
駆動命令により、2つのダイヤフラム49は、体積膨張/縮小の位相が逆になるように駆動される。第一および第二の一方向弁50、51により、インク移送用導管3を第一液室35から気液分離用タンク8に向かう方向(図に示すA方向)にインクおよび気体が流れる。
このとき、押圧弁52は排気口4を閉塞している。したがって、図4に示すように、気液分離用タンク8において、気体は気液分離用タンク8の重力方向上部へ、インクは重力方向下部へ溜まる。さらに、気液分離用タンク8の重力方向下部へ溜まったインクは第二液室36に流れ込む。
第一液室35のインクが気液分離用タンク8へ移送されることによって第一液室35内の圧力が低下する。第一液室35内のインクおよび気体を気液分離用タンク8へ移送する動作では、閉止弁69は開かれているため、第二液室36内のインクがインク移送用導管37を通って第一液室35へ流れ込む。
インクは、第一液室35からインク移送用導管3、気液分離用タンク8、第二液室36、インク移送用導管37、インク流路40を経て第一液室35へ戻る(インク循環動作と称す)。インク中に含まれる気体は、気液分離用タンク8においてインクから分離されるため、気液分離用タンク8を通って第一液室35へ戻ったインクには気体が含まれていない。
インク循環動作は、あらかじめ決められた一定回数(循環ポンプ48の駆動回数)行われる。
記録ヘッド15からインク移送用導管3を通って移送されたインクは、ノズル63からフロート12へ向かって噴出する。したがって、万一フロート12がフロートガイド62へ固着しても、フロート12をフロートガイド62から引き剥がすことができる。
インクの噴流量はダイヤフラム49の容積と等しく、噴流力はフロート12のフロートガイド62への固着力より大きくなるように、噴流量、フロート径、流路形状を構成している。なお、フロート12のフロートガイド62への固着力は乾燥状態、フロート径などにより異なるが、本発明者らの実験によると約0.1gfであることが確認されている。
さらに、フロート12の重力方向下側にノズル63が配設されているため、フロート12の、フロートガイド62への固着位置によらず、インクの噴流をフロート12に吹き当てることが可能となる。
フロート12は、インクの噴流により重量方向上方に押し上げられるが、押棒53を排気口4から気液分離用タンク8の内側に向かって突き出した状態で固定させることで、フロート12とフロートシール61との固着を防止することができる。
次に、気液分離用タンク8から気体を排出する動作について説明する。
第一液室35内の気体が気液分離用タンク8に移送されたところで、押圧弁52を開放し、吸引手段56を駆動させて気液分離用タンク8内の気体を吸引する。気液分離用タンク8および第二液室36の圧力が低下し、可撓性部材43が、第二液室36の容積を縮小させる方向に変形する。その結果、アーム47によって可撓性部材43と連結されている供給口開閉弁45が開き、インクタンク18から第二液室36へインクが供給される。
気液分離用タンク8からインクが排出され、第二液室36へインクが供給されることによって、気液分離用タンク8のインクの液面が上昇する。インク循環動作によって、フロート12とフロートガイド62との固着は引き剥がされているため、インクの液面の上昇に伴ってフロート12が上昇する。
図5は、図4に示す状態から、気液分離用タンク8内の気体を排出し、気液分離用タンク8にインクが充填された状態の概略図である。図5に示すように、気液分離用タンク8にインクが充填されたときには、フロート12が排気口4を閉塞している。したがって、気液分離用タンク8からインクが排出されることなく、吸引手段56による吸引が停止される。
このとき、ダイヤフラム49と閉止弁69を用いてインク移送用導管3,37を閉止することによって、第一液室35の圧力変動を抑制してもよい。第一液室35の圧力変動が抑制されることによって、吐出ノズル14からのインクの漏出を抑制することができる。
このように、本発明におけるインクジェット記録装置17ではフロート12がフロートガイド62に固着していても、インク噴流をフロート12に当てることにより、フロート12をフロートガイド62から引き剥がすことができる。これにより、フロート12の浮き動作の安定性を向上し、排気口4からのインクの排出を防止することができる。
また、フロート12をフロートガイド62から引き剥がす動作は、インク循環動作とは異なる動作で行ってもよい。この動作について詳述する。
ノズル63がインクにより浸漬されている状態で、第一液室35側のダイヤフラム49、押圧弁52および閉止弁69を閉じる。ノズル63の浸漬は、インク循環動作や、気液分離用タンク8から気体を排出する動作で可能となる。
第二液室36が微負圧状態であれば、供給口開閉弁45により供給口42は閉塞された状態を保つ。したがって、気液分離用タンク8および第二液室36を密閉系とすることができる。
気液分離用タンク8および第二液室36を密閉系とした状態で、気液分離用タンク8側のダイヤフラム49を縮小させる。このとき、ダイヤフラム49が縮小した容量分だけ、インクがインク移送用導管3からフロート12へ向かって噴流される。また、気液分離用タンク8および第二液室36の圧力は高められ、可撓性部材43が膨らむ。
次に、気液分離用タンク8側のダイヤフラム49を拡大させる。このとき、ダイヤフラム49が拡大した容量分だけ、インクが気液分離用タンク8からインク移送用導管3へ流れる。また、気液分離用タンク8および第二液室36の圧力は低下し、可撓性部材43が縮む。
この動作を繰り返すことによって、インク移送用導管3から気液分離用タンク8内へ流入するインクをフロート12へ当てられるため、フロート12をフロートガイド62から引き剥がすことができる。この動作では、第一液室35の圧力変動を抑制することができるため、吐出ノズル14からのインクの漏出をより抑制することが可能となる。
(第二の実施例)
次に、本発明の第二の実施形態に係るインクジェット記録装置17のインク供給系について、図6を用いて説明する。図6は本発明の第二の実施形態に係るインクジェット記録装置のインク供給系の概略図である。
本実施形態におけるインク供給系では、第一の実施形態におけるインクジェット記録装置17のインク供給系と同じように、第一液室35から循環したインクは、インク移送用導管3を経て、気液分離用タンク8に供給される。
本実施形態では、気液分離用タンク8の内部のフロート12に突き当てることが可能なフロートアーム65が設けられている。フロートアーム65は、インク移送用導管3から気液分離用タンク8内へ流入するインクの流れでフロート12に突き当てられるようになっている。
また、フロートアーム65は、棒形状を有しており、該棒形状の軸方向の一箇所を中心に回転可能に設けられている。フロートアーム65が当該箇所を中心に回転することによって、フロートアーム65の回転の中心からフロートアーム65の一端までの間でフロート12を突き当てる。もちろん、フロートアーム65の当該一端がフロート12に接触してフロート12を押し上げてもよい。
インク移送用導管3の、気液分離用タンク8側の開口部には、インク移送用導管3から移送されるインクの噴流力を増加させるノズル63が配設されている。ノズル63は、インク移送用導管3から気液分離用タンク8内へ流入するインクを、フロートアーム65の回転の中心以外へ当てるように設けられている。したがって、インクの噴流によって、フロートアーム65が回転させられる。フロートアーム65の回転を制限するためのアームガイド67が設けられていてもよい。
次に本実施形態におけるインクジェット記録装置17の動作について、図7を用いて説明する。図7は、図6に示す状態から、循環ポンプ48を駆動させたときの概略図である。第一の実施形態と同様に、第一液室35内のインク及び気体は、循環ポンプ48を駆動させることによってインク移送用導管3を経て気液分離用タンク8へ流れ込む。
このとき、図7に示すように、インク移送用導管3内のインクの噴流によりフロートアーム65が回転する。回転したフロートアーム65がフロート12を押すことで、フロート12がフロートガイド62から引き剥がされる。したがって、インクタンク18から第二液室36にインクが供給されて気液分離用タンク8のインク液面の上昇に伴って、フロート12も上昇することができる。
また、本実施形態では、フロートアーム65における、回転の中心からインク噴流が当てられる位置までの長さが、該回転の中心からフロート12を突き当てる位置までの長さよりも大きくなっている。てこの原理から、より小さいインクの噴流力であっても容易にフロート12を引き剥がすことが可能となる。
3 インク移送用導管
4 排気口
8 気液分離用タンク
12 フロート
15 記録ヘッド
17 インクジェット記録装置
63 ノズル

Claims (5)

  1. インク滴を吐出して記録を行う記録ヘッドの内部に存在する気体を該記録ヘッドの内部のインクとともに移送させるためのインク移送用導管と、該インク移送用導管と接続され、該インク移送用導管により移送された気体とインクとを分離させるための気液分離用タンクと、該気液分離用タンクの重力方向上部に形成され、該気液分離用タンクに溜まった気体を排気するための排気口と、該気液分離用タンクに収容され、該気液分離用タンクの内部のインクの液面の上昇に伴って移動して該排気口を閉塞するフロートと、を備えるインクジェット記録装置において、
    前記インク移送用導管の、前記気液分離用タンクの側の開口部にノズルを有し、該ノズルの先端の吐出口の開口面積が、前記インク移送用導管の、インクを前記気液分離用タンクの内部へ流入させる前記開口部の面積よりも小さいことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記ノズルは、前記インク移送用導管から前記気液分離用タンクの内部へ流入するインクを、前記フロートが移動する方向に沿って流すように設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記ノズルは、前記インク移送用導管から前記気液分離用タンクの内部へ流入するインクを前記フロートへ直接当てるように設けられていることを特徴とする、請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記気液分離用タンクの内部の前記フロートに突き当てることが可能なフロートアームをさらに備え、
    前記フロートアームは、前記インク移送用導管から前記気液分離用タンクの内部へ流入するインクの流れで前記フロートに突き当てられることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記フロートアームは、前記フロートアームの軸方向の一箇所を中心に回転可能に設けられており、
    前記ノズルは、前記インク移送用導管から前記気液分離用タンクの内部へ流入するインクを前記フロートアームの回転の中心以外の位置へ当てることで前記フロートアームを前記フロートに向けて動かすように設けられていることを特徴とする、請求項4に記載のインクジェット記録装置。
JP2010279372A 2010-12-15 2010-12-15 インクジェット記録装置 Pending JP2012126010A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010279372A JP2012126010A (ja) 2010-12-15 2010-12-15 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010279372A JP2012126010A (ja) 2010-12-15 2010-12-15 インクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012126010A true JP2012126010A (ja) 2012-07-05

Family

ID=46643621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010279372A Pending JP2012126010A (ja) 2010-12-15 2010-12-15 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012126010A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5676858B2 (ja) 記録装置
JP5449296B2 (ja) インクジェット装置およびインクジェットヘッドユニット
KR100723563B1 (ko) 액체 공급 시스템, 잉크 탱크, 잉크 공급 시스템, 및 잉크젯 기록 장치
JP4047259B2 (ja) インク供給システム
JP4885879B2 (ja) 流体滴下排出
US8414113B2 (en) Discharging device and printing apparatus
EP3456541B1 (en) Liquid ejecting apparatus and control method of liquid ejecting apparatus
JP2009279901A (ja) 液体吐出装置及び画像投射装置
US20120044303A1 (en) Method and apparatus for purging and supplying ink to an inkjet printing apparatus
JP5073596B2 (ja) 画像形成装置
JP2010023420A (ja) 液体供給装置及び液体噴射装置
JP2010105195A (ja) インクジェット記録装置
JP2009023251A (ja) インクジェット記録装置
JP2009126098A (ja) 液体供給装置及びその制御方法
JP2004142447A (ja) 液体供給システム、流体連通構造、インク供給システム,流体連通構造を用いるインクジェット記録ヘッドおよび装置
JP2013001064A (ja) インク供給系およびこれを搭載可能な記録装置
JP2011046109A (ja) インクジェット記録装置の空気排出方法
JP2019166783A (ja) 液体供給ユニット及び液体噴射装置
JP2012126011A (ja) インクジェット記録装置
JP2008183746A (ja) 液体供給装置と画像形成装置
JP2012126010A (ja) インクジェット記録装置
JP2010120249A (ja) 記録装置
JP2013173255A (ja) 液体吐出装置及び画像形成装置
JP2005225192A (ja) 液体吐出装置の循環用ポンプ
JP2012218358A (ja) インク供給系およびこれを備えた記録装置