JP2012124232A - p型半導体及び光電素子 - Google Patents

p型半導体及び光電素子 Download PDF

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Abstract

【課題】CZTS系化合物をベースとし、低コストであり、しかも、相対的に高い変換効率を有する新規なp型半導体及びこれを用いた光電素子を提供すること。
【解決手段】一般式:(Cu1-xAgx)aZnbSncd(但し、0<x≦0.15、a<b+c、b>c、a+b+c<d。)で表される組成を有し、ケステライト構造を取る相を含み、光電素子の光吸収層として用いられるp型半導体、及び、このようなp型半導体を光吸収層に用いた光電素子。xは、0.025≦x≦0.10が好ましい。
【選択図】図3

Description

本発明は、p型半導体及び光電素子に関し、さらに詳しくは、CZTS系化合物のCuの一部をAgで置換したCAZTS系化合物からなるp型半導体、及び、このp型半導体を光吸収層に用いた光電素子に関する。
光電素子とは、光量子のエネルギーを何らかの物理現象を介して電気的信号に変換(光電変換)することが可能な素子をいう。太陽電池は、光電素子の一種であり、太陽光線の光エネルギーを電気エネルギーに効率よく変換することができる。
太陽電池に用いられる半導体としては、単結晶Si、多結晶Si、アモルファスSi、GaAs、InP、CdTe、CuIn1-xGaxSe2(CIGS)、Cu2ZnSnS4(CZTS)などが知られている。
これらの中でも、CIGSやCZTSに代表されるカルコゲナイト系の化合物は、光吸収係数が大きいので、低コスト化に有利な薄膜化が可能である。特に、CIGSを光吸収層に用いた太陽電池は、薄膜太陽電池中では変換効率が高く、多結晶Siを用いた太陽電池を超える変換効率も得られている。しかしながら、CIGSは、環境負荷元素及び希少元素を含んでいるという問題がある。
一方、CZTSは、太陽電池に適したバンドギャップエネルギー(1.4〜1.5eV)を持ち、しかも、環境負荷元素や希少元素を含まないという特徴がある。
CZTS系化合物及びその製造方法については、従来から種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1には、Naを含む基板表面に下部電極を形成し、下部電極の上にCZTS系化合物からなる光吸収層を形成し、Na−O系粒子を溶解可能な溶媒を用いて光吸収層を洗浄する光電素子の製造方法が開示されている。
同文献には、このような方法により、変換効率が6%以上である光電素子が得られる点が記載さている。
また、特許文献2には、Cu、Zn、Sn及びSを含み、Na及びOを含む物質を含まない硫化物系化合物半導体が開示されている。
また、非特許文献1には、
(a)Cu/Sn/ZnS前駆体を530℃で硫化させると、Cu/(Zn+Sn)=0.99、Zn/Sn=1.01、S/金属=1.07、変換効率=1.08%であるCZTS光吸収層が得られる点、
(b)Cu/SnS2/ZnSを5周期積層させた多周期前駆体を硫化させると、Cu/(Zn+Sn)=0.73、Zn/Sn=1.7、S/金属=1.1、変換効率=3.93%であるCZTS光吸収層が得られる点、及び、
(c)同時スパッタリング法を用いて作製した前駆体を硫化させると、Cu/(Zn+Sn)=0.87、Zn/Sn=1.15、S/金属=1.18、変換効率=5.74%であるCZTS光吸収層が得られる点、
が記載されている。
また、非特許文献1及び非特許文献2には、Moコートソーダライムガラス(SLG)上にCZTSを形成した後、イオン交換水で洗浄すると、Cu/(Zn+Sn)=〜0.85、Zn/Sn=〜1.25、S/(Cu+Zn+Sn)=〜1.10、変換効率=6.77%であるCZTS光吸収層が得られる点が記載されている。
また、非特許文献3には、光電素子の光吸収層として用いられる材料ではないが、光触媒として用いられるスタナイト型の複合硫化物AI 2−Zn−AIV−S4(AI=Cu及びAg;AIV=Sn及びGe)が開示されている。
また、非特許文献4には、CZTS系化合物の金属組成成分について記載されている。同文献には、Cu/(Zn+Sn)=0.75〜1.0、Zn/Sn=1.0〜1.3の範囲において、1%以上の変換効率が得られる点が記載されている。
さらに、非特許文献5には、CZTS系化合物ではないが、CIGS系化合物において、組織制御を行うことでバンドギャップを制御できる点が記載されている。
CZTS系化合物は、安価な材料で構成されているだけでなく、本質的には高い変換効率を有する材料と考えられている。しかしながら、これまでに得られているCZTS系化合物の変換効率は、必ずしも十分なものではない。
また、CZTS系化合物は、CIGS系化合物に比べてプロセス温度が高く、コスト上昇要因となっている。
特開2009−135316号公報 特開2009−026891号公報
H.Katagiri et al., Thin Solid Films 517(2009)2455-2460 H.Katagiri et al., Appl.Phys.Express 1(2008)041201 I.Tsuji et al., Chem.Mater., Vol.22, No.4, 2010 第六回「次世代の太陽光発電システム」シンポジウム予稿集、p26 中田 時夫監修、CIGS太陽電池の最新技術、シーエムシー出版、p33
本発明が解決しようとする課題は、CZTS系化合物をベースとし、低コストであり、しかも、相対的に高い変換効率を有する新規なp型半導体及びこれを用いた光電素子を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るp型半導体は、以下の構成を備え、光電素子の光吸収層として用いられることを要旨とする。
(1)前記p型半導体は、CZTS系化合物のCuの一部をAgで置換したものからなり、次の(1)式で表される組成を有する。
(Cu1-xAgx)aZnbSncd ・・・(1)
但し、0<x≦0.15、
a<b+c、b>c、a+b+c<d。
(2)前記p型半導体は、ケステライト構造を取る相を含む。
また、本発明に係る光電素子は、本発明に係るp型半導体を光吸収層に用いたことを要旨とする。
CZTS系化合物のCuの一部をAgで置換すると、短絡電流密度Jsc及び形状因子F.F.を保持したまま、開放端電圧Vocが向上する。その結果、変換効率が向上する。また、Ag置換によって、プロセス温度を低下させることができる。
これは、
(1)Ag置換によって、p型半導体の格子定数が増大し、p型半導体/バッファ層界面の格子不整合が緩和されるため、
(2)Ag置換によって、p型半導体の価電子帯位置が変わるため、バッファ層界面における正孔密度が減少し、界面付近でのキャリアの再結合が抑制されるため、及び、
(3)Ag置換によって、p型半導体の結晶化温度が低下するため、
と考えられる。
薄膜太陽電池の概略構成図である。 Ag添加量のI−V特性への影響を示す図である。 Ag添加量のVocへの影響を示す図である。 図4(a)は、AgaZnbSncdのX線回折パターンである。図4(b)は、(Cu0.75Ag0.25)aZnbSncdのX線回折パターンである。 図5(a)は、(Cu0.95Ag0.05)aZnbSncdのX線回折パターンである。図5(b)は、CuaZnbSncdのX線回折パターンである。
以下に、本発明の一実施の形態について詳細に説明する。
[1. p型半導体]
本発明に係るp型半導体は、以下の構成を備え、光電素子の光吸収層として用いられる。
(1)p型半導体は、CZTS系化合物のCuの一部をAgで置換したものからなり、次の(1)式で表される組成を有する。
(Cu1-xAgx)aZnbSncd ・・・(1)
但し、0<x≦0.15、
a<b+c、b>c、a+b+c<d。
(2)p型半導体は、ケステライト構造を取る相を含む。
[1.1. 組成]
[1.1.1. a、b、c、d]
本発明に係るp型半導体は、一般式:CuaZnbSncdで表される、いわゆるCZTS系化合物のCuの一部をAgで置換したもの(以下、これを「CAZTS系化合物」という)を主相として含む。
本発明に係るp型半導体のベース材料であるCZTS系化合物の組成は、特に限定されるものではなく、目的に応じて任意に選択することができる。すなわち、本発明において、「CZTS系化合物」というときは、Cu、Zn、Sn、及びSを主成分とし、p型半導体として機能するすべての化合物をいう。
一般式:CuaZnbSncdで表されるCZTS系化合物において、a<b+c、b>c、a+b+c<dであり、かつ、所定の結晶構造を取る相を含むときは、CZTS系化合物は、p型半導体として機能する。この点は、CAZTS系化合物も同様である。
一般に、Cuが欠損しているCZTS系化合物(a<b+c)は、化学量論組成を有するCZTS系化合物(a=b+c)に比べて変換効率が高いことが知られている。
この点は、CAZTS系化合物も同様であり、a<b+cである時に高い変換効率が得られる。すなわち、Zn及びSnの原子数に対する(Cu、Ag)の原子数の比(=a/(b+c)比)は、a/(b+c)<1である必要がある。a/(b+c)比は、さらに好ましくは、0.98以下、さらに好ましくは、0.95以下である。
一方、a/(b+c)比が小さくなりすぎると、かえって変換効率が低下する。従って、a/(b+c)比は、0.6以上が好ましい。a/(b+c)比は、さらに好ましくは、0.65以上、さらに好ましくは、0.70以上である。
また、過剰のZnを含むCZTS系化合物(b>c)は、化学量論組成を有するCZTS系化合物(b=c)に比べて変換効率が高いことが知られている。
この点は、CAZTS系化合物も同様であり、b>cである時に高い変換効率が得られる。すなわち、Snの原子数に対するZnの原子数の比(b/c比)は、b/c>1である必要がある。b/c比は、さらに好ましくは、1.05以上、さらに好ましくは、1.10以上である。
一方、b/c比が大きくなりすぎると、かえって変換効率が低下する。従って、b/c比は、1.60以下が好ましい。b/c比は、さらに好ましくは、1.55以下、さらに好ましくは、1.50以下である。
さらに、過剰のSを含むCZTS系化合物(a+b+c<d)は、化学量論組成を有するCZTS系化合物(a+b+c=d)に比べて変換効率が高いことが知られている。
この点は、CAZTS系化合物も同様であり、a+b+c<dである時に高い変換効率が得られる。すなわち、金属原子の原子数に対するSの原子数の比(d/(a+b+c)比)は、d/(a+b+c)>1である必要がある。d/(a+b+c)比は、さらに好ましくは、1.05以上、さらに好ましくは、1.10以上である。
一方、d/(a+b+c)比が大きくなりすぎると、かえって変換効率が低下する。従って、d/(a+b+c)比は、2.0以下が好ましい。d/(a+b+c)比は、さらに好ましくは、1.8以下、さらに好ましくは、1.6以下である。
[1.1.2. x]
(1)式中、xは、AgによるCuサイトの置換量を表す。一般に、Agの置換量が多くなるほど、開放端電圧Vocが向上する。高い開放端電圧Vocを得るためには、xは、0.025以上が好ましい。xは、さらに好ましくは、0.030以上である。
一方、Agの置換量が多くなりすぎると、異相が生成し、かえって開放端電圧Vocが低下する。従って、xは、0.15以下である必要がある。高い開放端電圧Vocを得るためには、xは、0.10以下が好ましい。xは、さらに好ましくは、0.07以下である。
[1.1.3. 元素分布]
本発明に係るp型半導体において、Agは、材料全体に均一に分布していても良く、あるいは、材料の一部に偏在していても良い。
特に、本発明に係るp型半導体を光電素子の光吸収層として用いる場合、p型半導体は、
(a)Cu、Zn及びSnを含む前駆体膜を形成し、
(b)前駆体膜の上にさらにAg膜を形成し、
(c)Ag膜が形成された前駆体膜を硫化させる
ことにより得られるものが好ましい。
光吸収層の上にバッファ層を形成する場合において、Agをバッファ層との界面近傍に偏在させると、短絡電流密度Jscや形状因子F.F.を保持したまま、開放端電圧Vocを向上させることができる。これは、Agを界面付近に偏在させることによって、p型半導体の界面近傍の格子定数が増大するため、及び、これによってp型半導体とバッファ層との界面の接合が結晶学的、バンドダイアグラム的に適切化されるためと考えられる。
[1.2. 結晶構造]
一般に、CZTS系化合物は、ケステライト構造、スタナイト構造、あるいは、ウルツ−スタナイト構造を取るといわれている。これらの内、ケステライト構造が熱力学的に最も安定であるため、既存の製造プロセスで得られるCZTS系化合物は、通常、ケステライト構造を取る。しかしながら、製造条件によっては、一部がスタナイト構造又はウルツ−スタナイト構造になっている場合もある。
この点は、CAZTS系化合物も同様であり、通常は、ケステライト構造を取るが、製造条件によっては、一部がスタナイト構造又はウルツ−スタナイト構造になっている場合もある。
本発明に係るp型半導体は、ケステライト構造を取るCAZTS系化合物相のみからなるのが好ましいが、スタナイト構造又はウルツ−スタナイト構造を取るCAZTS化合物相が含まれていても良い。また、本発明に係るp型半導体は、これらの結晶構造を取るCAZTS系化合物相以外の相(異相)が含まれていても良い。但し、変換効率に悪影響を及ぼす異相は、少ないほど良い。
[2. 光電素子]
本発明に係る光電素子は、本発明に係るp型半導体を光吸収層に用いたことを特徴とする。本発明に係るp型半導体を適用可能な光電素子としては、例えば、薄膜太陽電池、光導電セル、フォトダイオード、フォトトランジスタ、増感型太陽電池などがある。
図1に、光電素子の一種である薄膜太陽電池の概略構成図を示す。薄膜太陽電池10は、一般に、基板12、下部電極14、光吸収層16、バッファ層18、窓層20及び上部電極22がこの順で積層された構造を備えている。各層の間には、付加的な層が形成されていても良い。
基板12の材料としては、例えば、
(a)ガラス(例えば、SLG、低アルカリガラス、非アルカリガラス、石英ガラス、Naイオンを注入した石英ガラス、サファイアガラスなど)、
(b)セラミックス(例えば、シリカ、アルミナ、イットリア、ジルコニアなどの酸化物、Naを含む各種セラミックスなど)、
(c)金属(例えば、ステンレス、Naを含むステンレス、Au、Mo、Tiなど)
などがある。基板12の厚みは、通常、数mmである。
下部電極14の材料としては、例えば、Mo、MoSi2、ステンレス、In−Sn−O、In−Zn−O、ZnO:Al、ZnO:B、SnO2:F、SnO2:Sb、ZnO:Ga、TiO2:Nbなどがある。下部電極14の厚みは、通常、1μm程度である。
光吸収層16には、本発明に係るp型半導体が用いられる。光吸収層16の厚みは、通常、1〜2μmである。
薄膜太陽電池のように、光吸収層16の上にバッファ層18が形成される場合、光吸収層16は、上述したように、
(a)Cu、Zn及びSnを含む前駆体膜を形成し、
(b)前駆体膜の上にさらにAg膜を形成し、
(c)Ag膜が形成された前駆体膜を硫化させる
ことにより得られるものが好ましい。
バッファ層18の材料としては、例えば、CdS、ZnO、Zn(O、OH)、Zn(O、S)、Zn(O、S、OH)x、Zn1-xMgxO、In23などがある。CAZTS系太陽電池において、バッファ層18には、通常、CdSが用いられる。バッファ層18の厚みは、通常、50〜100nmである。
窓層20の材料としては、例えば、ZnO:Al、ZnO:Ga(GZO)、ZnO:B、In−Sn−O、In−Zn−O、SnO2:Sb、TiO2:Nbなどがある。CAZTS系太陽電池において、窓層20には、通常、ZnOにIII族元素(Al、Ga、Bなど)を添加して高キャリア濃度としたn型半導体が用いられる。窓層20の厚みは、通常、1μm弱である。
上部電極22の材料としては、例えば、Al、Cu、Ag、Au、又は、これらのいずれか1以上を含む合金などがある。また、このような合金としては、具体的には、Al−Ti合金、Al−Mg合金、Al−Ni合金、Cu−Ti合金、Cu−Sn合金、Cu−Zn合金、Cu−Au合金、Ag−Ti合金、Ag−Sn合金、Ag−Zn合金、Ag−Au合金などがある。
付加的な層としては、具体的には、
(1)基板12と下部電極14の接着性を高めるための接着層、
(2)入射した光を反射させ、光吸収層16での光吸収効率を高めるための光散乱層であって、光吸収層16より上部電極22側に形成するもの、
(3)光吸収層16より基板12側に設けられる光散乱層、
(4)入射した光の窓層20での反射量を低減し、光吸収層16での光吸収効率を高めるための反射防止層、
などがある。
[3. p型半導体及び光電素子の製造方法]
[3.1. p型半導体の製造方法]
本発明に係るp型半導体は、
(a)Cu、Ag、Zn及びSnを含む金属、硫化物、酸化物、水酸化物等からなる前駆体を作製し、
(b)必要に応じて前駆体を還元した後、前駆体を硫化させる
ことにより得られる。
例えば、p型半導体を膜状に形成する場合、基板上にCu、Ag、Zn及びSnを含む前駆体膜を形成する。前駆体膜の形成方法は、特に限定されるものではなく、種々の方法を用いることができる。前駆体膜の形成方法としては、具体的には、スパッタ法、真空蒸着法、パルスレーザー堆積(PLD)法、メッキ法、化学溶液析出(CBD)法、電気泳動成膜(EPD)法、化学気相成膜(CVD)法、スプレー熱分解成膜(SPD)法、スクリーン印刷法、スピンコート法、微粒子堆積法などがある。
前駆体膜を作製する場合、Agは、前駆体膜の任意の場所に導入しても良く、あるいは、前駆体膜の最表面にAg膜を形成しても良い。前駆体膜の最表面にAg膜を形成すると、膜表面のAg濃度が相対的に高いp型半導体膜が得られる。その結果、p型半導体膜の上に形成されるバッファ層との界面の接合が結晶学的、バンドダイアグラム的に適切化されるという利点がある。
前駆体の硫化は、硫黄蒸気、あるいは、硫化水素雰囲気中において、前駆体を所定の温度に加熱することにより行う。最適な硫化温度は、前駆体の組成により異なるが、通常は、550〜580℃程度である。
また、硫化温度を最適化し、あるいは、窒素などの不活性雰囲気中で加熱・結晶化を進めると、所定の結晶構造を持つCAZTSが得られる。
[3.2. 光電素子の製造方法]
本発明に係る光電素子は、本発明に係るp型半導体からなる光吸収層、及び、その他の構成要素を基板上に所定の順序で形成することにより製造することができる。
例えば、図1に示す薄膜太陽電池10は、
(1)ガラス等からなる基板12表面に、Mo等からなる下部電極14を形成し、
(2)下部電極14表面に、CAZTSからなる光吸収層16を形成し、
(3)光吸収層16表面に、CdS等からなるバッファ層18を形成し、
(4)バッファ層18表面に、GZO等からなる窓層20を形成し、
(5)窓層20表面に、Al等からなる上部電極22を形成し、
(6)スクライビングを行うことでセルを作製する、
ことにより製造することができる。
光吸収層16以外の各層の形成方法は、特に限定されるものではなく、種々の方法を用いることができる。各層の形成方法としては、具体的には、スパッタ法、真空蒸着法、パルスレーザー堆積(PLD)法、メッキ法、化学溶液析出(CBD)法、電気泳動成膜(EPD)法、化学気相成膜(CVD)法、スプレー熱分解成膜(SPD)法、スクリーン印刷法、スピンコート法、微粒子堆積法などがある。
[4. p型半導体及び光電素子の作用]
CZTS系化合物は、本質的には高い変換効率を有するp型半導体と考えられているが、実際に得られる変換効率は、相対的に低い。この原因は、バッファ層界面との接合が結晶学的、バンドダイアグラム的に適切でないためと考えられる。このことが、CZTS系化合物のバンドギャップ(1.4eV)から推定される開放端電圧Vocの上限(およそ、0.8〜0.9V)と、実際の開放端電圧Voc(0.6〜0.7V)との乖離を生み出している。また、界面の接合が適切でないことは、バッファ層の結晶成長にも影響し、直列抵抗・並列抵抗成分の悪化による形状因子F.F.の低下や短絡電流密度Jscの低下をもたらす原因となる。
結晶学的な要因とは、バッファ層との格子定数の違いによりもたらされる格子不整合をいう。現在、バッファ層材料として使用されているCdSの格子定数は、5.8Å(0.58nm)である。技術的に先行しているCuInSe2の格子定数は、およそ5.8Å(0.58nm)であり、CdSとの相性が良い。そのため、CuInSe2とCdSとの界面付近では、エピタキシャルな結晶成長が見られる。
一方、CZTS系化合物の格子定数は、5.4Å(0.54nm)であり、CdSの格子定数との差は大きい。そのため、CZTSとCdSとの界面付近では、エピタキシャルな結晶成長が見られず、欠陥が存在すると考えられる。
また、CIGS系化合物では、界面付近のバンドギャップを広げ価電子帯を下げることにより正孔バリアを作り出し、界面付近の正孔密度を減少させている。このことは界面付近でのキャリア再結合を抑えることにつながり、特性向上に寄与している。例えば、CIGS系化合物では組織制御を行うことでバンドギャップを抑制している(例えば、非特許文献5参照)。一方、CZTS系化合物ではバンドギャップ制御ができておらず、界面付近のキャリア再結合が多い可能性がある。
さらに、CIGS系化合物は、プロセス温度が低いため、基板として耐熱温度の低い安価な青板ガラスを使用することができる。一方、CZTS系化合物は、CIGS系化合物と比べてプロセス温度が高いため、基板として青板ガラスを使用することができない。そのため、CZTS系化合物を用いた光電素子においては、耐熱性の高い基板を用いる必要があり、コスト上昇要因となっている。
これに対し、CAZTS系化合物は、Ag置換量を制御することによって、格子定数、結晶化温度、キャリア濃度や移動度などの電気的特性、バンドギャップなどを変化させることが可能である。そのため、Ag置換量が最適化されたCAZTS系化合物は、CZTS系化合物と同等の短絡電流密度Jsc及び形状因子F.F.と、CZTS系化合物より高い開放端電圧Vocを示し、その結果として、CZTS系化合物よりも高い変換効率を示す。さらに、CAZTS系化合物は、CZTS系化合物よりもプロセス温度を低下させることができる。
これは、
(1)Cuの一部をAgで置換することによって、p型半導体の格子定数が増大し、p型半導体/バッファ層界面の格子不整合が緩和されるため、
(2)Ag置換によって、p型半導体の価電子帯が下がるため、バッファ層界面における正孔密度が減少し、界面付近でのキャリアの再結合が抑制されるため、及び、
(3)Cuの一部を低融点のAgで置換することによって、p型半導体の結晶化温度が低下するため、
と考えられる。
特に、Ag膜を前駆体膜の表面に形成した場合、バッファ層との界面付近の格子定数が大きくなり、バッファ層の結晶成長の観点から有利となる。また、バッファ層界面のバンドアライメントが良化する可能性を持つ。さらに、界面付近でのバンドギャップが部分的に広がり、界面付近での電子と正孔の再結合を抑制する効果も期待できる。
(実施例1)
[1. 試料の作製]
以下の手順に従い、太陽電池を作製した。
(1)ソーダライムガラス(SLG)基板上にMo背面電極層(層厚:〜1μm)をスパッタ法により形成した。
(2)Mo背面電極層の上に、Cu−Ag−Zn−Sn−S前駆体膜をスパッタ法により形成した。次いで、大気圧、20%H2S+N2ガス雰囲気中、550〜580℃、3hの硫化処理により、前駆体膜をCAZTS光吸収層(層厚:1〜2μm)にした。Ag置換量は、0%、10%、25%、50%又は100%とした。
(3)CBD法を用いて、CAZTS膜の上にCdS膜を形成した。
(4)スパッタ法を用いて、CdS膜の上に、Ga:ZnO窓層(層厚:〜400nm)及び櫛形Al表面電極層(層厚:〜0.6μm)をこの順で形成した。
(5)作製した太陽電池の有効受光面積は、約0.16cm2であった。
[2. 試験方法]
[2.1. 組成分析]
CAZTS膜の組成をICPにより測定した。
[2.2. 太陽電池特性]
作製された太陽電池を用いて、I−V特性(短絡電流密度(JSC)、開放端電圧(VOC)、形状因子(F.F.)、及び、変換効率(Eff))を評価した。測定には、太陽光シミュレータを用いた。測定は、エアマス1.5(AM1.5)の疑似太陽光を太陽電池に当て、時間を置かずに測定を開始し、約20secで測定を完了した。
なお、変換効率(Eff)、開放端電圧(VOC)、短絡電流密度(JSC)、形状因子(F.F.)、及び、照射面の単位面積当たりの疑似太陽光エネルギー(Esun)には、次の(a)式の関係が成り立つ。
ff=VOC×JSC×F.F.÷Esun ・・・(a)
[2.3. X線回折]
CAZTS膜のX線回折パターンを測定した。
[3. 結果]
[3.1. 組成分析]
得られたCAZTS膜のa/(b+c)比は0.9、b/c比は1.2、d/(a+b+c)比は1.5であった。
[3.2. I−V特性]
図2に、太陽電池のI−V特性を示す。図2より、以下のことがわかる。
(1)AgaZnbSncd膜(Ag100%膜)を光吸収層に用いた太陽電池は、発電しなかった。
(2)(Cu0.5Ag0.5)aZnbSncd膜(Ag50%膜)を光吸収層に用いた太陽電池は、CuaZnbSncd膜(Cu100%膜)を光吸収層に用いた太陽電池に比べて、Voc、Jsc、及び、F.F.がいずれも低い。
(3)(Cu0.75Ag0.25)aZnbSncd膜(Ag25%膜)を光吸収層に用いた太陽電池のVoc及びJscは、Ag50%膜に比べて向上し、Cu100%膜に近い値が得られた。しかしながら、Ag25%膜のF.F.は、Cu100%膜に比べて低い。
(4)(Cu0.9Ag0.1)aZnbSncd膜(Ag10%膜)を光吸収層に用いた太陽電池は、Cu100%膜を光吸収層に用いた太陽電池と同等以上のJsc及びF.F.を示し、かつ、Cu100%膜より高いVocを示した。
図3に、Ag添加によるVoc向上効果を示す。図3より、以下のことがわかる。
(1)(Cu1-xAgx)aZnbSncd膜において、0<x≦0.15とすると、Cu100%膜と同等以上のVocが得られる。
(2)(Cu1-xAgx)aZnbSncd膜において、0.025≦x≦0.10とすると、0.67V以上のVocが得られる。
(3)(Cu1-xAgx)aZnbSncd膜において、0.03≦x≦0.07とすると、0.69V以上のVocが得られる。
(4)(Cu1-xAgx)aZnbSncd膜において、x=0.05とすると、最も高いVocが得られる。
Ag添加の一つの効果として、Vocの向上が期待できる。Agを添加した場合と添加しない場合のI−V測定結果の比較により、Vocの向上を確認できた。
太陽電池のJsc、Vocはバンドギャップによって決定され、バンドギャップが広くなるとVocが向上する代わりにJscが低下する。Ag添加はバンドギャップを広げる方向に働くため、Vocの向上と共にJscの低下が懸念される。しかし、今回のVoc向上効果のある範囲では、IPCE測定により吸収端が変わっていないこと、つまりJscの低下に直結していないことを確認している。この結果は、Ag添加によるVocの向上は、バンドギャップの広化に由来するものではなく、他の理由により効果を発揮するものであることを示している。
[3.3. X線回折]
図4及び図5に、(Cu1-xAgx)aZnbSncd膜のX線回折パターンを示す。図4及び図5より、x≧0.25の時に、CZTSとは異なるピークが検出され、構造が変化していることがわかる。
(実施例2)
[1. 試料の作製]
Ag置換量を2.5%とし、a/(b+c)比、b/c比、及び、d/(a+b+c)比を変えた以外は、実施例1と同様の手順に従い、太陽電池を作製した。
[2. 試験方法]
実施例1と同様の手順に従い、組成分析及び変換効率の測定を行った。
[3. 結果]
表1に、結果を示す。表1より、以下のことがわかる。
(1)Cuの一部をAgで置換した場合であっても、a/(b+c)比が1以上である場合、又は、b/c比が1以下である場合、変換効率Effは、低い。
(2)Cuの一部をAgで置換すると同時に、各元素の元素比を最適化すると、変換効率Effは、4.0%以上となる。
Figure 2012124232
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
本発明に係るp型半導体は、薄膜太陽電池、光導電セル、フォトダイオード、フォトトランジスタ、増感型太陽電池などの光吸収層として用いることができる。

Claims (5)

  1. 以下の構成を備え、光電素子の光吸収層として用いられるp型半導体。
    (1)前記p型半導体は、CZTS系化合物のCuの一部をAgで置換したものからなり、次の(1)式で表される組成を有する。
    (Cu1-xAgx)aZnbSncd ・・・(1)
    但し、0<x≦0.15、
    a<b+c、b>c、a+b+c<d。
    (2)前記p型半導体は、ケステライト構造を取る相を含む。
  2. 0.025≦x≦0.10である請求項1に記載のp型半導体。
  3. Cu、Zn及びSnを含む前駆体膜を形成し、
    前記前駆体膜の上にさらにAg膜を形成し、
    前記Ag膜が形成された前記前駆体膜を硫化させることにより得られる請求項1又は2に記載のp型半導体。
  4. 請求項1から3までのいずれかに記載のp型半導体を光吸収層に用いた光電素子。
  5. 前記光電素子は、前記光吸収層の上に形成されたバッファ層を備え、
    前記光吸収層は、
    Cu、Zn及びSnを含む前駆体膜を形成し、
    前記前駆体膜の前記バッファ層と接する面にAg膜を形成し、
    前記Ag膜が形成された前記前駆体膜を硫化させることにより得られるものである
    請求項4に記載の光電素子。
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