JP2012123912A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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裕文 河本
Hiroshi Tominaga
博 富永
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Abstract

【課題】複数の加熱部から構成され、操作表示部にて設定された火力が機器の総電力を超える場合においても、調理性能を低下させないこと。
【解決手段】第1の加熱部1と、第2の加熱部2を有し、各加熱部1、2に供給される電力の総和が、機器の総電力量を超えるような設定火力にて加熱された場合、各加熱部1、2に対して抑制する電力量を、最大火力の比率に応じて決定して抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は一般家庭やレストラン及びオフィスなどで使用される複数の加熱部を有する誘導加熱調理器に関するものである。
従来、この種の誘導加熱調理器は、鍋等が置かれるトッププレート101、ケース本体内部に備えられた図示しない電磁誘導巻線により鍋等を加熱するヒータ102とともに、機器の操作を行う操作手段103が備えられている。操作手段103には入力スイッチ104、火力調節を行う加熱段階調節器105、操作手段103による受け付け等を報知する報知手段106、ヒータ102の設定火力を表示する表示手段107が備えられている。また、ヒータ102は左ヒータ102aと右ヒータ102bの2口から構成されており、それぞれのヒータの設定火力を複数段階に変更可能であり、例えば最大火力設定が2500W、2000W、以下1500W、1000W、500Wの順に設定火力の変更が可能である。
また両ヒータ102a、102bを同時に使用した場合には、総電力量が4800Wを超えないように、それぞれのヒータ102a、102bにて設定できる火力を制限する電力規制機能を備えている。図2は操作手段107を拡大したものである。操作手段107は、左ヒータに対応した左表示手段107aと右ヒータに対応した右表示手段107bからなり、さらに両表示手段107a、107bともに前記加熱手段の火力を示す火力表示手段108と、火力表示手段108の近傍に配置され、前記加熱手段が有する設定を文字または記号により表示する火力段階表示手段109が設けられており、これらによって設定可能な火力段階及び使用中の火力を視覚的に把握できるようになっている。
上記構成において、両ヒータ102a、102bをそれぞれ最大火力の2500W設定にて同時に使用しようとした場合には、機器の総電力量が5000Wとなる。すると総電力量を4800Wに抑えようと電力規制機能が働き、例えば、火力設定は、ヒータ102bは2500Wを維持し、ヒータ102aが1段下の2000W設定に変更される。その結果総電力量は4500Wに抑えられる。
特開2003−347022号公報
前記従来の構成では、両ヒータ102a、102bをそれぞれ最大火力の2500W設定にて同時使用した場合には、ヒータ102a、102bのどちらか一方の火力を1段階下げた状態にて使用しなければならず(今回は、ヒータ102aの火力を1段階下げた)、ヒータ102aよりもヒータ102bの火力が強いため、ヒータ102bにて102aと同様に調理を行っても、調理物を焼きすぎたり、焦げ付かせてしまったりする恐れがある。また逆に、ヒータ102aにてヒータ102bと同様に調理を行っても、料理物が上手く焼けなかったり、炊けなかったりする恐れがある。
上記のように、それぞれのヒータの最大火力にて調理を行ったときなど、総電力量の規制により、いずれか一方或いは両方のヒータの火力を下げて使用し、各ヒータの火力が異なる場合、調理方法や時間を変更する必要が生じてしまうため、煩わしく、調理ミスをし
てしまう恐れがある。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、総電力量の規制によりヒータの電力を規制しなければならない場合においても、調理物の焦げ付きを防止し、利用者に、より使い勝手の良い誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の誘導加熱調理器は、複数の加熱部と、前記加熱部の各々の動作を独立して設定すると共に、この設定内容を表示する操作表示部とを備え、前記操作表示部は機器の総電力量が所定の値を超えないように前記加熱部の各々の火力を制限する電力規制機能を有し、前記電力規制機能は、前記加熱部の火力を規制状態に移行するとき、前記加熱部に対して規制する電力量を前記加熱部の各々の最大火力の比率により決定する構成としたものである。
このような構成とすることで、総電力量の規制により、各ヒータの最大火力を制限しなければならない場合においても、それぞれのヒータにおいて制限する電力量を、各ヒータの最大火力の比率により決定することにより、各ヒータの火力を同一にして調理を行うことができる。また、ヒータの最大火力が異なる場合においても、それぞれのヒータの最大火力の比率により電力規制量を決定するため、両方のヒータを併用使用した場合でも両ヒータ間で最大火力との火力のアンバランスが発生しない。
以上のように本発明の誘導加熱調理器は、総電力規制によりヒータの最大火力を制限しなければならないとき、制限量をヒータの最大火力の比率により決定することにより、火力を制限されていない通常時と、制限されている制限時との火力を、各ヒータ間で同一にすることにより、火力が制限されているときでも、調理物の焼きすぎや焦げ付きを防止することができ、利用者により使い勝手を良くすることができる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の略図及びブロック図 従来例における誘導加熱調理器の略図 従来例の誘導加熱調理器の操作手段の拡大図
第1の発明は、複数の加熱部と、前記加熱部の各々の動作を独立して設定すると共に、この設定内容を表示する操作表示部とを備え、前記操作表示部は機器の総電力量が所定の値を超えないように加熱部の各々の火力を制限する電力規制機能を有し、前記電力規制機能は、前記加熱部の火力を規制状態に移行するとき、前記加熱部に対して規制する電力量を前記加熱部の各々の最大火力の比率により決定する構成としたものである。このような構成とすることで、総電力量の規制により、各ヒータの最大火力を制限しなければならない場合においても、それぞれのヒータにおいて制限する電力量を、各ヒータの最大火力の比率により決定することで、各ヒータの火力を同一にして調理を行うことができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、電力規制機能を、加熱部の火力を規制状態に移行するとき、前記加熱部に対して規制する電力量を前記加熱部の各々の最大火力の比率により決定する構成に替えて、前記加熱部の各々の設定火力の比率により決定する構成とすることにより、総電力量の規制により、各ヒータの最大火力を制限しなければならない場合においても、それぞれのヒータにおいて制限する電力量を、各ヒータの設定火力の比率により決定することで、各ヒータの火力感を同一にして調理を行うことができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、操作表示部を、機器の総電力量を切り替える総電力量切替手段を有する構成とすることにより、同じ機器でも総電力量を用意に変更することができ、機器の総電力量を設置条件に応じて切り替えることができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明において、操作表示部を、電力規制機能により加熱部の火力が通常状態から規制状態に移行するとき、報知を行う報知手段を備える構成とすることにより、機器が総電力規制により火力が抑制されている状態であることを、利用者に聴覚的に伝えることができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明において、操作表示部を、電力規制機能により加熱部の火力が通常状態から規制状態に移行するとき、表示を行う表示手段を備える構成とすることにより、機器が総電力規制により火力が抑制されている状態であることを、利用者に視覚的に伝えることができる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明において、操作表示部を、加熱部が有する設定を文字または記号で表示する火力段階表示手段を有し、操作部の電力規制機能により加熱部の火力が規制状態に移行するとき、前記火力段階表示手段の設定不可能な火力段階に対応する範囲の表示を消す構成とすることにより、機器が総電力規制により火力が抑制されている状態であり、その抑制状態において使用することができない火力を、利用者に視覚的に伝えることができる。
第7の発明は、特に第6の発明において、操作表示部を、電力規制機能により加熱部の火力が規制状態に移行するとき、設定可能な火力段階に対応する範囲は点滅表示を行う構成とすることにより、機器が総電力規制により火力が抑制されている状態であり、その抑制状態において使用することのできる火力を、利用者に視覚的に伝えることができる。
以下本発明の誘導加熱調理器の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態の構成を示すブロック図である。
図1の誘導加熱調理器において、鍋等の被加熱物を誘導加熱するための第1の加熱部1及び第2の加熱部2を有し、操作表示部3は、第1の加熱部1及び第2の加熱部2の動作設定状態を設定し、その設定状態に対応した表示をそれぞれ独立して表示するものであり、スイッチ等と、LEDやLCDで構成したものである。
上記構成において、その動作を説明する。使用者が操作部表示部3のスイッチ等を操作することにより操作部表示3は第1の加熱部1または第2の加熱部2に動作開始あるいは設定火力の信号を出力する。これを受けた第1の加熱部1または第2の加熱部2は加熱動作を開始し、あるいは加熱動作中のものに対しては火力の設定を変更するなどの動作を行う。これと同時に操作表示部3は設定した各加熱部1、2の設定状態を表示している。この時、操作表示部3はLEDで構成された動作表示要素を各加熱部1、2に対応して独立して有しているため、使用者はどの加熱部1、2がどのような設定状態で動作しているのかを容易に視認することができる。
例えば、第1の加熱部1を加熱し、鍋等の被加熱物を誘導加熱する場合には、図1に示す第1の操作領域4の「切/入」キー4a、「火力アップ」キー4b、「火力ダウン」キ
ー4cにより、加熱開始と停止は「切/入」キー4aを押す毎に設定でき、加熱中に「火力アップ」キー4bまたは「火力ダウン」キー4cを押せば、加熱火力を変更できる。また、加熱火力の設定は、火力「5」の2500W、火力「4」の2000W、火力「3」の1500W、火力「2」の1000W、火力「1」の500Wの5段階に変更可能である。これと同時に第1の表示領域6内の加熱状態を示すLED6a、火力設定状態を示すLED6bにてそれぞれ、設定されている状態を点灯・消灯によって表示する。加熱中であれば加熱状態を示すLED6aを点灯させ、加熱停止中であれば消灯させる。また、火力設定状態はLED6bの中の、設定されている火力、本実施の形態では「5」・「4」・「3」・「2」・「1」といった火力に対応したLEDを点灯させる。
同様に、第2の加熱部2を加熱し、鍋等の被加熱物を誘導加熱する場合には、図1に示す第2の操作領域5の「切/入」キー5a、「火力アップ」キー5b、「火力ダウン」キー5cにより、加熱開始と停止は「切/入」キー5aを押す毎に設定でき、加熱中に「火力アップ」キー5bまたは「火力ダウン」キー5cを押せば、加熱火力を変更できる。また、加熱火力の設定は、火力「5」の2500W、火力「4」の2000W、火力「3」の1500W、火力「2」の1000W、火力「1」の500Wの5段階に変更可能である。これと同時に第2の表示領域7内の加熱状態を示すLED7a、火力設定状態を示すLED7bにそれぞれ、設定されている状態を点灯・消灯によって表示する。加熱中であれば加熱状態を示すLED7aを点灯させ、加熱停止中であれば消灯させる。また、火力設定状態はLED7bの中の、設定されている火力、本実施の形態では「5」・「4」・「3」・「2」・「1」といった火力に対応したLEDを点灯させる。
さらに、操作表示部3は、第1の加熱部1と第2の加熱部2に供給する電力の総和が4800Wを超えないように制御する電力規制機能を有している。
上記構成において、操作表示部3にて、第1の加熱部1を加熱火力の設定「5」、第2の加熱部2を加熱火力の設定「5」にて動作させた場合、第1の加熱部1は供給する電力が2500Wとなるように出力を制御し、同様に第2の加熱部2は供給する電力が2500Wとなるように出力を制御する。しかしながら、第1の加熱部1と第2の加熱部2に供給する電力の総和が5000Wとなってしまうため、機器の総電力4800Wを超えないように電力規制機能が働き、第1の加熱部1及び、第2の加熱部2に供給する電力を最大火力の比率に応じて抑制する。すなわち、総電力が4800Wを超えないようにするためには、200W抑制すればよいため、この場合、第1の加熱部1の最大火力2500Wと、第2の加熱部2の最大火力2500Wの比率が1対1であるため、第1の加熱部1に供給する電力を100W抑制し、第2の加熱部2に供給する電力を100W抑制する(100W:100W=1:1)。この結果、第1の加熱部1に供給する電力を2400W、第2の加熱部2に供給する電力を2400Wとすることにより、第1の加熱部1と第2の加熱部2の電力の総和が4800Wとなり、機器の総電力4800Wを超えることはない。
同様に、第1の加熱部1に供給する電力を、操作表示部3にて、火力「6」の3000W、火力「5」の2500W、火力「4」の2000W、火力「3」の1500W、火力「2」の1000W、火力「1」の500Wの6段階に変更可能であり、第2の加熱部2に供給する電力を、操作表示部3にて、火力「5」の2500W、火力「4」の2000W、火力「3」の1500W、火力「2」の1000W、火力「1」の500Wの5段階に変更可能である場合、操作表示部3にて、第1の加熱部1の加熱火力設定を「5」、第2の加熱部2の加熱火力設定を「5」にて動作させた場合、第1の加熱部1は供給する電力が3000Wとなるように出力を制御し、同様に第2の制御部2は第2の加熱部2に供給する電力が2500Wとなるように出力を制御する。しかしながら、第1の加熱部1と第2の加熱部2に供給する電力の総和が5000Wとなってしまうため、機器の総電力4800Wを超えないように電力規制機能が働き、第1の加熱部1と第2の加熱部2に供給
する電力を最大火力の比率に応じて抑制する。すなわち、総電力が4800Wを超えないようにするためには、200W抑制すればよいため、この場合、第1の加熱部1の最大火力3000Wと、第2の加熱部2の最大火力2500Wの比率が6対5であるため、第1の加熱部1に供給する電力を110W抑制し、第2の加熱部2に供給する電力を90W抑制する(110:90≒6:5)。この結果、第1の加熱部1に供給する電力を2390W、第2の加熱部2に供給する電力を2410Wとすることで、総電力が4800Wとなり、機器の総電力4800Wを超えることはない。
また、第1の加熱部1及び、第2の加熱部2に供給する電力を設定火力の比率に応じて抑制してもよい。すなわち、操作表示部3にて、第1の加熱部1の加熱火力設定を「5」(最大火力設定は「6」)、第2の加熱部2の加熱火力設定を「5」(最大火力設定は「5」)にて動作させた場合、第1の加熱部1は供給する電力が2500Wとなるように出力を制御し、同様に第2の加熱部2は供給する電力が2500Wとなるように出力を制御する。しかしながら、第1の加熱部1と第2の加熱部2に供給する電力の総和が5000Wとなってしまうため、機器の総電力4800Wを超えないように電力規制機能が働き、第1の加熱部1と第2の加熱部2に供給する電力を設定火力の比率に応じて抑制する。すなわち、総電力が4800Wを超えないようにするためには、200W抑制すればよいため、この場合、第1の加熱部1の設定火力2500W(最大火力は3000W)と、第2の加熱部2の設定火力2500W(最大火力は2500W)の比率が1対1であるため、第1の加熱部1に供給する電力を100W抑制し、第2の加熱部2に供給する電力を100W抑制する。この結果、第1の加熱部1に供給する電力を2400W、第2の加熱部2に供給する電力を2400Wとすることにより、総電力が4800Wとなり、機器の総電力4800Wを超えることはない。これにより、加熱部を同時使用した場合に機器の総電力を超えないように加熱コイルに供給する電力を制御することができ、かつ、それぞれの加熱部の火力感を同一にすることができ、調理物の焼き過ぎや焦げ付きを防止することができる。
また、機器の総電力量を切り替えることのできる総電力量切替手段8を有し、この機器の総電力量切替手段8により、総電力量を4800Wから、4000Wに変更することができる。これにより、機器の設置状況に応じた総電力量を選択することができる。
また、操作表示部3内に配置された報知手段9が、操作表示部3にて、電力規制機能が働いている場合、ブザー吹鳴等で報知する。さらに、操作表示部3内に配置された表示手段10が、電力規制機能が働いていることを表示する。これにより、利用者が、機器が電力規制状態にあり火力が抑制されていることを、視覚的、あるいは聴覚的に把握することができる。
さらに、抑制している火力に応じて火力段階表示手段(本実施の形態では、火力設定状態を示すLED6b、LED7bが該当)の表示を変更してもよい。すなわち、操作表示部3にて、第1の加熱部1の加熱火力設定を「5」(最大火力設定は「6」)、第2の加熱部2の加熱火力設定を「5」(最大火力設定は「5」)にて動作させた場合、第1の加熱部1は供給する電力が2500Wとなるように出力を制御し、同様に第2の加熱部2は供給する電力が2500Wとなるように出力を制御する。しかしながら、第1の加熱部1と第2の加熱部2に供給する電力の総和が5000Wとなってしまうため、機器の総電力4000Wを超えないように電力規制機能が働き、第1の加熱部1及び、第2の加熱部2に供給する電力を設定火力の比率に応じて抑制する。すなわち、総電力が4000Wを超えないようにするためには、1000W抑制すればよいため、この場合、第1の加熱部1の設定火力2500W(最大火力は3000W)と、第2の加熱部2の設定火力2500W(最大火力派2500W)の比率が1対1であるため、第1の加熱部1に供給する電力を500W抑制し、第2の加熱部2に供給する電力を500W抑制する(500:500
=1:1)。その結果、第1の加熱部1と第2の加熱部2に供給する電力は、設定火力が1段階下の「4」と同様の2000Wとなる。このように、電力規制機能により、ある設定火力以上の火力を実現できない場合においては、その設定不可能な設定火力に対応する表示を消去あるいは、点滅表示する。すなわち、第1の加熱部1の火力設定状態を示すLED6bにおいては加熱火力設定「6」及び「5」が、第2の加熱部2の火力設定状態を示すLED7bにおいては加熱火力設定「5」が選択不可能であるため、それぞれに対応する表示を消去あるいは、点滅表示する。このように、設定不可能な火力を消去あるいは、点滅表示することにより、利用者が電力規制機能により選択できない火力が視覚的に把握しやすい。
以上のように本実施の形態によれば、第1の加熱部1及び、第2の加熱部2が同時使用され、機器の総電力を超えないように火力を抑制しなければならない場合においても、第1の加熱部1及び、第2の加熱部2の火力感をほぼ同一にすることができるため、利用者の使い勝手を損なうことなく、調理を行うことができる。
尚、本実施の形態では加熱部が2つ存在する場合について述べているが、3つ以上存在する場合でも、機器の総電力を超えないように各加熱部の最大火力の比率あるいは、設定火力の比率に応じて各加熱部に対する電力の抑制量を決定することにより、同様の効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、複数の加熱部を有し、各加熱部が機器の総電力量を超える火力にて利用された場合でも自動的に火力を抑制し、また、各加熱部の火力感をほぼ同一にすることができるため、複数の加熱部を有した加熱調理器等の用途にも適用できる。
1 第1の加熱部
2 第2の加熱部
3 操作表示部
6b、7b 火力段階表示手段
8 総電力量切替手段
9 報知手段
10 表示手段

Claims (7)

  1. 複数の加熱部と、前記加熱部の各々の動作を独立して設定すると共に、この設定内容を表示する操作表示部とを備え、前記操作表示部は機器の総電力量が所定の値を超えないように前記加熱部の各々の火力を制限する電力規制機能を有し、前記電力規制機能は、前記加熱部の火力を規制状態に移行するとき、前記加熱部に対して規制する電力量を前記加熱部の各々の最大火力の比率により決定する構成とした誘導加熱調理器。
  2. 電力規制機能は、加熱部の火力を規制状態に移行するとき、前記加熱部に対して規制する電力量を前記加熱部の各々の最大火力の比率により決定する構成に替えて、前記加熱部の各々の設定火力の比率により決定する構成とした請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 操作表示部は、機器の総電力量を切り替える総電力量切り替え手段を有する構成とした請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 操作表示部は、電力規制機能により加熱部の火力が通常状態から規制状態に移行するとき、報知を行う報知手段を備える構成とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  5. 操作表示部は、電力規制機能により加熱部の火力が通常状態から規制状態に移行するとき、表示を行う表示手段を備える構成とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  6. 操作表示部は、加熱部が有する設定を文字または記号で表示する火力段階表示手段を有し、電力規制機能により加熱部の火力が規制状態に移行するとき、前記火力段階表示手段の設定不可能な火力段階に対応する範囲の表示を消す構成とした請求項1〜5のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  7. 操作表示部は、電力規制機能により加熱部の火力が規制状態に移行するとき、火力段階表示手段の設定可能な火力段階に対応する範囲は点滅表示を行う構成とした請求項6に記載の誘導加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101222772B1 (ko) 2012-07-31 2013-01-15 주식회사 케이알알티에스 다수의 발열체를 갖는 전기레인지의 전력 제어 방법 및 시스템

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