JP2012121647A5 - 印刷装置 - Google Patents

Description

上記の課題を解決するために、本発明の印刷装置は、駆動源と、互いに対向し、繋ぎ目を構成する端面を備える円筒軸を含み、前記駆動源により駆動される搬送ローラーと、前記駆動源の駆動力を前記搬送ローラーに伝えるギア部材と、前記搬送ローラーにより搬送される被搬送媒体に印刷を行う記録ヘッドと、を備え、前記搬送ローラーは、前記被搬送媒体の搬送を行う搬送領域と、前記被搬送媒体の搬送を行わない非搬送領域とを含み、前記繋ぎ目は、非搬送領域における端面同士の距離が搬送領域における端面同士の距離よりも広くなっている離間領域を含み、前記ギア部材の少なくとも一部は、前記非搬送領域における前記離間領域に入り込んで係合している、ことを特徴とする。

本発明の搬送ローラーによれば、ギア部材の少なくとも一部は離間領域に入り込んで取り付けられることで搬送ローラーの径方向における回転が規制されるとともに搬送ローラーの長さ方向における位置が固定されたものとなる。すなわち、ギア部材は上記繋ぎ目に取り付けられることによって搬送ローラーに良好に保持されて所定のトルク耐性を備えたものとなる。よって、ギア部材を圧入により搬送ローラーに取り付ける際に圧入力を小さくした場合であっても、上記繋ぎ目によりギア部材のトルク耐性を補うことができる。したがって、中実軸に比べて剛性が低い円筒状の繋ぎ目を有するローラー本体に対し、塑性変形を生じさせない圧入力でギア部材を組み込んだ場合であっても、所望の送り精度を備えた搬送ローラーを備えた印刷装置を提供できる。

本発明の印刷装置によれば、ギア部材がローラー本体に良好に保持されてなる搬送ローラーを備えているので、この印刷装置自体も、高い送り精度を備えた信頼性の高いものとなる。
本発明の印刷装置は、繋ぎ目は、長手方向に延びる繋ぎ目と、長手方向に延びる繋ぎ目から周方向に迂回する繋ぎ目とを含み、離間領域は、迂回する繋ぎ目において設けられていることを特徴とする。
本発明の印刷装置は、迂回する繋ぎ目は、長手方向に延びる繋ぎ目と交差する方向に突出する凸部および凹み部とで形成され、離間領域は、凸部と前記凹み部との間に生じた隙間により形成されていることを特徴とする。

Claims (5)

1. 駆動源と、
   互いに対向し、繋ぎ目を構成する端面を備える円筒軸を含み、前記駆動源により駆動される搬送ローラーと、
   前記駆動源の駆動力を前記搬送ローラーに伝えるギア部材と、
   前記搬送ローラーにより搬送される被搬送媒体に印刷を行う記録ヘッドと、を備え、
   前記搬送ローラーは、前記被搬送媒体の搬送を行う搬送領域と、前記被搬送媒体の搬送を行わない非搬送領域とを含み、
   前記繋ぎ目は、非搬送領域における端面同士の距離が搬送領域における端面同士の距離よりも広くなっている離間領域を含み、
   前記ギア部材の少なくとも一部は、前記非搬送領域における前記離間領域に入り込んで係合している、
   ことを特徴とする印刷装置。
2. 前記繋ぎ目は、長手方向に延びる繋ぎ目と、前記長手方向に延びる繋ぎ目から周方向に迂回する繋ぎ目とを含み、
   前記離間領域は、前記迂回する繋ぎ目において設けられていることを特徴とする請求項１記載の印刷装置。
3. 前記迂回する繋ぎ目は、前記長手方向に延びる繋ぎ目と交差する方向に突出する凸部および凹み部とで形成され、
   前記離間領域は、前記凸部と前記凹み部との間に生じた隙間により形成されていることを特徴とする請求項２記載の印刷装置。
4. 前記凸部の一部は前記搬送ローラーの外周面から径方向外側に向かって突出していることを特徴とする請求項３に記載の印刷装置。
5. 前記凸部の延在方向は、前記ローラー本体の搬送動作時における回転方向と一致していることを特徴とする請求項４に記載の印刷装置。