JP2012119499A - 半導体装置の製造方法及び半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 可変抵抗膜を有する半導体装置の電気的特性のバラツキを低減する。
【解決手段】 半導体装置の製造方法は、導電性材料を含み、所定方向に沿って延在する柱状体を形成する工程と、形成された柱状体の所定方向の一部を酸化させ、所定方向に見て、導電性材料の酸化物からなる可変抵抗部が未酸化の導電性材料に挟まれた構造を一体的に形成する工程と、を含む
【選択図】図11

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、一対の電極部間に挟まれた可変抵抗部を有する半導体装置の製造方法に関する。
不揮発メモリ装置の一つとしてCER(Colossal Electro-Resistance:巨大電界誘起抵抗変化)効果を利用する抵抗変化型メモリ(ReRAM:Resistance Random Access Memory)がある。ReRAMは、1つのメモリセルが1つのトランジスタと1つの抵抗素子からなり、さらに抵抗素子の構造が、上部電極と下部電極との間に可変抵抗膜を挟み込む比較的単純な積層構造であるため、今後のさらなる素子の微細化が期待されている。
関連するReRAMの製造方法では、抵抗素子の下部電極となるプラグを形成し、その表面を熱酸化などにより酸化させて可変抵抗膜とした後、可変抵抗膜の上に上部電極となる金属膜を形成する、というものである(例えば、特許文献1、非特許文献1及び2参照)。
また、消費電力の低減と安定した動作を実現するため、可変抵抗体の電気的に寄与する面積を上部電極若しくは下部電極により規定される面積よりも小さくする技術がある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、素子の特性バラツキを抑えるため、第1の電極と第2の電極の周囲をそれぞれ酸化物絶縁体で囲う技術がある(例えば、特許文献3参照)。
特開2008−72031号公報 特開2007−180473号公報 特開2010−40728号公報
ChiaHua Ho, et al.: "A Highly Reliable Self-Aligned Graded Oxide WOx Resistance Memory: Conduction Mechanisms and Reliability" VLSI Technology, 2007, pp.228-229 An Chen, et al.: "Non-Volatile Resistive Switching for Advanced Memory Applications" 10.1109/IEDM.2005.1609461,pp746-749
関連するReRAMの製造方法では、下部電極の表面を熱酸化等により酸化させて可変抵抗膜を形成した後、金属堆積工程により上部電極膜の形成が行われる。この場合、可変抵抗膜の表面状態によって、即ち可変抵抗膜と上部電極との界面の状態によって、素子の電気的特性にバラツキを生じる恐れがあるという問題点がある。この問題点は、金属堆積工程の前に可変抵抗膜の表面の洗浄を十分に行うようにしても完全に解消することはできない。また、特許文献2や3に記載された技術によってもこの問題点は解決されていない。
本発明は、可変抵抗膜と電極との間の界面の状態に起因する電気的特性のバラツキを抑制することができる半導体装置の製造方法を提供しようとするものである。
本発明の一実施の形態に係る半導体装置の製造方法は、導電性材料を含み、所定方向に沿って延在する柱状体を形成する工程と、前記柱状体の前記所定方向の一部を酸化させることにより、前記所定方向に見て、前記導電性材料の酸化物からなる可変抵抗部が未酸化の前記導電性材料に挟まれた構造を一体的に形成する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、導電性材料を含む柱状体を形成し、形成された柱状体の所定方向の一部を酸化させて可変抵抗部に変えるようにしたことで、所定方向に見て、導電性材料の酸化物からなる可変抵抗部が未酸化の導電性材料に挟まれた構造を、可変抵抗部と未酸化の導電性材料(電極部)との間の界面を外部に露出させることなく形成することができる。これにより、電極部と可変抵抗部との間の界面の状態に起因する電気的特性のバラツキを抑制することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法によって製造される半導体装置の(a)縦断面図及び(b)平面図である。 図1の半導体装置の製造工程を説明するための(a)縦断面図及び(b)平面図である。 図2に示す工程に続く工程を説明するための(a)縦断面図及び(b)平面図である。 図3に示す工程に続く工程を説明するための(a)縦断面図及び(b)平面図である。 図4に示す工程に続く工程を説明するための(a)縦断面図及び(b)平面図である。 図5に示す工程に続く工程を説明するための(a)縦断面図及び(b)平面図である。 図6に示す工程に続く工程を説明するための(a)縦断面図及び(b)平面図である。 図7に示す工程に続く工程を説明するための(a)縦断面図及び(b)平面図である。 図8に示す工程に続く工程を説明するための(a)縦断面図及び(b)平面図である。 図9に示す工程に続く工程を説明するための(a)縦断面図及び(b)平面図である。 図10に示す工程に続く工程を説明するための(a)縦断面図及び(b)平面図である。 図11に示す工程に続く工程を説明するための(a)縦断面図及び(b)平面図である。 図12に示す工程に続く工程を説明するための(a)縦断面図及び(b)平面図である。 図13に示す工程に続く工程を説明するための(a)縦断面図及び(b)平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法により製造される半導体装置の(a)縦断面図及び(b)平面図である。 図15の半導体装置の製造工程を説明するための(a)縦断面図及び(b)平面図である。 図16に示す工程に続く工程を説明するための(a)縦断面図及び(b)平面図である。 図17に示す工程に続く工程を説明するための(a)縦断面図及び(b)平面図である。 図18に示す工程に続く工程を説明するための(a)縦断面図及び(b)平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1(a)及び(b)に、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法により製造される半導体装置10の概略構成を示す。図1(a)は縦断面図、図1(b)は平面図である。なお、図1(a)は、図1(b)のA−A線断面に対応している。また、図1(b)は、一部が透視図のように描かれている。
半導体装置10は、ReRAM(Resistance Random Access Memory,抵抗変化型メモリ)と呼ばれる不揮発性メモリ装置である。ReRAMでは、一つのトランジスタと一つの可変抵抗素子とにより一つのメモリセルが構成される。
詳述すると、半導体装置10は、半導体基板11の一面側(図の上側)の素子形成領域に形成された複数のトランジスタ12を有している。複数のトランジスタ12は、第1の方向(ここでは図の表裏方向)及びそれと交差する第2の方向(ここでは図の左右方向)に沿って配列形成されている。図1(a)では、2個のトランジスタが示されている。また、図1(b)は、2×2=4個のトランジスタが形成される領域に相当する領域が示されている。
半導体装置10は、また、各トランジスタ12を覆う第1の層間絶縁膜13を有している。そして、各トランジスタ12のソース及びドレインは、第1の層間絶縁膜13を貫いて形成された一対のソース・ドレインプラグ14に接続されている。
一方(ソース側)のソース・ドレインプラグ14の端部は、第1の方向に沿って第1の層間絶縁膜13上に形成されたソース配線15に接続されている。また、他方(ドレイン側)のソース・ドレインプラグ14の端部は、可変抵抗素子16に接続されている。
可変抵抗素子16は、下部電極161及び上部電極162と、その間に挟まれた可変抵抗部163とを含む。これらは単一プラグとして形成された後、中央部を酸化させて形成される。したがって、これらは連続する外周面を持つ柱状体を形成している。また、上部電極162の外周面にはサイドウォール17が形成されている。サイドウォール17は、プラグの中央部を酸化させる際に、未酸化部分を残すために用いられる。
半導体装置10は、さらに素子形成領域全体を覆う第2の層間絶縁膜18及び第3の層間絶縁膜19を有している。第3の層間絶縁膜の上には、第2の方向に沿って形成され、可変抵抗素子16の上部電極162に接続されるビット線配線20が形成されている。
以下、図2乃至図14を参照して、半導体装置10の製造方法について説明する。ここで、各図において(a)は縦断面図、(b)は平面図である。図1と同様に、各図(a)は、(b)のA−A線断面に対応し、各図(b)は、一部が透視図のように描かれている。
なお、以下に説明する各工程において用いられる技術(即ち、成膜、パターニング、エッチング等の技術)としては、公知の技術を用いることができる。
まず、図2(a)及び(b)に示すように、半導体基板11の一面側に素子分離領域111を形成し、素子形成領域を画定する。そして、素子形成領域にトランジスタ12、第1の層間絶縁膜(第1の絶縁層)13、ソース・ドレインプラグ14及びソース配線15を形成する。
次に、図3(a)及び(b)に示すように、素子形成領域全体を覆うように層間絶縁膜180を形成する。層間絶縁膜180は複数の異なる絶縁膜(積層用絶縁膜)からなる絶縁性積層膜であり、例えば、第1、第2及び第3の絶縁膜181,182及び183を有してよい。あるいは、第1及び第2の絶縁膜181及び182に代わる下層絶縁膜と、第3の絶縁膜183に相当する上層絶縁膜とを有する2層構造であってもよい。
第1、第2及び第3の絶縁膜181,182及び183として、例えば、SiN、SiO及びSiNを用いることができる。また、下層絶縁膜及び上層絶縁膜としては、SiO及びSiNを用いることができる。
層間絶縁膜180が二層構造の場合は、三層構造の場合に比べて成膜工程が一工程少なくてすむ。一方、層間絶縁膜180が三層構造の場合は、後のエッチング工程において第1の絶縁膜181をエッチングストッパとして利用することができるので、層間絶縁膜180の一部を除去する工程において、自己整合的に容易かつ高精度に膜厚制御を行うことができる。なお、三層構造の場合、最終的に第2の絶縁膜182及び第3の絶縁膜183は除去され、第1の絶縁膜181が第2の層間絶縁膜(第2の絶縁層)18として残ることになる。
次に、リソグラフィー及びエッチングにより、図4(a)及び(b)に示すように、層間絶縁膜180に、一対のソース・ドレインプラグ14の他方の上面に達する開口部(コンタクトホール)41を形成する。
次に、導電性材料を含む膜、たとえば導体膜を形成する。具体的には、図5(a)及び(b)に示すように、素子形成領域全体に導電性膜(金属膜)51を形成する。このとき、開口部41内を埋め込むのに十分な膜厚の導電性膜51を堆積させることにより、開口部41内を埋め込む。導電性膜51の堆積法としては、例えば、CVD(Chemical vapor deposition)を用いることができる。導電性膜の材料としては、堆積の際に開口部41内を埋め込むことができ、酸化によって可変抵抗膜になる材料であればよい。つまり、その酸化物が可変抵抗材料となる導体であればよい。そのような導体として、例えば、W(タングステン)、Hf(ハフニウム)、Zr(ジルコニウム)、Ti(チタン)、Ni(ニッケル)、或いはCo(コバルト)などを使用することができる。W膜は、代表的な成膜条件を用いたback-end-of-line-W-plugプロセスにより成膜することができる。
続いて、導電性膜51の表面をCMP等で研磨(研削)する。この研磨は、図6(a)及び(b)に示すように、層間絶縁膜180の表面が露出するまで行う。こうして、開口部41内に導電性プラグ52を形成する。導電性プラグ52は、所定方向(図の上下方向、堆積方向)に沿って延在し、その形状は円柱状である。ただし、導電性プラグ52の形状は柱状形であればよく、例えば多角柱状でもよい。
次に、層間絶縁膜180の一部(第1の部分)を除去、具体的には、第3の絶縁膜183を選択的にエッチングして、図7(a)及び(b)に示すように、第2の絶縁膜182を露出させるとともに、導電性プラグ52の一方の端部(上端部)を露出させる。
次に、図8(a)及び(b)に示すように、素子形成領域全体にサイドウォール形成用絶縁膜170を形成する。絶縁膜170としては、例えば、SiNを用いることができる。
それから、この絶縁膜170に対してエッチバックを行い、図9(a)及び(b)に示すように、導電性プラグ52の一方の端部の外周面を覆うサイドウォール171を形成する。サイドウォール171の一部が、後に図1のサイドウォール17として残る。
次に、層間絶縁膜180の別の一部(第2の部分)を除去、具体的には、第2の絶縁膜182を選択的にエッチングし、図10(a)及び(b)に示すように、第1の絶縁膜181を露出させるとともに導電性プラグ52の堆積方向の一部(以下、中央部と呼ぶ)を露出させる。なお、層間絶縁膜180が二層構造の場合はエッチングパラメータを調整することにより、下層絶縁膜の一部(第2の部分、第2の絶縁膜182の厚みに相当する分)を除去するようにすればよい。
続いて、導電性プラグ52の堆積方向中央部を露出させた状態で、等方的な酸化処理、例えば熱酸化処理を行う。これにより、図11(a)及び(b)に示すように、導電性プラグ52の堆積方向中央部は酸化されWOx等の可変抵抗部163となる。また、導電性プラグ52の上端部も酸化され、可変抵抗部53を形成している。
可変抵抗部163の上下両側には、未酸化の導電性部分が残る。これら未酸化の導電性部分が下部電極161及び上部電極162となる。この方法によれば、導電性材料の酸化物からなる可変抵抗部163が未酸化の導電性材料(161,162)に挟まれた構造を一体的に形成することができる。それゆえ、可変抵抗部163と電極部(下部電極161又は上部電極162)との間の界面は、大気や酸素雰囲気等に曝されることが無い。故に、電気的特性が安定する。
次に、図12(a)及び(b)に示すように、素子形成領域全体に層間絶縁膜190を形成する。層間絶縁膜190としては、例えば、SiOが利用できる。
それから、層間絶縁膜190の表面をCMP等で研磨する。この研磨は、図13(a)及び(b)に示すように、導電性プラグ52の上端部に形成された可変抵抗部53が除去され、未酸化の上部電極162となる部分が露出するまで行う。研磨により膜厚が減少した層間絶縁膜190が図1の第3の層間絶縁膜19となる。また、サイドウォール171の研磨後に残った部分が図1のサイドウォール17となる。
次に、図14(a)及び(b)に示すように、第3の層間膜19の上に第2の方向に沿って形成され、第2の方向に沿って並ぶ複数の上部電極162に接続されるよう、複数のビット線配線20を形成する。ビット線配線20の形成は、例えば、TiN膜を50nm、W膜を100nm、順次積層した後、リソグラフィ及びエッチングにより配線パターンを形成することにより行われる。
この後、公知の配線工程(AlやCu等の金属配線形成工程)や保護膜形成工程等を行い、半導体装置10が完成する。
上述したように、本実施の形態では導電性プラグを形成し、形成した導電性プラグの堆積方向の一部(中央部)を酸化させることにより、可変抵抗部が一対の電極部に挟まれた構造を一括形成する。したがって、可変抵抗部の電極部との界面となる部分が外部に露出することがない。それゆえ、界面をクリーニングする必要がなく、また、クリーニングの状態によって電気的特性にバラツキが生じるということもない。
加えて、酸化の進行は、酸化される領域の周辺部よりも中央部の方が早い。したがって、可変抵抗部の厚みは、外周側から中心に向かって進むに従い堆積方向に関して薄くなる。その結果、一対の電極部間の距離は、外周側よりも中心側で短くなる。したがって、一対の電極部間に電圧を印加したとき、それら電極部間に形成される電流経路は中心付近に偏る。つまり、一対の電極部間において電流経路が形成される領域は中心付近に制限される。
以上の結果、半導体装置10では、可変抵抗部と電極部との界面の状態に起因する電気的特性のバラツキの発生が抑制される。
ReRAMでは、一対の電極間に高電圧を印加することで、これら電極に挟まれた可変抵抗部中に電流経路を形成し、低抵抗化状態又はフォーミング状態と呼ばれる状態にする。そして、フォーミング状態で、両電極間に印加する電圧を制御することで、可変抵抗部中に形成された電流経路の抵抗値を変化(セット抵抗⇔リセット抵抗)させ、記憶素子として機能させる。
関連するReRAMでは、上下電極部の対向面が実質的に平行なので、電流経路形成時に複数の電流経路が形成され始め、いくつかの不完全な電流経路が残る可能性が高い。不完全な電流経路は、その後の抵抗値を変化させる際(動作時)に導通して、ReRAMの誤動作の原因となる恐れがある。
これに対し、本実施の形態に係る半導体装置では、上部電極と下部電極とが最も近接した箇所(中心部)に電界が集中し、電流経路が1本だけ形成される可能性が高い。つまり、不完全な電流経路が形成される可能性がほとんどない。よって、半導体装置の動作に不完全な電流経路が導通し(抵抗値が急激に低下し)、半導体装置が誤動作するようなこともほとんどない。
次に、図15を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法により製造される半導体装置10−1について詳細に説明する。
半導体装置10−1と第1の実施の形態に係る半導体装置10とほぼ同じに構成されている。しかしながら、半導体装置10−1が、絶縁部21を備える可変抵抗素子16−1を有している点で、半導体装置10と異なっている。絶縁部21は、可変抵抗素子16−1の中心軸に沿って積層方向に延び、下部電極161から上部電極162にまで達している。
次にこの半導体装置10−1の製造方法について、図16乃至図19を参照して説明する。
図16(a)及び(b)は、第1の実施の形態の場合と同様の工程により、開口部41を形成するまでの工程を終えた状態を示している。この状態から、図17(a)及び(b)に示すように、開口部41が部分的に埋め込まれ、完全には埋め込まれない膜厚となるように堆積条件を設定し、導電性膜51を堆積させる。導電性膜51としては、例えば、W(タングステン)膜等の上述した導体(金属膜)のいずれかを用いることができる。さらに、導電性膜51上に、開口部41内に残された空間を完全に埋め込むのに十分な膜厚の絶縁膜(埋め込み用絶縁膜)210を形成して開口部41を完全に埋め込む。絶縁膜210としては、例えば、SiO膜を用いることができる。
次に、絶縁膜210と導電性膜51とを表面側からCMP等により研磨する。この研磨は、図18(a)及び(b)に示すように、層間絶縁膜180の表面が露出するまで行う。こうして、中心部に円柱状絶縁膜211が埋め込まれた導電性プラグ55を開口部41内に形成する。導電性プラグ55は一部(中心部)が絶縁膜であるが、その外形は円柱状形である。
その後、第1の実施の形態と同様の工程(図7〜図14参照)を行い、図19(a)及び(b)に示すような半導体装置10−1を得る。
本実施の形態では、導電性プラグ55の中心部に円柱状絶縁膜211が存在するので、導電性プラグ55の所定方向中央部を酸化させて可変抵抗部を形成する工程に要する時間を、第1の実施の形態に比べて短縮することができる。
また、可変抵抗部と電極部との界面の面積を小さくすることができ、電流経路の抵抗値を変化させる書き換え電流を低減することができる。
以上、本発明について、いくつかの実施の形態に即して説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更、変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、導電性プラグの材料としてW(タングステン)を例示したが、その酸化物がCER効果を示すものであれば他の材料であってもよい。
10,10−1 半導体装置
11 半導体基板
111 素子分離領域
12 トランジスタ
13 第1の層間絶縁膜
14 ソース・ドレインプラグ
15 ソース配線
16,16−1 可変抵抗素子
161 下部電極
162 上部電極
163 可変抵抗部
17 サイドウォール
170 サイドウォール形成用絶縁膜
171 サイドウォール
18 第2の層間絶縁膜
180 層間絶縁膜
181 第1の絶縁膜
182 第2の絶縁膜
183 第3の絶縁膜
19 第3の層間絶縁膜
190 層間絶縁膜
20 ビット線配線
21 絶縁部
210 絶縁膜
211 円柱状絶縁膜
41 開口部
51 導電性膜
52 導電性プラグ
53 可変抵抗部

Claims (15)

  1. 導電性材料を含み、所定方向に沿って延在する柱状体を形成する工程と、
    前記柱状体の前記所定方向の一部を酸化させることにより、前記所定方向に見て、前記導電性材料の酸化物からなる可変抵抗部が未酸化の前記導電性材料に挟まれた構造を一体的に形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記所定方向に沿って複数の積層用絶縁膜が積層された絶縁性積層膜に開口部を形成し、前記柱状体は前記開口部内に形成され、
    前記絶縁性積層膜の第1の部分を除去して前記柱状体の一方の端部を露出させ、
    露出させた前記柱状体の一方の端部の外周面にサイドウォールを形成し、
    前記絶縁性積層膜の第2の部分を除去して残りを第1の絶縁層とするとともに、前記柱状体の前記所定方向中央部を露出させ、前記柱状体の前記所定方向中央部は酸化され、
    前記柱状体全体を覆うように第2の絶縁層を形成し、
    前記柱状体の前記一方の端部側に形成された酸化部分を除去するように前記第2の絶縁層の表面を平坦に研削する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記開口部を形成した後、前記開口部を埋め込むのに十分な膜厚の前記導電性材料からなる導電性膜を形成し、
    前記絶縁性積層膜が露出するまで前記導電性膜を表面側から研削して、当該導電性膜の一部を前記柱状体として前記開口部内に残す、
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記開口部を形成した後、前記開口部を部分的に埋め込む膜厚の前記導電性材料からなる導電性膜を形成し、
    前記導電性膜の上に前記開口部内に残る空間を埋めるのに十分な膜厚の埋め込み用絶縁膜を形成し、
    前記絶縁性積層膜が露出するまで前記埋め込み用絶縁膜及び前記導電性膜を表面側から研削して、前記導電性膜の一部を前記柱状体として前記開口部内に残し、当該埋め込み用絶縁膜の一部を前記空間内に残す、
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記複数の積層用絶縁膜が、上層幕と下層膜を有する二層構造を有し、前記上層膜は前記第1の部分に相当し、前記下層膜は前記サイドウォールを形成する際にエッチングストッパとして利用され、前記下層膜が前記第2の部分と前記第1の絶縁層とに相当することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記サイドウォールは窒化シリコンから成り、前記上層膜は窒化シリコン膜、前記下層膜は酸化シリコン膜であることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記複数の積層用絶縁膜が、順次積層された第1、第2及び第3の絶縁膜を有し、前記第3の絶縁膜は前記第1の部分に相当し、前記第2の絶縁膜は前記第2の部分に相当し、前記サイドウォールを形成する際にエッチングストッパとして利用され、前記第3の絶縁膜は前記第1の絶縁層に相当することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記サイドウォールは窒化シリコンから成り、前記第1の絶縁膜は窒化シリコン膜、前記第2の絶縁膜は酸化シリコン膜、前記第3の絶縁膜は窒化シリコン膜であることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. トランジスタ及び該トランジスタに接続されるソース・ドレインプラグを形成した後、前記柱状体を前記ソース・ドレインプラグに接続するように形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  10. トランジスタ及び該トランジスタに接続されるソース・ドレインプラグを形成した後、前記ソース・ドレインプラグを覆うように前記絶縁性積層膜を形成し、前記開口部を前記ソース・ドレインプラグの一部を露出させるように形成することを特徴とする請求項2乃至8のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記導電性材料を含む前記柱状体として、その酸化物が可変抵抗材料となる導体を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記酸化物が可変抵抗材料となる導体として、タングステン、ハフニウム、ジルコニウム、チタン、ニッケル、又はコバルトを形成することを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 同一の導電性材料からなる一対の電極部と、
    前記導電性材料の酸化物からなり、前記一対の電極部に挟まれた可変抵抗部と、を有し、
    前記一対の電極部と前記可変抵抗部は、柱状体を形成し、
    前記可変抵抗部の厚みは、前記一対の電極部の間の距離が外周側より中心側で短くなるように、外周側から中心側へ向かって減少している
    ことを特徴とする半導体装置。
  14. 前記一対の電極部と前記可変抵抗部は、連続する外周面を有する前記柱状体を形成することを特徴とする請求項13に記載の半導体装置。
  15. 第1の絶縁材料からなり、前記一対の電極部のうちの一方の電極部の外周面を覆うサイドウォールと、
    前記第1の絶縁材料又は当該第1の絶縁材料とは異なる第2の絶縁材料からなり、前記一対の電極部のうちの他方の電極部の外周を囲う第1の絶縁層と、
    前記第2の絶縁材料からなり、前記可変抵抗部の外周及び前記サイドウォールの外周を囲む第2の絶縁層と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項13又は14に記載の半導体装置。
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