JP2012118788A - コンテンツ出力システムおよび出力管理サーバー - Google Patents

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康博 中井
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Abstract

【課題】ユーザーが適切なデータ出力装置を指定してコンテンツを出力できるシステムおよび出力管理サーバーを提供する。
【解決手段】(1)コンテンツ提供者から提供される閲覧可能に格納するコンテンツ格納部、閲覧要求および出力要求を端末から受付けるコンテンツ管理部、所定形式の出力データを生成する出力データ生成部および前記出力データを外部へ送信する上流通信部を含んでなるコンテンツ管理サーバーと、(2)前記コンテンツ管理サーバーから前記出力データを受信する中間通信部及び出力先指定を受付ける出力先管理部を含む出力管理サーバーと、(3)出力管理サーバーから出力データを受信し、出力部の動作を制御する制御部を含むデータ出力装置を備え、前記出力管理サーバーは、複数のデータ出力装置と通信可能に接続され、前記端末からの出力先指定に応じた何れかのデータ出力装置を決定することを特徴とするコンテンツ出力システム。
【選択図】図1

Description

この発明は、コンテンツ出力システムおよび出力管理サーバーに関する。より詳細には、コンテンツ管理サーバー、複数のデータ出力装置および出力管理サーバーを備えるシステムおよび前記出力管理サーバーに関する。
前記コンテンツ管理サーバーは、コンテンツ提供者から提供されるデータを格納して管理し、前記データ出力装置は前記コンテンツ管理サーバーが生成した出力データを出力する。そして、前記出力管理サーバーは、各データ出力装置の設置状況を管理していずれのデータ出力装置に前記出力データを出力させるかを決定する。
近年、無線通信環境の充実に伴い、その無線通信を利用して人が携帯しながら使用できるような小型の情報処理装置が普及している。例えば、スマートフォンやスマートブック、電子ブックリーダと呼ばれるもの等である。また、携帯しながらの使用はむずかしいが人が移動先へ携帯し易い程度の大きさ、重量の情報処理装置が普及している。いわゆるネットブックやそれより処理能力の高いモバイルPCと呼ばれるものである。さらに、技術の発達によりこのような既存機器の用途を超える新たな形態が登場してくる可能性もある。以下、これら無線通信可能な小型の情報処理装置を総称してモバイル端末と呼ぶこととする。
モバイル端末は、いつでもどこでもユーザーが文書処理、ウェブサイトの閲覧、データベースへのアクセス、電子メール、計算処理等を容易に行うことができる。そのような環境下で、モバイル端末を用いた各種サービス、例えば銀行口座の残高照会、振込、振替、各種チケットの予約、購入、通信販売やオークション取引、気象情報や交通案内等の提供をうけることができる。また、個人向け情報に限らず、ビジネス情報に関するデータベース(従業員限定、会員限定、一般公開等の態様を問わず)の照会、操作にも用いることができる。例えば、営業員が自社のデータベースにアクセスして在庫を確認し、商品を発注し、伝票を発行し、取引書類の書式を取得するために用いることができる。
しかしながら、これらモバイル端末は小型の表示画面はあるものの、作成した文書や上記各種サービスにより得られた情報の印刷出力を自ら行う機能は通常有していない。あるいは、大型画面に情報を表示させ確認したい場合もあろう。そこで、モバイル端末の使用者が、移動先近くにある出力装置(例えば、デジタル複合機)に、特定の情報を出力させることのできるシステムが提案されている(例えば、特許文献1〜2参照)。
前述したようなモバイル端末の使用形態で、ユーザーが出力させたいデータの多くはネットワーク上のウェブサイトやデータベース等で提供されているデータや、そのデータを元にユーザーが加工したものであろう。ただし、一部の出力データは、ユーザーがまったく新規に作成したものが含まれよう。後者の例は、ユーザーが白紙の状態から作成した文書データである。
前者の出力データの場合、ネットワーク上で提供されるデータは、ユーザーでない第三者が作成し、提供するものである。前記データの例は、ある銀行が提供する預金口座の現在残高や入出金履歴のデータ、あるいはその銀行に各種申請を行う際の書式データである。また、チケット予約のウェブサイトが提供する予約申込み画面や予約内容確認画面のデータである。また、ビジネス情報の例としては、ユーザーが勤務する会社の商品管理データベースが照会に応答して生成する在庫一覧の帳票データである。また、その会社が予め準備し提供する取引書類の書式データである。
以下、そのように第三者が作成し、提供するデータをコンテンツと呼ぶ。そして、コンテンツを提供する者をコンテンツ提供者と呼ぶ。なお、コンテンツ提供者はコンテンツの作成者と異なってもよい。モバイル端末が映像データ配信サービスのデータベースにアクセスして映像データを取得する場合を例に挙げて説明すると、配信される映像データを作成した者(コンテンツ作成者)がデータベースの管理者と異なる場合もある。その場合、データベースを管理する者がコンテンツ提供者に相当する。
モバイル端末のユーザーは、コンテンツを取得し、そのままであるいはユーザーが加工して出力させる。このような態様において、ユーザーがコンテンツを取得するためにモバイル端末からアクセスするウェブサイトやデータベース等は一つに限定されない。そのとき必要とする情報に応じて異なるウェブサイトやデータベースにアクセスする。
特開2002−149548号公報 特開2005−327317号公報 特開2000−148425号公報
従来のシステムは、コンテンツの管理と各データ出力装置の管理とを同一のサーバーで行っていた。
通常、各コンテンツ提供者が提供するコンテンツは更新されていく。コンテンツ提供者はコンテンツの更新を管理する。一方、データ出力装置については、例えばある会社の構内に敷設されたネットワークを対象とする程度であれば、データ出力装置の設置状況は頻繁に変化することはない。このような環境下では、コンテンツの管理と各データ出力装置の管理を同一のサーバーで行っても不都合はない。
しかし、無線通信環境がより充実し、モバイル端末がより普及していくとユーザーが社外のデータ出力装置を使用したいというニーズが生じてくる。全国規模の会社の従業者であれば、自社の各支店、出張所にあるデジタル複合機を出先でも容易に使用したいと考えるであろう。さらに、例えば、コンビニエンスストア等に設置されたデジタル複合機に印刷を出力できるならそうしたいと考えるであろう。その他、ホテルや図書館等、不特定多数が利用する施設に設置されたデジタル複合機が利用可能ならそれらも利用したいと考えるであろう。
このように広い範囲のデータ出力装置が対象になると、それらの設置状況は日々変化しその管理が必要になる。ところが、小規模な会社であれば自社の各支店や出張所に設置されたデジタル複合機は管理できるかもしれないが、一般に、コンテンツ提供者がコンビニエンスストアやホテル等、設置主体の異なるデジタル複合機の状況をすべて把握することは難しい。むしろ、これらのデジタル複合機の設置状況は各デジタル複合機を保守管理する者が把握している。近年は、これらのデジタル複合機は保守管理者との間で通信可能に接続され、保守管理者がオンラインで各デジタル複合機の消耗品の使用状況や故障の有無をモニターしているという実情がある。
また、この発明に係るデータ出力装置は、前述のデジタル複合機だけではない。例えばデジタルサイネージ用の表示装置もこの発明に係るデータ出力装置に含まれる。デジタルサイネージの場合にコンテンツ提供者に相当する者は、例えば広告業者である。広告業者は、顧客からの申込みに応じてコンテンツ(広告映像)を提供する。ここで、広告業者が自分の所有する表示装置にのみコンテンツを配信するのであれば、コンテンツの管理と各表示装置の設置状況の管理とを同一のサーバーで行えるかもしれない。
しかし、例えば、全国に多数の店舗を持つ販売業者が広告業者となって、各店舗に表示装置を設置する場合を考えると、全国の各店舗の設置状況あるいは稼働状況を管理することが必要になる。稼働の状況に応じて広告主への課金を行う必要があるところ、店舗の開業、移転、あるいは閉鎖、また各店舗への新規設置、撤去等の状況は日々変わるからである。
まして、表示装置の設置主体と広告業者とが別であって、広告業者が複数の設置主体に広告を配信する場合は、広告業者が各表示装置の設置状況をすべて把握することは難しい。むしろ、各表示装置の設置状況は各表示装置の設置作業者あるいは各表示装置を保守管理する者が把握している。
そのような環境下においては、コンテンツを管理するコンテンツ管理サーバーとデータ出力装置の設置状況を管理する出力管理サーバーとを独立させた方が合理的である。そうすれば、コンテンツ提供者はデータ出力装置の設置状況を気にせずともコンテンツの更新管理ができ、一方、データ出力装置の管理者はコンテンツの更新管理を気にすることなく各データ出力装置の設置状況の管理に集中できる。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、コンテンツの管理とデータ出力装置の管理とを独立させ、ユーザーがいつでもどこでも適切なデータ出力装置を指定してコンテンツを出力できるシステムおよび出力管理サーバーを提供するものである。
この発明は、(1)コンテンツ提供者から提供されるデータをユーザーの端末から閲覧可能に格納するコンテンツ格納部、前記データの何れかに対する閲覧要求および出力要求を前記端末から受付けるコンテンツ管理部、前記出力要求に応答して前記データに基づく所定形式の出力データを生成する出力データ生成部および前記出力データを外部へ送信する上流通信部を含んでなるコンテンツ管理サーバーと、(2)前記コンテンツ管理サーバーから前記出力データを受信する中間通信部、受信した出力データを格納して管理するデータ管理部および前記端末から出力先に係る指定を受付ける出力先管理部を含んでなる出力管理サーバーと、(3)出力先として指定されたとき前記出力管理サーバーから前記出力データを受信する下流通信部、受信した出力データを出力するデータ出力部および前記出力部の動作を制御する制御部を含んでなるデータ出力装置とを備え、前記出力管理サーバーは、複数のデータ出力装置と通信可能に接続され、前記出力先管理部は、各データ出力装置を識別する識別情報と各データ出力装置の設置位置情報とを管理して前記端末からの出力先指定に応じた何れかのデータ出力装置を決定することを特徴とするコンテンツ出力システムを提供する。
また、異なる観点から、この発明は、外部のコンテンツ管理サーバーから出力データを受信しかつユーザーの端末および複数のデータ出力装置と通信可能な中間通信部と、受信した出力データを格納して管理するデータ管理部と、前記端末から前記出力データの出力先指定を受付ける出力先管理部を備え、前記コンテンツ管理サーバーは、元になるデータを前記端末から閲覧可能に格納しかつ前記端末からの出力要求に応じて前記出力データを生成し、前記出力先管理部は、各データ出力装置を識別する識別情報と各データ出力装置の設置位置情報とを管理して前記出力先指定に応じた何れかのデータ出力装置を決定し、前記中間通信部は、決定されたデータ出力装置に前記出力データを送信してそのデータ出力装置に前記出力データを出力させることを特徴とする出力管理サーバーを提供する。
即ち、この発明によれば、ユーザーに提供されるコンテンツを管理するコンテンツ管理サーバーと、各所に設置された複合機やデジタルサイネージ用の表示装置等、前記データを出力するデータ出力装置の設置状況を管理する出力管理サーバーがそれぞれ独立しており、コンテンツと設置状況とが別個に管理されている環境で、ユーザーが端末からコンテンツ管理サーバーにアクセスして出力を希望するコンテンツを指定すると、それ以降のやりとりが出力管理サーバーに移行し、出力管理サーバーがユーザーの指定に応じて前記コンテンツを出力するデータ出力装置を決定する。
この発明のシステムは、(1)コンテンツ提供者から提供されるデータを格納し、ユーザーの端末からの出力要求に応答して前記データに基づく出力データを生成するコンテンツ管理サーバーと、(2)前記出力データを受信して格納し、前記端末から出力先に係る指定を受付ける出力管理部を含んでなる出力管理サーバーと、(3)出力先として指定されたとき前記出力データを出力する複数のデータ出力装置とを備え、前記出力先管理部は各データ出力装置を識別する識別情報と各データ出力装置の設置位置情報とを管理して前記端末からの出力先指定に応じた何れかのデータ出力装置を決定するので、コンテンツの管理とデータ出力装置の管理とが独立したサーバーでなされ、ユーザーが前記端末から出力先に係る指定をすると前記識別情報と設置位置情報に基づいてその指定に応じたデータ出力装置にコンテンツが出力される。よって、ユーザーは、出力管理サーバーで管理されるデータ出力装置のうち適切な出力先から自分が指定したコンテンツの出力を得ることができる。
この発明の出力管理サーバーも同様の作用効果を奏する。
この発明において、コンテンツは、ユーザーでない者が作成し、ユーザーが閲覧および出力できるようにコンテンツ管理サーバーに格納されたデータである。その具体的な態様は、例えば、ユーザーから見て第三者のウェブサイトにあるデータや第三者が管理するデータベースのデータである。
また、コンテンツ提供者は、ユーザーの端末からのアクセスに応じてコンテンツを閲覧、出力可能に管理する第三者である。その具体的な態様は、例えば、前記ウェブサイトの管理者や前記データベースの管理者である。
この発明のシステムは、一つのコンテンツ管理サーバーを備えるが、複数のコンテンツ管理サーバーを備えていてもよい。その場合、各コンテンツ管理サーバーは、出力要求を受け付けると、出力要求の対象とされたデータに基づいて出力データを生成し、生成した出力データを出力管理サーバーに送信する。
前記端末は、無線通信可能でユーザーが形態可能な情報処理装置、即ち、モバイル端末を含む。その具体的な態様は、例えば、スマートフォン、スマートブックやネットブックである。後述する実施形態において、前記端末は、ユーザー端末に相当する。
また、出力データは、前記端末により指定されたコンテンツに係り、前記端末からの出力要求に応じてコンテンツ管理サーバーで生成される。そのデータ形式は、出力管理サーバーが受け付け可能なものとして予め定められている。そして、コンテンツ管理サーバーには、前記出力管理サーバー用に出力データ生成処理を実行するドライバがインストールされていてもよい。前記ドライバは、指定されたコンテンツから所定のデータ形式の出力データを生成する。出力データのデータ形式は、データ出力装置が直接処理可能な形式、または、前記形式に変換可能なものである。後述する実施形態において、データ出力装置は印刷出力を行う装置であり、出力データ形式が所定のページ記述言語の印刷データである。データ出力装置が表示装置の場合の出力データは、例えば、出力データ形式がAVCHD形式やMP4形式の映像データである。さらに、出力データがサムネイル表示用および/またはプレビュー表示用の画像データを含んでいてもよい。あるいは、サムネイル表示用および/またはプレビュー表示用の画像データは出力管理サーバーが前記出力データに基づいて生成してもよい。
コンテンツサーバーおよび出力管理サーバーのハードウェアとしては、市販のファイルサーバーをもとに構築可能であるが、データ管理部や出力先管理部などの機能を実現するには特別な処理ソフトウェアを作成する必要がある。
また、出力先に係る指定は、ユーザーの近くに設置された出力装置を出力管理部が決定するための手がかりを提供する。その具体的な態様の一例は、ユーザーの端末がGPS(Global Positioning System、全地球測位システム)を搭載しており、GPSで取得された現在位置を提供するものである。
この発明に係るデータ出力装置は、コンテンツを印刷しあるいは表示するものである。その具体的な態様は、例えば、デジタル複合機やデジタルサイネージ用の表示装置である。後述する実施形態において、データ出力装置は、印刷機能を備えるデジタル複合機に相当する。
また、識別情報は、各データ出力装置を他のデータ出力装置と識別するユニークなデータである。その具体的な態様は、例えば、各データ出力装置が不揮発性メモリを有しており、その工場出荷時にその不揮発性メモリに書き込まれるシリアル番号である。識別情報が機器の製造番号に対応していてもよいが、それに限定されず、各データ出力装置にユニークであればよい。例えば、出力管理サーバーが通信先の特定に用いるデータ(IPアドレス等)を使用してもよい。後述する実施形態では、識別情報としてデータ出力装置の製造番号を適用している。
また、設置位置情報は、各データ出力装置が設置された位置を表す情報である。その具体的な態様は、データ出力装置が設置されたときに設置をした者が入力し前記不揮発性メモリに保持されるデータであってもよい。その場合は、郵便番号の数字データや住所表記、施設名称、設置主体の組織名称等の文字データが設置位置を表す。あるいは、各データ出力装置がGPSを搭載し、または、GPSを接続可能なインターフェイス部を有しており、そのGPSで取得された現在位置であってもよい。その場合は、緯度経度の数値が設置位置情報に含まれる。
この発明のコンテンツ出力システムおよび出力管理サーバーの構成例を示すブロック図である。 この発明に係るデータ出力装置の特性情報の一例を示す説明図である。 この発明に係るコンテンツ管理サーバーのCPUが実行するコンテンツ管理の処理を示すフローチャートである。 この発明に係るコンテンツ管理サーバーのCPUが実行する閲覧処理を示すフローチャートである。 この発明に係るユーザー端末に表示されるコンテンツの一例を示す説明図である。 この発明に係るコンテンツ管理サーバーのCPUが実行する出力処理を示すフローチャートである。 この発明に係るユーザー端末で出力先を指定するメニュー画面の一例を示す第1の説明図である。 この発明に係るユーザー端末で出力先を指定するメニュー画面の一例を示す第2の説明図である。 この発明に係る出力管理サーバーのCPUが実行する出力処理を示すフローチャートである。 この発明に係るデータ出力装置の制御部が出力データを受信して実行する処理を示すフローチャートである。 この発明に係る出力管理サーバーのCPUが実行するデータ出力装置の管理処理を示すフローチャートである。 この発明に係る出力管理サーバー31のCPUが実行する設置時設定メニューの処理を示すフローチャートである。 この発明に係るコンテンツの一部について無償閲覧/無償プレビューを制限する態様の一例を示す説明図である。
以下、この発明の好ましい態様について説明する。
この発明のシステムにおいて、各データ出力装置は、固有の識別情報を保持する固有情報保持部をさらに有してなり、前記下流通信部は、前記識別情報を前記出力管理サーバーとやりとりし、前記出力管理サーバーが有する出力先管理部は、各データ出力装置に係る識別情報および各データ出力装置の設置位置情報を管理し、前記設置位置情報および前記識別情報を用いて、出力先としてのデータ出力装置を決定してもよい。このようにすれば、前記識別情報については、各データ出力装置の固有情報保持部に予め保持された識別情報を下流通信部が出力管理サーバーに送信し、前記出力先管理部は、前記識別情報を取得して管理することができる。
なお、出力管理サーバーを通信先として設定する方法は、例えば、データ出力装置に予め通信先の設定メニューを用意しておき、データ出力装置の設置が行われる際に、設置作業者がその設定メニューを用いて送信先としての出力管理サーバーのアドレスを設定するようにすれば実現できる。
また、前記データ出力装置は、前記設置位置情報の入力を受け付ける下流入力部をさらに備え、前記下流通信部は、入力された前記設置位置情報を前記出力管理サーバーに送信し、前記出力先管理部は、前記データ出力装置から受信した各設置位置情報を管理してもよい。このようにすれば、前記設置位置情報については、各データ出力装置の下流入力部は、そのデータ出力装置を設置した者からの設置位置情報の入力を受け付け、下流通信部がその設置位置情報を出力管理サーバーに送信し、前記出力先管理部は、受信した設置位置情報を取得して各データ出力装置の設置位置情報を管理することができる。なお、出力管理サーバーを送信先として設定する方法は、前述の通りである。
設置位置情報の内容の例としては、郵便番号、電話の市外局番、住所、施設名称、建屋の何階かの情報、施設を所有あるいは運用する組織の名称および緯度及び経度の数値などが挙げられる。
あるいは、前記出力管理サーバーは、各設置位置情報の入力を受け付ける中間入力部をさらに備え、前記出力先管理部は、入力された各設置位置情報を管理してもよい。このようにすれば、設置作業者は設置位置情報を出力管理サーバーに直接入力することができる。出力管理サーバーへの入力方法としては、たとえば、設置作業者がネットブックやモバイルPCを用いて出力管理サーバーと直接通信し、設置位置情報を入力できるようにしておけばよい。
前記コンテンツ管理部は、前記コンテンツ格納部に格納されたデータの前記コンテンツ提供者による追加、変更および削除を受付けてもよい。このようにすれば、コンテンツ提供者は、コンテンツ管理サーバー中のコンテンツを追加、更新および削除することができる。
また、前記データ管理部は、前記端末で前記出力データのプレビューまたはサムネイル表示を可能にすべく前記端末に前記出力データを提供してもよい。このようにすれば、ユーザーは、出力データの内容を視覚的に確認しながら出力先の指定を行うことができるので便宜であり、また、誤操作を防ぐことができる。
前記コンテンツ格納部に格納されたデータは、閲覧および出力を制限するための保護情報が付加されてなり、前記出力データ生成部は生成する出力データに前記保護情報を付加し、前記コンテンツ管理部および前記データ管理部は、前記保護情報に基づいて前記データの内容の少なくとも一部につき前記端末での閲覧および/またはプレビューを制限してもよい。このようにすれば、例えば、コンテンツが著作権等に基づき閲覧および出力を制限する対象であって出力が有償の場合に、ユーザーが料金を支払う前はコンテンツの少なくとも一部の閲覧および/またはプレビューを制限してコンテンツの無断閲覧、無断出力を確実に保護することができる。
前記コンテンツ管理部は、特定のコンテンツ提供者にのみ前記コンテンツ格納部へのデータの登録、前記コンテンツ格納部に格納されたデータの変更および削除を許容すべくコンテンツ提供者の認証を行い、前記データ出力装置および出力管理サーバーは、特定の管理者にのみ各設置位置情報の入力を許容すべく管理者の認証を行ってもよい。このようにすれば、コンテンツの登録、変更および削除をできるコンテンツ提供者は限定され、また、各設置位置情報を入力できる管理者は限定される。そして、前記コンテンツ提供者と前記管理者とは個別の認証を受け、コンテンツの管理と設置位置情報の管理とが独立して行われる。
前記データ出力装置は、画像形成装置であってもよい。また、前記データ出力装置は、電子広告表示装置であってもよい。
ここで示した種々の好ましい態様は、それら複数を組み合わせることもできる。
この発明の出力管理サーバーも同様の好ましい態様を有する。即ち、この発明の出力管理サーバーにおいて、各データ出力装置は、固有の識別情報を保持してなり、前記出力先管理部は、各データ出力装置に係る識別情報および各データ出力装置の設置位置情報を管理し、前記設置位置情報および前記識別情報を用いて、出力先としてのデータ出力装置を決定してもよい。このようにすれば、前記識別情報については、各データ出力装置に予め保持された識別情報を受信し、前記出力先管理部は、前記識別情報を取得して管理することができる。
また、前記データ出力装置は、前記設置位置情報の入力を受け付け、前記中間通信部は、各データ出力装置から各設置位置情報を受信し、前記出力先管理部は、受信した各設置位置情報を管理してもよい。このようにすれば、前記設置位置情報については、各データ出力装置を設置した者から入力された設置位置情報をそのデータ出力装置から受信し、前記出力先管理部は、受信した設置位置情報を取得して各データ出力装置の設置位置情報を管理することができる。
さらにまた、各設置位置情報の入力を受け付ける中間入力部をさらに備え、前記出力先管理部は、入力された各設置位置情報を管理してもよい。このようにすれば、設置作業者は設置位置情報を出力管理サーバーに直接入力することができる。
前記データ管理部は、前記端末で前記出力データのプレビューまたはサムネイル表示を可能にすべく前記端末に前記出力データを提供してもよい。このようにすれば、ユーザーは、出力データの内容を視覚的に確認しながら出力先の指定を行うことができるので便宜であり、また、誤操作を防ぐことができる。
また、元になるデータおよび前記出力データには、出力を制限するための保護情報が付加されてなり、前記データ管理部は、前記保護情報に基づいて前記データの内容の少なくとも一部につき前記端末でのプレビューを制限してもよい。このようにすれば、例えば、コンテンツが著作権等に基づいて出力を制限する対象であって出力が有償の場合に、ユーザーが料金を支払う前はコンテンツの少なくとも一部の閲覧および/またはプレビューを制限してコンテンツの無断閲覧、無断出力を確実に保護することができる。
さらにまた、前記出力管理サーバーは、特定の管理者にのみ各設置位置情報の入力を許容すべく管理者の認証を行ってもよい。このようにすれば、各設置位置情報を入力できる管理者は限定される。そして、前記コンテンツ提供者と前記管理者とは個別の認証を受け、コンテンツの管理と設置位置情報の管理とが独立して行われる。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
≪各部の構成≫
図1は、この発明のコンテンツ出力システムおよび出力管理サーバーの機能的な構成例を示すブロック図である。図1に示すように、この発明のコンテンツ出力システムは、通信ネットワーク81を介して接続されたコンテンツ管理サーバー11a、出力管理サーバー31および複数のデータ出力装置51a、51b…を備える。通信ネットワーク81は、有線か無線かを問わず、通信方式も問わない。また、有線と無線および/または異なる通信方式等が混在していてもよい。コンテンツ管理サーバーは1つでもよいが複数でもよい。図1のシステムでは、コンテンツ管理サーバーは11a、11b、…の複数がある。
さらに、通信ネットワーク81には、複数のユーザー端末71a、…および複数のコンテンツ提供者端末83a、…が接続されている。
まず、コンテンツ管理サーバー11aについて説明する。コンテンツ管理サーバー11aは、コンテンツ管理部13a、コンテンツ格納部15a、出力データ生成部17aおよび通信部19aを備える。他のコンテンツ管理サーバー11b、…も同様の構成を有する。
コンテンツ格納部15aは、コンテンツ提供者が提供するコンテンツを格納する。これを実現するハードウェアは、ハードディスク装置等の記憶装置である。コンテンツ管理部13aは、コンテンツ格納部15a対するコンテンツの読み書きを管理する。また、コンテンツの追加、変更および削除の処理に際して操作者の認証を行う。コンテンツ管理部13aの機能を実現するハードウェアは、主としてCPUおよびそのCPUが実行すべき処理プログラムを格納する記憶装置である。
通信部19aは、この発明の上流通信部に相当し、外部の機器と通信を行う。具体的には、出力管理サーバー31、ユーザー端末71aおよびコンテンツ提供者端末83aとやりとりを行う。さらに、他のユーザー端末と通信してもよい。ただし、データ出力装置51a、51b、…と通信する必要はない。通信部19aの機能は、市販のあるいはカスタム設計の通信インターフェイス回路と前記通信インターフェイス回路を制御する前記CPUで実現される。前記CPUは、通信処理用に予め用意されたプログラムを実行することにより、前記通信インターフェイス回路の制御を行う。ただし、前記CPUと別のCPUを用いてもよい。
出力データ生成部17aは、後述するユーザー端末71aからコンテンツを出力すべき指示を受けたときに、出力管理サーバー31に渡す出力データを生成する。出力管理サーバー31が受け付ける出力データのデータ形式は予め定められている。そのデータ形式に適合した出力データを生成するのである。その側面からすると、出力データ生成部17aの機能は従来の出力ドライバと共通する面がある。
一般に、ドライバはユーザーが実行するアプリケーションソフトウェアで指定されたデータに基づいて出力装置(例えば、プリンタ)が処理可能なデータを生成する。当該出力装置が処理可能なデータ形式は予め定められており、出力ドライバはそのデータ形式に適合させるべく一種のデータ変換処理を行う。出力管理サーバー31を出力装置と考えた場合、出力データ生成部17aはそれに対応する出力ドライバとみなすこともできる。この出力データ生成部17aの機能は、前記CPUが所定の処理プログラムを実行することにより実現される。ただし、前記CPUと別のCPUを用いてもよい。
また、出力データ生成部17aは、ユーザー端末71aからコンテンツを閲覧すべき指示を受け、そのコンテンツが閲覧許可されたものであれば、その指示に応答してユーザー端末71aにコンテンツを閲覧させる。
ここで、ユーザー端末71aについて少し触れておく。ユーザー端末71aは、この発明システムの構成要素ではない。外部のユーザー端末71aは、ユーザーの操作に従ってコンテンツ管理サーバー11aにアクセスし、コンテンツ管理サーバー11aに指示を与える。具体的には、コンテンツ格納部15aに格納されたコンテンツの閲覧を要求する。また、コンテンツを指定してその出力を指示する。
さらに、後述するようにユーザー端末71aは、ユーザーの操作に従って出力管理サーバー31に指示を与える。
ユーザー端末71aは、好ましくはモバイル端末であり、通信部73a、表示部75a、入力部77a、処理部79aを備える。通信部73aは、コンテンツ管理サーバー11a、11b、…および出力管理サーバー31と通信を行う。なお、データ出力装置51a、51b…とは必ずしも通信を行うものではない。表示部75aは、閲覧および/またはプレビューされるコンテンツを表示する。液晶表示装置が適用される。入力部77aは、ユーザーからの指示を受け付ける。タッチパネルが適用される。処理部79aは、通信部73a、表示部75aおよび入力部77aの動作を制御する。さらに、入力部77aが受け付けた指示やコンテンツ管理サーバー11aから受信したコンテンツの処理を行う。CPUが適用される。
次に、出力管理サーバーについて説明する。出力管理サーバー31は、通信部33、データ管理部35、出力先管理部37および入力部39を備える。
通信部33は、コンテンツ管理サーバー11a、11b、…、ユーザー端末71a、データ出力装置51a、51b、…と通信を行う。通信部33は、この発明の中間通信部に相当する。通信部33の機能は、市販のあるいはカスタム設計の通信インターフェイス回路と前記通信インターフェイス回路を制御するCPUで実現される。
データ管理部35は、コンテンツ管理サーバー11aから受信した出力データを格納して管理する。さらに、後述する出力先管理部37が決定した出力先に、前記出力データを送信する。前記出力データは、出力データ生成部17aが生成したものである。他のコンテンツ管理サーバーで生成された出力データも同様に格納し管理する。これを実現するハードウェアは、ハードディスク装置等の記憶装置と前記CPUである。前記CPUは、前記記憶装置に対する出力データの読み書きを管理する。
出力先管理部37は、データ出力装置51a、51b、…の識別情報、設置位置情報および特性情報を格納して管理する。識別情報、設置位置情報および特性情報の詳細は後述するが、各データ出力装置に対応した識別情報、設置位置情報および特性情報を管理する。また、ユーザー端末71aから出力先の指定に係る指示を受け付ける。そして、前記指示に応答して識別情報および設置位置情報に基づいて出力先とすべきデータ出力装置を決定する。この機能を実現するハードウェアは、前記記憶装置と前記CPUである。ただし、前記CPUと別のCPUを用いてもよく、前記記憶装置と別の記憶装置を用いてもよい。
さらに、出力管理サーバー31は、入力部39を備えていてもよく、この入力部39を用いて設置位置情報の入力および変更を受け付けてもよい。また、特性情報の入力、変更および削除を受け付けてもよい。入力部39としては、例えば、キーボードおよびマウスが適用される。また、設置位置情報の入力、変更および削除の処理に際して操作者の認証を行う。
続いて、データ出力装置について説明する。図1のシステムは、複数のデータ出力装置51a、51b、…を備える。データ出力装置51aは、通信部53a、制御部55aおよびデータ出力部57aを備える。さらに、固有情報保持部61aを備えていてもよく、また、表示画面とタッチパネル等からなる操作部63aを備えていてもよい。他のデータ出力装置51b、…も同様の構成を有する。
通信部53aは、出力管理サーバー31と通信を行う。通信部53aは、この発明の下流通信部に相当する。通信部53aの機能は、市販のあるいはカスタム設計の通信インターフェイス回路と前記通信インターフェイス回路を制御するCPUで実現される。
データ出力部57aは、出力管理サーバー31から受信した出力データを出力する。この実施例では、各データ出力装置51a、51b、…はデジタル複合機である。データ出力部57aは、デジタル複合機が提供する印刷機能に相当する。また、変形例の一つとして、各データ出力装置51a、51b、…はデジタルサイネージ用の表示装置である。この場合、データ出力部57aの具体例は、映像信号の処理回路と液晶表示装置である。
制御部55aは、通信部53aおよびデータ出力部57aの動作を制御する。これを実現するハードウェアは、CPUまたはマイクロコンピュータである。
さらに、データ出力装置51aは、識別情報を保持する固定情報記憶部61aを備えていてもよい。固定情報記憶部61aを実現するハードウェアの例は、フラッシュROMやEEPROM等の不揮発性メモリである。また、データ出力装置51aは操作部63aを備え、その操作部63aで設置位置情報の入力を受け付けてもよい。また、特性情報の入力を受け付けてもよい。
最後に、コンテンツ提供者端末83aについて少し触れておく。コンテンツ提供者端末83a、この発明システムの構成要素ではない。外部のコンテンツ提供者端末83aは、コンテンツ提供者の操作に従ってコンテンツ管理サーバー11aにアクセスし、コンテンツ管理サーバー11aに指示を与える。具体的には、コンテンツ格納部15aのコンテンツの登録、変更、削除を行う。
コンテンツ提供者端末83aは、例えばパーソナルコンピュータであって、通信部84a、表示部85a、入力部86aおよび処理部87aを備える。通信部84aは、コンテンツ管理サーバー11a、11b、…と通信を行う。表示部85aは、登録、変更および削除に係るメニュー画面を表示する。例えば、液晶ディスプレイが適用される。入力部86aは、コンテンツ提供者からの指示を受け付ける。キーボードやマウスが適用される。処理部87aは、通信部84a、表示部85aおよび入力部86aの動作を制御する。さらに、コンテンツのデータの処理を行う。CPUが適用される。
≪識別情報、設置位置情報および特性情報≫
各データ出力装置の識別情報、設置位置情報および特性情報について説明する。
まず、識別情報について説明する。
識別情報は、各データ出力装置に固有のデータであって、出力管理サーバーが各データ出力装置を他のデータ出力装置と識別するために用いられる。好ましくは、識別情報は各データ出力装置の工場出荷時に予め付与されるデータであって、各データ出力装置に保持される。各データ出力装置に固有のものであればデータの内容は問わないが、一例として各データ出力装置の製造番号が適用可能である。製造番号は、各データ出力装置の銘板等に印刷されているが、それに加え図1に示すようにデータ出力装置51aが固有情報保持部61aとしての不揮発性メモリを備え、工場出荷時に製造番号を表すデータが固有情報保持部61aに書き込まれ保持されるようにしてもよい。保持されたデータは、制御部55aが読み取り可能である。また、固有情報保持部61aは、短絡および開放の状態を制御部55aが読み取り可能なヒューズアレイやスイッチアレイを用いて実現されてもよい。
データ出力装置51aが市場に設置されるとき、設置作業者は所定の設定メニューを実行し、それに応答して制御部55aは、固有情報保持部61aに保持された識別情報を、通信部53aを介して出力管理サーバー31へ送信するように制御する。
異なる態様として、制御部55aは固有情報保持部61aを送信せず、設置作業者が設定メニューを実行して、銘板に記された製造番号を識別情報として入力し、出力管理サーバー31に送信してもよい。その入力を受け付けるためにデータ出力装置51aが操作部63aを備えており、入力された識別情報は通信部53aを介して出力管理サーバー31に送信されてもよい。あるいは、識別情報の入力はデータ出力装置51aを介して行われず、設置作業者はパーソナルコンピュータ等の端末で所定のアプリケーションを実行し、データ出力装置51aの製造番号を入力して出力管理サーバー31に送信してもよい。
次に、設置位置情報について説明する。
設置位置情報は、各データ出力装置が設置された位置を表す情報である。設置位置情報は、前記識別情報と共に出力管理サーバー31に送信される。
設置作業者は、データ出力装置51aが有する所定の設定メニューを実行し設置位置を入力してもよい。設置位置情報の具体的なデータの例は、郵便番号の数字データや住所表記の文字データである。あるいは、緯度および経度の数値であってもよい。緯度経度の数値は、設置作業者がGPS端末を携帯して取得し、取得した数値を入力してもよい。データ出力装置51aがGPSの機能を備え、自分が設置された位置の緯度経度を取得してもよい。設置位置情報は、固有情報保持部61aと同じ不揮発性メモリに保持されてもよい。
設置作業者がパーソナルコンピュータ等の端末を用いて識別情報を出力管理サーバー31に送信する場合は、その識別情報と共に設置位置情報を送信する。その場合、所定のアプリケーションで識別情報と設置位置情報を設置作業者が入力する。あるいは、前記端末がGPS機能を有しており、GPS機能で設置位置情報を取得してもよい。そうすれば設置作業者が設置位置情報を入力する手間が省け便宜である。
最後に、特性情報について説明する。特性情報は、各データ出力装置のステータスやデータ出力可能な条件を表すデータである。つまり、各データ出力装置の状態と能力を示すデータベースといえる。図2は、この発明に係るデータ出力装置の特性情報の一例を示す説明図である。図2に示す特性情報91は複数の項目からなる。「給紙トレイ」、「排紙トレイ」、「消耗品」、「装置構成」および「設定可能な条件」である。「設定可能な条件」を除いた項目は、データ出力装置の現在の状態(ステータス)を示している。「設定可能な条件」は、印刷メニューやデータ出力装置の設定変更等を行ってユーザーが選択可能な印刷条件を示している。即ち、特性情報91は、データ出力装置の状態および能力即ちデータ出力装置が扱える印刷処理の範囲を表している。
特性情報91は、データ形式が標準化されていることが好ましい。例えば、プリンタMIB(Management Information Base)あるいはその拡張として規定されてもよい。データ出力装置51aの特性情報91は、固有情報保持部61aと同じ不揮発性メモリに保持されてもよい。保持された前記特性情報91は、好ましくは、前記識別情報と共に出力管理サーバー31に送信される。出力管理サーバー31の出力先管理部37は、データ出力装置ごとにその識別情報、設置位置情報および特性情報91を格納し、格納されたそれらの情報に基づいて出力データを処理するのに適当なデータ出力装置を決定する。例えば、カラーの出力が要求されている場合、カラー印刷可能なデータ出力装置を出力先として決定する。
設置作業者がパーソナルコンピュータ等の端末を用いて識別情報と設置位置情報を出力管理サーバー31に送信する場合、識別情報および設置位置情報とは別に特性情報91を出力管理サーバー31に送信する。その送信は、前記端末から識別情報と設置位置情報とを受信した出力管理サーバー31からの問合せに応答して行われてもよい。その問合せには、識別情報が付加され、制御部55aは付加された識別情報と固定情報保持部61aが保持する識別情報とを照合し、一致すれば問合せ元の出力管理サーバー31に特性情報91をする。
≪処理の流れ−コンテンツの管理≫
以下、コンテンツ管理サーバー11aのCPUが、コンテンツ管理部13aとして実行するコンテンツ管理の処理手順について説明する。代表的な処理として、コンテンツのデータの登録、更新および削除について説明する。
図3は、この発明に係るコンテンツ管理サーバーのCPUが実行するコンテンツ管理の処理を示すフローチャートである。
図3に示すように、前記CPUは、外部にあるコンテンツ提供者端末83aから、コンテンツ格納部15aに格納されたコンテンツへのアクセス要求を受け付けると(ステップS11)、ユーザー認証の処理を行う(ステップS13)。予め登録されたコンテンツ提供者以外の第三者によるコンテンツのアクセスを禁止するためである。ユーザー認証は、パスワードを用いてもよく、その他指紋認証やその他の生体認証等、公知の認証手段を用いることができる。
認証に失敗した場合(ステップS15の「失敗」)、コンテンツへのアクセスは禁止され処理が終了する。認証に成功すると(ステップS15の「成功」)、続いて前記CPUは、データの登録、更新、削除および処理終了のいずれの処理を行うかの入力を受け付けるメニュー画面を前記端末に表示させ、処理の選択を受け付ける(ステップS17)。
前記CPUは、処理の選択がなされたことに応答して、登録処理が選択されたか否かを判断する(ステップS19)。登録処理が選択されている場合、前記端末にコンテンツの入力メニューを表示させてデータの入力を受け付ける。入力されたデータを前記端末から受信すると、コンテンツ格納部15aに新たな領域を確保して受信したデータをその領域に格納する(ステップS21)。その後、ルーチンはステップS17へ戻り、前記端末に処理選択メニューを表示させて選択を受け付ける。
一方、登録処理が選択されていない場合(ステップS19のNo)、次に更新処理が選択されたか否かを判断する(ステップS23)。更新処理が選択されている場合、前記端末にコンテンツの更新メニューを表示させて更新すべきデータの指定とデータの入力を受け付ける。データの指定と入力されたデータを前記端末から受信すると、コンテンツ格納部15a中の指定されたデータを新たに入力されたデータで置換する(ステップS25)。その後、ルーチンはステップS17へ戻り、前記端末に処理選択メニューを表示させて選択を受け付ける。
前記ステップS23で、更新処理が選択されていない場合(ステップS23のNo)は、次に削除処理が選択されたか否かを判断する(ステップS27)。削除処理が選択されている場合、前記CPUは、前記端末にコンテンツの削除メニューを表示させて削除すべきデータの指定を受け付ける。データの指定を受け付けると、コンテンツ格納部15a中の指定されたデータを削除してその記憶領域を開放する(ステップS28)。その後、ルーチンはステップS17へ戻り、前記端末に処理選択メニューを表示させて選択を受け付ける。
前記ステップS27で、削除処理が選択されていない場合(ステップS27のNo)は、次に処理終了が選択されたか否かを判断する(ステップS29)。処理終了が選択されている場合は、処理を終了する(ステップS29のYes)。そうでない場合(ステップS29のNo)、ルーチンはステップS17へ戻り、前記端末に処理選択メニューを表示させて選択を受け付ける。
≪処理の流れ−コンテンツの閲覧≫
続いて、コンテンツ格納部15aに格納されたデータの閲覧要求に対してコンテンツ管理部13aが実行する処理について説明する。
図4は、この発明に係るコンテンツ管理サーバーのCPUが実行する閲覧処理を示すフローチャートである。図4に示すように、前記CPUは、ユーザー端末71aからコンテンツ閲覧の要求を受けると(ステップS31)、ユーザー端末71aに提供すべきデータ形式(記述言語)を確認する(ステップS33)。この実施形態では、ユーザー端末71aにHTMLデータを提供する。ユーザー端末71aが処理可能なHTMLのバージョンも確認の内容に含まれる。ユーザー端末71aが処理可能なコンテンツであることが確認できたら、前記CPUは閲覧要求に応じてコンテンツのデータをユーザー端末71aに送信する(ステップS35)。そして、次のアクセス要求を待つ(ステップS31)。
ユーザー端末71aの処理部79aは、受信したHTMLデータをメモリに一時的に保存してHTMLタグの解析を行い、レイアウトを処理して表示部75aに表示する処理を行うが、この処理はHTMLブラウザの機能として知られているのでここではこれ以上の説明を省略する。
図5は、この発明に係るユーザー端末の表示部75aに表示されるコンテンツの一例を示す説明図である。図5(a)は、コンテンツを選択する画面の例である。この例では、ボタン101、102および103が表示部75aに表示されている。ボタン101は、コンテンツの名称を五十音順に探すためのものである。ボタン102は、前記名称の冒頭が数字であるコンテンツを昇順に探すためのものである。ボタン103は、前記名称の冒頭が英字のコンテンツをアルファベット順に探すためのものである。
なお、図示していないが、図5(a)の前にユーザー認証が行われてもよい。
コンテンツの選択を行うメニューは、図5(a)の例の他、キーワード検索を行ったり、ジャンル別に絞り込んだり、予めコンテンツに付加されたキーワードを手がかりに内容的に関連すると推定されるものをリスト表示するなど、周知の技術を適用してユーザーに便宜な選択手段を提供することができる。
図5(b)は、ボタン101が押された(a)の画面でユーザーがボタン101を押した後に表示部75aに表示される選択メニューの例である。見出し105は、前の画面で「コンテンツ あ〜ん」ボタン101が押されたことを表示している。その下には、提供可能な各コンテンツのインデックス107が表示されている。具体的には、コンテンツの名称「オフィス用家具カタログ」とコンテンツの縮小画像(プレビュー)とが表示されている。「お」で始まる名称の001番目のコンテンツであることを示す整理番号「お-001」も表示されている。コンテンツの左側にある左矢印ボタン109が押されると、五十音順の次のコンテンツが現在のインデックス107に代わって表示される。また、コンテンツの右側にあり右矢印ボタン110が押されると、五十音順の一つ前のコンテンツが現在のインデックス107に代わって表示される。
その下にある「選択」ボタン113が押されると、現在のインデックス107の内容を閲覧する画面(c)に移る。一方、「戻る」ボタン112が押されると、図5(a)の画面に戻る。
図5(c)は、コンテンツの閲覧画面の例である。見出し105は、先の(b)で選択されたコンテンツが表示されている。画面の中央部にコンテンツ115が表示される。その下の「終了」ボタン117が押されると、コンテンツの閲覧表示を終了する。「戻る」ボタン112が押されると、図5(b)の画面に戻る。
ここで、「出力」のボタン119が押されると、以下に述べるコンテンツの出力処理が開始される。
図5の各画面は、ユーザー端末71aがコンテンツ管理サーバー11aと通信して見出し、コンテンツやサムネイルなど表示部75aに表示される要素を取得する。さらに表示要素としての各ボタンもコンテンツ管理サーバー11aから取得してもよい。また、入力部77aは、各ボタンをユーザーが押す操作を受け付け、処理部79aはどのボタンが押されたかを特定してコンテンツ管理サーバー11aに通知する。つまり、処理部79aがメニュー画面に対する操作を受け付けると、その都度ユーザー端末71aからコンテンツ管理サーバー11aにその操作が通知される。コンテンツ管理サーバー11aのCPUは、通知を受けるとその内容を判断する。これは、図4のステップS31の処理に相当する。そして、表示部75aの表示内容を変えるべきと判断した場合は、図4のステップS33およびS35の処理を行い、ユーザー端末71aにHTMLデータを提供する。ユーザー端末71aの処理部79aは、受信したHTMLデータに応じて表示部75aの表示を更新する。
≪処理の流れ−コンテンツの出力≫
次に、コンテンツ格納部15aに格納されたデータの出力要求に対して前記CPUがコンテンツ管理部13aおよび出力データ生成部17aとして実行する処理について説明する。
図6は、この発明に係るコンテンツ管理サーバーのCPUが実行する出力処理を示すフローチャートである。図6に示すように、前記CPUは、ユーザー端末71aからコンテンツを指定して出力の要求があったとき、コンテンツ管理部13aとして出力要求を受け付ける(ステップS41)。なお、前記出力要求は、図5(c)の「出力」ボタン119が押されたことに対応する。
出力データ生成部17aとして前記CPUは、受け付けた出力要求に応答し、指定されたデータに基づく出力データを生成する(ステップS43)。そして、生成した出力データを出力管理サーバー31に送信する(ステップS45)。
コンテンツ管理サーバー11aが出力に関して行う処理はここまでである。その後の処理は、出力データを受信した出力管理サーバー31に委ねられる。
なお、この実施形態における出力データは、データ出力装置51aが印刷に使用する印刷データであるが、さらに後述するサムネイル画像114用のサムネイルデータが出力データに含まれていてもよい。このようにすれば、表示部75aにサムネイル画像114を表示するためにユーザー端末71aが前記印刷データを出力管理サーバーから受信する必要がなく、サムネイルデータだけでよい。通信処理の負担が軽減される。前記印刷データは高精細な印刷に対応するためデータ容量がサムネイルデータよりもかなり大きい。出力管理サーバー31とユーザー端末71aとの間で前記印刷データの通信を不要にすることは、処理部79aの処理負担を軽減し、また通信ネットワーク81の通信量を低減する効果がある。
図7および図8は、この発明に係るユーザー端末で出力先を指定するメニュー画面の一例を示す説明図である。これらのメニューは、ユーザー端末71aが出力管理サーバー31と通信することによって実現される。
図7(a)は、図5(c)の「出力」ボタン119が押されたことに応答して表示部75aに表示される出力機器の選択メニューである。図7(a)で、表示部75aの上部には、出力すべきコンテンツを示す見出し105とサムネイル画像114が表示されている。出力の対象をユーザーが把握できるように配慮している。
なお、図示していないが、サムネイル画像114の部分を押すと、コンテンツのプレビュー画像が表示されるようにしてもよい。プレビュー画像は、例えば図5(b)のインデックス107と同じ画像である。見出し105の下方には、メニューのタイトル「出力機器設定メニュー」が表示され、さらにその下方には、「★出力機器を選択してください。」のメッセージが表示され、ユーザーの操作を促している。出力機器の選択肢として「プリンタ」のボタン123と「ディスプレイ」のボタン124とが表示さている。
「プリンタ」のボタン123は、コンテンツを印刷出力する場合の選択肢である。自分のオフィス、同じ会社の別事業所、コンビニエンスストア、公共施設等の場所に設置されたプリンタやデジタル複合機を選択することができる。出力管理サーバー31が管理する機器が選択の対象である。図7(b)〜(d)および図8に示す実施形態では、コンビニエンスストアに設置されたプリンタでコンテンツを印刷する例を示している。
一方、「ディスプレイ」のボタン124は、例えば、コンビニエンスストア等に設置されたデジタルサイネージ(広告)用の表示端末に選択したコンテンツを表示させる場合の選択肢である。表示部75aの小さな画面に収まらないコンテンツを大型のディスプレイで表示させることができる。コンビニエンスストアには、コンテンツやチケット販売用の端末が設置されているのでその端末のディスプレイを用いてもよい。あるいは、コンビニエンスストアに別途デジタルサイネージ用の表示装置を設置し、その表示装置にコンテンツの内容を表示させてもよい。ただし、表示が出力管理サーバー31により管理されているディスプレイや表示装置が対象である。
「プリンタ」のボタン123あるいは「ディスプレイ」のボタン124が押されると、押されたボタンが反転表示に変わり、選択された状態であることを示す。図7(a)では、「プリンタ」のボタン123が押され表示が反転している。
何れかの機器が選択された状態で表示部75aの下部にある「クリア」ボタン120が押されると、選択状態が解除されて「プリンタ」または「ディスプレイ」の再選択が可能になる。「戻る」ボタン112が押されると、一つ前に表示されていた図5(c)のコンテンツの閲覧画面に戻る。「決定」ボタン121が押されると、選択された出力機器(この実施形態では「プリンタ」とする)の機器を選択する図7(b)のメニューに移る。
図7(b)は、(a)で「プリンタ」が選択されたことに応答して表示部75aに表示されるメニューの例である。このメニューは、出力管理サーバー31が管理するプリンタのうち何れのものでコンテンツを印刷するかを選択するためのものである。表示部75aの上方には、(a)と同様に見出し105とサムネイル画像114が表示されている。その下方には、(a)で選択された内容「出力機器:プリンタ」が表示され、さらにその下方には、「★出力先の地域を選択してください。」のメッセージが表示されている。
その下には、地域として「大阪府」のボタン129、「京都府」のボタン130および「奈良県」のボタン131の3つが表示されている。そして、それらのボタンの情報には上矢印ボタン127が表示されている。上矢印ボタンが押されると選択肢が上にスクロールする。即ち、「京都府」が一番上のボタン129に、「奈良県」が真ん中のボタン130に移動し、(b)に表示されていない「和歌山県」が一番下のボタン131に表示される。下矢印ボタン128が押されると選択肢が下にスクロールする。即ち、「大阪府」が真ん中のボタン131に、「京都府」が一番下のボタン131に移動し、(b)に表示されていない「兵庫県」が一番上のボタン129に表示される。ボタン129、130および131の何れかが押されると、押されたボタンが反転表示に変わり、選択された状態であることを示す。
何れかの地域が選択された状態で表示部75aの下部にある「クリア」ボタン120が押されると、選択状態が解除されて地域の再選択が可能になる。「戻る」ボタン112が押されると、一つ前に表示されていた(a)のコンテンツの出力機器選択メニューに戻る。「決定」ボタン121が押されると、選択された地域(この実施形態では「奈良県」とする)の詳細を選択する図7(c)のメニューに移る。
図7(c)は、選択地域の奈良県内にある出力機器が各ボタンに表示される。ボタン133には、「0031:奈良市二条大路南5丁 Cコンビニ 二条大路店」、ボタン134は、「0032:奈良市西大寺本町2丁 Cコンビニ 西大寺店」が表示されている。それらの最初の数字はリストされる出力機器の通し番号である。それに続いて設置場所の住所が表示され、さらに設置場所を特定する店舗の名称が表示される。上矢印ボタン127が押されると各出力機器の表示が上スクロールし、大きな通し番号の出力機器へシフトする。下矢印ボタン128が押されると各出力機器の表示が下スクロールし、若い通し番号の機器へシフトする。ボタン133および134の何れかが押されると、押されたボタンが反転表示に変わり、その出力機器が選択された状態であることを示す。
何れかの出力機器が選択された状態で表示部75aの下部にある「クリア」ボタン120が押されると、選択状態が解除されて出力機器の再選択が可能になる。「戻る」ボタン112が押されると、一つ前に表示されていた(b)の地域選択メニューに戻る。「決定」ボタン121が押されると(この実施形態では「0032:奈良市西大寺本町2丁 Cコンビニ 西大寺店」とする)、支払い方法を選択する図7(d)のメニューに移る。
なお、この実施形態では出力機器の選択が図7(b)、(c)の2階層のメニューで行われるが、メニューの階層はこれに限定されない。さらに、地図を用いて出力機器を選択したり、郵便番号、電話、施設名称等で検索できるようにメニューを構成したりできる。このようなメニューは、ある企業のウェブサイトで提供される店舗検索のメニューや、カーナビゲーションで目的地を入力するメニューとして既に知られている別の手法を適用してもよい。
支払い方法を選択するメニューについて説明を続ける。図7(d)では、見出し105の下に選択された出力機器が表示されている。その下には、「★ お支払い方法を選択してください。」のメッセージが表示される。そして、3つの選択肢がボタンとして表示される。第1の選択肢は、「この端末に請求する」のボタン136である。ユーザー端末71aの通信料と併せて出力に係る料金が請求される。第2の選択肢は「会社に請求する」のボタン137である。これは、職務でコンテンツを出力する場合の選択肢であり、料金はユーザーの会社に請求される。第3の選択肢は「電子マネーで支払う」のボタン138である。電子マネーの決済機能が付加された携帯端末でこの選択肢が表示される。
ボタン136、137および138の何れかが押されると、押されたボタンが反転表示に変わり、その支払い方法が選択された状態であることを示す。
何れかの出力機器が選択された状態で表示部75aの下部にある「クリア」ボタン120が押されると、選択状態が解除されて支払い方法の再選択が可能になる。「戻る」ボタン112が押されると、一つ前に表示されていた(c)の出力機器選択メニューに戻る。「決定」ボタン121が押されると(この実施形態では「この端末に請求する」とする)、支払い方法を確認する図8(a)のメニューに移る。
図8(a)では、見出し105の下に選択された出力機器と支払い方法とが表示されている。その下には、「★ 選択内容を確認してください。よければ『決定』を、変更するには『戻る』を押してください。」のメッセージが表示される。その状態で「戻る」ボタン112が押されると、一つ前に表示されていた図7(d)の支払い方法選択メニューに戻る。「決定」ボタン121が押されると、支払い処理完了待ち画面の図8(b)に移る。
図8(b)では、「★ しばらくお待ちください。」のメッセージが表示される。なお、支払いの処理は、出力管理サーバー31を介して行われる。
支払い処理が完了すると、図8(c)の画面に映る。図8(c)では、「★ 処理されました。登録されたメールに処理番号お送りしました。処理番号を用いて出力先から印刷してください。」のメッセージが表示される。
「確認」ボタン140が押されると、出力先の選択処理が完了する。
なお、この実施形態では、コンテンツを閲覧する前にユーザー認証が行われるものとし、処理番号のメールは認証されたユーザーが予め登録したメールアドレスに送付されるものとする。そのメールアドレスは、例えばユーザー端末71aで受信可能なメールアドレスである。また、変形例として、ユーザー認証は図5(c)の「出力」ボタン119が押されてから図7(a)の画面に遷移する間に行われてもよい。あるいは、図7(d)の「この端末に請求する」のボタン136が押されてから図8(a)の画面に遷移する間に行われてもよい。
支払い方法として「会社に請求する」が選択された場合のメニューは図示しないが、ユーザーに会社請求用のIDや暗証番号等を入力させるメニューを表示して課金処理がなされる。生体認証を用いてもよい。電子マネーでの支払も同様である。
図9は、この発明に係る出力管理サーバーのCPUが実行する出力処理を示すフローチャートである。図9に示すように、コンテンツ管理サーバー11aで生成された出力データを受信すると(ステップS51)、データ管理部35として前記CPUは、受信した出力データをメモリに格納する(ステップS53)。さらに、受信した出力データを展開してユーザー端末71aで表示するサムネイルの画像データを生成し、前記出力データと共に格納してもよい。同様に、プレビュー用の画像データを生成し格納してもよい。そして、出力先を選択するメニュー画面をユーザー端末71aに表示させるべく、サムネイルの画像データを含むメニュー画面のデータをユーザー端末71aに送信する(ステップS55)。そして、出力先の指定を受け付ける(ステップS57)。プレビューが要求されたときは、プレビュー用の画像データをユーザー端末71aに送信する。フローチャートは、ステップS53,S55およびS57の処理に簡略化して示しているが、実際の画面処理は図7(a)、(b)の表示処理に対応する細かな処理が実行される。
ユーザー端末71aのメニュー画面で出力先が指定されると(ステップS57のYes)、前記CPUは、それに応答して出力先とするデータ出力装置を検索し決定する処理を行う(ステップS59)。ステップS57の判定は、図7(b)で「奈良県」が選択されて「決定」ボタン121が押されたときの判定に対応する。そして、検索結果は、図7(c)の出力機器のリスト表示に対応する。なお、上矢印ボタン127および下矢印ボタン128が押された場合のスクロール処理等はこの分野で周知であり、フローチャートでは省略している。
検索の処理に際し、出力先管理部37として前記CPUは、出力管理サーバーに予め格納され管理している各データ出力装置の設置位置情報および特性情報91を参照する。そして、出力先に適合するデータ出力装置を選択してユーザー端末71aに表示させ、指示を待つ(ステップS61)。なお、ここで複数のデータ出力装置を候補として挙げ、何れか一つをユーザーに選択させるメニュー画面をユーザー端末71aに表示させるようにしているが、詳細な設置場所をユーザーに指定させて最適な出力装置を一つだけ表示するようにしてもよい。ステップS59およびS61の処理は、図7(c)の画面に対応する。
出力先の指示が得られたら(ステップS63)、出力先とされたデータ出力装置に出力データを送信し、出力を要求する(ステップS65)。なお、図7(d)および図8(a)〜(c)の支払い方法選択に係る表示処理のフローチャートは簡単のために省略している。
図10は、この発明に係るデータ出力装置の制御部が出力データを受信して実行する処理を示すフローチャートである。図10に示すように、データ出力装置51aの制御部55aは、出力要求を受けるとそれに応答して(ステップS71)、通信部53aを介して出力データを受信し(ステップS73)、データ出力部57aにデータの出力処理を行わせる(ステップS75)。この実施形態では、データ出力装置51aはデジタル複合機であり、データ出力部57aは印刷処理を行う。
以上のようにして、ユーザー端末71aで閲覧したコンテンツの印刷出力が行われる。
≪処理の流れ−出力先の管理≫
次に、データ出力装置51aが設置されたとき、出力管理サーバー31が実行する処理を説明する。なお、以下の説明ではデータ出力装置の新設を例に挙げて説明しているが、移転、撤去も類似の処理であって当業者には容易に理解できるものである。
図11は、この発明に係るデータ出力装置の制御部および出力管理サーバーのCPUが実行するデータ出力装置の管理処理を示すフローチャートである。なお、この実施形態では、データ出力装置51aが固有情報保持部61aと操作部63aとを備えるものとする。操作部は表示画面とタッチパネルを有する。そして、制御部61aは、アクセス先としての出力管理サーバー31を登録する設定メニューを実行するが、そのアクセス先が登録された後は、出力管理サーバー31にアクセスし、出力管理サーバー31が提供する設定メニューを実行する。出力管理サーバー31は、設定メニューのHTMLデータを提供し、制御部61aはHTMLブラウザとして設定メニューを操作部63aの表示画面に表示させる処理を行い、また、タッチパネルを用いて設置作業者が行った操作を出力管理サーバー31に送信する。
図11で、データ出力装置の制御部55aは、設置時の設定メニューの実行要求があった場合(ステップS81)、まず、出力管理サーバー31のアクセス先のURLを登録する設定メニューを実行する(ステップS83)。操作部63aの表示画面に設定メニューを表示させる。設置作業者が、操作部63aのタッチパネルを操作してアクセス先を入力すると、制御部55aは、そのアクセス先を固有情報保持部61aに登録する(ステップS87)。
そして、制御部55aは、アクセス先の情報を用いてアクセス先として登録された出力管理サーバー31にアクセスする(ステップS88)。
これ以降、制御部55aはブラウザの処理を行い、設定メニューの進行は、出力管理サーバー31のCPUが主体となって進められる。その処理は次の図12に示している。制御部55aは、その間、設定メニューの終了を待つ(ステップS89)。
なお、図11に限らず、この明細書では、処理の流れを分かり易くするために待ち処理をフローチャートのループで表しているが、実際のCPU処理はマルチタスクあるいはポーリング処理で行われ、一つのタスクが待ちの間に、他のタスクが時分割的に並列して処理される。
図12は、この発明に係る出力管理サーバー31のCPUが実行する設置時設定メニューの処理を示すフローチャートである。
図11のステップS88でデータ出力装置から設置時の設定メニュー要求のアクセスを受けると(ステップS91)、前記CPUは、まず、ユーザー認証を行う画面を操作部63aに表示させるようにHTMLデータを提供する(ステップS93)。この実施形態においてユーザー認証は、パスワードとする。その他指紋認証やその他の生体認証等、公知の認証手段を用いることも可能であるが、データ出力装置が必要なハードウェアを備えている必要がある。
このユーザー認証画面で、設置作業者が予め定められたパスワードを入力すると、出力管理サーバー31の認証が成功する(ステップS95の「成功」)。適切なパスワードが入力されなかった場合は、認証に失敗し、処理は終了する(ステップS95の「失敗」)。
認証が成功すると、前記CPUは、設置位置情報を受け付ける設定メニューの画面を提供する(ステップS97)。その設定メニュー画面で、設置作業者が入力した設置位置情報を受け付けると(ステップS99)、前記CPUは、固有情報保持部61aに予め格納されている識別情報および特性情報91を制御部55aに要求する。その要求に応答して制御部55aが識別情報および特性情報91を送信すると、出力先管理部37として前記CPUは、受け付けた設置位置情報と前記識別情報および特性情報91とを関連づけて新たな管理対象として格納、管理する(ステップS101)。
そして、登録が完了した旨を操作部63aに表示させて設定メニューを終了する(ステップS103)。
以上が、データ出力装置が新たに設置された場合の処理である。なお、データ出力装置の設置位置が変更された場合は、ほぼ同様の手順で、前記CPUが変更用の設定メニューを提供してすでに登録されている設置位置情報を変更する。また、削除は、ほぼ同様の手順で、前記CPUが登録されている識別情報、設置位置情報および特性情報91を削除する。
なお、設置位置情報を入力する態様の変形例として、出力管理サーバーがデータ出力装置を介さずに設置位置情報の入力を受け付けてもよい。その場合、設置位置情報の入力は、出力管理サーバーがディスプレイやキーボードを備えておりそれらを用いた入力を受け付けてもよいし、通信を介した入力を受け付けてもよい。例えば、設置作業者がネットブックやモバイルPCを用いて出力管理サーバーに設置位置情報を送信し、その設置位置情報を前記出力管理サーバーが受け付けてもよい。
≪閲覧およびプレビューの制限≫
コンテンツが著作権等に基づき閲覧およびプレビュー制限の対象であり出力前の閲覧及びプレビューが制限される態様を説明する。なお、サムネイルの表示もプレビューと同様に制限してもよいが、一般的にサムネイルは操作の便宜のために使用される小さな画像であってその解像度も低い。サムネイルの出力を制限する必要性はあまり考えられない。この実施形態では、プレビューのみの制限を考えることとする。ただし、サムネイル表示の制限を除外するものではない。
近年は、音楽や映像等、著作権に基づき無償の閲覧および出力を全部または一部制限するコンテンツがインターネットを通じ配信されている。コンテンツ格納部13aに格納されたデータが無償の閲覧および出力を制限する画像であり、出力に際して課金が行われる態様について説明する。
そのようなシステムを実現するには、これまでに説明したシステム各部の処理を次のように変更すればよい。以下、一例として画像が無償閲覧および無償プレビューの一部制限の対象であり、無償閲覧および無償プレビュー専用のデータが有償提供のデータと関連づけて格納されているとする。
まず、コンテンツ提供者は、コンテンツ格納部15aにコンテンツのデータを登録するとき、そのデータに無償閲覧および無償プレビュー制限の対象であることを示す保護属性(保護情報に相当する。全部制限か一部制限かの区別を含む)を付加しておく。
一部制限の場合は、無償閲覧および無償プレビュー用のデータを有償提供のデータと関連づけてコンテンツ格納部15aに登録しておく。あるいは、無償閲覧および無償プレビューを許可する部分を示す情報を有償提供のデータと共に登録してもよい。
図13は、この発明に係るコンテンツの一部について無償閲覧/無償プレビューを制限する態様の一例を示す説明図である。図13(a)の画面は、無償閲覧の状態を示している。図13(a)は、ほぼ図5(c)の閲覧画面に対応するものであるが、図5(c)とは異なり、コンテンツの一部がマスクされている。また、図5(c)の「出力」ボタン119に代えて「購読」ボタン141が表示されている。
図13のコンテンツの名称は、「ニューカー誌 新型××解説」である。その内容は、発表された新型車の解説記事である。このコンテンツの閲覧および出力は有償である。ただし、記事の概要がわかるように、見出し部分はマスクされておらず無償で閲覧できる。また、マスクされた部分も記事全体の長さや画像がおぼろげながら認識できるが記事を読みとることはできないようにぼかされており、レイアウトが判別できる程度にマスクされている。
「購読」ボタン141が押されると、支払いメニューに進む。図7(d)および図8(a)〜(c)に類似したメニューである。支払いが行われるとコンテンツの閲覧画面に戻る。図13(b)は、購読処理後の閲覧画面を示している。この画面は図5(c)の閲覧画面に対応する。図13(a)にあったマスクが解除され、記事全体が閲覧できるようになる。また、図13(a)の「購読」ボタン141に代えて「出力」ボタン119が表示されている。
閲覧の制限については次のように処理する。図4のステップS35の処理で、コンテンツ管理部13aは、保護属性を参照してデータの閲覧が一部制限されていると判断し、無償閲覧および無償プレビュー用のデータを端末に送信する。
出力の制限については、次のように処理する。出力データ生成部17aは、図6のステップS43の処理で、有償提供のデータと共に無償閲覧および無償プレビュー用のデータが登録されている場合はそれら両方について出力データを生成する。さらに、生成した出力データに前記保護属性を付加する。出力データを受信した出力管理サーバー31のCPUは、データ管理部35として機能する図9のステップS55の処理において、無償閲覧および無償プレビュー用のデータを端末に送信する。また、出力先管理部37として機能するステップS63の処理で承認を受け付けた後、かつ、ステップS65で出力データを送信する前に、出力に係る料金をユーザーから徴収する処理を行う。この処理は、図9には示されていない。料金の徴収は、例えば、オンラインでクレジットカードや電子マネーの決済を行ってもよい。その他、インターネット上のサービスで使用される料金支払いの形態が適用される。この料金支払いは、コンテンツ提供者に対して支払う料金であり、この発明のコンテンツ出力システムを利用する料金とは別である。ただし、有償コンテンツの料金とシステムの利用料金をここで一括して請求し支払うようにしてもよい。
有償コンテンツの料金が支払われた後のステップS65の処理において、出力先管理部37として機能する前記CPUは、有償提供のデータに基づく出力データをデータ出力装置に送信する。
以上が、閲覧およびプレビューの制限に対応する処理である。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
11a、11b:コンテンツ管理サーバー
13a:コンテンツ管理部
15a:コンテンツ格納部
17a:出力データ生成部
19a:通信部
31:出力管理サーバー
33:通信部
35:データ管理部
37:出力先管理部
39:入力部
51a、51b:データ出力装置
53a:通信部
55a:制御部
57a:データ出力部
61a:固有情報保持部
63a:操作部
71a:ユーザー端末
73a:通信部
75a:表示部
77a:入力部
79a:処理部
81:通信ネットワーク
83a:コンテンツ提供者端末
84a:通信部
85a:表示部
86a:入力部
87a:処理部
91:特性情報
101、102、103、123、124、129、130、131、133、134、136、137、138:ボタン
105:見出し
107:インデックス
109:左矢印ボタン
110:右矢印ボタン
112:「戻る」ボタン
113:「選択」ボタン
114:サムネイル画像
115:コンテンツ
117:「終了」ボタン
119:「出力」ボタン
120:「クリア」ボタン
121:「決定」ボタン
127:上矢印ボタン
128:下矢印ボタン
140:「確認」ボタン
141:「購読」ボタン

Claims (17)

  1. (1)コンテンツ提供者から提供されるデータをユーザーの端末から閲覧可能に格納するコンテンツ格納部、前記データの何れかに対する閲覧要求および出力要求を前記端末から受付けるコンテンツ管理部、前記出力要求に応答して前記データに基づく所定形式の出力データを生成する出力データ生成部および前記出力データを外部へ送信する上流通信部を含んでなるコンテンツ管理サーバーと、
    (2)前記コンテンツ管理サーバーから前記出力データを受信する中間通信部、受信した出力データを格納して管理するデータ管理部および前記端末から出力先に係る指定を受付ける出力先管理部を含んでなる出力管理サーバーと、
    (3)出力先として指定されたとき前記出力管理サーバーから前記出力データを受信する下流通信部、受信した出力データを出力するデータ出力部および前記出力部の動作を制御する制御部を含んでなるデータ出力装置とを備え、
    前記出力管理サーバーは、複数のデータ出力装置と通信可能に接続され、
    前記出力先管理部は、各データ出力装置を識別する識別情報と各データ出力装置の設置位置情報とを管理して前記端末からの出力先指定に応じた何れかのデータ出力装置を決定することを特徴とするコンテンツ出力システム。
  2. 各データ出力装置は、固有の識別情報を保持する固有情報保持部をさらに有してなり、
    前記下流通信部は、前記識別情報を前記出力管理サーバーとやりとりし、
    前記出力管理サーバーが有する出力先管理部は、各データ出力装置に係る識別情報および各データ出力装置の設置位置情報を管理し、前記設置位置情報および前記識別情報を用いて、出力先としてのデータ出力装置を決定する請求項1に記載のシステム。
  3. 前記データ出力装置は、前記設置位置情報の入力を受け付ける下流入力部をさらに備え、
    前記下流通信部は、入力された前記設置位置情報を前記出力管理サーバーに送信し、
    前記出力先管理部は、前記データ出力装置から受信した各設置位置情報を管理する請求項2に記載のシステム。
  4. 前記出力管理サーバーは、各設置位置情報の入力を受け付ける中間入力部をさらに備え、
    前記出力先管理部は、入力された各設置位置情報を管理する請求項2に記載のシステム。
  5. 前記コンテンツ管理部は、前記コンテンツ格納部に格納されたデータの前記コンテンツ提供者による追加、変更および削除を受付ける請求項1に記載のシステム。
  6. 前記データ管理部は、前記端末で前記出力データのプレビューまたはサムネイル表示を可能にすべく前記端末に前記出力データを提供する請求項1に記載のシステム。
  7. 前記コンテンツ格納部に格納されたデータは、閲覧および出力を制限するための保護情報が付加されてなり、
    前記出力データ生成部は生成する出力データに前記保護情報を付加し、
    前記コンテンツ管理部および前記データ管理部は、前記保護情報に基づいて前記データの内容の少なくとも一部につき前記端末での閲覧および/またはプレビューを制限する請求項6に記載のシステム。
  8. 前記コンテンツ管理部は、特定のコンテンツ提供者にのみ前記コンテンツ格納部へのデータの登録、前記コンテンツ格納部に格納されたデータの変更および削除を許容すべくコンテンツ提供者の認証を行い、
    前記データ出力装置および出力管理サーバーは、特定の管理者にのみ各設置位置情報の入力を許容すべく管理者の認証を行う請求項4に記載のシステム。
  9. 前記データ出力装置は、画像形成装置である請求項1に記載のシステム。
  10. 前記データ出力装置は、電子広告表示装置である請求項1に記載のシステム。
  11. 外部のコンテンツ管理サーバーから出力データを受信しかつユーザーの端末および複数のデータ出力装置と通信可能な中間通信部と、
    受信した出力データを格納して管理するデータ管理部と、
    前記端末から前記出力データの出力先指定を受付ける出力先管理部を備え、
    前記コンテンツ管理サーバーは、元になるデータを前記端末から閲覧可能に格納しかつ前記端末からの出力要求に応じて前記出力データを生成し、
    前記出力先管理部は、各データ出力装置を識別する識別情報と各データ出力装置の設置位置情報とを管理して前記出力先指定に応じた何れかのデータ出力装置を決定し、
    前記中間通信部は、決定されたデータ出力装置に前記出力データを送信してそのデータ出力装置に前記出力データを出力させることを特徴とする出力管理サーバー。
  12. 各データ出力装置は、固有の識別情報を保持してなり、
    前記出力先管理部は、各データ出力装置に係る識別情報および各データ出力装置の設置位置情報を管理し、前記設置位置情報および前記識別情報を用いて、出力先としてのデータ出力装置を決定する請求項11に記載の出力管理サーバー。
  13. 前記データ出力装置は、前記設置位置情報の入力を受け付け、
    前記中間通信部は、各データ出力装置から各設置位置情報を受信し、
    前記出力先管理部は、受信した各設置位置情報を管理する請求項12に記載の出力管理サーバー。
  14. 各設置位置情報の入力を受け付ける中間入力部をさらに備え、
    前記出力先管理部は、入力された各設置位置情報を管理する請求項12に記載の出力管理サーバー。
  15. 前記データ管理部は、前記端末で前記出力データのプレビューまたはサムネイル表示を可能にすべく前記端末に前記出力データを提供する請求項11に記載の出力管理サーバー。
  16. 元になるデータおよび前記出力データには、出力を制限するための保護情報が付加されてなり、
    前記データ管理部は、前記保護情報に基づいて前記データの内容の少なくとも一部につき前記端末でのプレビューを制限する請求項15に記載の出力管理サーバー。
  17. 前記出力管理サーバーは、特定の管理者にのみ各設置位置情報の入力を許容すべく管理者の認証を行う請求項13に記載の出力管理サーバー。
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