JP2002149549A - データ配信システム及びデータ配信装置、並びにデータ配信管理装置及びデータ配信管理方法 - Google Patents

データ配信システム及びデータ配信装置、並びにデータ配信管理装置及びデータ配信管理方法

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JP2002149549A
JP2002149549A JP2000339852A JP2000339852A JP2002149549A JP 2002149549 A JP2002149549 A JP 2002149549A JP 2000339852 A JP2000339852 A JP 2000339852A JP 2000339852 A JP2000339852 A JP 2000339852A JP 2002149549 A JP2002149549 A JP 2002149549A
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Inventor
Nobuo Suzuki
信雄 鈴木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入手経路が幾つか考えられる情報コンテンツ
に対して情報記録サービスを効率的に行う。 【解決手段】 ユーザは、例えば携帯端末上で情報コン
テンツのプリント要求を発行すると、コンテンツはスプ
ールされ、ユーザにはパスコードが戻される。ユーザが
所望の場所に設置された情報出力装置上でパスコードを
入力すると、スプールされたコンテンツは情報出力装置
に転送され、情報出力結果を得ることができる。また、
コンテンツは好適にスプールされるので、パスコード入
力から情報出力までの処理を効率化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報の記録・複製
・印刷出力等のサービスを有料で提供するためのシステ
ム及び方法に係り、特に、ネットワークなどを経由して
遠隔地から配信・送信・流通・搬送されてきた情報の記録
サービスを行うための情報記録サービスを行うシステム
及び方法に関する。
【0002】更に詳しくは、本発明は、入手経路が幾つ
か考えられる情報コンテンツに対して情報記録サービス
を行うシステム及び方法に係り、特に、入手経路が幾つ
か考えられる情報コンテンツを所望の場所に設置された
プリンタ上で情報記録サービスを行うシステム及び方法
に関する。
【0003】
【従来の技術】各種のOA(Office Automation)機器
は、従来から盛んに開発・製作され、企業や研究機関の
オフィスなどに広範に普及してきている。特にドキュメ
ンテーションが最重要視される現代社会においては、画
像を高解像度且つ高品位に複製することができる画像形
成装置がオフィス内に深く浸透している。
【0004】ここで言う「画像形成装置」には、原稿画
像を読み取って印刷用紙上に再現する「複写機」の他、
PSTN(Public Switched Telephone Network)やI
SDN(Integrated Services Digital Network)など
の公衆電話回線経由で受信した画像データを画像出力す
る「ファクシミリ」、LAN(Local Area Network)や
インターネットなどのネットワーク経由で受信したコン
ピュータ可読形式のデータやコンテンツを印刷する「プ
リンタ」、あるいは、これらのうち2以上の画像出力機
能を備えた「複合機」などが含まれる。
【0005】画像形成装置は、一般に、原稿を光学的に
スキャンして画像を読み取る画像入力部と、入力した画
像データに対して色座標変換やデジタル・フィルタリン
グ、T/I分離などの所定の処理を施す画像処理部と、
画像処理済みの画像データに基づいて入力画像を印刷用
紙上に再現する画像出力部とで構成される。
【0006】画像出力部には、例えば、電子写真プロセ
ス方式が採用される。電子写真プロセスは、電子写真感
光体に対する帯電、現像、クリーニングの繰り返しで実
現される。すなわち、感光体の表面を帯電器によって一
様に帯電させた後、画像データに従って感光体表面を露
光して静電潜像を形成し、現像器によって静電潜像をト
ナー像とした後、所定の印刷用紙上にトナー像を転写す
る。その後、加熱溶融・圧着作用によりトナー像を印刷
用紙上に定着して、画像形成装置の外に排紙する。転写
後の感光体表面は、残留トナーがクリーナによって除去
された後、次の現像プロセスに利用される。
【0007】ドキュメンテーションのニーズは拡大する
一方である。その反面、高印字品位の画像形成装置は高
価で且つ床面積が大きいので、一般消費者毎に自費で購
入することは未だ困難である。このため、大学生協やコ
ンビニエンス・ストアなどの公共の場に複写機やファク
シミリを無人状態で設置しておき、有料の複写サービス
やファクシミリ送信サービスを提供するというケースが
散見される。
【0008】複写サービスにおいては、料金を予めコイ
ンキットに投入しておき、投入料金に応じた枚数のコピ
ー出力が顧客に許容される(あるいは、プリペイド・カ
ードをカード・リーダに挿入し、プリペイド・カードの残
金に応じた枚数のコピー出力が許容される)。また、フ
ァクシミリ送信サービスにおいては、ファクシミリ送信
後に、送信量に応じたファクシミリ使用代金を同一店舗
内のレジにて精算するのが一般的である。
【0009】このような複写機やファクシミリの有料サ
ービスは、サービスを利用する一般消費者にとっては装
置購入コストなしに高機能・高品位な装置の恩恵を享受
することができる。また、サービスを提供する店舗経営
者にとっては、このような画像形成装置を設置しておく
だけで、無人環境下でも顧客が勝手に機器を操作し、使
用料金が自ずと蓄積されるとともに、サービス拡充によ
り店舗への顧客吸引力になるなどのメリットがある。例
えば、前述したような「複合機」を店舗内に設置すれ
ば、複写、ファクシミリ、コンピュータ・データのプリ
ント・アウトなど、情報記録に関する多種多様な有料サ
ービスを1台の装置のみで実現することができる。
【0010】複写サービスやファクシミリ送信サービス
に比し、ネットワーク・プリント・サービスを事業に展開
した事例は未だあまり見受けられない。しかしながら、
ネットワーク・プリント・サービスによれば、ユーザすな
わち一般消費者は、高品位の電子写真方式プリントを装
置購入コストなしにランニング・コスト相当の利用料金
のみで使用することができる。言い換えれば、複写やフ
ァクシミリ送信と同様、ネットワーク・プリンティング
も、消費者と事業者双方に利益をもたらすものと思料す
る。
【0011】ネットワーク・プリント・サービスの利用形
態の一例は、利用者が自身の端末上からインターネット
などの広域ネットワーク経由でアクセスした情報コンテ
ンツを、所望の店舗に設置されたプリンタ(例えば複合
機)上でプリント出力することである。ここで言う利用
者端末には、オフィスや家庭内に設置されたデスクトッ
プPC(personal Computer)の他に、居場所が不定な
モバイル環境下で利用可能なPDAや携帯電話などの携
帯端末を挙げることができる。
【0012】利用者が携帯端末上でプリント要求を発行
すると、プリント・データは一旦所定の場所すなわちサ
ーバ内にスプールされる。このとき、サーバは、保管し
たプリント要求を識別するための情報(以下では、「パ
スコード」と呼ぶ)を発行して、利用者に渡す。次い
で、利用者は、所望の店舗内に設置されたプリンタまで
出向いて、コントロール・パネル上でパスコードを入力
することで、プリント・データを引き出し、プリント実
行させることができる。
【0013】ネットワーク上でプリント要求する情報コ
ンテンツのサイズは区々である。また、各情報コンテン
ツがプリント出力に利用される頻度も区々である。さら
に言えば、利用者の端末上からプリント要求された情報
コンテンツをスプールする場所、すなわち出力コンテン
ツの入手経路も幾つか候補がある。
【0014】例えば、プリント先となるプリンタのロー
カル(例えば同じ店舗内)に設置されたプリント・サー
バにスプールしてもよい。
【0015】また、プリント先となるプリンタが接続さ
れたLAN(Local Area Network)あるいはイントラネ
ットのような局所的なネットワーク上の所定のサーバ上
に出力コンテンツをスプールしてもよい。ネットワーク
・プリント・サービス事業者が複数の系列店舗にネットワ
ーク・プリンタを設置するような事業モデルにおいて
は、同一事業者に帰属する複数のプリンタは、同じ系列
ネットワーク(例えば専用線で接続されている)上で一
元管理されることが想定される。このような場合、ネッ
トワーク・プリント・サービス事業者毎にスプール用のサ
ーバ(以下、事業者すなわちショップ毎に設置されるこ
とから、「ショップ・サーバ」と呼ぶことにする)を用
意しておいてもよい。
【0016】あるいは、コンテンツの利用・印刷出力に
関する課金管理を含めたネットワーク・プリント・サー
ビスの利用を一元管理する管理サーバが存在するような
場合には、この管理サーバにスプールすることも考えら
れる。例えば、情報コンテンツを配信サービスするコン
テンツ・プロバイダは、管理サーバの運営団体と契約な
どを締結することにより、情報コンテンツの配信並びに
利用に関して発生する利用料の一元管理を委ねることが
できる。
【0017】プリンタのローカル・サーバにスプールし
ておいた場合、利用者がプリンタのコントロール・パネ
ル上でプリント実行を指示してからプリント出力するま
での時間を短くすることができる。しかしながら、この
場合、利用者はプリント要求時に既にプリント出力先を
特定しなければならない。例えば、モバイル環境下でプ
リント要求を発行する場合のように、居場所が不定でプ
リント出力したい時点はプリント出力先を特定すること
ができないときには、不便なことがある。
【0018】また、複数のネットワーク・プリンタを接
続する単一のネットワーク系列上で設置されたショップ
・サーバにスプールした場合、同じネットワーク系列上
のどこのプリンタからもスプールされた情報コンテンツ
を迅速に引き出すことができる。すなわち、プリント実
行の時点で、同一系列の店舗の中から所望の場所をプリ
ント出力先に指定することができ、選択肢が広くて便利
である。また、ローカル・サーバにスプールする場合ほ
どではないが、専用の回線を使用してプリント・データ
をスプール・サーバからプリンタに転送できることか
ら、利用者がプリンタのコントロール・パネル上でプリ
ント実行を指示してからプリント出力するまでの時間を
短くすることができる。しかしながら、プリント出力先
はプリント要求時に選んだ同一系列内の店舗に限定され
てしまうことから、モバイル環境下での運用時には不便
なこともある。
【0019】また、情報コンテンツの利用・配信を管理
する管理サーバ上にスプールする場合、管理サーバは、
例えばインターネットのような広域ネットワークを介し
てほぼすべてのネットワーク・プリンタと接続されてい
るので、プリント実行時におけるプリント出力先の選択
肢に限定がない(言い換えれば、プリント要求時では未
だプリント出力先をまったく指定する必要がない)。但
し、不特定多数者間で回線が共有された一般のネットワ
ーク経由でコンテンツ・サーバからプリンタにプリント・
データをダウンロードしなければならず、利用者がプリ
ンタのコントロール・パネル上でプリント実行を指示し
てからプリント出力するまでの時間が長くなってしま
う。
【0020】また、データ・サイズが大きなコンテンツ
は、プリンタ・ローカルにスプールしておいた方が、プ
リント実行が円滑になる。また、更新頻度の少ないコン
テンツや使用頻度が高いコンテンツをプリンタ・ローカ
ルにスプールしておけば、プリント実行が効率的にな
る。
【0021】これに対し、データサイズが小さなコンテ
ンツをリモート・サーバからダウンロードしても、ある
いはプリンタ・ローカルにスプールしておいても、効率
上差異は小さい。また、更新頻度の高いコンテンツや使
用頻度が低いコンテンツをプリンタ・ローカルにスプー
ルしておいても、スプール・データは無駄になりがちで
非効率的である。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ネッ
トワークなどを経由して遠隔地から配信・送信・流通・搬
送されてきた情報の記録サービスを行うことができる、
優れた情報記録サービスを行うシステム及び方法を提供
することにある。
【0023】本発明の更なる目的は、入手経路が幾つか
考えられる情報コンテンツに対して情報記録サービスを
効率的に行うことができる、優れた情報記録サービスを
行うシステム及び方法を提供することにある。
【0024】本発明の更なる目的は、入手経路が幾つか
考えられる情報コンテンツを所望の場所に設置されたプ
リンタから情報記録サービスを効率的に行うことができ
る、優れた情報記録サービスを行うシステム及び方法を
提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、ネットワーク上で提供されるデータ・コンテンツを
配信してネットワーク接続された情報出力装置上で情報
出力サービスするデータ配信システムであって、ユーザ
からのデータ・コンテンツの情報出力要求に応答して、
該データ・コンテンツをスプールするとともに、該スプ
ールされたデータ・コンテンツを識別可能なパスコード
を発行して要求元ユーザに戻し、ネットワーク上の情報
出力装置上でパスコードが入力されたことに応答して、
該当するデータ・コンテンツをスプール先から該情報出
力装置上に転送して情報出力を実行する、ことを特徴と
するデータ配信システムである。
【0026】本発明の第1の側面に係るデータ配信シス
テムによれば、ユーザは、例えば携帯端末上で情報コン
テンツのプリント要求を発行すると、コンテンツはスプ
ールされるとともに、パスコードを受け取ることができ
る。そして、ユーザは、所望の場所に設置された情報出
力装置上でパスコードを入力することにより、スプール
されたコンテンツは情報出力装置に転送され、情報出力
結果を得ることができる。すなわち、ユーザは、所望の
場所で情報出力結果を受け取ることができ、モバイル・
プリンティングに便利である。また、コンテンツは好適
にスプールされるので、パスコード入力から情報出力ま
での処理を効率化することができる。
【0027】また、パスコード発行に伴って該当するデ
ータ・コンテンツの情報出力のログを記録することで、
ユーザに対する課金処理を効率的且つ確実に行うことが
できる。
【0028】また、前記ネットワーク上には複数の情報
出力装置が存在するような場合、ユーザからのデータ・
コンテンツの情報出力要求時に情報出力先の情報出力装
置が指定されているときには、該指定された情報出力装
置の近傍にデータ・コンテンツをスプールすることで、
パスコードが入力された情報出力時の処理を高速化する
ことができる。
【0029】また、前記ネットワーク上に、情報出力サ
ービスを提供する事業者毎の系列ネットワークが接続さ
れるとともに、各系列ネットワーク上には複数の情報出
力装置並びに事業者サーバが存在する場合、ユーザから
のデータ・コンテンツの情報出力要求時に情報出力先の
事業者が指定されているときには、該当する系列ネット
ワーク上の事業者サーバにデータ・コンテンツをスプー
ルすることで、パスコードが入力された情報出力時の処
理を高速化することができる。
【0030】前記ネットワーク上に、情報出力要求に伴
うパスワード発行並びにデータ・コンテンツの配信を管
理する管理サーバが存在する場合、ユーザからのデータ
・コンテンツの情報出力要求時に情報出力先が指定され
ていないときには、前記管理サーバにデータ・コンテン
ツをスプールするようにしてもよい。
【0031】また、前記ネットワーク上に、情報出力要
求に伴うデータ・コンテンツの配信を管理する管理サー
バと、情報出力サービスを提供する事業者毎の系列ネッ
トワークが接続され、各系列ネットワーク上にはさらに
複数の情報出力装置並びに事業者サーバが存在する場合
には、ユーザからのデータ・コンテンツの情報出力要求
に応答して、前記管理サーバ、いずれかの系列ネットワ
ーク上の事業者サーバ、いずれかの系列ネットワーク上
の特定の情報出力装置の近傍のうちいずれかにデータ・
コンテンツをスプールする。また、データ・コンテンツ
のスプール先の識別情報と、該スプール先での文書識別
情報を含むパスコードを発行することで、スプール先の
特定とスプール・データの転送処理を円滑に行うことが
できる。
【0032】また、ユーザが情報出力要求したデータ・
コンテンツが前記管理サーバ上に蓄積されている場合に
は、ネットワーク上の情報出力装置上でパスコードが入
力されたことに応答して、該当するデータ・コンテンツ
を前記管理サーバから該情報出力装置上に転送して情報
出力を実行するようにしてもよい。
【0033】また、ユーザが情報出力先の事業者を指定
して情報出力要求したデータ・コンテンツが前記管理サ
ーバ上に蓄積されている場合には、該データ・コンテン
ツを管理サーバから該事業者サーバに転送してスプール
することで、パスコードが入力された情報出力時の処理
を高速化することができる。
【0034】また、本発明の第2の側面は、ネットワー
ク上で提供されるデータ・コンテンツを配信してネット
ワーク接続された情報出力装置上で情報出力サービスす
るデータ配信方法であって、ユーザからのデータ・コン
テンツの情報出力要求に応答して、該データ・コンテン
ツをスプールするステップと、該スプールされたデータ
・コンテンツを識別可能なパスコードを発行して要求元
ユーザに戻すステップと、ネットワーク上の情報出力装
置上でパスコードが入力されたことに応答して、該当す
るデータ・コンテンツをスプール先から該情報出力装置
上に転送して情報出力を実行するステップ、を具備する
ことを特徴とするデータ配信方法である。
【0035】本発明の第2の側面に係るデータ配信方法
によれば、ユーザは、例えば携帯端末上で情報コンテン
ツのプリント要求を発行すると、コンテンツはスプール
されるとともに、パスコードを受け取ることができる。
そして、ユーザは、所望の場所に設置された情報出力装
置上でパスコードを入力することにより、スプールされ
たコンテンツは情報出力装置に転送され、情報出力結果
を得ることができる。すなわち、ユーザは、所望の場所
で情報出力結果を受け取ることができ、モバイル・プリ
ンティングに便利である。また、コンテンツは好適にス
プールされるので、パスコード入力から情報出力までの
処理を効率化することができる。
【0036】また、パスコード発行に伴って該当するデ
ータ・コンテンツの情報出力のログを記録することで、
ユーザに対する課金処理を効率的且つ確実に行うことが
できる。
【0037】また、前記ネットワーク上には複数の情報
出力装置が存在するような場合、ユーザからのデータ・
コンテンツの情報出力要求時に情報出力先の情報出力装
置が指定されているときには、該指定された情報出力装
置の近傍にデータ・コンテンツをスプールすることで、
パスコードが入力された情報出力時の処理を高速化する
ことができる。
【0038】また、前記ネットワーク上に、情報出力サ
ービスを提供する事業者毎の系列ネットワークが接続さ
れるとともに、各系列ネットワーク上には複数の情報出
力装置並びに事業者サーバが存在する場合、ユーザから
のデータ・コンテンツの情報出力要求時に情報出力先の
事業者が指定されているときには、該当する系列ネット
ワーク上の事業者サーバにデータ・コンテンツをスプー
ルすることで、パスコードが入力された情報出力時の処
理を高速化することができる。
【0039】前記ネットワーク上に、情報出力要求に伴
うパスワード発行並びにデータ・コンテンツの配信を管
理する管理サーバが存在する場合、ユーザからのデータ
・コンテンツの情報出力要求時に情報出力先が指定され
ていないときには、前記管理サーバにデータ・コンテン
ツをスプールするようにしてもよい。
【0040】また、前記ネットワーク上に、情報出力要
求に伴うデータ・コンテンツの配信を管理する管理サー
バと、情報出力サービスを提供する事業者毎の系列ネッ
トワークが接続され、各系列ネットワーク上にはさらに
複数の情報出力装置並びに事業者サーバが存在する場合
には、ユーザからのデータ・コンテンツの情報出力要求
に応答して、前記管理サーバ、いずれかの系列ネットワ
ーク上の事業者サーバ、いずれかの系列ネットワーク上
の特定の情報出力装置の近傍のうちいずれかにデータ・
コンテンツをスプールする。また、データ・コンテンツ
のスプール先の識別情報と、該スプール先での文書識別
情報を含むパスコードを発行することで、スプール先の
特定とスプール・データの転送処理を円滑に行うことが
できる。
【0041】また、ユーザが情報出力要求したデータ・
コンテンツが前記管理サーバ上に蓄積されている場合に
は、ネットワーク上の情報出力装置上でパスコードが入
力されたことに応答して、該当するデータ・コンテンツ
を前記管理サーバから該情報出力装置上に転送して情報
出力を実行するようにしてもよい。
【0042】また、ユーザが情報出力先の事業者を指定
して情報出力要求したデータ・コンテンツが前記管理サ
ーバ上に蓄積されている場合には、該データ・コンテン
ツを管理サーバから該事業者サーバに転送してスプール
することで、パスコードが入力された情報出力時の処理
を高速化することができる。
【0043】また、本発明の第3の側面は、ネットワー
ク上で提供されるデータ・コンテンツを配信してネット
ワーク接続された情報出力装置上で情報出力するサービ
スを管理するデータ配信管理装置であって、ユーザから
のデータ・コンテンツの情報出力要求に応答して、該ス
プールされたデータ・コンテンツを識別可能なパスコー
ドを発行して要求元ユーザに戻すとともに、該データ・
コンテンツの情報出力のログを記録する、を特徴とする
データ配信管理装置である。
【0044】パスコードを受け取ったユーザは、ネット
ワーク上の所望の情報出力装置上でパスコードを入力す
ることにより、情報出力結果を受け取ることができるの
で、モバイル環境下で任意の場所でプリントなど情報出
力に便利である。
【0045】また、データ配信管理装置は、ユーザから
のデータ・コンテンツの情報出力要求時に情報出力先が
指定されていないときには、該データ・コンテンツをス
プールし、パスコードに基づく問合せによりスプールし
たデータ・コンテンツを問合せ元に転送するようにして
もよい。
【0046】また、データ・コンテンツのスプール先の
識別情報と、該スプール先での文書識別情報を含むパス
コードを発行するようにしてもよい。このような場合、
情報出力時に、入力されたパスコードを基にスプール先
を容易に特定することができ、スプール・データの転送
処理を円滑に行うことができる。
【0047】また、データ配信管理装置は、データ・コ
ンテンツをあらかじめ蓄積しておき、該蓄積されたデー
タ・コンテンツの情報出力要求に応答して、パスコード
を発行して要求元ユーザに返すとともに、ネットワーク
上の情報出力装置からパスコードに基づく問合せにより
スプールしたデータ・コンテンツを問合せ元に転送する
ようにしてもよい。
【0048】また、データ配信管理装置が、情報出力サ
ービスを提供する事業者毎の系列ネットワークが接続さ
れるとともに、各系列ネットワーク上にはさらに複数の
情報出力装置並びに事業者サーバが存在するネットワー
ク環境下で設置されている場合には、データ・コンテン
ツをあらかじめ蓄積しておき、ユーザが情報出力先の事
業者を指定して情報出力要求したデータ・コンテンツが
前記管理サーバ上に蓄積されている場合には、該データ
・コンテンツを該事業者サーバに転送するようにしても
よい。
【0049】また、本発明の第4の側面は、ネットワー
ク上で提供されるデータ・コンテンツを配信してネット
ワーク接続された情報出力装置上で情報出力するサービ
スを管理するデータ配信管理方法であって、ユーザから
のデータ・コンテンツの情報出力要求に応答して、該ス
プールされたデータ・コンテンツを識別可能なパスコー
ドを発行して要求元ユーザに戻すステップと、該データ
・コンテンツの情報出力のログを記録するステップと、
を具備することを特徴とするデータ配信管理方法であ
る。
【0050】パスコードを受け取ったユーザは、ネット
ワーク上の所望の情報出力装置上でパスコードを入力す
ることにより、情報出力結果を受け取ることができるの
で、モバイル環境下で任意の場所でプリントなど情報出
力に便利である。
【0051】また、ユーザからのデータ・コンテンツの
情報出力要求時に情報出力先が指定されていないときに
は、該データ・コンテンツをスプールし、パスコードに
基づく問合せによりスプールしたデータ・コンテンツを
問合せ元に転送するようにしてもよい。
【0052】また、パスコードを発行するステップで
は、データ・コンテンツのスプール先の識別情報と、該
スプール先での文書識別情報を含むパスコードを発行す
るようにしてもよい。このような場合、情報出力時に、
入力されたパスコードを基にスプール先を容易に特定す
ることができ、スプール・データの転送処理を円滑に行
うことができる。
【0053】また、データ配信管理装置は、データ・コ
ンテンツをあらかじめ蓄積しておくステップを備えてい
てもよい。このような場合、該蓄積されたデータ・コン
テンツの情報出力要求に応答して、パスコードを発行し
て要求元ユーザに返すとともに、ネットワーク上の情報
出力装置からパスコードに基づく問合せによりスプール
したデータ・コンテンツを問合せ元に転送するようにし
てもよい。
【0054】また、情報出力サービスを提供する事業者
毎の系列ネットワークが接続されるとともに、各系列ネ
ットワーク上にはさらに複数の情報出力装置並びに事業
者サーバが存在するネットワーク環境下においては、デ
ータ・コンテンツをあらかじめ蓄積しておくステップを
さらに備え、ユーザが情報出力先の事業者を指定して情
報出力要求したデータ・コンテンツが前記管理サーバ上
に蓄積されている場合には、該データ・コンテンツを該
事業者サーバに転送するようにしてもよい。
【0055】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
【0057】図1には、本発明の一実施形態に係るネッ
トワーク・プリント・サービスが展開されるネットワーク
・システム1の構成を模式的に図解している。
【0058】ネットワークは、例えばTCP/IP(Tr
ansmission Control Protocol/Internet Protocol)プ
ロトコルに従って各ホストが相互接続されたネットワー
クであり、インターネットのような広域ネットワークで
よい。TCP/IPネットワーク上では、HTTP(Hy
per Text Transfer Protocol)プロトコルによるハイパ
ーテキスト(HTML(Hyper Text Markup Language)
ドキュメント)の転送、FTP(File Transfer Protoc
ol)によるファイル転送、SMTP(SimpleMail Trans
fer Protocol)プロトコルによるメール送信、IPP
(Internet Printing Protocol)によるクライアントか
らのプリント資源の指定、WWW(World Wide Web)シ
ステムによる情報検索サービスなどが可能である。
【0059】図示の通り、ネットワーク上には、ネット
ワーク・プリント・サービスを利用する不特定多数の利用
者の端末100(図1中では、図面の簡素化のため1個
しか記述していない)と、ネットワーク・プリント・サー
ビス事業を運営する各事業者400A,400B…が各
店舗内に設置されたプリンタを接続するためのネットワ
ーク系列と、音楽や画像などのコンテンツ配信サービス
を有料で提供する各コンテンツ・プロバイダが設置した
コンテンツ・サーバ200A,200B…と、コンテン
ツのプリント出力などのコンテンツ利用を一元管理する
コンテンツ管理サーバ300とで構成される。
【0060】各利用者が使用する端末100は、例え
ば、携帯電話であるが、その他、PDA(Personal Dig
ital Assistant)のような携帯端末や、パーソナル・コ
ンピュータ(PC)のような、各種ネットワーク通信機
能を備えた計算機システムであってもよい。
【0061】ユーザ端末100は、無線電話やその他の
公衆電話網を介して、インターネットのような広域ネッ
トワークに接続されて、インターネット上のコンテンツ
・サーバ200やその他のサーバにアクセスすることが
できる。本実施形態では、ユーザ端末100は、コンテ
ンツ・サーバ200やコンテンツ管理サーバ300に対
して所望のコンテンツのプリント出力を行うことができ
るが、この点の詳細に関しては後述に譲る。
【0062】図2には、本発明の実施に供されるユーザ
端末100の機能構成を模式的に図解している。
【0063】同図に示すように、ユーザ端末100は、
システム制御部101と、表示部102と、入力部10
3と、主記憶部104と、外部記憶部105と、通信制
御部107と、通信送受部108とで構成される。以
下、各部について説明する。
【0064】システム制御部101は、ユーザ端末10
0全体の動作を統括的に制御するメイン・コントローラ
であり、例えばCPU(Central Processing Unit)で
構成され、オペレーティング・システム(OS)の制御
下で各種アプリケーションを実行することができる。
【0065】表示部102と入力部103は、ユーザ・
インターフェースを提供する。入力部53は、英数字や
かな文字など複数のキャラクタやコマンドが多重に定義
されたキーやボタンで構成される。表示部102は、液
晶表示ディスプレイなどで構成され、入力部103を介
したユーザ入力内容やシステム制御部101における処
理結果などをユーザに視覚的にフィードバックする。
【0066】主記憶部104は、システム制御部101
が実行プログラムのロードや作業データの一時保持のた
めに利用する記憶装置である。
【0067】外部記憶装置105は、主記憶部104以
外のメモリ空間を割り当てられた記憶装置であり、例え
ば、主記憶部104にロードすべきプログラム・コード
やデータを保存したり、実行結果を不揮発的に保存する
ために使用される。外部記憶装置105は、ユーザ端末
100本体から着脱交換可能なリムーバブル・メディア
であってもよい。
【0068】通信制御部107並びに通信送受部108
は、携帯電話網あるいは公衆電話網を経てインターネッ
トなどの広域ネットワークとの接続して、データ交換を
実現する機能モジュールである。
【0069】再び図1に戻って説明する。既に周知のよ
うに、実社会には、テキストや、音楽や画像など各種の
有益な情報コンテンツを有料又は無料で流通、配布、配
信サービスするコンテンツ・プロバイダが複数存在して
いる。これらコンテンツ・プロバイダは、出版物や記録
メディア上にコンテンツを印刷・格納して、所定の物理
的な流通経路を介して各利用者にコンテンツを流通販売
している。
【0070】また、コンテンツ・プロバイダは、インタ
ーネットのような広域ネットワーク上にコンテンツ・サ
ーバ200を設置して、ネットワーク経由でデジタル化
された情報コンテンツの配信サービスを行っている。例
えば、WWW(World Wide Web)のような情報検索サー
ビスを利用して、コンテンツ配信用のコンテンツ・サー
バ200をWWWサーバとして構築することができる。
【0071】例えば、ユーザは、自分のユーザ端末10
0上でインターネット経由でコンテンツ・サーバ200
にアクセスして、所望のコンテンツのプリント要求を行
うことができる。
【0072】また、コンテンツ・プロバイダは、自身が
運営するコンテンツ・サーバ200上で提供するコンテ
ンツの利用を有料課金することができる。コンテンツの
利用が、ユーザ端末100に対するコンテンツのダウン
ロードである場合には、ユーザ端末100との間で直接
課金処理を行うことができる。これに対し、コンテンツ
の利用が各場所に散在するいずれかのプリンタ480上
でのプリント出力を意味する場合には、ユーザに対して
はコンテンツの取得とプリント出力という2つのサービ
ス利用料が発生するので、課金処理が複雑となる。この
ような場合、コンテンツ・プロバイダは、所定のコンテ
ンツ管理事業者と契約することによって、コンテンツ利
用の一元管理をコンテンツ管理サーバ300に委ねるこ
とができる。
【0073】ネットワーク・プリント・サービス事業者4
00は、自身が経営する(あるいは提携する)コンビニ
エンス・ストアなどの系列店の店舗、ガソリン・スタン
ド、高速道路のサービス・エリア、大学生協などの無人
環境に、複数台のプリンタ480を設置して、ユーザ端
末100(上述)からのプリント要求に応じて指定され
たコンテンツのネットワーク・プリント・サービスを提供
する。
【0074】本実施形態では、各ネットワーク・プリン
ト・サービス事業者すなわち系列するショップ毎に、所
有又は管理するプリンタ480を同一のネットワーク系
列で接続しているものとする。さらに、ネットワーク系
列上には、ショップ・サーバ450が設置され、ネット
ワーク系列上すなわちショップ内の各プリンタを一元管
理するようになっている。
【0075】ショップ・サーバ450は、同じショップ
内にプリント要求されたプリント・データをスプールす
る機能を持つ。ショップ・サーバ450は、スプールし
ておいたプリント・データのプリント指示がショップ内
のプリンタ上で発生したことに応答して、プリント・デ
ータを当該プリンタに転送するようになっている。
【0076】また、各プリンタ480も、プリント要求
されたプリント・データをローカルに一時保存するスプ
ール機能を備えている。あるいは、各プリンタ480毎
にスプール機能を搭載するのではなく、近隣の複数台の
プリンタに対してスプール機能を提供するローカル・サ
ーバ(図示しない)がローカルなスプール機能を提供す
るような構成でもよい。ローカル・サーバは、一般的な
プリント・サーバを用いて実現することができる。
【0077】ユーザ端末100は、ショップ・サーバ4
50と、各店舗に設置された個々のプリンタ480のい
ずれに宛ててもプリント要求を行うことができる。
【0078】例えば、ユーザはプリント出力したい店舗
すなわち特定のプリンタ480を選択することができる
場合には、この特定のプリンタ480に宛てて直接プリ
ント要求を発行することができる。この場合、プリント
要求されたプリント・データはプリンタ480内(又
は、ローカル・サーバ内)にスプールされる。この場
合、ユーザがその後、ショップ内の特定のプリンタ48
0上でプリント出力を指示すると、これに応答して、ロ
ーカルにスプールされたプリント・データが取り出され
て、プリント出力が実行されて、要求元ユーザは出力用
紙を受け取ることができる。
【0079】また、ユーザは、プリント出力したい系列
店すなわちショップのみを指定できた場合には、ショッ
プ・サーバ450に宛ててプリント要求を発行して、シ
ョップ・サーバ450にスプールしておいてもよい。こ
の場合、ユーザがその後、ショップ内の特定のプリンタ
480上でプリント出力を指示すると、これに応答し
て、スプールされたプリント・データがショップ・サーバ
450から指定されたプリンタ480に転送されて、プ
リント出力が実行されて、要求元ユーザは出力用紙を受
け取ることができる。
【0080】図3には、本発明の実施に供されるプリン
タ480の構成を模式的に示している。同図に示すよう
に、プリンタ480は、制御部481と、ネットワーク
接続部482と、入力部483と、表示部484と、ス
プール部485と、印刷部486と、用紙管理部487
と、用紙排出部488とで構成される。
【0081】制御部481は、サーバ50全体の動作を
統括的に制御するメイン・コントローラであり、例えば
CPU(Central Processing Unit)チップで構成さ
れ、所定のオペレーティング・システム(OS)の制御
下で各種アプリケーションを実行することができる。
【0082】ネットワーク接続部482は、例えば、ネ
ットワーク・インターフェース・カード(NIC)並びに
通信プロトコル層で構成され、プリンタ480を系列内
ネットワーク400経由で他の装置と相互接続する。例
えば、ショップ・サーバ450に対するプリント・ジョブ
の問い合わせや、プリント・ジョブの受信など系列内ネ
ットワーク経由のメッセージ交換は、ネットワーク接続
部482を介して行われる。また、ユーザ端末100か
らのプリント要求は、ネットワーク接続部482を介し
て受信される。
【0083】入力部483は、例えば、キーボードやマ
ウス、タッチパネルなどのユーザ入力装置で構成され
る。プリンタ480は、コンビニエンス・ストアなどの
公共の場に無人環境下で設置され、不特定多数者をプリ
ント・サービスの利用者として受容する。ユーザの一部
は、あらかじめ発行したプリント・データを特定する識
別情報(以下では、「パスコードとも言う」)を、例え
ば入力部483を介して入力することによって、このプ
リンタ480上でのプリント出力の実行を要求すること
ができる。
【0084】また、表示部484は、CRT(Cathode
Ray Tube)ディスプレイやLCD(Liquid Crystal Dis
play)のような表示装置で構成され、ユーザ入力に従う
制御部481による演算結果を視覚的にユーザにフィー
ドバックする。上述の入力部483としてタッチパネル
を採用することにより、入力部483と表示部484を
一体化した「コントロール・パネル」として構成するこ
とができる。
【0085】スプール部15は、ネットワーク経由で受
信したプリント・ジョブを一時的に蓄積したり、スプー
ルした各プリント・ジョブの管理を行うための機能モジ
ュールである。上述したように、各プリンタ480毎に
スプール機能を搭載するのではなく、近隣の複数台のプ
リンタに対してスプール機能を提供するローカル・サー
バ(図示しない)がローカルなスプール機能を提供する
ような構成でもよい。ローカル・サーバは、一般的なプ
リント・サーバを用いて実現することができる。
【0086】印刷部486は、スプールされたプリント
・ジョブのプリント・アウトを実行する機能モジュールで
ある。印刷エンジンには、例えば、電子写真プロセス方
式が採用される。電子写真プロセスは、電子写真感光体
に対する帯電、現像、クリーニングの繰り返しで実現さ
れる。すなわち、感光体の表面を帯電器によって一様に
帯電させた後、画像データに従って感光体表面を露光し
て静電潜像を形成し、現像器によって静電潜像をトナー
像とした後、所定の印刷用紙上にトナー像を転写する。
その後、加熱溶融・圧着作用によりトナー像を印刷用紙
上に定着して、画像形成装置の外に排紙する。転写後の
感光体表面は、残留トナーがクリーナによって除去され
た後、次の現像プロセスに利用される。
【0087】用紙管理部487は、印刷部486に供給
する印刷用紙の管理並びに給紙動作の管理を行うための
機能モジュールであり、例えば、用紙サイズ、紙質など
用紙の種別に応じた用紙トレイを備えている。
【0088】用紙排出部488は、印刷部486が排出
する印刷済み用紙の蓄積並びに管理を行う機能モジュー
ルである。用紙排出部488は、排紙トレイやソータな
ど排紙用紙を蓄積する収容場所の他、パンチやステープ
ラのようなフィニッシュ処理装置を備えていてもよい。
【0089】また、図4には、本発明の実施に供される
ショップ・サーバ450の構成を模式的に示している。
同図に示すように、ショップ・サーバ450は、制御部
451と、ネットワーク接続部452と、プリンタ管理
部453と、プリント・データ管理部454と、ジョブ
番号発行部455と、ジョブ番号通知部456と、ジョ
ブ番号受付部457と、スプーラ情報管理部458と、
データ変換部459とで構成される。
【0090】制御部451は、ショップ・サーバ450
全体の動作を統括的に制御するメイン・コントローラで
あり、例えばCPU(Central Processing Unit)チッ
プで構成され、所定のオペレーティング・システム(O
S)の制御下で各種アプリケーションを実行することが
できる。
【0091】ネットワーク接続部452は、例えばネッ
トワーク・インターフェース・カード(NIC)並びに通
信プロトコル層で構成され、ショップ・サーバ450を
ネットワーク経由で他の装置と相互接続する。例えば、
インターネット経由でのプリント・データの受信や、プ
リンタ480からのパスコードの問い合わせ、プリンタ
480へのプリント・データの送信などは、ネットワー
ク接続部452を介して行われる。
【0092】プリンタ管理部453は、ネットワーク上
に接続され、ショップ・サーバ450の管轄下すなわち
同じネットワーク系列内に置かれる各プリンタ480を
管理するための機能モジュールである。例えば、各プリ
ンタ480の識別情報を管理する他、スプールしておい
たプリント・データを出力先として指定された各プリン
タ480に適合する印刷可能データ形式に変換するプリ
ンタ・ドライバなどを備えている。
【0093】プリント・データ管理部454は、ネット
ワーク接続部452を介して受信されるプリント・デー
タを管理するための機能モジュールである。
【0094】ショップ・サーバ450に送信されたプリ
ント・ジョブは、同じネットワーク系列内のいずれかの
プリンタ480においてプリント・アウト要求が実行さ
れるまでの間、スプールされる。スプーラ情報管理部4
58は、各プリント・ジョブに関するスプール状況を管
理する。
【0095】データ変換部459は、プリント先として
指定された特定のプリンタ480用のプリンタ・ドライ
バを用いて、プリント・データを特定のプリンタ480
上で印刷可能なデータ形式に変換するための機能モジュ
ールである。
【0096】再び図1に戻って説明する。コンテンツ管
理サーバ300は、コンテンツ管理事業者が運営する。
コンテンツ管理事業者は、1以上のコンテンツ・プロバ
イダ、並びに、1以上のネットワーク・プリント・サービ
ス事業者400との間で所定の業務委託契約を締結して
おり、コンテンツ・サーバ200上で提供されるコンテ
ンツのネットワーク・プリント・サービスを一元的に管理
する。
【0097】コンテンツ管理サーバ300の主な機能を
以下にまとめておく。
【0098】(1)プリント要求に対して、スプールさ
れたコンテンツを識別可能なパスコードを発行する。発
行したパスコードは、要求元のユーザに返される。 (2)コンテンツのプリント要求及び/又はプリント出
力のログを管理する。ログは、各ユーザに対する課金処
理などに利用される。 (3)コンテンツ・サーバ200上で提供されるコンテ
ンツの少なくとも一部をスプールする。例えば、プリン
ト要求されたコンテンツをスプールしたり、頻繁にプリ
ント要求されるコンテンツをあらかじめ蓄積しておく。 (4)プリンタ480からのパスコードの問合せに応答
して、スプールしておいた該当するコンテンツを転送す
る。
【0099】図5には、コンテンツ管理サーバ300の
機能構成を模式的に示している。同図に示すように、コ
ンテンツ管理サーバ300は、制御部301と、ネット
ワーク接続部302と、プリンタ管理部303と、プリ
ント・データ管理部304と、パスコード発行部305
と、パスコード通知部306と、パスコード受付部30
7と、スプーラ情報管理部308と、データ変換部30
9とで構成される。
【0100】制御部301は、コンテンツ管理サーバ3
00全体の動作を統括的に制御するメイン・コントロー
ラであり、例えばCPU(Central Processing Unit)
チップで構成され、所定のオペレーティング・システム
(OS)の制御下で各種アプリケーションを実行するこ
とができる。
【0101】ネットワーク接続部302は、例えばネッ
トワーク・インターフェース・カード(NIC)並びに通
信プロトコル層で構成され、コンテンツ管理サーバ30
0をネットワーク経由で他の装置と相互接続する。例え
ば、ユーザ端末100からのプリント要求の受信や、各
プリンタ480からのパスコードの問い合わせ、プリン
タ480やショップ・サーバ450へのプリント・ジョ
ブの送信などは、ネットワーク接続部302を介して行
われる。
【0102】プリンタ管理部303は、ネットワーク上
に接続され、コンテンツ管理サーバ300の管轄下に置
かれる各プリンタ480を管理するための機能モジュー
ルである。例えば、各プリンタ480のプリンタ識別情
報を管理する他、ユーザ端末100からプリント要求さ
れたプリント・データを出力先として指定された各プリ
ンタ480に適合する印刷可能データ形式に変換するプ
リンタ・ドライバなどを備えている。
【0103】プリント・データ管理部304は、ネット
ワーク接続部302を介してコンテンツ・サーバ200
から受信されるプリント・データをスプール又は蓄積管
理するための機能モジュールである。例えば、プリント
要求されたコンテンツをスプールしたり、頻繁にプリン
ト要求されるコンテンツをあらかじめ蓄積しておく。
【0104】パスコード発行部305は、ネットワーク
接続部302を介して受信された各プリント要求に対し
て固有のパスコードを発行するための機能モジュールで
ある。
【0105】パスコードは、以後、該当するプリント・
データを識別するために利用される。本実施形態では、
パスコードは、所定ビット長のデータで構成され、コン
テンツの所在(例えば、どこのサーバ内にスプールされ
ているか)を示すビット・フィールドと、スプール先で
文書すなわちプリント・データを識別するための文書識
別ビット・フィールドを含んでいるものとする。
【0106】パスコード通知部306は、ジョブ番号発
行部305において発行されたジョブ番号を、要求元の
ユーザ端末100に対してネットワーク接続部302を
介して返信するための機能モジュールである。
【0107】パスコード受付部307は、ネットワーク
接続部302を介して受信される各プリンタ480(あ
るいは他のスプール・サーバ)からのプリント・データ
の問合せを受付け処理するための機能モジュールであ
る。パスコードを受信したことに応答して、該当するプ
リント・データを取り出し、問合せ元のプリンタ480
に転送する。
【0108】コンテンツ管理サーバ300に送信された
プリント・データは、ネットワーク上のいずれかのプリ
ンタ480においてプリント出力が実行されるまでの
間、スプールされる。スプーラ情報管理部308は、各
プリント・データに関するスプール状況を管理する。
【0109】データ変換部309は、プリント先として
指定されたプリンタ480用のプリンタ・ドライバを用
いて、プリント・データを特定のプリンタ480上で印
刷可能なデータ形式に変換するための機能モジュールで
ある。
【0110】本実施形態では、ユーザ端末100上でプ
リント要求されたプリント・データすなわちコンテンツ
がプリント出力に至るまでにたどる入手経路を複数用意
している。いずれの入手経路に従ってプリント出力すべ
きかは、ユーザ端末100上でユーザの指定によって決
定してもよい。あるいは、コンテンツの所在や、コンテ
ンツ使用頻度、更新頻度などに応じてシステム側で自動
的に効率的な入手経路を選択するようにしてもよい。
【0111】図6には、ネットワーク・システム1上に
おいてプリント要求されたコンテンツの入手経路の一例
を示している。同図に示す例では、コンテンツ・サーバ
200が提供するコンテンツは、コンテンツの利用を管
理するコンテンツ管理サーバ300上でスプールされる
ことになる。
【0112】ユーザは、自分が所持する端末(例えば携
帯電話)100上からインターネット経由でコンテンツ
・サーバ200にアクセスする。そして、所望のコンテ
ンツを見つけ出すと、そのプリント要求をコンテンツ・
サーバ200に対して発行する。但し、このとき、プリ
ント出力先は一切指定しないものとする。
【0113】コンテンツ・サーバ200は、このプリン
ト要求に応答して、その旨をコンテンツ管理サーバ30
0に通知するとともに、プリント要求されたコンテンツ
をコンテンツ管理サーバ300に転送する。
【0114】コンテンツ管理サーバ300は、自身のロ
ーカル・サーバ上にコンテンツをスプールしておくとと
もに、このコンテンツを識別するための「パスコード」
を発行して、これを要求元のユーザ端末100に返す。
【0115】本実施形態では、パスコードは、スプール
先を識別する情報と、スプール先での文書識別情報を含
んでいる。例えば、”000−1234”のようなパス
コードが発行されるが、先頭の3桁"000"はスプール
先となったコンテンツ管理サーバ300のネットワーク
上での識別情報であり、以後の4桁"1234"はコンテ
ンツ管理サーバ300内での文書識別情報であるとす
る。
【0116】パスコードを受け取ったユーザは、このパ
スコードを基にプリント要求したコンテンツのプリント
出力を任意の場所で指示することができる。より具体的
には、プリント出力したい店舗に出向き、この店舗内に
設置されたプリンタ480のコントロール・パネル上で
パスコードを直接入力することによってプリント出力の
指示を果たすことができる。
【0117】パスコードを受け付けたプリンタ480
は、パスコード中のスプール先を識別するフィールド
(すなわち先頭の3桁)を参照して、スプール先がコン
テンツ管理サーバ300であることを引き出す。そし
て、コンテンツ管理サーバ300に対してパスコードの
問合せを行う。
【0118】パスコードの問合せを受けたコンテンツ管
理サーバ300は、自身のローカル・ディスク内にスプ
ールしているコンテンツを取り出して、問合せ元のプリ
ンタ480に転送する。この際、コンテンツ管理サーバ
300は、当該コンテンツをプリント出力する旨のログ
を記録する。ログ情報は、コンテンツ配信・出力サービ
スに関する課金処理に利用される。
【0119】コンテンツ管理サーバ300は、スプール
しておいたコンテンツを転送した後は、これをローカル
・ディスクから削除して、次のスプール・データのために
記憶容量を確保するようにしてもよい。あるいは、使用
頻度の高いコンテンツや、データ・サイズの大きいコン
テンツは削除せず、ローカル・ディスク上に維持して、
次のプリント要求時に備えるようにしてもよい。また、
蓄積コンテンツが多くなりローカル・ディスクの記憶容
量が少なくなってきたときには、例えばLRU(Least
Recently Used)ロジックなどに基づいて不要なコンテ
ンツを廃棄するようにしてもよい。
【0120】一方、プリント出力指示を受けたプリンタ
480は、該当するコンテンツをコンテンツ管理サーバ
300から受信すると、そのプリント出力を実行する。
この結果、ユーザは、印刷物を所望の場所で受け取るこ
とができる。
【0121】図6に示す例では、ユーザは、ユーザ端末
100上でプリント要求を発行した時点では、プリント
出力先となるプリンタ又は店舗を指定する必要はない。
すなわち、プリンタ上で直接パスコードを入力すること
で、プリント出力したい場所を指定することができる。
モバイル環境下での印刷物の受け取りには都合がよい。
但し、スプール先となるコンテンツ管理サーバ300か
らプリンタ480まで、不特定多数者間で回線が共有さ
れた一般のネットワーク経由でコンテンツを転送しなけ
ればならず、ユーザがプリンタ480のコントロール・
パネル上でプリント実行を指示してからプリント出力す
るまでの時間が長くなってしまう。
【0122】また、図7には、ネットワーク・システム
1においてプリント要求されたコンテンツの入手経路の
他の例を示している。同図に示す例では、コンテンツ・
サーバ200が提供するコンテンツは、コンテンツのプ
リント先として指定されたショップ(系列店)の系列ネ
ットワーク上のショップ・サーバ450にスプールされ
ることになる。
【0123】ユーザは、自分が所持する端末(例えば携
帯電話)100上からインターネット経由でコンテンツ
・サーバ200にアクセスする。そして、所望のコンテ
ンツを見つけ出すと、そのプリント要求をコンテンツ・
サーバ200に対して発行する。但し、このとき、プリ
ント出力先となるプリンタ又はプリンタの設置場所であ
る店舗までは指定しないが、ネットワーク・プリント・サ
ービス事業者すなわち店舗の系列を指定するものとす
る。
【0124】コンテンツ・サーバ200は、このプリン
ト要求に応答して、その旨をコンテンツ管理サーバ30
0に通知するとともに、プリント要求されたコンテンツ
を、指定された店舗系列ネットワーク上のショップ・サ
ーバ450に転送する。
【0125】ショップ・サーバ450は、自身のローカ
ル・サーバ上にコンテンツをスプールしておく。また、
コンテンツ管理サーバ300は、スプールされたコンテ
ンツを識別するための「パスコード」を発行して、これ
を要求元のユーザ端末100に返す。また、コンテンツ
管理サーバ300は、当該コンテンツをプリント出力す
る旨のログを記録する。ログ情報は、コンテンツ配信・
出力サービスに関する課金処理に利用される。
【0126】本実施形態では、パスコードは、スプール
先を識別する情報と、スプール先での文書識別情報を含
んでいる。例えば、"099−1234"のようなパスコ
ードが発行されるが、先頭の3桁"099"はスプール先
となったショップ・サーバ450のネットワーク上での
識別情報であり、以後の4桁"1234"はショップ・サ
ーバ450内での文書識別情報であるとする。
【0127】パスコードを受け取ったユーザは、このパ
スコードを基にプリント要求したコンテンツのプリント
出力を指示することができる。より具体的には、プリン
ト出力したい店舗に出向き、この店舗内に設置されたプ
リンタ480のコントロール・パネル上でパスコードを
直接入力することによって、プリント出力の指示を果た
すことができる。但し、ユーザはプリント要求時にネッ
トワーク・プリント・サービス事業者を指定しているの
で、該当する系列店舗の中から出力先プリンタを指定し
なければならない。
【0128】パスコードを受け付けたプリンタ480
は、パスコード中のスプール先を識別するフィールド
(すなわち先頭の3桁)を参照して、スプール先が同じ
系列ネットワーク上のショップ・サーバ450であるこ
とを引き出す。そして、ショップ・サーバ450に対し
てパスコードの問合せを行う。
【0129】パスコードの問合せを受けたショップ・サ
ーバ450は、自身のローカル・ディスク内にスプール
しているコンテンツを取り出して、問合せ元のプリンタ
480に転送する。
【0130】ショップ・サーバ450は、スプールして
おいたコンテンツを転送した後は、これをローカル・デ
ィスクから削除して、次のスプール・データのために記
憶容量を確保するようにしてもよい。あるいは、使用頻
度の高いコンテンツや、データ・サイズの大きいコンテ
ンツは削除せず、ローカル・ディスク上に維持して、次
のプリント要求時に備えるようにしてもよい。また、蓄
積コンテンツが多くなりローカル・ディスクの記憶容量
が少なくなってきたときには、例えばLRU(LeastRec
ently Used)ロジックなどに基づいて不要なコンテンツ
を廃棄するようにしてもよい。
【0131】一方、プリント出力指示を受けたプリンタ
480は、該当するコンテンツをコンテンツ管理サーバ
300から受信すると、そのプリント出力を実行する。
この結果、ユーザは、印刷物を所望の場所で受け取るこ
とができる。
【0132】図7に示す例では、ユーザは、ユーザ端末
100上でプリント要求を発行した時点では、利用する
店舗系列(ネットワーク・プリント・サービス事業者)ま
では指定するが、プリント出力先となるプリンタまで指
定する必要はない。すなわち、指定した系列店舗に設置
されたプリンタ上で直接パスコードを入力することで、
プリント出力したい場所を指定することができる。系列
店であればどこのプリンタも指定することができるの
で、モバイル環境下での印刷物の受け取りには都合がよ
い。また、スプール先となるショップ・サーバ450か
らプリンタ480までは単一事業者内の系列ネットワー
ク経由でコンテンツを転送することができるので、ユー
ザがプリンタ480のコントロール・パネル上でプリン
ト実行を指示してからプリント出力するまでの時間を短
くすることができる。
【0133】また、図8には、ネットワーク・システム
1においてプリント要求されたコンテンツの入手経路の
他の例を示している。同図に示す例では、コンテンツ・
サーバ200が提供するコンテンツは、コンテンツのプ
リント先として指定されたプリンタ480(又は、プリ
ンタ480の近隣でプリンタを管理するプリント・サー
バ(図示しない))にスプールされることになる。
【0134】ユーザは、自分が所持する端末(例えば携
帯電話)100上からインターネット経由でコンテンツ
・サーバ200にアクセスする。そして、所望のコンテ
ンツを見つけ出すと、そのプリント要求をコンテンツ・
サーバ200に対して発行する。但し、このとき、プリ
ント出力先となるプリンタ又はプリンタの設置場所であ
る店舗を指定するものとする。
【0135】コンテンツ・サーバ200は、このプリン
ト要求に応答して、その旨をコンテンツ管理サーバ30
0に通知するとともに、プリント要求されたコンテンツ
を、指定されたプリンタ480(又はプリント・サー
バ)に転送する。
【0136】コンテンツのプリント先として指定された
プリンタ480(又はプリント・サーバ)は、自身のロ
ーカル・サーバ上にコンテンツをスプールしておく。ま
た、コンテンツ管理サーバ300は、スプールされたコ
ンテンツを識別するための「パスコード」を発行して、
これを要求元のユーザ端末100に返す。また、コンテ
ンツ管理サーバ300は、当該コンテンツをプリント出
力する旨のログを記録する。ログ情報は、コンテンツ配
信・出力サービスに関する課金処理に利用される。
【0137】本実施形態では、パスコードは、スプール
先を識別する情報と、スプール先での文書識別情報を含
んでいる。例えば、”051−1234”のようなパス
コードが発行されるが、先頭の3桁"051"はスプール
先となったプリンタ480(又は、プリント・サーバ)
のネットワーク上での識別情報であり、以後の4桁"1
234"はプリンタ480(プリント・サーバ)内での文
書識別情報であるとする。
【0138】パスコードを受け取ったユーザは、このパ
スコードを基にプリント要求したコンテンツのプリント
出力を指示することができる。より具体的には、出力先
として既に指定したプリンタ480が設置されている店
舗に出向き、そのコントロール・パネル上でパスコード
を直接入力することによってプリント出力の指示を果た
すことができる。
【0139】パスコードを受け付けたプリンタ480
は、パスコード中のスプール先を識別するフィールド
(すなわち先頭の3桁)を参照して、スプール先が自分
自身(又は、近隣のプリント・サーバ)であることを引
き出す。そして、スプールしておいたコンテンツを取り
出して、そのプリント出力を実行する。この結果、ユー
ザは、印刷物を所望の場所で受け取ることができる。
【0140】プリンタ480(又は、プリント・サー
バ)は、スプールしておいたコンテンツを転送した後
は、これをローカル・ディスクから削除して、次のスプ
ール・データのために記憶容量を確保するようにしても
よい。あるいは、使用頻度の高いコンテンツや、データ
・サイズの大きいコンテンツは削除せず、ローカル・ディ
スク上に維持して、次のプリント要求時に備えるように
してもよい。また、蓄積コンテンツが多くなりローカル
・ディスクの記憶容量が少なくなってきたときには、例
えばLRU(Least Recently Used)ロジックなどに基
づいて不要なコンテンツを廃棄するようにしてもよい。
【0141】図8に示す例では、ユーザは、ユーザ端末
100上でプリント要求を発行した時点でプリント出力
先となるプリンタまで指定してしまう。したがって、指
定したプリンタ上で直接パスコードを入力すると、該当
するコンテンツは既にローカルにスプールされているの
で、ユーザがプリンタ480のコントロール・パネル上
でプリント実行を指示してからプリント出力するまでの
時間が短くて済む。但し、プリント要求する時点でプリ
ント出力したい場所を既に指定する必要があるので、印
刷物の引き取り場所が不定となるモバイル環境下では不
都合が生じる可能性がある。
【0142】また、図9には、ネットワーク・システム
1においてプリント要求されたコンテンツの入手経路の
他の例を示している。同図に示す例では、コンテンツ・
サーバ200が本来提供するコンテンツは、コンテンツ
の利用を管理するコンテンツ管理サーバ300内に蓄積
させているので、ユーザは、コンテンツ・サーバ200
ではなくコンテンツ管理サーバ300に対してプリント
要求することができる。
【0143】ユーザは、自分が所持する端末(例えば携
帯電話)100上からインターネット経由でコンテンツ
管理サーバ300にアクセスする。そして、所望のコン
テンツを見つけ出すと、そのプリント要求をコンテンツ
管理サーバ300に対して発行する。但し、このとき、
プリント出力先は一切指定しないものとする。
【0144】コンテンツ管理サーバ300は、このプリ
ント要求に応答して、このコンテンツを識別するための
「パスコード」を発行して、これを要求元のユーザ端末
100に返す。
【0145】本実施形態では、パスコードは、スプール
先を識別する情報と、スプール先での文書識別情報を含
んでいる。例えば、”000−1234”のようなパス
コードが発行されるが、先頭の3桁"000"はスプール
先となったコンテンツ管理サーバ300のネットワーク
上での識別情報であり、以後の4桁"1234"はコンテ
ンツ管理サーバ300内での文書識別情報であるとす
る。
【0146】パスコードを受け取ったユーザは、このパ
スコードを基にプリント要求したコンテンツのプリント
出力を任意の場所で指示することができる。より具体的
には、プリント出力したい店舗に出向き、この店舗内に
設置されたプリンタ480のコントロール・パネル上で
パスコードを直接入力することによってプリント出力の
指示を果たすことができる。
【0147】パスコードを受け付けたプリンタ480
は、パスコード中のスプール先を識別するフィールド
(すなわち先頭の3桁)を参照して、スプール先がコン
テンツ管理サーバ300であることを引き出す。そし
て、コンテンツ管理サーバ300に対してパスコードの
問合せを行う。
【0148】パスコードの問合せを受けたコンテンツ管
理サーバ300は、自身のローカル・ディスク内に蓄積
しているコンテンツを取り出して、問合せ元のプリンタ
480に転送する。この際、コンテンツ管理サーバ30
0は、当該コンテンツをプリント出力する旨のログを記
録する。ログ情報は、コンテンツ配信・出力サービスに
関する課金処理に利用される。
【0149】コンテンツ管理サーバ300は、ローカル
・ディスク上に維持して、次のプリント要求時に備えて
いる。蓄積コンテンツが多くなりローカル・ディスクの
記憶容量が少なくなってきたときには、例えばLRU
(Least Recently Used)ロジックなどに基づいて不要
なコンテンツを廃棄するようにしてもよい。
【0150】一方、プリント出力指示を受けたプリンタ
480は、該当するコンテンツをコンテンツ管理サーバ
300から受信すると、そのプリント出力を実行する。
この結果、ユーザは、印刷物を所望の場所で受け取るこ
とができる。
【0151】図9に示す例では、ユーザは、ユーザ端末
100上でプリント要求を発行した時点では、プリント
出力先となるプリンタ又は店舗を指定する必要はない。
すなわち、プリンタ上で直接パスコードを入力すること
で、プリント出力したい場所を指定することができる。
モバイル環境下での印刷物の受け取りには都合がよい。
但し、スプール先となるコンテンツ管理サーバ300か
らプリンタ480まで、不特定多数者間で回線が共有さ
れた一般のネットワーク経由でコンテンツを転送しなけ
ればならず、ユーザがプリンタ480のコントロール・
パネル上でプリント実行を指示してからプリント出力す
るまでの時間が長くなってしまう。
【0152】また、図10には、ネットワーク・システ
ム1においてプリント要求されたコンテンツの入手経路
の他の例を示している。同図に示す例では、コンテンツ
・サーバ200が本来提供するコンテンツは、コンテン
ツの利用を管理するコンテンツ管理サーバ300内に蓄
積させているので、ユーザは、コンテンツ・サーバ20
0ではなくコンテンツ管理サーバ300に対してプリン
ト要求することができる。
【0153】ユーザは、自分が所持する端末(例えば携
帯電話)100上からインターネット経由でコンテンツ
管理サーバ300にアクセスする。そして、所望のコン
テンツを見つけ出すと、そのプリント要求をコンテンツ
管理サーバ300に対して発行する。但し、このとき、
プリント出力先となるプリンタ又はプリンタの設置場所
である店舗までは指定しないが、ネットワーク・プリン
ト・サービス事業者すなわち店舗の系列を指定するもの
とする。
【0154】コンテンツ管理サーバ300は、このプリ
ント要求に応答して、このコンテンツを識別するための
「パスコード」を発行して、これを要求元のユーザ端末
100に返す。
【0155】本実施形態では、パスコードは、スプール
先を識別する情報と、スプール先での文書識別情報を含
んでいる。例えば、”000−1234”のようなパス
コードが発行されるが、先頭の3桁"000"はスプール
先となったコンテンツ管理サーバ300のネットワーク
上での識別情報であり、以後の4桁"1234"はコンテ
ンツ管理サーバ300内での文書識別情報であるとす
る。
【0156】パスコードを受け取ったユーザは、このパ
スコードを基にプリント要求したコンテンツのプリント
出力を指示することができる。より具体的には、プリン
ト出力したい店舗に出向き、この店舗内に設置されたプ
リンタ480のコントロール・パネル上でパスコードを
直接入力することによってプリント出力の指示を果たす
ことができる。但し、ユーザはプリント要求時にネット
ワーク・プリント・サービス事業者を指定しているので、
該当する系列店舗の中から出力先プリンタを指定しなけ
ればならない。
【0157】パスコードを受け付けたプリンタ480
は、パスコード中のスプール先を識別するフィールド
(すなわち先頭の3桁)を参照して、スプール先がコン
テンツ管理サーバ300であることを引き出す。そし
て、コンテンツ管理サーバ300に対してパスコードの
問合せを行う。
【0158】パスコードの問合せを受けたコンテンツ管
理サーバ300は、自身のローカル・ディスク内に蓄積
しているコンテンツを取り出して、問合せ元のプリンタ
480に転送する。この際、コンテンツ管理サーバ30
0は、当該コンテンツをプリント出力する旨のログを記
録する。ログ情報は、コンテンツ配信・出力サービスに
関する課金処理に利用される。
【0159】コンテンツ管理サーバ300は、ローカル
・ディスク上に維持して、次のプリント要求時に備えて
いる。蓄積コンテンツが多くなりローカル・ディスクの
記憶容量が少なくなってきたときには、例えばLRU
(Least Recently Used)ロジックなどに基づいて不要
なコンテンツを廃棄するようにしてもよい。
【0160】一方、プリント出力指示を受けたプリンタ
480は、該当するコンテンツをコンテンツ管理サーバ
300から受信すると、そのプリント出力を実行する。
この結果、ユーザは、印刷物を所望の場所で受け取るこ
とができる。
【0161】図10に示す例では、ユーザは、ユーザ端
末100上でプリント要求を発行した時点では、利用す
る店舗系列(ネットワーク・プリント・サービス事業者)
までは指定するが、プリント出力先となるプリンタまで
指定する必要はない。すなわち、指定した系列店舗に設
置されたプリンタ上で直接パスコードを入力すること
で、プリント出力したい場所を指定することができる。
系列店であればどこのプリンタも指定することができる
ので、モバイル環境下での印刷物の受け取りには都合が
よい。
【0162】但し、スプール先となるコンテンツ管理サ
ーバ300からプリンタ480まで、不特定多数者間で
回線が共有された一般のネットワーク経由でコンテンツ
を転送しなければならず、ユーザがプリンタ480のコ
ントロール・パネル上でプリント実行を指示してからプ
リント出力するまでの時間が長くなってしまう。
【0163】この解決策の一例として、コンテンツ管理
サーバ300は、店舗系列を指定したプリント要求を受
け付けた以後、特定のプリンタ上でプリント出力が指示
されるまでの間、暇を見てショップ・サーバ450にコ
ンテンツの転送を行うようにする。ショップ・サーバ4
50からプリンタ480までは単一事業者内の系列ネッ
トワーク経由でコンテンツを転送することができるの
で、ユーザがプリンタ480のコントロール・パネル上
でプリント実行を指示してからプリント出力するまでの
時間を短くすることができる。但し、この場合、スプー
ル先の識別情報を含むパスコードの変更並びにユーザへ
の再通知を行う必要がある。
【0164】図9並びに図10に示す例では、コンテン
ツ管理サーバ300は、データ・サイズが大きなコンテ
ンツや、更新頻度の少ないコンテンツ、使用頻度が高い
コンテンツなどをあらかじめ蓄積しておくことにより、
ユーザが逐次コンテンツ・サーバ200にアクセスして
コンテンツを引き出す手間を省き、プリント実行を効率
的に行うことを可能にしている。
【0165】[追補]以上、特定の実施例を参照しなが
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示とい
う形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈
されるべきではない。本発明の要旨を判断するために
は、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきで
ある。
【0166】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
入手経路が幾つか考えられる情報コンテンツを所望の場
所に設置されたプリンタから情報記録サービスを効率的
に行うことができる、優れた情報記録サービスを行うシ
ステム及び方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るネットワーク・プリ
ント・サービスが展開されるネットワーク・システム1の
構成を模式的に示した図である。
【図2】本発明の実施に供されるユーザ端末100の機
能構成を模式的に示したブロック図である。
【図3】本発明の実施に供されるプリンタ480の構成
を模式的に示したブロック図である。
【図4】本発明の実施に供されるショップ・サーバ45
0の構成を模式的に示したブロック図である。
【図5】コンテンツ管理サーバ300の機能構成を模式
的に示した図である。
【図6】ネットワーク・システム1上においてプリント
要求されたコンテンツの入手経路の一例を示した図であ
る。
【図7】ネットワーク・システム1上においてプリント
要求されたコンテンツの入手経路の他の例を示した図で
ある。
【図8】ネットワーク・システム1上においてプリント
要求されたコンテンツの入手経路の他の例を示した図で
ある。
【図9】ネットワーク・システム1上においてプリント
要求されたコンテンツの入手経路の他の例を示した図で
ある。
【図10】ネットワーク・システム1上においてプリン
ト要求されたコンテンツの入手経路の他の例を示した図
である。
【符号の説明】
1…ネットワーク・システム 100…ユーザ端末,101…システム制御部 102…表示部,103…入力部 104…主記憶部,105…外部記憶部 107…通信制御部,108…通信送受部 200…コンテンツ・プロバイダ 300…コンテンツ管理サーバ,301…制御部 302…ネットワーク接続部,303…プリンタ管理部 304…プリント・データ管理部,305…パスコード
発行部 306…パスコード通知部,307…パスコード受付部 308…スプーラ情報管理部,309…データ変換部 400…ネットワーク・プリント・サービス事業者(ショ
ップ内ネットワーク) 450…ショップ・サーバ 480…プリンタ,481…制御部 482…ネットワーク接続部,483…入力部 484…表示部,485…スプール部 486…印刷部,487…用紙管理部 488…用紙排出部

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワーク上で提供されるデータ・コン
    テンツを配信してネットワーク接続された情報出力装置
    上で情報出力サービスするデータ配信システムであっ
    て、 ユーザからのデータ・コンテンツの情報出力要求に応答
    して、該データ・コンテンツをスプールするとともに、
    該スプールされたデータ・コンテンツを識別可能なパス
    コードを発行して要求元ユーザに戻し、ネットワーク上
    の情報出力装置上でパスコードが入力されたことに応答
    して、該当するデータ・コンテンツをスプール先から該
    情報出力装置上に転送して情報出力を実行する、ことを
    特徴とするデータ配信システム。
  2. 【請求項2】パスコード発行に伴って該当するデータ・
    コンテンツの情報出力のログを記録することを特徴とす
    る請求項1に記載のデータ配信システム。
  3. 【請求項3】前記ネットワーク上には複数の情報出力装
    置が存在し、 ユーザからのデータ・コンテンツの情報出力要求時に情
    報出力先の情報出力装置が指定されているときには、該
    指定された情報出力装置の近傍にデータ・コンテンツを
    スプールする、ことを特徴とする請求項1に記載のデー
    タ配信システム。
  4. 【請求項4】前記ネットワーク上には、情報出力サービ
    スを提供する事業者毎の系列ネットワークが接続される
    とともに、各系列ネットワーク上には複数の情報出力装
    置並びに事業者サーバが存在し、 ユーザからのデータ・コンテンツの情報出力要求時に情
    報出力先の事業者が指定されているときには、該当する
    系列ネットワーク上の事業者サーバにデータ・コンテン
    ツをスプールする、ことを特徴とする請求項1に記載の
    データ配信システム。
  5. 【請求項5】前記ネットワーク上には、情報出力要求に
    伴うパスワード発行並びにデータ・コンテンツの配信を
    管理する管理サーバが存在し、 ユーザからのデータ・コンテンツの情報出力要求時に情
    報出力先が指定されていないときには、前記管理サーバ
    にデータ・コンテンツをスプールする、ことを特徴とす
    る請求項1に記載のデータ配信システム。
  6. 【請求項6】前記ネットワーク上には、情報出力要求に
    伴うデータ・コンテンツの配信を管理する管理サーバ
    と、情報出力サービスを提供する事業者毎の系列ネット
    ワークが接続され、 各系列ネットワーク上にはさらに複数の情報出力装置並
    びに事業者サーバが存在し、 ユーザからのデータ・コンテンツの情報出力要求に応答
    して、前記管理サーバ、いずれかの系列ネットワーク上
    の事業者サーバ、いずれかの系列ネットワーク上の特定
    の情報出力装置の近傍のいずれかにデータ・コンテンツ
    をスプールし、 前記パスコードは、データ・コンテンツのスプール先の
    識別情報と、該スプール先での文書識別情報を含む、こ
    とを特徴とする請求項1に記載のデータ配信システム。
  7. 【請求項7】前記ネットワーク上には、情報出力要求に
    伴うパスワード発行並びにデータ・コンテンツの配信を
    管理する管理サーバが存在し、 ユーザが情報出力要求したデータ・コンテンツが前記管
    理サーバ上に蓄積されている場合には、ネットワーク上
    の情報出力装置上でパスコードが入力されたことに応答
    して、該当するデータ・コンテンツを前記管理サーバか
    ら該情報出力装置上に転送して情報出力を実行する、を
    特徴とする請求項1に記載のデータ配信システム。
  8. 【請求項8】前記ネットワーク上には、情報出力要求に
    伴うデータ・コンテンツの配信を管理する管理サーバ
    と、情報出力サービスを提供する事業者毎の系列ネット
    ワークが接続され、 各系列ネットワーク上にはさらに複数の情報出力装置並
    びに事業者サーバが存在し、 ユーザが情報出力先の事業者を指定して情報出力要求し
    たデータ・コンテンツが前記管理サーバ上に蓄積されて
    いる場合には、該データ・コンテンツを管理サーバから
    該事業者サーバに転送してスプールする、ことを特徴と
    する請求項1に記載のデータ配信システム。
  9. 【請求項9】ネットワーク上で提供されるデータ・コン
    テンツを配信してネットワーク接続された情報出力装置
    上で情報出力サービスするデータ配信方法であって、 ユーザからのデータ・コンテンツの情報出力要求に応答
    して、該データ・コンテンツをスプールするステップ
    と、 該スプールされたデータ・コンテンツを識別可能なパス
    コードを発行して要求元ユーザに戻すステップと、 ネットワーク上の情報出力装置上でパスコードが入力さ
    れたことに応答して、該当するデータ・コンテンツをス
    プール先から該情報出力装置上に転送して情報出力を実
    行するステップ、を具備することを特徴とするデータ配
    信方法。
  10. 【請求項10】パスコード発行に伴って該当するデータ
    ・コンテンツの情報出力のログを記録するステップをさ
    らに備えることを特徴とする請求項9に記載のデータ配
    信方法。
  11. 【請求項11】前記ネットワーク上には複数の情報出力
    装置が存在し、 前記データ・コンテンツをスプールするステップでは、
    ユーザからのデータ・コンテンツの情報出力要求時に情
    報出力先の情報出力装置が指定されているときには、該
    指定された情報出力装置の近傍にデータ・コンテンツを
    スプールする、ことを特徴とする請求項9に記載のデー
    タ配信方法。
  12. 【請求項12】前記ネットワーク上には、情報出力サー
    ビスを提供する事業者毎の系列ネットワークが接続され
    るとともに、各系列ネットワーク上には複数の情報出力
    装置並びに事業者サーバが存在し、 前記データ・コンテンツをスプールするステップでは、
    ユーザからのデータ・コンテンツの情報出力要求時に情
    報出力先の事業者が指定されているときには、該当する
    系列ネットワーク上の事業者サーバにデータ・コンテン
    ツをスプールする、ことを特徴とする請求項9に記載の
    データ配信方法。
  13. 【請求項13】前記ネットワーク上には、情報出力要求
    に伴うパスワード発行並びにデータ・コンテンツの配信
    を管理する管理サーバが存在し、 前記データ・コンテンツをスプールするステップでは、
    ユーザからのデータ・コンテンツの情報出力要求時に情
    報出力先が指定されていないときには、前記管理サーバ
    にデータ・コンテンツをスプールする、ことを特徴とす
    る請求項9に記載のデータ配信方法。
  14. 【請求項14】前記ネットワーク上には、情報出力要求
    に伴うデータ・コンテンツの配信を管理する管理サーバ
    と、情報出力サービスを提供する事業者毎の系列ネット
    ワークが接続され、 各系列ネットワーク上にはさらに複数の情報出力装置並
    びに事業者サーバが存在し、 前記データ・コンテンツをスプールするステップでは、
    ユーザからのデータ・コンテンツの情報出力要求に応答
    して、前記管理サーバ、いずれかの系列ネットワーク上
    の事業者サーバ、いずれかの系列ネットワーク上の特定
    の情報出力装置の近傍のいずれかにデータ・コンテンツ
    をスプールし、 前記パスコードを発行するステップでは、データ・コン
    テンツのスプール先の識別情報と、該スプール先での文
    書識別情報を含むパスコードを発行する、ことを特徴と
    する請求項9に記載のデータ配信方法。
  15. 【請求項15】前記ネットワーク上には、情報出力要求
    に伴うパスワード発行並びにデータ・コンテンツの配信
    を管理する管理サーバが存在し、 前記データ・コンテンツをスプール先から転送するステ
    ップでは、ユーザが情報出力要求したデータ・コンテン
    ツが前記管理サーバ上に蓄積されている場合には、ネッ
    トワーク上の情報出力装置上でパスコードが入力された
    ことに応答して、該当するデータ・コンテンツを前記管
    理サーバから該情報出力装置上に転送して情報出力を実
    行する、を特徴とする請求項9に記載のデータ配信方
    法。
  16. 【請求項16】前記ネットワーク上には、情報出力要求
    に伴うデータ・コンテンツの配信を管理する管理サーバ
    と、情報出力サービスを提供する事業者毎の系列ネット
    ワークが接続され、 各系列ネットワーク上にはさらに複数の情報出力装置並
    びに事業者サーバが存在し、 前記データ・コンテンツをスプールするステップでは、
    ユーザが情報出力先の事業者を指定して情報出力要求し
    たデータ・コンテンツが前記管理サーバ上に蓄積されて
    いる場合には、該データ・コンテンツを管理サーバから
    該事業者サーバに転送してスプールする、ことを特徴と
    する請求項9に記載のデータ配信方法。
  17. 【請求項17】ネットワーク上で提供されるデータ・コ
    ンテンツを配信してネットワーク接続された情報出力装
    置上で情報出力するサービスを管理するデータ配信管理
    装置であって、 ユーザからのデータ・コンテンツの情報出力要求に応答
    して、該スプールされたデータ・コンテンツを識別可能
    なパスコードを発行して要求元ユーザに戻すとともに、
    該データ・コンテンツの情報出力のログを記録する、を
    特徴とするデータ配信管理装置。
  18. 【請求項18】ユーザからのデータ・コンテンツの情報
    出力要求時に情報出力先が指定されていないときには、
    該データ・コンテンツをスプールし、パスコードに基づ
    く問合せによりスプールしたデータ・コンテンツを問合
    せ元に転送する、ことを特徴とする請求項17に記載の
    データ配信管理装置。
  19. 【請求項19】データ・コンテンツのスプール先の識別
    情報と、該スプール先での文書識別情報を含むパスコー
    ドを発行することを特徴とする請求項17に記載のデー
    タ配信管理装置。
  20. 【請求項20】データ・コンテンツをあらかじめ蓄積し
    ておき、該蓄積されたデータ・コンテンツの情報出力要
    求に応答して、パスコードを発行して要求元ユーザに返
    すとともに、ネットワーク上の情報出力装置からパスコ
    ードに基づく問合せによりスプールしたデータ・コンテ
    ンツを問合せ元に転送する、ことを特徴とする請求項1
    7に記載のデータ配信管理装置。
  21. 【請求項21】情報出力サービスを提供する事業者毎の
    系列ネットワークが接続されるとともに、各系列ネット
    ワーク上にはさらに複数の情報出力装置並びに事業者サ
    ーバが存在するネットワーク環境下で設置され、 データ・コンテンツをあらかじめ蓄積しておき、ユーザ
    が情報出力先の事業者を指定して情報出力要求したデー
    タ・コンテンツが前記管理サーバ上に蓄積されている場
    合には、該データ・コンテンツを該事業者サーバに転送
    する、ことを特徴とする請求項17に記載のデータ配信
    管理装置。
  22. 【請求項22】ネットワーク上で提供されるデータ・コ
    ンテンツを配信してネットワーク接続された情報出力装
    置上で情報出力するサービスを管理するデータ配信管理
    方法であって、 ユーザからのデータ・コンテンツの情報出力要求に応答
    して、該スプールされたデータ・コンテンツを識別可能
    なパスコードを発行して要求元ユーザに戻すステップ
    と、 該データ・コンテンツの情報出力のログを記録するステ
    ップと、を具備することを特徴とするデータ配信管理方
    法。
  23. 【請求項23】ユーザからのデータ・コンテンツの情報
    出力要求時に情報出力先が指定されていないときには、
    該データ・コンテンツをスプールするステップと、 パスコードに基づく問合せによりスプールしたデータ・
    コンテンツを問合せ元に転送するステップと、をさらに
    備えることを特徴とする請求項22に記載のデータ配信
    管理方法。
  24. 【請求項24】前記パスコードを発行するステップで
    は、データ・コンテンツのスプール先の識別情報と、該
    スプール先での文書識別情報を含むパスコードを発行す
    ることを特徴とする請求項22に記載のデータ配信管理
    方法。
  25. 【請求項25】データ・コンテンツをあらかじめ蓄積し
    ておくステップと、 該蓄積されたデータ・コンテンツの情報出力要求に応答
    して、パスコードを発行して要求元ユーザに返すステッ
    プと、 ネットワーク上の情報出力装置からのパスコードに基づ
    く問合せによりスプールしたデータ・コンテンツを問合
    せ元に転送するステップと、をさらに備えることを特徴
    とする請求項22に記載のデータ配信管理方法。
  26. 【請求項26】情報出力サービスを提供する事業者毎の
    系列ネットワークが接続されるとともに、各系列ネット
    ワーク上にはさらに複数の情報出力装置並びに事業者サ
    ーバが存在するネットワーク環境下で、 データ・コンテンツをあらかじめ蓄積しておくステップ
    と、 ユーザが情報出力先の事業者を指定して情報出力要求し
    たデータ・コンテンツが前記管理サーバ上に蓄積されて
    いる場合には、該データ・コンテンツを該事業者サーバ
    に転送するステップと、をさらに備えることを特徴とす
    る請求項22に記載のデータ配信管理方法。
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