JP2012113648A - 看護支援システム - Google Patents

看護支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP2012113648A
JP2012113648A JP2010264153A JP2010264153A JP2012113648A JP 2012113648 A JP2012113648 A JP 2012113648A JP 2010264153 A JP2010264153 A JP 2010264153A JP 2010264153 A JP2010264153 A JP 2010264153A JP 2012113648 A JP2012113648 A JP 2012113648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal device
nursing
nurse
unit
support system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010264153A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5302290B2 (ja
Inventor
Shunichiro Kamamoto
俊一朗 釜本
Katsuyuki Suzuki
克行 鈴木
Minoru Tanaka
実 田中
Satoshi Saito
聡 齋藤
Go Gotanda
剛 五反田
Tomoki Hosaka
共輝 穂坂
Manabu Shinkai
学 新海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2010264153A priority Critical patent/JP5302290B2/ja
Publication of JP2012113648A publication Critical patent/JP2012113648A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5302290B2 publication Critical patent/JP5302290B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

【課題】看護業務を遂行した際の動作を確認することが可能な看護支援システムを提供する。
【解決手段】看護師により携帯される端末装置と、前記端末装置と通信可能なサーバ装置とを備えた看護支援システムであって、前記端末装置は、前記看護師の操作入力を受け付ける入力手段と、前記入力手段が受け付けた操作内容に応じて、前記看護師が行う各看護業務の開始/完了を前記サーバ装置に通知する通知手段とを有し、前記サーバ装置は、前記端末装置から前記看護業務の開始/完了の通知を受信する受信手段と、病院内における前記端末装置の存在位置を、当該端末装置を携帯する看護師の位置情報として取得する位置取得手段と、前記受信手段が前記看護業務の開始を受信してから当該看護業務の完了を受信するまでの間に、前記位置取得手段が取得した一連の位置情報から動線を導出する行動分析手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、看護支援システムに関する。
従来、病院では看護行為を効率的に進めるために、PDA等の携帯端末装置を利用することにより、データの閲覧やデータの入力が行われている。また、従来、携帯型無線端末を所持させることで、病院内における看護師の動線や位置を確認可能とする技術が提案されている。
しかしながら、従来技術では、看護師の動線や位置を確認することができるものの、業務内容との関係は確認することができないため、業務効率の改善等に用いることはできなかった。
実施形態の看護支援システムは、看護師により携帯される端末装置と、前記端末装置と通信可能なサーバ装置とを備える。端末装置は、入力手段と、通知手段とを有する。入力手段は、看護師の操作入力を受け付ける。通知手段は、入力手段が受け付けた操作内容に応じて、看護師が行う各看護業務の開始/完了をサーバ装置に通知する。サーバ装置は、受信手段と、位置取得手段と、行動分析手段とを有する。受信手段は、端末装置から看護業務の開始/完了の通知を受信する。位置取得手段は、病院内における端末装置の存在位置を、当該端末装置を携帯する看護師の位置情報として取得する。行動分析手段は、受信手段が看護業務の開始を受信してから当該看護業務の完了を受信するまでの間に、位置取得手段が取得した一連の位置情報から動線を導出する。
図1は、実施形態に係る看護支援システムの全体構成を概略的に示す図である。 図2は、端末装置の構成の一例を示す図である。 図3は、病院内サーバの構成の一例を示す図である。 図4は、認証用リポジトリのデータ構成の一例を模式的に示す図である。 図5は、看護計画リポジトリのデータ構成の一例を模式的に示す図である。 図6は、電子カルテリポジトリのデータ構成の一例を模式的に示す図である。 図7は、患者リポジトリのデータ構成の一例を模式的に示す図である。 図8は、行動履歴リポジトリのデータ構成の一例を模式的に示す図である。 図9は、動線分析結果の一例を示す図である。 図10は、動線分析結果の他の例を示す図である。 図11は、端末装置と病院内サーバとの間で行われる認証処理の手順を示すフローチャートである。 図12は、端末装置と病院内サーバとの間で行われる看護計画提供処理の手順を示すフローチャートである。 図13は、端末装置と病院内サーバとの間で行われる電子カルテ提供処理の手順を示すフローチャートである。 図14は、病院内サーバが実行する行動分析処理の手順を示すフローチャートである。 図15は、端末装置と病院内サーバとの間で行われる分析結果提供処理の手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、看護支援システムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る看護支援システム100の全体構成を概略的に示す図である。同図に示すように、看護支援システム100は、端末装置10と、病院内サーバ20とを有している。ここで、端末装置10と病院内サーバ20とは、同一の病院H内に配置されており、有線又は無線のLAN31(Local Area Network)を介して通信可能に接続されている。
端末装置10は、病院H内の各看護師(准看護師も含む)により携帯される携帯型の情報通信端末である。看護師は端末装置10を用いて病院内サーバ20にアクセスすることで、各患者の電子カルテや看護計画等を参照することが可能となっている。ここで、“看護計画”とは、各看護師が行う検温や採血等の看護業務のスケジュールを定めたものである。
病院内サーバ20は、Webサーバやアプリケーションサーバ、データベースサーバ等の機能を有した一又は複数のサーバ装置である。病院内サーバ20は、病院Hでの看護業務に必要な各種のデータを記憶・管理し、これらデータを端末装置10が参照可能に提供する。
以下、端末装置10及び病院内サーバ20の構成について説明する。図2は、端末装置10の構成の一例を示す図である。同図に示すように、端末装置10は、情報処理を実行するマイクロコンピュータとして、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12及びRAM(Random Access Memory)13を備えている。
CPU11は、ROM12や後述する記憶部16に記憶された各種プログラムを実行することにより、端末装置10を統括的に制御する。ROM12は、基本動作を行うためのプログラムを記憶している。RAM13は、端末装置10の主記憶装置であって、CPU11のワークエリアとして機能する。
また、CPU11には、各種の入出力回路(図示せず)を介して、入力部14及び表示部15が接続されている。入力部14は、キーボードやポインティングデバイス等の入力デバイスであって、看護師が操作した操作内容をCPU11に通知する。表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスであって、CPU11の指示に従い各種の情報を表示する。なお、入力部14をタッチパネル構成とすることで、表示部15と協働して操作内容を受け付ける形態としてもよい。
また、CPU11には、各種の入出力回路(図示せず)を介して、記憶部16及び通信I/F17が接続されている。記憶部16は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶媒体であり、Webブラウザ等の各種プログラムやファイルを記憶している。通信I/F17は、病院内サーバ20とデータ通信を行うためのインタフェースである。CPU11は、この通信I/F17を制御し、病院内サーバ20との間で種々のデータを送受信する。なお、図示しないが、端末装置10は、RTC(Real Time Clock)等の計時装置を具備し、CPU11は、この計時装置が計時する時刻情報に基づいて、現在日時(年月日及び時刻)を取得できるものとする。
次に、端末装置10の機能構成について説明する。図2に示すように、端末装置10のCPU11は、ROM12や記憶部16に記憶されたプログラムとの協働により、通信制御部111、看護計画参照部112、電子カルテ参照部113及び分析結果参照部114を実現させる。
通信制御部111は、通信I/F17を制御し、病院内サーバ20との間でデータの送受信を行う機能部である。通信制御部111は、病院内サーバ20へのアクセスに際し、入力部14を介し自己の装置の操作者(看護師)から入力された看護師ID及びパスワードの組を、接続情報として病院内サーバ20に送信する。
看護計画参照部112は、入力部14を介して入力される操作内容に応じて、看護計画の参照を要求する指示情報(以下、看護計画参照要求という)を生成し、通信制御部111を通じて病院内サーバ20に送信する。また、看護計画参照部112は、病院内サーバ20から看護計画が提供されると、この看護計画に含まれた各業務項目を選択可能な状態で表示部15に表示する。また、看護計画参照部112は、各業務項目に対する編集操作(開始/完了のチェック)を入力部14を介して受け付けると、通信制御部111を介してその編集内容を病院内サーバ20に通知することで看護計画の更新を指示する。
電子カルテ参照部113は、入力部14を介して入力される操作内容に応じて、電子カルテの参照を要求する指示情報(以下、電子カルテ参照要求)を生成し、通信制御部111を通じて病院内サーバ20に送信する。また、電子カルテ参照部113は、病院内サーバ20から電子カルテが提供されると、この電子カルテに含まれた各項目を選択可能な状態で表示部15に表示する。また、電子カルテ参照部113は、特定項目に対する編集操作(例えば、病状経過の記録等)を入力部14を介して受け付けると、通信制御部111を介してその編集内容を病院内サーバ20に通知することで電子カルテの更新を指示する。なお、電子カルテ参照要求には特定の患者IDが含まれるものとする。
分析結果参照部114は、入力部14を介して入力される操作内容に応じて、分析結果の参照を要求する指示情報(以下、分析結果参照要求という)を生成し、通信制御部111を通じて病院内サーバ20に送信する。また、分析結果参照部114は、病院内サーバ20から分析結果が提供されると、この分析結果に応じた画像を表示部15に表示する。
なお、分析結果参照要求には、一又は複数の看護師ID、業務項目、日付等、分析対象を特定可能な情報(以下、特定事項という)が含まれるものとする。
図3は、病院内サーバ20の構成の一例を示す図である。同図に示すように、病院内サーバ20は、情報処理を実行するマイクロコンピュータとして、CPU21、ROM22及びRAM23を備えている。
CPU21は、ROM22や後述する記憶部26に記憶された各種プログラムを実行することにより、病院内サーバ20を統括的に制御する。ROM22は、基本動作を行うためのプログラムを記憶している。RAM23は、病院内サーバ20の主記憶装置であって、CPU21のワークエリアとして機能する。
また、CPU21には、各種の入出力回路(図示せず)を介して、入力部24及び表示部25が接続されている。入力部24は、キーボードやポインティングデバイス等の入力デバイスであって、操作者が操作した操作内容をCPU21に通知する。表示部25は、LCD等の表示デバイスであって、CPU21の指示に従い各種の情報を表示する。
また、CPU21には、各種の入出力回路(図示せず)を介して、記憶部26及び通信I/F27が接続されている。
記憶部26は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶媒体であって、後述する各機能部を実現するための各種プログラムやファイルを記憶している。記憶部26に記憶されるファイルとしては、例えば、各看護師の看護師IDとパスワードとの組を記憶・管理する認証用リポジトリ261、各患者の電子カルテを記憶・管理する電子カルテリポジトリ263、入院患者の所在(病室・病床)を記憶・管理する患者リポジトリ264、各看護師の看護計画を記憶・管理する看護計画リポジトリ262、各看護師の行動履歴を記憶・管理する行動履歴リポジトリ265等が挙げられる。
図4は、認証用リポジトリ261のデータ構成の一例を模式的に示す図である。同図に示すように、認証用リポジトリ261は、各看護師を識別する識別情報としての看護師IDと、パスワードとを関連付けて格納している。ここで、看護師IDとパスワードとの組は病院内サーバ20にアクセスする際に必要なる認証情報であって、病院内サーバ20は、端末装置10から送信される看護師IDとパスワードとの組が認証用リポジトリ261に登録された何れかの認証情報と一致した場合にアクセスを許可する。なお、看護師IDとパスワードとは、各看護師に予め割り当てられているものとする。
図5は、看護計画リポジトリ262のデータ構成の一例を模式的に示す図である。同図に示すように、看護計画リポジトリ262は、各看護師を識別する看護師IDと、日付と、その日に遂行すべき看護業務の項目名(業務項目)とを関連付けて格納している。また、各業務項目には、その看護業務の開始及び完了をチェックするための欄が関連付けられている。なお、病院Hの看護師は、各業務項目の開始時に開始欄をチェックし、完了時には完了欄をチェックするよう定められているものとする。
図6は、電子カルテリポジトリ263のデータ構成の一例を模式的に示す図である。同図に示すように、電子カルテリポジトリ263は、病院Hの各患者を識別する患者IDと、この患者IDの患者の電子カルテとを関連付けて格納している。
図7は、患者リポジトリ264のデータ構成の一例を模式的に示す図である。同図に示すように、患者リポジトリ264は、病院Hに入院する入院患者の患者IDと、当該患者の病室を識別する病室番号と、この患者の病床を識別する病床番号とを関連付けて格納している。
図8は、行動履歴リポジトリ265のデータ構成の一例を模式的に示す図である。同図に示すように、行動履歴リポジトリ265は、各看護師の看護師ID毎に、行動日時と、その日時に行われた行動の内容を示す行動履歴とを関連付けて格納する。ここで、行動履歴とは、看護師の行動を記録したものであり、看護計画に登録された各業務項目の開始や完了、病院H内での看護師の位置情報等が行動履歴として記録される。なお、図8の例では、看護師ID“N001”の看護師が、2010年11月9日の10時3分に病室番号“H301”の各患者に“検温”を開始し、同日の10時4分に病室番号“H301”の病床番号“B01”に移動し、続く10時9分に同病室番号の病床番号“B02”に移動したことが、行動履歴として記録されている。
図3に戻り、通信I/F27は、端末装置10とデータ通信を行うためのインタフェースである。CPU21は、通信I/F27を用いて、端末装置10との間で種々のデータを送受信する。なお、図示しないが、病院内サーバ20は、RTC等の計時装置を具備し、CPU21は、この計時装置が計時する時刻情報に基づいて、現在日時(年月日及び時刻)を取得するものとする。
次に、病院内サーバ20の機能構成について説明する。図3に示すように、病院内サーバ20のCPU21は、ROM22や記憶部26に記憶されたプログラムとの協働により、通信制御部211、看護計画提供部212、電子カルテ提供部213、行動履歴記録部214及び行動分析部215を実現させる。
通信制御部211は、通信I/F27を制御し、端末装置10とのデータの送受信を行う機能部である。具体的に、通信制御部211は、端末装置10から送信された接続情報に含まれる看護師ID及びパスワードの組と、認証用リポジトリ261に登録された各認証情報(看護師ID及びパスワードの組)とを照合し、一致するものが存在するか否かを判定する。一致した場合、通信制御部211は、その看護師IDの看護師が端末装置10の操作者と判断し、クッキー等の公知の技術を用いることで、この看護師IDを送信した端末装置10とのセッションを確立する。なお、接続情報が認証用リポジトリ261の何れの認証情報とも一致しなかった場合、通信制御部211は不正なアクセスと判定し、アクセスを拒否する。
看護計画提供部212は、端末装置10から送信される看護計画参照要求に応じて、当該端末装置10に看護計画を提供する機能部である。具体的に、看護計画提供部212は、看護計画参照要求を送信した端末装置10の看護師IDに基づいて、この看護師IDに関連付けられた看護計画を看護計画リポジトリ262から読み出し、通信制御部211を介して端末装置10に送信する。なお、端末装置10から看護計画参照要求とともに特定の日付(年月日)が指定された場合には、この指定された日付に関連付けられた看護計画を読み出すものとするが、特定の日付が指定されない場合には、本日の日付に関連付けられた看護計画を読み出すものとする。
また、看護計画提供部212は、端末装置10から看護計画の更新指示を受け付けると、端末装置10に提供中の看護計画の該当する業務に編集内容を反映することで、看護計画の更新を行う。具体的に、看護計画提供部212は、看護計画に含まれた特定の業務項目の“開始”又は“完了”をチェックする指示を端末装置10から受け付けると、当該端末装置10に提供中の看護計画に含まれた該当する業務項目の開始欄又は完了欄にチェックフラグを追記することで、端末装置10での編集内容を反映する。
電子カルテ提供部213は、端末装置10から送信される電子カルテ参照要求に応じて、当該端末装置10に電子カルテの提供を行う機能部である。具体的に、電子カルテ提供部213は、電子カルテ参照要求に含まれた患者IDに基づいて、この患者IDに関連付けられた電子カルテを電子カルテリポジトリ263から読み出し、通信制御部211を介して端末装置10に送信する。また、電子カルテ提供部213は、端末装置10から電子カルテの更新指示(編集内容)を受け付けると、端末装置10に提供中の電子カルテに編集内容を反映することで、電子カルテの更新を行う。
行動履歴記録部214は、各看護師の行動履歴を行動履歴リポジトリ265に記録する機能部である。具体的に、行動履歴記録部214は、看護計画提供部212が看護計画に含まれた各業務項目の“開始”又は“完了”の項目にチェックフラグを追記する毎に、その日付(年月日)及び時刻を行動日時とし、追記の対象となった業務項目、その編集内容(開始/完了)及びこの編集を指示した端末装置10の看護師IDと関連付けて、行動履歴リポジトリ265に登録する。
また、行動履歴記録部214は、電子カルテ提供部213が電子カルテ参照要求を受け付ける毎に、この電子カルテ参照要求に含まれた患者IDに対応する患者リポジトリ264の病室番号及び病床番号を、端末装置10を操作する看護師(看護師ID)の位置情報として取得する。そして、行動履歴記録部214は、電子カルテ参照要求を受け付けた日時を行動日時とし、取得した位置情報及び看護師IDと関連付けて行動履歴リポジトリ265に登録する。
行動分析部215は、行動履歴リポジトリ265に登録された行動履歴を分析し、端末装置10から送信される分析結果参照要求に応じて分析結果を提供する。
具体的に、行動分析部215は、行動履歴リポジトリ265に登録された各看護師(看護師ID)の日毎の行動履歴を分析対象とし、当該行動履歴に記録された各業務の開始時刻と完了時刻との差分(時間間隔)から、各業務の実行時間を導出する。また、各業務項目の実行時間中に記録された一連する位置情報に基づいて、その業務項目での移動経路を動線として導出し、この導出に係る業務項目の詳細情報とともに端末装置10に提供する。なお、行動分析部215は、行動履歴に登録された各位置情報の時間間隔から各位置での滞留時間を算出し、この算出した滞留時間を動線に反映する。以下、行動分析部215が導出した動線等の分析結果を“動線分析結果”という。
図9は、行動分析部215が提供する動線分析結果の一例を示す図である。同図において、上部に表された情報は、看護師ID:N001の看護師が、2010年11月9日に病室番号(H301)の各患者を検温した際の動線分析結果と、この業務の実行時間が10:03〜10:26であったことを示している。また、同図において、動線Lが看護師の移動した経路であり、各病床位置での滞留時間が点Dの大きさで表されている。なお、動線Lが重畳される病室のマップMは記憶部26等に予め記憶されているものとする。
また、同一の看護師の他の日付の動線分析結果や、他の看護師の動線分析結果を比較可能に提供する形態としてもよい。ここで、図10は、行動分析部215が提供する動線分析結果の他の例を示す図である。同図において、左図は比較元の動線分析結果であって、図9と同一の動線分析結果を表している。また、右図は比較先の動線分析結果であって、他の看護師(看護師ID:N005)が、2010年11月5日に病室番号(H301)の検温業務を行った際の動線分析結果を示している。このように、病院内サーバ20では、動線分析結果を比較可能に提供することで、看護師に業務動作の改善点等を啓発することが可能となっている。
なお、比較先として提供する動線分析結果は、図10の例に限らず、例えば、端末装置10を操作する看護師から、他の看護師の看護師IDが指定された場合には、当該他の看護師の看護師IDに関する同一の作業条件(図8の場合同一病室番号)の動線分析結果から、比較元の日付に最も近いものを提供する形態としてもよい。また、比較元と同一の業務を遂行するのに要した実行時間を看護師毎にそれぞれ導出し、実行時間が最短や平均となった動線分析結果を比較先として提供する形態としてもよい。
以下、図11〜図15を参照して、看護支援システム100の動作について説明する。まず、図11を参照し、端末装置10と病院内サーバ20との間で行われる認証処理について説明する。ここで、図11は、端末装置10と病院内サーバ20との間で行われる認証処理の手順を示すフローチャートである。
まず、端末装置10では、病院内サーバ20へのアクセスに際し、看護師は自己に割り当てられた接続情報(看護師ID及びパスワード)を、入力部14を介して入力する。これに伴い、端末装置10の通信制御部111は、接続情報の入力を入力部14から受け付けると(ステップS11)、この接続情報を病院内サーバ20に送信する(ステップS12)。
病院内サーバ20では、端末装置10から送信された接続情報を通信制御部211が受信すると(ステップS21)、通信制御部211は、この接続情報と看護計画リポジトリ262に登録された各認証情報とを照合し(ステップS22)、一致するものが存在するか否かを判定する(ステップS23)。ここで、看護計画リポジトリ262に登録された何れの認証情報とも一致しないと判定した場合(ステップS23;No)、通信制御部211は、不正なアクセスと判断し、アクセスを拒否する旨の応答情報を端末装置10に送信した後(ステップS24)、処理を終了する。
また、ステップS23において、接続情報に一致する認証情報が存在すると判定した場合(ステップS23;Yes)、通信制御部211は、この認証情報の看護師IDに対応する看護師がアクセス元の端末装置10の操作者と判断し、アクセスを許可する旨の応答情報を端末装置10に送信する(ステップS25)。なお、この場合、通信制御部211は、端末装置10との間のセッションを維持し、続く看護計画提供処理(図12)、電子カルテ提供処理(図13)又は分析結果提供処理(図15)の何れかに処理を継続する。
一方、端末装置10では、通信制御部111が病院内サーバ20から応答情報を受信すると(ステップS13)、この応答情報がアクセスを許可するものか否かを判定する(ステップS14)。ここで、応答情報がアクセスを拒否する旨のものと判定した場合(ステップS14;No)、通信制御部111は、アクセスが拒否されたことを報知する画面を表示部15に表示し(ステップS15)、処理を終了する。
また、ステップS14において、応答情報がアクセスを許可する旨のものと判定した場合(ステップS14;Yes)、通信制御部111は、病院内サーバ20との間のセッションを維持し、続く看護計画提供処理(図12)、電子カルテ提供処理(図13)又は分析結果提供処理(図15)の何れかに処理を継続する。
このように、認証処理では、認証用リポジトリ261に登録された正規の看護師のみ、病院内サーバ20へのアクセスを許可するため、電子カルテ等のデータのセキュリティを確保することができる。
次に、図12を参照して、端末装置10から看護計画を参照する際の動作について説明する。ここで、図12は、端末装置10と病院内サーバ20との間で行われる看護計画提供処理の手順を示すフローチャートである。なお、本処理は、図11の認証処理でアクセスが許可された後に実行可能となる処理である。
まず、端末装置10の看護計画参照部112は、入力部14から看護計画の参照を指示する操作内容を受け付けると(ステップS31)、看護計画参照要求を生成し、病院内サーバ20に送信する(ステップS32)。
病院内サーバ20では、通信制御部211が看護計画参照要求を端末装置10から受信すると(ステップS41)、看護計画提供部212は、この看護計画参照要求を送信した端末装置10の看護師IDに基づき、当該看護師IDに関連付けられた看護計画を看護計画リポジトリ262から読み出す(ステップS42)。続いて、看護計画提供部212は、ステップS42で読み出した看護計画を端末装置10に送信する(ステップS43)。
端末装置10では通信制御部111が看護計画を受信すると(ステップS33)、看護計画参照部112は、この看護計画を表示部15に表示する(ステップS34)。続いて、看護計画参照部112は、看護計画に含まれた業務項目の何れかに対し、“開始”又は“完了”をチェックする編集操作が入力部14を介して入力されたか否かを判定する(ステップS35)。ここで、編集操作が入力されないと判定した場合(ステップS35;No)、ステップS37に移行する。
また、ステップS35において、特定の業務項目に対し“開始”又は“完了”をチェックする編集操作が入力されたと判定すると(ステップS35;Yes)、看護計画参照部112は、編集の対象となった業務項目とその編集内容とを病院内サーバ20に通知し(ステップS36)、ステップS37に移行する。
続くステップS37では、看護計画提供部212は、看護計画の参照を終了する旨の操作内容が入力部14に入力されたか否かを判定し、入力されないと判定した場合には(ステップS37;No)、ステップS35に再び戻る。また、看護計画の参照を終了する旨の操作が入力部14を介して入力された場合(ステップS37;Yes)、看護計画参照部112は、看護計画の参照終了を病院内サーバ20に通知する(ステップS38)。そして、看護計画提供部212は、表示部15に表示した看護計画を消去した後(ステップS39)、処理を終了する。
一方、病院内サーバ20では、看護計画提供部212が、端末装置10から編集対象の業務項目と編集内容とが通知されたか否かを判定する(ステップS44)。ここで、通知されないと判定した場合(ステップS44;No)、ステップS47に移行する。また、ステップS44において、編集対象の業務項目と編集内容との通知を受け付けると(ステップS44;Yes)、看護計画提供部212は、端末装置10に提供中の看護計画から編集対象の業務項目を特定し、その業務項目の開始欄又は完了欄に編集内容に応じたチェックフラグを付加する(ステップS45)。
続いて、行動履歴記録部214は、ステップS45で看護計画提供部212がチェックフラグを追記した業務項目名及びその編集内容(開始又は完了)を、現在日時(行動日時)と、端末装置10の看護師IDと関連付け、行動履歴リポジトリ265に登録し(ステップS46)、ステップS47に移行する。
ステップS47では、看護計画提供部212が、端末装置10から看護計画の参照終了が通知されたか否かを判定し、通知されないと判定した場合には(ステップS47;No)、ステップS44に再び戻る。また、看護計画の参照終了が通知された場合(ステップS47;Yes)、処理を終了する。
このように、看護計画提供処理では、端末装置10からの要求に応じて、この端末装置10を操作する看護師の看護計画を提供する。また、看護計画に含まれた業務項目の“開始”又は“完了”が指示される毎に、これを看護師の行動履歴として行動履歴リポジトリ265に記録する。
次に、図13を参照して、端末装置10から電子カルテを参照する際の動作について説明する。ここで、図13は、端末装置10と病院内サーバ20との間で行われる電子カルテ提供処理の手順を示すフローチャートである。なお、本処理は、図11の認証処理でアクセスが許可された後に実行可能となる処理である。
まず、端末装置10の電子カルテ参照部113は、入力部14から特定の患者IDについての電子カルテの参照を指示する操作内容を受け付けると(ステップS51)、この患者IDを含んだ電子カルテ参照要求を生成し、病院内サーバ20に送信する(ステップS52)。
病院内サーバ20では、通信制御部211が電子カルテ参照要求を端末装置10から受信すると(ステップS61)、電子カルテ提供部213は、この電子カルテ参照要求に含まれた患者IDに基づき、当該患者IDに関連付けられた電子カルテを電子カルテリポジトリ263から読み出す(ステップS62)。続いて、電子カルテ提供部213は、ステップS62で読み出した電子カルテを端末装置10に送信する(ステップS63)。
続いて、行動履歴記録部214は、ステップS61で受信した電子カルテ参照要求に含まれる患者IDに基づき、当該患者IDに関連付けられた患者リポジトリ264の病室番号及び病床番号を、端末装置10を操作する看護師の位置情報として取得する(ステップS64)。続いて、行動履歴記録部214は、電子カルテを提供した端末装置10の看護師IDに、現在日付(行動日時)と、ステップS64で取得した位置情報とを関連付けて行動履歴リポジトリ265に登録する(ステップS65)。
端末装置10では通信制御部111が電子カルテを受信すると(ステップS53)、電子カルテ参照部113は、この電子カルテを表示部15に表示する(ステップS54)。続いて、電子カルテ参照部113は、電子カルテに含まれた何れかの項目に対する編集操作が入力部14を介して入力されたか否かを判定する(ステップS55)。ここで、編集操作が入力されないと判定した場合(ステップS55;No)、ステップS57に移行する。
また、ステップS55において、特定の項目に対し編集操作が入力されたと判定すると(ステップS55;Yes)、電子カルテ参照部113は、編集の対象となった項目名と、その編集内容とを病院内サーバ20に通知し(ステップS56)、ステップS57に移行する。
続くステップS57では、電子カルテ提供部213は、電子カルテの参照を終了する旨の操作内容が入力部14に入力されたか否かを判定し、入力されないと判定した場合には(ステップS57;No)、ステップS55に再び戻る。また、電子カルテの参照を終了する旨の操作が入力部14を介して入力された場合(ステップS57;Yes)、電子カルテ参照部113は、電子カルテの参照終了を病院内サーバ20に通知する(ステップS58)。そして、看護計画提供部212は、表示部15に表示した電子カルテを消去した後(ステップS59)、処理を終了する。
一方、病院内サーバ20では、電子カルテ提供部213が、端末装置10から編集対象の項目名と編集内容とが通知されたか否かを判定する(ステップS66)。ここで、通知されないと判定した場合(ステップS66;No)、ステップS68に移行する。また、ステップS66において、編集対象の項目名と編集内容との通知を受け付けると(ステップS66;Yes)、電子カルテ提供部213は、端末装置10に提供中の電子カルテから編集対象の項目を特定し、編集内容に応じた編集を実施する(ステップS67)。
続いて、電子カルテ提供部213は、端末装置10から電子カルテの参照終了が通知されたか否かを判定し、通知されないと判定した場合には(ステップS68;No)、ステップS66に再び戻る。また、電視カルテの参照終了が通知された場合(ステップS68;Yes)、処理を終了する。
このように、電子カルテ提供処理では、端末装置10からの要求に応じて、指定された患者IDの電子カルテを端末装置10に提供する。また、電子カルテの参照が指示される毎に、この電子カルテの患者の病室及び病床位置を、端末装置10を操作する看護師の位置情報として取得し、看護師の行動履歴として行動履歴リポジトリ265に記録する。これにより、病院H全体や各病室に位置検出システムを別途設けることなく、簡易な構成で各看護師の病室内での移動経路を特定することができる。
次に、図14を参照して、病院内サーバ20の行動分析部215が実行する行動分析処理について説明する。ここで、図14は、病院内サーバ20(行動分析部215)が実行する行動分析処理の手順を示すフローチャートである。なお、本処理を実行するタイミングは特に問わず、例えば、一日に一度、各看護師の前日分の行動履歴を対象に本処理を実行する形態としてもよいし、端末装置10からの分析要求に応じて、その都度実行する形態としてもよい。
まず、病院内サーバ20の行動分析部215は、行動履歴リポジトリ265を参照し、分析対象となる一の看護師IDを選択する(ステップS71)。例えば、端末装置10から特定の看護師IDが指定された場合には、行動分析部215は、指定された看護師IDを分析対象に設定する。
続いて、行動分析部215は、ステップS71で選択した看護師IDに関連付けられた日毎の行動履歴のうち、分析対象となる日付の行動履歴を抽出する(ステップS72)。例えば、端末装置10から特定の日付が指定された場合には、行動分析部215は、指定された日付の行動履歴を分析対象とする。
続いて、行動分析部215は、分析対象の行動履歴に含まれた位置情報を時系列順に辿ることで動線を導出する(ステップS73)。次いで、行動分析部215は、行動履歴に含まれる各業務項目の開始時刻及び完了時刻の差分から、各業務項目の遂行に要した作業時間を算出する(ステップS74)。続いて、行動分析部215は、各業務項目の作業時間内の位置情報、即ち、各業務項目の開始時刻と完了時刻と間に記録された一連する位置情報を特定すると、これらの位置情報から導出した動線をその業務項目と関連付けて管理する(ステップS75)。なお、ステップS73〜ステップS75での処理(分析)結果は、行動履歴リポジトリ265の対応する行動履歴と関連付けて、記憶部26の所定の領域に記憶されるものとする。
続いて、行動分析部215は、他の日付を分析対象とする必要があるか否かを判定する(ステップS76)。ここで、他の日付を分析する必要がある場合には(ステップS76;Yes)、ステップS72に再び戻り、当該他の日付を分析対象に設定する。例えば、端末装置10から複数日分の分析結果が要求された場合や、各日の分析を連続して行うような場合、行動分析部215は、未処理の日付を分析対象とするため、ステップS72に再び戻りこの未処理の日付を分析対象に設定する。
また、ステップS76において、他の日付を分析対象とする必要がないと判定した場合(ステップS76;No)、行動分析部215は、他の看護師IDを分析対象とする必要があるか否かを判定する(ステップS77)。ここで、他の看護師IDを分析する必要がある場合には(ステップS77;Yes)、ステップS71に再び戻り、当該他の看護師IDを分析対象に設定する。例えば、端末装置10から複数人分の看護師IDの分析結果が要求されたような場合、行動分析部215は、未処理の看護師IDを分析対象とするため、ステップS71に再び戻りこの未処理の看護師IDを分析対象に設定する。
ステップS77において、他の看護師IDを分析する必要がないと判定した場合(ステップS77;No)、行動分析部215は本処理を終了する。
このように、行動分析処理では、各業務項目の開始時刻と完了時刻との間に記録された位置情報から動線を導出するため、この業務項目の看護業務の遂行中に移動した径路を正確に特定することが可能となる。
次に、図15を参照して、端末装置10から分析結果を参照する際の動作について説明する。ここで、図15は、端末装置10と病院内サーバ20との間で行われる分析結果提供処理の手順を示すフローチャートである。なお、本処理は、図11の認証処理でアクセスが許可された後に実行可能となる処理である。
端末装置10の分析結果参照部114は、入力部14から分析結果の参照を指示する操作内容を受け付けると(ステップS81)、この操作内容に基づいて、分析対象を絞り込む特定事項(特定の日付や業務項目等)を含んだ分析結果参照要求を生成し、病院内サーバ20に送信する(ステップS82)。
一方、病院内サーバ20では、通信制御部211が分析結果参照要求を端末装置10から受信すると(ステップS91)、行動分析部215は、この分析結果参照要求に含まれた特定事項に基づき、この特定事項に対応する分析結果を端末装置10に送信する(ステップS92)。
ここで、電子カルテ提供部213は、分析結果参照要求を受け付けた時点で、この分析結果参照要求に含まれた特定事項に基づいて上述した行動分析処理を実行し、その分析結果をステップS92で送信する形態としてもよい。また、分析結果参照要求に含まれた特定事項について行動分析処理が既に完了している場合には、この特定事項に関連付けて記憶された行動分析結果を読み出して、端末装置10に送信する形態としてもよい。
端末装置10では通信制御部111が行動分析結果を受信すると(ステップS83)、分析結果参照部114は、この行動分析結果に応じた画面(図9、図10参照)を表示部15に表示し(ステップS84)、本処理を終了する。
このように、分析結果提供処理によれば、看護師が所望する条件の分析結果(動線分析結果)を端末装置10に提供することで、各看護師は自らの動線を把握することが可能と
なるため、特定の看護業務を行う上での業務動作や業務効率の改善点等を看護師に啓発することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲での種々の変更、置換、追加等が可能である。
例えば、上記実施形態では、病院H内において病室内でのみ位置情報を取得する形態としたが、これに限らず、病院H全体で各看護師の位置情報を取得する形態としてもよい。この形態を実現する具体的な構成として、例えば、以下に示す二つの形態が挙げられる。
第1の形態では、各端末装置10側で病院H内における自己の装置の存在位置を位置情報として取得し、病院内サーバ20側で各端末装置10が取得した位置情報を、その取得日時と関連付けて行動履歴リポジトリ265に登録する。より具体的には、病院H内での自己の装置の存在位置を検出する位置検出機能(位置検出部)を各端末装置10に追加し、この位置検出部に、検出した存在位置を位置情報として病院内サーバ20に送信させる。また、病院内サーバ20では、既存の行動履歴記録部214が、端末装置10から受診した位置情報を、当該端末装置10の看護師IDと現在日時と関連付けて行動履歴リポジトリ265に登録する。
なお、端末装置10の存在位置の検出方法は特に問わず、例えば、LAN31への接続にPHSや無線LANを用いている場合には、病院H内に設けられた各アクセスポイントとの電波強度から位置を特定する公知の技術を用いてもよい。
また、第2の形態では、病院H内に設けた位置検出システムを用いて、各端末装置10の存在位置を位置情報として取得し、各端末装置10の位置情報をその取得日時と関連付けて病院内サーバ20の行動履歴リポジトリ265に登録する。より具体的には、病院H内の各要所に各看護師の看護師IDを検出可能な検出部を設置する。また、病院内サーバ20では、各検出部により看護師IDが検出されると、既存の行動履歴記録部214は、その検出部の設置位置を検出された看護師IDの位置情報として取得し、現在日時と関連付けて行動履歴リポジトリ265に登録する。
なお、看護師IDの検出方法は特に問わず、例えば、各看護師の履物(スリッパ等)に看護師IDを記憶した非接触式のタグ(ICタグ)を埋設し、病院H内の各要所の床面にタグ読取装置を検出部として配置することで、各看護師の看護師IDを検出することができる。
また、上記実施形態の各装置で実行されるプログラムは、各装置が備える記憶媒体(ROM又は記憶部)に予め組み込んで提供するものとするが、これに限らず、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、記憶媒体は、コンピュータ或いは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、上記実施形態の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよく、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
100 看護支援システム
10 端末装置
11 CPU
111 通信制御部
112 看護計画参照部
113 電子カルテ参照部
114 分析結果参照部
12 ROM
13 RAM
14 入力部
15 表示部
16 記憶部
17 通信I/F
20 病院内サーバ
21 CPU
211 通信制御部
212 看護計画提供部
213 電子カルテ提供部
214 行動履歴記録部
215 行動分析部
22 ROM
23 RAM
24 入力部
25 表示部
26 記憶部
261 認証用リポジトリ
262 看護計画リポジトリ
263 電子カルテリポジトリ
264 患者リポジトリ
265 行動履歴リポジトリ
27 通信I/F
特開2002−312471公報

Claims (6)

  1. 看護師により携帯される端末装置と、前記端末装置と通信可能なサーバ装置とを備えた看護支援システムであって、
    前記端末装置は、前記看護師の操作入力を受け付ける入力手段と、前記入力手段が受け付けた操作内容に応じて、前記看護師が行う各看護業務の開始/完了を前記サーバ装置に通知する通知手段とを有し、
    前記サーバ装置は、前記端末装置から前記看護業務の開始/完了の通知を受信する受信手段と、病院内における前記端末装置の存在位置を、当該端末装置を携帯する看護師の位置情報として取得する位置取得手段と、前記受信手段が前記看護業務の開始を受信してから当該看護業務の完了を受信するまでの間に、前記位置取得手段が取得した一連の位置情報から動線を導出する行動分析手段とを有することを特徴とする看護支援システム。
  2. 前記サーバ装置は、前記行動分析手段が導出した動線と、当該動線の導出に係る看護業務の内容を示した情報とを、前記端末装置に提供する情報提供手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の看護支援システム。
  3. 前記情報提供手段は、複数の看護師について同一種別の看護業務から導出した動線を、比較可能な状態で前記端末装置に提供することを特徴とする請求項2に記載の看護支援システム。
  4. 前記行動分析手段は、前記受信手段が前記看護業務の開始を受信してから当該看護業務の完了を受信するまでの間に、前記位置取得手段が取得した位置情報の時間間隔を各位置での滞留時間として算出し、当該各位置での滞留時間を前記動線に反映することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の看護支援システム。
  5. 前記サーバ装置は、看護師毎に当該看護師が行うよう定められた看護業務の一覧を前記端末装置に提供する看護計画提供手段を更に備え、
    前記端末装置は、前記サーバ装置から提供された看護業務の一覧を選択可能に表示する看護計画表示手段を更に備え、
    前記端末装置の入力手段は、前記看護業務の一覧から選択された特定の看護業務の開始又は完了指示を受け付けることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の看護支援システム。
  6. 前記位置取得手段は、前記病院内の入院患者を識別する患者識別情報と当該入院患者の病床位置とを関連付けたリポジトリを参照し、前記端末装置から送信される患者識別情報に対応した病床位置を、当該端末装置を携帯する看護師の位置情報として取得することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の看護支援システム。
JP2010264153A 2010-11-26 2010-11-26 看護支援システム Expired - Fee Related JP5302290B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010264153A JP5302290B2 (ja) 2010-11-26 2010-11-26 看護支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010264153A JP5302290B2 (ja) 2010-11-26 2010-11-26 看護支援システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012113648A true JP2012113648A (ja) 2012-06-14
JP5302290B2 JP5302290B2 (ja) 2013-10-02

Family

ID=46497763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010264153A Expired - Fee Related JP5302290B2 (ja) 2010-11-26 2010-11-26 看護支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5302290B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012185644A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Toshiba Tec Corp 看護支援システム、端末装置及びサーバ装置
JP2014186448A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Toshiba Medical Information Systems Corp 病床マップ表示システム、病床マップ表示端末、および病床マップ表示方法
JP2014215683A (ja) * 2013-04-23 2014-11-17 清水建設株式会社 介護業務支援システム
JP2015026882A (ja) * 2013-07-24 2015-02-05 東芝医療情報システムズ株式会社 医療者の行先表示システム、医療者の行先表示端末
JP2017146936A (ja) * 2016-02-19 2017-08-24 株式会社Msd 看護業務支援システムおよびプログラム
JP2017215634A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 株式会社ケアコム 行動状況可視化装置
WO2020003616A1 (ja) * 2018-06-27 2020-01-02 コニカミノルタ株式会社 レポート出力プログラム、レポート出力方法およびレポート出力装置
WO2021111587A1 (ja) * 2019-12-05 2021-06-10 日本電信電話株式会社 監視システム、監視方法、および監視プログラム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019016890A1 (ja) 2017-07-19 2019-01-24 三菱電機株式会社 行動可視化装置および行動可視化方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0723452A (ja) * 1993-06-18 1995-01-24 Kuukan Senriyaku Kenkyusho:Kk 動線データ収集装置
JP2004206159A (ja) * 2002-12-20 2004-07-22 Shinkichi Himeno 処置・ケア実施モニターシステム
JP2006099371A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Keakomu:Kk 看護支援システム
JP2009244428A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Brother Ind Ltd 作業訓練システム
JP2010123069A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Panasonic Corp センシングデータ検索装置及び検索画像作成方法
JP2010262371A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Carecom Co Ltd 看護支援システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0723452A (ja) * 1993-06-18 1995-01-24 Kuukan Senriyaku Kenkyusho:Kk 動線データ収集装置
JP2004206159A (ja) * 2002-12-20 2004-07-22 Shinkichi Himeno 処置・ケア実施モニターシステム
JP2006099371A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Keakomu:Kk 看護支援システム
JP2009244428A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Brother Ind Ltd 作業訓練システム
JP2010123069A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Panasonic Corp センシングデータ検索装置及び検索画像作成方法
JP2010262371A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Carecom Co Ltd 看護支援システム

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012185644A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Toshiba Tec Corp 看護支援システム、端末装置及びサーバ装置
JP2014186448A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Toshiba Medical Information Systems Corp 病床マップ表示システム、病床マップ表示端末、および病床マップ表示方法
JP2014215683A (ja) * 2013-04-23 2014-11-17 清水建設株式会社 介護業務支援システム
JP2015026882A (ja) * 2013-07-24 2015-02-05 東芝医療情報システムズ株式会社 医療者の行先表示システム、医療者の行先表示端末
JP2017146936A (ja) * 2016-02-19 2017-08-24 株式会社Msd 看護業務支援システムおよびプログラム
JP2017215634A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 株式会社ケアコム 行動状況可視化装置
WO2020003616A1 (ja) * 2018-06-27 2020-01-02 コニカミノルタ株式会社 レポート出力プログラム、レポート出力方法およびレポート出力装置
JPWO2020003616A1 (ja) * 2018-06-27 2021-07-08 コニカミノルタ株式会社 レポート出力プログラム、レポート出力方法およびレポート出力装置
JP7359143B2 (ja) 2018-06-27 2023-10-11 コニカミノルタ株式会社 レポート出力プログラム、レポート出力方法およびレポート出力装置
WO2021111587A1 (ja) * 2019-12-05 2021-06-10 日本電信電話株式会社 監視システム、監視方法、および監視プログラム
JPWO2021111587A1 (ja) * 2019-12-05 2021-06-10
JP7294449B2 (ja) 2019-12-05 2023-06-20 日本電信電話株式会社 監視システム、監視方法、および監視プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5302290B2 (ja) 2013-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5302290B2 (ja) 看護支援システム
JP5170745B2 (ja) 保守管理方法および保守管理システム
US20130332214A1 (en) Task management system and associated methods for mobile care network
JP5186013B2 (ja) 看護支援システム及びサーバ装置
AU2016269572B2 (en) User device platform for interacting with cloud-based platform
JP2005078198A (ja) 医療情報システム及びコンピュータプログラム
JPWO2015068210A1 (ja) トレースデータ記録システム、トレースデータ記録サーバ、トレースデータ記録方法、プログラム、及び情報記憶媒体
JP2017004279A (ja) 情報収集システム、情報収集端末装置、情報収集サーバ装置、及び情報収集方法
CN110678910B (zh) 传感器管理单元、传感器管理方法以及存储介质
JP2007052815A (ja) 医療情報システム及びコンピュータプログラム
JP2006301760A (ja) 医療情報提供装置及び医療情報提供方法
US20160283669A1 (en) Clinical path management server
KR102502199B1 (ko) 노인장기요양보험 통합 관리 서비스 제공 방법, 장치 및 컴퓨터프로그램
JP2013054647A (ja) 医療支援システム及びサーバ装置
JP6733222B2 (ja) 情報処理装置、コンテンツ管理方法及びコンテンツ管理プログラム
JP4887735B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム
Imai et al. A Trial Design of e-Healthcare Management Scheme with IC-Based Student ID Card, Automatic Health Examination System and Campus Information Network
JP5751382B2 (ja) 訪問診療支援方法及びプログラム
JP6840952B2 (ja) 店舗機器所在管理システム
JP5353557B2 (ja) 情報処理装置、アクセス方法およびプログラム
JP2018195226A (ja) 医療情報管理装置及び医療情報表示システム
JP6148542B2 (ja) 不動産情報管理システム
AU2013326890A1 (en) Healthcare facility navigation method and system
US20240160457A1 (en) Multi-User Collaboration Systems, and Methods of Providing Thereof
JP2018005724A (ja) 情報処理システム、情報処理装置およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees