JP2012112444A - 防振連結ロッド - Google Patents

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Abstract

【課題】防振ブッシュのゴム状弾性部に絞りを付与する。
【解決手段】一端部に第1筒状部12と他端部に第2筒状部14を有するロッド本体16と、第1筒状部12内に設けられた第1防振ブッシュ18と、第2筒状部14内に設けられた第2防振ブッシュ20と、を備えた防振連結ロッド10である。ロッド本体16を、第1筒状部12を含む第1部分40と、第2筒状部14を含む第2部分42とに分割し、第1部分40には、第1筒状部12の周方向Cにおける一箇所に割り部分44を設けて、当該割り部分において開かれた形状とする。そして、第2部分42に設けた保持部50で割り部分44を閉じた状態に保持することにより、第1部分40と第2部分42とを結合一体化する。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば自動車のエンジンを車体に対して防振しながら連結するトルクロッド等として用いることのできる防振連結ロッドに関するものである。
自動車の車体と振動発生源であるエンジンとの間には、エンジンのロール方向の動きや振動を抑制するためにトルクロッドと称される防振連結ロッドが設けられている。かかる防振連結ロッドは、一般に、長手方向の両端部に筒状部を持つロッド本体と、内筒金具とゴム状弾性部を備えてロッド本体の各筒状部内に設けられた一対の防振ブッシュとを備えてなり、前記内筒金具を取付部材としてエンジンや車体に取り付けられる(例えば、下記特許文献1,2参照)。
この種の防振連結ロッドにおいて、下記特許文献3には、ロッド本体を長手方向において複数の部分に分割して形成するとともに、これら複数の部分を結合一体化することでトルクロッドを形成することが開示されている。しかしながら、この文献では、ロッド本体を、両端の筒状部の間に位置するアーム部で分割した上で、これらを溶接により結合一体化している。
一方、下記特許文献4には、大径側の筒状部を小径側の筒状部及びアーム部とは分離させて設けた防振連結ロッドが開示されているが、アーム部を大径側の防振ブッシュの内筒に連結している。
特開2005−113952号公報 特開2004−183727号公報 特開2006−112553号公報 特開平8−74933号公報
一般に、防振連結ロッドにおける防振ブッシュの構成としては、予め成形した防振ブッシュをロッド本体の筒状部に装着して組み付ける場合や、ロッド本体の筒状部に防振ブッシュのゴム状弾性部を直接一体成形する場合がある。特に後者の場合、ロッド本体の筒状部に縮径加工を行うことが困難であることから、成形後のゴム状弾性部に絞りを付与することができないという問題がある。ゴム状弾性部への絞りの付与は、成形時の収縮(ヒケ)による特性低下を抑制したり、ゴム状弾性部の予圧縮により耐久性を向上したりすることに寄与する。そのため、防振ブッシュのゴム状弾性部に絞りを付与することが求められるが、上記従来技術では、ロッド本体の結合一体化に伴って防振ブッシュのゴム状弾性部に絞りを付与することはできない。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、防振ブッシュのゴム状弾性部に絞りを付与することができる防振連結ロッドを提供することを目的とする。
本発明に係る防振連結ロッドは、長手方向の一端部に設けられた第1筒状部と、長手方向の他端部に設けられた第2筒状部とを有するロッド本体と、前記第1筒状部内に軸平行に配された第1内筒と、前記第1内筒と第1筒状部との間に介設された第1ゴム状弾性部とを備えてなる第1防振ブッシュと、前記第2筒状部内に設けられた第2防振ブッシュと、を備えた防振連結ロッドにおいて、前記ロッド本体は、前記第1筒状部を含む第1部分と、前記第2筒状部を含む第2部分とに分割され、前記第1部分は、前記第1筒状部の周方向における一箇所に割り部分が設けられて当該割り部分において開かれた形状に形成され、前記第2部分は、前記割り部分を閉じた状態に保持する保持部を備え、前記保持部で前記割り部分を保持することにより前記第1部分と前記第2部分とが結合一体化された ことを特徴とする。
本発明の好ましい態様において、前記割り部分は、隙間を介して対向する一対の端部に前記第1筒状部の軸直角方向に突出する一対の固定片部を備え、前記保持部は、前記一対の固定片部が接合した状態で当該一対の固定片部を挟持するものであってもよい。また、その場合、前記保持部は、前記接合した固定片部を挟持する一対の挟持片部を備え、前記接合した固定片部を前記第1筒状部の軸芯に平行な方向において前記一対の挟持片部の間に圧入することで、前記一対の挟持片部により前記接合した固定片部が挟持されてもよい。また、前記一対の固定片部の先端に互いに外向きに突出する係合突起がそれぞれ設けられるとともに、前記一対の挟持片部の先端に互いに内向きに突出して前記係合突起を係止する係止突起がそれぞれ設けられてもよい。
また、他の好ましい態様において、前記第1ゴム状弾性部は、前記ロッド本体の長手方向に垂直な方向において前記第1内筒の両側で前記第1内筒と前記第1筒状部の間を連結支持する一対の弾性連結部を有してもよい。また、他の好ましい態様において、前記第1筒状部が前記第2筒状部よりも大径であってもよい。また、他の好ましい態様において、前記第2防振ブッシュが、前記第2筒状部内に軸平行に配された第2内筒と、前記第2内筒と第2筒状部との間に介設された第2ゴム状弾性部とを備えてなるものであってもよい。その場合、前記第1筒状部の軸芯と前記第2筒状部の軸芯が平行に設けられてもよく、あるいはまた、前記第1筒状部の軸芯と前記第2筒状部の軸芯が垂直に設けられてもよい。
本発明に係る防振連結ロッドでは、第1筒状部が周上の一箇所に割り部分を備えて、この割り部分を閉じた状態で第1部分と第2部分を結合一体化してロッド本体を形成する。このように開いた状態に形成された第1筒状部を、第2部分との結合一体化に伴って閉じた状態とすることにより、第1ゴム状弾性部に絞りを付与することができる。
第1実施形態に係る防振連結ロッドの斜視図である。 同防振連結ロッドの正面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 同防振連結ロッドの分割状態での正面図である。 第2実施形態に係る防振連結ロッドの正面図である。 同防振連結ロッドの分割状態での正面図である。
以下、本発明の実施形態に係る防振連結ロッドを図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜5は、一実施形態に係る防振連結ロッドであるトルクロッド10を示したものである。このトルクロッド10は、自動車の車体と振動発生源であるエンジンとの間に組付けられて、エンジンのロール方向の動きや振動を抑制するものである。
トルクロッド10は、大径の第1筒状部12と小径の第2筒状部14とを長手方向Lの両端部に各別に備えたロッド本体16と、第1筒状部12内に設けられた第1防振ブッシュ18と、第2筒状部14内に設けられた第2防振ブッシュ20とからなる。
ロッド本体16は、上記第1筒状部12と、第2筒状部14と、両筒状部12,14間に介設されたアーム部22とからなり、アルミニウム合金などの軽金属や樹脂などの剛性材料により成形されている。第1筒状部12と第2筒状部14は、両者の軸O1及びO2が互いに平行で、かつ、ロッド本体16の長手方向Lに垂直に設けられており、第1筒状部12の方が大径に形成されている。
この例では、第1筒状部12は、図2に示すように、上記長手方向Lにおける差渡し(即ち、径)D1が、該長手方向Lに垂直な方向Mにおける差渡し(即ち、径)D2よりも大きい、断面長円形状の筒状をなしている。このような長円形状とすることにより、第1筒状部12の外周面には、上記垂直な方向Mに相対する一対の平面部12A,12Aが設けられている。一方、第2筒状部14は、断面円形である円筒状に形成されている。
第1筒状部12に設けられた第1防振ブッシュ18は、第1筒状部12内に軸平行かつ同軸状に配された第1内筒24と、該第1内筒24と第1筒状部12との間に介設されて両者を連結するゴム弾性体からなる第1ゴム状弾性部26とを備えてなる。第1内筒24は、車体とエンジンのいずれか一方、例えば車体側に連結される金属等からなる剛性部材である。
第1ゴム状弾性部26は、第1内筒24の外周面と第1筒状部12の内周面とに接着固定されている。この例では、第1内筒24と第1筒状部12との間にゴム弾性体を一体に加硫成形することにより第1ゴム状弾性部26が形成されている。第1ゴム状弾性部26は、上記長手方向Lに垂直な方向Mにおいて、第1内筒24を挟んだ両側で第1内筒24と第1筒状部12の間を連結支持する一対の弾性連結部28,28により形成されている。詳細には、図2に示すように、長手方向Lにおける第1内筒24を挟んだ両側に、第1内筒24の軸方向Xに貫通する一対の空洞部30,32が設けられ、これにより、第1内筒24の上下一対の側面と、これに対向する第1筒状部12の上下の内周面との間をつなぐ上下一対の弾性連結部28,28が設けられている。
一対の空洞部30,32のうち、第1内筒24よりもアーム部22側の空洞部32には、第1ゴム状弾性部26から連なるゴム弾性体からなるストッパゴム部34が設けられている。ストッパゴム部34は、第1筒状部12の内周面に設けられ、当該内周面から第1内筒24側に向けて突出形成されている。
第2筒状部14に設けられた第2防振ブッシュ20は、第2筒状部14内に軸平行かつ同軸状に配された第2内筒36と、該第2内筒36と第2筒状部14との間に介設されたゴム弾性体からなる第2ゴム状弾性部38とよりなる。第2内筒36は、車体とエンジンのいずれか他方、例えばエンジン側に連結される金属等からなる剛性部材である。
第2ゴム状弾性部38は、第2内筒36と第2筒状部14の間に全周にわたって設けられた筒状ゴム部材であり、第2内筒36の外周面に接着固定(詳細には加硫接着)されている。そして、第2内筒36の外周に加硫成形された第2ゴム状弾性部38を持つ第2防振ブッシュ20は、ロッド本体16の第2筒状部14に対して軸方向に圧入することにより装着されている。
上記ロッド本体16は、第1筒状部12を含む第1部分40と、第2筒状部14を含む第2部分42とに分割され、これら第1部分40と第2部分42を結合一体化することで形成されている。この例では、第1部分40は第1筒状部12のみからなり、一方、第2部分42は第2筒状部14とアーム部22とからなる。
図5に示すように、第1部分40である第1筒状部12は、その周方向Cにおける一箇所に割り部分44が設けられており、これにより、当該割り部分44において開かれた形状に形成されている。すなわち、割り部分44は、第1筒状部12を周上の一箇所で切断することにより、当該一箇所において軸方向Xの全体にわたって切り欠かれた形状に形成されており、これにより、第1筒状部12は断面C字状をなしている。割り部分44は、第1筒状部12の周方向Cにおいて、アーム部22との連結部に相当する位置に設けられている。
割り部分44は、図5に示すように、隙間45を介して対向する一対の端部44A,44Aに、第1筒状部12の軸直角方向(軸方向Xに垂直な方向)に突出する一対の固定片部46,46を備える。すなわち、固定片部46は、上記端部44Aから径方向外方に突出形成されており、固定片部46の対向する面46A,46A同士を接合することで(以下、この面46Aを接合面という。)、割り部分44が閉じた状態となる。一対の固定片部46,46の先端には、互いに外向きに突出する係合突起48,48がそれぞれ設けられている。すなわち、係合突起48は、一対の固定片部46,46の各先端からそれぞれ互いに離れる方向に延設されており、この例では、固定片部46に対して垂直に突出形成されている。これにより、各固定片部46には、上記接合面46Aの反対側に、後述する保持部50の係止突起54を受け入れる嵌合凹所49が形成されている。また、図5に示すように、第1部分40である第1筒状部12は、断面Ω状に形成されている。更に、図2に示すように、一対の固定片部46,46は、接合することによって断面T字状をなすように形成されている。
一方、第2部分42は、上記割り部分44を閉じた状態に保持する保持部50を、アーム部22の先端部に備えており、該保持部50で割り部分44を保持することにより、第1部分40と第2部分42とが結合一体化されるように構成されている。図2に示されるように、保持部50は、上記一対の固定片部46,46が接合した状態(すなわち、割り部分44が閉じた状態)で、当該一対の固定片部46,46を挟持するように構成されている。
詳細には、保持部50は、接合した固定片部46,46を挟持する一対の挟持片部52,52を備える。挟持片部52は、アーム部22の先端部において第1筒状部12側に突出形成されている。また、一対の挟持片部52,52の先端には、互いに内向きに突出して、前記固定片部46,46の係合突起48,48が長手方向Lに抜けないように係止する係止突起54,54がそれぞれ設けられている。すなわち、係止突起54は、一対の挟持片部52,52の各先端からそれぞれ互いに近づく方向に延設されており、この例では、挟持片部52に対して垂直に突出形成されている。これにより、図5に示すように、保持部50は、断面T字状をなす上記接合した固定片部46,46が嵌合するように、断面T字状の凹状部に形成されている。
以上のように第1部分40と第2部分42に分割形成されたロッド本体16を結合一体化させる際には、一対の固定片部46,46を接合した状態で、一対の挟持片部52,52の間に圧入する。詳細には、接合した固定片部46,46を第1筒状部12の軸芯O1に平行な方向にスライドさせるようにして保持部50内に圧入することで、当該接合した固定片部46,46を一対の挟持片部52,52により挟持させる。これにより、割り部分44が閉じた状態に保持されるとともに、第1部分40と第2部分42とが連結一体化される。
なお、この例では、割り部分44と保持部50との圧入による密着嵌合は、上記嵌合凹所49の各壁面49A,49B,49C及び係合突起48の先端面48Aと、これらに接合される保持部50の各壁面50Aとの間でなされる。そのため、圧入作業性を考慮して、上記保持部50の各壁面50Aには軸方向Xの両端部において面取り56がなされている。また、嵌合凹所49の相対する側面49A,49Cには、軸方向Xに延びる凹溝58が形成されている。更に、圧入時の歪みによる係合突起48とアーム部22との干渉を防止するために、係合突起48とこれに対向するアーム部22の壁面22Aとの間に間隙60が確保されている(図2参照)。
以上よりなるトルクロッド10であると、ロッド本体16を第1部分40と第2部分42とに分割した上で、第1部分40を構成する第1筒状部12に割り部分44を設けて、該割り部分44を閉じた状態で第2部分42と結合一体化してロッド本体16を形成している。このように、開いた状態に形成した第1筒状部12を、第2部分42との結合一体化に伴って閉じた状態とすることにより、第1ゴム状弾性部26に絞りを付与することができる。そのため、第1ゴム状弾性部26の成形時における収縮による特性低下を抑えることができ、また、第1ゴム状弾性部26を予圧縮することで耐久性の向上を図ることができる。
特に、この例では、第1ゴム状弾性部26が上記一対の弾性連結部28,28からなるので、割り部分44を閉じた状態にすることによって、第1ゴム状弾性部26により効果的に絞りを付与することができる。
また、割り部分44の接合した固定片部46,46を、長手方向Lに垂直な上記軸方向Xに圧入することで保持部50に固定するようにしたので、該長手方向Lに主たる荷重が入力するトルクロッド10において、該保持部50によるロッド本体16の結合強度を十分に確保することができる。
また、トルクロッド10を上記のように第1部分40と第2部分42に分割したことにより、第1ゴム状弾性部26を加硫成形する際に、成形型には第1部分40のみをセットすればよいので、成形対象が小さくなることによって、成形型の小型化や、複数の成形品を同時に成形する多数個取りが容易となり、製造性が向上する。また、第1部分40と第2部分42とに分割することにより、例えば、大径側の第1部分40のみを変えて、第2部分42を共通化することで、部品点数を低減しつつ、様々な製品展開が可能となる。これらにより、コストの低減を図ることができる。
また、上記実施形態では、第1筒状部12のアーム部22との連結部に相当する位置に割り部分44を設けたことにより、アーム部22側の空洞部32に設けられたストッパゴム部34も割り部分44を境に分割して設けられている。この例では、ストッパゴム部34は、図2に示すように、割り部分44を閉じた状態でも、ストッパゴム部34が周方向Cに隙間62をおいて分離した状態となるように形成されている。これにより、ストッパゴム部34の自由長を長くして、エンジンのトルクが増大した時に動ばね定数を低下することができるため、加速時の騒音を低減することができ、このような構成を割り部分44を設けることで簡単に形成することができる。
(第2実施形態)
図6及び7は、第2実施形態に係る防振連結ロッドであるトルクロッド10Aを示したものである。第2実施形態は、第1筒状部12の軸芯O1を第2筒状部14の軸芯O2に対して垂直に設けた点で、両軸芯O1とO2を平行に設けた第1実施形態とは相違する。
すなわち、この例では、第1実施形態に係るトルクロッド10に対して、小径側の第2筒状部14を90°回転させた形状に形成している。従って、この例では、保持部50に対する固定片部46の圧入方向に対して、第2筒状部14の軸方向は平行ではなく、垂直に設定されている。第2筒状部14内に設けた第2防振ブッシュ20が、第2筒状部14内に軸平行かつ同軸状に配された第2内筒36と、該第2内筒36と第2筒状部14との間に介設されたゴム弾性体からなる第2ゴム状弾性部38とよりなる点は、第1実施形態と同様である。また、第1筒状部12、第1防振ブッシュ18、割り部分44及び保持部50の構成を含めて、その他の構成および作用効果については第1実施形態と同様であり、同じ構成要素には同じ符号を付して説明は省略する。
(その他の実施形態)
上記実施形態においては、第1筒状部12を長円形状としたが、単なる円形状であってもよく、形状は特に限定されない。また、上記実施形態では、大径側の第1ゴム状弾性部26を一対の弾性連結部28,28により構成したが、第1ゴム状弾性部26の構成も種々変更可能である。また、上記実施形態では、小径側の第2ゴム状弾性部38を全周にわたって筒状のゴム部材により形成したが、すぐり等を設けてもよく、また、第2ゴム状弾性部38を加硫成形により第2筒状部14内に一体成形したり、外筒金具を備えた第2防振ブッシュを第2筒状部14内に装着したりすることもでき、第2防振ブッシュ20の構成については特に限定されない。また、上記実施形態では、割り部分44の固定片部46に係合突起48を設け、保持部50の挟持片部52に係止突起54を設けたが、両者の形状等は好ましい一例を示したものにすぎず、種々の変更が可能である。また、保持部50は、割り部分44を閉じた状態に保持するものである限り、上記実施形態の構成には限定されない。また、上記実施形態では、第1部分40を第1筒状部12のみで構成したが、第1部分40は、第1筒状部12とアーム部22の一部又は全部とで構成してもよい。その他、一々列挙しないが、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の変更が可能である。
10,10A…防振連結ロッド 12…第1筒状部 14…第2筒状部
16…ロッド本体 18…第1防振ブッシュ 20…第2防振ブッシュ
24…第1内筒 26…第1ゴム状弾性部 28…弾性連結部
36…第2内筒 38…第2ゴム状弾性部 40…第1部分
42…第2部分 44…割り部分 44A…端部
45…隙間 46…固定片部 48…係合突起
50…保持部 52…挟持片部 54…係止突起
C…周方向 L…長手方向 M…長手方向に垂直な方向
O1…第1筒状部の軸芯 O2…第2筒状部の軸芯

Claims (8)

  1. 長手方向の一端部に設けられた第1筒状部と、長手方向の他端部に設けられた第2筒状部とを有するロッド本体と、
    前記第1筒状部内に軸平行に配された第1内筒と、前記第1内筒と第1筒状部との間に介設された第1ゴム状弾性部とを備えてなる第1防振ブッシュと、
    前記第2筒状部内に設けられた第2防振ブッシュと、
    を備えた防振連結ロッドにおいて、
    前記ロッド本体は、前記第1筒状部を含む第1部分と、前記第2筒状部を含む第2部分とに分割され、
    前記第1部分は、前記第1筒状部の周方向における一箇所に割り部分が設けられて当該割り部分において開かれた形状に形成され、前記第2部分は、前記割り部分を閉じた状態に保持する保持部を備え、前記保持部で前記割り部分を保持することにより前記第1部分と前記第2部分とが結合一体化された
    ことを特徴とする防振連結ロッド。
  2. 前記割り部分は、隙間を介して対向する一対の端部に前記第1筒状部の軸直角方向に突出する一対の固定片部を備え、前記保持部は、前記一対の固定片部が接合した状態で当該一対の固定片部を挟持するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の防振連結ロッド。
  3. 前記保持部は、前記接合した固定片部を挟持する一対の挟持片部を備え、前記接合した固定片部を前記第1筒状部の軸芯に平行な方向において前記一対の挟持片部の間に圧入することで、前記一対の挟持片部により前記接合した固定片部が挟持された
    ことを特徴とする請求項2記載の防振連結ロッド。
  4. 前記一対の固定片部の先端に互いに外向きに突出する係合突起がそれぞれ設けられるとともに、前記一対の挟持片部の先端に互いに内向きに突出して前記係合突起を係止する係止突起がそれぞれ設けられた
    ことを特徴とする請求項3記載の防振連結ロッド。
  5. 前記第1ゴム状弾性部は、前記ロッド本体の長手方向に垂直な方向において前記第1内筒の両側で前記第1内筒と前記第1筒状部の間を連結支持する一対の弾性連結部を有してなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の防振連結ロッド。
  6. 前記第1筒状部が前記第2筒状部よりも大径である請求項1〜5のいずれか1項に記載の防振連結ロッド。
  7. 前記第2防振ブッシュが、前記第2筒状部内に軸平行に配された第2内筒と、前記第2内筒と第2筒状部との間に介設された第2ゴム状弾性部とを備えてなり、前記第1筒状部の軸芯と前記第2筒状部の軸芯が平行に設けられたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の防振連結ロッド。
  8. 前記第2防振ブッシュが、前記第2筒状部内に軸平行に配された第2内筒と、前記第2内筒と第2筒状部との間に介設された第2ゴム状弾性部とを備えてなり、前記第1筒状部の軸芯と前記第2筒状部の軸芯が垂直に設けられたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の防振連結ロッド。
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