JP2012112267A - オイルセパレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】サイクロン式のオイル分離部を備えたオイルセパレータにおいて、オイルの再飛散を防止する。
【解決手段】サイクロン式のオイル分離部11の一端側にガス導入管13を設け、他端側にガス排出管15を設ける。これにより、ガス導入管13から導入されたブローバイガスをUターンさせることなくガス排出管15からオイル分離部11外に排出させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のエンジン内で発生するブローバイガスからオイルを分離するオイルセパレータに関する。
自動車のエンジンでは、その稼働時にピストンとシリンダとの隙間からクランクケース内に、未燃焼の炭化水素を多量に含むブローバイガスが漏出する。このブローバイガスを大気中に放出すると、大気汚染の原因となるため、いわゆるPCV(Positive Crankcase Ventilation)システムにより吸気系に戻して再燃焼させている。
ところで、ブローバイガスには、エンジンオイル等の潤滑油が微粒子化されたオイルミストが多量に含まれており、このオイルミストを含んだブローバイガスをそのまま吸気系に戻すと、吸気系の管内がオイルにより汚染されてしまう。そこで、オイルセパレータによりオイルを分離してから吸気系にブローバイガスを戻すようにしている。
このようなオイルセパレータとしては、遠心力によりブローバイガスからオイルを分離する、いわゆるサイクロン式のものが普及している。例えば、特許文献1には、上端が天板で閉塞され、下端が底板で閉塞された略円錐台形状を有するタンクを備え、ブローバイガスをタンク内に導入するためのガス流入口がタンク側面上端部に設けられ、ブローバイガスをタンク外に排出するためのガス排出管が天板を貫通して設けられ、ブローバイガスから分離されたオイルをタンク外に排出するためのオイル流出口がタンク側面下端部に設けられたオイルセパレータが開示されている。このオイルセパレータによれば、ガス流入口からタンク内に導入されたオイルミストを含むブローバイガスを下端側に旋回させながら導き、該旋回による遠心力によりブローバイガスからオイルを分離することができる。そうしてブローバイガスから分離されたオイルは、オイル流出口からオイルパンに戻され、オイルが分離されたブローバイガスは、ガス排出管からPCVを介して吸気系に戻されるようになっている。
特開2009−68429号公報(段落0023,0026〜0028欄、図2,3)
しかしながら、前記特許文献1に係るオイルセパレータでは、旋回されながら下端側に導かれたブローバイガスが、Uターンしてガス排出管からタンク外に排出されるため、ブローバイガスから分離されてタンク側壁内面に集められたオイルが、上昇するブローバイガスに巻き込まれて再飛散する虞がある。そして、オイルが再飛散すると、実質的にブローバイガスからのオイルの分離量が低下し、結果として、オイルミストを多く含んだブローバイガスが吸気系に戻されることになる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、サイクロン式のオイル分離部を備えたオイルセパレータにおいて、オイルの再飛散を防止することである。
上記課題を解決するために、本発明では、サイクロン式のオイル分離部の一端側にガス導入部を設け、他端側にガス排出部を設けた。
具体的には、第1の発明では、オイルセパレータは、内部に一端側から他端側に向かうにつれて縮小するテーパ形状に形成された部分を少なくとも含むオイル分離室を有し、前記オイル分離室で一端側から導入されたブローバイガスを他端側に旋回させながら導き、該旋回による遠心力によりブローバイガスからオイルを分離する中空のオイル分離部と、前記オイル分離部の一端側に設けられ、ブローバイガスを前記オイル分離室に導入するガス導入部と、前記オイル分離部の他端側に設けられ、前記オイル分離室でオイルが分離されたブローバイガスをオイル分離部外に排出するガス排出部と、前記オイル分離部のガス排出部よりも一端側に設けられ、前記オイル分離室でブローバイガスから分離されたオイルをオイル分離部外に排出するオイル排出部と、を備えていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、前記オイル分離部の内面には、凹部が形成され、該凹部に前記オイル排出部が設けられていることを特徴とする。ここでいう「水平」とは、厳密に水平である場合のみならず、水平から若干傾いた状態、即ち、略水平をも含む意味である。
第3の発明では、第1又は2の発明において、前記オイル分離部は、前記一端側の第1壁部と、前記他端側の第2壁部とを有し、前記ガス排出部は、前記第2壁部に接続される管体であり、当該管体は、前記第2壁部から少なくとも前記オイル分離室に突出していることを特徴とする。
第4の発明では、第1乃至3の何れか1つの発明において、前記オイル分離部を第1オイル分離部、前記オイル分離室を第1オイル分離室として該第1オイル分離部に連結され、内部に第2オイル分離室を有し、前記第1オイル分離部側のガス排出部からブローバイガスが前記第2オイル分離室に導入されると共に、前記第2オイル分離室でブローバイガスからオイルを分離する中空の第2オイル分離部と、前記第2オイル分離室でオイルが分離されたブローバイガスを第2オイル分離部外に排出するガス排出部と、前記第2オイル分離室でブローバイガスから分離されたオイルを第2オイル分離部外に排出するオイル排出部と、をさらに備えていることを特徴とする。
第5の発明では、第4の発明において、前記第2オイル分離室に前記第1オイル分離部側のガス排出部と対向するように配設され、該第1オイル分離部側のガス排出部から前記第2オイル分離室に導入されたブローバイガスが衝突することにより、該ブローバイガスからオイルを分離するオイル分離板をさらに備えていることを特徴とする。
第6の発明では、第4又は5の発明において、前記第1オイル分離部側のオイル排出部及び前記第2オイル分離部側のオイル排出部に接続され、両オイル排出部から排出されたオイルを合流させて外部に排出するオイル排出通路をさらに備えていることを特徴とする。
第7の発明では、第4乃至6の何れか1つの発明において、前記第2オイル分離室のブローバイガス下流側部分に接続され、そこから折り返されて前記第1オイル分離部側に向かって延びると共に、前記第2オイル分離部側のガス排出部から排出されたブローバイガスを外部に排出するガス排出通路をさらに備えていることを特徴とする。
第1の発明によると、サイクロン式のオイル分離部の一端側にガス導入部が設けられ、他端側にガス排出部が設けられているため、オイル分離室に導入されたブローバイガスは、オイル分離部の一端側から他端側に流れ、そのままガス排出部からオイル分離部外に排出されることになる。従って、従来のオイルセパレータの如く、ブローバイガスがUターンすることはないため、オイルがブローバイガスの流れに巻き込まれて再飛散することが防止される。
第2の発明によると、ブローバイガスから分離されたオイルは、オイル分離部の内面を伝ってブローバイガスと共に該ブローバイガスの流れ方向に進みながら、オイル分離部の内面に設けられた凹部に溜まる。これにより、オイルがブローバイガスの流れに巻き込まれてブローバイガスと一緒にオイル分離部外に排出されるのを効果的に防止することができる。そうして、凹部に溜まったオイルは、該凹部に設けられたオイル排出部から排出されることになる。
第3の発明によると、ガス排出部(管体)が第2壁部からオイル分離室に突出しているため、オイルが第2壁部を伝ってガス排出部に流れ込むことを防止できる。
第4の発明によると、第1オイル分離部及び第2オイル分離部の双方でブローバイガスからオイルを分離することができるから、ブローバイガスからのオイル分離量を増加させることができる。
第5の発明によると、第2オイル分離部においてブローバイガスからオイルを分離することをオイル分離板により実現することができる。
第6の発明によると、第1オイル分離部及び第2オイル分離部から排出されたオイルを合流させて1箇所からオイルセパレータ外に排出することができるため、オイルセパレータをコンパクトにすることができる。
第7の発明によると、第2オイル分離室でオイルが分離されたブローバイガスは、ガス排出通路に流れ込むことになる。ここで、ガス排出通路は、第2オイル分離室のブローバイガス下流側部分から折り返されて第1オイル分離部側(上流側)に向かって延びているため、ブローバイガスが第2オイル分離室及びガス排出通路を通過するときに、ブローバイガスの進行方向が大きく異なることになり、ブローバイガスの流速が遅くなる。また、ブローバイガスに残っているオイルミストのうち比較的大きいものは、慣性によりブローバイガスの流れに追従できなくなり、ブローバイガスから分離される。ここで、ブローバイガスの流速が遅くなっているので、オイルが再飛散することも防止される。その結果、オイルセパレータから排出されるブローバイガスに含まれるオイルミストの量を確実に低減することができる。
実施形態1に係るオイルセパレータを示す図であり、(A)は斜視図であり、(B)は断面図である。 実施形態1の変形例に係るオイルセパレータを示す図であり、(A)は斜視図であり、(B)は断面図である。 実施形態2に係るオイルセパレータを示す図であり、(A)は斜視図であり、(B)は断面図である。 実施形態2の変形例1に係るオイルセパレータを示す図であり、(A)は斜視図であり、(B)は断面図である。 実施形態2の変形例2に係るオイルセパレータを示す図であり、(A)は斜視図であり、(B)は断面図である。 実施形態3に係るオイルセパレータを示す図であり、(A)は斜視図であり、(B)は断面図である。 図6(B)のVII-VII線端面図である。 実施形態3の変形例に係るオイルセパレータを示す断面図である。 実施形態4に係るオイルセパレータを示す図であり、(A)は斜視図であり、(B)は断面図である。 実施形態5に係るオイルセパレータを示す図であり、(A)は斜視図であり、(B)は断面図である。 実施形態6に係るオイルセパレータを示す図であり、(A)は斜視図であり、(B)は断面図である。 実施形態7に係るオイルセパレータを示す図であり、(A)は斜視図であり、(B)は断面図である。 その他の実施形態に係るオイルセパレータを示す断面図である。 図13のXIV-XIV線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
《実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1に係るオイルセパレータ1を示す図であり、(A)は斜視図であり、(B)は断面図である。このオイルセパレータ1は、例えば自動車のエンジン側部に中心軸Xが水平(略水平を含む)になるように取り付けられて、エンジン(クランクケース)(不図示)内で発生するブローバイガスからオイルを分離するものである。
オイルセパレータ1は、いわゆるサイクロン式のオイルセパレータであり、オイル分離部11と、ガス導入部としてのガス導入管13と、ガス排出部としてのガス排出管15と、オイル排出部としてのオイル排出管17とを備える。
オイル分離部11は、中空の円錐台形状を有し、一端(図1の左端)から他端(図1の右端)に向かうにつれて次第に縮小する筒状の側壁11aと、該側壁11aの一端を閉塞する第1壁部としての大径蓋部11bと、側壁11aの他端を閉塞する第2壁部としての小径蓋部11cとを有する。
オイル分離部11の内部には、オイル分離部11の外形に対応した円錐台形状のオイル分離室(サイクロン室)11dが形成されている。
ガス導入管13は、ブローバイガスをオイル分離室11dに導入するための管である。このガス導入管13は、一端が側壁11aの大径蓋部11b側に、該側壁11aの外周面における接線方向に延びるように接続され、他端がクランクケース側に接続されている。尚、ガス導入管13は、側壁11aの外周面における接線方向に延びるように接続されていなくともよく、オイル分離室11dに導入されたブローバイガスが旋回するように側壁11aに接続されていればよい。具体的には、ガス導入管13は、その管軸の延長線がオイル分離部11(オイル分離室11d)の中心軸Xを通らずに、中心軸Xからオイル分離部11の径方向に離れた位置を通るように側壁11aに接続されていればよい。
ガス排出管15は、オイル分離室11dでオイルが分離されたブローバイガスをオイル分離部11外に排出するための管である。このガス排出管15は、一端が小径蓋部11cの中央部に接続され、他端が例えば電磁弁から成るPCVバルブ(不図示)を介してインテークマニホールド(不図示)側に接続されている。
オイル排出管17は、オイル分離室11dでブローバイガスから分離されたオイルをオイル分離部11外に排出するための管である。このオイル排出管17は、一端が側壁11aの小径蓋部11c近傍の下側部分に接続され、他端がクランクケース側に接続されている。
オイルセパレータ1は、以上のように構成されており、次にオイルセパレータ1の作用効果について説明する。
エンジン運転中にインテークマニホールドが負圧になりPCVバルブが開放すると、クランクケース内で発生したオイルミストを多量に含むブローバイガスが、ガス導入管13からオイル分離室11dに導入される。オイル分離室11dに導入されたブローバイガスは、小径蓋部11c側に旋回させられながら導かれる(図1(B)の1点鎖線矢印参照)。このとき、旋回による遠心力によりブローバイガス中のオイルがオイル分離部11の側壁11a内面に当たり凝集されて液滴となることでブローバイガスからオイルが分離される。オイルが分離されたブローバイガスは、ガス排出管15からオイル分離部11外に排出される。即ち、ブローバイガスは、オイル分離部11の一端側(大径蓋部11b側)に設けられたガス導入管13からオイル分離室11dに導入され、オイル分離部11の他端(小径蓋部11c)に設けられたガス排出管15からオイル分離部11外に排出される。そのため、従来のオイルセパレータの如く、ブローバイガスがUターンすることはなく、オイル分離部11の側壁11a内面に集められたオイルがブローバイガスの流れに巻き込まれて再飛散することが防止される。こうしてガス排出管15からオイル分離部11外に排出されたブローバイガスは、PCVバルブを介してインテークマニホールドに導かれる。一方、ブローバイガスから分離されたオイルは、オイル排出管17からオイル分離部11外に排出されてクランクケース内に導かれる。
《実施形態1の変形例》
前記実施形態1において、図2に示すように、側壁11a内面の下側部分に中心軸X方向に延びる凹部11eを形成し、該凹部11eにオイル排出管17を接続してもよい。
こうすることで、ブローバイガスから分離されたオイルが、オイル分離部11の側壁11a内面を伝ってブローバイガスと共に小径蓋部11c側に進みながら、側壁11a内面に設けられた凹部11eに溜まる。これにより、オイルがブローバイガスの流れに巻き込まれてブローバイガスと一緒にガス排出管15からオイル分離部11外に排出されるのをより効果的に防止することができる。そうして、凹部11eに溜まったオイルは、オイル排出管17からオイル分離部11外に排出される。
《実施形態2》
次に、本発明の実施形態2に係るオイルセパレータ3について図3を参照しながら説明する。このオイルセパレータ3は、実施形態1に係るオイルセパレータ1とは異なり、中心軸Xが鉛直(略鉛直を含む)になるように配置されて使用されるものであり、オイル分離部の形状が実施形態1と異なる。そこで、前記実施形態1と同様の構成については適宜説明を省略し、オイル分離部に関することを中心に説明する。尚、図3において、上記実施形態1と同様の構成については同一の符号を付している。
オイル分離部31は、上端から下端に向かうにつれて次第に縮小する筒状の側壁31aと、該側壁31aの上端を閉塞する大径蓋部31bと、中心軸Xに対し傾斜し且つ、側壁31aの下端を閉塞する小径蓋部31cとを有する。即ち、オイル分離部31は、中空の切頭円錐形状を有する。
オイル分離部31の内部には、オイル分離部31の外形に対応した切頭円錐形状のオイル分離室31dが形成されている。
オイル分離部31の側壁31aの大径蓋部31b側には、ガス導入管13が接続されている。
オイル分離部31の側壁31aの小径蓋部31c側には、オイル排出管17が小径蓋部31cの下端に連続するように接続されている。これにより、オイルが小径蓋部31cの傾斜を伝ってオイル排出管17に流れ込むようになっている。
そうして、小径蓋部31cの中央部には、ガス排出管15が接続されている。
オイルセパレータ3は、以上のように構成されており、この構成によると、ブローバイガスは、ガス導入管13からオイル分離室31dに導入され、オイル分離室31dでオイル分離部31の下端側に旋回させられながら導かれる。このとき、前述したように、遠心力によりブローバイガスからオイルが分離される。そして、オイルが分離されたブローバイガスは、ガス排出管15からオイル分離部31外に排出され、PCVバルブを介してインテークマニホールドに導かれる。一方、ブローバイガスから分離されたオイルは、オイル排出管17からオイル分離部31外に排出され、クランクケース内に導かれる。
従って、上記実施形態1と同様に、ブローバイガスがUターンすることなくオイル分離部31外に排出されるため、オイルが再飛散することが防止される。
《実施形態2の変形例1》
前記実施形態2において、図4に示すように、小径蓋部31cを周縁部から中央部に近づくにつれて上側に位置するようにオイル分離室31d側に凹んだすり鉢形状とし、該小径蓋部31cの中央部に、ガス排出管15を接続してもよい。
この構成によると、ガス排出管15が接続されている小径蓋部31cの中央部の位置が、該小径蓋部31cの周縁部の位置よりも高くなっているため、オイルが小径蓋部31cの周縁部からガス排出管15に流れ込むことを防止できる。
《実施形態2の変形例2》
前記実施形態2において、図5に示すように、オイル分離部31の形状を前記実施形態1と同様の円錐台形状とし、小径蓋部31cの中央部にガス排出管15を貫通して設けてもよい。
この構成によると、ガス排出管15が小径蓋部31cからオイル分離室31dに突出しているため、オイルが小径蓋部31cを伝ってガス排出管15に流れ込むことを防止できる。
《実施形態3》
次に、本発明の実施形態3に係るオイルセパレータ5について図6を参照しながら説明する。このオイルセパレータ5は、前記実施形態1に係るオイルセパレータ1のオイル分離部11を2つ直列に連結したような構造を有する。尚、図6において、上記実施形態1と同様の構成は、同一の符号を付している。
オイルセパレータ5は、第1オイル分離部51と、第2オイル分離部53と、第1オイル分離部51及び第2オイル分離部53を連結する連結部55とを備える。
第1オイル分離部51は、前記実施形態1に係るオイル分離部11と同様の中空の円錐台形状を有し、側壁51aと、大径蓋部51bと、小径蓋部51cとを有する。
第1オイル分離部51の内部には、第1オイル分離部51の外形に対応した円錐台形状の第1オイル分離室(サイクロン室)51dが形成されている。
側壁51aの大径蓋部51b側には、ガス導入管13が接続されている。
側壁51aの小径蓋部51c側の下側部分には、図7に示すように、第1オイル分離室51dでブローバイガスから分離されたオイルを後述するオイル排出通路57に排出するためのスリット51eが設けられている。このスリット51eが第1オイル分離部側のオイル排出部を構成する。
小径蓋部51cの中央部には、第1オイル分離室51dでオイルが分離されたブローバイガスを第1オイル分離部51外に排出するためのガス排出孔51fが設けられている。このガス排出孔51fが第1オイル分離部側のガス排出部を構成する。尚、図6において、ガス排出孔51fは、1つしか示されていないが、複数設けてもよい。
第2オイル分離部53は、第1オイル分離部51と同様に、中空の円錐台形状を有し、側壁53aと、大径蓋部53bと、小径蓋部53cとを有する。
第2オイル分離部53の内部には、第2オイル分離部53の外形に対応した円錐台形状の第2オイル分離室(サイクロン室)53dが形成されている。
大径蓋部53bは、第1オイル分離部51の小径蓋部51cと連結部55により連結されている。これにより、第1オイル分離部51と第2オイル分離部53とが連結部55を介して接続されている。
大径蓋部53bの下端部には、第1オイル分離部51のガス排出孔51fと連通し、該第1オイル分離部51のガス排出部51fから排出されたブローバイガスを第2オイル分離室53dに導入するためのガス導入孔53eが設けられている。このガス導入孔53eは、第2オイル分離室53dでブローバイガスから分離されたオイルを第2オイル分離部53外に排出するためのオイル排出孔も兼ねている。従って、ガス導入孔53eが第2オイル分離部側のオイル排出部を構成する。
側壁53aの小径蓋部53c側には、第2オイル分離室53dでオイルが分離されたブローバイガスを第2オイル分離室53d外に排出するためのガス排出管15が接続されている。このガス排出管15が第2オイル分離部側のガス排出部を構成する。
第1オイル分離部51の下側には、第1オイル分離部51のスリット51e及び第2オイル分離53のガス導入孔(オイル排出孔)53eに接続されたオイル排出通路57が形成されている。
そして、オイル排出通路57の先端部には、オイル排出管17が接続されている。
オイルセパレータ5は、以上のように構成されており、この構成によると、ブローバイガスは、ガス導入管13から第1オイル分離室51dに導入され、第1オイル分離室51dで小径蓋部51c側に旋回させられながら導かれる。このとき、前述したように、遠心力によりブローバイガスからオイルが分離される。オイルが分離されたブローバイガスは、ガス排出孔51fから第1オイル分離室51d外に排出される。一方、ブローバイガスから分離されたオイルは、スリット51eからオイル排出通路57に排出される。第1オイル分離部51のガス排出孔51fから排出されたブローバイガスは、第2オイル分離部53のガス導入孔53eから第2オイル分離室53dに導入され、第2オイル分離室53dで小径蓋部53c側に旋回させられながら導かれる。このとき、前述したように遠心力によりブローバイガスからオイルが分離される。オイルが分離されたブローバイガスは、ガス排出管15から第2オイル分離部53外に排出され、PCVバルブを介してインテークマニホールドに導かれる。一方、ブローバイガスから分離されたオイルは、ガス導入孔(オイル排出孔)53eからガス排出通路57に排出され、第1オイル分離部51のスリット51eから排出されたオイルと合流し、オイル排出管17からオイルセパレータ5外に排出されてクランクケース内に導かれる。
従って、第1オイル分離部51及び第2オイル分離部53の双方でブローバイガスからオイルを分離することができるから、上記実施形態1,2に比べてブローバイガスからのオイル分離量を増加させることができる。ここにおいて、第1オイル分離部51及び第2オイル分離部53それぞれで、ブローバイガスがUターンすることなく各オイル分離部外に排出されるため、オイルが再飛散することが防止される。
《実施形態3の変形例》
前記実施形態3において、連結部55を介さずに第1オイル分離部51と第2オイル分離部53とを接続するようにしてもよい。この場合に、第2オイル分離部53のガス導入孔とオイル排出孔とを異なる位置に設けてもよく、例えば、図8に示すように、ガス導入孔53eを大径蓋部53bの上端部側に設け、オイル排出孔53fを大径蓋部53bの下端部側に設けてもよい。
《実施形態4》
次に、本発明の実施形態4に係るオイルセパレータ7について、図9を参照しながら説明する。このオイルセパレータ7は、第2オイル分離部として従来のサイクロン式のオイル分離部を採用している点が前記実施形態3と異なる。そこで、実施形態3と同様の構成については適宜説明を省略し、実施形態3と異なる構成を中心に説明する。尚、図9において、実施形態3と同様の構成には同一の符号を付している。
オイルセパレータ7は、第1オイル分離部51と、第2オイル分離部73と、第1オイル分離部51及び第2オイル分離部73を連結する連結部75を備えている。
第2オイル分離部73は、中心軸Yが第1オイル分離部51の中心軸Xと直交する(つまり、中心軸Yが鉛直(略鉛直も含む)に配置されている)中空のテーパ形状を有し、側壁73aと、側壁73aの上端を閉塞する大径蓋部73bと、側壁73aの下端を閉塞する小径蓋部73cとを有する。
第2オイル分離部73の内部には、第2オイル分離部73の外形に対応したオイル分離室73dが形成されている。
側壁73aは、円筒部73aaと、該円筒部73aaの下側の円錐台部73abとを有する。
側壁73aの円筒部73aaは、第1オイル分離部51の小径蓋部51cと連結部75により連結されている。これにより、第1オイル分離部51と第2オイル分離部73とが連結部75を介して接続されている。
側壁73aの円筒部73aaには、第1オイル分離部51のガス排出孔51fと連通し、該第1オイル分離部51のガス排出部51fから排出されたブローバイガスを第2オイル分離室73dに導入するためのガス導入孔73eが設けられている。より詳しくは、ガス導入孔73eは、第2オイル分離室73dに導入されたブローバイガスが第2オイル分離部73の側壁73aに沿って旋回するような位置に設けられている。
側壁73aの下端部には、オイル排出孔73fが設けられている。即ち、本実施形態4では、前記実施形態3とは異なり、ガス導入孔とオイル排出孔が別々に設けられている。
大径蓋部73bの中央部には、ガス排出管15が貫通して設けられている。
第1オイル分離部51の下側には、第1オイル分離部51のスリット及び第2オイル分離部73のオイル排出孔73fに接続されたオイル排出通路77が形成されている。
オイル排出通路77の第2オイル分離部73近傍には、オイル排出管17が接続されている。
オイルセパレータ7は、以上のように構成されており、この構成によると、前記実施形態3と同様に、第1オイル分離部51及び第2オイル分離部73の双方でブローバイガスからオイルを分離することができるため、上記実施形態1,2に比べてブローバイガスからのオイル分離量を増加させることができる。しかしながら、第2オイル分離部73においては、ブローバイガスがUターンして第2オイル分離部73外に排出され(図9(B)の1点鎖線矢印参照)、オイルが再飛散し得るため、前記実施形態3のように構成することが好ましい。
尚、本実施形態4においても、前記実施形態3の変形例と同様に、連結部75を介さずに第1オイル分離部51と第2オイル分離部73とを接続するようにしてもよい。
また、図9において、ガス導入孔73eは、ガス排出孔51fよりも低い位置に設けられているが、ガス排出孔51fよりも高い位置に設けてもよい。こうすることで、ブローバイガスが第2オイル分離室73dの大径蓋部73b側に導入されるようになり、これにより第2オイル分離室73dにおけるブローバイガスの旋回距離をかせぎ、ブローバイガスからのオイルの分離量を増やすことができる。
《実施形態5》
次に、本発明の実施形態5に係るオイルセパレータ9について図10を参照しながら説明する。このオイルセパレータ9は、第2オイル分離部がサイクロン式のオイル分離部ではない点が前記実施形態3と異なる。そこで、実施形態3と同様の構成については、適宜説明を省略し、実施形態3と異なる構成を中心に説明する。尚、図10において、実施形態3と同様の構成には、同一の符号を付している。
オイルセパレータ9は、第1オイル分離部51と、第2オイル分離部93とを備える。
第2オイル分離部93は、前記実施形態3と同様に、中空の円錐台形状を有し、側壁93aと、大径蓋部93bと、小径蓋部93cとを有する。
第2オイル分離部93の内部には、第2オイル分離部93の外形に対応した円錐台形状を有し、通路断面積(つまり、図10の上下方向断面積)が第1オイル分離室51dの通路断面積よりも大きい第2オイル分離室(乱流室)93dが形成されている。
大径蓋部93bは、第1オイル分離部51の小径蓋部51cと接続(一体化)されている。即ち、本実施形態5では、前記実施形態3とは異なり、第1オイル分離部と第2オイル分離との間に連結部が設けられていない。
大径蓋部93b(第1オイル分離部51の小径蓋部51c)の中央部には、第1オイル分離室51dからブローバイガスを第1オイル分離部51外に排出すると共に、第2オイル分離室93dに導入するためのガス導入孔93eが設けられている。つまり、このガス導入孔93eは、第1オイル分離部側のオイル排出部も兼ねている。
大径蓋部93の下端部には、第2オイル分離室93dでブローバイガスから分離されたオイルを第2オイル分離部93外に排出するためのオイル排出孔93fが設けられている。
側壁93aの小径蓋部93c側には、第2オイル分離室93dでオイルが分離されたブローバイガスを第2オイル分離室93d外に排出するためのガス排出管15が接続されている。
第1オイル分離部51の下側には、第1オイル分離部51のスリット及び第2オイル分離部93のオイル排出孔93fに接続されたオイル排出通路97が形成されている。
オイル排出通路97の先端部には、オイル排出管17が接続されている。
そして、本実施形態5の特徴部分として、第2オイル分離室93dには、ガス導入孔93eと対向するようにオイル分離板99が設けられている。尚、オイル分離板99は、図示省略の連結部により第2オイル分離部93の側壁93aに連結されている。
オイルセパレータ9は、以上のように構成されており、この構成によると、ブローバイガスは、第1オイル分離室51dで小径蓋部51c側に旋回させられながら導かれる。このとき、前述したように、遠心力によりブローバイガスからオイルが分離される。ブローバイガスから分離されたオイルは、スリットからオイル排出通路97に排出される。一方、オイルが分離されたブローバイガスは、ガス導入孔93eから第1オイル分離室51d外に排出されると共に、第2オイル分離室93dに導入される。このとき、ブローバイガスは、ガス導入孔93eにより流れが絞られ、流速が早くなる。第2オイル分離室73dに導入されたブローバイガスは、オイル分離板99に衝突する。これにより、ブローバイガス中のオイルがオイル分離板99で凝集されて液滴となることで、ブローバイガスからオイルが分離される。オイル分離板99に衝突したブローバイガスは、乱流状態となる(図10(B)の1点鎖線矢印参照)。また、第2オイル分離室93dの通路断面積が第1オイル分離室51dの通路断面積よりも大きくなっているため、第2オイル分離室93dに導入されたときに早くなったブローバイガスの流速が遅くなる。そして、乱流状態のブローバイガス中のオイルが第2オイル分離部93の側壁93a内面に当たり凝集されて液滴となることにより、さらにブローバイガスからオイルが分離される。ここで、ブローバイガスの流速が遅くなっているため、オイルが再飛散することが防止される。こうして、オイルが分離されたブローバイガスは、ガス排出管15から第2オイル分離部93外に排出され、PCVバルブを介してインテークマニホールドに導かれる。一方、ブローバイガスから分離されたオイルは、オイル排出孔93fからオイル排出通路97に排出され、第1オイル分離部51のスリットから排出されたオイルと合流し、オイル排出管17からオイルセパレータ9外に排出されてクランクケース内に導かれる。
従って、前記実施形態3,4と同様に、第1オイル分離部71及び第2オイル分離部73の双方でブローバイガスからオイルを分離することができるから、上記実施形態1,2に比べてブローバイガスからのオイル分離量を増加させることができる。ここにおいて、サイクロン式の第1オイル分離部51では、ブローバイガスがUターンすることなく第1オイル分離部51外に排出されるため、オイルが再飛散することが防止される。
《実施形態6》
次に、本発明の実施形態6に係るオイルセパレータ101について図11を参照しながら説明する。このオイルセパレータ101は、前記実施形態5に係る第1オイル分離部及び第2オイル分離部を上下に並べて配設した構造を有する。そこで、前記実施形態5と同様の構成については適宜説明を省略し、実施形態5と異なる構成を中心に説明する。尚、図11において、実施形態5と同様の構成には、同一の符号を付している。
オイルセパレータ101は、第1オイル分離部51と、該第1オイル分離部51と下側で接続された第2オイル分離部93とを備える。
第1オイル分離部51の上端部には、ガス導入管13が接続されている。
第2オイル分離部93の側壁93aの下端部には、オイル排出孔93fが設けられている。また、第2オイル分離部93の側壁93aの下端部には、ガス排出管15が接続されている。
第1オイル分離部51及び第2オイル分離部93の側部(図11(B)の左側の側部)には、オイル排出通路1017が形成されている。
オイル排出通路1017の下端には、オイル排出管17が接続されている。
オイルセパレータ101は、以上のように構成されており、この構成によると、前記実施形態5と同様の効果が得られる。
《実施形態7》
次に、本発明の実施形態7に係るオイルセパレータ103について説明する。
オイルセパレータ103は、図12に示すように、第1オイル分離部51と、第2オイル分離部93と、オイル排出通路97と、ガス排出通路1031とを備える。第1オイル分離部51、第2オイル分離部93、オイル排出通路97については、上記実施形態5と同様のため、ここでは説明を省略する。尚、図12において、実施形態5と同様の構成には、同一の符号を付している。
ガス排出通路1031は、第2オイル分離室93dの小径端部側(図12の右側)に連続すると共に、そこから折り返されて第1オイル分離部51側に向かって延びて形成されている。そうして、このガス排出通路1031と第2オイル分離室93dとにより、U乃至J字状のブローバイガス通路が形成されている。尚、第2オイル分離室93dとガス排出通路との間の開口部(図12中、D2を付した部分)が第2オイル分離部側のガス排出部を構成する。
そして、ガス排出通路1031の先端部には、ガス排出管15が接続されている。
オイルセパレータ103は、以上のように構成されており、この構成によると、前記実施形態5と同様にして第1オイル分離室51d及び第2オイル分離室93dでブローバイガスからオイルが分離される。第2オイル分離室93dでオイルが分離されたブローバイガスは、前記開口部からガス排出通路1031に流れ込み、前記U字状の通路を通過する。このとき、ブローバイガスの進行方向が大きく異なることになり、ブローバイガスの流速が遅くなる。また、ブローバイガスに残っているオイルミストのうち比較的大きいものは、慣性によりブローバイガスの流れに追従できなくなり、ブローバイガスから分離される。ここで、ブローバイガスの流速が遅くなっているため、オイルが再飛散することが防止される。こうしてオイルが分離されたブローバイガスは、ガス排出管15からオイルセパレータ103外に排出され、PCVバルブを介してインテークマニホールドに導かれる。一方、ブローバイガスから分離されたオイルは、オイル排出管17から排出されて、クランクケース内に導かれる。
尚、前記の様にU字状の通路を通過するときのブローバイガスの流速を遅くする観点から、前記開口部における通路幅D2を、前記U字状の通路の第2オイル分離室93d側の通路幅D1よりも大きく設定することが好ましい。つまり、前記開口部における通路断面積を、前記U字状の第2オイル分離室93d側の通路断面積よりも大きく設定することが好ましい。
《その他の実施形態》
本発明は、前記実施形態について、以下のようにしてもよい。
即ち、前記実施形態においてサイクロン式のオイル分離室を円錐台形状としているが、これに限られず、一端側から他端側に向かうにつれて縮小するテーパ形状を有する部分を含んでいればよく、例えば、四角錐台形状や、円筒部及び該円筒部に連続する円錐台部を有する形状としてもよい。但し、ブローバイガスの旋回を考慮すると、オイル分離室(サイクロン室)は、少なくとも角が丸まった断面形状を有することが望ましい。これに対し、オイル分離部の外形状は、オイルセパレータのエンジンへの取り付けの観点から、角ばった断面形状を有することが好ましい。
また、オイル分離板が配設されたオイル分離室(乱流室)を円錐台形状としているが、これに限られず、例えば、円筒形状としてもよい。
さらに、前記実施形態3,5〜7において、第2オイル分離部を、第1オイル分離部と同様に、ブローバイガスから分離されたオイルをオイル排出通路に排出するスリットを有する構成としてもよい。例えば、図13,14に示すように、前記実施形態7に係るオイルセパレータ103の第2オイル分離部93をスリットを有する構成とし、第1オイル分離部51及び第2オイル分離部93の下側にオイル排出通路97を形成してもよい。
加えて、前記実施形態5〜7において、例えば図14に示すように、第2オイル分離部93の側壁93aに連結部99bにより連結されたオイル分離板99のガス導入孔93eに対向する面に、複数の円弧状の突起99aを放射状に設けてもよい。こうすることで、オイル分離板99に衝突したブローバイガスを突起99aにより旋回させ(図14の1点鎖線矢印参照)、該旋回による遠心力によりブローバイガスからさらにオイルを分離することができる。尚、円弧状の突起99aに代えて円弧状の凹部をオイル分離板99に設けてもよく、また、複数の円弧状の突起99aの一部を円弧状の凹部にしてもよい。
本発明は、サイクロン式のオイル分離部を備えたオイルセパレータにおいて、オイルの再飛散を防止することができる点で有用である。
1,3,5,7,9,101,103 オイルセパレータ
11,31 オイル分離部
11b,31b,51b 大径蓋部(第1壁部)
11c,31c 小径蓋部(第2壁部)
11d,31d オイル分離室
11e 凹部
13 ガス導入管
15 ガス排出管
17 オイル排出管
51 第1オイル分離部
51d 第1オイル分離室
51e スリット(第1オイル分離部側のオイル排出部)
51f ガス排出孔(第1オイル分離部側のガス排出部)
53,73,93 第2オイル分離部
53d,73d,93d 第2オイル分離室
53e,73f,93f オイル排出孔(ガス導入孔、第2オイル分離部側のオイル排出部)
57,77,97,1017 オイル排出通路
93e ガス導入孔(第1オイル分離部側のガス排出部)
99 オイル分離板
1031 ガス排出通路
X,Y 中心軸

Claims (7)

  1. 内部に一端側から他端側に向かうにつれて縮小するテーパ形状に形成された部分を少なくとも含むオイル分離室(11d,31d,51d)を有し、前記オイル分離室(11d,31d,51d)で一端側から導入されたブローバイガスを他端側に旋回させながら導き、該旋回による遠心力によりブローバイガスからオイルを分離する中空のオイル分離部(11,31,51)と、
    前記オイル分離部(11,31,51)の一端側に設けられ、ブローバイガスを前記オイル分離室(11d,31d,51d)に導入するガス導入部(13)と、
    前記オイル分離部(11,31,51)の他端側に設けられ、前記オイル分離室(11d,31d,51d)でオイルが分離されたブローバイガスをオイル分離部(11,31,51)外に排出するガス排出部(15,51f,93e)と、
    前記オイル分離部(11,31,51)のガス排出部(15,51f,93e)よりも一端側に設けられ、前記オイル分離室(11d,31d,51d)でブローバイガスから分離されたオイルをオイル分離部(11,31,51)外に排出するオイル排出部(17,51e)と、を備えていることを特徴とするオイルセパレータ。
  2. 請求項1に記載のオイルセパレータにおいて、
    前記オイル分離部(11)の内面には、凹部(11e)が形成され、該凹部(11e)に前記オイル排出部(17)が設けられていることを特徴とするオイルセパレータ。
  3. 請求項1又は2に記載のオイルセパレータにおいて、
    前記オイル分離部(31)は、前記一端側の第1壁部(31d)と、前記他端側の第2壁部(31c)とを有し、
    前記ガス排出部(15)は、前記第2壁部(31c)に接続される管体であり、当該管体は、前記第2壁部(31c)から少なくとも前記オイル分離室(31d)に突出していることを特徴とするオイルセパレータ。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のオイルセパレータにおいて、
    前記オイル分離部を第1オイル分離部(51)、前記オイル分離室を第1オイル分離室(51d)として該第1オイル分離部(51)に連結され、内部に第2オイル分離室(53d,73d,93d)を有し、前記第1オイル分離部(51)側のガス排出部(51f,93e)からブローバイガスが前記第2オイル分離室(53d,73d,93d)に導入されると共に、前記第2オイル分離室(53d,73d,93d)でブローバイガスからオイルを分離する中空の第2オイル分離部(53,73,93)と、
    前記第2オイル分離室(53d,73d,93d)でオイルが分離されたブローバイガスを第2オイル分離部(53,73,93)外に排出するガス排出部(15)と、
    前記第2オイル分離室(53d,73d,93d)でブローバイガスから分離されたオイルを第2オイル分離部(53,73,93)外に排出するオイル排出部(53e,73f,93f)と、をさらに備えていることを特徴とするオイルセパレータ。
  5. 請求項4に記載のオイルセパレータにおいて、
    前記第2オイル分離室(53d,73d,93d)に前記第1オイル分離部(51)側のガス排出部(51f,93e)と対向するように配設され、該第1オイル分離部(51)側のガス排出部(51f,93e)から前記第2オイル分離室(53d,73d,93d)に導入されたブローバイガスが衝突することにより、該ブローバイガスからオイルを分離するオイル分離板(99)をさらに備えていることを特徴とするオイルセパレータ。
  6. 請求項4又は5に記載のオイルセパレータにおいて、
    前記第1オイル分離部(51)側のオイル排出部(51e)及び前記第2オイル分離部(53,73,93)側のオイル排出部(53e,73f,93f)に接続され、両オイル排出部(51e,53e,73f,93f)から排出されたオイルを合流させて外部に排出するオイル排出通路(57,77,97,1017)をさらに備えていることを特徴とするオイルセパレータ。
  7. 請求項4乃至6の何れか1項に記載のオイルセパレータにおいて、
    前記第2オイル分離室(93d)のブローバイガス下流側部分に接続され、そこから折り返されて前記第1オイル分離部(51)側に向かって延びると共に、前記第2オイル分離部(93)側のガス排出部から排出されたブローバイガスを外部に排出するガス排出通路(1031)をさらに備えていることを特徴とするオイルセパレータ。
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