JP2012109174A - レバー式コネクタ - Google Patents
レバー式コネクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012109174A JP2012109174A JP2010258507A JP2010258507A JP2012109174A JP 2012109174 A JP2012109174 A JP 2012109174A JP 2010258507 A JP2010258507 A JP 2010258507A JP 2010258507 A JP2010258507 A JP 2010258507A JP 2012109174 A JP2012109174 A JP 2012109174A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- fitting
- width direction
- housing
- protrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/629—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
- H01R13/62933—Comprising exclusively pivoting lever
- H01R13/62938—Pivoting lever comprising own camming means
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/629—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
- H01R13/62933—Comprising exclusively pivoting lever
- H01R13/62966—Comprising two pivoting levers
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/629—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
- H01R13/631—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for engagement only
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
【課題】レバーの強度を確保する。
【解決手段】ハウジング20には、嵌合方向と直交する幅方向の両側に、一対の突起31A、31Bが形成されているとともに、この幅方向両側の突起31A、31B間でかつ突起31A、31Bよりも嵌合方向後方に、レバー60を回動可能に支持する支軸29が形成されている。レバー60には、嵌合開始位置にて幅方向一側の突起31Aに係止されることでこのレバー60の回動を規制するストッパが形成されている。さらに、レバー60には、嵌合位置に至る過程でハウジング20が相手ハウジング80に対して正規の嵌合姿勢から傾いている場合に、幅方向他側の突起31Bを嵌合方向に押圧してハウジング20の嵌合姿勢を矯正する押圧部72が形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】ハウジング20には、嵌合方向と直交する幅方向の両側に、一対の突起31A、31Bが形成されているとともに、この幅方向両側の突起31A、31B間でかつ突起31A、31Bよりも嵌合方向後方に、レバー60を回動可能に支持する支軸29が形成されている。レバー60には、嵌合開始位置にて幅方向一側の突起31Aに係止されることでこのレバー60の回動を規制するストッパが形成されている。さらに、レバー60には、嵌合位置に至る過程でハウジング20が相手ハウジング80に対して正規の嵌合姿勢から傾いている場合に、幅方向他側の突起31Bを嵌合方向に押圧してハウジング20の嵌合姿勢を矯正する押圧部72が形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、レバー式コネクタに関する。
レバーの倍力作用によってハウジング同士の嵌合を進めるレバー式コネクタでは、レバーの力の作用方向が幅方向で偏り易いため、レバーの回動過程で、相手ハウジングに対してハウジングが幅方向一側で近接し、幅方向他側で浮き上がるように傾くことがある。この点に鑑み、特許文献1に記載のレバー式コネクタでは、ハウジングの幅方向両側に一対の支軸が形成され、このうち幅方向一側の支軸にはレバーが回動可能に支持され、幅方向他側の支軸にはレバーに形成された凹溝の奥端が回動過程の終盤で当接し、もって幅方向他側の支軸が嵌合方向前方に押圧されて、相手ハウジングに対するハウジングの傾き姿勢が矯正されるようになっている。
ところで、上記従来のレバー式コネクタでは、支軸がハウジングの嵌合方向後端部に形成されているため、支軸に対するレバーの当接位置が後退し、凹溝の切り込み量が大きくなるという事情がある。その結果、レバーの強度が不足するおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ハウジングの嵌合姿勢を矯正可能なレバー式コネクタにおいて、レバーの強度を確保することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、相手ハウジングに嵌合可能なハウジングと、前記ハウジングに対して嵌合開始位置と嵌合位置との間を回動可能に装着され、前記相手ハウジングに係合した状態で、前記嵌合開始位置から前記嵌合位置まで回動されることによって前記両ハウジングを正規嵌合状態に至らすレバーとを備え、前記ハウジングには、嵌合方向と直交する幅方向の両側に、一対の突起が形成されているとともに、この幅方向両側の前記突起間でかつ前記突起よりも嵌合方向後方に、前記レバーを回動可能に支持する支軸が形成され、前記レバーには、前記嵌合開始位置にて幅方向一側の前記突起に係止されることでこのレバーの回動を規制するストッパが形成され、さらに、前記レバーには、前記嵌合位置に至る過程で前記ハウジングが前記相手ハウジングに対して正規の嵌合姿勢から傾いている場合に、幅方向他側の前記突起を嵌合方向に押圧して前記ハウジングの嵌合姿勢を矯正する押圧部が形成されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記レバーの内面には、このレバーの嵌合方向前端に開口する有底の受け溝が形成され、前記押圧部が前記受け溝の奥端に構成され、前記嵌合位置では、前記受け溝内に前記幅方向他側の前記突起が挿入されるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のものにおいて、幅方向に反転した前記レバーの前記ストッパが、幅方向他側の前記突起に対し、前記嵌合開始位置にて移動規制状態に係止可能とされるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
レバーのストッパがハウジングの幅方向一側の突起に係止されることで、レバーの嵌合開始位置からの回動が規制される。レバーが嵌合位置に至る過程で、ハウジングが相手ハウジングに対して正規の嵌合姿勢から傾いている場合には、レバーの押圧部がハウジングの幅方向他側の突起を押圧して、ハウジングの嵌合姿勢が矯正される。この場合に、支軸が突起よりも嵌合方向後方に形成され、言い換えれば、突起が支軸よりも嵌合方向前方に形成されているから、レバーにおける押圧部の形成位置が格別後退することもない。したがって、レバーに大きな切り欠き領域が形成されずに済み、レバーの強度が確保される。
レバーのストッパがハウジングの幅方向一側の突起に係止されることで、レバーの嵌合開始位置からの回動が規制される。レバーが嵌合位置に至る過程で、ハウジングが相手ハウジングに対して正規の嵌合姿勢から傾いている場合には、レバーの押圧部がハウジングの幅方向他側の突起を押圧して、ハウジングの嵌合姿勢が矯正される。この場合に、支軸が突起よりも嵌合方向後方に形成され、言い換えれば、突起が支軸よりも嵌合方向前方に形成されているから、レバーにおける押圧部の形成位置が格別後退することもない。したがって、レバーに大きな切り欠き領域が形成されずに済み、レバーの強度が確保される。
<請求項2の発明>
レバーの内面には有底の受け溝が形成され、嵌合位置では受け溝内に幅方向他側の突起が挿入されるため、該突起が外部異物から保護される。
レバーの内面には有底の受け溝が形成され、嵌合位置では受け溝内に幅方向他側の突起が挿入されるため、該突起が外部異物から保護される。
<請求項3の発明>
幅方向他側の突起に対し、幅方向に反転したレバーのストッパが嵌合開始位置にて移動規制状態に係止可能とされるため、レバーに対する移動規制手段を別途設ける必要がなく、ハウジングの構成が簡素化される。
幅方向他側の突起に対し、幅方向に反転したレバーのストッパが嵌合開始位置にて移動規制状態に係止可能とされるため、レバーに対する移動規制手段を別途設ける必要がなく、ハウジングの構成が簡素化される。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。実施形態1に係るレバー式コネクタ10は、ハウジング20と、ハウジング20に回動可能に装着されるレバー60とを備えている。ハウジング20は、相手ハウジング80に嵌合可能とされている。なお、以下の説明において前後方向については、両ハウジング20、80の相互の嵌合面側を前方とする。
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。実施形態1に係るレバー式コネクタ10は、ハウジング20と、ハウジング20に回動可能に装着されるレバー60とを備えている。ハウジング20は、相手ハウジング80に嵌合可能とされている。なお、以下の説明において前後方向については、両ハウジング20、80の相互の嵌合面側を前方とする。
相手ハウジング80は合成樹脂製であって、図2に示すように、全体として幅方向に細長い略角筒状のフード部81を有している。フード部81の上下両壁には、カムフォロア82が突出して形成されている。各カムフォロア82は、略円柱状をなしている。また、フード部81の開口縁には、爪状のロック受け部83が内側に突出して形成されている。
ハウジング20は合成樹脂製であって、図4及び図5に示すように、全体として幅方向に細長い略角ボックス状のフレーム21を有している。フレーム21には、幅方向に複数の収容凹部22が後面に開口して形成されている。フレーム21の前面は、前壁23によって閉止され、前壁23には、相手端子金具のタブ(図示せず)を挿入可能なタブ挿入孔24が開口して形成されている。各収容凹部22には、ブロック状のサブハウジング(図示せず)が収容可能とされている。各収容凹部22間を仕切る隔壁25及びフレーム21の幅方向両側壁の内面には、各収容凹部22にサブハウジングを抜け止め保持するための係止部26が形成されている。また、サブハウジングには、複数の端子金具(図示せず)が挿入され、フレーム21の後面からは、各端子金具に接続された電線(図示せず)が引き出されている。
フレーム21の上下両壁の外面における幅方向両端部には、一対ずつのリブ27が突出して形成されている。各リブ27がその形状の相違によって識別されることにより、ハウジング20が相手ハウジング80に誤った姿勢で嵌合されるのが回避されるようになっている。また、フレーム21の上下両壁の後端縁における幅方向中央部には、この中央部に沿って延びる一対の突部28が後方に突出して形成されている。
そして、フレーム21の両突部28における幅方向中央部よりも一側寄りの位置には、一対の支軸29が突出して形成されている。各支軸29は、略円柱状をなし、その上端部に、抜止片30が幅方向両側に突出して形成されている。
また、フレーム21の上下両壁の外面には、幅方向中央を挟んだ幅方向両側でかつ支軸29よりも前方に、一対ずつの突起31A、31B及び張出片32が形成されている。各突起31A、31Bは、略円柱状をなし、支軸29よりも小さい径寸法を有している。また、各突起31A、31Bは、幅方向に関して突部28の幅方向両端とほぼ同じ位置で、かつ支軸29よりも幅方向外側に配置されている。言い換えれば、支軸29は、幅方向に関して、幅方向両側の各突起31A、31B間に配置されている。
各張出片32は、各突起31A、31Bよりも幅方向外側でかつ前方に配置されている。そして、張出片32は、フレーム21の上下両壁の外面と略平行な部分を有している。なお、各突起31A、31B及び各張出片32は、幅方向中央を挟んだ両側に略対称に配置されている。
レバー60は同じく合成樹脂製であって、図1及び図6に示すように、連結部61と、連結部61の前後両端から略平行に突出する一対のアーム部62とを有し、全体として門型板状をなしている。連結部61には、ロック部63が撓み可能に形成されている。また、連結部61の後端部には、階段状の摘み部64が突出して形成され、摘み部64を指で摘まむことが可能とされている。各アーム部62の先端部には、フレーム21の幅方向一側(図示向かって右側)の支軸29を嵌合可能な軸受け孔65が貫通して形成されている。また、各アーム部62の先端部には、所定方向に延びて外周縁に開口するカム溝66が形成されている。さらに、各アーム部62の先端部には、弾性係止片67が形成されている。弾性係止片67は、アーム部62の外周縁に沿って片持ち状に延びる形態とされ、その内側の撓み空間68に向けて撓み変形可能とされている。そして、各アーム部62の内面には、有底の凹溝69が形成されている。凹溝69は、撓み空間68に沿うよう配置され、かつ撓み空間68に連通する形態とされている。また、凹溝69は、軸受け孔65を中心とする円弧に沿って配置されている。
各アーム部62の長さ方向略中央部の前端には、突出部70が前方に突出して形成されている。また、各アーム部62の内面における長さ方向略中央部には、受け溝71が形成されている。受け溝71は、突出部70とその根元に連なるアーム部62の前端とに跨るとともに、突出部70の幅方向他側端とアーム部62の前端とに開口する形態とされている。この受け溝71の奥端は、後述するように、嵌合過程でハウジング20を相手ハウジング80側に押圧可能な押圧部72とされる。押圧部72は、アーム部62の前端と略平行とされ、後述する嵌合位置では幅方向に沿って略水平に配置される。また、受け溝71の幅方向一側縁は、軸受け孔65を中心とする円弧に沿って配置されている。
ここで、レバー60は、軸受け孔65内に支軸29が嵌合された状態で、支軸29を中心として嵌合開始位置と嵌合位置とに回動可能とされている。軸受け孔65内に支軸29が嵌合されると、抜止片30が軸受け孔65の外側開口縁に当接可能に配置され、レバー60のハウジング10からの抜け止めがなされる。嵌合開始位置では、連結部61がフレーム21の後方に大きく突出してレバー60が斜め姿勢に配置され、嵌合位置では、連結部61がフレーム21の近傍に位置してレバー60が幅方向に沿った略水平姿勢に配置される。また、嵌合開始位置では、弾性係止片67の先端が張出片32に弾性的に係止され、これによってレバー60が嵌合位置へ向けて回動されるのが規制される。さらに、嵌合開始位置では、幅方向一側の突起31Aが凹溝69内に進入し、かつ前記突起31Aが凹溝69の一端における第1のストッパ73に当接することによってレバー60が嵌合位置への回動方向と逆向きに回動されるのが規制される。さらにまた、嵌合開始位置では、突出部70の先端部がフレーム21の外面に当接可能に配置され、これによって各アーム部62の内倒れが防止され、かつフレーム21の後端から引き出される電線(図示せず)の噛み込みが阻止される。
嵌合開始位置におけるレバー60に嵌合位置への押圧力が付与されると、弾性係止片67の撓み動作を伴った後、弾性係止片67と張出片32との係止状態が解除される。レバー60の嵌合位置への回動過程では、幅方向一側の突起31Aが凹溝69内を相対変位する。レバー60が嵌合位置に到達すると、図3に示すように、幅方向一側の突起31Aが凹溝69の他端における第2のストッパ74に当接するとともに、ロック部63が相手ハウジング80のロック受け部83を弾性的に係止して、レバー60が嵌合位置に移動規制状態に保持される。このとき、受け溝71内には、幅方向他側の突起31Bが幅方向一側縁に沿って進入するようになっている。
次に、本実施形態に係るレバー式コネクタ10の作用効果を説明する。
レバー60を嵌合開始位置に留め置き、その状態で相手ハウジング80にハウジング20を浅く嵌合させる。すると、カム溝66の入り口にカムフォロア82が進入する。続いて、摘み部64を摘みつつレバー60を嵌合位置へ向けて回動する。すると、カム溝66の溝面に沿ってカムフォロア82が摺動し、これによってレバー60と相手ハウジング80との間にカム作用が発揮され、相手ハウジング80がハウジング20に低嵌合力で嵌合される。こうしてレバー60が嵌合位置に到達すると、両ハウジング20、80が正規嵌合状態に保持され、両ハウジング20、80に装着された端子金具同士が正規深さで導通接続される。このとき、幅方向他側の突起31Bは、その略全体が受け溝71内に挿入され、各アーム部62によって外部からほぼ隠蔽された状態になる。
レバー60を嵌合開始位置に留め置き、その状態で相手ハウジング80にハウジング20を浅く嵌合させる。すると、カム溝66の入り口にカムフォロア82が進入する。続いて、摘み部64を摘みつつレバー60を嵌合位置へ向けて回動する。すると、カム溝66の溝面に沿ってカムフォロア82が摺動し、これによってレバー60と相手ハウジング80との間にカム作用が発揮され、相手ハウジング80がハウジング20に低嵌合力で嵌合される。こうしてレバー60が嵌合位置に到達すると、両ハウジング20、80が正規嵌合状態に保持され、両ハウジング20、80に装着された端子金具同士が正規深さで導通接続される。このとき、幅方向他側の突起31Bは、その略全体が受け溝71内に挿入され、各アーム部62によって外部からほぼ隠蔽された状態になる。
ところで、レバー60の支軸29及びカム溝66が幅方向中央よりも一側へ偏っていることに起因し、ハウジング20が相手ハウジング80に対して幅方向一側で嵌合速度が速く、幅方向他側で嵌合速度が遅くなる嫌いがある。このため、図2に示すように、嵌合過程の終盤で、ハウジング20が相手ハウジング80に対して幅方向他側を浮かせるように斜め姿勢をとることがある。しかるに本実施形態の場合、嵌合過程の終盤でハウジング20が斜め姿勢をとると、幅方向他側の突起31Bが押圧部72に当接し、さらなるレバー60の回動に伴って幅方向他側の突起31Bが押圧部72に押圧され、もって幅方向他側におけるハウジング20の浮き状態が漸次解消されるようになっている。つまり、幅方向他側の突起31Bが押圧部72に押圧されることにより、嵌合過程でハウジング20の傾き姿勢が矯正され、嵌合完了時にはハウジング20が正規の嵌合姿勢をとって相手ハウジング80に嵌合されるようになっている。
以上説明したように、本実施形態によれば、レバー60における第1のストッパ73がハウジング20の幅方向一側の突起31Aに係止されることで、レバー60の嵌合方向とは逆向きの回動が規制される。レバー60が嵌合位置に至る過程で、ハウジング20が相手ハウジング80に対して正規の嵌合姿勢から傾いている場合には、レバー60の押圧部72がハウジング20の幅方向他側の突起31Bを押圧して、ハウジング20の嵌合姿勢が矯正される。この場合に、各突起31A、31Bが支軸29よりも前方に形成されているから、レバー60における押圧部72の形成位置が格別後退することもない。したがって、レバー60に大きな切り欠き領域が形成されずに済み、レバー60の強度が確保される。
また、レバー60のアーム部62の内面には有底の受け溝71が形成され、嵌合位置では受け溝71内に幅方向他側の突起31Bが挿入されるため、該突起31Bが外部異物から保護される。
<実施形態2>
図7及び図8は、本発明の実施形態2に係るレバー式コネクタ10Aを示す。実施形態2では、ハウジング20Aに支軸29、29Aが幅方向で対をなして形成されており、この点が実施形態1とは異なる。その他は実施形態1と同様であり、実施形態1と同様の構成には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図7及び図8は、本発明の実施形態2に係るレバー式コネクタ10Aを示す。実施形態2では、ハウジング20Aに支軸29、29Aが幅方向で対をなして形成されており、この点が実施形態1とは異なる。その他は実施形態1と同様であり、実施形態1と同様の構成には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
フレーム21の後端縁の上下両壁における突部28の幅方向両側には、一対ずつの支軸29、29Aが突出して形成されている。各支軸29、29Aは、フレーム21の幅方向中央を境として対称に配置されている。
実施形態2によれば、図7に示すように、レバー60の向きを実施形態1の状態から幅方向に反転させ、その状態でレバー60の軸受け孔65内に幅方向他側の支軸29Bを嵌合させることが可能となる。このため、レバー60が幅方向他側の支軸29を中心として実施形態1とは逆向きに回動可能とされる。嵌合開始位置では、幅方向他側の突起31Bが第1のストッパ73に当接することでレバー60が嵌合位置への移動方向と逆向きに回動されるのが規制される。一方、両ハウジング20A、80の嵌合過程で、ハウジング20Aが相手ハウジング80に対して幅方向一側を浮かせる向きに傾いていると、押圧部72が幅方向一側の突起31Aを押圧して浮き状態が解消され、ハウジング20Aの嵌合姿勢が矯正される。
実施形態2によれば、幅方向他側の突起31Bに対し、幅方向に反転したレバー60における第1のストッパ73が嵌合開始位置にて移動規制状態に係止される。したがって、幅方向他側の突起31Bが、ハウジング20Aの傾き矯正機能とレバー60の嵌合位置への移動規制機能とを兼備することとなり、ハウジング20Aの構成が簡素化される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)突起が張出片に代わってレバーの嵌合位置への回動を規制するものであってもよい。
(2)支軸がフレームの幅方向中央部に形成されていてもよい。
(3)受け溝が形成されず、アーム部の前端が突起を押圧する押圧部として構成されるものであってもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)突起が張出片に代わってレバーの嵌合位置への回動を規制するものであってもよい。
(2)支軸がフレームの幅方向中央部に形成されていてもよい。
(3)受け溝が形成されず、アーム部の前端が突起を押圧する押圧部として構成されるものであってもよい。
10、10A…レバー式コネクタ
20、20A…ハウジング
29、29A…支軸
31A…幅方向一側の突起
31B…幅方向他側の突起
60…レバー
71…受け溝
72…押圧部
80…相手ハウジング
20、20A…ハウジング
29、29A…支軸
31A…幅方向一側の突起
31B…幅方向他側の突起
60…レバー
71…受け溝
72…押圧部
80…相手ハウジング
Claims (3)
- 相手ハウジングに嵌合可能なハウジングと、
前記ハウジングに対して嵌合開始位置と嵌合位置との間を回動可能に装着され、前記相手ハウジングに係合した状態で、前記嵌合開始位置から前記嵌合位置まで回動されることによって前記両ハウジングを正規嵌合状態に至らすレバーとを備え、
前記ハウジングには、嵌合方向と直交する幅方向の両側に、一対の突起が形成されているとともに、この幅方向両側の前記突起間でかつ前記突起よりも嵌合方向後方に、前記レバーを回動可能に支持する支軸が形成され、
前記レバーには、前記嵌合開始位置にて幅方向一側の前記突起に係止されることでこのレバーの回動を規制するストッパが形成され、さらに、
前記レバーには、前記嵌合位置に至る過程で前記ハウジングが前記相手ハウジングに対して正規の嵌合姿勢から傾いている場合に、幅方向他側の前記突起を嵌合方向に押圧して前記ハウジングの嵌合姿勢を矯正する押圧部が形成されていることを特徴とするレバー式コネクタ。 - 前記レバーの内面には、このレバーの嵌合方向前端に開口する有底の受け溝が形成され、前記押圧部が前記受け溝の奥端に構成され、前記嵌合位置では、前記受け溝内に前記幅方向他側の前記突起が挿入される請求項1記載のレバー式コネクタ。
- 幅方向に反転した前記レバーの前記ストッパが、幅方向他側の前記突起に対し、前記嵌合開始位置にて移動規制状態に係止可能とされる請求項1又は2記載のレバー式コネクタ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010258507A JP2012109174A (ja) | 2010-11-19 | 2010-11-19 | レバー式コネクタ |
EP11007720.3A EP2456020B1 (en) | 2010-11-19 | 2011-09-22 | Lever-type connector |
US13/246,953 US8353712B2 (en) | 2010-11-19 | 2011-09-28 | Lever-type connector |
CN201110352949.4A CN102544900B (zh) | 2010-11-19 | 2011-11-09 | 杠杆型连接器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010258507A JP2012109174A (ja) | 2010-11-19 | 2010-11-19 | レバー式コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012109174A true JP2012109174A (ja) | 2012-06-07 |
Family
ID=44799480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010258507A Pending JP2012109174A (ja) | 2010-11-19 | 2010-11-19 | レバー式コネクタ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8353712B2 (ja) |
EP (1) | EP2456020B1 (ja) |
JP (1) | JP2012109174A (ja) |
CN (1) | CN102544900B (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016018635A (ja) * | 2014-07-07 | 2016-02-01 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
JP2017054584A (ja) * | 2015-09-07 | 2017-03-16 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011238407A (ja) * | 2010-05-07 | 2011-11-24 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
JP5858745B2 (ja) | 2011-11-21 | 2016-02-10 | 矢崎総業株式会社 | 電源回路遮断装置 |
JP2016051633A (ja) * | 2014-09-01 | 2016-04-11 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
JP6159310B2 (ja) * | 2014-11-17 | 2017-07-05 | 矢崎総業株式会社 | レバー式コネクタ |
JP6424190B2 (ja) * | 2016-09-07 | 2018-11-14 | 矢崎総業株式会社 | レバー式コネクタ |
JP6851887B2 (ja) * | 2017-04-12 | 2021-03-31 | モレックス エルエルシー | コネクタ |
JP6850682B2 (ja) * | 2017-05-31 | 2021-03-31 | ヒロセ電機株式会社 | 係止手段を備えたコネクタ装置及びこれに用いるコネクタ |
JP6852606B2 (ja) * | 2017-07-18 | 2021-03-31 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
JP6826758B2 (ja) * | 2017-07-18 | 2021-02-10 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
JP6951664B2 (ja) * | 2018-01-25 | 2021-10-20 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
JP6924386B2 (ja) * | 2018-01-25 | 2021-08-25 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3319387B2 (ja) * | 1998-05-01 | 2002-08-26 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
JP4275876B2 (ja) * | 2001-08-29 | 2009-06-10 | 日本モレックス株式会社 | レバー結合式コネクタ |
JP2008112675A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
JP5029872B2 (ja) * | 2006-12-19 | 2012-09-19 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
JP4988430B2 (ja) * | 2007-05-18 | 2012-08-01 | 三菱電線工業株式会社 | レバー式コネクタ |
JP2009158430A (ja) | 2007-12-28 | 2009-07-16 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | レバー式コネクタ |
JP5162348B2 (ja) * | 2008-06-25 | 2013-03-13 | 矢崎総業株式会社 | レバー式コネクタ |
DE102009037202A1 (de) * | 2009-01-15 | 2010-11-11 | Bartec Gmbh | Elektrisches Gerät |
JP5235148B2 (ja) * | 2009-02-16 | 2013-07-10 | 矢崎総業株式会社 | レバー嵌合式コネクタ |
-
2010
- 2010-11-19 JP JP2010258507A patent/JP2012109174A/ja active Pending
-
2011
- 2011-09-22 EP EP11007720.3A patent/EP2456020B1/en not_active Not-in-force
- 2011-09-28 US US13/246,953 patent/US8353712B2/en active Active
- 2011-11-09 CN CN201110352949.4A patent/CN102544900B/zh active Active
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016018635A (ja) * | 2014-07-07 | 2016-02-01 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
JP2017054584A (ja) * | 2015-09-07 | 2017-03-16 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
WO2017043279A1 (ja) * | 2015-09-07 | 2017-03-16 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
US10170858B2 (en) | 2015-09-07 | 2019-01-01 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Lever-type connector |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN102544900B (zh) | 2014-10-22 |
US20120129381A1 (en) | 2012-05-24 |
EP2456020B1 (en) | 2014-12-17 |
CN102544900A (zh) | 2012-07-04 |
US8353712B2 (en) | 2013-01-15 |
EP2456020A1 (en) | 2012-05-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2012109174A (ja) | レバー式コネクタ | |
JP5407960B2 (ja) | レバー式コネクタ | |
JP2007165194A (ja) | コネクタ | |
JP5809203B2 (ja) | 平型導体用電気コネクタ | |
JP2008130244A (ja) | コネクタ | |
JP6021058B2 (ja) | コネクタ | |
JP5651652B2 (ja) | 平型導体用電気コネクタ | |
JP2012238498A (ja) | レバー式コネクタ | |
JP2009170160A (ja) | レバー式コネクタ | |
KR101411202B1 (ko) | 커넥터 및 커넥터 조립체 | |
JP5010043B1 (ja) | コネクタ | |
JP2013033606A (ja) | レバー嵌合式コネクタユニット | |
JP2016051633A (ja) | レバー式コネクタ | |
JP5016695B2 (ja) | コネクタ | |
JPWO2018012243A1 (ja) | コネクタ | |
KR20180110136A (ko) | 레버식 커넥터 | |
JP2009009876A (ja) | レバー嵌合式コネクタ | |
JP2013145659A (ja) | コネクタ | |
JP2018022617A (ja) | カードエッジコネクタ | |
JP2017183035A (ja) | コネクタ | |
JP2012146445A (ja) | レバー付きコネクタ | |
JP5199972B2 (ja) | 平型導体用電気コネクタ | |
JP6860998B2 (ja) | 平型導体用電気コネクタ | |
JP6270156B2 (ja) | コネクタ | |
JP5737213B2 (ja) | レバー式コネクタ |