JP6270156B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP6270156B2
JP6270156B2 JP2014240875A JP2014240875A JP6270156B2 JP 6270156 B2 JP6270156 B2 JP 6270156B2 JP 2014240875 A JP2014240875 A JP 2014240875A JP 2014240875 A JP2014240875 A JP 2014240875A JP 6270156 B2 JP6270156 B2 JP 6270156B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
male terminal
main body
fitting
terminal fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014240875A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016103394A (ja
Inventor
満謙 北島
満謙 北島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2014240875A priority Critical patent/JP6270156B2/ja
Publication of JP2016103394A publication Critical patent/JP2016103394A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6270156B2 publication Critical patent/JP6270156B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1に開示のコネクタは、互いに嵌合可能な第1、第2コネクタを備えている。第1コネクタの第1ハウジングは、第1ロック機構と、ショート端子を取り付けた第2ロック機構とを有し、第2コネクタの第2ハウジングは、嵌合検知端子と、第1係合部と、第2係合部とを有している。第1、第2コネクタの嵌合の際、第1係合部と第1ロック機構の係合後、第2ロック機構の移動に伴ってショート端子が嵌合検知端子に接続され、且つ、第2係合部と第2ロック機構とが係合されるようになっている。ショート端子が嵌合検知端子に接続されることにより、第1、第2コネクタが正規嵌合されたことを電気的に検知することができる。また、第2ロック機構の移動に伴ってショート端子と嵌合検知端子とが摺動しながら接触することにより、ショート端子と嵌合検知端子との接続部分が摩擦により擦れてワイピング処理される。したがって、嵌合検知端子に付着した塵埃等の異物が除去され、ショート端子と嵌合検知端子との接続を安定して行うことが可能となる。
特開2014−56718号公報
しかし、上記の場合、嵌合検知端子のワイピング処理を行うに際し、第2ロック機構が必要とされるため、コネクタ全体の構造が複雑になるとともに、コネクタの大型化を招来するという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、簡単にワイピング処理を行うことが可能な汎用性の高いワイピング部材が収容されるハウジングを備えたコネクタを提供することを目的とする。
本発明のコネクタは、一端に挿入口が開口するとともに他端に延出口が開口する筒状をなし、前記挿入口から内部に雄端子金具が挿入され、さらに前記延出口から外部へ前記雄端子金具の先端部が延出する本体部と、前記本体部の内部に突出する形状をなし、前記本体部の内部に挿入された前記雄端子金具と摺動する摺動部とを備えたワイピング部材が収容されるハウジングを備え、前記雄端子金具が前記ハウジングの嵌合相手となる相手ハウジングに収容され、前記ハウジングには、前記相手ハウジングの嵌合方向で前記ワイピング部材と並ぶ位置に検知端子が収容され、前記ハウジングが相手ハウジングと正規嵌合されたときに、前記本体部の前記延出口から延出する前記雄端子金具の先端部が前記検知端子と接触して電気的に接続されるようになっているところに特徴を有する。
雄端子金具が挿入口から本体部の内部に挿入されると、雄端子金具が摺動部と摺動して雄端子金具に付着した塵埃等の異物が除去される。そして、異物が除去された雄端子金具の先端部が延出口から外部へ延出して相手側の端子金具と接触することにより、両端子金具が安定して接続される。このように比較的小型で簡単な構造のワイピング部材を用いることにより、電気的信頼性の高い接続状態を確保することができ、汎用性に優れる。また、両ハウジングの電気的な嵌合検知を行う際に、ワイピング部材を用いることで、とくに構造を複雑にすることなく、嵌合検知の信頼性を高めることができる。
実施例に係るワイピング部材の背面図である。 ワイピング部材の底面図である。 ワイピング部材の平面図である。 図3のA−A線断面図である。 ワイピング部材の右側面図である。 ワイピング部材の左側面図である。 図6のB−B線断面図である。 コネクタの背面図である。 図8のC−C線断面図である。 コネクタのハウジングが相手ハウジングと正規嵌合された状態を示す断面図である。 両ハウジングの嵌合過程で、雄端子金具がワイピング部材によってワイピングされる直前の状態を示す断面図である。 さらに嵌合が進み、ワイピングされた雄端子金具の先端部がワイピング部材から抜け出た状態を示す断面図である。 両ハウジングが正規嵌合され、雄端子金具の先端部が検知端子と接続された状態を示す断面図である。 雄端子金具等が装着された相手ハウジングの正面図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記本体部の内部には、前記摺動部の突出方向と交差する方向に突出し、前記雄端子金具が前記本体部への挿入方向と交差する幅方向に遊動するのを規制する遊動規制部が設けられている。遊動規制部によって雄端子金具の軸芯のぶれが抑えられるため、両端子金具が同軸状に安定して接続可能となる。
前記摺動部が、前記本体部の対向する部分を曲げ起こして対をなすように形成されている。このような構造であれば、ワイピング部材を歩留りよく容易に製造することができる。また、対をなす摺動部によって雄端子金具の2面に付着した異物を除去することができる。
<実施例>
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。実施例のワイピング部材10は、雄端子金具90に付着した塵埃等の異物をワイピングで除去するものであって、図9及び図10に示すように、コネクタ30のハウジング31に収容されている。ハウジング31は相手ハウジング81に嵌合可能とされ、雄端子金具90は相手ハウジング81に収容されている。なお、以下の説明において、前後方向については、両ハウジング31、81が嵌合開始時に互いに向き合う面側を前側とする。
まず、コネクタ30について説明する。ハウジング31は合成樹脂製であって、図8及び図9に示すように、全体として略角ブロック状をなしている。ハウジング31には、複数のキャビティ32が設けられている。各キャビティ32には、後方から雌型端子金具33が挿入される。図10に示すように、雌型端子金具33は電線34の端末部に接続され、両ハウジング31、81の嵌合時に相手側の雄型端子金具83に接続される。ハウジング31の前後方向途中には、上下方向に延出してハウジング31の下面に開口するリテーナ装着孔35が設けられている。リテーナ装着孔35は、全キャビティ32に通じる深さを有している。リテーナ装着孔35にはリテーナ36が装着され、装着されたリテーナ36によって雌型端子金具33がキャビティ32内に抜け止めされた状態で保持される。
ハウジング31の上端部には、図8に示すように、幅方向に細長いポケット状のレバー収容凹部37が設けられている。レバー収容凹部37は、ハウジング31の後面に開口している。レバー収容凹部37には、レバー38のカム板39が回動可能に収容されている。カム板39は、平板状をなし、相手ハウジング81と係合した状態で回動されることにより、相手ハウジング81との間にカム作用を発揮して、両ハウジング31、81の嵌合を低嵌合力で進める役割をはたす。図12及び図13に示すように、カム板39には、撓み可能なロックアーム41が設けられている。カム板39の回動後、ロックアーム41がハウジング31の図示しないロック受部を弾性的に係止することより、両ハウジング31、81が嵌合状態に保持されるようになっている。ロックアーム41には、後述する被押圧部48を押圧可能な板片状の押圧部42が下方へ突出して設けられている。
また、ハウジング31の上端部には、幅方向一端側で最上段のキャビティ32と幅方向で隣接する位置に(図8の破線内部)、図9に示すように、ワイピング部材10及び検知端子50を装着可能な装着部43が設けられている。装着部43は、レバー収容凹部37に沿って前後方向に延出する凹溝状をなし、図11〜図13に示すように、前端部にワイピング部材10が装着される前側装着部44が設けられ、前側装着部44の後方に検知端子50が装着される後側装着部45が設けられている。前側装着部44は、後方に開口する凹状をなし、内部にワイピング部材10全体が圧入により装着可能となっている。前側装着部44の前壁には、前方に向けて拡開する端子挿通孔46が貫通して設けられている。端子挿通孔46には、前方から雄端子金具90が挿通可能となっている。詳細は図示しないが、前側装着部44は、幅方向に対をなして設けられている。また、後側装着部45は、両前側装着部44との間に段付き状に連なり、両前側装着部44に跨って配置されている。
また、図9に示すように、ハウジング31の上端部には、レバー収容凹部37と装着部43との間に、撓み可能な可動アーム47が設けられている。可動アーム47は、ハウジング31の前壁部分から後方へ延出する片持ち状の形態とされ、レバー38のカム板39と検知端子50との間に介在して設けられている。可動アーム47の先端部(後端部)には、被押圧部48が上方に突出して設けられている。両ハウジング31、81が嵌合される過程では、図12に示すように、ロックアーム41の押圧部42が被押圧部48を押圧して可動アーム47が弾性的に押し下げられた状態となり、両ハウジング31、81が正規嵌合位置に至ると、図13に示すように、ロックアーム41の押圧部42が被押圧部48から離間して、可動アーム47が前後方向に沿った自然状態に復帰するようになっている。
検知端子50は導電性の金属板を曲げ加工等して成形され、図11〜図13に示すように、前後方向に沿った帯状の基板部51と、基板部51の後端から上方へ湾曲状に立ち上がったあと前方に延出する弾性接触片52とからなる。弾性接触片52は、上方へ大きく突出する屈曲突部53と、先端部(前端部)にて上方へ小さく突出する接点部54とを有している。接点部54は、雄端子金具90と弾性的に接触可能とされている。屈曲突部53は、可動アーム47にその下方で対向して配置されるようになっている。レバー38の回動に伴い可動アーム47が傾動すると、図12に示すように、屈曲突部53が可動アーム47により押圧され、弾性接触片52が基板部51との連結端側(後端側)を支点として下方へ撓み変形させられるとともに、接点部54が下方へ変位して雄端子金具90との間に離間した状態を維持することが可能となっている。なお、詳細は図示しないが、弾性接触片52は、基板部51の後端の幅方向両端部にそれぞれ対をなして連結されている。
相手ハウジング81は合成樹脂製であって、図10及び図14に示すように、ハウジング31を内嵌可能な略角筒状のフード部82を有している。フード部82の奥壁89には、複数の雄型端子金具83が装着されている。図10に示すように、雄型端子金具83は、側面視略L字形の角ピン状をなし、奥壁89を貫通して前後方向に延出する水平部84と、フード部82の後方において水平部84の後端から下方へ延出する垂直部85とからなる。水平部84の前部は、フード部82内に突出して配置されている。垂直部85の下端部は、図示しないプリント回路基板の接続孔に挿通されて接続される。
また、図14に示すように、フード部82の奥壁89には、幅方向一端側で最上段の雄型端子金具83と隣接する位置に、検知回路用の雄端子金具90を有している。雄端子金具90は、最上段の雄型端子金具83と同形同大であって、水平部94と垂直部95とからなる。また、雄端子金具90は、フード部82の奥壁89に幅方向に対をなして装着され、プリント回路基板の検知回路に接続される。さらに、フード部82の上壁には、レバー38のカム板39とカム係合して両ハウジング31、81の嵌合を進めるためのカムフォロア88が下向きに突出して設けられている。
続いて、ワイピング部材10について説明する。ワイピング部材10は金属板を曲げ加工等することで比較的小型の筒状に成形され、図1〜図7に示すように、略角筒状の本体部11と、本体部11の内部に突出する形態の摺動部12とを備えている。
図1に示すように、本体部11は、基部13と、基部13の幅方向両端から立ち上がる一対の側部14と、両側部14の一方から他方へ架け渡される覆部15とを有している。図11〜図13に示すように、本体部11の前端は、雄端子金具90の水平部94を挿入可能な挿入口16として開口し、本体部11の後端は、雄端子金具90の水平部94が外部へ延出可能な延出口17として開口している。図4及び図7に示すように、本体部11の内部には、挿入口16から延出口17にかけて前後方向に沿って延出する端子貫通孔18が設けられている。本体部11の端子貫通孔18には、挿入口16から雄端子金具90が貫通して挿通可能となっている。
図5に示すように、他方の側部14の上端には、係止凹部19が開口して設けられ、覆部15の先端部には、他方の側部14へ向けて下向きに屈曲されて、係止凹部19に嵌着される係止部21が設けられている。係止部21が係止凹部19に嵌着されることで、本体部11が開き変形するのが防止され、本体部11の筒形状を維持することが可能となっている。両側部14の前端部には、図1に示すように、一対の突片22が上方に突出して設けられている。図4及び図5に示すように、覆部15は、突片22の後方に配置され、覆部15の上面は、突片22の上端よりも下方に位置している。
図1及び図2に示すように、基部13の幅方向両端には、一対の圧入部23が側方に張り出して設けられている。圧入部23は、側部14の下端部に開口する貫通孔24から切り起こされた形態とされ(図4〜図6を参照)、前側装着部44に圧入可能とされている。図2に示すように、圧入部23の後端は、幅方向に沿って配置され、圧入部23の前端は、突出端へ向けて後傾するように配置されている。また、圧入部23の突出端は、前後方向に沿って配置されている。
図1に示すように、両側部14の後端部の上下方向中央部には、一対の遊動規制部25が内側に突出して設けられている。両遊動規制部25は、両側部14の後端部の上下方向中央部を内側へ叩くことで成形され、互いに同一高さで対向状に配置されている。そして、両遊動規制部25は、両側部14の後端の上下方向中央部が内側へ最も大きく突出するように正面視略三角形状に屈曲する形態になっている。このため、延出口17の上下方向中央部は、両遊動規制部25によって幅寸法が狭められた形態となる。両遊動規制部25の突出端間の離間距離は、雄端子金具90の水平部94の幅寸法(板幅)とほぼ同一とされ、両遊動規制部25の突出端間に雄端子金具90の水平部94が幅方向に挟まれるように配置されるようになっている。
さて、図2に示すように、基部13には互いに平行して前後方向に延出する一対の切り込み26が入れられており、両切り込み26間に設けられた帯状片を上方へ叩いて曲げ起こすことにより、図4に示すように、下側の摺動部12が形成されるようになっている。同様に、図5に示すように、覆部15にも互いに平行して前後方向に延出する一対の切り込み26が入れられており、両切り込み26間に設けられた帯状片を下方へ叩いて曲げ起こすことにより、図4に示すように、上側の摺動部12が形成されるようになっている。図4に示すように、両摺動部12は、互いに同形同大であって、本体部11の上下方向中央を挟んでほぼ対称に配置されている。両摺動部12の突出方向(上下方向)と両遊動規制部25の突出方向(幅方向)とは互いに直交する関係にある。
具体的には摺動部12は、図4に示すように、断面略台形であって前後両端が支持された両持ち状をなし、その突出端面が前後方向にほぼ沿った摺動面28とされている。両摺動部12の摺動面28間の離間距離は、雄端子金具90の水平部94の上下寸法(板厚)とほぼ同一とされ、両摺動部12の摺動面28間に雄端子金具90の水平部94が上下方向に挟むように配置される。
次に、ワイピング部材10がワイピング処理を行う方法をコネクタ30の嵌合動作とともに説明する。
組み付けに際し、ハウジング31の前側装着部44に後方からワイピング部材10の本体部11が圧入により装着され、さらに後側装着部45に後方から検知端子50が圧入により装着される(図9を参照)。この場合に、ワイピング部材10は、検知端子50の前方に配置され、検知端子50との間に前後方向でラップする部分を有していない。
続いて、両ハウジング31、81が浅く嵌合され、カム板39が回動される。図11に示すように、嵌合開始時は、ロックアーム41の押圧部42は可動アーム47の被押圧部48を押圧する位置に至らず、可動アーム47は自然状態に保たれる。両ハウジング31、81の嵌合が進行すると、図12に示すように、ロックアーム41の押圧部42が可動アーム47の被押圧部48を押圧し、可動アーム47が下向きに撓み変形させられる。すると、検知端子50の屈曲突部53が可動アーム47に押圧されて、弾性接触片52が下向きに撓み変形させられる。
また、両ハウジング31、81の嵌合過程では、雄端子金具90の水平部94の先端部が端子挿通孔46から本体部11の挿入口16を通して本体部11の内部に挿入され、図12に示すように、水平部94が両摺動部12の摺動面28間に上下方向に弾性的に挟まれ、その状態で水平部94の上下両面が両摺動部12の摺動面28を摺動する。これにより、水平部94の上下両面が擦れてワイピングされ、水平部94の上下両面に付着された塵埃等の異物が除去される。また、水平部94は、両摺動部12に挟まれることで上下方向への遊動が規制されるとともに、両遊動規制部25に挟まれることで幅方向への遊動も規制される。したがって、水平部94の軸芯のずれが確実に抑えられる。
また、図12に示すように、摺動部12によって異物が除去された水平部94の先端部が本体部11の延出口17から抜け出て前方に延出して配置される。このとき、弾性接触片52が下向きに撓み変形させられた状態にあるため、検知端子50の接点部54は水平部94の先端部よりも下方に位置し、接点部54と水平部94とが接触することはない。
その後、カム板39が回動されて、両ハウジング31、81が正規嵌合される位置に至ると、図13に示すように、ロックアーム41の押圧部42が可動アーム47の被押圧部48から離間し、可動アーム47が弾性復帰するとともに、検知端子50の弾性接触片52も弾性復帰する。弾性接触片52が弾性復帰するに伴い、接点部54が上昇して水平部94の下面に接触する。すると、両雄端子金具90が検知端子50に電気的に接続されて、検知回路が閉成される。そして、検知回路が閉成されたことを確認することにより、両ハウジング31、81が正規嵌合されたと判断することができる。ここで、水平部94の下面はワイピング部材10によってワイピング処理されているため、検知端子50と雄端子金具90との接続が確実になされ、嵌合検知の信頼性が確保されている。また、両ハウジング31、81の正規嵌合時には、雌雄両端子金具33、83が互いに導通接続される。一方、検知回路が閉成されない場合は、検知端子50と雄端子金具90とが接触状態になく、両ハウジング31、81が正規嵌合された状態にないと判断することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、ワイピング部材10の本体部11の内部に挿入口16を通して雄端子金具90が挿入されると、雄端子金具90が摺動部12と摺動して雄端子金具90に付着した塵埃等の異物が除去される。そして、異物が除去された雄端子金具90の先端部が延出口17から延出して検知端子50と接触することにより、雄端子金具90と検知端子50とが安定に接続されて、電気的な嵌合検知を信頼性良く行うことができる。したがって、本実施例によれば、比較的小型で簡単な構造のワイピング部材10を用いることにより、電気的信頼性の高い接続状態を確保することができる。また、このような小型で簡単な構造のワイピング部材10であれば、種々のコネクタに装着可能となるため、汎用性に優れる。
さらに、ワイピング部材10の遊動規制部25によって雄端子金具90の軸芯のぶれが抑えられるため、雄端子金具90と検知端子50とが前後方向に沿った同軸状に安定して接続可能となる。さらにまた、摺動部12が基部13及び覆部15の一部を曲げ起こして対をなすように形成されるため、ワイピング部材10を歩留りよく容易に製造することができる。
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)ワイピング部材は実質的に導電性を有しない部材で構成されていてもよい。
(2)ワイピング部材には、複数の端子貫通孔が並列に設けられていてもよい。
(3)雄端子金具は、電線の端末部に接続され、前方にタブが突出する形態であってもよい。この場合、タブの先端部がワイピング部材を貫通してワイピングされる。
10…ワイピング部材
11…本体部
12…摺動部
16…挿入口
17…延出口
18…端子貫通孔
25…遊動規制部
30…コネクタ
31…ハウジング
81…相手ハウジング
90…雄端子金具

Claims (3)

  1. 一端に挿入口が開口するとともに他端に延出口が開口する筒状をなし、前記挿入口から内部に雄端子金具が挿入され、さらに前記延出口から外部へ前記雄端子金具の先端部が延出する本体部と、
    前記本体部の内部に突出する形状をなし、前記本体部の内部に挿入された前記雄端子金具と摺動する摺動部とを備えたワイピング部材が収容されるハウジングを備え、
    前記雄端子金具が前記ハウジングの嵌合相手となる相手ハウジングに収容され、
    前記ハウジングには、前記相手ハウジングの嵌合方向で前記ワイピング部材と並ぶ位置に検知端子が収容され、
    前記ハウジングが相手ハウジングと正規嵌合されたときに、前記本体部の前記延出口から延出する前記雄端子金具の先端部が前記検知端子と接触して電気的に接続されるようになっていることを特徴とするコネクタ
  2. 前記本体部の内部には、前記摺動部の突出方向と交差する方向に突出し、前記雄端子金具が前記本体部への挿入方向と交差する幅方向に遊動するのを規制する遊動規制部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ
  3. 前記摺動部が、前記本体部の対向する部分を曲げ起こして対をなすように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ
JP2014240875A 2014-11-28 2014-11-28 コネクタ Expired - Fee Related JP6270156B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014240875A JP6270156B2 (ja) 2014-11-28 2014-11-28 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014240875A JP6270156B2 (ja) 2014-11-28 2014-11-28 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016103394A JP2016103394A (ja) 2016-06-02
JP6270156B2 true JP6270156B2 (ja) 2018-01-31

Family

ID=56089105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014240875A Expired - Fee Related JP6270156B2 (ja) 2014-11-28 2014-11-28 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6270156B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109038129B (zh) * 2018-07-26 2024-01-30 成都九洲电子信息系统股份有限公司 一种具有连接检测输出端子的同轴连接器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5817457B2 (ja) * 2011-11-18 2015-11-18 住友電装株式会社 コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016103394A (ja) 2016-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5329330B2 (ja) コネクタ組立体
US7168981B2 (en) Connector
JP2007165194A (ja) コネクタ
KR20080008970A (ko) 커넥터, 커넥터 조립체 및 그 조립 방법
JP4613747B2 (ja) コネクタ
KR20090054904A (ko) 편평한 단자용 커넥터
CN106981754B (zh) 连接器
US9876295B2 (en) Electric connector
US8814588B2 (en) Electrical connector with locking portions for an inserting component
JP2012049029A (ja) 平型導体用電気コネクタ
JP2018006303A (ja) コネクタの嵌合検知構造及びコネクタ
JP5786924B2 (ja) 電気コネクタ
JP6270156B2 (ja) コネクタ
EP3109950B1 (en) Connector
JP6178616B2 (ja) コネクタ
JP5836623B2 (ja) コネクタ
JP5594163B2 (ja) コネクタ
JP6273999B2 (ja) 電気コネクタ用アタッチメント及び電気コネクタ装置
JP2010170936A (ja) コネクタ
CN113228425B (zh) 连接器
JP2014135196A (ja) コネクタ
JP2018129165A (ja) コネクタ
JP6107903B2 (ja) カードエッジコネクタ
JP6085515B2 (ja) コネクタ
JP2014011119A (ja) 検知端子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170919

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6270156

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees