JP2014011119A - 検知端子 - Google Patents

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寛樹 瀬川
Shimpei Sugimoto
慎平 杉本
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Abstract

【課題】検知信頼性を高めた検知端子を提供する。
【解決手段】検知端子10は、コネクタ60の嵌合過程で可動する可動部材の動きに応じて撓み変形するバネ部14を有する一対の本体端子11と、一対の本体端子11間に跨って配置され、両本体端子11のバネ部14と接触可能な一対の接触部39を有する連絡端子12とを備える。バネ部14が、その撓み動作に基づいて、接触部39との接触状態を解除する解除位置と、接触部39と接触する接触位置とに変位可能とされる。バネ部14と接触部39とには、接触位置においてバネ部14の撓み動作が継続する間に他方が摺動する摺動面30、37が形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、検知端子に関する。
特許文献1に記載の検知端子は、第1コネクタに収容される第1検知端子と、第2コネクタに収容される第2検知端子とを備えている。第1検知端子は撓み変形可能に形成され、第2検知端子はタブ状に形成されている。コネクタの嵌合過程ではレバーの回動動作に起因して第1検知端子が撓み変形させられ、コネクタの正規嵌合時には第1検知端子が弾性復帰して第2検知端子に電気的に接続される。こうして第1、第2検知端子が導通接続されることにより、ループ状の検知回路が構成され、もってコネクタが正規嵌合されたことを電気的に検知することが可能となっている。
特開2010−170936号公報
上記の場合、第2検知端子が筒状の導電部に挿入され、第1検知端子が導電部の表面に弾性的に接触することにより、導電部を介して第1、第2検知端子の導通がとられるようになっている。しかし、仮に、導電部の表面に異物が付着していると、接触不良によって確実な電気的検知を行うことができない可能性があり、検知信頼性が低下するという事情がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、検知信頼性を高めた検知端子を提供することを目的とする。
本発明は、相手コネクタと嵌合可能なコネクタに収容され、前記相手コネクタに対する前記コネクタの嵌合状態の良否を電気的に検知する検知端子であって、前記相手コネクタに装着された相手検知端子と接続可能な接続部を有するとともに、前記接続部に一体に連なり且つ前記コネクタの嵌合過程で可動する可動部材の動きに応じて撓み変形するバネ部を有する一対の本体端子と、前記一対の本体端子間に跨って配置され、前記一対の本体端子の前記バネ部と接触可能な一対の接触部を有する連絡端子とを備え、前記バネ部が、その撓み動作に基づいて、前記接触部との接触状態を解除する解除位置と、前記接触部と接触する接触位置とに変位可能とされ、前記バネ部と前記接触部の少なくとも一方には、前記接触位置において他方が摺動する摺動面が形成されているところに特徴を有する。
接触位置においてバネ部と接触部の少なくとも一方の摺動面に他方が摺動するため、ワイピング作用によって摺動面に付着された異物が除去され、バネ部と接触部との導通を確実にとることができる。その結果、検知端子による検知信頼性が高められる。
本発明の実施例1に係り、検知端子がコネクタに収容され、バネ部が接触位置に保持された状態をあらわす断面図である。 コネクタの嵌合過程で、バネ部が解除位置に至った状態をあらわす断面図である。 さらに嵌合が進み、バネ部が接触位置に向けて変位する状態をあらわす断面図である。 コネクタが正規嵌合され、バネ部が接触位置に至った状態をあらわす断面図である。 コネクタハウジングの正面図である。 コネクタハウジングの収容部の断面図である。 コネクタに検知端子が収容された状態をあらわす断面図である。 本体端子の側面図である。 本発明の実施例2に係り、コネクタに検知端子が収容された状態をあらわす断面図である。 本体端子の平面図と側面図である。 本発明の実施例3に係り、コネクタに検知端子が収容された状態をあらわす断面図である。 本体端子の平面図と側面図である。 本発明の実施例4に係り、コネクタに検知端子が収容された状態をあらわす断面図である。 検知端子の側面図である。 本発明の実施例5に係り、本体端子の平面図と側面図である。 バネ部が解除位置にある場合と接触位置にある場合の断面図である。
本発明の好ましい実施形態は次の通りである。
前記摺動面が前記接触部に形成されている。これにより、摺動面の位置が変動しないため、バネ部に対する接触信頼性が向上する。
前記摺動面が、前記バネ部の撓み方向と交差する方向に傾斜して配置されている。これにより、バネ部と接触部との摺動動作が摺動面に沿って円滑になされる。
前記コネクタの嵌合過程では、前記バネ部が前記接触部から離間して前記解除位置に保たれ、前記コネクタが正規嵌合されるに伴い、前記バネ部が前記接触部と接触して前記接触位置に至る。したがって、検知回路が開状態から閉状態になることを確認することにより、コネクタが正規嵌合されたと判断することができる。
前記バネ部が、前記接触部と接触可能な第1バネと、前記第1バネの弾発力を補助する第2バネとで構成されている。第2バネによって第1バネの弾発力が補助されることにより、第1バネが接触部と接触する際に必要な接圧を確保することができるとともに、ワイピング作用を確実に発揮させることができる。
前記第2バネが、前記第1バネの撓み範囲に位置し、前記第1バネにその撓み方向と対向する側から当接して支持する。これにより、検知端子を比較的簡単な構成にすることができる。
前記第1、第2バネが、互いに並列に配置され、前記第2バネが、前記可動部材側に向けて突出して前記可動部材に押圧され、前記第1バネが、前記可動部材側とは反対側に向けて突出して前記コネクタの内面に当接することで撓み動作の支点部を形成する。これにより、可動部材の押圧動作と第1バネの撓み動作をリンクさせることができる。
前記第1バネが、前記接続部から前記連絡端子側に向けて延びる形態とされ、前記第2バネが、前記第1バネと並列して延び且つ前記接続部側に折り返されて前記コネクタの内面に当接することで撓み動作の支点部を形成する。これにより、第2バネの弾発力を効果的に得ることができ、ワイピング作用をより確実に発揮させることができる。
前記バネ部が、前記接続部から前記連絡端子側に向けて延びる形態とされ、その延び方向の途中部分が前記コネクタの内面に当接することで撓み動作の支点部を形成する。これにより、検知端子をより簡単な構成にすることができる。
前記コネクタの嵌合過程では、前記バネ部の先端部が前記コネクタの内面に当接して撓み変形しながら前記摺動面を摺動し、前記コネクタが正規嵌合されるに伴い、前記バネ部の先端部が弾性的に復帰して前記摺動面から離間する。したがって、検知回路が閉状態から開状態になることを確認することにより、コネクタが正規嵌合されたと判断することができる。
<実施例1>
本発明の実施例1を図1〜図8によって説明する。実施例1に係る検知端子10は、コネクタ60に収容され、コネクタ60は、相手コネクタ90に嵌合可能とされる。
図1に示すように、相手コネクタ90は、筒状のフード部91を備えている。フード部91は、合成樹脂製であって、内部に、多数のタブ状の相手端子(図示せず)が突出して配置され、且つ一対のタブ状の相手検知端子50が突出して配置されている。両相手検知端子50は、検知回路(図示せず)に接続されている。
図1に示すように、コネクタ60は、コネクタハウジング61と、レバー62とを備えている。コネクタハウジング61は合成樹脂製であって、フード部91に内嵌可能とされている。図5に示すように、コネクタハウジング61には、多数のキャビティ63が形成されている。各キャビティ63内には、後方から端子(図示せず)が挿入される。キャビティ63内に正規挿入された端子は、コネクタ60の正規嵌合時に、相手端子と電気的に接続されるようになっている。
また、図6に示すように、コネクタハウジング61には、検知端子収容室64が形成されている。検知端子収容室64は、コネクタハウジング61の上端一角部に配置され、前後方向に延出してコネクタハウジング61の後面に開口する形態とされている。図7に示すように、検知端子収容室64内には、後方から検知端子10が収容される。また、検知端子収容室64内には、一対の筒部65が横並びで形成されている。両筒部65は、検知端子収容室64の前壁後面から後方に突出する形態とされ、内部に、検知端子10の本体端子11(後述する)の前端部が位置決め状態で嵌合可能とされている。
図6に示すように、検知端子収容室64の内下面には、ランス受け部66が形成されている。ランス受け部66は、前後方向に延びてコネクタハウジング61の前面に開口する形態とされ、筒部65と前後方向で重なる位置に配置されている。ランス受け部66の後面は、上下方向にほぼ沿って配置され、ここに本体端子11のランス22(後述する)が係止可能とされている。
図5に示すように、コネクタハウジング61の前面には、一対の挿入孔67が開口して形成されている。両挿入孔67内には、コネクタ60の嵌合時に相手検知端子50が前方から挿入されるようになっている。図4に示すように、挿入孔67の後端は検知端子収容室64に連通しており、挿入孔67を貫通した相手検知端子50が検知端子収容室64内に臨んで本体端子11と接続可能とされている。
また、図4に示すように、コネクタハウジング61の上端部には、レバー収容室68が形成されている。レバー収容室68は、幅方向に沿った扁平袋状をなし、コネクタハウジング61の後面に開口する形態とされている。レバー収容室68内には、後方からレバー62が挿入されるようになっている。そして、レバー収容室68の内上面には、レバー62を係止可能なハウジング側ロック突起69が形成されている。
図4に示すように、コネクタハウジング61の上端部においてレバー収容室68と検知端子収容室64との間は、可動アーム71(可動部材)によって区画されている。可動アーム71は、コネクタハウジング61の前端部に位置する基端部72から後方に延出する片持ち状の形態とされ、基端部72を支点として上下方向に撓み変形可能とされている。また、可動アーム71の後端部には、係合突部73が上方に突出して形成されている。係合突部73には、レバー62の回動過程でレバー62の押圧係合部77、78(後述する)が摺動し、これによって可動アーム71の撓み動作が誘導されるようになっている。
レバー62は、詳しくは図示しないが、コネクタハウジング61に支持されており、その支持位置を中心として初期位置(図1を参照)と嵌合位置(図4を参照)とに回動可能とされている。初期位置から嵌合位置に向かう過程では、レバー62がフード部91と係合しながら相手コネクタ90との間にカム作用を発揮し、これによって両コネクタ60、90の嵌合動作が低嵌合力で進められ、嵌合位置では、両コネクタ60、90が正規嵌合されるようになっている。
図4に示すように、レバー62には、ロックアーム74が形成されている。ロックアーム74は、レバー62の前端部に位置する基端部75から後方に延出する片持ち状の形態とされ、基端部75を支点として上下方向に撓み変形可能とされている。ロックアーム74の上面における延出方向の途中には、レバー側ロック突起76が形成されている。嵌合位置では、ロックアーム74の撓み動作を伴った後、レバー側ロック突起76がハウジング側ロック突起69に係止可能に配置され、これによってレバー62の初期位置への戻り移動が規制されるとともに、両コネクタ60、90が正規嵌合状態に保持されるようになっている。
また、ロックアーム74の下面には、板片状の押圧係合部77、78が突出して形成されている。押圧係合部77、78は、先行押圧部77と、先行押圧部77の後方に位置する後行押圧部78で構成されている。レバー62の回動過程では、先行押圧部77が係合突部73を先に摺動し、その後、後行押圧部78が係合突部73を摺動するようになっている。
レバー62の後端部には、上下方向に沿った操作部79が形成されている。操作部79は、レバー62の回動時に摘み操作され、嵌合位置ではレバー収容室68内に収容されずにコネクタハウジング61の後方に露出して配置されるようになっている。
続いて、検知端子10について説明する。図7に示すように、検知端子10は、一対の本体端子11と、本体端子11とは別体の連絡端子12とからなる。図8に示すように、本体端子11は、一枚の金属板を曲げ加工等して一体に成形され、角筒状の接続部13と、接続部13の後端から後方へ突出するバネ部14とで構成されている。図4に示すように、接続部13内には、上壁15の前端から後方へ向けて片持ち状に延出する弾性接触片16が形成されている。
接続部13の下壁17は、内壁18と外壁19との二重壁構造とされ、内壁18には、内側に突出する台状の受け部21が叩き出しにより形成されている。ここで、相手検知端子50は、挿入孔67を貫通して接続部13内に挿入され、受け部21と弾性接触片16との間に弾性的に挟持される。これにより、相手検知端子50と検知端子10とが電気的に接続されるようになっている。また、接続部13の外壁19には、外側に突出する爪状のランス22が切り起こしにより形成されている。本体端子11が検知端子収容室64内に正規挿入されると、本体端子11の前端部が筒部65内に位置決めされ、且つランス22がランス受け部66内に弾性的に嵌り込む。かくして、ランス22がランス受け部66の後面に係止可能に配置され、本体端子11が検知端子収容室64から後方へ抜け出るのが規制されるようになっている。
図8に示すように、バネ部14は、接続部13の上壁15の後端から後方へ片持ち状に延びる帯状の第1バネ23と、接続部13の下壁17の後端から後方へ片持ち状に延出する帯状の第2バネ24とからなる。そして、バネ部14は、後述するように、連絡端子12に接触する接触位置と、連絡端子12に接触しない解除位置とに変位可能とされている。
図8に示すように、第1バネ23は、前側に位置する頂部25と、後側に位置する谷部26と、後端部に位置する接点部27と、接続部13の上壁15の後端から頂部25にかけて上り勾配で配置される第1斜面部28と、頂部25から谷部26にかけて下り勾配で配置される第2斜面部29と、谷部26から接点部27にかけて上り勾配で配意される第3斜面部31とからなる。第1斜面部28から第3斜面部31に至る部分は、略S字状に屈曲して配置され、接点部27は、前後方向にほぼ沿って略直線状に配置されている。また、第3斜面部31の上面は、連絡端子12に摺動可能な摺動面30とされている。
同じく図8に示すように、第2バネ24は、後端部に位置する支承部32と、接続部13の下壁17の後端から支承部32にかけて上り勾配で配置される第4斜面部33とからなる。第2バネ24は、全体として略S字状に屈曲して配置され、支承部32は、やや弧状をなし、第1斜面部28の下面に沿って配置されて、第1斜面部28に下方から摺動可能に当接する。
連絡端子12は、一枚の金属製の平板を曲げ加工等して形成されている。図4に示すように、連絡端子12は、前端部に位置する幅方向に沿った屈曲部34と、前端から屈曲部34にかけて上り勾配で配置される傾斜部35と、屈曲部34から後端にかけて前後方向にほぼ沿って略直線状に配置される平坦部36とを有している。傾斜部35は、第3斜面部31とほぼ同じ傾斜角を有しており、傾斜部35の下面は、第1バネ23が摺動可能な摺動面37とされている。
また、図7に示すように、傾斜部35の両側縁には、一対の抜止片38が張り出して形成されている。検知端子収容室64内に後方から連絡端子12が挿入されると、両抜止片38が検知端子収容室64の両側内面に食い込み、これによって連絡端子12が検知端子収容室64から抜け出るのが規制されるようになっている。
ところで、図7に示すように、検知端子収容室64内には、一対の本体端子11が横並びで配置され、両本体端子11の上方に、両本体端子11に跨るように連絡端子12が配置される。連絡端子12の下面の幅方向両端部には本体端子11が当接する一対の接触部39が形成されている。この場合に、本体端子11は、両接触部39にプリロードを付与した状態で弾性的に当接するようになっている。図4に示すように、両接触部39は、前記摺動面37と、平坦部36の下面に配置されて接点部27が突き当て可能に当接する当接面41とで構成されている。
次に、本実施例の作用を説明する。
組み付けに際し、図1に示すように、レバー62が初期位置にセットされ、検知端子収容室64内に後方から検知端子10が挿入される。この場合に、検知端子収容室64の両筒部65にそれぞれ本体端子11の前端部が嵌合挿入され、ランス受け部66内にランス22が嵌ることにより、検知端子収容室64内に両本体端子11が保持される。また、図7に示すように、検知端子収容室64の両側内面にそれぞれ連絡端子12の抜止片38が食い込み状態で装着されることにより、検知端子収容室64内に連絡端子12が保持される。そして、連絡端子12の両接触部39に、両本体端子11の第1バネ23の後端部(第3斜面部31及び接点部27)が弾性的に当接し、これによってバネ部14が接触位置に保持される。
続いて、相手コネクタ90にコネクタ60が浅く嵌合され、レバー62が初期位置から嵌合位置に向けて回動される。図2に示すように、回動途中で、先行押圧部77が係合突部73に当接して可動アーム71を下方に押し下げ、さらに可動アーム71が頂部25に当接して第1バネ23を下方に押し下げる。これにより、第1バネ23が連絡端子12の接触部39から離間して接触状態が解除され、バネ部14が解除位置に至る。図3に示すように、レバー62のさらなる回動によって後行押圧部78の後端部が係合突部73に当接する状態になると、第1バネ23がいくぶん復帰方向に変位するものの、ハウジング側ロック突起69によってレバー62のロックアーム74が押し下げられて、可動アーム71も押し下げられることにより、第1バネ23と接触部39との離間状態が依然として維持される。
図4に示すように、レバー62が嵌合位置に到達すると、ロックアーム74が復帰方向に弾性的に変位して、レバー側ロック突起76がハウジング側ロック突起69を係止可能に配置され、コネクタハウジング61にレバー62が保持されるとともに、両コネクタ60、90が正規嵌合状態に保持される。また、ロックアーム74が復帰方向に変位するのに伴い、可動アーム71が弾性復帰し、第1バネ23の後端部が上昇して連絡端子12の接触部39に当接する。こうしてバネ部14が接触位置に至って第1バネ23が復帰方向に変位する過程では、第3斜面部31と傾斜部35の摺動面30、37同士が互いに擦れ合うことにより、ワイピング作用が発揮され、摺動面30、37に付着された塵埃や酸化被膜等の異物が除去される。そして、接点部27が平坦部36の当接面41に当接することにより、第1バネ23の摺動が停止され、バネ部14が連絡端子12の接触部39にプリロード状態で当接する。この場合に、支承部32が第1斜面部28に下方から当接して第1バネ23を弾性的に支持することにより、第1バネ23の弾発力が補完される。このため、連絡端子12の接触部39には第1、第2バネ23、24の両弾発力が作用することとなり、連絡端子12に対するバネ部14の接圧が良好に確保される。
また、図2〜図4に示すように、レバー62が初期位置から嵌合位置に向けて回動され、両コネクタ60、90の嵌合動作が進行する間、一対の相手検知端子50が検知端子10の接続部13内に挿入され、相手検知端子50が弾性接触片16に弾性的に接触する。そして、両コネクタ60、90の嵌合過程で、相手検知端子50が弾性接触片16に接触し始めたとき、バネ部14は解除位置に配置され、両コネクタ60、90が正規嵌合されて、相手検知端子50が弾性接触片16に正規状態で接触したとき、バネ部14は接触位置に配置される。
このため、両コネクタ60、90の嵌合過程で、バネ部14が解除位置にあるときには、両本体端子11が開放状態にあって、検知回路が開成され、両コネクタ60、90の正規嵌合後、バネ部14が接触位置にあるきには、両本体端子11が連絡端子12を介して短絡状態にあって、検知回路が閉成されることになる。したがって、検知回路が開成状態から閉成状態になれば、両コネクタ60、90が正規嵌合されたと判断することができ、検知回路が開成状態のままであれば、両コネクタ60、90が正規嵌合されずに半嵌合位置に留まっていると判断することができる。
以上説明したように本実施例によれば、接触位置においてバネ部14の撓み動作が継続する間に、バネ部14と接触部39の両摺動面30、37が互いに摺動し合うため、ワイピング作用によって摺動面30、37に付着した異物が除去され、バネ部14と接触部39との導通を確実にとることができる。その結果、検知端子10による検知信頼性が高められる。
また、摺動面30、37が第3斜面部31と傾斜部35とに形成されるため、バネ部14と接触部39との摺動動作が摺動面30、37に沿って円滑になされる。
さらに、バネ部14が、第1バネ23の弾発力を補助する第2バネ24を有するため、バネ部14と接触部39との必要接圧が確保されるとともに、ワイピング作用が有効に発揮される。しかも、本実施例の場合、第2バネ24が、第1バネ23の撓み範囲に位置して第1バネ23にその撓み方向と対向する側から当接して支持する形状とされるため、検知端子10を格別複雑な構造にする必要もない。
<実施例2>
図9及び図10は、本発明の実施例2を示す。実施例2では、バネ部14Aの形状が実施例1とは異なる。しかし、バネ部14Aの形状以外は、実施例1と同様であり、実施例1と同様の構成には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
バネ部14Aは、幅方向に並列に配置された第1、第2バネ23A、24Aで構成されている。第1バネ23Aは、接続部13の上壁15の後端から後方へ片持ち状に延出する帯状の形態とされている。具体的には、第1バネ23Aは、延出方向の途中において検知端子収容室64の内下面(コネクタ60の内面)に当接可能な下向き突状の支点部43と、延出方向の先端部(後端部)において連絡端子12の接触部39に当接可能な前後直線状の接点部27Aと、接続部13の上壁15の後端から支点部43にかけて下り勾配で配置される第5斜面部44と、支点部43から支点部43から接点部27Aにかけて上り勾配で配置される第6斜面部45とからなる。
一方、第2バネ24Aは、第1バネ23Aの幅方向中央部における延出方向の途中部分を支点部43側とは逆側となる上方へ切り起こしてなる細帯状の形態とされ、可動アーム71が押圧可能な上向き突状の頂部25Aを有している。このため、バネ部14Aの延出方向の途中部分では、第2バネ24Aを挟んだ幅方向両側に第1バネ23Aが位置することになる。
両コネクタ60、90の嵌合前、検知端子収容室64内において第1バネ23Aの接点部27Aが連絡端子12の接触部39に下方から当接して配置され、バネ部14Aが接触位置に保持される。また、両コネクタ60、90の嵌合過程で、可動アーム71が頂部25Aに当接すると、第2バネ24Aが下方へ弾性的に押し下げられ、且つこの第2バネ24Aに応動して第1バネ23Aが支点部43(詳細には支点部43と検知端子収容室64の内下面との当接位置)を支点として撓み変形させられる。すると、第1バネ23Aの接点部27Aが接触部39から離間して、バネ部14Aが解除位置に至る。その後、両コネクタ60、90が正規嵌合されると、可動アーム71が弾性復帰して頂部25Aから離間し、それに伴い第1バネ23Aに付与された押圧力も解除されて、第1バネ23Aが復帰方向に弾性的に変位する。あとは、実施例1と同様に、バネ部14Aが接触位置に至り、第1バネ23Aの接点部27Aが連絡端子12の接触部39に摺動状態で当接し、ワイピング作用によって摺動面30、37の異物が除去される。また、バネ部14Aが接触位置に至ることにより、両コネクタ60、90が正規嵌合状態にあることが電気的に検知される。
実施例2によれば、可動アーム71の押圧動作と第1バネ23Aの撓み動作がリンクされるため、バネ部14Aの撓み動作の円滑性が保障される。
<実施例3>
図11及び図12は、本発明の実施例3を示す。実施例3では、バネ部14Bの形状が実施例1とは異なる。しかし、バネ部14Bの形状以外は、実施例1と同様であり、実施例1と同様の構成には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
バネ部14Bは、幅方向に並列に配置された第1、第2バネ23B、24Bによって構成されている。第1バネ23Bは、接続部13の上壁15の後端から後方へ片持ち状に延出する帯状の形態とされている。第1バネ23Bは、前端部に位置する幅広の基部46と、基部46の幅方向一側の後端から後方へ延出する幅狭のバネ本体部47とからなる。第1バネ23Bは、実施例1の第1バネ23と同様の側面視形状を有し、実施例1と同様に、頂部25B、谷部26B、接点部27B、及び第1〜第3斜面部28B、29B、31Bとを有している。
第2バネ24Bは、基部46の幅方向他側の後端から延出する形態とされ、バネ本体部47とほぼ同幅で形成されている。端的には、第1、第2バネ23B、24Bは、バネ部14Bの前端部で枝分かれして配置されている。また、第2バネ24Bは、基部46の幅方向他側の後端から斜め下後方に延び、途中で回曲状に折り返されて斜め下前方に延びる形態とされ、下端が検知端子収容室64の内下面に当接可能な支点部43Bとされている(図12の(B)を参照)。
両コネクタ60、90の嵌合前、検知端子収容室64内において第1バネ23Bの接点部27Bが連絡端子12の接触部39に下方から当接して配置され、バネ部14Bが接触位置に保持される。また、両コネクタ60、90の嵌合過程で、可動アーム71が頂部25Bに当接すると、第1バネ23Bが下方へ弾性的に押し下げられ、且つこの第1バネ23Bに応動して第2バネ24Bが支点部43B(詳細には支点部43Bと検知端子収容室64の内下面との当接位置)を支点として撓み変形させられる。すると、第1バネ23Bの接点部27Bが接触部39から離間して、バネ部14Bが解除位置に至る。その後、両コネクタ60、90が正規嵌合されると、可動アーム71が弾性復帰して頂部25Bから離間し、それに伴い第1バネ23Bに付与された押圧力も解除されて、第1バネ23Bが復帰方向に弾性的に変位し、実施例1と同様の経過を辿ってバネ部14Bが接触位置に至る。
実施例3によれば、バネ部14Bの弾発力が強固になるため、ワイピング作用がより確実に発揮され、バネ部14Bと連絡端子12との接続信頼性がより高められる。
<実施例4>
図13及び図14は、本発明の実施例4を示す。実施例4では、バネ部14Cの形状及び検知端子収容室64Cの内面形状が実施例1とは異なるが、その他は実施例1と同様でり、実施例1と同様の構成には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
検知端子収容室64Cの両側内面には、一対の装着溝81が形成されている。装着溝81は、前後方向に延びるスリット状の形態とされている。
バネ部14Cは、接続部13の下壁17の後端から後方へ延出する片持ち状のバネ本体48を有している。バネ本体48は、実施例1の第1バネ23と同様の構成であり、頂部25C、谷部26C、接点部27C、及び第1〜第3斜面部28C、29C、31Cで構成されている。もっとも、第1斜面部28Cは、接続部13の下壁17に連結されているため、接続部13の上壁15に連結された実施例1の第1斜面部28よりも急傾斜で且つ長寸とされている。
また、第1斜面部28Cの一側縁には、板片状の支点部43Cが外側に張り出して形成されている。支点部43Cは、前後方向に沿って直線状に配置され、第1斜面部28Cと交差して連結されている。検知端子収容室64Cの筒部65内に本体端子11が正規挿入されると、支点部43Cが装着溝81内に圧入して装着される。このため、可動アーム71によってバネ本体48が撓み変形する際に、バネ本体48の撓み動作の支点は支点部43C(詳細には装着溝81に対する支点部43Cの装着位置)によって構成される。したがって、バネ本体48の撓み動作の支点が接続部13の下壁17の後端に位置する場合に比べ、バネ部14Cの弾発力が高められ、ワイピング作用を効果的に発揮させることができる。
<実施例5>
図15及び図16は、本発明の実施例5を示す。実施例5では、バネ部14Dの形状、検知端子収容室64Dの内面形状、及びバネ部14Dの動作態様が実施例1とは異なる。その他は、実施例1と同様であるため、実施例1と同様の構成には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
バネ部14Dは、側面視形状では実施例1の第1バネ23と同様であるが、接点部27に相当する部分は撓み動作の支点として機能する支点部43Dとなり、頂部25D、谷部26D、支点部43D、及び第1〜第3斜面部28D、29D、31Dで構成されている。支点部43Dは、第3斜面部31Dとの間に平面視T字形をなし、両側外方に張り出す部分を有している。
検知端子収容室64Dの内面には、台状の支点受け部82が形成されている。支点受け部82は、互いに直交する水平壁83と垂直壁84とを有し、支点部43Dを受容可能な段付き状の形態とされている。また、連絡端子12Dは、実施例1の連絡端子12と実質的に同様の構成であるが、実施例1と異なり、接触部39Dが傾斜部35の下面のみに形成されている。
実施例5の場合、両コネクタ60、90の嵌合前、検知端子収容室64D内においてバネ部14Dが接触部39Dから離間した解除位置に保たれる(図16の(A)を参照)。そして、両コネクタ60、90の嵌合過程では、頂部25Dが可動アーム71に押圧されて押し下げられ、支点部43Dが水平壁83及び垂直壁84に跨るようにして支点受け部82に突っ張り状に当接する。すると、バネ部14Dの第3斜面部31Dが弾性的に湾曲変形しながら接触部39Dに摺動可能に当接して、バネ部14Dが接触位置に至る(図16の(B)を参照)。その後、両コネクタ60、90が正規嵌合され、可動アーム71からの押圧状態が解消されると、バネ部14Dが元の状態に弾性的に復帰し、バネ部14Dが再び解除位置に戻る(図16の(A)を参照)。したがって、実施例5によれば、検知回路が閉状態から開状態になることを確認することにより、両コネクタ60、90が正規嵌合されたと判断することができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)摺動面はバネ部と接触部のいずれか一方のみに形成されるものであってもよい。
(2)可動アームが省略され、レバーが直接バネ部に当接する構成であってもよい。
(3)可動アーム及びレバーでは無く、例えば、ロックアームのような可動部材によってバネ部が撓み変形する構成であってもよい。
10…検知端子
11…本体端子
12、12D…連絡端子
13…接続部
14、14A、14B、14C、14D…バネ部
23、23A、23B…第1バネ
24、24A、24B…第2バネ
30、37…摺動面
39、39D…接触部
43、43B、43C、43D…支点部
50…相手検知端子
60…コネクタ
62…レバー
64、64C、64D…検知端子収容室
71…可動アーム(可動部材)
90…相手コネクタ

Claims (10)

  1. 相手コネクタと嵌合可能なコネクタに収容され、前記相手コネクタに対する前記コネクタの嵌合状態の良否を電気的に検知する検知端子であって、
    前記相手コネクタに装着された相手検知端子と接続可能な接続部を有するとともに、前記接続部に一体に連なり且つ前記コネクタの嵌合過程で可動する可動部材の動きに応じて撓み変形するバネ部を有する一対の本体端子と、
    前記一対の本体端子間に跨って配置され、前記一対の本体端子の前記バネ部と接触可能な一対の接触部を有する連絡端子とを備え、
    前記バネ部が、その撓み動作に基づいて、前記接触部との接触状態を解除する解除位置と、前記接触部と接触する接触位置とに変位可能とされ、
    前記バネ部と前記接触部の少なくとも一方には、前記接触位置において他方が摺動する摺動面が形成されていることを特徴とする検知端子。
  2. 前記摺動面が前記接触部に形成されていることを特徴とする請求項1記載の検知端子。
  3. 前記摺動面が、前記バネ部の撓み方向と交差する方向に傾斜して配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の検知端子。
  4. 前記コネクタの嵌合過程では、前記バネ部が前記接触部から離間して前記解除位置に保たれ、前記コネクタが正規嵌合されるに伴い、前記バネ部が前記接触部と接触して前記接触位置に至ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の検知端子。
  5. 前記バネ部が、前記接触部と接触可能な第1バネと、前記第1バネの弾発力を補助する第2バネとで構成されていることを特徴とする請求項4記載の検知端子。
  6. 前記第2バネが、前記第1バネの撓み範囲に位置し、前記第1バネにその撓み方向と対向する側から当接して支持することを特徴とする請求項5記載の検知端子。
  7. 前記第1、第2バネが、互いに並列に配置され、前記第2バネが、前記可動部材側に向けて突出して前記可動部材に押圧され、前記第1バネが、前記可動部材側とは反対側に向けて突出して前記コネクタの内面に当接することで撓み動作の支点部を形成することを特徴とする請求項5記載の検知端子。
  8. 前記第1バネが、前記接続部から前記連絡端子側に向けて延びる形態とされ、前記第2バネが、前記第1バネと並列して延び且つ前記接続部側に折り返されて前記コネクタの内面に当接することで撓み動作の支点部を形成することを特徴とする請求項5記載の検知端子。
  9. 前記バネ部が、前記接続部から前記連絡端子側に向けて延びる形態とされ、その延び方向の途中部分が前記コネクタの内面に当接することで撓み動作の支点部を形成することを特徴とする請求項4記載の検知端子。
  10. 前記コネクタの嵌合過程では、前記バネ部の先端部が前記コネクタの内面に当接して撓み変形しながら前記摺動面を摺動し、前記コネクタが正規嵌合されるに伴い、前記バネ部の先端部が弾性的に復帰して前記摺動面から離間することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の検知端子。
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