JP7386656B2 - 接続装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電線用挿入穴に電線を差し込むだけで当該電線との強固な接続状態を形成するプッシュイン機構を備えた接続装置に関する。
接続装置の一例であるスイッチ装置には、プッシュイン機構を備えたものが多く存在する。プッシュイン機構は、一般的に、電線用挿入穴に差し込まれた電線が接触する端子と、電線を係止してその端子への当該電線の接触状態を維持する係止バネと、によって構成されており、係止バネは、固定された第1脚部と、当該第1脚部から湾曲して延びた湾曲部と、当該湾曲部を介して第1脚部に弾性的に連結された部分であって電線用挿入穴への電線の差込みに応じて変位する第2脚部と、を有している(例えば、特許文献1参照)。
一方、このようなプッシュイン機構において電線を取り外すためには、係止バネの弾性力に抗して第2脚部を変位させることにより、係止バネと電線との係止状態を解除する必要がある。そこで、特許文献1では、電線用挿入穴とは別に工具差込穴を設けておき、当該工具差込穴に差し込んだ工具で第2脚部を押して変位させる技術が提案されている。
特開2019-96470号公報
上述したスイッチ装置は、電線を介して様々な回路に組み込まれる。一方、回路に組み込まれた後に当該回路内に導通不良が発生した場合、どの箇所で導通不良が発生しているのかをチェックして発生箇所を特定する必要があり、従って、スイッチ装置に対しても導通不良の有無をチェックする必要がある。そこで、スイッチ装置が上記工具差込穴を備えている場合には、テスタに接続されたプローブを工具差込穴に挿入して係止バネ(金属製)の第2脚部に接触させることにより、当該係止バネを通じて導通不良をチェックするといった方法が従来は用いられていた。
電線を取り外す場合には、電線と係止バネとの係止状態が解除されればよいので、工具差込穴に工具が挿入されるときの挿入の程度は、工具が、第2脚部に最初に接触したときの位置から少し押される程度であることが多かった。従って、電線を取り外すときの工具の挿入で係止バネが塑性変形してしまうことは少なかった。しかし、工具差込穴を導通不良のチェックにも用いた場合には、プローブが、係止バネに確実に接触するように奥まで強く差し込まれることが多かった。このため、プローブの挿入によって係止バネが塑性変形し、それが原因で係止バネの機能(電線を係止する機能)が低下する虞があった。
そこで本発明の目的は、係止バネの機能を低下させずに導通不良のチェックを行うことが可能な接続装置を提供することである。
本発明に係る接続装置は、電線用挿入穴が設けられた装置ケースと、当該電線用挿入穴に差し込まれた電線が接触する端子と、電線を係止してその端子への当該電線の接触状態を維持する係止バネと、を備える。係止バネは、装置ケース内に固定された第1脚部と、当該第1脚部から湾曲して延びた湾曲部と、当該湾曲部を介して第1脚部に弾性的に連結された部分であって電線用挿入穴への電線の差込みに応じて変位する第2脚部と、を有している。そして、装置ケースには、係止バネの湾曲部へのプローブの接触を可能にするプローブ用挿入穴が設けられている。
上記接続装置において、湾曲部は、湾曲することで強度が高くなった部分であり、従って、外力が加わった場合でも変形しにくい。そして上記接続装置によれば、係止バネのうちの強度が高い湾曲部に、プローブ用挿入穴を通じてプローブを接触させることができる。このため、たとえプローブ用挿入穴にプローブが強く差し込まれたとしても、係止バネには塑性変形が生じにくい。
上記接続装置は、プローブ用挿入穴に挿入されたプローブが係止バネの湾曲部に接触したときに生じる当該プローブの押圧力を湾曲部の背面側で受け止める第1受止め部を更に備えていてもよい。この構成によれば、プローブを係止バネの湾曲部に接触させたときに、当該プローブの押圧力が、湾曲部の背面側で第1受止め部によって受け止められる。よって、係止バネの塑性変形を確実に防止できる。
上記接続装置において、プローブ用挿入穴は、係止バネの湾曲部へのプローブの接触だけでなく係止バネの第1脚部へもプローブの接触が可能となるように装置ケースに設けられていてもよい。この構成によれば、プローブ用挿入穴を通じて、係止バネのうちの固定された第1脚部にもプローブを接触させることが可能になる。
上記接続装置は、プローブ用挿入穴に挿入されたプローブが係止バネの第1脚部に接触したときに生じる当該プローブの押圧力を第1脚部の背面側で受け止める第2受止め部を更に備えていてもよい。この構成によれば、プローブを係止バネの第1脚部に接触させたときに、当該プローブの押圧力が、第1脚部の背面側で第2受止め部によって受け止められる。よって、プローブが第1脚部に押し付けられた場合にも、係止バネの塑性変形を確実に防止できる。
上記接続装置において、装置ケースには、係止バネの湾曲部へのプローブの接触を可能にするプローブ用挿入穴に代えて、係止バネの第1脚部へのプローブの接触を可能にするプローブ用挿入穴が設けられていてもよい。また、当該接続装置は、プローブ用挿入穴に挿入されたプローブが第1脚部に接触したときに生じる当該プローブの押圧力を第1脚部の背面側で受け止める受止め部を更に備えていてもよい。この構成によれば、プローブ用挿入穴を通じて、係止バネのうちの固定された第1脚部にプローブを接触させることが可能になる。また、プローブを係止バネの第1脚部に接触させたときに、当該プローブの押圧力が、第1脚部の背面側で受止め部によって受け止められる。よって、たとえプローブ用挿入穴にプローブが強く差し込まれたとしても、係止バネの塑性変形を確実に防止できる。
本発明によれば、係止バネの機能を低下させずに接続装置に対する導通不良のチェックを行うことが可能になる。
本実施形態に係るスイッチ装置を概念的に示した(A)正面図及び(B)底面図である。 (A)図1(B)のIIA-IIA線で得られる断面図、及び(B)図2(A)のIIB領域についての拡大図である。 (A)スイッチ装置への電線の接続状態を示した断面図、及び(B)図3(A)のIIIB領域についての拡大図である。 プッシュイン機構による電線との強固な接続状態が解除された状態を示した断面図である。 実施形態に係るスイッチ装置においてプローブ用挿入穴にプローブを挿入した状態を示した断面図である。 (A)第1変形例に係るスイッチ装置の断面図、及び(B)図6(A)のVIB領域についての拡大図である。 第1変形例に係るスイッチ装置においてプローブ用挿入穴にプローブを挿入した状態を示した断面図である。 (A)第2変形例に係るスイッチ装置の断面図、及び(B)図8(A)のVIIIB領域についての拡大図である。 第2変形例に係るスイッチ装置においてプローブ用挿入穴にプローブを挿入した状態を示した断面図である。
[1]実施形態
以下、本発明をスイッチ装置に適用した実施形態について説明する。本実施形態に係るスイッチ装置は、2本の電線W1及びW2の間に接続され(図3参照)、これらの間の導通及び遮断を選択的に切り替えるための装置である。
図1(A)及び(B)はそれぞれ、本実施形態に係るスイッチ装置を概念的に示した正面図及び底面図である。図2(A)は、図1(B)のIIA-IIA線で得られる断面図であり、図2(B)は、図2(A)のIIB領域についての拡大図である。図3(A)は、スイッチ装置への電線W1及びW2の接続状態を示した断面図であり、図3(B)は、図3(A)のIIIB領域についての拡大図である。これらの図に示されるように、スイッチ装置は、装置ケース1を備える。そして、当該装置ケース1の底面1aには、電線W1及びW2をそれぞれ差し込むための電線用挿入穴11a及び11bが左右に設けられている。尚、特に限定されるものではないが、本実施形態では、電線用挿入穴11a及び11bが左右に2つずつ設けられている(図1(B)参照)。
スイッチ装置は更に、電線用挿入穴11a及び11bに電線W1及びW2をそれぞれ差し込むだけで当該電線W1及びW2との強固な接続状態を形成するプッシュイン機構2A及び2Bと、当該プッシュイン機構2A及び2Bによる電線W1及びW2との強固な接続状態をそれぞれ解除するための解除機構3A及び3Bと、2本の電線W1及びW2の間の導通及び遮断を切り替えるためのスイッチング機構4と、を備える(図2(A)及び図3(A)参照)。
<プッシュイン機構>
装置ケース1の内部には、電線用挿入穴11a及び11bの奥側に空間10a及び10bがそれぞれ形成されており、当該空間10a及び10b内にプッシュイン機構2A及び2Bがそれぞれ構築されている(図2(A)参照)。以下、プッシュイン機構2Aの構成について具体的に説明する。尚、本実施形態では、プッシュイン機構2A及び2Bとして同じ構成のものが用いられている。よって、プッシュイン機構2Bの構成については、以下の説明において、図面を参照しつつ、符号「10a」、「11a」、「21A」、「22A」、及び「W1」をそれぞれ、「10b」、「11b」、「21B」、「22B」、及び「W2」に読み替えることで説明できる。
プッシュイン機構2Aは、電線用挿入穴11aに差し込まれた電線W1が接触する端子21Aと、電線W1を係止して端子21Aへの当該電線W1の接触状態を維持する係止バネ22Aと、によって構成されている(図2(B)参照)。
具体的には、端子21Aは、図3(B)に示されるように電線用挿入穴11aに電線W1が差し込まれて当該電線W1の先端部101が空間10a内に達したときに、当該先端部101の側周面のうちの片側(図3(B)において左側)の面に接触するように空間10a内に配置されている。より具体的には、端子21Aは、空間10aのうちの電線W1の先端部101が挿入される領域の片側の位置に、当該領域に沿って配置されている。
係止バネ22Aは、導電性を有する材料(金属など)で形成されており、装置ケース1内に固定された第1脚部221と、当該第1脚部221から湾曲して延びた湾曲部220と、当該湾曲部220を介して第1脚部221に弾性的に連結された第2脚部222と、を有している。
より具体的には、係止バネ22Aは、湾曲部220を底面1aの方へ向けた状態で配置されている。そして、係止バネ22Aを保持する保持部品23が空間10a内に嵌め込まれており、その保持部品23に設けられた留め部230に第1脚部221の端部221aを係合させることにより、当該端部221aが、空間10aのうちの電線W1の先端部101が挿入される領域に対して端子21Aとは反対側の位置に固定されている。また、第2脚部222は、上記領域への電線W1の先端部101の挿入が開始されると同時又はその直後に当該先端部101が接触するように、湾曲部220から端子21Aの方へ向けて延びている。尚、留め部230は、第1脚部221を空間10a内で固定できるものであれば、図2(B)に示された形状や構成に限らず、他の様々な形状や構成に変形されてもよい。
従って、電線用挿入穴11aに電線W1が差し込まれて当該電線W1の先端部101が空間10a内に挿入され始めると、第2脚部222が、先端部101によって押されることにより、第1脚部221との間の距離が小さくなる方向へ変位する。これにより、第2脚部222には、元の位置へ戻ろうとする復元力(弾性力)が生じ、この復元力が電線W1の先端部101に作用する。その後、先端部101が、図3(B)に示されるように係止バネ22Aの復元力に抗して更に空間10a内に挿入されることにより、第2脚部222の端部222aが、先端部101の側周面のうちの端子21Aとは反対側(図3(B)において右側)の面に対して斜めに当接する。
これにより、係止バネ22Aの復元力によって先端部101が端子21Aの方へ押圧され、その結果として、先端部101と端子21Aとの接触が確実なものとなる。また、第2脚部222の端部222aが先端部101の側周面に対して斜めに当接することにより、電線用挿入穴11aから抜ける方向への力が電線W1に加わったときに、第2脚部222の端部222aが先端部101の側周面に引っ掛かり、その結果として上記抜ける方向への先端部101の移動が阻止される。よって、上記プッシュイン機構2Aによれば、電線用挿入穴11aに電線W1を差し込むだけで、当該電線W1の先端部101と端子21Aとの強固な接続状態が形成される。
<解除機構>
装置ケース1の底面1aには、空間10a及び10bにそれぞれ連通した貫通穴12a及び12bが設けられている(図1(B)及び図2(A)参照)。具体的には、貫通穴12aは、空間10a内に配置された係止バネ22Aの第2脚部222の一部(本実施形態では、第2脚部222のうちの電線W1の先端部101が接触する部分よりも湾曲部220に近い部分)を臨むことができる位置に、電線用挿入穴11aに沿って設けられている(図2(B)参照)。同様に、貫通穴12bは、空間10b内に配置された係止バネ22Bの第2脚部222の一部(本実施形態では、第2脚部222のうちの電線W2の先端部101が接触する部分よりも湾曲部220に近い部分)を臨むことができる位置に、電線用挿入穴11bに沿って設けられている。
そして貫通穴12aには、解除用操作子31が、外部からの押し込みによって空間10a内へ突き出るように挿入されており、これらによって解除機構3Aが構成されている。このような解除機構3Aによれば、プッシュイン機構2Aによって電線W1の先端部101と端子21Aとの強固な接続状態が形成されている場合において、解除用操作子31を押し込むことにより、当該解除用操作子31の先端部で係止バネ22Aの第2脚部222を押すことが可能になる(図4参照)。具体的には、係止バネ22Aの復元力に抗して、第2脚部222を、第1脚部221との間の距離が小さくなる方向へ変位させることが可能になる。このように第2脚部222を変位させることにより、先端部101の側周面への第2脚部222の引っ掛かりが解除される。これにより、プッシュイン機構2Aによる電線W1との強固な接続状態が解除され、その結果として、電線用挿入穴11aから電線W1を抜くことが可能になる。
同様に、貫通穴12bにも、解除用操作子31が、外部からの押し込みによって空間10b内へ突き出るように挿入されており、これらによって解除機構3Bが構成されている(図2(A)参照)。
<スイッチング機構>
装置ケース1の内部における中央部分には、空間10a及び10bから隔離された別の空間10cが形成されており、当該空間10c内にスイッチング機構4が構築されている(図2(A)参照)。具体的には、スイッチング機構4は、固定接点41A及び41Bと、可動接点42A及び42Bと、操作子43と、復帰バネ44と、によって構成されている。
固定接点41A及び41Bは、装置ケース1内に固定される接点である。本実施形態では、空間10a内の端子21Aに連結された導電部材401Aが、当該端子21Aから延びて空間10c内へ突き出ている。同様に、空間10b内の端子21Bに連結された導電部材401Bが、当該端子21Bから延びて空間10c内へ突き出ている。尚、図2(A)では、その図が断面図であるが故に、導電部材401A及び401Bと端子21A及び21Bとが互いに分離しているかのように示されているが、実際にはそれらは互いに連結されている。そして、固定接点41A及び41Bは、空間10c内に突き出た2つの導電部材401A及び401Bの先端部にそれぞれ固定されている。
可動接点42A及び42Bはそれぞれ、それらを互いに導通させる導電部材402に、固定接点41A及び41Bと対向する位置(図2(A)では上方位置)にて固定されている。そして、可動接点42A及び42Bは、導電部材402のよって互いの位置関係が保持された状態で、固定接点41A及び41Bから離間した開放位置(図2(A)参照)と、固定接点41A及び41Bに接触した閉塞位置(不図示)と、の間を、装置ケース1の天面1bから上方へ突き出た操作子43の上下動に応じて移動する。
そして本実施形態では、スイッチング機構4は、可動接点42A及び42Bが常開接点となるように構成されている。具体的には、復帰バネ44を操作子43に作用させることにより、当該操作子43を介して可動接点42A及び42Bが常に開放位置へ向けて付勢されるように構成されている。
<チェック用の構造>
本実施形態のスイッチ装置は、上述した機構(プッシュイン機構2A及び2B、解除機構3A及び3B、スイッチング機構4)に加えて、電線用挿入穴11a及び11bに電線W1及びW2がそれぞれ差し込まれた状態(具体的には、プッシュイン機構2A及び2Bによる電線W1及びW2との強固な接続状態が形成されている場合。図3(A)参照)において導通不良のチェックを可能にする構造(チェック用の構造)を更に備えている。
本実施形態では、そのようなチェック用の構造として、プローブ用挿入穴50a及び50bが装置ケース1の底面1aに設けられている(図1(B)、図2(A)、及び図3(A)参照)。具体的には、プローブ用挿入穴50aは、空間10a内に配置された係止バネ22Aの湾曲部220のみを臨むことができるように設けられている。このようなプローブ用挿入穴50aによれば、図5に示されるように、テスタ(不図示)に接続された2本のプローブP1及びP2(プローブP2は不図示)のうちの一方のプローブP1を係止バネ22Aの湾曲部220にのみ接触させることが可能になる。同様に、プローブ用挿入穴50bは、空間10b内に配置された係止バネ22Bの湾曲部220のみを臨むことができるように設けられている。このようなプローブ用挿入穴50bによれば、テスタに接続されたもう一方のプローブP2を係止バネ22Bの湾曲部220にのみ接触させることが可能になる。
ここで、プッシュイン機構2A及び2Bによる電線W1及びW2との強固な接続状態が形成されている場合、係止バネ22A及び22Bは、電線W1及びW2の先端部101をそれぞれ介して端子21A及び22Bと導通した状態になる(図3(A)参照)。従って、そのような強固な接続状態が形成されている場合には、係止バネ22A及び22Bを用いて(即ち、係止バネ22A及び22BにプローブP1及びP2をそれぞれ接触させることで)、端子21A及び21Bの間の導通不良をチェックすることができる。そして上記チェック用の構造によれば、そのような係止バネ22A及び22BへのプローブP1及びP2の接触が可能になる。
また、湾曲部220は、湾曲することで強度が高くなった部分であり、従って、外力が加わった場合でも変形しにくい。そして上記チェック用の構造によれば、係止バネ22A及び22Bのうちの強度が高い湾曲部220にのみ、プローブ用挿入穴50a及び50bを通じてプローブP1及びP2をそれぞれ接触させることができる。このため、たとえプローブ用挿入穴50a及び50bにプローブP1及びP2がそれぞれ強く差し込まれたとしても、係止バネ22A及び22Bには塑性変形が生じにくい。よって、本実施形態のスイッチ装置では、係止バネ22A及び22Bの機能(電線を係止する機能)を低下させずに導通不良のチェックを行うことができる。
このようなチェック用の構造において、スイッチ装置は、第1受止め部51A及び51Bを更に備えている(図2(A)参照)。ここで、第1受止め部51Aは、プローブ用挿入穴50aに挿入されたプローブP1が湾曲部220に接触したとき(図5参照)に生じる当該プローブP1の押圧力を当該湾曲部220の背面側で受け止める。本実施形態では、第1受止め部51Aは、空間10a内に嵌め込まれた保持部品23に設けられている(図2(B)参照)。同様に、第1受止め部51Bは、プローブ用挿入穴50bに挿入されたプローブP2が湾曲部220に接触したときに生じる当該プローブP2の押圧力を当該湾曲部220の背面側で受け止める。本実施形態では、第1受止め部51Bは、空間10b内に嵌め込まれた保持部品23に設けられている。
このような第1受止め部51A及び51Bによれば、プローブP1及びP2をそれぞれ係止バネ22A及び22Bの湾曲部220に接触させたときに、当該プローブP1及びP2の押圧力がそれぞれ、湾曲部220の背面側で第1受止め部51A及び51Bによって受け止められる。よって、係止バネ22A及び22Bの塑性変形を確実に防止できる。
[2]変形例
[2-1]第1変形例
図6(A)は、第1変形例に係るスイッチ装置の断面図であり、図6(B)は、図6(A)のVIB領域についての拡大図である。これらの図に示されるように、プローブ用挿入穴50aは、係止バネ22Aの湾曲部220及び第1脚部221の何れをも臨むことができるように装置ケース1に設けられていてもよい。このようなプローブ用挿入穴50aによれば、係止バネ22Aの湾曲部220へのプローブP1の接触だけでなく、図7に示されるように、留め部230で固定されている第1脚部221にもプローブP1を接触させることが可能になる。同様に、プローブ用挿入穴50bは、係止バネ22Bの湾曲部220及び第1脚部221の何れをも臨むことができるように装置ケース1に設けられていてもよい。
このようなチェック用の構造において、スイッチ装置は、第2受止め部52A及び52Bを更に備えていてもよい(図6(A)参照)。ここで、第2受止め部52Aは、プローブ用挿入穴50aに挿入されたプローブP1が第1脚部221に接触したとき(図7参照)に生じる当該プローブP1の押圧力を当該第1脚部221の背面側で受け止める。本実施形態では、第2受止め部52Aは、空間10a内に嵌め込まれた保持部品23に設けられている(図6(B)参照)。同様に、第2受止め部52Bは、プローブ用挿入穴50bに挿入されたプローブP2が第1脚部221に接触したときに生じる当該プローブP2の押圧力を当該第1脚部221の背面側で受け止める。本実施形態では、第2受止め部52Bは、空間10b内に嵌め込まれた保持部品23に設けられている。
このような第2受止め部52A及び52Bによれば、プローブP1及びP2をそれぞれ係止バネ22A及び22Bの第1脚部221に接触させたときに、当該プローブP1及びP2の押圧力がそれぞれ、第1脚部221の背面側で第2受止め部52A及び52Bによって受け止められる。よって、プローブP1及びP2が係止バネ22A及び22Bの第1脚部221にそれぞれ押し付けられた場合にも、係止バネ22A及び22Bの塑性変形を確実に防止できる。
[2-2]第2変形例
図8(A)は、第2変形例に係るスイッチ装置の断面図であり、図8(B)は、図8(A)のVIIIB領域についての拡大図である。これらの図に示されるように、プローブ用挿入穴50aは、係止バネ22Aの第1脚部221のみを臨むことができるように装置ケース1に設けられていてもよい。このようなプローブ用挿入穴50aによれば、図9に示されるように、第1脚部221にのみプローブP1を接触させることが可能になる。同様に、プローブ用挿入穴50bは、係止バネ22Bの第1脚部221のみを臨むことができるように装置ケース1に設けられていてもよい。このようなプローブ用挿入穴50bによれば、第1脚部221にのみプローブP2を接触させることが可能になる。
このようなチェック用の構造において、スイッチ装置は、上述した第2受止め部52A及び52Bを備えていてもよい(図8(A)及び(B)参照)。一方、上述した第1受止め部51A及び51Bはなくてもよい。
[2-3]第3変形例
上述した実施形態及び変形例のスイッチ装置において、第1受止め部51A及び51B、並びに第2受止め部52A及び52Bのうちの、少なくとも何れか1つがない構成が採用されてもよいし、それらの全てがない構成が採用されてもよい。
[2-4]他の変形例
上述したスイッチ装置の各部構成は、スイッチ装置に限らず、プッシュイン機構を備えた様々な接続装置に適用できる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。更に、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 装置ケース
1a 底面
1b 天面
2A、2B プッシュイン機構
3A、3B 解除機構
4 スイッチング機構
10a、10b、10c 空間
11a、11b 電線用挿入穴
12a、12b 貫通穴
21A、21B 端子
22A、22B 係止バネ
23 保持部品
31 解除用操作子
41A、41B 固定接点
42A、42B 可動接点
43 操作子
44 復帰バネ
50a、50b プローブ用挿入穴
51A、51B 第1受止め部
52A、52B 第2受止め部
P1、P2 プローブ
W1、W2 電線
101 先端部
220 湾曲部
221 第1脚部
222 第2脚部
221a、222a 端部
230 留め部
401A、401B、402 導電部材

Claims (6)

  1. 電線用挿入穴が設けられた装置ケースと、
    前記電線用挿入穴に差し込まれた電線が接触する端子と、
    前記電線を係止して前記端子への当該電線の接触状態を維持する係止バネと、
    第1受止め部と、
    を備え、
    前記係止バネは、前記装置ケース内に固定された第1脚部と、当該第1脚部から湾曲して延びた湾曲部と、当該湾曲部を介して前記第1脚部に弾性的に連結された部分であって前記電線用挿入穴への前記電線の差込みに応じて変位する第2脚部と、を有し、
    前記装置ケースには、前記湾曲部を臨むことができる位置にプローブ用挿入穴が設けられており、
    前記係止バネは、表裏の関係にある第1の面及び第2の面を有し、当該第1の面は、前記プローブ用挿入穴から最初に臨むことができる面であり、
    前記第1受止め部は、前記プローブ用挿入穴に挿入されたプローブが前記第1の面側から前記湾曲部に接触したときに生じる当該プローブの押圧力を、前記第2の面側から前記湾曲部に接触して受け止める、接続装置。
  2. 前記プローブ用挿入穴は、前記湾曲部に加えて前記第1脚部をも臨むことができる位置に設けられている、請求項1に記載の接続装置。
  3. 前記プローブ用挿入穴に挿入された前記プローブが前記第1の面側から前記第1脚部に接触したときに生じる当該プローブの押圧力を、前記第2の面側から前記第1脚部に接触して受け止める第2受止め部を更に備える、請求項に記載の接続装置。
  4. 電線用挿入穴が設けられた装置ケースと、
    前記電線用挿入穴に差し込まれた電線が接触する端子と、
    前記電線を係止して前記端子への当該電線の接触状態を維持する係止バネと、
    受止め部と、
    を備え、
    前記係止バネは、前記装置ケース内に固定された第1脚部と、当該第1脚部から湾曲して延びた湾曲部と、当該湾曲部を介して前記第1脚部に弾性的に連結された部分であって前記電線用挿入穴への前記電線の差込みに応じて変位する第2脚部と、を含み、
    前記装置ケースには、前記第1脚部を臨むことができる位置にプローブ用挿入穴が設けられており、
    前記係止バネは、表裏の関係にある第1の面及び第2の面を有し、当該第1の面は、前記プローブ用挿入穴から最初に臨むことができる面であり、
    前記受止め部は、前記プローブ用挿入穴に挿入されたプローブが前記第1の面側から前記第1脚部に接触したときに生じる当該プローブの押圧力を、前記第2の面側から前記第1脚部に接触して受け止める、接続装置。
  5. 前記係止バネにおいて、前記第2脚部は、前記電線用挿入穴への前記電線の差込みに応じて変位し、前記湾曲部は、前記第2脚部が変位したときに当該第2脚部に復元力を生じさせる、請求項1~4の何れかに記載の接続装置。
  6. 前記端子及び前記係止バネを含んだプッシュイン機構を2つ備えた、請求項1~5に接続装置であって、
    前記2つのプッシュイン機構がそれぞれ含む前記端子の間の導通及び遮断を選択的に切り替えるスイッチング機構を更に備え、
    前記装置ケースには、前記プッシュイン機構ごとに、そのプッシュイン機構に含まれている前記係止バネに対応させて前記プローブ用挿入穴が設けられている、接続装置。
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