JP2012108187A - 電子写真感光体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】特性ムラがなく、平滑な表面を有する電子写真感光体の製造方法及び製造装置、並びに前記電子写真感光体の製造方法により製造された電子写真感光体を提供すること。
【解決手段】円筒状導電性基体の表面に有機感光層塗膜を塗布する塗布工程と、前記円筒状導電性基体の表面に形成された有機感光層塗膜を乾燥させて感光層を形成する乾燥工程と、を備え、前記乾燥工程は、前記円筒状導電性基体を回転させながら、高周波誘導加熱手段により加熱し、且つ、エアー供給手段から前記円筒状導電性基体にエアーを供給して、前記円筒状導電性基体を複数本同時に乾燥させ、前記エアー供給手段は、対向配置されてなる少なくとも一対のエアー供給口を有し、前記円筒状導電性基体は、当該円筒状導電性基体の軸方向が、前記一対のエアー供給口の対向配置方向と垂直となるように配置されてなることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】円筒状導電性基体の表面に有機感光層塗膜を塗布する塗布工程と、前記円筒状導電性基体の表面に形成された有機感光層塗膜を乾燥させて感光層を形成する乾燥工程と、を備え、前記乾燥工程は、前記円筒状導電性基体を回転させながら、高周波誘導加熱手段により加熱し、且つ、エアー供給手段から前記円筒状導電性基体にエアーを供給して、前記円筒状導電性基体を複数本同時に乾燥させ、前記エアー供給手段は、対向配置されてなる少なくとも一対のエアー供給口を有し、前記円筒状導電性基体は、当該円筒状導電性基体の軸方向が、前記一対のエアー供給口の対向配置方向と垂直となるように配置されてなることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子写真方式の画像形成装置において用いられる電子写真感光体の製造方法及び製造装置、並びに前記電子写真感光体の製造方法で製造された電子写真感光体に関し、詳しくは、平滑な表面を有し均一な特性を備えた電子写真感光体の製造方法及び製造装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置において用いられる電子写真感光体として、無公害性と高生産性といった利点から、有機光導電物質が広く利用されている。
電子写真感光体に要求される特性としては、適用されるプロセスに応じた感度や電気的特性、光学的特性等が挙げられるが、これらの特性を発現するにあたり電子写真感光体材料が有する特性を有効に発現しうる電子写真感光体膜の精度、すなわち、均一性・平滑性・クリーン度等が必須条件となる。
電子写真感光体に要求される特性としては、適用されるプロセスに応じた感度や電気的特性、光学的特性等が挙げられるが、これらの特性を発現するにあたり電子写真感光体材料が有する特性を有効に発現しうる電子写真感光体膜の精度、すなわち、均一性・平滑性・クリーン度等が必須条件となる。
従って、電子写真感光体の前記要求される特性を充たすための必要条件として、高精度な電子写真感光体膜が得られるような製造条件が重要な因子となる。電子写真感光体の製造方法としては、例えば支持体としてアルミニウム等の円筒状導電性基体を用いる場合、円筒状導電性基体の表面に有機溶剤等を媒体とし有機光導電物質を含有した電子写真感光体塗料を浸漬・スプレー等手段を用いて塗布し、これを加熱することにより塗膜を乾燥、及び/若しくは硬化させることで感光層の塗膜を有する電子写真感光体部材を得る方法が一般的である。
ここで加熱の方法としては、特許文献1に記載されているような熱風加熱炉を用いる方法が一般的である。熱風加熱炉は、メンテナンスが比較的簡単で、バッチ式・連続生産のいずれにも適応性が良いという長所を有する反面、次のような問題点がある。
第一に塗膜の表面を塗膜の内部に先行して加温してしまうために、膜の乾燥・硬化状態にムラが発生してしまう。この現象は、例えば、塗膜の表面が先に硬化すると膜内部の溶剤が蒸発して膜から抜け出ることができず、気泡が発生する要因ともなる。また、表面だけが先に加温されるのを防ぐために乾燥・硬化の初期には熱供給をなるべく緩やかにする方法があるが、これは生産効率を著しく損ねる。
第二の問題点として、風が塗膜に直接当たることによる影響が挙げられる。例えば、風の塗膜面への吹付けにより膜表面の平滑性が損なわれる場合がある。更に、風が乾燥炉内に微量に存在する塵・ホコリ等を舞い上げ更には塗膜に吹付けてしまい、塗膜上のブツが発生してしまう可能性があるため、製造環境の要求はより厳しいものとなる。
第三の問題点としては、空気を媒介として熱を供給する方式に起因する点であり、乾燥炉内に電子写真感光体の数量が増えるほど熱風の通り易い部分と通り難い部分ができ、温度ムラが発生し易く、また、空気を媒介とする加熱では対象物(電子写真感光体)の昇温が遅いために加温効率は不利である。
近年、高解像度な画像を得るために特に膜特性の最適化が望まれているが、装置の立ち上がり時間の短縮化のため導電性基体であるアルミ基体の肉厚が薄くなり、従来よりも熱伝導性の制御が難しくなっている。
また、小径、長径のものへと対応する必要から生産性の向上が必要とされている。
また、小径、長径のものへと対応する必要から生産性の向上が必要とされている。
以上のような熱風乾燥炉において発生する問題点の解決手段として、例えば特許文献2では円筒状導電性基体の外側に螺旋状に巻きつけた電磁誘導コイルを用いた誘導加熱方法が提案されている。
かかる提案によれば、電磁誘導コイルにより導電性基体が加熱されるため、導電性基体と接触する塗膜の内部から乾燥が進み塗膜表面から乾燥することがなく、気泡なども発生しない。また、空気を媒介として熱を供給する方式ではないため、温度ムラも発生しづらく、高効率な加熱・乾燥が実現できる。
かかる提案によれば、電磁誘導コイルにより導電性基体が加熱されるため、導電性基体と接触する塗膜の内部から乾燥が進み塗膜表面から乾燥することがなく、気泡なども発生しない。また、空気を媒介として熱を供給する方式ではないため、温度ムラも発生しづらく、高効率な加熱・乾燥が実現できる。
しかし、円筒状導電性基体のまわりに螺旋状に電磁誘導コイルを巻きつける方式では、電磁誘導コイル内の位置により導電性基体と電磁誘導コイルの位置関係が異なるため、同時に複数本の導電性基体を均一な温度に加熱することができず、温度バラツキによる品質ムラが発生してしまう。
本発明の目的は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、円筒状導電性基体の外側に螺旋状に巻きつけられた電磁誘導コイルを用いた誘導加熱方式による電子写真感光体の製造方法で達成できていない温度バラツキがもたらす従来の電子写真感光体の特性の不均一性、塗膜表面の不均一性といった問題を解決し、複数の円筒状導電性基体を均一な温度に加熱することにより、特性ムラがなく、平滑な表面を有する電子写真感光体の製造方法及び製造装置、並びに該電子写真感光体の製造方法により製造された電子写真感光体を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る電子写真感光体の製造方法及び製造装置、並びに該電子写真感光体の製造方法により製造された電子写真感光体は、具体的には下記(1)〜(5)に記載の技術的特徴を有する。
(1):円筒状導電性基体の表面に有機感光層塗膜を塗布する塗布工程と、前記円筒状導電性基体の表面に形成された有機感光層塗膜を乾燥させて感光層を形成する乾燥工程と、を備え、前記乾燥工程は、前記円筒状導電性基体を回転させながら、高周波誘導加熱手段により加熱し、且つ、エアー供給手段から前記円筒状導電性基体にエアーを供給して、前記円筒状導電性基体を複数本同時に乾燥させ、前記エアー供給手段は、対向配置されてなる少なくとも一対のエアー供給口を有し、前記円筒状導電性基体は、当該円筒状導電性基体の軸方向が、前記一対のエアー供給口の対向配置方向と垂直となるように配置されてなることを特徴とする電子写真感光体の製造方法である。
(2):前記エアー供給口は、4対以上からなり、前記円筒状導電性基体の軸方向に列設されてなることを特徴とする上記(1)に記載の電子写真感光体の製造方法である。
(3)前記円筒状導電性基体の前記有機感光層塗膜の塗布面に対向し、前記高周波誘導加熱手段が有するコイルのピッチ間に配置されてなる非接触温度計により、前記円筒状導電性基体の温度を測定し、前記高周波誘導加熱手段にフィードバックして前記円筒状導電性基体を所定の温度に制御することを特徴とする上記(1)または(2)に記載の電子写真感光体の製造方である。
(4)上記(1)乃至(3)のいずれか1項に記載の電子写真感光体の製造方法を用いたことを特徴とする電子写真感光体の製造装置である。
(5)上記(1)乃至(3)のいずれか1項に記載の電子写真感光体の製造方法を用いて製造したことを特徴とする電子写真感光体である。
(1):円筒状導電性基体の表面に有機感光層塗膜を塗布する塗布工程と、前記円筒状導電性基体の表面に形成された有機感光層塗膜を乾燥させて感光層を形成する乾燥工程と、を備え、前記乾燥工程は、前記円筒状導電性基体を回転させながら、高周波誘導加熱手段により加熱し、且つ、エアー供給手段から前記円筒状導電性基体にエアーを供給して、前記円筒状導電性基体を複数本同時に乾燥させ、前記エアー供給手段は、対向配置されてなる少なくとも一対のエアー供給口を有し、前記円筒状導電性基体は、当該円筒状導電性基体の軸方向が、前記一対のエアー供給口の対向配置方向と垂直となるように配置されてなることを特徴とする電子写真感光体の製造方法である。
(2):前記エアー供給口は、4対以上からなり、前記円筒状導電性基体の軸方向に列設されてなることを特徴とする上記(1)に記載の電子写真感光体の製造方法である。
(3)前記円筒状導電性基体の前記有機感光層塗膜の塗布面に対向し、前記高周波誘導加熱手段が有するコイルのピッチ間に配置されてなる非接触温度計により、前記円筒状導電性基体の温度を測定し、前記高周波誘導加熱手段にフィードバックして前記円筒状導電性基体を所定の温度に制御することを特徴とする上記(1)または(2)に記載の電子写真感光体の製造方である。
(4)上記(1)乃至(3)のいずれか1項に記載の電子写真感光体の製造方法を用いたことを特徴とする電子写真感光体の製造装置である。
(5)上記(1)乃至(3)のいずれか1項に記載の電子写真感光体の製造方法を用いて製造したことを特徴とする電子写真感光体である。
本発明によれば、複数の円筒状導電性基体を同時に温度バラツキなく短時間で乾燥できる電子写真感光体の製造方法及び製造装置を提供することができる。
また本発明によれば、前記電子写真感光体の製造方法により製造され、平滑な表面を有し均一な特性を備えた電子写真感光体を提供することができる。
また本発明によれば、前記電子写真感光体の製造方法により製造され、平滑な表面を有し均一な特性を備えた電子写真感光体を提供することができる。
本発明に係る電子写真感光体の製造方法は、円筒状導電性基体1の表面に有機感光層塗膜を塗布する塗布工程と、前記円筒状導電性基体1の表面に形成された有機感光層塗膜を乾燥させて感光層を形成する乾燥工程と、を備え、前記乾燥工程は、前記円筒状導電性基体を回転させながら、高周波誘導加熱手段2により加熱し、且つ、エアー供給手段から前記円筒状導電性基体1にエアーを供給して、前記円筒状導電性基体1を複数本同時に乾燥させ、前記エアー供給手段は、対向配置されてなる少なくとも一対のエアー供給口3を有し、前記円筒状導電性基体1は、当該円筒状導電性基体1の軸方向が、前記一対のエアー供給口3の対向配置方向と垂直となるように配置されてなることを特徴とする。
次に、本発明に係る電子写真感光体の製造方法についてさらに詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は以下の説明において本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
次に、本発明に係る電子写真感光体の製造方法についてさらに詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は以下の説明において本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
《電子写真感光体の製造装置、製造方法》
図1は、本発明に係る電子写真感光体の製造方法を実施するための電子写真感光体の製造装置の一実施の形態における構成を示す概略図である。
本発明にかかる電子写真感光体の製造方法では、円筒状導電性基体の表面に有機感光層塗膜を形成する塗布工程と、前記円筒状導電性基体の表面に形成された有機感光層塗膜を乾燥させて感光層を形成する乾燥工程と、を備えてなる。
図1は、本発明に係る電子写真感光体の製造方法を実施するための電子写真感光体の製造装置の一実施の形態における構成を示す概略図である。
本発明にかかる電子写真感光体の製造方法では、円筒状導電性基体の表面に有機感光層塗膜を形成する塗布工程と、前記円筒状導電性基体の表面に形成された有機感光層塗膜を乾燥させて感光層を形成する乾燥工程と、を備えてなる。
<塗布工程>
塗布工程では、後述する有機材料等が有機溶媒に溶解ないし分散されてなる塗工液を円筒状導電性基体1上に塗布して塗膜を形成し、これを積層することで有機感光層塗膜が形成されてなる。なお、積層構成とする場合は、塗布工程と乾燥工程とを順次繰り返す。
この塗布工程は、円筒状導電性基体1の表面に有機感光層塗膜を所望の膜厚で均一に形成可能であればいかなる方法を用いてもよく、周知慣用の湿式方法を採用でき、例えばディッピング塗工、スプレー塗工、ブレード塗工、リング塗工、ビート塗工などが挙げられる。
塗布工程では、後述する有機材料等が有機溶媒に溶解ないし分散されてなる塗工液を円筒状導電性基体1上に塗布して塗膜を形成し、これを積層することで有機感光層塗膜が形成されてなる。なお、積層構成とする場合は、塗布工程と乾燥工程とを順次繰り返す。
この塗布工程は、円筒状導電性基体1の表面に有機感光層塗膜を所望の膜厚で均一に形成可能であればいかなる方法を用いてもよく、周知慣用の湿式方法を採用でき、例えばディッピング塗工、スプレー塗工、ブレード塗工、リング塗工、ビート塗工などが挙げられる。
<乾燥工程>
乾燥工程では、円筒状導電性基体1を回転させながら、高周波誘導加熱手段により加熱し、且つ、エアー供給手段から円筒状導電性基体1にエアーを供給して、円筒状導電性基体1を複数本同時に乾燥させる。
また、詳細を後述するエアー供給手段は、対向配置されてなる少なくとも一対のエアー供給口(エアー射出用チャンバー)3を有し、円筒状導電性基体1の軸方向が、一対のエアー供給口3の対向配置方向と垂直となるように配置されてなる。
ここで、図2に示すような、高周波誘導加熱手段を構成するコイル2(詳細は後述する)と4本からなる円筒状導電性基体1との配置構成の例では、図2(a)に示す通常の円形状よりも、図2(b)に示すコイル2と円筒状導電性基体1とが近接する距離を最大化した形状であることが好ましい。そして、この図2(b)で示す例においては、コイル2が概略正方形状をとり、この正方形状の対角線上の2方向から円筒状導電性基体1にエアーを供給して乾燥させることが好ましい。
乾燥工程では、円筒状導電性基体1を回転させながら、高周波誘導加熱手段により加熱し、且つ、エアー供給手段から円筒状導電性基体1にエアーを供給して、円筒状導電性基体1を複数本同時に乾燥させる。
また、詳細を後述するエアー供給手段は、対向配置されてなる少なくとも一対のエアー供給口(エアー射出用チャンバー)3を有し、円筒状導電性基体1の軸方向が、一対のエアー供給口3の対向配置方向と垂直となるように配置されてなる。
ここで、図2に示すような、高周波誘導加熱手段を構成するコイル2(詳細は後述する)と4本からなる円筒状導電性基体1との配置構成の例では、図2(a)に示す通常の円形状よりも、図2(b)に示すコイル2と円筒状導電性基体1とが近接する距離を最大化した形状であることが好ましい。そして、この図2(b)で示す例においては、コイル2が概略正方形状をとり、この正方形状の対角線上の2方向から円筒状導電性基体1にエアーを供給して乾燥させることが好ましい。
・回転駆動
本発明では、不図示の回転駆動手段を用いて、複数本の円筒状導電性基体を等角速度回転駆動させてなる。この回転駆動手段とは如何なるものでもよく、周知慣用された手段をそのまま適用できる。
回転速度は30rpm〜60rpmが好ましく、40rpm〜50rpmがより好ましい。30rpm未満であると回転不足により円筒状導電性基体1円周方向への加熱が不均一となり、60rpmを超えると回転数過多のため円筒状導電性基体1と駆動機構の接触面で発塵してしまう。
本発明では、不図示の回転駆動手段を用いて、複数本の円筒状導電性基体を等角速度回転駆動させてなる。この回転駆動手段とは如何なるものでもよく、周知慣用された手段をそのまま適用できる。
回転速度は30rpm〜60rpmが好ましく、40rpm〜50rpmがより好ましい。30rpm未満であると回転不足により円筒状導電性基体1円周方向への加熱が不均一となり、60rpmを超えると回転数過多のため円筒状導電性基体1と駆動機構の接触面で発塵してしまう。
・高周波誘導加熱手段
高周波誘導加熱手段は、コイル2と電源、及び高周波を発生させるための共振回路を有し、誘導加熱させることができる装置であれば、仕様は限定されない。加熱対象となる円筒状基体の形状や性質、求める加熱速度等により適切な容量および共振周波数を選択する。
高周波誘導加熱手段は、不図示の電源から供給される駆動電力により、コイル2に高周波の交流電圧が印加され、電磁誘導が生じる。この電磁誘導により被加熱体である円筒状導電性基体に渦電流が生じることで当該円筒状導電性基体が加熱されてなる。
コイルピッチは、8mm〜30mmであることが好ましい。8mm未満であるとピッチ間隔から非接触温度計にて円筒状導電性基体温度の測定が困難となり、30mmを超えると加熱効率が低下し、有効な加熱・乾燥能力が得られない。
高周波誘導加熱手段は、コイル2と電源、及び高周波を発生させるための共振回路を有し、誘導加熱させることができる装置であれば、仕様は限定されない。加熱対象となる円筒状基体の形状や性質、求める加熱速度等により適切な容量および共振周波数を選択する。
高周波誘導加熱手段は、不図示の電源から供給される駆動電力により、コイル2に高周波の交流電圧が印加され、電磁誘導が生じる。この電磁誘導により被加熱体である円筒状導電性基体に渦電流が生じることで当該円筒状導電性基体が加熱されてなる。
コイルピッチは、8mm〜30mmであることが好ましい。8mm未満であるとピッチ間隔から非接触温度計にて円筒状導電性基体温度の測定が困難となり、30mmを超えると加熱効率が低下し、有効な加熱・乾燥能力が得られない。
また、コイル2は複数本の円筒状導電性基体1の周囲に配置されてなり、コイル形状は螺旋状の円形又は円筒状導電性基体配置にあわせ変形させたものが使用される。なお、コイル2は複数本の円筒状導電性基体1各々を取り囲むように配置されてなるよりも、図1に示すがごとく、複数本の円筒状導電性基体1を一括で取り囲むように配置されてなることが好ましい。
さらに、コイル2と円筒状導電性基体1との間隔は、15mm以下であることが好ましい。間隔が15mmを超えると加熱効率が低下してしまう。
さらに、コイル2と円筒状導電性基体1との間隔は、15mm以下であることが好ましい。間隔が15mmを超えると加熱効率が低下してしまう。
・エアー供給手段
エアー供給手段は、ファン及び各位置への風量を自動コントロールするためのバルブを有し、エアー供給口3である噴出し部は均一供給のためエアチャンバー形状であることが好ましい。
供給するエアーはコスト、環境側面から空気であることが好ましい。
エアー供給手段は、ファン及び各位置への風量を自動コントロールするためのバルブを有し、エアー供給口3である噴出し部は均一供給のためエアチャンバー形状であることが好ましい。
供給するエアーはコスト、環境側面から空気であることが好ましい。
また、エアー供給手段は、対向配置されてなる少なくとも一対のエアー供給口3を有する。乾燥工程においては、この一対のエアー供給口3の対向配置方向と、円筒状導電性基体1の軸方向と、が垂直方向となるように配置されてなる。
さらに、エアー供給口3は、4対以上からなり、これらが円筒状導電性基体1の軸方向に列設されてなることが好ましい。円筒状導電性基体1の軸方向に列設されてなることで、後述する非接触温度計4による温度測定の結果をフィードバックし、エアー量を軸方向それぞれについて個別に制御して、軸方向のワーク温度を均一化することができる。
さらに、エアー供給口3は、4対以上からなり、これらが円筒状導電性基体1の軸方向に列設されてなることが好ましい。円筒状導電性基体1の軸方向に列設されてなることで、後述する非接触温度計4による温度測定の結果をフィードバックし、エアー量を軸方向それぞれについて個別に制御して、軸方向のワーク温度を均一化することができる。
ここで、本発明では複数本の円筒状導電性基体1を同時に乾燥し、特に、2乃至4本の円筒状導電性基体1を同時に乾燥することが好ましい。
図2は、高周波誘導加熱手段と円筒状導電性基体(4本)との配置構成を示す概略図であり、図2(a)は高周波誘導加熱手段が有するコイルが円形状のもの、(b)は高周波誘導加熱手段が有するコイルと円筒状導電性基体とが近接する距離を最大化したもの、を示す。
また、図3は、高周波誘導加熱手段と円筒状導電性基体とのその他の配置構成を示す概略図であり、図3(a)高周波誘導加熱手段が有するコイルと2本の円筒状導電性基体との配置構成、図3(b)高周波誘導加熱手段が有するコイルと3本の円筒状導電性基体との配置構成、図3(c)高周波誘導加熱手段が有するコイルと4本の円筒状導電性基体との配置構成を示す。
図2は、高周波誘導加熱手段と円筒状導電性基体(4本)との配置構成を示す概略図であり、図2(a)は高周波誘導加熱手段が有するコイルが円形状のもの、(b)は高周波誘導加熱手段が有するコイルと円筒状導電性基体とが近接する距離を最大化したもの、を示す。
また、図3は、高周波誘導加熱手段と円筒状導電性基体とのその他の配置構成を示す概略図であり、図3(a)高周波誘導加熱手段が有するコイルと2本の円筒状導電性基体との配置構成、図3(b)高周波誘導加熱手段が有するコイルと3本の円筒状導電性基体との配置構成、図3(c)高周波誘導加熱手段が有するコイルと4本の円筒状導電性基体との配置構成を示す。
なお、対となるエアー供給口3は、その対向配置方向が、複数本の円筒状導電性基体1の概略中心を通ることが好ましい。概略中心を通ることで、複数本の円筒状導電性基体1を均一に乾燥することができる。
特に、前述のとおり、図2(b)に示すコイル2と円筒状導電性基体1とが近接する距離を最大化した形状である場合、概略正方形状のコイル2における対角線上の2方向から円筒状導電性基体1にエアーを供給して乾燥させることが好ましい。
特に、前述のとおり、図2(b)に示すコイル2と円筒状導電性基体1とが近接する距離を最大化した形状である場合、概略正方形状のコイル2における対角線上の2方向から円筒状導電性基体1にエアーを供給して乾燥させることが好ましい。
・非接触温度計4
本発明では、円筒状導電性基体1表面である有機感光層塗膜の塗布面に対向して非接触温度計4が配置されてなることが好ましい。
非接触温度計4としては、非接触で測定対象物の温度を検温可能なものであればいかなるものでもよく、周知慣用のものをそのまま適用できる。
本発明では、円筒状導電性基体1表面である有機感光層塗膜の塗布面に対向して非接触温度計4が配置されてなることが好ましい。
非接触温度計4としては、非接触で測定対象物の温度を検温可能なものであればいかなるものでもよく、周知慣用のものをそのまま適用できる。
非接触温度計4は、高周波誘導加熱手段が有するコイル2のピッチ間に配置されてなることが好ましい。コイル2のピッチ間に配置されることで、コイル2に使用される銅管の影響を受けず円筒状導電性基体の温度を測定することができる。
そして、被接触温度計4で測定された円筒状導電性基体1の温度はフィードバックされ、当該円筒状導電性基体1が所定の温度となるように高周波誘導加熱手段、エアー供給口3に接続されたバルブが制御される。
そして、被接触温度計4で測定された円筒状導電性基体1の温度はフィードバックされ、当該円筒状導電性基体1が所定の温度となるように高周波誘導加熱手段、エアー供給口3に接続されたバルブが制御される。
《電子写真感光体》
<電子写真感光体の構成>
電子写真用感光体としては、有機感光層を備える円筒状のものであればその材質、形状、大きさ、構造などについては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
即ち、円筒状導電性基体を支持体とし、この上に少なくとも有機感光層を備えるものであって、該有機感光層は単層構成であっても電荷発生層と電荷輸送層とに機能分離された構成であっても良い。また、感光層の他には必要に応じて電荷ブロッキング層、下引き層、中間層、保護層、その他の層など電子写真感光体において周知慣用されている層を備えてなる。
以下に各層についての詳細を述べる。
<電子写真感光体の構成>
電子写真用感光体としては、有機感光層を備える円筒状のものであればその材質、形状、大きさ、構造などについては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
即ち、円筒状導電性基体を支持体とし、この上に少なくとも有機感光層を備えるものであって、該有機感光層は単層構成であっても電荷発生層と電荷輸送層とに機能分離された構成であっても良い。また、感光層の他には必要に応じて電荷ブロッキング層、下引き層、中間層、保護層、その他の層など電子写真感光体において周知慣用されている層を備えてなる。
以下に各層についての詳細を述べる。
<円筒状導電性基体>
円筒状導電性基体としては、体積抵抗1010Ω・cm以下の導電性を示すもの、例えば、アルミニウム、ニッケル、クロム、ニクロム、銅、金、銀、白金などの金属、酸化スズ、酸化インジウムなどの金属酸化物を蒸着またはスパッタリングにより、円筒状のプラスチックに被覆したもの、あるいはアルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ステンレスなどの板およびそれらを押し出し、引き抜きなどの工法で素管化後、切削、超仕上げ、研摩などの表面処理を施した管などを使用することができる。
円筒状導電性基体としては、体積抵抗1010Ω・cm以下の導電性を示すもの、例えば、アルミニウム、ニッケル、クロム、ニクロム、銅、金、銀、白金などの金属、酸化スズ、酸化インジウムなどの金属酸化物を蒸着またはスパッタリングにより、円筒状のプラスチックに被覆したもの、あるいはアルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ステンレスなどの板およびそれらを押し出し、引き抜きなどの工法で素管化後、切削、超仕上げ、研摩などの表面処理を施した管などを使用することができる。
この他、上記円筒状導電性基体上に導電性粉体を適当な結着樹脂に分散して塗工したものについても、本発明における円筒状導電性基体として用いることができる。
この導電性粉体としては、カーボンブラック、アセチレンブラック、また、アルミニウム、ニッケル、鉄、ニクロム、銅、亜鉛、銀などの金属粉、あるいは導電性酸化スズ、ITOなどの金属酸化物粉体などが挙げられる。また、同時に用いられる結着樹脂には、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアリレート樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート、酢酸セルロース樹脂、エチルセルロース樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリビニルトルエン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂などの熱可塑性、熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂が挙げられる。このような導電性層は、これらの導電性粉体と結着樹脂を適当な溶剤、例えば、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、メチルエチルケトン、トルエンなどに分散して塗布することにより設けることができる。
さらに、適当な円筒状導電性基体上にポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、塩化ゴム、ポリテトラフロロエチレン系フッ素樹脂などの素材に前記導電性粉体を含有させた熱収縮チューブによって導電性層を設けてなるものも、本発明における円筒状導電性基体として良好に用いることができる。
この導電性粉体としては、カーボンブラック、アセチレンブラック、また、アルミニウム、ニッケル、鉄、ニクロム、銅、亜鉛、銀などの金属粉、あるいは導電性酸化スズ、ITOなどの金属酸化物粉体などが挙げられる。また、同時に用いられる結着樹脂には、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアリレート樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート、酢酸セルロース樹脂、エチルセルロース樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリビニルトルエン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂などの熱可塑性、熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂が挙げられる。このような導電性層は、これらの導電性粉体と結着樹脂を適当な溶剤、例えば、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、メチルエチルケトン、トルエンなどに分散して塗布することにより設けることができる。
さらに、適当な円筒状導電性基体上にポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、塩化ゴム、ポリテトラフロロエチレン系フッ素樹脂などの素材に前記導電性粉体を含有させた熱収縮チューブによって導電性層を設けてなるものも、本発明における円筒状導電性基体として良好に用いることができる。
<電荷ブロッキング層>
電荷ブロッキング層は、モアレ防止のための下引き層と積層することにより、下引き層とは異なる材料を利用でき、像形成部材のための設計の自由度を拡張することができる。
つまり、電荷ブロッキング層は、下引き層に複数の機能を与えることなく、モアレの発生の防止という単一機能を与えることを可能にし、よりモアレ防止効果を向上させることができるため、電荷ブロッキング層を設けることが好ましい。
電荷ブロッキング層は、感光体帯電時に電極(導電性基体)に誘起される逆極性の電荷が、基体から感光層に注入するのを防止する機能を有する層である。負帯電の場合には正孔注入防止、正帯電の場合には電子注入防止の機能を有する。
また、整流性のある導電性高分子や、帯電極性に合わせてアクセプター(ドナー)性の樹脂・化合物などを加えて、基体からの電荷注入を制抑するなどの機能を持たせても良い。
なお、この電荷ブロッキング層には周知慣用の材料をそのまま用いることができる。
電荷ブロッキング層は、モアレ防止のための下引き層と積層することにより、下引き層とは異なる材料を利用でき、像形成部材のための設計の自由度を拡張することができる。
つまり、電荷ブロッキング層は、下引き層に複数の機能を与えることなく、モアレの発生の防止という単一機能を与えることを可能にし、よりモアレ防止効果を向上させることができるため、電荷ブロッキング層を設けることが好ましい。
電荷ブロッキング層は、感光体帯電時に電極(導電性基体)に誘起される逆極性の電荷が、基体から感光層に注入するのを防止する機能を有する層である。負帯電の場合には正孔注入防止、正帯電の場合には電子注入防止の機能を有する。
また、整流性のある導電性高分子や、帯電極性に合わせてアクセプター(ドナー)性の樹脂・化合物などを加えて、基体からの電荷注入を制抑するなどの機能を持たせても良い。
なお、この電荷ブロッキング層には周知慣用の材料をそのまま用いることができる。
<下引き層>
下引き層は、レーザー光のようなコヒーレント光による書き込みを行う際に、感光層内部での光干渉によるモアレ像(干渉縞)の発生を防止する機能を有する層である。
基本的には、前記書き込み光の光散乱を起こす機能を有する。このような機能を発現するために、下引き層は屈折率の大きな材料を有することが有効であるものである。
また、下引き層は耐リーク性獲得のために適切な抵抗を得ることも必要である。
下引き層は、レーザー光のようなコヒーレント光による書き込みを行う際に、感光層内部での光干渉によるモアレ像(干渉縞)の発生を防止する機能を有する層である。
基本的には、前記書き込み光の光散乱を起こす機能を有する。このような機能を発現するために、下引き層は屈折率の大きな材料を有することが有効であるものである。
また、下引き層は耐リーク性獲得のために適切な抵抗を得ることも必要である。
下引き層に用いられる樹脂は、下引き層の上に感光層を積層することを考慮すると、感光層の塗工溶媒に侵されないことが肝要である。
架橋性樹脂としては、例えば、ポリビニルアルコール、カゼインなどの水溶性樹脂、共重合ナイロン樹脂等のアルコール可溶性樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アルキド樹脂など三次元網目構造を形成する硬化型樹脂などを用いることができる。
その中でもアルキド樹脂は、単独または架橋剤を併用して用いることにより、優れた耐溶剤性が得られ、また環境変化に対する抵抗値の依存性が少ないことから架橋性樹脂として好ましい。
架橋性樹脂としては、例えば、ポリビニルアルコール、カゼインなどの水溶性樹脂、共重合ナイロン樹脂等のアルコール可溶性樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アルキド樹脂など三次元網目構造を形成する硬化型樹脂などを用いることができる。
その中でもアルキド樹脂は、単独または架橋剤を併用して用いることにより、優れた耐溶剤性が得られ、また環境変化に対する抵抗値の依存性が少ないことから架橋性樹脂として好ましい。
下引き層は、必要に応じて架橋剤を含有してもよい。アルキド樹脂の有する官能基と架橋剤の有する官能基が化学結合して樹脂が硬化することにより、製膜性向上や、導電性支持体及び感光層の接着性を向上させることができる。
下引き層用塗工液に用いられる溶剤としては、イソプロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチルセルソルブ、酢酸エチル、酢酸メチル、ジクロロメタン、ジクロロエタン、モノクロロベンゼン、シクロヘキサン、トルエン、キシレン、リグロイン等が挙げられるが、下層に電荷ブロッキング層を設ける場合には、これを浸食しない溶媒が用いられる。
<電荷発生層>
電荷発生層は、電荷発生機能を有する電荷発生物質を主成分とする層で、必要に応じてバインダー樹脂を併用することもできる。電荷発生物質としては、有機系材料を用いることができる。
電荷発生層は、電荷発生機能を有する電荷発生物質を主成分とする層で、必要に応じてバインダー樹脂を併用することもできる。電荷発生物質としては、有機系材料を用いることができる。
有機系材料としては、公知の材料を用いることができる。例えば、金属フタロシアニン、無金属フタロシアニン等のフタロシアニン系顔料、アズレニウム塩顔料、スクエアリック酸メチン顔料、カルバゾール骨格を有するアゾ顔料、トリフェニルアミン骨格を有するアゾ顔料、ジフェニルアミン骨格を有するアゾ顔料、ジベンゾチオフェン骨格を有するアゾ顔料、フルオレノン骨格を有するアゾ顔料、オキサジアゾール骨格を有するアゾ顔料、ビススチルベン骨格を有するアゾ顔料、ジスチリルオキサジアゾール骨格を有するアゾ顔料、ジスチリルカルバゾール骨格を有するアゾ顔料、ペリレン系顔料、アントラキノン系または多環キノン系顔料、キノンイミン系顔料、ジフェニルメタン及びトリフェニルメタン系顔料、ベンゾキノン及びナフトキノン系顔料、シアニン及びアゾメチン系顔料、インジゴイド系顔料、ビスベンズイミダゾール系顔料などが挙げられる。これらの電荷発生物質は、単独または2種以上の混合物として用いることができる。
電荷発生層に必要に応じて用いられるバインダー樹脂としては、ポリアミド、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリケトン、ポリカーボネート、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリビニルケトン、ポリスチレン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリアクリルアミドなどが挙げられる。これらのバインダー樹脂は、単独または2種以上の混合物として用いることができる。
また、電荷発生層のバインダー樹脂として上述のバインダー樹脂の他に、電荷輸送機能を有する高分子電荷輸送物質、例えば、アリールアミン骨格やベンジジン骨格やヒドラゾン骨格やカルバゾール骨格やスチルベン骨格やピラゾリン骨格等を有するポリカーボネート、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエーテル、ポリシロキサン、アクリル樹脂等の高分子材料やポリシラン骨格を有する高分子材料等を用いることができる。
また、後者の具体例としては、ポリシリレン重合体が例示される。
また、電荷発生層には低分子電荷輸送物質を含有させることができる。
電荷発生層に併用できる低分子電荷輸送物質には、正孔輸送物質と電子輸送物質とがある。
また、電荷発生層のバインダー樹脂として上述のバインダー樹脂の他に、電荷輸送機能を有する高分子電荷輸送物質、例えば、アリールアミン骨格やベンジジン骨格やヒドラゾン骨格やカルバゾール骨格やスチルベン骨格やピラゾリン骨格等を有するポリカーボネート、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエーテル、ポリシロキサン、アクリル樹脂等の高分子材料やポリシラン骨格を有する高分子材料等を用いることができる。
また、後者の具体例としては、ポリシリレン重合体が例示される。
また、電荷発生層には低分子電荷輸送物質を含有させることができる。
電荷発生層に併用できる低分子電荷輸送物質には、正孔輸送物質と電子輸送物質とがある。
電荷発生層を設けるには、上述した有機系電荷発生物質を必要ならばバインダー樹脂と共にテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジオキソラン、トルエン、ジクロロメタン、モノクロロベンゼン、ジクロロエタン、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、アニソール、キシレン、メチルエチルケトン、アセトン、酢酸エチル、酢酸ブチル等の溶媒を用いてボールミル、アトライター、サンドミル、ビーズミル等により分散し、分散液を適度に希釈して塗布することにより、形成できる。また、必要に応じて、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル等のレベリング剤を添加することができる。
<電荷輸送層>
電荷輸送層は電荷輸送機能を有する層であり、電荷輸送機能を有する電荷輸送物質および結着樹脂を適当な溶剤(電荷発生層で用いた溶剤等)に溶解ないし分散し、これを電荷発生層上に塗布、乾燥することにより形成する。
電荷輸送物質としては、周知慣用の電子輸送物質、正孔輸送物質及び高分子電荷輸送物質を用いることができる。
電荷輸送層は電荷輸送機能を有する層であり、電荷輸送機能を有する電荷輸送物質および結着樹脂を適当な溶剤(電荷発生層で用いた溶剤等)に溶解ないし分散し、これを電荷発生層上に塗布、乾燥することにより形成する。
電荷輸送物質としては、周知慣用の電子輸送物質、正孔輸送物質及び高分子電荷輸送物質を用いることができる。
結着樹脂としては、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアリレート樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート、酢酸セルロース樹脂、エチルセルロース樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリビニルトルエン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂等の熱可塑性または熱硬化性樹脂が挙げられる。
また、必要により可塑剤、レベリング剤を添加することもできる。
また、必要により可塑剤、レベリング剤を添加することもできる。
<単層感光層>
単層構造の感光層は電荷発生機能と電荷輸送機能を同時に有する層であり、上記の電荷発生物質と電荷輸送物質とを含有してなる。この電荷発生物質と電荷輸送物質とを、必要に応じて上記の結着樹脂と共にあらかじめ上記の溶媒に分散した塗工液を塗布して形成できる。
単層構造の感光層は電荷発生機能と電荷輸送機能を同時に有する層であり、上記の電荷発生物質と電荷輸送物質とを含有してなる。この電荷発生物質と電荷輸送物質とを、必要に応じて上記の結着樹脂と共にあらかじめ上記の溶媒に分散した塗工液を塗布して形成できる。
<保護層>
本発明の電子写真感光体には、感光層保護の目的で、保護層を感光層の上に設けることができる。近年、日常的にコンピュータの使用が行われるようになり、プリンターによる高速出力とともに、装置の小型も望まれている。従って、保護層を設け、耐久性を向上させることによって、高感度で異常欠陥のない感光体を有用に用いることができる。
保護層に使用される材料としてはABS樹脂、ACS樹脂、オレフィン−ビニルモノマー共重合体、塩素化ポリエーテル、アリル樹脂、フェノール樹脂、ポリアセタール、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリアクリレート、ポリアリルスルホン、ポリブチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエーテルスルホン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、アクリル樹脂、ポリメチルベンテン、ポリプロピレン、ポリフェニレンオキシド、ポリスルホン、ポリスチレン、AS樹脂、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、エポキシ樹脂等の樹脂が挙げられる。中でも、ポリカーボネートもしくはポリアリレートが最も良好に使用できる。
この他、周知慣用の微粒子分散型保護層、架橋型保護層であっても良い。
本発明の電子写真感光体には、感光層保護の目的で、保護層を感光層の上に設けることができる。近年、日常的にコンピュータの使用が行われるようになり、プリンターによる高速出力とともに、装置の小型も望まれている。従って、保護層を設け、耐久性を向上させることによって、高感度で異常欠陥のない感光体を有用に用いることができる。
保護層に使用される材料としてはABS樹脂、ACS樹脂、オレフィン−ビニルモノマー共重合体、塩素化ポリエーテル、アリル樹脂、フェノール樹脂、ポリアセタール、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリアクリレート、ポリアリルスルホン、ポリブチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエーテルスルホン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、アクリル樹脂、ポリメチルベンテン、ポリプロピレン、ポリフェニレンオキシド、ポリスルホン、ポリスチレン、AS樹脂、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、エポキシ樹脂等の樹脂が挙げられる。中でも、ポリカーボネートもしくはポリアリレートが最も良好に使用できる。
この他、周知慣用の微粒子分散型保護層、架橋型保護層であっても良い。
<中間層>
本発明の電子写真感光体においては、保護層が感光層の表面部分となる場合、保護層への下層成分の混入を抑え、あるいは下層との接着性を改善する目的で中間層を設けることが可能である。
中間層には、一般にバインダー樹脂を主成分として用いる。これら樹脂としては、ポリアミド、アルコール可溶性ナイロン、水溶性ポリビニルブチラール、ポリビニルブチラール、ポリビニルアルコールなどが挙げられる。
本発明の電子写真感光体においては、保護層が感光層の表面部分となる場合、保護層への下層成分の混入を抑え、あるいは下層との接着性を改善する目的で中間層を設けることが可能である。
中間層には、一般にバインダー樹脂を主成分として用いる。これら樹脂としては、ポリアミド、アルコール可溶性ナイロン、水溶性ポリビニルブチラール、ポリビニルブチラール、ポリビニルアルコールなどが挙げられる。
本発明の効果をいっそう明瞭ならしめる為、実施例を挙げる。
なお、以下に示す例は本発明の一態様に過ぎず、これらに本発明の技術的範囲は限定されない。
なお、以下に示す例は本発明の一態様に過ぎず、これらに本発明の技術的範囲は限定されない。
〔実施例1〕
以下に示す組成で、下引き層用、電荷発生層用、電荷輸送層用の各塗布液を調製し、それぞれスプレー塗布と乾燥によって積層形成して電子写真感光体を作製した。
以下に示す組成で、下引き層用、電荷発生層用、電荷輸送層用の各塗布液を調製し、それぞれスプレー塗布と乾燥によって積層形成して電子写真感光体を作製した。
(下引き層の形成)
アルキッド樹脂(ベッコゾール1307−60−EL(大日本インキ化学工業社製))15重量部、メラミン樹脂(スーパーベッカミンG−821−60(大日本インキ化学工業社製))10重量部をメチルエチルケトン150重量部に溶解し、これに酸化チタン粉末(タイペールCR−EL(石原産業社製))90重量部を加えボールミルで12時間分散した。
アルキッド樹脂(ベッコゾール1307−60−EL(大日本インキ化学工業社製))15重量部、メラミン樹脂(スーパーベッカミンG−821−60(大日本インキ化学工業社製))10重量部をメチルエチルケトン150重量部に溶解し、これに酸化チタン粉末(タイペールCR−EL(石原産業社製))90重量部を加えボールミルで12時間分散した。
得られた溶液を容器に取り出し、固形分が25重量%となるようにシクロヘキサノンで稀釈し、下引き層用塗工液とした。
上記調製した下引き層塗工液を、アルミ製の円筒状導電性基体にスプレー塗布した後、誘導加熱装置にて塗膜を表面に有する導電性基体を加熱した。加熱は室温から160℃まで30秒かけて昇温し、160℃で90秒間保持し、合計120秒間左右側面それぞれ5箇所より温度制御用エアーの給気を行い、温度制御して乾燥させ、膜厚6.3μmの下引き層を形成した。
(電荷発生層の形成)
次に、ポリビニルブチラール樹脂(エスレックHL−S:積水化学工業社製)5重量部をメチルエチルケトン150重量部に溶解し、これに下記構造式(1)で示すトリスアゾ顔料10重量部を加え、ボールミルで48時間分散後、さらにシクロヘキサノン210重量部を加えて3時間分散を行った。得られた溶液を容器に取り出し、固形分が1.5重量%となるようにシクロヘキサノンで稀釈した。
次に、ポリビニルブチラール樹脂(エスレックHL−S:積水化学工業社製)5重量部をメチルエチルケトン150重量部に溶解し、これに下記構造式(1)で示すトリスアゾ顔料10重量部を加え、ボールミルで48時間分散後、さらにシクロヘキサノン210重量部を加えて3時間分散を行った。得られた溶液を容器に取り出し、固形分が1.5重量%となるようにシクロヘキサノンで稀釈した。
上記調製した電荷発生層用塗布液を、下引き層の場合と同様に、下引き層が形成された被塗布物(円筒状導電性基体)上にスプレー塗布した後、誘導加熱装置にて塗膜を表面に有する導電性基体を加熱した。加熱は室温から110℃まで30秒かけて昇温し、110℃で90秒間保持し、合計120秒間左右側面それぞれ5箇所より温度制御用エアーの給気をおこない温度制御して乾燥させ膜厚0.2μmの電荷発生層を形成した。
(電荷輸送層の形成)
次に、テトラヒドロフラン83重量部に、ビスフェノールA型ポリカーボネート樹脂10、シリコーンオイル(KF−50:信越化学工業社製)0.002重量部を溶解し、これに下記構造式(2)の電荷輸送物質8重量部を加えて溶解させ、固形分が8重量%となるようシクロヘキサノンで稀釈し電荷輸送層塗布液を調製した。
次に、テトラヒドロフラン83重量部に、ビスフェノールA型ポリカーボネート樹脂10、シリコーンオイル(KF−50:信越化学工業社製)0.002重量部を溶解し、これに下記構造式(2)の電荷輸送物質8重量部を加えて溶解させ、固形分が8重量%となるようシクロヘキサノンで稀釈し電荷輸送層塗布液を調製した。
上記調製した電荷輸送層用塗布液を、下引き層の場合と同様に、電荷発生層が形成された円筒状導電性基体上にスプレー塗布した後、誘導加熱装置にて塗膜を表面に有する導電性基体を加熱した。加熱は室温から155℃までかけて昇温し、110℃で90秒間保持し、合計155秒間左右側面それぞれ5箇所より温度制御用エアーの給気をおこない温度制御して乾燥させ膜厚28μmの電荷輸送層を形成した。
尚、詳細な実施条件は以下の通りである。
<実施条件>
・円筒状導電性基体
基体材質:アルミニウム
外径:φ30mm
肉厚:0.75mm
長さ:340mm
回転速度:120rpm
・円筒状導電性基体間最短距離:6mm
・同時作製本数:4本
・コイル
形状:四隅を丸くした正方形状のコイルでありオフセット巻
コイルピッチ:30mm
コイル共振周波数:200kHz
・コイルと基体の最短距離:7mm
・給排気:あり(給気風速0.5m/s)
<実施条件>
・円筒状導電性基体
基体材質:アルミニウム
外径:φ30mm
肉厚:0.75mm
長さ:340mm
回転速度:120rpm
・円筒状導電性基体間最短距離:6mm
・同時作製本数:4本
・コイル
形状:四隅を丸くした正方形状のコイルでありオフセット巻
コイルピッチ:30mm
コイル共振周波数:200kHz
・コイルと基体の最短距離:7mm
・給排気:あり(給気風速0.5m/s)
出来上がった電子写真感光体について下記の評価を行った。
(1)電子顕微鏡(200倍)にて表面を観察しシワ・凹凸等変形の有無の評価
全く確認できない:良
シワ・凹凸があるが品質規格内:可
シワ・凹凸などの変形が品質規格を満たさない:不可
(2)作製した電子写真感光体を、リコー製imagio Neo270を用いて画像品質評価
画質品質問題なし:良
画質品質問題あり:不可
(1)電子顕微鏡(200倍)にて表面を観察しシワ・凹凸等変形の有無の評価
全く確認できない:良
シワ・凹凸があるが品質規格内:可
シワ・凹凸などの変形が品質規格を満たさない:不可
(2)作製した電子写真感光体を、リコー製imagio Neo270を用いて画像品質評価
画質品質問題なし:良
画質品質問題あり:不可
(比較例1)
下記条件を変更し実施例1と同様に作製、評価を行った。
・左右側面からの給気エアーなし
下記条件を変更し実施例1と同様に作製、評価を行った。
・左右側面からの給気エアーなし
結果を表1に示す。
上記表1の結果からわかるように、左右側面からの給気エアーがある実施例1では電子写真感光体表面のシワ・凹凸が観察されず、平滑な表面を有していると共に、この電子写真感光体で作像された画像は品質に問題がないことがわかった。一方、左右側面からの給気エアーがない比較例1では電子写真感光体表面には品質規格を満たさないほどのシワ・凹凸が観察され、充分な表面の平滑性を有していないと共に、この電子写真感光体で作像された画像は品質に問題があることがわかった。
1 円筒状導電性基体
2 コイル
3 エアー供給口(エアー射出用チャンバー)
4 非接触温度計
2 コイル
3 エアー供給口(エアー射出用チャンバー)
4 非接触温度計
Claims (5)
- 円筒状導電性基体の表面に有機感光層塗膜を塗布する塗布工程と、
前記円筒状導電性基体の表面に形成された有機感光層塗膜を乾燥させて感光層を形成する乾燥工程と、を備え、
前記乾燥工程は、前記円筒状導電性基体を回転させながら、高周波誘導加熱手段により加熱し、且つ、エアー供給手段から前記円筒状導電性基体にエアーを供給して、前記円筒状導電性基体を複数本同時に乾燥させ、
前記エアー供給手段は、対向配置されてなる少なくとも一対のエアー供給口を有し、
前記円筒状導電性基体は、当該円筒状導電性基体の軸方向が、前記一対のエアー供給口の対向配置方向と垂直となるように配置されてなることを特徴とする電子写真感光体の製造方法。 - 前記エアー供給口は、4対以上からなり、前記円筒状導電性基体の軸方向に列設されてなることを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体の製造方法。
- 前記円筒状導電性基体の前記有機感光層塗膜の塗布面に対向し、前記高周波誘導加熱手段が有するコイルのピッチ間に配置されてなる非接触温度計により、前記円筒状導電性基体の温度を測定し、前記高周波誘導加熱手段にフィードバックして前記円筒状導電性基体を所定の温度に制御することを特徴とする請求項1または2に記載の電子写真感光体の製造方法。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子写真感光体の製造方法を用いたことを特徴とする電子写真感光体の製造装置。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子写真感光体の製造方法を用いて製造したことを特徴とする電子写真感光体。
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JP2010254800A Pending JP2012108187A (ja) | 2010-11-15 | 2010-11-15 | 電子写真感光体の製造方法 |
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JP (1) | JP2012108187A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014048330A (ja) * | 2012-08-29 | 2014-03-17 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体の製造方法及び製造装置 |
JP2014056113A (ja) * | 2012-09-12 | 2014-03-27 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体の製造方法 |
-
2010
- 2010-11-15 JP JP2010254800A patent/JP2012108187A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014048330A (ja) * | 2012-08-29 | 2014-03-17 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体の製造方法及び製造装置 |
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