JP2014048330A - 電子写真感光体の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】円筒状基体の外側に螺旋状に巻きつけた電磁誘導コイルを用いた誘導加熱方式による製造方法でできていない複数の円筒状基体の同時加熱、及び複数の径に対しても同一装置で段取り変えなく実施できるようにする。さらに、熱風乾燥による熱風温度ムラがもたらす、従来の電子写真感光体の特性の不均一性、塗膜表面の不均一性といった課題を解決し、特性ムラがなく、平滑な表面を有する電子写真感光体の製造方法及び製造装置を提供する。
【解決手段】円筒状導電性基体表面に塗布された電子写真感光体形成用有機性材料塗膜を、誘導加熱コイルにて高周波誘導加熱装置で前記基体から加熱する加熱工程を有する電子写真感光体の製造方法であって、1組の誘電加熱コイル中の空間部に配置された複数本の円筒状基体を回転させながら加熱することを特徴とする電子写真感光体の製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を備えた画像形成装置及び前記画像形成装置において用いられる電子写真感光体の製造方法及び製造装置に関し、詳しくは、新規かつ優れた加熱乾燥手段を有する電子写真感光体の製造方法及び製造装置に関する。
画像形成装置において用いられる電子写真感光体として、無公害性と高生産性といった利点から、有機光導電物質が広く利用されている。
これらの電子写真感光体は、電気的及び機械的特性の双方を満足するために電荷発生層と電荷輸送層を積層した機能分離型の電子写真感光体として利用される場合が多い。電子写真感光体に要求される特性としては、適用されるプロセスに応じた感度や電気的特性、光学的特性等が挙げられるが、これらの特性を発現するにあたり電子写真感光体材料が有する特性を有効に発現しうる電子写真感光体膜の精度、すなわち、均一性・平滑性・クリーン度等が必須条件となる。
したがって、電子写真感光体の前記要求特性を充たすための必要条件として、高精度な電子写真感光体膜が得られるような製造条件が重要な因子となる。電子写真感光体の製造方法としては、例えば支持体としてアルミニウム等の導電性円筒状基体を用いる場合、前記の表面に有機溶剤等を媒体とした電子写真感光体塗料を浸漬・スプレー等手段を用いて塗布し、これを加熱することにより塗膜を乾燥、及び若しくは硬化させることで感光層の塗膜を有する電子写真感光体部材を得る方法が一般的である。
ここで加熱の方法としては、特許文献1に記載されているような熱風加熱炉を用いるのが一般的である。熱風加熱炉は、メンテナンスが比較的簡単で、バッチ式・連続生産のいずれにも適応性が良いという長所を有する反面、次のような問題点がある。
第一に塗膜の表面を先行して加温してしまうために、膜の乾燥・硬化状態にムラが発生してしまう。この現象は、例えば、塗膜の表面が先に硬化すると膜内部の溶剤が蒸発して膜から抜け出ることができず、気泡が発生する要因ともなる。また、表面だけが先に加温されるのを防ぐために乾燥・硬化の初期には熱供給をなるべく緩やかにする方法があるが、これは生産効率を著しく損ねる。
第二の問題点として、風が塗膜に直接当たることによる影響が挙げられる。例えば、風の塗膜面への吹付けにより膜表面の平滑性が損なわれる場合がある。更に、風が乾燥炉内に微量に存在する塵・ホコリ等を舞い上げ更には塗膜に吹付けてしまい、塗膜上のブツが発生してしまう可能性があるため、製造環境の要求はより厳しいものとなる。
第三の問題点としては、空気を媒介として熱を供給する方式に起因する点であり、乾燥炉内に電子写真感光体の数量が増えるほど熱風の通り易い部分と通り難い部分ができ、温度ムラが発生し易く、また、空気を媒介とする加熱では対象物の昇温が遅いために加温効率は不利である。
近年高解像度な画像を得るために特に膜特性の最適化が望まれているが、アルミ基体の肉厚が薄くなり、従来よりも熱伝導性の制御が難しくなっている。
また小径、長径のものへと対応する必要から生産性の向上が必要とされている。
以上のような熱風乾燥炉において発生する問題点の解決手段として、例えば特許文献2では円筒状基体の外側に螺旋状に巻きつけた電磁誘導コイルを用いた誘導加熱方法が提案されている。
これによれば、基体が加熱されるため塗膜表面から乾燥することがなく、気泡なども発生しない。また、空気を媒介として熱を供給する方式ではないため、温度ムラも発生しづらく、高効率な加熱・乾燥が実現できる旨記載している。
しかし、円筒状基体のまわりに螺旋状コイルを巻きつける方式では、同時に複数本の乾燥をおこなうことができず、電子写真感光体製造の前工程が複数本で生産している場合、乾燥工程の前にバッチを設けるまたは複数台の誘導加熱装置が必要となり、生産コストの増大が発生してしまう。
また、円筒状基体複数本の周りを螺旋状コイルで覆った場合、円筒状基体の円周方向でコイルに近いところと遠いところができるため、温度ムラが発生してしまう。さらに、円筒状基体の径が異なる場合には支持機構を再構築する必要があるため、段取りが必要となってしまっていた。
特許文献3の特開平2−72366号公報には、光導電層が塗工された導電性基体を誘電加熱する際、均一乾燥するには、均一に金属基体を加熱する必要があり、したがって、金属基体が受ける磁束の変化量が均一であるのが好ましいので、誘導加熱時に導電性基体を回転させること及び又は誘電コイルと基体を上下方向に相対的に移動させることが好ましい旨記載され、また、誘電コイルの内側と導電性基体との間の間隙は1mm〜200mm、好ましくは3mm〜10mmとすることが記載されている。
しかしながら、この特許文献3記載の技術は、1つの誘電コイルにより導電性基体を1本づつ順次加熱処理することを意図するものであって、量産には適していない。
本発明の目的は、円筒状基体の外側に螺旋状に巻きつけた電磁誘導コイルを用いた誘導加熱方式による製造方法でできていない複数の円筒状基体の同時加熱、及び複数の径に対しても同一装置で段取り変えなく実施できるようにすることにある。
さらに、上記の熱風乾燥による熱風温度ムラがもたらす、従来の電子写真感光体の特性の不均一性、塗膜表面の不均一性といった課題を解決し、特性ムラがなく、平滑な表面を有する電子写真感光体の製造方法及び製造装置を提供することにある。
また、高周波誘導加熱の課題である複数の円筒状機体基体を均一に加熱する点にて、本発明内の直線状コイル、又はヘリカル状コイルの巻き方を円形状の各段を水平としたオフセット巻、もしくは四すみをR形状とした四角形状、ヘリカル状コイルの巻き方を円形状の各段が傾斜した螺旋巻のコイル形状において、各円筒状基体とコイルに最も近接した位置でコイルとワークの位置関係が2本以上の円筒状基体で統一するよいに設置することで、一つの誘導加熱装置にて2本以上の円筒状基体の均一加熱を可能とすることにある。
上記課題は、以下の「電子写真感光体の製造方法」、「電子写真感光体の製造装置」及び「電子写真感光体」を含む本発明によって解決される。
(1)「円筒状導電性基体表面に塗布された電子写真感光体形成用有機性材料塗膜を、誘導加熱コイルにて高周波誘導加熱装置で前記基体から加熱する加熱工程を有する電子写真感光体の製造方法であって、1組の誘電加熱コイルの空間内に配置された複数本の円筒状基体を回転させながら加熱することを特徴とする電子写真感光体の製造方法。」
(2)「前記複数の基体間の最接近距離が13〜25mmであることを特徴とする前記(1)項に記載の電子写真感光体の製造方法。」
(3)「前記回転条件が60〜240rpmであることを特徴とする前記(1)項又は(2)項に記載の電子写真感光体の製造方法。」
(4)「前記加熱コイル形状はヘリカル状コイルであることを特徴とする前記(1)項乃至(3)項のいずれかに記載の電子写真感光体の製造方法。」
(5)「前記ヘリカル状コイルの上下間隔が、20mm〜50mmであることを特徴とする前記(4)項に記載の電子写真感光体の製造方法。」
(6)「前記加熱コイル形状は3面をフェライトで覆われた直線状コイルであることを特徴とする前記(1)項乃至(5)項のいずれかに記載の電子写真感光体の製造方法。」
(7)「前記基体の塗膜側に対向し、コイルピッチ間に設置された非接触温度計の温度出力を、前記誘導加熱装置にフィードバックすることにより前記基体を所定の温度に制御する機構を備えたことを特徴とする前記(1)項乃至(6)項のいずれかに記載の電子写真感光体の製造方法。」
(8)「前記基体は気体の供給口及び排気口を備えた機器内に置かれ、換気されながら乾燥がおこなわれることを特徴とする前記(1)項乃至(7)項のいずれかに記載の電子写真感光体の製造方法。」
(9)「円筒状導電性基体表面に塗布された電子写真感光体形成用有機性材料塗膜の加熱手段として加熱コイルにて高周波誘導加熱装置で前記基体を加熱する加熱工程を有する電子写真感光体の製造装置であって、1組の誘導加熱コイルと、該誘導加熱コイル中の空間部に複数本の円筒状基体を進退させるための基体位置移動手段と、該誘導加熱コイル中の空間部に挿入された複数本の円筒状基体を回転させるための基体回転手段とを、有することを特徴とする電子写真感光体の製造装置。」
(10)「前記(1)項乃至(8)項のいずれかに記載の電子写真感光体の製造方法又は前記(9)項に記載の電子写真感光体の製造装置により製造されたものであることを特徴とする電子写真感光体。」
また、本発明はさらに次のような「電子写真感光体の製造方法」を包含する。
(11)「前記加熱コイルと前記円筒状基体の最短位置での距離が3mm〜10mmであることを特徴とする前記(1)項乃至(8)項のいずれかに記載の電子写真感光体の製造方法。」
(12)「前記高周波誘導加熱装置の共振周波数が400kHz以下であることを特徴とする前記(1)項乃至(8)項のいずれか又は前記第(11)項に記載の電子写真感光体の製造方法。」
以下の詳細かつ具体的な説明から理解されるように、本発明によれば、複数の基体を同時にかつ膜厚精度よく短時間で乾燥できるという極めて優れた効果が発揮される。
すなわち、本発明によれば、円筒状基体の外側に螺旋状に巻きつけた電磁誘導コイルを用いた誘導加熱方式による製造方法でできていない複数の円筒状基体の同時加熱、及び複数の径に対しても同一装置で段取り変えなく実施できるようになり、さらに、上記の熱風乾燥による熱風温度ムラがもたらす、従来の電子写真感光体の特性の不均一性、塗膜表面の不均一性といった課題を解決し、特性ムラがなく、平滑な表面を有する電子写真感光体の製造方法及び製造装置が提供され、また、高周波誘導加熱の課題である複数の円筒状機体基体を均一に加熱する点にて、本発明内の直線状コイル、又はヘリカル状コイルの巻き方を円形状の各段を水平としたオフセット巻、もしくは四すみをR形状とした四角形状、ヘリカル状コイルの巻き方を円形状の各段が傾斜した螺旋巻のコイル形状において、各円筒状基体とコイルに最も近接した位置でコイルとワークの位置関係が2本以上の円筒状基体で統一するよいに設置することで、一つの誘導加熱装置にて2本以上の円筒状基体の均一加熱が可能となる。
本発明の電子写真感光体の製造装置の1例を示す概要図である。 前記製造装置例における導電性基体の回転手段の1例を示す概要図である。 本発明における誘導加熱コイルの1例を説明する概要図である。 本発明における誘導加熱コイルの他の1例を説明する概要図である。 本発明における誘導加熱コイルの更に他の1例を説明する概要図である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、円筒状導電性基体表面に塗布された電子写真感光体形成用有機性材料層塗膜の加熱手段として、電磁誘導加熱コイルにて高周波誘導加熱装置で前記基体を加熱する工程を有する電子写真感光体の製造方法であって、先に述べたように、1組の誘電加熱コイルの空間内に配置された複数本の円筒状基体を回転させながら加熱することで生産性が向上する。この回転させるという機構により、複数の基体を高周波誘導加熱する場合の問題点である円筒状基体円周方向の温度バラツキを抑制できる。
電子写真感光体例えば現在主流のOPC感光体を製造するには、基体上に、電荷ブロック、平滑化及びモアレ防止などのため下塗層、電荷発生層や電荷輸送層、単一有機感光層、表面保護層など各種の塗工層が設けられることが行われているが、これら塗工層には、通常、フィラーや光電性顔料粒子等の有機、無機の材料と、これらを基体上に強固に設けるための結着剤樹脂を有機溶媒中に溶解又は分散してなる塗工液を用いて塗工・乾燥させ、場合によっては樹脂材料又はその前駆体を架橋・硬化させ、更には得られた塗膜にアニーリング処理を施して、目的とする塗工層を得ることもある。いずれの場合も通常は不可避的に加熱工程を伴うことが多い。本発明の電子写真感光体の製造技術(製造方法及び製造装置)は、このような感光体を対象とするものであり、有機性材料とは、フィラーのような無機材料を含むか否かに拘わらず、塗工液調製のための材料の全部又は一部に有機質材料を用いるものを意味している。
初めに、本発明についての理解を容易ならしめるため、本発明の電子写真感光体の製造技術(製造方法及び製造装置)の1例を、図1,2を参照しつつ説明するが、これらは、本発明についての理解を容易ならしめるためのものであって、本発明を制限するためのものではない。
図1は、感光体の製造装置の1例を示す模式図である。この例の装置は、基体加熱手段系と、基体回転手段系と、基体位置移動手段系と、これらの3つの系のための計装手段系を含む。
基体加熱手段系は、誘導加熱コイル(1)と、これに高周波電流を送るための高周波発振器(2)及びこれら両者間のインピーダンスマッチングの結果を左右するインダクタンス整合のための誘導整合回路(加熱コイル自体における電力損失をなくして、基体でのうず電流発生、発熱効率上昇に寄与させる)を有する整合器(3)を含む。しかし、整合器(3)は、予め周波数や、表面抵抗と体積抵抗の差、発熱効率等が一定範囲内の誘電率、透磁率等の諸元、想定された形状及びサイズの基体材質を採用する際には、本発明において必須のものではない。
基体回転手段系を構成する基体回転手段(4)は、この例の装置においては、それ自体、位置の移動が可能であるように、基体位置移動手段系に付設されている。基体回転手段(4)は、この例においては図2に示されるように、台座(5)に複数配置されている。基体回転手段(4)は、円筒型基体(10)の空洞部内に進入して内壁に嵌合し基体を保持し得るコーン型回転体(6)と、この回転体(6)の回転軸(7)と、回転軸(7)の根元に設けられた回転動力伝達手段(M)とを有し、コーン型回転体(6)は台座(5)の上面の図示しないベアリング座上に所定の間隔をもって配置され、回転軸(7)は台座(5)に穿孔された軸孔を裏側まで貫通している。回転動力伝達手段(M)は台座(5)の裏面に設けられた収納ボックス(8)中に収容されている。
しかしながら、本発明においては、基体回転手段は、無論、このような具体的な例のものに限られる訳ではなく、例えば、円筒型基体の空洞内に挿入した後に空気膨張させ内壁に圧接させて基体を保持するバルーン型のチャックであってもよく、円筒型基体の空洞内に挿入した後に螺子回転により開脚、内壁に圧接させて基体を保持させるタイプのものであってもよい。
基体位置移動手段系は、台座(5)を付設しており、進退及び回転可能な進退軸(9)を有する。台座(5)はアクチュエータ(11)の作動により上下移動して、基体(10)を加熱コイル(1)中の空間部に進入、退却させる進退軸(9)に設けられている。また進退軸(9)のアクチュエータ(11)は、図中、矢印(K)で示されるように回転軸(12)により回動自在に支持され、これによって進退軸(9)の回動が可能になるが、アクチュエータ(11)と回転軸(12)は作動装置(13)により作動される。
しかしながら、本発明においては、基体位置移動手段は、無論、このような具体的な例のものに限られる訳ではなく、例えば、作業環境の排気処理、温度管理が非常に行き届いている場合や、塗膜が耐熱性に優れている場合(加熱部分からの熱気は上部に影響を与え易い)には、誘導加熱コイル(1)の上部から誘導加熱コイル(1)の空間に進退するタイプのものであっても、勿論、差し支えなく、基体の上下から支えるタイプのものであってもよい。
計装手段系は、コントローラ(14)による基体加熱手段系、基体回転手段系、基体位置移動手段系の円滑な作動、制御を行なうもので、これらそれぞれに作動信号を発するが、誘導加熱コイル(1)近傍に配置された非接触温度計(15)によりモニタされた温度情報の信号に基き、コントローラ(14)からの制御信号を、前記誘導加熱装置の高周波発振器(3)に随時入力することを包含する。
図中、符号16,17、18及び19は、通信ラインを表わす。
而してこの例の装置においては、表面に電子写真感光体形成用有機性材料を含む塗工液が塗布された塗膜複数の円筒状導電性基体(10)が、基体回転手段(4)のコーン型回転体(6)に配置され、基体回転手段(4)を付設した基体位置移動手段系の進退軸(9)の矢印(G)方向への上昇により、誘導加熱コイル(1)中の空間部に進入し、高周波発振器(2)から出力された高周波電流が、整合器(3)を介して誘導加熱コイル(1)に与えられてここで発熱し(うず電流損を生じ)、に配置された円筒状導電性基体(10)が加熱される。
そして例えば、加熱により塗工膜の乾燥が終了すると、進退軸(9)を下方に退却させることにより、基体(10)をコイル(1)の空間部から引抜き、必要ならば回転軸(12)を回動させて進退軸(9)を横方法に倒し、各コーン型回転体(6)から基体(10)を取り外し、進退軸(9)を再び縦方向に回動させてコーン型回転体(6)に被処理基体(10)を装着し次の加熱サイクルに移行する。
そして、この例の装置においては、基体(10)は気体の供給口及び排気口を備えた機器内に置かれ、換気されながら乾燥が行われる。
この基体の数は2本〜4本、生産性及び均一に加熱するには2本又は4本が好ましい。
また、複数の基体相互の最接近距離が近ければ基体の回転により他の基体への影響を及ぼしてしまうため、13mm〜25mmであることが好ましく、15mm〜21mmであることが、より好ましい。
同様に回転条件も高速すぎると基体の回転により他の基体への影響を及ぼしてしまうため、60〜240rpm好ましくは80〜160rpmがよい。また、回転方向は各基体が同じ向きであることが特に好ましい。
また、加熱コイル円筒状基体の最短位置との距離が3mm以上10mm以下、好ましく5mm以上8mm以下とすることで効率よい加熱が実現できる。加熱コイルと前記円筒状基体の最短位置との距離が10mmを超える場合には基体に到達する磁束が小さくなり、著しく過熱効率が低下する。またその距離が3mm未満の場合には基体の移載時にコイルと接触してしまう可能性が高くなる。
また、誘導コイルの形状はヘリカル状コイルであり、該ヘリカル状コイルの巻き方は円形状の各段を水平としたオフセット巻(図3)もしくは四すみをR形状とした螺旋巻(図4)であることで、円筒状基体の軸方向にて2本以上の円筒状基体に近接するコイルの位置関係が均等となり掛かるエネルギーが均一となり軸方向で均一な加熱が可能となる。
さらに、ヘリカル状コイルの上下間隔は、20〜50mmが好ましく、25〜40mmであることがより好ましい。
間隔が短いと高周波誘導加熱装置が高周波で共振させることができず、加熱ができない。また間隔が長いと加熱効率が低下してしまう。
前記加熱コイル形状は図5に示すような直線状コイルであることにより、円を螺旋状にした一般的なコイルより円筒状基体とコイルの距離が全体的に近づくため、より高効率な加熱・乾燥が実現できる。
また、図4に略式(1面のみ)で示されるように、3面をフェライトで覆われた銅管が前記円筒状基体それぞれの軸に並行に配置された直線状コイルを用いることにより、フェライトによりコイルから発生した磁束が円筒状基体に集中するため、やはり円を螺旋状にした一般的なコイルより高効率な加熱・乾燥が実現できる。
高周波誘導加熱装置の共振周波数が400kHz以下、好ましくは350kHz以下とすることで、導電性円筒状基体を損失が少なく高効率な加熱が実現できる。共振周波数が400kHzを超えた場合にはコイルでの電流損失が大きくなり、加熱効率が低下する。
また共振周波数の下限値については導電性基体の種類により変わってくるが、アルミ基体の場合には50kHz以上が好ましい。
前記のように、基体の塗膜側に対向し、コイルピッチ間に設置された非接触温度計の温度出力を、前記誘導加熱装置にフィードバックしてコイル流れる電流を調節することにより、円筒状基体を狙いの温度にすることができる。また、狙いの温度も容易に変更可能であるため、様々な条件に段取り等なく制御が可能である。
また、気体の供給口及び排気口を備えた機器内に置かれ、換気されながら前記乾燥がおこなわれることで乾燥時に発生する溶剤蒸気を効率よく換気することができ、乾燥時間の短縮が可能となる。
またさらに、円筒状基体に対し側面位置に長さ方向に給気風速0.4〜0.5m/sの複数の給気口と、装置下部にその給気量を排気する排気口を設けることで乾燥時に発生する溶剤蒸気を効率よく換気することができる。
そして、被加熱物となる円筒状基体の直径や長さや肉厚、また乾燥させる有機感光層塗膜により加熱温度及び加熱時間を設定することで、直径20mm程度の小径のものから100mmを超える基体まで本発明を適用することができる。
本発明の効果をいっそう明瞭ならしめるため、実施例を挙げてさらに具体的に説明するが、これらは本発明の一態様にすぎず、これらに本発明の技術的範囲は限定されない。
[実施例1]
以下に示す組成で、下引き層用、電荷発生層用、電荷輸送層用の各塗布液を調製し、それぞれスプレー塗布と乾燥によって積層形成して電子写真感光体を作製した。
(下引き層の形成)
アルキッド樹脂(ベッコゾール1307−60−EL(大日本インキ化学工業社製))15重量部、メラミ樹脂(スーパーベッカミンG−821−60(大日本インキ化学工業社製))10重量部をメチルエチルケトン150重量部に溶解し、これに酸化チタン粉末(タイペールCR−EL(石原産業社製))90重量部を加えボールミルで12時間分散した。
得られた溶液を容器に取り出し、固形分が25重量%となるようにシクロヘキサノンで稀釈し、下引層用塗工液とした。
その塗工液をスプレー塗布しその後、誘導加熱装置(米国 AMERITHERM社製 EASY HEAT8310、出力:10KW、共振周波数:150kHz〜400kHz範囲内で自動チューニング(実施例では200kHz)、コイル:φ130(銅管径φ10、ピッチ36mm、巻数11turn(全長360mm)、電流出力:260A固定)にて160℃まで昇温に30秒、160℃で90秒の計120秒で温度制御して乾燥させ、膜厚6.3μmの下引き層を形成した。
(電荷発生層の形成)
次に、ポリビニルブチラール樹脂(エスレックHL−S:積水化学工業社製)5重量部をメチルエチルケトン150重量部に溶解し、これに下記構造式(1)で示すトリスアゾ顔料10重量部を加え、ボールミルで48時間分散後、さらにシクロヘキサノン210重量部を加えて3時間分散を行った。得られた溶液を容器に取り出し、固形分が1.5重量%となるようにシクロヘキサノンで稀釈した。
Figure 2014048330
上記調製した電荷発生層用塗布液を、下引き層の場合と同様に下引き層を形成した被塗布物上にスプレー塗布し、その後、誘導加熱装置にて110℃まで昇温に30秒、110℃で90秒の計120秒で温度制御して乾燥させ膜厚0.2μmの電荷発生層を形成した。
(電荷輸送層の形成)
次に、テトラヒドロフラン83重量部に、ビスフェノールA型ポリカーボネート樹脂10、シリコーンオイル(KF−50:信越化学工業社製)0.002重量部を溶解し、これに下記構造式(2)の電荷輸送物質8重量部を加えて溶解させ、固形分が8重量%となるようシクロヘキサノンで稀釈し電荷輸送層塗布液を調製した。
Figure 2014048330
上記調製した電荷輸送層用塗布液を、下引き層の場合と同様に電荷発生層上にスプレー塗布し、その後、誘導加熱装置にて155℃まで昇温に30秒、110℃で90秒の計155秒で温度制御して乾燥させ電荷輸送層を形成した。
尚、実施条件は以下の通りである。
円筒状基体:基体材質:アルミニウム 外径φ30mm 肉厚0.75mm 長さ340mm
使用コイル:四隅を丸くした正方形状のコイルでありオフセット巻
給排気:あり(給気風速0.5m/s)
共振周波数:200kHz
ワーク回転:120rpm
本数:4本
基体間最短距離:6mm
コイルと基体の最短距離:7mm
コイルピッチ:30mm
でき上がった電子写真感光体を下記の評価をおこなった
(1)電子顕微鏡(200倍)にて表面を観察しシワ・凹凸等変形の有無の評価
全く確認できない:良
シワ・凹凸があるが品質規格内:可
シワ・凹凸などの変形が品質規格を満たさない:不可
(2)製した電子写真感光体を、リコー製imagio Neo270を用いて画像品質評価
画質品質問題なし:良
画質品質問題あり:不可
[実施例2]
下記条件を変更し実施例1と同様に作製、評価をおこなった。
使用コイル:四隅を丸くした正方形状のコイルであり螺旋巻
ドラム設置位置:コイルの螺旋傾斜と合わし段ちに設置
回転:140rpm
本数:2本
[実施例3]
下記条件を変更し実施例1と同様に作製、評価をおこなった。
使用コイル:3面をフェライトで覆われた直線状コイル
給排気:あり(給気風速0.4m/s)
基体間最短距離:7mm
共振周波数:250kHz
コイルと基体の最短距離:5mm
[実施例4]
下記条件を変更し実施例1と同様に作製、評価をおこなった。
使用コイル:3面をフェライトで覆われた直線状コイル
本数:2本
共振周波数:200kHz
コイルと基体の最短距離:5mm
[比較例1]
下記条件を変更し実施例1と同様に作製、評価をおこなった。
ワーク回転:なし
[比較例2]
下記条件にて作製、評価をおこなった。
乾燥を高周波誘導加熱ではなく従来の熱風乾燥で実施
下引き層:乾燥炉内温度135℃ 200秒
電荷発生層:乾燥炉内温度130℃ 200秒
電荷輸送層:乾燥炉内温度135℃ 200秒
結果を表1に示す。
Figure 2014048330
(図1、2について)
1 誘導加熱コイル
2 高周波発振器
3 整合器
4 基体回転手段
5 台座
6 回転体
7 回転軸
8 収納ボックス
9 進退軸
10 円筒型基体
11 アクチュエータ
12 回転軸
13 作動装置
14 コントローラ
15 非接触温度計
16、17、18,19 信号ライン
K 進退軸回動方向
G 進退軸進退方向
M 回転動力伝達手段
(図3について)
A、B、C、D 円筒状基体の最短位置での距離
1円筒状基体
2加熱コイル
(図4について)
1円筒状基体
6加熱コイル
特開2003−122032号公報 特開平9−114111号公報 特開平2−72366号公報

Claims (10)

  1. 円筒状導電性基体表面に塗布された電子写真感光体形成用有機性材料塗膜を、誘導加熱コイルにて高周波誘導加熱装置で前記基体から加熱する加熱工程を有する電子写真感光体の製造方法であって、1組の誘電加熱コイル中の空間部に配置された複数本の円筒状基体を回転させながら加熱することを特徴とする電子写真感光体の製造方法。
  2. 前記複数の基体間の最接近距離が13〜25mmであることを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体の製造方法。
  3. 前記回転条件が60〜240rpmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子写真感光体の製造方法。
  4. 前記加熱コイル形状はヘリカル状コイルであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子写真感光体の製造方法。
  5. 前記ヘリカル状コイルの上下間隔が、20mm〜50mmであることを特徴とする請求項4に記載の電子写真感光体の製造方法。
  6. 前記加熱コイル形状は3面をフェライトで覆われた直線状コイルであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電子写真感光体の製造方法。
  7. 前記基体の塗膜側に対向し、コイルピッチ間に設置された非接触温度計の温度出力を、前記誘導加熱装置にフィードバックすることにより前記基体を所定の温度に制御する機構を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電子写真感光体の製造方法。
  8. 前記基体は気体の供給口及び排気口を備えた機器内に置かれ、換気されながら乾燥がおこなわれることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の電子写真感光体の製造方法。
  9. 円筒状導電性基体表面に塗布された電子写真感光体形成用有機性材料塗膜の加熱手段として加熱コイルにて高周波誘導加熱装置で前記基体を加熱する加熱工程を有する電子写真感光体の製造装置であって、1組の誘導加熱コイルと、該誘導加熱コイル中の空間部に複数本の円筒状基体を進退させるための基体位置移動手段と、該誘導加熱コイル中の空間部に挿入された複数本の円筒状基体を回転させるための基体回転手段とを、有することを特徴とする電子写真感光体の製造装置。
  10. 請求項1乃至8のいずれかに記載の電子写真感光体の製造方法又は請求項9に記載の電子写真感光体の製造装置により製造されたものであることを特徴とする電子写真感光体。
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