JP2012107566A - 蒸気止め弁 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】弁室により形成され、かつ、弁体を内包する弁体ブッシュと、弁体を弁座に対して進退させる弁棒6と、この弁棒6の摺動管として機能する弁棒ブッシュ7とを備えた蒸気止め弁であって、前記弁棒6の第1の傾斜面6aの他端に、前記弁棒6の一端の側から他端の側にかけて末広がりとなる第2の傾斜面6fの一端が連続して設けられ、前記弁棒ブッシュ7の第1の傾斜面7aの一端に、前記弁棒ブッシュ7の一端の側から他端の側にかけて末広がりとなる第2の傾斜面7bの一端が連続して設けられている。
【選択図】図2
Description
弁棒42の長手方向(軸方向)における途中および弁棒ブッシュ43の長手方向(軸方向)における途中にはそれぞれ、弁体が弁座から退いて(離れて、遠退いて)、弁室(図示せず)の内部に形成された蒸気流路(図示せず)が全開となったときに互いに接して(当接して)、弁棒42の一方(図4において上方)への動き(移動)を拘束する傾斜面42a,43aが周方向に沿って環状に(ぐるりと一周)形成されている。
一方、傾斜面42aの他端(図4において下側の端)には、中径部42eの外径よりも大きい、一定の外径を有する大径部42fが連続して設けられている(接続されている)。
一方、傾斜面43aの他端(図4において下側の端)には、径方向に沿って延びる(第1の)段部43cの内周縁(内周端)が連続して設けられ(接続され)、段部43cの外周縁(外周端)には、一定の幅(高さ)および後述する大径穴43fの内径よりも大きい、一定の内径で周方向に沿って環状に(ぐるりと一周)形成された拡径部43dの一端(図4において上側の端)が連続して設けられており(接続されており)、拡径部43dの他端(図4において下側の端)には、径方向に沿って延びる(第2の)段部43eの外周縁(外周端)が連続して設けられ(接続され)、段部43eの内周縁(内周端)には、一定の内径(小径穴43bの内径よりも大きく、拡径部43dの内径よりも小さく、かつ、大径部42fの外径よりもわずかに大きい内径)で周方向および軸方向に沿って円筒状に穿設された大径穴43fの一端(図4において上側の端)が連続して設けられている(接続されている)。
本発明に係る蒸気止め弁は、弁室により形成され、かつ、弁体を内包する弁体ブッシュと、弁体を弁座に対して進退させる弁棒と、この弁棒の摺動管として機能する弁棒ブッシュとを備え、前記弁棒の長手方向における途中および前記弁棒ブッシュの長手方向における途中のそれぞれに、前記弁体が前記弁座から一方に退いて、前記弁室の内部に形成された蒸気流路が全開となったときに互いに接して、前記弁棒の前記一方への動きを拘束する第1の傾斜面が周方向に沿って環状に形成された蒸気止め弁であって、前記弁棒の前記第1の傾斜面の他端に、前記弁棒の一端の側から他端の側にかけて末広がりとなる第2の傾斜面の一端が連続して設けられ、前記弁棒ブッシュの前記第1の傾斜面の一端に、前記弁棒ブッシュの一端の側から他端の側にかけて末広がりとなる第2の傾斜面の一端が連続して設けられている。
しかしながら、図3(a)に示すように、弁棒ブッシュ7の第2の傾斜面7bに発生する変形(の大半)は、例えば、段部6b、小径部6c、段部6dにより形成される空間S3の半径方向外側に形成され、第2の傾斜面7bに発生した変形(の大半)が、空間S3内に入り込まないようになっている。
また、図3(b)に示すように、第2の傾斜面6fに発生する変形(の大半)は、例えば、段部7e、拡径部7f、段部7gにより形成される空間S4の半径方向内側に形成され、第2の傾斜面6fに発生した変形(の大半)が、空間S4内に入り込まないようになっている。
そして、その結果、弁棒6が動かなくなったり、弁棒6の摺動抵抗が大きくなりすぎるのを回避することができる。
図1は本実施形態に係る蒸気止め弁の全体の構成を示す断面図、図2は図1の要部を拡大して示す図、図3は図2の要部をさらに拡大して示す図である。
なお、図1中の符号8はタービン入口を示し、符号9は弁室2の内部に形成された蒸気流路を示している。
また、図1中の実線矢印は、(主)蒸気の流れ方向を示している。
しかしながら、図3(a)に示すように、傾斜面7bに発生する変形(の大半)は、段部6b、小径部6c、段部6dにより形成される空間S3の半径方向外側に形成され、傾斜面7bに発生した変形(の大半)が、空間S3内に入り込まないようになっている。
また、図3(b)に示すように、傾斜面6fに発生する変形(の大半)は、段部7e、拡径部7f、段部7gにより形成される空間S4の半径方向内側に形成され、傾斜面6fに発生した変形(の大半)が、空間S4内に入り込まないようになっている。
そして、その結果、弁棒6が動かなくなったり、弁棒6の摺動抵抗が大きくなりすぎるのを回避することができる。
例えば、上述した実施形態では、段部7cの外周縁に、傾斜面7dの他端を連続して設ける(接続する)ようにしたが、段部7cの外周縁に、一定の内径で周方向および軸方向に沿って円筒状に穿設された穴の一端を連続して設ける(接続する)ようにしてもよい。
2 弁室
3 弁体
4 弁体ブッシュ
5 弁座
6 弁棒
6a (第1の)傾斜面
6f (第2の)傾斜面
7 弁棒ブッシュ
7a (第1の)傾斜面
7b (第2の)傾斜面
7d (第3の)傾斜面(第2の傾斜面)
9 蒸気流路
Claims (3)
- 弁室により形成され、かつ、弁体を内包する弁体ブッシュと、弁体を弁座に対して進退させる弁棒と、この弁棒の摺動管として機能する弁棒ブッシュとを備え、
前記弁棒の長手方向における途中および前記弁棒ブッシュの長手方向における途中のそれぞれに、前記弁体が前記弁座から一方に退いて、前記弁室の内部に形成された蒸気流路が全開となったときに互いに接して、前記弁棒の前記一方への動きを拘束する第1の傾斜面が周方向に沿って環状に形成された蒸気止め弁であって、
前記弁棒の前記第1の傾斜面の他端に、前記弁棒の一端の側から他端の側にかけて末広がりとなる第2の傾斜面の一端が連続して設けられ、
前記弁棒ブッシュの前記第1の傾斜面の一端に、前記弁棒ブッシュの一端の側から他端の側にかけて末広がりとなる第2の傾斜面の一端が連続して設けられていることを特徴とする蒸気止め弁。 - 前記弁棒ブッシュの前記第2の傾斜面の一端に、前記弁棒ブッシュの一端の側から他端の側にかけて先細りとなる第3の傾斜面の一端が連続して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の蒸気止め弁。
- 弁室により形成され、かつ、弁体を内包する弁体ブッシュと、弁体を弁座に対して進退させる弁棒と、この弁棒の摺動管として機能する弁棒ブッシュとを備え、
前記弁棒の長手方向における途中および前記弁棒ブッシュの長手方向における途中のそれぞれに、前記弁体が前記弁座から一方に退いて、前記弁室の内部に形成された蒸気流路が全開となったときに互いに接して、前記弁棒の前記一方への動きを拘束する第1の傾斜面が周方向に沿って環状に形成された蒸気止め弁であって、
前記弁棒ブッシュの前記第1の傾斜面の一端に、前記弁棒ブッシュの一端の側から他端の側にかけて先細りとなる第2の傾斜面の一端が連続して設けられていることを特徴とする蒸気止め弁。
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- 2010-11-17 JP JP2010256871A patent/JP5631166B2/ja active Active
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JP5631166B2 (ja) | 2014-11-26 |
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