JP2007278179A - 一体型蒸気弁および一体型蒸気弁を備えた蒸気タービンプラント - Google Patents

一体型蒸気弁および一体型蒸気弁を備えた蒸気タービンプラント Download PDF

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Abstract

【課題】 蒸気の漏洩を低減する一体型蒸気弁および一体型蒸気弁を備えた蒸気タービンプラントを提供する。
【解決手段】
本発明に係る一体型蒸気弁は、弁本体301と、弁本体301に収容された第1の弁体305と、第1の弁体305と接続する第1の弁棒306と、弁本体301の内部の第1の弁体305の外側に収容された第2の弁体307と、第2の弁体307と接続する第2の弁棒308a、308bと、弁本体301に取り付けられ、第1の弁棒306の摺動部314と、第2の弁棒308a、308bの摺動部316a、316bとを貫通させる弁蓋302とからなり、第2の弁棒308a、308bの摺動部316a、316bの弁体側の端部にテーパ面Aを設け、このテーパ面Aと気密状に当接するように、弁蓋の第2の弁棒308a、308bの貫通部に蒸気シール部を形成するシート面Bを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、蒸気タ−ビンなどに適用される一体型蒸気弁に関する。
従来の一体型蒸気弁としては、例えば特許文献1に記載のものがある。このような従来型の一体型蒸気弁の組み立て断面図を図6に示す。
弁本体1は、蒸気タ−ビンの第1の蒸気弁及び第2の蒸気弁を内蔵している。弁蓋2は、弁本体1の上端に取り付けられ、漏洩蒸気回収管17を備えている。
第1の蒸気弁弁棒10は、第1の蒸気弁のブッシュ4内を軸方向に往復可能に設けられ、弁蓋2を貫通して上端をレバー12に固定され、下端に第1の蒸気弁の先開弁7、及び先開弁7を覆うように取り付けられた主弁6を保持している。
第1の蒸気弁の主弁6の後端部には凸部16が形成され、凸部16の外径は、第1の蒸気弁のブッシュ4の外径と同径となっており、主弁6が全開したとき、凸部16の上端面のシート面Gと第1の蒸気弁のブッシュ4の下端面のシート面Hが接触してシール部を形成する。
第2の蒸気弁弁棒3は、第1の蒸気弁弁棒10のまわりに複数本設けられている。第2の蒸気弁弁棒3はそれぞれ、第2の蒸気弁のブッシュ15内を軸方向に往復可能に設けられている。第2の蒸気弁弁棒3はそれぞれ、弁蓋2を貫通し上端をレバー11に固定され、下端を第2の蒸気弁の主弁5に接続されている。
第2の蒸気弁の主弁5の上端面と第2の蒸気弁のブッシュ15の下端面にはそれぞれシート面Cとシート面Dが形成されており、第2の蒸気弁の主弁5が全開したとき、シート面Cとシート面Dが接触してシール部を形成する。
凸部16の側部の切欠き高さは、第1の蒸気弁の主弁6のシート面Gと第1の蒸気弁のブッシュ4のシ−ト面Hが接触した状態で、第2の蒸気弁の主弁5が上下作動した時に干渉しない高さとなっている。第2の蒸気弁の主弁5と第2の蒸気弁弁棒3の接続は、ル−ズな嵌め込み式として、第2の蒸気弁の主弁5と第2の蒸気弁弁棒3が互いに拘束しない様、多少のスキマが設けられている。
第1の蒸気弁弁棒10と第1の蒸気弁のブッシュ4、及び第2の蒸気弁弁棒3と第2の蒸気弁のブッシュ15の各スキマからの漏洩蒸気を回収するための貫通穴は、第1の蒸気弁のブッシュ4と第2の蒸気弁のブッシュ15の上下の中間部に、各2ヶ所設けられ、漏洩蒸気回収管17に接続されている。
ばね13は、第2の蒸気弁の油筒8に接続されているレバ−11用シリンダ−を第2の蒸気弁の主弁5が閉となる向きに付勢するように、第2の蒸気弁の油筒8内に設置されている。
ばね14は、第1の蒸気弁弁棒10の上端と弁蓋2の上端に設けられたカバ−との間に設置されている。これにより、第1の蒸気弁の油筒9に接続されているレバ−12用シリンダ−は第1の蒸気弁の主弁6が閉となる向きに付勢されている。
蒸気タ−ビンに蒸気を流入及び遮断するときは、次の順序で一体型蒸気弁が開閉する。
第1の蒸気弁用の駆動用ピストンを内蔵した油筒9に高圧油を供給すると、ピストンに接続されたレバ−12が支点を中心として動作し、ブッシュ4内を挿通し、弁蓋2の上端を貫通して固定された弁棒10を介して第1の蒸気弁の先開弁7と主弁6を上に引き上げて全開し、いつでも蒸気がタ−ビンに流入できる状態になる。
次に、タ−ビンの制御信号により第2の蒸気弁用の駆動用ピストンを内蔵した油筒8に高圧油を供給及び排出すれば、ピストンに接続されたレバ−11が支点を中心として動作し、弁蓋2の上端を貫通し、ブッシュ15によって支持された弁棒3を介して第2の蒸気弁用の主弁5を開閉させることができる。これによりタ−ビン流入蒸気量を調節し、タ−ビン回転数または負荷を制御できる。
タ−ビントリップ時は、第1の蒸気弁用の油筒9の高圧油を排出することにより、油筒9に接続されているレバ−12用シリンダ−に作用している弁を開く力が失われ、弁棒10の上端と弁蓋2の上端に設けられたカバ−との間に設置されたばね14の力により弁棒10を下方に押して先開弁7及び主弁6を全閉する。
第2の蒸気弁用の油筒8の高圧油を排出すると、油筒8の内部に組み込まれたばね13の力で弁棒3を下方に押して主弁5を全閉させる。
特開平9−32996
従来の一体型蒸気弁は、第1の蒸気弁が全開状態のとき、主弁6の凸部16の平面状のシート面Gとブッシュ4の平面状のシ−ト面Hとが当接して蒸気をシ−ルする構造である。また第2の蒸気弁が全開状態のとき、主弁5の後端面の平面状のシ−ト面Cとブッシュ15の平面状のシ−ト面Dとが当接して蒸気をシ−ルする構造である。この各主弁と各ブッシュとの平面状のタッチ面を第1の蒸気シ−ル部とする。
しかし、第1の蒸気弁及び第2の蒸気弁が全開状態となるためには、各々弁棒が各主弁を引き上げなければならないので、第1の蒸気弁では先開弁7と主弁6とが当接し、また第2の蒸気弁では主弁5と主弁5にルーズに嵌め込まれている弁棒3とが当接する。このとき、第1の蒸気シ−ル部以外に先開弁7と主弁6の当接部、及び主弁5と弁棒3の当接部に蒸気をシ−ルする面を備える第2の蒸気シ−ル部が必要となる。この二段階のシ−ル構造では、構成部品が多く構造が複雑になり、たとえ第1の蒸気シ−ル部が完全であっても、第2の蒸気シ−ル部が不完全であれば蒸気が漏洩する。
特に、第2の蒸気弁は、主弁5に弁棒3がルーズに嵌め込まれる構成となっており、この嵌め込み部のすぐ上に平面状の第1のシール部を備えている。弁棒3を主弁5にルーズに嵌め込んで組み立てるためには、弁棒3を主弁5の内部に組み付けるための開口部を設け、弁棒3を組み入れた後にこの開口部の外側をふさぐ必要がある。このようにして弁棒3を主弁5に嵌め込む場合、第1のシール部を平面状のシール面として十分なシールを備えるように加工するのは困難である。
また、第2の蒸気弁は弁棒が複数本配置されているので、これら複数本の弁棒が同時に引き上げられ、蒸気をシ−ルすることは、困難である。
さらに、第1、第2の蒸気シ−ル部とも、これらシ−トが平面状のタッチ面で構成されていることから、弁全開時の油筒駆動力による蒸気シ−ルのための強制力が乏しく、漏洩しやすい欠点がある。
以上から、従来の一体型蒸気弁では、弁棒とブッシュの間隙からの漏洩蒸気を無駄に捨てることになるという問題があった。
本発明の目的は、蒸気の漏洩を低減できる一体型蒸気弁および一体型蒸気弁を備えた蒸気タービンプラントを得ることにある。
上記目的を達成するために、本発明における一体型蒸気弁は、弁本体と、前記弁本体の内部に形成された入口部から出口部に通ずる蒸気通路と、前記弁本体の内部に収容された第1の弁体と、前記第1の弁体と接続し、摺動部を備える第1の弁棒と、前記弁本体の内部の前記第1の弁体の外側に同心状に収容され、前記第1の弁体と同方向に往復動する第2の弁体と、前記第2の弁体と接続し、摺動部を備える第2の弁棒と、前記弁本体に取り付けられ、前記第1の弁棒の前記摺動部と、前記第2の弁棒の前記摺動部とを貫通させる弁蓋とからなり、前記第2の弁棒の前記摺動部の弁体側の端部にテーパ面を設け、このテーパ面と気密状に当接するように、前記弁蓋の前記第2の弁棒の貫通部に蒸気シール部を形成するシート面を備えたことを特徴とする。
本発明の一体型蒸気弁によれば、弁棒とブッシュの間隙からの蒸気の漏洩を低減できる。
以下本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る一体型蒸気弁の組み立て断面図である。
本実施の形態に係る一体型蒸気弁は蒸気タ−ビンなどに使用される蒸気止め弁と蒸気加減弁を組み合わせたものであり、図示しないボイラ等からの蒸気流は、弁本体301の側部から蒸気入口管Iへ流入し、蒸気入口管Iとは垂直に配置されている蒸気出口管Oから流出して図示しない蒸気タ−ビン等へと流れていく。
弁蓋302は、弁本体301の上端部にボルト311で固定されて、蒸気入口管Iと蒸気出口管Oの間に弁室312を形成している。ストレ−ナ303は、弁本体301内の弁室312の周囲に、流入する蒸気に混入している異物を取り除くために1つ配設されている。弁座304は、弁本体301内方の弁室312の下流部、つまり弁室312に蒸気出口管Oが接続される側に設けられ、後述する第1の弁体及び第2の弁体を当接させて蒸気流を遮断する。
第1の弁体305は、全閉状態で弁座304に接しており、上端は第1の弁棒306に接続されている。第1の弁棒306は、弁本体301に取り付けられた弁蓋302を貫通して図示しない油筒に接続されている。
また、第2の弁体307は、第1の弁体305の外側に同心状に収容され、全閉状態で弁座304に接しており、上端は第2の弁棒である2本の弁棒308aと308bに接続されている。第2の弁棒308aと308bは、弁本体301に取り付けられた弁蓋302を貫通して図示しない油筒に接続されている。2本の第2の弁棒308aと308bは、上方から見たとき、第1の弁棒306を中心として配置されている。なお、弁棒308a、308bは、2本に限らず、3本以上設けてもよい。この場合、これらの複数の弁棒308a、308b、…を、上方から見たときに第1の弁棒306を中心とした点対称の位置に配置するとよい。
第1の蒸気弁のブッシュ309、及び第2の蒸気弁のブッシュ310a、310bは、弁蓋302のそれぞれの弁棒306、308a、308bの貫通部にそれぞれ設置され、これらのブッシュ309、310a、310bがこれらの弁棒306、308a、308bをガイドしている。
弁棒306は、第1の弁体305を保持しており、第1の弁体305に接続された接続部313と、この接続部313に後述するテーパ面Eを介して接続する、半径が接続部313よりも小さい摺動部314とを備えており、この摺動部314がブッシュ309によってガイドされている。
テーパ面Eは、第1の弁棒306の摺動部314の下端に設けられ、45度の傾斜をもつように形成されており、シート面Fは、そのテーパ面Eに相対するように弁蓋302の第1の弁棒306の貫通部に、テーパ面Eの傾斜と等しい45度の傾斜をもつように形成されている。
第1の弁棒306に接続された弁体305がテーパ面Eとシート面Fが接触するまで開弁すれば、これが第1の蒸気弁の全開状態となる。このとき、テーパ面Eはシート面Fに気密状に当接してシール部を形成する。
同様に、弁棒308a及び308bは、第2の弁体307を保持しており、前記第2の弁体307に接続された接続部315a、315bと、この接続部315a、315bに後述するテーパ面Aを介して接続する、半径が接続部315a、315bよりも小さい摺動部316a、316bとを備えており、この摺動部316a、316bがブッシュ310a、310bによってガイドされている。
テーパ面Aは、第2の弁棒308a、308bの摺動部316a、316bの下端に設けられ、45度の傾斜をもつように形成されており、シ−ト面Bは、そのシ−ト面Aに相対するように、弁蓋の第2の弁棒308a、308bの貫通部に45度の傾斜をもつように形成されている。第2の弁棒308a及び308bに接続された弁体307がテーパ面Aとシート面Bが接触するまで開弁すれば、第2の蒸気弁の全開状態となる。このとき、テーパ面Aはシート面Bに気密状に当接してシール部を形成する。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る一体型蒸気弁の全開状態を示す組み立て断面図である。
これらテーパ面Eとシート面F及びテーパ面Aとシート面Bは、傾斜を持つ円錐状のタッチ面で構成されていることから、弁全開時の油筒駆動力により弁棒が自動調芯するように動くので蒸気シ−ルのための強制力が強く、漏洩しにくい利点がある。また、1本の弁棒において蒸気シール部が1箇所となるように、構造が簡素化されている。
これらテーパ面Eとシート面F、及びテーパ面Aとシート面Bとも、その接触面は蒸気シ−ルに適した鏡面仕上げを行っており、その接触面の耐久性を増すために表面硬化処理、例えば窒化熱処理や硬質合金のステライト(登録商標)を盛ることも可能である。
なお、本実施の形態において、更に、起動前の弁本体301の暖気運転に用いる弁座前ドレン構造を設けてもよい。また、第1の弁体305、第2の弁体307を中間開度で運用する時に、第1の弁棒306、第2の弁棒308aまたは308bから外部へ漏洩する蒸気を回収する漏洩蒸気回収穴や蒸気配管等を付加することもできる。
また、本実施の形態に係る一体型蒸気弁は蒸気止め弁と蒸気加減弁を組み合わせたものであり、第1の弁体305、第2の弁体307のうち一方を蒸気止め弁の弁体として、他方を蒸気加減弁の弁体として供すればよく、いずれを蒸気止め弁としても構わない。
図3は、上述の本発明の第1の実施の形態に係る一体型蒸気弁の駆動機構及び油筒の取り付け概要を示した概要図である。
第1の弁棒306、第2の弁棒308a及び308bは、弁本体301に取り付けられた弁蓋302を貫通している。
第1の弁体305と第1の弁棒306は、第1の蒸気弁の油筒501にレバ−等の駆動機構を介することなく直接接続され、給油ポ−トから第1の蒸気弁の油筒501へ油が供給されることにより直動的に開閉動作を行う。
一方、第2の弁体307と第2の弁棒308a及び308bは、上部の駆動レバ−604a及び604bの中央部に各々接続される。駆動レバ−604a及び604bは、一端を支点ロッド605a及び605bに接続され、この接続点を支点606a、606bとして回転運動する。駆動レバー604a、604bの他端は連結レバ−603に接続されている。連結レバ−603は、両端に各駆動レバー604a、604bが接続され、その中心(重心)部には、油筒ロッド602を介して第2の蒸気弁の油筒601が接続されている。給油ポ−トから第2の蒸気弁の油筒601へ油が供給されることにより、油筒ロッド602を介して連結レバ−603が持ち上げられる。駆動レバ−604a及び604bは、支点606a及び606bを中心として同時に回転運動し、駆動レバ−604a及び604bの中央に接続された第2の弁棒308a及び308bが同時に引き上げられ第2の弁体307が開弁動作するように動く。ここで、第2の蒸気弁の弁棒308a及び308bのテーパ面Aとシート面Bが接触するまでの寸法に機械加工上の微妙な差が生じている場合でも、一本の連結レバ−603が油筒ロッド602との連結点を支点として天秤のように自由に傾斜するので、弁棒308a及び308bのいずれにも確実に油筒601の駆動力が伝達される。これにより、テーパ面Aとシート面Bを確実に当接させることができるので、第2の蒸気弁が全開状態になったときに確実な蒸気シ−ルが可能となる。
第1の蒸気弁の油筒501及び第2の蒸気弁の油筒601は、給油ポ−トからの油を遮断されると、内蔵されたバネ力により閉弁動作する。
図4及び図5は、本発明の第1の実施の形態に係る第1の蒸気弁の主弁405の変形例である。図4は、本変形例に係る一体型蒸気弁の組み立て断面図であり、図5は、図4の主弁405と弁座304の部分拡大図である。第1の弁体405以外の構造は第1の実施形態と同様であるため、第1の弁体405以外の構成要素については同一の符号を付しその詳細な説明を省略する。
蒸気タ−ビンの運転中に、第2の弁体307が全開を保持した状態で、第1の弁体405が制御状態により絞り込み動作した場合、弁座304と第1の弁体405とで構成される蒸気通路部には、振動や騒音が発生することから、前記第1の弁体405は、底部側に設けられ縁辺にエッジを備えた凹陥部で構成し、このエッジで第1の弁体405の球面に沿って流れる蒸気を途中でカットさせて第1の弁体405廻りの蒸気流れの安定化を確保、維持している。
また、エッジは、第1の弁体405と弁座304とで形成する蒸気通路を流れる蒸気に衝撃波が発生する上流側の位置に設けるか、もしくは、エッジは、前記第1の弁体405と前記弁座304とで形成する蒸気通路を流れる蒸気が臨界圧となる位置に設ける。
第1の弁体405と前記弁座304とで形成する蒸気通路において、第1の弁体405の弁口径、つまり、弁座と主弁が接触する直径をDoとした時、第1の蒸気弁の主弁405のエッジ及び弁座304は、エッジの直径Diを
[数3]
Di≧0.9Do
とし、弁座304の内径Dthを
[数4]
Dth≧0.8Do
の範囲に設定することにより、第1の弁体405で形成される蒸気通路を通過する蒸気流れの騒音、振動を低減できる。そして、第1の弁体405は高圧力、低流量の非常に低い弁揚程でも長期間の絞り込みによる流れの不安定及び振動を低減できる。
本発明の第1の実施の形態に係る一体型蒸気弁の組み立て断面図。 本発明の第1の実施の形態に係る一体型蒸気弁の全開状態を示す組み立て断面図。 本発明の第1の実施の形態に係る一体型蒸気弁の駆動機構を示す概要図。 本発明の第1の実施の形態に係る一体型蒸気弁の変形例を示す組み立て断面図。 図4の部分拡大図。 従来の一体型蒸気弁の組み立て断面図。
符号の説明
301…弁本体、302…弁蓋 、303…ストレ−ナ、304…弁座、305…第1の弁体、306…第1の弁棒、307…第2の弁体、308a…第2の弁棒(1本目)、308b…第2の弁棒(2本目)、309…第1の蒸気弁のブッシュ、310a…第2の蒸気弁のブッシュ(1本目)、310b…第2の蒸気弁のブッシュ(2本目)、311…弁蓋用ボルト、312…弁室、313…第1の弁棒の接続部、314…第1の弁棒の摺動部、315a…第2の弁棒(1本目)の接続部、315b…第2の弁棒(2本目)の接続部、316a…第2の弁棒(1本目)の摺動部、316b…第2の弁棒(2本目)の摺動部、E…第1の弁棒のテーパ面、F…第1の蒸気弁の弁蓋のシ−ト面、A…第2の弁棒のテーパ面、B…第2の蒸気弁の弁蓋のシ−ト面、I…蒸気入口管、O…蒸気出口管。

Claims (6)

  1. 弁本体と、
    前記弁本体の内部に形成された入口部から出口部に通ずる蒸気通路と、
    前記弁本体の内部に収容された第1の弁体と、
    前記第1の弁体と接続し、摺動部を備える第1の弁棒と、
    前記弁本体の内部の前記第1の弁体の外側に同心状に収容され、前記第1の弁体と同方向に往復動する第2の弁体と、
    前記第2の弁体と接続し、摺動部を備える第2の弁棒と、
    前記弁本体に取り付けられ、前記第1の弁棒の前記摺動部と、前記第2の弁棒の前記摺動部とを貫通させる弁蓋とからなり、
    前記第2の弁棒の前記摺動部の弁体側の端部にテーパ面を設け、このテーパ面と気密状に当接するように、前記弁蓋の前記第2の弁棒の貫通部に蒸気シール部を形成するシート面を備えたことを特徴とする一体型蒸気弁。
  2. 前記第1の弁棒の前記摺動部の弁体側の端部にテーパ面を設け、このテーパ面と気密状に当接するように、前記弁蓋の前記第1の弁棒の貫通部に蒸気シール部を形成するシート面を備えたことを特徴とする請求項1記載の一体型蒸気弁。
  3. 前記第2の弁棒が複数設けられ、前記第2の弁棒には複数の駆動レバーを介して前記第2の弁体を駆動する油筒に接続されていることを特徴とする請求項1記載の一体型蒸気弁。
  4. 前記第1の弁体は、底部側に設けられ縁辺にエッジを備えた凹陥部で形成されたことを特徴とする請求項1記載の一体型蒸気弁。
  5. 前記第1の弁体の弁座のシ−ト径をDoとしたとき、前記エッジの直径Diを、
    [数1]
    Di≧0.9Do
    とし、前記弁座の内径Dthを、
    [数2]
    Dth≧0.8Do
    の範囲に設定したことを特徴とする請求項4記載の一体型蒸気弁。
  6. 請求項1乃至5に記載された一体型蒸気弁を備えたことを特徴とする蒸気タービンプラント。
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