JP2012107461A - H鋼支持システム及びそれを用いた建造物の解体方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】建造物の所定数のH鋼42に一対の挟持半体52を結合固定させる半体固定工程と、突起部66の外側面とフランジ46、48の内側面との隙間にクサビ部70を上から下方に打ち込むクサビ部打ち込み工程と、結合固定された一対の挟持半体52の腕部56をジャッキ装置50にて下方から支持することにより建造物全体を支持する建造物支持工程と、建造物の全ての構成要素の一対の挟持半体52による挟持高さ位置より下方部分を除去する建造物除去工程と、ジャッキ装置50を下降させ、H鋼42の下端を地上に接地させ、建造物を着地させる建造物下降工程と、を備え、上記一連の工程を繰り返し、建造物をその下側から順次除去して解体する。
【選択図】図1
Description
H鋼を挟持して支持するためのH鋼支持システムにおいて、直角を為す2つの面を有する挟持部及び該挟持部の両側端から外方へ面一又は平行に延出した固定用面を有する2つの腕部を有し、前記挟持部の一の面は、前記H鋼のフランジの幅より小さい幅を有し、前記挟持部の他の面は、前記H鋼の2つのフランジの外側面間の距離より小さい幅を有し、かつ前記挟持部の他の面には、前記2つのフランジの内側面間の距離より短い幅を有する突起部の設けられた一対の挟持半体と、 該一対の挟持半体相互を前記腕部の固定用面を対向させた状態で結合固定する固定手段と、前記一対の挟持半体による前記H鋼の挟持状態にて、前記突起部の外側面と前記フランジの内側面との隙間に上から下方へ打ち込まれるクサビ部と、前記一対の挟持半体による前記H鋼の挟持状態にて、前記一対の挟持部の腕部を下方から昇降可能に支持する支持装置と、を有することを特徴とする。
前記挟持部の他の面の突起部は、上から下方に向かって幅が広くなるようにテーパ状に形成されたことを特徴とする。したがって、上から下方向へ狭くなっている隙間に、テーパ状のクサビ部が打ち込まれるので、H鋼をより確実に支持することが可能となる。
前記支持装置は、所定範囲で略鉛直方向に伸縮可能な伸縮部を有するジャッキ装置であることを特徴とする。したがって、支持装置による一対の挟持半体の支持が、ジャッキ装置の伸縮部を伸長させるという容易な操作で可能となる。また、ジャッキ装置の伸縮部を収縮させることにより、建造物を下降させて切断端部を地面に着地させることができる。このように、伸縮部が上下に動くだけで、建造物の支持状態の形成と、下降工程を行なうことができ、敷地内での作業が容易なものとなる。
前記一対の挟持半体が前記H鋼を挟持したとき、前記腕部の固定用面と前記H鋼のウエブ面との為す劣角が略45度であることを特徴とする。H鋼の幅と高さが異なり、高さが幅よりも長いH鋼を支持する場合、腕部の固定用面が挟持部の両側端から外方へ面一に延出している場合に、腕部の長さが短いと支持装置が横梁と干渉する場合がある。これに対して、腕部の固定用面とH鋼のウエブ面との為す劣角を略45度とすることで、H鋼の幅と高さに拘らず支持装置を横梁の干渉を受けない場所に設置することが可能である。
複数のH鋼による柱を構成要素とする建造物を請求項1から4の何れか1項に記載のH鋼支持システムを用いて支持しながら解体する建造物解体方法において、前記建造物の所定数のH鋼の所定の高さ位置に前記一対の挟持半体を、該一対の挟持半体のそれぞれの突起部を前記H鋼の2つのフランジ間にそれぞれ位置させた状態で対向配置し、前記腕部の固定用面相互を対向させ、前記固定手段により結合固定する半体固定工程と、該半体固定工程の後、前記突起部の外側面と前記フランジの内側面との隙間にクサビ部を上から下方に打ち込むクサビ部打ち込み工程と、該クサビ部打ち込み工程の後、前記結合固定された一対の挟持半体の腕部を前記支持装置にて下方から支持することにより前記建造物全体を支持する建造物支持工程と、該建造物支持工程の後、前記建造物の全ての構成要素の前記一対の挟持半体による挟持高さ位置より下方部分を除去する建造物除去工程と、該建造物除去工程の後、前記支持装置を下降させ、前記H鋼の下端を地上に接地させ、前記建造物を着地させる建造物下降工程と、を備え、前記一連の工程を繰り返し、前記建造物をその下側から順次除去して解体することを特徴とする。
12 建造物(支持構造物)
18 設置面
20 柱(H鋼)
22 横梁
40 H鋼支持システム
42 H鋼
44 ウエブ
46、48 フランジ
50 ジャッキ装置
50a 伸縮部
50b 先端部
52−1、52−2 挟持半体
54 挟持部
54a 一の面
54b 他の面
56−1、56−2 腕部
60 外れ防止冶具
66−1、66−2 突起部
70、76 クサビ部
Claims (5)
- H鋼を挟持して支持するためのH鋼支持システムにおいて、
直角を為す2つの面を有する挟持部及び該挟持部の両側端から外方へ面一又は平行に延出した固定用面を有する2つの腕部を有し、前記挟持部の一の面は、前記H鋼のフランジの幅より小さい幅を有し、前記挟持部の他の面は、前記H鋼の2つのフランジの外側面間の距離より小さい幅を有し、かつ前記挟持部の他の面には、前記2つのフランジの内側面間の距離より短い幅を有する突起部の設けられた一対の挟持半体と、
該一対の挟持半体相互を前記腕部の固定用面を対向させた状態で結合固定する固定手段と、
前記一対の挟持半体による前記H鋼の挟持状態にて、前記突起部の外側面と前記フランジの内側面との隙間に上から下方へ打ち込まれるクサビ部と、
前記一対の挟持半体による前記H鋼の挟持状態にて、前記一対の挟持部の腕部を下方から昇降可能に支持する支持装置と、
を有することを特徴とするH鋼支持システム。 - 前記挟持部の他の面の突起部は、上から下方に向かって幅が広くなるようにテーパ状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のH鋼支持システム。
- 前記支持装置は、
略鉛直方向に伸縮可能な伸縮部を有するジャッキ装置であることを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載のH鋼支持システム。 - 前記一対の挟持半体が前記H鋼を挟持したとき、前記腕部の固定用面と前記H鋼のウエブ面との為す劣角が略45度であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のH鋼支持システム。
- 複数のH鋼による柱を構成要素とする建造物を請求項1から3の何れか1項に記載のH鋼支持システムを用いて支持しながら解体する建造物解体方法において、
前記建造物の所定数のH鋼の所定の高さ位置に前記一対の挟持半体を、該一対の挟持半体のそれぞれの突起部を前記H鋼の2つのフランジ間にそれぞれ位置させた状態で対向配置し、前記腕部の固定用面相互を対向させ、前記固定手段により結合固定する半体固定工程と、
該半体固定工程の後、前記突起部の外側面と前記フランジの内側面との隙間にクサビ部を上から下方に打ち込むクサビ部打ち込み工程と、
該クサビ部打ち込み工程の後、前記結合固定された一対の挟持半体の腕部を前記支持装置にて下方から支持することにより前記建造物全体を支持する建造物支持工程と、
該建造物支持工程の後、前記建造物の全ての構成要素の前記一対の挟持半体による挟持高さ位置より下方部分を除去する建造物除去工程と、
該建造物除去工程の後、前記支持装置を下降させ、前記H鋼の下端を地上に接地させ、前記建造物を着地させる建造物下降工程と、を備え、
前記一連の工程を繰り返し、前記建造物をその下側から順次除去して解体することを特徴とする建造物解体方法。
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