JP2008169552A - 建造物間の距離が変化した連絡橋の切断改修方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】工事中に地震が発生しても安全を確保できる連絡橋の切断改修方法を提供する。
【解決手段】連絡橋を切断して長さを修正するにあたり、切断予定位置のコンクリート床3を幅方向中央部側が残された状態にはつり取って、橋桁用大梁鉄骨1の上フランジを露出させ、切断予定位置両側の上フランジ間に振れ止め14を取り付け、大梁鉄骨の切断予定位置の両側部を仮受構台に仮受ジャッキ16で支持させ、この状態で大梁鉄骨を切断する一方、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨のウエブにガイドプレート18を取り付け、両側の大梁鉄骨を水平ジャッキ19で連結した状態で、残しておいた中央部側コンクリート床3aをはつり取り、しかる後、水平ジャッキで切断された大梁鉄骨の引寄せ又は引離しを行い、ガイドプレートの撤去後、両側の大梁鉄骨をスプライスプレート21等を介してボルト連結すると共に、水平ジャッキを撤去し、両側の大梁鉄骨の溶接後、振れ止めを撤去する。
【選択図】図7

Description

本発明は、不同沈下等によって建造物間の距離が変化した連絡橋の切断改修方法に関する。
例えば、埋立による人工島に建設された空港等においては、地盤の不同沈下が発生することを想定し、建造物は、特許文献1,2等に見られるように、ジャッキアップによって沈下修正ができる構造となっている。しかし、互いに離れた場所に建設されている二つの建造物の不同沈下の状況によっては、建造物のジャッキアップによる沈下修正を行っても、建造物間の距離が短くなったり、逆に長くなったりすることがある。
そのため、このような建造物間に建設される連絡橋には、その一端側にエキスパンションジョイントが設けられているが、建造物間の距離の変化がエキスパンションジョイントによるクリアランスの許容範囲を超えると、連絡橋としての健全な状態を保てないので、何らかの改修工事が必要となる。
この改修工事の方法としては、橋桁を切断し、切り離された橋桁を引き寄せ、切断面を再接続して、連絡橋の長さを縮めるたり、あるいは、逆に、切り離された橋桁を引き離した後、切断面の間に橋桁部材を追加して、連絡橋の長さを伸ばす連絡橋の切断改修方法が考えられる。
この連絡橋の切断改修方法は、連絡橋全体を架け替える場合に比して、工期、工費の両面で極めて有利である。しかしながら、連絡橋の切断改修方法においては、橋桁の大梁を切断した状態で、地震が発生した場合の安全確保が考慮されなければならない。また、切断した橋桁の引寄せ、あるいは、引離しを行うにあたっては、切断面が相互に垂直方向にも水平方向にもずれないように引き寄せる、あるいは、引き離す必要がある。
特開平07−324347号公報 特開2005−146585号公報
本発明は、上記の点に留意してなされたものであって、その目的とするところは、工事中に地震が発生しても安全を確保できる連絡橋の切断改修方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために本発明が講じた技術的手段は、次のとおりである。即ち、請求項1に記載の発明は、建造物間に架設された連絡橋を切断し、切断された連絡橋を長さ方向に移動させた後、再接続して、連絡橋の長さを修正する連絡橋の切断改修方法であって、切断された状態においても切断前と略同等な強度を維持できるように、連絡橋の切断予定位置の近くを支持しつつ切断から再接続までの工程を行うことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の建造物間の距離が変化した連絡橋の切断改修方法であって、切断予定位置の近くに、切断前から再接続終了までの間、切断部位相互の垂直方向及び水平方向へのずれを防止するための支持装置を設けて、切断時、切断された連絡橋の移動時、再接続時の何れにおいても、切断部位相互の垂直方向及び水平方向へのずれを防止できるようにしたことを特徴としている。
尚、請求項1、2に記載の発明において、連絡橋としては、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造の何れであってもよい。
請求項3、4に記載の発明は、何れも、鉄骨鉄筋コンクリート造の連絡橋を対象としており、請求項3に記載の発明は、建造物間に架設された複数本の橋桁用大梁鉄骨と、これらの大梁鉄骨に支持された通路用のコンクリート床とを備えた連絡橋を切断し、切断された連絡橋を長さ方向に移動させた後、再接続して、連絡橋の長さを短縮する連絡橋の切断改修方法であって、切断予定位置のコンクリート床を通路の幅方向中央部側コンクリート床が残された状態にはつり取って、大梁鉄骨の上フランジを露出させ、各々の大梁鉄骨における切断予定位置の両側に位置する上フランジ間にわたって振れ止めを取り付け、且つ、各々の大梁鉄骨における切断予定位置の両側部を連絡橋の下方に設置した仮受構台に仮受ジャッキを介して支持させ、この状態で大梁鉄骨を所定幅にわたって切断除去する一方、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨のウエブ間にわたってガイドプレートを取り付け、且つ、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨同士を横力保持用の水平ジャッキで連結した状態で、残しておいた前記中央部側コンクリート床をはつり取り、水平ジャッキの除荷後、水平ジャッキの盛り替えを行って、切断された大梁鉄骨同士の引寄せを行い、ガイドプレートの撤去後、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨のウエブ同士をスプライスプレートを介してボルト連結すると共に、水平ジャッキを撤去し、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨の上,下フランジの溶接後、前記振れ止めを撤去し、しかる後、配筋、コンクリート打設を行って、コンクリート床の切断部位の復旧を行うことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、建造物間に架設された複数本の橋桁用大梁鉄骨と、これらの大梁鉄骨に支持された通路用のコンクリート床とを備えた連絡橋を切断し、切断された連絡橋を長さ方向に移動させた後、再接続して、連絡橋の長さを伸長する連絡橋の切断改修方法であって、切断予定位置のコンクリート床を通路の幅方向中央部側コンクリート床が残された状態にはつり取って、大梁鉄骨の上フランジを露出させ、各々の大梁鉄骨における切断予定位置の両側に位置する上フランジ間にわたって振れ止めを取り付け、且つ、各々の大梁鉄骨における切断予定位置の両側部を連絡橋の下方に設置した仮受構台に仮受ジャッキを介して支持させ、この状態で大梁鉄骨を切断する一方、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨のウエブ間にわたってガイドプレートを取り付け、且つ、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨同士を引き離し用の水平ジャッキで連結した状態で、残しておいた前記中央部側コンクリート床をはつり取り、水平ジャッキの除荷後、水平ジャッキの盛り替えを行って、切断された大梁鉄骨同士の引離しを行い、引き離された大梁鉄骨間に断面T字状の継足し用大梁材を挿入した後、ガイドプレートを撤去し、継足し用大梁材のウエブとその両側に位置する大梁鉄骨のウエブとをスプライスプレートを介してボルト連結した後、水平ジャッキを撤去し、継足し用大梁材の上フランジとその両側に位置する大梁鉄骨の上フランジとを溶接すると共に、継足し用大梁材のウエブ下端に溶接した下フランジとその両側に位置する大梁鉄骨の下フランジとを溶接した後、前記振れ止めを撤去し、しかる後、配筋、コンクリート打設を行って、コンクリート床の切断部位の復旧を行うことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、切断された状態においても切断前と略同等な強度を維持できるように、の切断予定位置の近くを支持しつつ切断から再接続までの工程を行うので、工事中に地震が発生しても安全を確保できる。
請求項2に記載の発明によれば、切断予定位置の近くに、切断前から再接続終了までの間、切断部位相互の垂直方向及び水平方向へのずれを防止するための支持装置を設けたので、切断した連絡橋の引寄せ、あるいは、引離しを行うにあたって、切断面が相互に垂直
方向にも水平方向にもずれないように引き寄せる、あるいは、引き離すことができ、切断部の再接続を容易かつ高精度に行うことができる。
請求項3に記載の発明による連絡橋の切断改修方法によれば、不同沈下等によって建造物間の距離が短くなり、建造物間に架設された連絡橋の長さを短縮する必要が生じた場合、また、請求項4に記載の発明による連絡橋の切断改修方法によれば、不同沈下等によって建造物間の距離が長くなり、建造物間に架設された連絡橋の長さを伸長する必要が生じた場合、夫々、橋桁用大梁鉄骨の切断や通路用コンクリート床の切断に際し、仮設の振れ止め、ガイドプレート、水平ジャッキ等を取り付けることによって、想定する地震の範囲で水平力に対して常に連結された状態で工事を進めることができ、工事中に地震が発生しても安全を確保できるという効果がある。
即ち、請求項3に記載の発明による連絡橋の切断改修方法によれば、橋桁用大梁鉄骨における切断予定位置の両側部を連絡橋の下方に設置した仮受構台に仮受ジャッキを介して支持させるだけでなく、各大梁鉄骨における切断予定位置の両側に位置する上フランジ間にわたって振れ止めを取り付け、しかも、通路の幅方向中央部側コンクリート床を残した状態で、大梁鉄骨を切断するので、大梁鉄骨が所定幅にわたって切断除去されても、連絡橋は、中央部側コンクリート床と振れ止めとで水平方向に連結されていることになる。また、切断した大梁鉄骨の垂直方向のずれについては、仮受ジャッキでレベル調整することができる。
そして、前記中央部側コンクリート床をはつり取る前に、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨のウエブ間にわたってガイドプレートを取り付け、且つ、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨同士を横力保持用の水平ジャッキで連結するので、前記中央部側コンクリート床をはつり取っても、連絡橋は、振れ止めとガイドプレートと水平ジャッキで連結されていることになり、切断前の変形状態からの弾性復元による横力を水平ジャッキで受け止めることができ、切断した大梁鉄骨の水平方向(幅方向)のずれは、振れ止めとガイドプレートとによって防止することができる。
水平ジャッキの除荷後は、当該水平ジャッキを切断された大梁鉄骨同士の引寄せに用いる方向に盛り替えて、振れ止めとガイドプレートで連結された状態にある大梁鉄骨同士を引き寄せることになり、ガイドプレートの撤去後は、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨のウエブ同士をスプライスプレートを介してボルト連結した後、水平ジャッキを撤去し、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨の上,下フランジの溶接後、振れ止めを撤去するので、常に連結された状態で工事が進められることになる。従って、工事中に地震が発生しても安全を確保でき、しかも、切断した大梁鉄骨の引寄せを行うにあたって、切断面が相互に垂直方向にも水平方向にもずれないように引き寄せることができ、切断部の再接続を容易かつ高精度に行うことができる。
請求項2に記載の発明による連絡橋の切断改修方法によれば、橋桁用大梁鉄骨における切断予定位置の両側部を連絡橋の下方に設置した仮受構台に仮受ジャッキを介して支持させるだけでなく、各大梁鉄骨における切断予定位置の両側に位置する上フランジ間にわたって振れ止めを取り付け、しかも、通路の幅方向中央部側コンクリート床を残した状態で、大梁鉄骨を切断するので、大梁鉄骨が切断されても、連絡橋は、中央部側コンクリート床と振れ止めとで水平方向に連結されていることになる。また、切断した大梁鉄骨の垂直方向のずれについては、仮受ジャッキでレベル調整することができる。
そして、前記中央部側コンクリート床をはつり取る前に、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨のウエブにガイドプレートを取り付け、且つ、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨同士を引き離し用の水平ジャッキで連結するので、前記中央部側コンクリート床をはつり
取っても、連絡橋は、振れ止めとガイドプレートと水平ジャッキで連結されていることになり、切断前の変形状態からの弾性復元による引張力を水平ジャッキで受け止めることができ、切断した大梁鉄骨の水平方向(幅方向)のずれは、振れ止めとガイドプレートとによって防止することができる。
水平ジャッキの除荷後は、当該水平ジャッキを切断された大梁鉄骨同士の引離しに用いる方向に盛り替えて、振れ止めとガイドプレートで連結された状態にある大梁鉄骨同士を引き離すことになり、引き離された大梁鉄骨間に断面T字状の継足し用大梁材を挿入した後、ガイドプレートを撤去し、継足し用大梁材のウエブとその両側に位置する大梁鉄骨のウエブとをスプライスプレートを介してボルト連結した後、水平ジャッキを撤去し、継足し用大梁材の上フランジとその両側に位置する大梁鉄骨の上フランジとを溶接すると共に、継足し用大梁材のウエブ下端に溶接した下フランジとその両側に位置する大梁鉄骨の下フランジとを溶接した後、振れ止めを撤去するので、常に連結された状態で工事が進められることになる。従って、工事中に地震が発生しても安全を確保でき、しかも、切断した大梁鉄骨の引離しを行うにあたって、切断面が相互に垂直方向にも水平方向にもずれないように引き離すことができ、切断部の再接続を容易かつ高精度に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1のAは、埋立による人工島に建設された二つの建造物B,C間に架設された連絡橋を示す。不同沈下によって建造物Bの位置が建造物C側にずれて、建造物B,C間の距離が短くなり、その結果、連絡橋Aの中間部を支持する中柱Dが建造物C側にやや傾いている。Pは切断予定位置を示す。
連絡橋Aは、SRC造であり、図2(A),(B)に示すように、建造物B,C間に架設された2本の橋桁用大梁鉄骨1と、これらの大梁鉄骨1に小梁鉄骨2を介して支持された通路用のコンクリート床3と、大梁鉄骨1に立設した柱4で支持された屋根5とを備えている。また、通路用のコンクリート床3の両側には、大梁鉄骨1から外側へ片持ち状に跳ね出したコンクリート溝6が設けられており、各コンクリート溝6にはムービングウォーク(動く歩道)7が設置されている。8は手摺である。
上記の連絡橋AをPの位置で所定幅だけ切断除去し、切断された橋桁用大梁鉄骨1を引き寄せて、切断面を再接続することにより、連絡橋Aの長さを縮めるにあたって、切断された状態においても切断前と略同等な強度を維持できるように、連絡橋Aの切断予定位置Pの近くを、後述する仮受ジャッキ16、振れ止め14、ガイドプレート18、水平ジャッキ19等からなる支持装置で支持しつつ切断から再接続までの工程を行う切断改修方法が採用されている。以下に、その切断改修方法を具体的に説明する。
先ず、図2(A),(B)に示すように、コンクリート床3の仕上材とムービングウォーク7を撤去すると共に、高所作業車(図示せず)を用いて、軒天パネル9を必要範囲だけ撤去する。
次に、図3(A),(B)に示すように、切断予定位置P近くの大梁鉄骨1間に補強用の小梁鉄骨2aを新設する。10は小梁鉄骨2a取付け用のガセットプレート、11は高所作業車上に搬入された小梁鉄骨2aを吊り上げて仮支持する電動チェーンブロックであり、コンクリート床3の所定位置には、予め適当な時点で電動チェーンブロックによる吊り金具を挿通するための貫通孔を穿設しておくものとする。12は電動チェーンブロック11を支持する枠組足場である。
次いで、図4(A),(B)に示すように、連絡橋Aの下方に仮受構台Eを設置した後、図5(A),(B)に示すように、仮受構台Eの周囲に枠組足場Fを組み立てる一方、
切断予定位置Pの上方の屋根及び壁面仕上材を撤去し、切断予定位置Pの上方の屋根鉄骨を切断する。Gは跳出し梁受支保工である。
しかる後、図6(A),(B)に示すように、切断予定位置Pを含む小範囲の大梁鉄骨1直上のコンクリート床3とコンクリート溝6をはつり取って、大梁鉄骨1の上フランジ及びウエブを露出させ、通路の幅方向中央部側コンクリート床3aははつらずに残しておく。この状態で、各大梁鉄骨1のウエブに対するボルト孔の加工、水平ジャッキ用ブラケット13の取付けを行い、各大梁鉄骨1における切断予定位置Pの両側に位置する上フランジにわたって振れ止め14を取り付ける。また、大梁鉄骨1にはムービングウォーク床受梁(復旧した後のコンクリート溝を支持する梁鉄骨)15を取り付け、仮受構台Eには4台の仮受ジャッキ16を据え付けて、各々の大梁鉄骨1における切断予定位置Pの両側部を支持させる。仮受ジャッキ16の上部と大梁鉄骨1の下フランジ1cとの間には、テフロン(登録商標)、ナイロン等の滑り材16aを介在させてある。
前記振れ止め14は、図11、図12に示すように、切断予定位置Pの片側に位置する上フランジ1aの外側部に第一の水平鋼板14aを溶接し、切断予定位置Pの反対側に位置する上フランジ1aの外側部には、切断予定位置Pを越えて第一の水平鋼板14aに重なり合う位置まで達する第二の水平鋼板14bを溶接し、これらの水平鋼板14a,14b同士を一定範囲内で橋桁長手方向にのみスライド自在にボルト連結して構成したものである。第一の水平鋼板14aには円形のボルト孔が形成されているが、第二の水平鋼板14bには、大梁鉄骨1の切除幅に対応する長さの長孔17が形成されている。図示しないが、前記両水平鋼板14a,14b間、第二の水平鋼板14bとナットの座金との間には、夫々、テフロン(登録商標)、ナイロン等の滑り材を介在させてある。
しかる後、図7(A),(B)に示すように、通路の幅方向中央部側コンクリート床3aを残したまま、大梁鉄骨1を所定幅(これは中柱Dを垂直姿勢に復元するに必要な距離でもあり、例えば、150mm程度である。)にわたって切断除去する一方、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨1のウエブ1bの両面にウエブ接続用ボルト孔を利用してガイドプレート18を取り付け、切断位置の両側に位置する水平ジャッキ用ブラケット13間に、横力保持用の水平ジャッキ19を取り付ける。
尚、水平ジャッキ19としては、図13〜図16に示すように、軸芯部にねじ軸19aを貫通したセンターホールジャッキ用いられている。19bはねじ軸19a用のジョイントカプラーである。水平ジャッキ用ブラケット13には、ねじ軸19a挿通用の切欠部か形成され、ガセットプレート10には、上下二箇所にジョイントカプラー19b挿通用の貫通孔10aが形成されている。
前記ガイドプレート18は、図11、図12に示すように、ウエブ1bの両面を橋桁長手方向にのみスライド自在に挟持する一対の溝型鋼によって構成され、各溝型鋼の切断位置の片側に位置するウエブ1bとボルト連結する部分には、円形のボルト孔が形成され、切断位置の反対側に位置するウエブ1bと連結する部分には、大梁鉄骨1の切除幅に対応する長さの長孔20が形成されている。図示しないが、座金と溝型鋼との間や溝型鋼とウエブ1bとの間には、夫々、テフロン(登録商標)、ナイロン等の滑り材を介在させてある。
図8(A),(B)、図13に示すように、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨1同士を横力保持用の水平ジャッキ19で連結した状態で、残しておいた前記中央部側コンクリート床3aをはつり取る。中央部側コンクリート床3aが無くなることによって、図14に示すように、切断された大梁鉄骨1が切断前の変形状態から小距離(例えば、50mm程度)弾性復元するので、この切断前の変形状態からの弾性復元による横力を水平ジャッ
キ19で受け止める。
次に、水平ジャッキ19の除荷後、図9(A),(B)、図15に示すように、水平ジャッキ19を切断された大梁鉄骨1同士の引寄せに用いる方向に盛り替えて、水平ジャッキ19を伸長動作させることにより、切断された大梁鉄骨1同士を引き寄せる。
そして、図10(A),(B)、図16に示すように、ガイドプレート18の撤去後、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨1のウエブ1b同士をスプライスプレート21を介してボルト連結すると共に、水平ジャッキ19を撤去し、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨1の上,下フランジ1a,1cの溶接後、前記振れ止め14を撤去する。
しかる後、仮受ジャッキ16を撤去すると共に、図17に示すように、はつり取った範囲の配筋(図示せず)、コンクリート3b打設を行って、コンクリート床3やコンクリート溝の切断部位の復旧を行い、且つ、屋根・壁面復旧を行った後、枠組足場Fの解体、仮受構台Eの解体を行い、ムービングウォーク7等の設備の復旧、軒天パネル9の復旧を行うことになる。
上記の構成によれば、不同沈下等によって建造物B,C間の距離が短くなり、建造物B,C間に架設された連絡橋Aの長さを短縮する必要が生じた場合、橋桁用大梁鉄骨1の切断や通路用コンクリート床3の切断に際し、仮設の振れ止め14、ガイドプレート18、水平ジャッキ19等を取り付けることによって、想定する地震の範囲で水平力に対して常に連結された状態で工事を進めることができ、工事中に地震が発生しても安全を確保できる。
即ち、橋桁用大梁鉄骨1における切断予定位置Pの両側部を連絡橋Aの下方に設置した仮受構台Eに仮受ジャッキ16を介して支持させるだけでなく、各大梁鉄骨1における切断予定位置Pの両側に位置する上フランジ1a,1a間にわたって振れ止め14を取り付け、しかも、通路の幅方向中央部側コンクリート床3aを残した状態で、大梁鉄骨1を切断するので、大梁鉄骨1が所定幅にわたって切断除去されても、連絡橋Aは、中央部側コンクリート床3aと振れ止め14とで水平方向に連結されていることになる。また、切断した大梁鉄骨1の垂直方向のずれについては、仮受ジャッキ15でレベル調整することができる。
そして、前記中央部側コンクリート床3aをはつり取る前に、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨1のウエブ1b間にわたってガイドプレート18を取り付け、且つ、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨1同士を横力保持用の水平ジャッキ19で連結するので、前記中央部側コンクリート床3aをはつり取っても、連絡橋Aは、振れ止め14とガイドプレート18と水平ジャッキ19で連結されていることになり、切断前の変形状態からの弾性復元による横力を水平ジャッキ19で受け止めることができ、切断した大梁鉄骨1の水平方向(幅方向)のずれは、振れ止め14とガイドプレート18とによって防止することができる。
水平ジャッキ19の除荷後は、当該水平ジャッキ19を切断された大梁鉄骨1同士の引寄せに用いる方向に盛り替えて、振れ止め14とガイドプレート18で連結された状態にある大梁鉄骨1同士を引き寄せることになり、ガイドプレート18の撤去後は、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨1のウエブ1b同士を一対のスプライスプレート21を介してボルト連結した後、水平ジャッキ19を撤去し、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨1の上,下フランジ1a,1cの溶接後、振れ止め14を撤去するので、常に連結された状態で工事が進められることになる。
従って、工事中に地震が発生しても安全を確保でき、しかも、切断した大梁鉄骨1の引寄せを行うにあたって、切断面が相互に垂直方向にも水平方向にもずれないように引き寄せることができ、切断部の再接続を容易かつ高精度に行うことができる。
以上の実施形態では、不同沈下によって建造物B,C間の距離が短くなった場合を例に挙げて本発明を説明したが、本発明は、上記とは逆に、不同沈下によって建造物B,C間の距離が長くなり、建造物B,C間に架設された連絡橋Aの長さを伸長する必要が生じた場合にも、適用可能である。
以下は、その場合の実施形態を示す。尚、図2(A),(B)〜図6(A),(B)までの施工手順は、建造物B,C間の距離が短くなった場合の施工手順と同じであるから、図示説明を省略する。また、図18〜図22に示すように、この実施形態において用いられる振れ止め14やガイドプレート18は、図11〜図15で示した振れ止め14やガイドプレート18と実質的に同じ構成であるが、図11〜図15の例では、長孔17、20が切断された大梁鉄骨1同士を引き寄せる際の大梁鉄骨1の移動を可能にするためのものであるのに対し、図18〜図22の例では、長孔17、20が切断された大梁鉄骨1同士を引き離す際の大梁鉄骨1の移動を可能にするためのものである点でのみ相違している。
図6(A),(B)の工程の後、図20に示すように、通路の幅方向中央部側コンクリート床3aを残したまま、大梁鉄骨1を切断予定位置Pで切断する一方、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨1のウエブ1bの両面にウエブ接続用ボルト孔を利用してガイドプレート18を取り付け、切断位置の両側に位置する水平ジャッキ用ブラケット13間にわたって、引き離し用の水平ジャッキ(センターホールジャッキ)19を取り付ける。具体的には、切断位置の片側のブラケット13に水平ジャッキ19を取り付け、水平ジャッキ19の軸芯を貫通するねじ軸の一端部を切断位置の反対側のブラケット13に固定して、切断された大梁鉄骨1同士が離れる方向に移動するのを阻止するように水平ジャッキ19を据え付ける。
しかる後、図21に示すように、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨1同士を引き離し用の水平ジャッキ19で連結した状態で、残しておいた前記中央部側コンクリート床3aをはつり取る。中央部側コンクリート床3aが無くなることによって、切断された大梁鉄骨1が切断前の変形状態から小距離(例えば、50mm程度)弾性復元するので、この切断前の変形状態からの弾性復元による引張力を水平ジャッキ19で受け止めることができ、切断した大梁鉄骨1の水平方向(幅方向)のずれは、振れ止め14とガイドプレート18とによって防止することができる。
次に、水平ジャッキ19の除荷後、図22に示すように、水平ジャッキ19を切断された大梁鉄骨1同士の引き離しに用いる方向に盛り替えて、水平ジャッキ19を伸長動作させることにより、切断された大梁鉄骨1同士の引き離しを行う。そして、引き離された大梁鉄骨1間に断面T字状の継足し用大梁材1Aを挿入した後、ガイドプレート18を撤去する。
この状態で、図23に示すように、継足し用大梁材1Aのウエブ1Abとその両側に位置する大梁鉄骨1のウエブ1bとを二対のスプライスプレート21を介してボルト連結した後、水平ジャッキ19を撤去し、継足し用大梁材1Aの上フランジ1Aaとその両側に位置する大梁鉄骨1の上フランジ1aとを溶接すると共に、継足し用大梁材1Aのウエブ1Ab下端に現場溶接した下フランジ1Acとその両側に位置する大梁鉄骨1の下フランジ1cとを溶接した後、前記振れ止め14を撤去する。
しかる後、仮受ジャッキ16を撤去すると共に、図24に示すように、はつり取った範
囲の配筋(図示せず)、コンクリート3b打設を行って、コンクリート床3やコンクリート溝の切断部位の復旧を行い、且つ、屋根・壁面復旧を行った後、枠組足場Fの解体、仮受構台Eの解体を行い、ムービングウォーク7等の設備の復旧、軒天パネル9の復旧を行うことになる。
上記の構成によれば、不同沈下等によって建造物B,C間の距離が長くなり、建造物B,C間に架設された連絡橋Aの長さを伸長する必要が生じた場合、橋桁用大梁鉄骨1の切断や通路用コンクリート床3の切断に際し、仮設の振れ止め14、ガイドプレート18、水平ジャッキ19等を取り付けることによって、想定する地震の範囲で水平力に対して常に連結された状態で工事を進めることができ、工事中に地震が発生しても安全を確保できる。
即ち、橋桁用大梁鉄骨1における切断予定位置Pの両側部を連絡橋Aの下方に設置した仮受構台Eに仮受ジャッキ16を介して支持させるだけでなく、各大梁鉄骨1における切断予定位置の両側に位置する上フランジ1a,1a間にわたって振れ止め14を取り付け、しかも、通路の幅方向中央部側コンクリート床3aを残した状態で、大梁鉄骨1を切断するので、大梁鉄骨1が切断されても、連絡橋Aは、中央部側コンクリート床3aと振れ止め14とで水平方向に連結されていることになる。また、切断した大梁鉄骨1の垂直方向のずれについては、仮受ジャッキ15でレベル調整することができる。
そして、前記中央部側コンクリート床3aをはつり取る前に、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨1のウエブ1b間にわたってガイドプレート18を取り付け、且つ、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨1同士を引き離し用の水平ジャッキ19で連結するので、前記中央部側コンクリート床3aをはつり取っても、連絡橋Aは、振れ止め14とガイドプレート18と水平ジャッキ19で連結されていることになり、切断前の変形状態からの弾性復元による引張力を水平ジャッキ19で受け止めることができる。
水平ジャッキ19の除荷後は、当該水平ジャッキ19を切断された大梁鉄骨1同士の引き離しに用いる方向に盛り替えて、振れ止め14とガイドプレート18で連結された状態にある大梁鉄骨1同士を引き離すことになり、引き離された大梁鉄骨1間に断面T字状の継足し用大梁材1Aを挿入した後、ガイドプレート18を撤去し、継足し用大梁材1Aのウエブ1Abとその両側に位置する大梁鉄骨1のウエブ1bとをスプライスプレート21を介してボルト連結した後、水平ジャッキ19を撤去し、継足し用大梁材1Aの上フランジ1Aaとその両側に位置する大梁鉄骨1の上フランジ1aとを溶接すると共に、継足し用大梁材1Aのウエブ1Ab下端に溶接した下フランジ1Acとその両側に位置する大梁鉄骨1の下フランジ1cとを溶接した後、振れ止め14を撤去するので、常に連結された状態で工事が進められることになる。
従って、工事中に地震が発生しても安全を確保でき、しかも、切断した大梁鉄骨1の引離しを行うにあたって、切断面が相互に垂直方向にも水平方向にもずれないように引き離すことができ、切断部の再接続を容易かつ高精度に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態のみに限定されるものではなく、例えば、RC造の連絡橋を施工対象とするなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
本発明の実施形態を示す連絡橋の概略側面図である。 本発明に係る連絡橋の切断改修方法の施工手順を示し、(A)は縦断正面図、(B)は縦断側面図である。 図2に続く施工手順を示し、(A)は縦断正面図、(B)は縦断側面図である。 図3に続く施工手順を示し、(A)は縦断正面図、(B)は縦断側面図である。 図4に続く施工手順を示し、(A)は縦断正面図、(B)は縦断側面図である。 図5に続く施工手順を示し、(A)は縦断正面図、(B)は縦断側面図である。 図6に続く施工手順を示し、(A)は縦断正面図、(B)は縦断側面図である。 図7に続く施工手順を示し、(A)は縦断正面図、(B)は縦断側面図である。 図8に続く施工手順を示し、(A)は縦断正面図、(B)は縦断側面図である。 図9に続く施工手順を示し、(A)は縦断正面図、(B)は縦断側面図である。 振れ止めとガイドプレートの構成を説明する要部の平面図である。 振れ止めとガイドプレートの構成を説明する要部の縦断正面図である。 中央部側コンクリート床をはつり取る直前における要部の側面図である。 中央部側コンクリート床のはつり取り直後における要部の側面図である。 水平引き寄せを行った状態における要部の側面図である。 引き寄せられた大梁鉄骨のウエブをボルト連結した状態における要部の側面図である。 再接続を完了した状態における要部の側面図である。 本発明の他の実施形態を示し、振れ止めとガイドプレートの構成を説明する要部の平面図である。 振れ止めとガイドプレートの構成を説明する要部の縦断正面図である。 中央部側コンクリート床をはつり取る直前における要部の側面図である。 水平引き離しを行った状態における要部の側面図である。 引き離された大梁鉄骨間に継足し用大梁材を挿入する状態における要部の側面図である。 引き離された大梁鉄骨と継足し用大梁材をボルト連結及び溶接した状態における要部の側面図である。 再接続を完了した状態における要部の側面図である。
符号の説明
A 連絡橋
B,C 建造物
E 仮受構台
1 橋桁用大梁鉄骨
3 コンクリート床
3a 中央部側コンクリート床
14 振れ止め
16 仮受ジャッキ
18 ガイドプレート
19 水平ジャッキ(センターホールジャッキ)

Claims (4)

  1. 建造物間に架設された連絡橋を切断し、切断された連絡橋を長さ方向に移動させた後、再接続して、連絡橋の長さを修正する連絡橋の切断改修方法であって、切断された状態においても切断前と略同等な強度を維持できるように、連絡橋の切断予定位置の近くを支持しつつ切断から再接続までの工程を行うことを特徴とする建造物間の距離が変化した連絡橋の切断改修方法。
  2. 建造物間に架設された連絡橋を切断し、切断された連絡橋を長さ方向に移動させた後、再接続して、連絡橋の長さを修正する連絡橋の切断改修方法であって、切断予定位置の近くに、切断前から再接続終了までの間、切断部位相互の垂直方向及び水平方向へのずれを防止するための支持装置を設けて、切断時、切断された連絡橋の移動時、再接続時の何れにおいても、切断部位相互の垂直方向及び水平方向へのずれを防止できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の建造物間の距離が変化した連絡橋の切断改修方法。
  3. 建造物間に架設された複数本の橋桁用大梁鉄骨と、これらの大梁鉄骨に支持された通路用のコンクリート床とを備えた連絡橋を切断し、切断された連絡橋を長さ方向に移動させた後、再接続して、連絡橋の長さを短縮する連絡橋の切断改修方法であって、切断予定位置のコンクリート床を通路の幅方向中央部側コンクリート床が残された状態にはつり取って、大梁鉄骨の上フランジを露出させ、各々の大梁鉄骨における切断予定位置の両側に位置する上フランジ間にわたって振れ止めを取り付け、且つ、各々の大梁鉄骨における切断予定位置の両側部を連絡橋の下方に設置した仮受構台に仮受ジャッキを介して支持させ、この状態で大梁鉄骨を所定幅にわたって切断除去する一方、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨のウエブ間にわたってガイドプレートを取り付け、且つ、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨同士を横力保持用の水平ジャッキで連結した状態で、前記中央部側コンクリート床をはつり取り、水平ジャッキの除荷後、水平ジャッキの盛り替えを行って、切断された大梁鉄骨同士の引寄せを行い、ガイドプレートの撤去後、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨のウエブ同士をスプライスプレートを介してボルト連結すると共に、水平ジャッキを撤去し、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨の上,下フランジの溶接後、前記振れ止めを撤去し、しかる後、配筋、コンクリート打設を行って、コンクリート床の切断部位の復旧を行うことを特徴とする建造物間の距離が変化した連絡橋の切断改修方法。
  4. 建造物間に架設された複数本の橋桁用大梁鉄骨と、これらの大梁鉄骨に支持された通路用のコンクリート床とを備えた連絡橋を切断し、切断された連絡橋を長さ方向に移動させた後、再接続して、連絡橋の長さを伸長する連絡橋の切断改修方法であって、切断予定位置のコンクリート床を通路の幅方向中央部側コンクリート床が残された状態にはつり取って、大梁鉄骨の上フランジを露出させ、各々の大梁鉄骨における切断予定位置の両側に位置する上フランジ間にわたって振れ止めを取り付け、且つ、各々の大梁鉄骨における切断予定位置の両側部を連絡橋の下方に設置した仮受構台に仮受ジャッキを介して支持させ、この状態で大梁鉄骨を切断する一方、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨のウエブ間にわたってガイドプレートを取り付け、且つ、切断位置の両側に位置する大梁鉄骨同士を引き離し用の水平ジャッキで連結した状態で、前記中央部側コンクリート床をはつり取り、水平ジャッキの除荷後、水平ジャッキの盛り替えを行って、切断された大梁鉄骨同士の引離しを行い、引き離された大梁鉄骨間に断面T字状の継足し用大梁材を挿入した後、ガイドプレートを撤去し、継足し用大梁材のウエブとその両側に位置する大梁鉄骨のウエブとをスプライスプレートを介してボルト連結した後、水平ジャッキを撤去し、継足し用大梁材の上フランジとその両側に位置する大梁鉄骨の上フランジとを溶接すると共に、継足し用大梁材のウエブ下端に溶接した下フランジとその両側に位置する大梁鉄骨の下フランジとを溶接した後、前記振れ止めを撤去し、しかる後、配筋、コンクリート打設を行って、コンクリート床の切断部位の復旧を行うことを特徴とする建造物間の距離が変化した連絡橋
    の切断改修方法。
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