JP2012106155A - エアドライヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】同一構成で多様な取付け位置に対して取付けすることができ、汎用性及び生産性の向上を図ったエアドライヤを提供すること。
【解決手段】乾燥処理すべき圧縮空気を受け入れる入口および乾燥処理をした処理済みの圧縮空気を送り出す出口を含む支持ベース12と、その支持ベース12上に支持される容器であって、内部に乾燥剤を収容し、入口からの圧縮空気を乾燥剤を通して乾燥処理可能な乾燥剤容器と、支持ベース12上で、乾燥剤容器の外側を取り囲み、その乾燥剤容器との間に圧縮空気を貯える部屋を区画する外側カバー70とを備え、支持ベース12が異なる方向を指向する取付け面にそれぞれ形成された第1取付け部31および第2取付け部32と、異なる方向を指向する圧縮空気を受け入れる第1入口14Aおよび第2入口14Bとを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、エア機器の作動源となる圧縮空気を乾燥処理するためのエアドライヤに関する。
一般に、トラックやバス等の大型車両では、ブレーキチャンバーを作動させる作動流体として圧縮空気を用いたエア式のブレーキ装置が採用され、この種のブレーキ装置では、空気圧縮機から吐出された圧縮空気をエアタンクに貯留し、このエアタンク内の圧縮空気を必要に応じて各ブレーキチャンバーに供給するように構成され、空気圧縮機とエアタンクの間には、圧縮空気の水分を吸着して乾燥処理するためのエアドライヤが設けられている。
この種のエアドライヤとして、従来、乾燥処理すべき圧縮空気を受け入れる入口および乾燥処理をした処理済みの圧縮空気を送り出す出口を含む支持ベースと、その支持ベース上に支持される容器であって、内部に乾燥剤を収容し、入口からの圧縮空気を乾燥剤を通して乾燥処理可能な乾燥剤容器と、支持ベース上で、乾燥剤容器の外側を取り囲み、その乾燥剤容器との間に圧縮空気を貯える部屋を区画する外側カバーとを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−136403号公報
ところで、この種のエアドライヤは、一般に、車両の狭小なスペースに取付けられるものであり、このスペースは取付け対象となる車種により異なることが多い。このため、従来のエアドライヤは、取付け対象となる車両ごとに当該車両の取付け位置に合致した取付け部及び圧縮空気の入口の位置を設計し、これら取付け部及び入口を支持ベースに形成するといった作業を行っていた。このため、エアドライヤの汎用性が乏しく、さらには生産性が悪いといった問題があった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、同一構成で多様な取付け位置に対して取付けすることができ、汎用性及び生産性の向上を図ったエアドライヤを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、乾燥処理すべき圧縮空気を受け入れる入口および乾燥処理をした処理済みの圧縮空気を送り出す出口を含む支持ベースと、その支持ベース上に支持される容器であって、内部に乾燥剤を収容し、前記入口からの圧縮空気を乾燥剤を通して乾燥処理可能な乾燥剤容器と、前記支持ベース上で、乾燥剤容器の外側を取り囲み、その乾燥剤容器との間に圧縮空気を貯える部屋を区画する外側カバーとを備えるエアドライヤにおいて、前記支持ベースが異なる方向を指向する第1、第2取付け面と、異なる方向を指向する圧縮空気を受け入れる複数の入口とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、支持ベースが異なる方向を指向する第1、第2取付け面と、異なる方向を指向する圧縮空気を受け入れる複数の入口とを備えているため、第1、第2取付け面の一方、及び、複数の入口のいずれかを選択することにより、取付け面と入口との組み合わせのバリエーションを増やすことができ、同一構成で多様な取付け位置に対してエアドライヤの取付けを簡単に行うことができる。また、多様な取付け位置に対して、同一構成のエアドライヤを取付けることができるため当該エアドライヤの汎用性及び生産性の向上を図ることができる。
この構成において、前記第1、第2取付け面が前記支持ベースの側面の内、隣り合う面に形成され、これら取付け面から離れた前記支持ベースの隅部に前記複数の入口が纏めて配置されている構成としても良い。この構成によれば、第1、第2取付け面が支持ベースの側面の内、隣り合う面に形成されているため、取付け対象に対して簡単に支持ベースの向きを変えて取付けることができる。また、第1、第2取付け面から離れた支持ベースの隅部に複数の入口が纏めて配置されているため、これら入口に配管を接続する際に、この配管と、上記取付け面が取付けられる取付け対象とが干渉することがなく当該配管の接続作業を容易に行うことができる。
また、前記第1取付け面に対向する前記支持ベースの側面に前記出口が配置され、この出口にはウエットタンクあるいはプロテクションバルブが択一的に取付け可能としても良い。この構成によれば、圧縮空気を送り出す出口が支持ベースの第1、第2取付け面とは異なる側面に設けられるため、この出口に機器を取付ける作業を容易に行うことができる。さらに、この出口にウエットタンクあるいはプロテクションバルブが択一的に取付け可能としているため、支持ベースの取付け状況や周辺機器の配置状況に応じて、出口に取付けられる機器を選択することができ、多様なエア回路のレイアウトを実現できる。
また、前記複数の入口に対応して複数の開口予定部が設けられ、前記支持ベースの取付け状況に応じて、いずれかの開口予定部を穿孔する構成としても良い。この構成によれば、実際に使用する入口に対する開口予定部を穿孔すれば良いため、その分作業工程が減少し、作業性が向上する。更に、この構成では、使用されない入口に対する開口予定部は穿孔されないため、この入口を塞ぐ作業が不要となるとともに、当該入口からの空気漏れを確実に防止できる。
本発明によれば、支持ベースが異なる方向を指向する第1、第2取付け面と、異なる方向を指向する圧縮空気を受け入れる複数の入口とを備えているため、第1、第2取付け面の一方、及び、複数の入口のいずれかを選択することにより、取付け面と入口との組み合わせのバリエーションを増やすことができ、同一構成で多様な取付位置に対してエアドライヤの取付けを簡単に行うことができる。また、多様な取付位置に対して、同一構成のエアドライヤを取付けることができるため当該エアドライヤの汎用性及び生産性の向上を図ることができる。
本実施形態にかかるエアドライヤを用いたエア回路を示す回路図である。 エアドライヤの外観を示し、Aは平面図、Bは正面図、Cは底面図である。 図2AのIII−III断面図である。 図2CのIV−IV図である。 エアドライヤの外観を示し、Aは背面図、Bは左側面図、Cは右側面図である。 エアドライヤの取付け態様を示し、Aは支持ベースの背面で取付けた状態を示す図であり、Bは支持ベースの右側面で取付けた状態を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る好適な実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態にかかるエアドライヤを用いたエア回路の一例を示す回路図である。このエア回路1はエアドライヤ10を備え、このエアドライヤ10の入口14には、エアコンプレッサ3が接続され、そのエアコンプレッサ3から加圧エアが供給される。エアドライヤ10の出口16には、プロテクションバルブ5が接続され、このプロテクションバルブ5の4つの排気ポートには、それぞれエアタンク6,7,8,9が接続される。これら各エアタンク6〜9には、それぞれ車両の各ブレーキ回路(サービスブレーキ回路、パーキングブレーキ回路)や圧縮空気で駆動されるアクセサリー類(ホーンやクラッチ駆動機構等)が接続されており、当該エアタンク6〜9から圧縮空気が供給されることにより、ブレーキ回路やアクセサリーが駆動する。プロテクションバルブ5は、各エアタンク(ブレーキ回路)6〜9にそれぞれ対応する複数の圧力保護弁を一体に備えるものであり、各エアタンク6〜9を含む系を独立化させている。このため、このプロテクションバルブ5は、いずれかのエアタンク6〜9内の圧縮空気の圧力が低下(いわゆる失陥)した場合には、当該エアタンクに対応する圧力保護弁を閉じることにより、他の失陥していないエアタンク(すなわちブレーキ回路)を保護するように機能している。
図2は、エアドライヤ10を示す3面図であり、Aは平面図、Bは正面図、Cは底面図を示す。
エアドライヤ10は、図2Bに示すように、底部に位置する支持ベース12と、この支持ベース12上に支持されるドライヤ本体13とを備える。支持ベース12は、アルミニウムあるいはその合金などからなる金属成型品である。本構成では、支持ベース12には、乾燥処理すべき圧縮空気を受け入れる第1入口14A及び第2入口14Bが設けられている。これら第1入口14A及び第2入口14Bは、支持ベース12内で連通するとともに、支持ベース12に異なる方向を指向して設けられている。具体的には、第1入口14Aは、図2A,Bに示すように、支持ベース12の正面120に形成され、第2入口14Bは、図2A,Cに示すように、支持ベース12の左側面121に形成されている。これによれば、エアドライヤ10に圧縮空気を供給する供給配管の接続作業を行う場合には、第1入口14A及び第2入口14Bのいずれかに接続すれば良いため、当該供給配管の取り回しが容易となり配管接続作業を容易に行うことができる。
さらに、図2Aに示すように、第1入口14A及び第2入口14Bは、後述する取付け面として機能する支持ベース12の背面122および右側面123から離れた、支持ベース12の正面120と左側面121とが交差する隅部に纏めて配置されている。これによれば、これら第1入口14A及び第2入口14Bに供給配管を接続する際に、この供給配管と取付け面が取付けられる取付け対象となる部材(例えば、車体フレーム)とが干渉することがなく当該供給配管の接続作業を容易に行うことができる。
また、支持ベース12の正面120には、図2Bに示すように、第1入口14Aと横並びに制御用空気入口15と第1出口16Aとが設けられ、この第1出口16Aの周囲には、上記したプロテクションバルブ5を取付けるためのフランジ161が形成されている。なお、本構成では、第1出口16Aと連通する第2出口が設けられているが、これについては後述する。
次に、エアドライヤ10の内部構成について説明する。図3は、図2AのIII−III断面図であり、図4は、図2CのIV−IV断面図である。
支持ベース12は、図3に示すように、底面側に突出部12Aを一体に備えるとともに、上面側には、内側リング部124および外側リング部126を同心状に備えている。内側リング部124は、外側リング部126に比べて背が高く形成されている。内側リング部124と外側リング部126との間にわたって支持ベース12の上面は大きくえぐられ、そこにリング状の空間128が形作られている。このリング状空間128は、図4に示すように、当該リング状空間128から下方に延びる縦孔110を通じて、突出部12A内を略水平に延びる横孔111に連通し、この横孔111が上記した第2入口14Bに連通している。更に、上記した縦孔110の1つには、第1入口14Aが連通している。これにより、リング状空間128は、第1入口14A及び第2入口14Bを通じて支持ベース12内に流入した圧縮空気が一時的に貯えられる空間として利用される。
また、内側リング部124で囲まれた支持ベース12の上面も大きくえぐられ、柱状の内側空間129が形成されている。この内側空間129は、内側リング部124がドライヤ本体13内に侵入することにより、このドライヤ本体13内と連通し、乾燥処理を終えた圧縮空気を貯える空間として利用される。
この内側空間129は、図4に示すように、当該内側空間129から延びる連通孔112を通じて第1出口16Aに連通している。また、内側空間129は、図3に示すように、パージ孔113を通じて、支持ベースの左側面121に設けられたパージ開口20に連通している。このパージ開口20には、例えば、乾燥剤を再生する機能を有するパージタンク45(図6参照)を接続することができる。
ドライヤ本体13は、図3に示すように、支持ベース12上に位置する乾燥剤容器50および外側カバー70を備える。乾燥剤容器50は、内部に粒状の乾燥剤58を収容した容器であり、下方部分51が上方部分52に比べて小径に形成されている。この下方部分51の周囲には、空気中のオイルや塵埃を除去するフィルタエレメント57が配置されている。外側カバー70は、乾燥剤容器50の外側を取り囲み、その乾燥剤容器50との間に圧縮空気を貯える部屋75を区画するカバーである。大径な上方部分52は外側カバー70の内径よりもわずかに小さく形成されており、これらの隙間が空気流路となる。この外側カバー70の下部には、フィルタエレメント57を保持する下蓋60が固着され、この下蓋60には、支持ベース12の内側リング部124が嵌め込まれる嵌合孔600と、この嵌合孔600の周囲に形成され、上記リング状空間128と連通する複数の小径孔部601とを備える。
乾燥剤容器50の上部には上蓋61が設けられ、この上蓋61には、上記した部屋75と乾燥剤容器50とを連通する開口610が形成されるとともに、この開口610を閉塞する逆止弁62が配置されている。この逆止弁62は、外側カバー70の内側上面701に固着されたばね部材63により、上蓋61の下面611に密接するように付勢されている。
乾燥処理すべき圧縮空気は、第1入口14Aまたは第2入口14Bから、支持ベース12の横孔111及び縦孔110を通じてリング状空間128に流入する。そして、このリング状空間128から小径孔部601を通じて、ドライヤ本体13内に流入し、ここでフィルタエレメント57によってコンプレッサオイルや塵埃が除去される。オイルなどが除去された圧縮空気は、逆止弁62が開くことにより、乾燥剤容器50内に流入し、この乾燥剤容器50内の乾燥剤58の中を通過することにより除湿される。除湿され乾燥した圧縮空気は、内側空間129、連通孔11および第1出口16Aを通じてプロテクションバルブ5に至り、このプロテクションバルブ5を通じて外部のエアタンク6,7,8,9内に貯えられる。
このような乾燥処理に伴って、水分やコンプレッサオイルおよび塵埃を含むドレンが出る。エアドライヤ10は、そのようなドレンを排出するためのドレン弁90を備える。このドレン弁90は、図4に示すように、横孔111と交差するドレン弁収容孔115内に配置されており、弁部材と一体の制御ピストン92を備える。制御ピストン92は、弁ばね94による力と制御室96の圧力に伴う力とを受ける。制御室96には、支持ベース12に内蔵したプレッシャガバナ40(図3)からの制御指令圧が加わる。プレッシャガバナ40は、図3に示すように、エアタンク内のエア圧(つまり、出口から送り出される乾燥済みの圧縮空気の圧力)の圧力変化に応じて移動するピストン41を備える。プレッシャガバナ40は、ピストン41の動きに応じて弁を開閉し、エアタンク内のエア圧を規定圧力範囲に維持する。プレッシャガバナ40が弁を開くとき、ドレン弁90の制御室96に制御指令圧を出す。プレッシャガバナ40からの制御指令圧が出るとき、制御ピストン92が動いてドレン弁90を開く。それにより、水分やオイルを含むドレンは、ドレン弁90の開閉に応じて、圧縮空気とともに、突出部12Aに形成された排気空間116を通じて外部へ放出される。放出に伴う騒音を低減するため、排気空間116にはサイレンサ117が設けられる。
ところで、上述したようなエアドライヤは、一般に、車両の狭小なスペースに取付けられるものであり、このスペースは取付け対象となる車種により異なることが多い。このため、従来のエアドライヤは、取付け対象となる車両ごとに当該車両の取付け位置に合致した取付部及び圧縮空気の入口の位置を設計し、これら取付部及び入口を支持ベースに形成するといった作業を行っていた。このため、エアドライヤの汎用性が乏しく、さらには生産性が悪いといった問題があった。
これを解消するために、本構成にかかるエアドライヤ10の支持ベース12は、異なる方向を指向する第1取付け面、第2取付け面を備える。具体的には、図5Aおよび図5Cに示すように、第1取付け面としての支持ベース12の背面122には第1取付け部31が形成され、この背面122と隣り合う第2取付け面としての右側面123には第2取付け部32が形成されている。
第1取付け部31は、支持ベース12の背面122に設けられた矩形状の部材43の周囲を囲んで三角形状に設けられ、これら第1取付け部31には、固定ボルトが螺合するねじ穴が形成されている。一方、第2取付け部32は、プレッシャガバナ40の周囲を囲んで三角形状に設けられ、これら第2取付け部32にも固定ボルトが螺合するねじ穴が形成される。この第2取付け部32は、図2Bに示すように、第2取付け部32の端面がプレッシャガバナ40よりも低い位置に設けられているため、この第2取付け部32を利用してエアドライヤ10を取付ける場合には、車体フレーム80(図6)などの取付け対象部材と第2取付け部32との間に固定ボルトが貫通するカラー部材32A(図6)を介装しても良い。
なお、支持ベース12の右側面123には、正面120と交差する隅部に第2出口16Bが形成されており、この第2出口16Bは、支持ベース12内で第1出口16Aと連通している。第2出口16Bには、例えば、圧縮空気を膨張させることにより簡易的に水分や油分を除去・蓄積する機能を有するウエットタンク46(図6参照)を接続することができる。
次に、エアドライヤ10の取付け態様について説明する。
図6Aは、支持ベース12の背面122を利用してエアドライヤ10を車体フレーム80に取付けた状態を示す図であり、図6Bは、支持ベース12の右側面123を利用してエアドライヤ10を車体フレーム80に取付けた状態を示す図である。
この図6A、Bにおいて、車体フレーム80は、車両の前後方向に延びる剛性の高いフレームであり、一般的には、エアドライヤ10はこの車体フレーム80の側面に取付けられることが多い。
図6Aに示すように、支持ベース12の背面122に設けられた第1取付け部31を介してエアドライヤ10を車体フレーム80に取付ける場合、第1入口14Aは、車体の幅方向に指向して開口し、第2入口14Bは、車体の前後方向に指向して開口する。このため、例えば、第2入口14Bに第2供給配管48を接続することにより、この第2供給配管48を車体フレーム80に沿って配設することができるため、当該第2供給配管48が車幅方向に大きく突出することがなく、まとまりよく配管の取り回しを行うことができる。また、この場合であっても、第1入口14Aに第1供給配管47を接続することで、例えば、エアドライヤ10に隣接して配置される機器(図示略)を迂回した配管接続を容易に行うことができる。
また、車体フレーム80に直接エアドライヤ10を取付けられない場合には、図6Aに波線で示すように、この車体フレーム80から車幅方向に延出するブラケット81を設け、このブラケット81に支持ベース12の右側面123を利用してエアドライヤ10を取付けることもできる。この場合、右側面123に設けられた第2取付け部32と、ブラケット81との間にカラー部材32Aを介装するのが望ましい。この構成では、エアドライヤ10を、支持ベース12の背面122を利用して車体フレーム80に取付けたものと同一の姿勢で取付けることができる。
一方、支持ベース12の右側面123を利用してエアドライヤ10を車体フレーム80に取付ける場合には、図6Bに示すように、車体フレーム80にステー80Aを固定し、このステー80Aに、支持ベース12の右側面123に設けられた第2取付け部32を介して取付けている。この場合も同様に、右側面123に設けられた第2取付け部32と、ブラケット81との間にカラー部材32Aを介装するのが望ましい。なお、エアドライヤ10の支持ベース12を車体フレーム80に直接取付けても良い。
この態様では、第1入口14Aは、車体の前後方向に指向して開口し。第2入口14Bは、車体の幅方向に指向して開口する。このため、例えば、第1入口14Aに第1供給配管47を接続することにより、この第1供給配管47を車体フレーム80に沿って配設することができるため、当該第1供給配管47が車幅方向に大きく突出することがなく、まとまりよく配管の取り回しを行うことができる。また、この場合であっても、第2入口14Bに第2供給配管48を接続することで、例えば、エアドライヤ10に隣接して配置される機器(図示略)を迂回した配管接続を容易に行うことができる。
また、車体フレーム80およびステー80Aに、直接エアドライヤ10を取付けられない場合には、図6Bに波線で示すように、この車体フレーム80から車幅方向に延出するブラケット82を設け、このブラケット82に支持ベース12の背面122を利用してエアドライヤ10を取付けることもできる。この構成では、エアドライヤ10を、支持ベース12の右側面123を利用して車体フレーム80に取付けたものと同一の姿勢で取付けることができる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、乾燥処理すべき圧縮空気を受け入れる入口14および乾燥処理をした処理済みの圧縮空気を送り出す出口16を含む支持ベース12と、その支持ベース12上に支持される容器であって、内部に乾燥剤58を収容し、入口14からの圧縮空気を乾燥剤58を通して乾燥処理可能な乾燥剤容器50と、支持ベース12上で、乾燥剤容器50の外側を取り囲み、その乾燥剤容器50との間に圧縮空気を貯える部屋75を区画する外側カバー70とを備え、支持ベース12が第1取付け部31および第2取付け部32がそれぞれ形成されて異なる方向を指向する第1取付け面としての背面122および第2取付け面としての右側面123と、異なる方向を指向する圧縮空気を受け入れる第1入口14A、第2入口14Bとを備えているため、この支持ベース12を取付け対象となる車体フレーム80に取付ける際に、背面122、右側面123の一方、および、第1入口14A、第2入口14Bの一方を選択することにより、取付け面と入口との組み合わせのバリエーションを増やすことができ、同一構成で多様な取付け位置に対してエアドライヤ10の取付けを簡単に行うことができる。また、多様な取付け位置に対して、同一構成のエアドライヤ10を取付けることができるため当該エアドライヤ10の汎用性及び生産性の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、第1、第2取付け面が支持ベース12の側面の内、隣り合う背面122、右側面123に形成されているため、取付け対象に対して簡単に支持ベース12の向きを変えて取付けることができる。また、これら背面122、右側面123から離れた支持ベース12の正面120と左側面121とが交差する隅部に、第1入口14Aおよび第2入口14Bが纏めて配置されているため、これら第1入口14Aおよび第2入口14Bのいずれかに供給配管を接続する際に、この供給配管と背面122または右側面123が取付けられる車体フレーム80とが干渉することがなく当該供給配管の接続作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態によれば、支持ベース12の背面122と対向する支持ベース12の正面120に第1出口16Aが配置されているため、この第1出口16Aにプロテクションバルブ5などの機器を取付ける作業を容易に行うことができる。
以上、本発明を実施するための最良の実施の形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。例えば、本実施形態では、第1入口14Aおよび第2入口14Bのうち、使用していない方の入口には、封止栓(図示略)を配置しているが、これに限るものではなく、例えば、製造段階で複数の入口に対応して複数の開口予定部を設けておき、支持ベース12の取付け状況に応じて、いずれかの開口予定部を穿孔して入口を形成しても良い。この構成によれば、実際に使用することが予め分かっている方の入口に対する開口予定部を穿孔すれば良いため、その分作業工程が減少し、作業性が向上する。更に、この構成では、使用されない入口に対する開口予定部は穿孔されないため、この入口を封止栓等で塞ぐ作業が不要となるとともに、当該入口からの空気漏れを確実に防止できる。
また、本実施形態では、支持ベース12の正面120に設けられた第1出口16Aの周囲にフランジ161を形成し、このフランジ161に上記したプロテクションバルブ5を取付け、支持ベース12の右側面123に設けられた第2出口16Bにウエットタンク46を接続する構成としているが、これに限るものではなく、この第1出口16Aにウエットタンク46あるいはプロテクションバルブ5が択一的に取付け可能としても良い。この第1出口16Aにウエットタンク46を取付ける場合には、このウエットタンク46に直列にプロテクションバルブ5を取付けることもできる。この構成によれば、支持ベース12の取付け状況や周辺機器の配置状況に応じて、第1出口16Aに取付けられる機器を選択することができ、多様なエア回路のレイアウトを実現できる。
1 エア回路
5 プロテクションバルブ
6〜9 エアタンク
10 エアドライヤ
12 支持ベース
13 ドライヤ本体
14 入口
14A 第1入口
14B 第2入口
16 出口
16A 第1出口
31 第1取付け部
32 第2取付け部
47 第1供給配管
48 第2供給配管
50 乾燥剤容器
58 乾燥剤
70 外側カバー
75 部屋
80 車体フレーム
80A ステー
81、82 ブラケット
120 正面
121 左側面
122 背面(第1取付け面)
123 右側面(第2取付け面)

Claims (4)

  1. 乾燥処理すべき圧縮空気を受け入れる入口および乾燥処理をした処理済みの圧縮空気を送り出す出口を含む支持ベースと、その支持ベース上に支持される容器であって、内部に乾燥剤を収容し、前記入口からの圧縮空気を乾燥剤を通して乾燥処理可能な乾燥剤容器と、前記支持ベース上で、乾燥剤容器の外側を取り囲み、その乾燥剤容器との間に圧縮空気を貯える部屋を区画する外側カバーとを備えるエアドライヤにおいて、
    前記支持ベースが異なる方向を指向する第1、第2取付け面と、異なる方向を指向する圧縮空気を受け入れる複数の入口とを備えたことを特徴とするエアドライヤ。
  2. 前記第1、第2取付け面が前記支持ベースの側面の内、隣り合う面に形成され、これら取付け面から離れた前記支持ベースの隅部に前記複数の入口が纏めて配置されていることを特徴とする請求項1に記載のエアドライヤ。
  3. 前記第1取付け面に対向する前記支持ベースの側面に前記出口が配置され、この出口にはウエットタンクあるいはプロテクションバルブが択一的に取付け可能であることを特徴とする請求項1または2に記載のエアドライヤ。
  4. 前記複数の入口に対応して複数の開口予定部が設けられ、前記支持ベースの取付け状況に応じて、いずれかの開口予定部を穿孔することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のエアドライヤ。
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