JP4953417B2 - エアドライヤ - Google Patents

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Description

この発明は、エア機器の作動源となる圧縮空気を乾燥処理するためのエアドライヤに関し、特には、粒状の乾燥剤を乾燥剤容器の内部に安定した保持状態に収容する上で有利なエアドライヤの技術に関する。
この種のエアドライヤの一つとして、支持ベース上に乾燥剤容器を直立に支持し、乾燥剤容器の外側を外側カバーで取り囲むようにしたものが知られている。支持ベースは、乾燥処理すべき圧縮空気を受け入れる入口、および乾燥処理をした処理済みの圧縮空気を送り出す出口を含む。また、外側カバーは、内側の乾燥剤容器との間に圧縮空気を貯える部屋を区画する。
このようなエアドライヤは、装置の一番内側に乾燥剤容器が位置し、その容器の外側のかなりの部分を圧縮空気の層が被い、その層の外側を外側カバーが被う形態である。エアドライヤは車両に搭載され、外側カバー自体は零下の低温からかなりの高温までの環境に晒される。しかし、乾燥剤容器の周りの圧縮空気は、空気圧縮機から供給され、乾燥剤容器中の乾燥剤によって乾燥(除湿)処理されたものであり、少しぬくもりがある圧縮空気である。乾燥剤容器の内部の乾燥剤は、そのような圧縮空気の層によって外側カバーの外側の外気から保護され、極端な温度低下を来すことなく除湿機能を有効に発揮することができる。また、このエアドライヤは、支持ベース上に乾燥剤容器を取付けおよび取外し可能に取り付けることが比較的に容易であり、メンテナンスの点からも有利である。
エアドライヤの3つの構成要素、つまり、支持ベース、乾燥剤容器、外側カバーの互いの結合あるいは組付けに注目すると、エアドライヤを2つのタイプに大別することができる。第1のタイプは、乾燥剤容器と外側カバーとを完全に一体化(後で分離することなど想定しない一体化)し、一体化した乾燥剤容器と外側カバーとを支持ベースに対し取付けおよび取外し可能に取り付けるようにしたものである。もう一つの第2のタイプは、乾燥剤容器と外側カバーとをそれぞれ分離可能に支持ベースに取り付けるようにしたものである。第2のタイプは、乾燥剤が入った乾燥剤容器と外側カバーとを分離可能であるため、それら両者を別個に取り扱うことができ、乾燥剤容器あるいは内部の乾燥剤だけを交換することも可能である。その点、第1のタイプに比べて部品交換の自由度が大きい。
たとえば、特許文献1は、乾燥剤容器および外側カバーの各一端部に外向きフランジを設け、そのフランジ部分を複数本の取付けボルトでそれぞれ締め付け固定するよう取り付けている。また、特許文献2は、外側カバーについては、外向きフランジ部分を複数本の取付けボルトで取り付けているのに対し、乾燥剤容器の方は、容器の中央を貫通するボルトによって取り付けるようにしている。いずれも第2のタイプである。
特許第3322337号公報 実公平5−29055号公報
また、第1のタイプに属するものとして、特許文献3や4がある。特許文献3は、サブプレートの中央に乾燥剤容器を配置し、その乾燥剤容器を外側カバーとの間のばねでサブプレート上に保持しつつ、外側カバーについては、一端部の外向きフランジ部分を断面コ字型のバンドで締め付けるようにしてサブプレートに取り付けている。そして、サブプレート上に一体化した乾燥剤容器および外側カバーを、サブプレートの中央を貫通するボルトで支持ベースに対して取り付けるようにしている。一方、特許文献4は、乾燥剤容器を特許文献3と同様にばねでサブプレート上に保持した上、外側カバーについては、一端部をサブプレートに巻き込むように取り付けている。
特表平11−510757号公報 特開平11−309332号公報
第1のタイプおよび第2のタイプいずれのものでも、乾燥剤を入れた乾燥剤容器は、一般に、径方向の寸法に比べて高さ方向の寸法の方が大きい。有効な除湿を行うため、それなりの処理長さ(乾燥剤の中を通過する距離)が必要であるからである。しかし、そのような形態的な特徴をもつにもかかわらず、今までのものでは、乾燥剤容器を支持ベースの上に載せた状態で取り付けるようにしていた。別にいうと、容器中の乾燥剤の層の下層が支持ベースの上面、あるいは支持ベースとの結合部分よりも上に位置するのが通例であった。
粒状の乾燥剤については、ばね作用などによって相互に動かないように、容器の内部に充填していることは確かである。しかし、エアドライヤが車両に搭載されることを考慮すると、乾燥剤容器は、車両の走行に伴って、外部からの振動や衝撃を常に受けるものである。したがって、粒状の乾燥剤を適度に充填する手法も有効ではあるが、乾燥剤容器の取付け方の面からも検討がなされるべきである。すなわち、乾燥剤容器自体が、そのような振動や衝撃をできるだけ緩和できるような形態で支持ベースに対して取り付けられるべきである。
この発明は、そのような発想に基づいてなされたものであり、外部からの衝撃や振動に対して強い容器取付け構造をもつエアドライヤを提供することを目的とする。
また、この発明は、乾燥剤容器の取付け高さを低減するようにしたエアドライヤの技術を提供することを他の目的とする。この発明のさらにその他の目的については、今後の説明から明らかになるであろう。
この発明では、乾燥剤容器の内部の乾燥剤の収容高さをできるだけ低くするため、乾燥剤容器の下部の少なくとも一部を支持ベースの中に配置するようにする。下部の少なくとも一部とは、容器の下部のうち下方に突き出る部分だけが支持ベースの凹部(支持凹部)にはまり合うことを基本的に意図するが、そのほか、容器の下部の一部が支持ベースの支持凹部にはまり合いつつ、容器側の凹部に支持ベースの一部がはまり合う場合をも含むことを想定した表現である。
乾燥剤容器と支持ベースとのはまり合いについて、好ましくは、容器の下部が径方向の内外二カ所で径方向の動きを規制し合う結合関係にすると良い。たとえば、支持ベース側の支持凹部として、中央の凹部と、その中央の凹部の周りを取り囲むリング状の凹部とを備える形態を適用することができる。それに応じて、乾燥剤容器の下部は、径方向の内外に2つの突出し部分をもつ。乾燥剤容器のより好ましい形態は、下部を含む下方部分の径が上方部分のそれよりも大径なものである。この形態では、内外の2つの突出し部分間の距離が、高さ方向に一様な径をもつ一般の場合に比べて、より大きくなる。それにより、乾燥剤容器は、支持ベースに対して、横方向の振動や衝撃に強い、さらに安定した踏ん張りを示す。
乾燥剤容器の下方部分を大径にするとき、大径な下方部分に下方に開口したリング形状の溝空間を設けることができる。その溝空間と支持凹部としてのリング状の凹部とによって一つの空間を作ることができるので、その空間を圧縮空気を貯える空間として利用するのが好ましい。そうすれば、下方部分を大径にした形態で、乾燥剤容器の周囲全体を処理後の圧縮空気で被うようにすることができる。
この発明では、乾燥剤容器の部分については少なくとも部品交換を可能にするため、支持ベースに対して乾燥剤容器を取付けおよび取外し可能に取り付ける。しかし、乾燥剤容器の下方部分を大径にすれば、その大径部分に外側カバーを取付けおよび取外し可能に取り付けることができる。したがって、この発明は、外側カバーと乾燥剤容器とを完全に一体化した第1のタイプには勿論のこと、それら外側カバーと乾燥剤容器とをそれぞれ分離可能にした第2のタイプにも適用することができる。
図1は、この発明によるエアドライヤの一実施例であり、縦方向に割った断面構造を示している。エアドライヤ10の底部には肉厚な支持ベース12がある。支持ベース12は、アルミニウムあるいはその合金などからなる金属成型品である。支持ベース12の一方の側面には空気圧縮機(図示しない)の吐出口に連絡される入口14があり、他方の側面にはメインタンク(図示しない)に連絡される出口16がある。これら出口16および入口14は、配管接続口でもあり、ねじ孔から構成される。
入口14は、径方向に伸びる入口孔142から中央の縦孔18を通し支持ベース12の上面に連絡している。また、出口16は、出口孔162およびバルブ収容孔164を通して支持ベース12の上面に連絡している。出口16側のバルブ収容孔164には、支持ベース12上面から出口16に向かう方向を順方向とする逆止弁20が入っている。
支持ベース12は、下面側にハブ状の突起部122を一体に備えているのに対し、上面側には、内側リング部124および外側リング部126を同心状に備えている。外側リング部126は、内側リング部124に比べて背が高く、しかも肉がより厚い。内側リング部124と外側リング部126との間にわたって支持ベース12の上面は大きくえぐられ
、そこにリング状の空間128が形作られている。後で明らかになるであろうが、このリング状空間128は、乾燥処理を終えた圧縮空気を貯える空間として利用される。したがって、逆止弁20を収容したバルブ収容孔164は、リング状空間128に開口する。
エアドライヤ10は、そのような支持ベース12のほか、支持ベース12上に位置する乾燥剤容器50および外側カバー70を備える。乾燥剤容器50は、内部に粒状の乾燥剤58を収容した容器である。ここでは、乾燥剤容器50は、今までのものとは異なり、下方部分52が上方部分51に比べて大径である、また、外側カバー70は、乾燥剤容器50の外側を取り囲み、その乾燥剤容器50との間に圧縮空気を貯える部屋75を区画するカバーである。大径な下方部分52は外側カバー70の内径に適う大きさであり、それら両者が互いにはまり合う。はまり合う部分には、密閉するためのシールリング80、および互いを結合するための特定の凹凸結合部分60がそれぞれある。大径な下方部分52は、外側カバー70と特異な結合を可能にするほか、乾燥剤容器50の重心を低くし、取付けや取扱いの安定性をも高める。
乾燥剤容器50の大径な下方部分52は、リング状の内部空間528を備える。内部空間528は、支持ベース12側のリング状空間128と一緒になって、乾燥処理を終えた圧縮空気を貯えるための第2の部屋752を区画する。第2の部屋752と上方の部屋75とは、下方部分52の上部に開けた複数の連通孔54を通して互いに連通する。
大径な下方部分52のリング状内部空間528は、幅が広い部分と幅が狭い部分とが連続した形態である。それに応じ、乾燥剤容器50の容器内部には、底部に小容積の収容部分があり、その上に大容積の収容部分がある。底部の小容積の収容部分にはフィルタエレメント57が充填され、その上の大容積の収容部分に再生可能な粒状の乾燥剤58が充填されている。容器内部の乾燥剤58およびフィルタエレメント57は、複数の取付けボルト560をゆるめ乾燥剤容器50の上部のふた部材56を取り外すことによって交換可能である。ふた部材56には、逆止弁563が閉じる比較的に大きな通路562、および再生サイクル時に絞りとなる小さな通路561がある。また、ふた部材56の下には、粒状の乾燥剤58を適度に充填するためのばね59がある。
そこで、乾燥処理すべき圧縮空気は、入口14から入りまずフィルタエレメント57によってコンプレッサオイルやダストが除去され、ついで乾燥剤58の中を通過することにより除湿される。除湿され乾燥した圧縮空気は、逆止弁563を開いて通路562から外側カバー70内周の部屋75、およびそれに連通する第2の部屋752に流入する。流入した圧縮空気は、一部が再生用として部屋75および第2の部屋752内に貯えられ、残りは支持ベース12内の逆止弁20から出口16を通して外部のメインタンク内に貯えられる。メインタンク内の乾燥圧縮空気は、たとえばエアブレーキ系統の各機器の作動に利用される。
支持ベース12の中央の縦孔18の中に、よく知られたドレン弁90が設置されている
。ドレン弁90は、ドレンを排出するための弁、および乾燥剤の再生サイクル時における外気への開放弁を兼ねている。ドレン弁90は、乾燥剤58を乾燥処理する時には閉じているが、メインタンク内の圧力が所定値に達すると、プレッシャガバナ(図示しない)からの指令信号によってピストン92を下げ弁を開く。水分やオイルを含むドレンは、ドレン弁90の開閉に応じて、圧縮空気と一緒に勢いよく外部へ放出される。そのため、放出に伴う騒音を低減するため、ドレン弁90の排出口にはサイレンサ94が設けられる。
メンテナンスの自由度を高めるため、支持ベース12に対し乾燥剤容器50と外側カバー70とを取付けおよび取外し可能に取り付けるようにするのが好ましい。エアドライヤ10では、乾燥剤容器50と外側カバー70とを取付けおよび取外し可能に取り付ける上、一体にした乾燥剤容器50と外側カバー70とを支持ベース12に取付けおよび取外し可能に取り付けるようにしている。
まず、乾燥剤容器50と外側カバー70との取付け構造を説明する。図2および図3が外側カバー70を示している。外側カバー70は、プレスによる金属加工品であり、プレスは二段階にわたる。一段目は外側カバー70の全体形状を得るためのプレス、二段目が結合用の凸部72を得るためのプレスである。外側カバー70は、下方に開いたカップ形状である。開口を形作る周縁部分74は、それに続く外側カバー70のその他の部分に比べてわずかに径が大きい。周縁部分74の径は、支持ベース12の外側リング部126にはまり合う大きさであり、しかもまた、乾燥剤容器50の下方部分52との組付けを容易にする大きさである。結合用の凸部72は、外側カバー70自体の加工により内側に突き出た突起である。凸部72は、互いに等間隔に隔てた周方向の4個所に位置し、その高さ(突き出る大きさ)は外側カバー70の板厚(たとえば3.2mm)の2倍程度である。凸部72自体の占める領域が小さく、高さも小さいことから、凸部72の加工に伴う応力は小さい。このような複数の凸部72は、それぞれが独立した形態で外側カバー70の高さ方向途中に位置するため、耐圧性に悪影響を及ぼすおそれは小さい。しかも、外側カバー70は、凸部72から開口部に至る周縁部分が滑らか(少なくとも凸部72の凹凸変形の大きさよりも小さな変形)であるので、内在する応力が小さく耐圧性にすぐれている。
外側カバー70の複数の凸部72は、乾燥剤容器50の下方部分52の外周の凹部522にはまり合うように凹凸結合する。図3〜5が乾燥剤容器50を示している。図3〜5、特には図から分かるように、乾燥剤容器50の下方部分52の外周には、外側カバー70の凸部72がはまり合い凹凸結合する溝(凹部)522がある。凹部522は、乾燥剤容器50の下方部分52の外周面上ほぼ全体にわたり、一個所がストッパ523となっている。凹部522の深さは凸部72に適う大きさであることは勿論である。また、乾燥剤容器50の下方部分52の外周面上、凹部522上のフランジ部分524は、凸部72に対応して互いに等間隔に隔てた周方向の4個所に位置している。隣り合うフランジ部分524の切欠き525は、凸部72を入り込ませる(下方に落とすように入れる)のに充分な大きさである。したがって、外側カバー70の複数の凸部72を乾燥剤容器50の下方部分52の切欠き525を通して下方に落とし込み、その後に外側カバー70と乾燥剤容器50の下方部分52とを相対的に回転させ、凸部72の一つを凹部522側のストッパ523に当てることによって、凸部72と凹部522とを凹凸結合させることができる。一方、この凹凸結合は、回転を戻すことにより、凸部72と凹部522との結合を容易に解除することができる。
また、同様の凹凸結合を適用することによって、一体にした乾燥剤容器50と外側カバー70とを支持ベース12に取り付けるようにすることができる。そこで、エアドライヤ10では、乾燥剤容器50の下方部分52の外周面上、外側カバー70との結合用凹部522よりも下方位置に、支持ベース12との結合用凸部5212を設け、それに応じて、支持ベース12の外側リング部126の内周に、結合用凹部17を設けている。こちらの方の凸部5212および凹部17の数はそれぞれ8としている。
一体にした乾燥剤容器50と外側カバー70とを支持ベース12に取り付けるとき、乾燥剤容器50の下方部分52を外側リング部126の内周、内側リング部124の内周、さらに外側カバー70の開口周縁部74が外側リング部126の外周にそれぞれはまり合わせる。したがって、それらのはまり合い部分を密閉するため、シールリング80を間に入れる。
さて、乾燥剤容器50に着目すると、その大径部分52の下部には、内側リング部124にはまり合う小径な中央の突出し部分52aと、リング状の内部空間528を隔てて外周を取り囲む大径な外周部分52bとがある。それら突出し部分52aおよび外周部分52bは、内側リング部124の内周の支持凹部1240、および外側リング部126の内周の支持凹部1260にそれぞれはまり合う。したがって、乾燥剤容器50は、その一部が支持ベース12の中に入り込むため、支持ベース12の上面からの自らの高さを低くしている。しかもまた、乾燥剤容器50は、内外の二カ所で支持ベース12に結合し支持されているため、支持ベース12に確実に一体化される。さらには、乾燥剤容器50は、外側カバー70を通して支持ベース12の最も外周側でも支持されているので、支持ベース12とさらに確実に一体化される。粒状の乾燥剤58を収容する容器部分の径よりも大きな外径部分を支持する形態、および乾燥剤容器50の高さを実質的に低くする支持形態は、粒状の乾燥剤58に対する振動や衝撃を緩和する上で有効である。
ところで、凹凸結合によって一体にした乾燥剤容器50と外側カバー70との結合、ならびにそれらと支持ベース12との結合のガタツキをなくすため、ここでは、エアドライヤ10が貯える圧縮空気を利用する。乾燥剤容器50の下方部分52の上部に背圧用逆止弁100を設け、その逆止弁100によって、2つの凹凸結合部分の周囲に圧縮空気を閉じ込め、その圧縮空気に基づく作用力で結合すべき一方の部材を他方の部材に押し当てるようにしている。背圧用逆止弁100は、たとえば、カップ状ゴム部材110およびゴム部材110を支えるスライド弁体120、ならびに弁を閉じるようにスライド弁体120を押すコイルスプリング130などから構成することができる。また、各結合部分の周囲への通路は、乾燥剤容器50の下方部分52に設けた内部通路および結合部分の遊びを用いることができる。背圧用逆止弁100は、エアドライヤ10が再生サイクルに入り、部屋75,752内の圧縮空気を外部に放出する段階でも、圧縮空気を結合部分の周囲に閉じ込めたままである。したがって、各凹凸結合によるガタツキを常時なくすことができる。なお、一体にした乾燥剤容器50と外側カバー70とを支持ベース12から取り外す場合、結合部分の周囲に閉じ込めた圧縮空気を解放することが必要である。その解放を考慮し、この実施例では、シールリング付き止めねじ150を利用している。止めねじ150は、外側カバー70の切欠きに位置し、外側カバー70を回転止めする機能をもつ。また、止めねじ150は、取り付けた状態で圧縮空気を閉じ込め、取り外した状態で圧縮空気を解放(つまり、残圧を解除)する。そのような止めねじ150を外す作業は、取外し作業に先立って必ずなされる作業であるので、その作業に応じて取外し時に必然的に残圧を解除することができる。
この発明のエアドライヤの一実施例を示す断面構造図である。 図1のエアドライヤの中の外側カバーを示す縦断面図である。 図2の外側カバーを底面から見た図である。 図1のエアドライヤの中の乾燥剤容器を示す上面図である。 図4の5−5線に沿う断面図である。 図4および図5の外側カバーを底面から見た図である。
符号の説明
10 エアドライヤ
12 支持ベース
124 内側リング部
126 外側リング部
14 入口
16 出口
50 乾燥剤容器
52 下方部分
52a 突出し部分
52b 外周部分
522 凹部
58 乾燥剤
60 凹凸結合部分
70 外側カバー
72 凸部
74 周縁部分
75 部屋
752 第2の部屋
1240,1260 支持凹部

Claims (6)

  1. 乾燥処理すべき圧縮空気を受け入れる入口および乾燥処理をした処理済みの圧縮空気を送り出す出口を含む支持ベースと、
    その支持ベース上に直立に支持される容器であって、内部に粒状の乾燥剤を収容し、前記入口からの圧縮空気を乾燥剤を通して乾燥処理可能な乾燥剤容器と、
    前記支持ベース上、乾燥剤容器の外側を取り囲み、その乾燥剤容器との間に圧縮空気を貯える部屋を区画する外側カバーとを備えるエアドライヤであり、
    前記乾燥剤容器の下方部分を上方部分に比べて大径とし、その大径な下方部分の外周に外側カバーをはめ合わせる形態によって、その外側カバーと前記乾燥剤容器とを互いに取り付け、しかもまた、
    前記の形態によって互いに一体に結合した外側カバーおよび乾燥剤容器を前記支持ベース上に取付けおよび取外し可能に取り付けるようにしたエアドライヤであって、
    前記乾燥剤容器における乾燥剤の収容高さを低くするため、次のように構成したことを特徴とするエアドライヤ。
    (a)前記支持ベースの上面に、前記乾燥剤容器の下部の少なくとも一部を受け入れるための支持凹部がある
    (b)前記乾燥剤容器の下部が前記支持凹部にはまり合い、そのはまり合いによって、前記乾燥剤容器が前記支持ベース中に入り込んでいる
  2. 前記支持凹部と前記乾燥剤容器の下部とは、径方向の内外二カ所で径方向の動きを規制し合う結合関係である、請求項1のエアドライヤ。
  3. 前記支持凹部は、中央の凹部と、その中央凹部の周りを取り囲むリング状の凹部とを備える、請求項2のエアドライヤ。
  4. 前記乾燥剤容器の下部を含む下方部分は、その上方部分よりも大径であり、その大径な下方部分の下部の外周部分が前記リング状の凹部にはまり合い、しかもまた、前記乾燥剤容器の下部の中央部分には隣り合う部分よりも下方に突き出た突出し部があり、その突出し部が前記中央の凹部にはまり合う、請求項3のエアドライヤ。
  5. 前記乾燥剤容器の大径な下方部分は、下方に開口したリング形状の溝空間を備え、前記内外二カ所のはまり合い部分がエアタイトになり、前記溝空間と前記リング状の凹部とが一つの空間を構成する、請求項4のエアドライヤ。
  6. 前記一つの空間は、前記外側カバーの内側の部屋と連通し、それにより、前記乾燥剤の再生を行うためのパージ用の圧縮空気を貯えるパージ空間を拡大する、請求項5のエアドライヤ。
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