JP2007023939A - 電動ポンプ、電動ポンプの取付構造、および電動ポンプに組み合わされるブラケット - Google Patents

電動ポンプ、電動ポンプの取付構造、および電動ポンプに組み合わされるブラケット Download PDF

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Abstract

【課題】 搭載方向が異なる場合があってもブラケットを簡素化することが可能な電動ポンプの取付構造を提供すること。
【解決手段】 電動ポンプ1を、ブラケット5を介してボディ構造体90の取付部91に取り付ける場合には、ブラケット5をモータハウジング23の回転軸方向端部の突出部231に嵌合係止するとともに、隔壁22の第1雌螺子部224に螺子止め係止する。
また、電動ポンプ1を逆方向の取付部に取り付ける場合には、ブラケット5をモータハウジング23の突出部231に嵌合係止するとともに、隔壁22の第2雌螺子部225に螺子止め係止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、流体を送るための電動ポンプ、電動ポンプの取付構造、および電動ポンプに組み合わされるブラケットに関し、特に車両ボディ等の被取付構造体にブラケットを介して取り付けられる電動ポンプ、その電動ポンプの取付構造、および電動ポンプに組み合わされるブラケットに関する。
従来技術として、下記特許文献1に開示された電動ポンプがある。この電動ポンプはブラケットを備えており、このブラケットを介して、ポンプ本体を車両ボディ等の取付本体の取り付けるようになっている。
特開2001−304200号公報
しかしながら、上記従来技術の電動ポンプでは、取付本体となる構造体に対応したブラケットを設定する必要がある。例えば、車載用の電動ポンプでは、車種によって搭載方向が異なる場合があるため、車種毎に別形状のブラケットを必要とする場合がある。そして、搭載方向によってはブラケット形状が非常に複雑になるという問題がある。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、取り付け方向(搭載方向)が異なる場合があってもブラケットを簡素化することが可能な電動ポンプ、その電動ポンプの取付構造、および電動ポンプに組み合わされるブラケットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の電動ポンプでは、
ポンプ部(3)と、
ポンプ部(3)を駆動する電動モータ(4)と、
ポンプ部(3)および電動モータ(4)を収納するハウジング(2)とを有し、
ハウジング(2)に係止されるブラケット(5)を介して構造体(90)の取付部(91)に取り付けられる電動ポンプ(1)であって、
ハウジング(2)は、電動モータ(4)の回転軸(41)方向(X)に沿った側面部位(222、223)に、複数の構造体(90)取付部(91、92)の方向に対応して、ブラケット(5)を螺子止め係止する螺子止め係止部(224、225)をそれぞれ備えることを特徴としている。
これによると、電動ポンプ(1)は、構造体(90)側の複数の取付部(91、92)の方向にそれぞれ対応した螺子止め係止部(224、225)を備えている。したがって、ブラケット(5)を取り付ける構造体(90)側の取付部(91)に対応した螺子止め係止部(224)にブラケット(5)を係止して、ブラケット(5)を介して構造体(90)の取付部(91)に電動ポンプ(1)取り付けることができる。
このようにすることにより、いずれの取り付け方向の場合であっても、ブラケット(5)を大きく取り回すような構造にする必要がなく、ブラケット(5)を簡素化することが可能となる。
また、請求項2に記載の発明の電動ポンプでは、電動ポンプ(1)のハウジング(2)は、螺子止め係止部(224、225)からなる第1係止部(224、225)と、ブラケット(5)を第1係止部(224、225)とは異なる位置で係止する第2係止部(231)とを備えることを特徴としている。
これによると、電動ポンプ(1)のハウジング(2)は、第1係止部(224、225)および第2係止部(231)によりブラケット(5)と確実な係止をすることができる。
また、請求項3に記載の発明の電動ポンプでは、第2係止部(231)は、電動モータ(4)回転軸方向(X)の端部に形成されていることを特徴としている。
これによると、回転軸(41)方向(X)に沿った側面部位(222、223)の第1係止部(224、225)と、回転軸方向(X)端部の第2係止部(231)とにより、ブラケット(5)を係止することができる。したがって、ブラケット(5)を螺子止め係止した第1係止部(222、223)を中心に、電動ポンプ(1)が回転することを防止することができる。このようにして、電動ポンプ(1)とブラケット(5)とを一層確実に係止することができる。
また、請求項4に記載の発明の電動ポンプでは、複数の取付部(91、92)の方向に対応してそれぞれ設けられた第1係止部(224、225)のいずれでブラケット(5)を係止する場合であっても、ブラケット(5)は同一の第2係止部(231)で係止されることを特徴としている。
これによると、第2係止部(231)を取り付け方向に応じてそれぞれ設ける必要がない。したがって、第2係止部(231)を取り付け方向に係らず共通化することができる。
また、請求項5に記載の発明の電動ポンプでは、第2係止部(231)は、ブラケット(5)を嵌合係止することを特徴としている。
これによると、第2係止部(231)におけるブラケット(5)の係止を容易に行なうことができる。
また、請求項6に記載の発明の電動ポンプでは、第2係止部(231)は、内部に電動モータ(4)の回転軸(41)を受ける軸受部(42)が設けられた突出部(231)であることを特徴としている。
これによると、電動モータ(4)回転軸(41)の軸受部(42)を設けたハウジング(2)の突出部(231)を利用して、ブラケット(5)を嵌合係止する第2係止部(231)とすることができる。
また、請求項7に記載の発明の電動ポンプでは、第1係止部(224、225)は、電動モータ(4)回転軸方向(X)における電動ポンプ(1)の略重心(G)位置に形成されていることを特徴としている。
これによると、電動ポンプ(1)に振動等が加わっても、ブラケット(5)を螺子止め係止した第1係止部(222、223)に大きな応力が付勢され難い。したがって、電動ポンプ(1)とブラケット(5)との係止を安定して行なうことができる。
また、請求項8に記載の発明の電動ポンプの取付構造では、
ポンプ部(3)とこのポンプ部(3)を駆動する電動モータ(4)とを収納するハウジング(2)に係止されるブラケット(5)を介して構造体(90)の取付部(91)に取り付けられる電動ポンプ(1)の取付構造であって、
電動ポンプ(1)のハウジング(2)は、電動モータ(4)回転軸(41)方向(X)に沿った側面部位(222、223)に、複数の取付部(91、92)方向にそれぞれ対応した螺子止め係止部(224、225)を備え、これらの螺子止め係止部(224、225)のうち、ブラケット(5)を取り付ける取付部(91)に対応した螺子止め係止部(224)にブラケット(5)を螺子止め係止したことを特徴としている。
これによると、電動ポンプ(1)は、構造体(90)側の複数の取付部(91、92)の方向にそれぞれ対応した螺子止め係止部(224、225)を備えている。そして、ブラケット(5)は、ブラケット(5)を取り付ける構造体(90)側の取付部(91)に対応した螺子止め係止部(224)に係止している。
したがって、取り付け方向に係らず、大きく取り回すような複雑な構造のブラケット(5)を用いることなく、簡単な構造のブラケット(5)を介して構造体(90)の取付部(91)に電動ポンプ(1)取り付けることができる。
また、請求項9に記載の発明の電動ポンプの取付構造では、ハウジング(2)は、螺子止め係止部(224、225)からなる第1係止部(224、225)と、第1係止部(224、225)とは異なる位置に設けた第2係止部(231)とを備え、ブラケット(5)を、第1係止部(224)および第2係止部(231)に係止したことを特徴としている。
これによると、電動ポンプ(1)のハウジング(2)とブラケット(5)とを、第1係止部(224、225)および第2係止部(231)により確実に係止することができる。
また、請求項10に記載の発明の電動ポンプの取付構造では、第2係止部(231)は、電動モータ(4)回転軸方向(X)の端部に形成されていることを特徴としている。
これによると、ブラケット(5)は、電動ポンプハウジング(2)の電動モータ回転軸(41)方向(X)に沿った側面部位(222、223)の第1係止部(224、225)と、回転軸方向(X)端部の第2係止部(231)とに係止している。したがって、ブラケット(5)を螺子止め係止した第1係止部(224、225)を中心に電動ポンプ(1)が回転することを防止することができる。このようにして、電動ポンプ(1)とブラケット(5)とを一層確実に係止することができる。
また、請求項11に記載の発明の電動ポンプの取付構造では、ブラケット(5)を、ブラケット(5)を取り付ける取付部(91、92)に対応した第1係止部(224、225)に係止するとともに、ブラケット(5)を係止した第1係止部(224、225)がいずれかに係らず、ブラケット(5)を、同一の第2係止部(231)に係止したことを特徴としている。
これによると、第2係止部(231)を取り付け方向に係らず共通化することができる。
また、請求項12に記載の発明の電動ポンプの取付構造では、第2係止部(231)では、ブラケット(5)を嵌合係止したことを特徴としている。
これによると、第2係止部(231)におけるブラケット(5)の係止が容易である。
また、請求項13に記載の発明の電動ポンプの取付構造では、第2係止部(231)では、内部に電動モータ(4)の回転軸(41)を受ける軸受部(42)が設けられた突出部(231)にブラケット(5)を嵌合係止したことを特徴としている。
これによると、電動モータ(4)回転軸(41)の軸受部(42)を設けたハウジング(2)の突出部(231)を第2係止部(231)として利用して、ブラケット(5)を嵌合係止することができる。
また、請求項14に記載の発明の電動ポンプの取付構造では、第1係止部(224、225)を電動モータ(4)回転軸方向(X)における電動ポンプ(1)の略重心(G)位置としたことを特徴としている。
これによると、電動ポンプ(1)に振動等が加わっても、ブラケット(5)を螺子止め係止した第1係止部(222、223)に大きな応力が付勢され難い。したがって、電動ポンプ(1)とブラケット(5)との間に安定した係止構造を形成することができる。
また、請求項15に記載の発明の電動ポンプの取付構造では、ブラケット(5)は、構造体(90)取付部(91)に螺子止め係止されるとともに、螺子止め箇所(531、91a)を中心とした回転を抑止する回り止め係止されていることを特徴としている。
これによると、構造体取付部(91)への螺子止め箇所(531、91a)を中心に、ブラケット(5)が回転することを防止することができる。このようにして、ブラケット(5)と構造体(90)とを確実に係止することができる。
また、請求項16に記載の発明の電動ポンプの取付構造では、ブラケット(5)は、屈曲した板材からなり、屈曲部(55、56、57)には補強リブ(551、561、571)が設けられていることを特徴としている。
これによると、ブラケット(5)を比較的薄板材で形成したとしても、剛性を確保することが容易である。
また、請求項17に記載の発明のブラケットでは、
電動ポンプ(1)のハウジング(2)に係止されるとともに、構造体(90)の取付部(91)に係止されて、電動ポンプ(1)を取付部(91)に取り付ける電動ポンプ取付用のブラケットであって、
電動ポンプ(1)ハウジング(2)の電動モータ(4)回転軸方向(X)に沿った側面部位(222、223)に複数の取付部(91、92)方向にそれぞれ対応して設けられた螺子止め係止部(224、225)のいずれかに、係止するために設けられた係止構造部(511)を備えることを特徴としている。
この発明のブラケットによれば、請求項8に記載の発明の電動ポンプの取付構造を形成することができる。したがって、比較的簡単な構造のブラケット(5)とすることができる。
また、請求項18に記載の発明のブラケットでは、ハウジング(2)の螺子止め係止部(224、225)からなる第1係止部(224、225)と係止するために設けられた前記係止構造部(511)からなる第1係止構造部(511)と、ハウジング(2)の第1係止部(224、225)とは異なる位置に設けた第2係止部(231)と係止するために設けられた第2係止構造部(541)とを備えることを特徴としている。
これによると、ハウジング(2)の第1係止部(224、225)に第1係止構造部(511)を係止させ、ハウジング(2)の第2係止部(231)に第2係止構造部(541)を係止させて、請求項9に記載の発明の電動ポンプの取付構造を形成することができる。したがって、電動ポンプ(1)ハウジング(2)とブラケット(5)とを確実に係止することができる。
また、請求項19に記載の発明のブラケットでは、第2係止構造部(541)は、ハウジング(2)の電動モータ(4)回転軸方向(X)の端部に形成された第2係止部(231)と係止するように設けられていることを特徴としている。
これによると、請求項10に記載の発明の電動ポンプの取付構造を形成することができる。したがって、ブラケット(5)を螺子止め係止した第1係止部(224、225)を中心に電動ポンプ(1)が回転することを防止することができる。このようにして、電動ポンプ(1)とブラケット(5)とを一層確実に係止することができる。
また、請求項20に記載の発明のブラケットでは、第2係止構造部(541)は、第1係止構造部(511)がハウジング(2)のいずれの第1係止部(224、225)に係止する場合であっても、同一の第2係止部(231)に係止するように設けられていることを特徴としている。
これによると、請求項11に記載の発明の電動ポンプの取付構造を形成することができる。したがって、電動ポンプハウジング(2)の第2係止部(231)を取り付け方向に係らず共通化することができる。
また、請求項21に記載の発明のブラケットでは、第2係止構造部(541)は、第2係止部(231)と嵌合係止するように設けられていることを特徴としている。
これによると、請求項12に記載の発明の電動ポンプの取付構造を形成することができる。したがって、ハウジング(2)の第2係止部(231)とブラケット(5)の第2係止構造部(541)との係止が容易である。
また、請求項22に記載の発明のブラケットでは、ハウジング(2)の第2係止部(231)は、内部に電動モータ(4)回転軸(41)を受ける軸受部(42)が設けられた突出部(231)からなり、第2係止構造部(541)は、突出部(231)に嵌合係止するように設けられていることを特徴としている。
これによると、請求項13に記載の発明の電動ポンプの取付構造を形成することができる。したがって、軸受部(42)を設けたハウジング(2)の突出部(231)を第2係止部(231)として利用して、ブラケット(5)を嵌合係止することができる。
また、請求項23に記載の発明のブラケットでは、第1係止構造部(511)は、電動モータ(4)回転軸方向(X)における電動ポンプ(1)の略重心(G)位置に形成された第1係止部(224、225)と係止するように設けられていることを特徴としている。
これによると、請求項14に記載の発明の電動ポンプの取付構造を形成することができる。したがって、電動ポンプ(1)に振動等が加わっても、ブラケット(5)を螺子止め係止した第1係止部(222、223)に大きな応力が付勢され難い。したがって、電動ポンプ(1)とブラケット(5)との間に安定した係止構造を形成することができる。
また、請求項24に記載の発明のブラケットでは、取付部(91、92)に螺子止め係止される第3係止構造部(531)と、第3係止構造部(531)を中心とした回転を抑止するように回り止め係止される第4係止構造部(532)とが設けられていることを特徴としている。
これによると、ブラケット(5)の第3係止構造部(531)を取付部(91、92)に螺子止め係止するとともに、第4係止構造部(532)を取付部(91、92)に回り止め係止して、請求項15に記載の発明の電動ポンプの取付構造を形成することができる。したがって、構造体取付部(91)への螺子止め箇所(531、91a)を中心に、ブラケット(5)が回転することを防止することができる。このようにして、ブラケット(5)と構造体(90)とを確実に係止することができる。

また、請求項25に記載の発明のブラケットでは、屈曲した板材からなり、屈曲部(55、56、57)には補強リブ(551、561、571)が設けられていることを特徴としている。
これによると、ブラケット(5)の剛性を確保し易いので、ブラケット(5)を比較的薄い板材で形成することが可能である。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した一実施形態におけるブラケット5を含む電動ポンプ1の取付構造を示す斜視図である。また、図2は、電動ポンプ1本体の概略構造を示す斜視図であり、図3は、ブラケット5の概略構造を示す斜視図である。
本実施形態の電動ポンプ1は、車両に搭載されて、内燃機関の冷却水循環回路に冷却水を循環する電動ウォータポンプであり、図1に示すように、ブラケット5を介して、車両側の構造体であるボディ構造体90に取り付けられるようになっている。
図2に示すように、電動ポンプ1はハウジング2を備えている。ハウジング2は、ポンプハウジング21、隔壁22、およびモータハウジング23により構成されている。
ポンプハウジング21と隔壁22とにより構成される空間には、冷却水を吸引吐出するインペラが備えられ、ポンプ部3を形成している。一方、隔壁22とモータハウジング23とにより構成される空間には、ポンプ部3を駆動するための電動モータ4が配設されている。
電動モータ4の回転軸41は、図示上下方向(図示X方向)に延びており、シール機構を有する隔壁22を貫通して延設され、ポンプ部3のインペラに接続されている。
ポンプハウジング23には、図示紙面表側に向かって突出する一対の管状部が形成され、吸入口211と吐出口212とが開口している。
そして、隔壁22に挿設されたコネクタ部43から電動モータ4に給電されると、ポンプ部3が駆動されて、冷却水が吸入口211から吸入されて吐出口212から吐出されるようになっている。
図2に示すように、ハウジング2の概略形状は、両端を閉塞された回転軸41方向Xに延びる筒状をなしているが、ハウジング2の一部をなす隔壁22は、ポンプハウジング21とモータハウジング23とに挟持された平板状部221が、モータハウジング23より、図示左右方向(回転軸方向Xに直交する方向Y)に張り出している。
そして、隔壁22には、モータハウジング23の図示左右両側において、平板状部221から回転軸方向Xに延びる一対の延設部222、223が設けられている。延設部222、223には、それぞれ、径外方向から雄螺子を螺合可能な第1雌螺子部224および第2雌螺子部225が形成されている。
したがって、第1、第2雌螺子部224、225は、ハウジング2の側面部位に形成されていると言うことができる。
なお、図2に示すように、両雌螺子部224、225は、電動ポンプ1の重心Gの外方で重心Gと同一の高さに形成されている。換言すれば、両雌螺子部224、225は、回転軸方向Xにおける重心G位置に形成されている。
本実施形態では、ポンプハウジング21は樹脂を成形加工して形成し、隔壁22はアルミニウム合金を鋳造加工して形成している。また、モータハウジング23は鉄製板材をプレス加工して形成している。
電動ポンプ1の重心Gは、モータハウジング23内にあるものの、板材からなるモータハウジング23に雌螺子部224、225を形成することは難しい。そこで、比較的加工形状自由度が高い隔壁22に延設部222、223を設け、この延設部222、223に両雌螺子部224、225を形成している。
モータハウジング23は、回転軸方向Xの上端部側に円筒形状の突出部231を備えている。この突出部231は、内部に電動モータ4の回転軸43の上端部を受ける軸受部42が装着されている(図4参照)。
ここで、隔壁22に設けられた第1、第2雌螺子部224、225は、本実施形態における螺子止め係止部であり、第1係止部に相当する。また、モータハウジング23に設けられた突出部231は、本実施形態における嵌合係止部であり、第2係止部に相当する。
第1係止部である第1雌螺子部224と第2雌螺子部225とは、第2係止部である突出部231を基準として、回転軸方向Xにおける距離および回転軸直交方向Yにおける距離が、それぞれ同一となっている。
図3に示すように、電動ポンプ1に組み合わされるブラケット5は、鉄製の板材をプレス加工して製造されており、プレス時に曲折されて、第1平面部51、第2平面部52、第3平面部53、および第4平面部54の4つの平面部を有している。
ブラケット5の第1平面部51には、図示紙面表側から裏側に向かって大きく切り欠かれた形状の湾入部511が形成されている。この湾入部511は、奥まった部位が後述するグロメット7の装着部となる部位であって、紙面手前側の切欠開口幅を装着部幅より小さくして脱落防止構造を形成している。
この湾入部511は、前述の隔壁22の雌螺子部224、225に、ボルト等によりブラケット5を係止するときの係止構造部をなす部位である。
一方、第4平面部54には、前述したモータハウジング23の突出部231に嵌合するための嵌合部(嵌合口)541が設けられている。
嵌合部541は、開口周囲から図示下方に向かって立ち起こされた周状の立起し部542を備えている。この立起し部542には、後述するブッシュ8が装着可能となっており、ブッシュ8を介在して、突出部231と嵌合部541とが嵌合できるようになっている。
ブラケット5の第3平面部53には、ボディ構造体90にブラケット5を係止するためのボルト穴(第3係止構造部に相当)531と、係止爪(第4係止構造部)532とが設けられている。
ブラケット5において、第1平面部51と第2平面部52との接続部である曲折部(屈曲部)55、第2平面部52と第3平面部53との接続部である曲折部(屈曲部)56、および第3平面部53と第4平面部54との接続部である曲折部(屈曲部)57には、それぞれの曲折内側に補強リブ551、561、571が形成されている。
これにより、ブラケット5を比較的薄い(本例では厚さ約1mm)の鉄製の板材から形成しても、取付部材として必要な高い剛性を確保している。
次に、図1に示すように、電動ポンプ1とブラケット5とを組付ける手順について説明する。なお、図4は、図1におけるA部縦断面図であり、図5は、図1におけるB部縦断面図である。
電動ポンプ1とブラケット5とを組付けるときには、まず、モータハウジング23の突出部231に、ブラケット5第4平面部54の嵌合部541を嵌合係止する。
このとき、図4に示すように、嵌合部541の立起し部542には、ゴム製のブッシュ8が装着されている。したがって、モータハウジング23の突出部231とブラケット5の嵌合部541とは、緩衝部材であるブッシュ8を介在して嵌合係止される。
そして、次に、隔壁22延設部222の第1雌螺子部224に、ブラケット5の湾入部511が形成された第1平面部51をボルト6で螺子止め係止する。
このとき、図5に示すように、ブラケット5湾入部511には、ゴム製のグロメット7が装着されており、ボルト6は、グロメット7内を挿通して第1雌螺子部224に螺子止めされる。したがって、隔壁22の延設部222とグロメット5の第1平面部51とは、緩衝部材であるグロメット7を介して螺子止め係止される。
この螺子止め係止部において、図5に示す符号71を付した部材はインサートであり、インサート71は、ボルト6の螺子締めによりグロメット7を確実に押圧保持するとともに、螺子締め方向におけるグロメット7の圧縮過多を防止するように設けられている。
次に、電動ポンプ1とブラケット5との組立体をボディ構造体90に取り付ける手順について説明する。
図1に示すように、ボディ構造体90の取付部91には、螺子穴91aと爪受け孔91bが形成されている。螺子穴91aは、ブラケット5第3平面部53のボルト穴531に対応して設けられた雌螺子穴であり、爪受け孔91bは、ブラケット5第3平面部53の係止爪532に対応して設けられた係止孔である。
電動ポンプ1とブラケット5との組立体をボディ構造体90に取り付けるときには、まず、ブラケット5の係止爪532をボディ構造体90取付部91の爪受け部91b内に挿入係止する。次に、ブラケット5のボルト穴531と取付部91の螺子穴91aとの位置を合わせ、ボルト91cをボルト穴531に挿設して螺子穴91aにねじ込む。
ここで、電動ポンプ1の搭載方向が異なる場合の、電動ポンプ1とブラケット5との組付け、および電動ポンプ1ブラケット5組立体のボディ構造体90への取り付けについて説明する。
図6は、電動ポンプ1の取付位置がボディ構造体90の取付部92となった場合を図示している。
図6に示すように、電動ポンプ1とブラケット5とを組付けるときには、まず、モータハウジング23の突出部231(図2、4参照)に、ブラケット5第4平面部54の嵌合部541を、ブッシュ8を介在させて嵌合係止する。
そして、次に、隔壁22延設部223の第2雌螺子部225(図1、2参照)に、ブラケット5の湾入部511が形成された第1平面部51を、グロメット7を介在させてボルト6で螺子止め係止する。
電動ポンプ1の隔壁22には、2つの雌螺子部224、225が設けられているが、第1雌螺子部224は、取付部91に対応した第1係止部であり、第2雌螺子部225は、取付部92に対応した第1係止部である。そして、モータハウジング23の突出部231は、両取付部91、92に対し共通の第2係止部である。
電動ポンプ1とブラケット5との組立体を形成したら、この組立体をボディ構造体90の取付部92に取り付ける。
図6に示すように、ボディ構造体90の取付部92には、取付部91と同様に、螺子穴92aと爪受け孔92bが形成されている。螺子穴92aは、ブラケット5第3平面部53のボルト穴531に対応して設けられた雌螺子穴であり、爪受け孔92bは、ブラケット5第3平面部53の係止爪532に対応して設けられた係止孔である。
電動ポンプ1とブラケット5との組立体をボディ構造体90取付部92に取り付けるときには、まず、ブラケット5の係止爪532をボディ構造体90取付部92の爪受け部92b内に挿入係止する。次に、ブラケット5のボルト穴531と取付部92の螺子穴92aとの位置を合わせ、ボルト91cをボルト穴531に挿設して螺子穴92aにねじ込む。
上述の構成、および組付け方法、取付方法によれば、電動ポンプ1をボディ構造体90に取り付けるときに、取付部91に取り付ける場合には、第1雌螺子部224を第1係止部とし突出部231を第2係止部として電動ポンプ1にブラケット5を係止し、このブラケット5を介して取り付けることができる。
また、電動ポンプ1を取付部92に取り付ける場合には、第2雌螺子部225を第1係止部とし突出部231を第2係止部として電動ポンプ1にブラケット5を係止し、このブラケット5を介して取り付けることができる。
仮に、電動ポンプの第1係止部が第1雌螺子部224のみであったとすると、取付部91に取り付ける場合と、取付部92に取り付ける場合とでは、ブラケットの形状をそれぞれに対応して変更する必要があり、特に取付部92に取り付ける場合には、ブラケットの形状は複雑なものとなってしまう。
本実施形態によれば、構造体90側の取付部位が、取付部91、92のいずれであっても、比較的構造がシンプルな共通のブラケット5により取り付けることができる。
また、ブラケット5は、電動ポンプ1ハウジング2の電動モータ4回転軸方向Xに沿った側面部位の一部である延設部222、223の第1係止部(第1、第2雌螺子部224、225)と、回転軸方向X端部の第2係止部(突出部231)とに係止している。したがって、ブラケット5を螺子止め係止した第1係止部を中心に電動ポンプ1が回転することを防止することができる。このようにして、電動ポンプ1とブラケット5とを確実に係止することができる。
また、第1係止部ではブラケット5を螺子止め係止し、第2係止部ではブラケット5を嵌合係止している。したがって、螺子止め部は1箇所であるので、電動ポンプ1へのブラケット5の係止は極めて容易である。
さらに、ブラケット5を螺子止め係止する電動ポンプ1の第1係止部は、電動モータ回転軸方向Xにおける電動ポンプ1の重心G位置としている。したがって、電動ポンプ1に振動等が加わっても、ブラケット5を螺子止め係止した第1係止部に大きな応力が付勢され難く、電動ポンプ1とブラケット5との係止構造は安定したものとすることができる。
また、電動ポンプ1の第2係止部は、内部に電動モータ4回転軸41を受ける軸受部42が設けられたモータハウジング23の突出部231を利用しているので、専用の係止部を設ける必要がない。
また、ブラケット5は、構造体90取付部91、92対して、ボルト91cにより螺子止め係止されるとともに、係止爪532によって螺子止め箇所を中心とした回転を抑止する回り止め係止されている。したがって、ブラケット5を構造体90に容易かつ確実に係止することができる。
(他の実施形態)
上記一実施形態では、電動ポンプ1の第2係止部を、ハウジング2の回転軸方向Xの上方側端部であるモータハウジング23の突出部231としたが、反対側の端部に設けるものであってもよい。例えば、図7に示すように、ハウジング2の回転軸方向Xの下方側端部に突出部213を設け、この突出部213を第2係止部としたものであってもよい。
また、搭載条件等により、回転軸方向Xの端部に第2係止部を形成できない場合には、ハウジング2の他の部位に第2係止部を設けてもかまわない。例えば、図8に示すように、モータハウジング23に径外方向に突出する一対の突出部232(背面側図示省略)を設け、この突出部232を第2係止部としてもよい。
また、第2係止部は、突出部に限らず、凹部形状に形成し、ブラケット側に設けた凸部と嵌合係止するものであってもよい。
また、電動ポンプ1とブラケット5との係止を一層強固なものとする場合には、第2係止部を螺子止め係止するものとしてもかまわない。
また、上記一実施形態では、2つの第1係止部は、第2係止部を基準とする回転軸方向Xおよび回転軸直交方向Yの距離をそれぞれ同一として、取付方向によらず共通のブラケット5を用いていたが、搭載条件等により取付方向によって若干異なるブラケットを採用するものであってもよい。
また、上記一実施形態では、第1係止部は、第1、第2雌螺子部224、225の2つであったが、搭載方向に応じて3つ以上設定するものであってもよい。また、第1係止部は雌螺子部に限定されず、雄螺子部であってもかまわない。
また、上記一実施形態では、第1係止部である第1、第2雌螺子部224、225は、隔壁22の延設部222、223に設けていたが、ハウジング2の側面部位であればこれに限定されるものではない。ただし、電動ポンプ1の回転軸方向Xにおける重心G近傍に設けることが好ましい。
また、上記一実施形態では、電動ポンプ1のハウジング2は、ポンプハウジング21、隔壁22、およびモータハウジング23により構成されていたが、これに限定されるものではなく、2つもしくは4つ以上の部材により構成されるものであってもよい。
また、上記一実施形態では、電動ポンプ1は内燃機関の冷却水を吸入吐出する電動ウォータポンプであったが、吸入吐出する流体は冷却水に限定されるものではない。また、電動ポンプは車載用に限定されるものではない。例えば、定置式の電動流体ポンプであっても、本発明を適用して有効である。
本発明を適用した一実施形態におけるブラケット5を含む電動ポンプ1の取付構造を示す斜視図であり、構造体90の取付部91に取り付けられる場合を示している。 電動ポンプ1単体の概略構造を示す斜視図である。 ブラケット5単体の概略構造を示す斜視図である。 図1におけるA部の縦断面図である。 図1におけるB部の縦断面図である。 ブラケット5を含む電動ポンプ1の取付構造を示す斜視図であり、構造体90の取付部92に取り付けられる場合を示している。 他の実施形態における電動ポンプの概略構造を示す斜視図である。 他の実施形態における電動ポンプの概略構造を示す斜視図である。
符号の説明
1 電動ポンプ
2 ハウジング
3 ポンプ部
4 電動モータ
5 ブラケット
21 ポンプハウジング(ハウジングの一部)
22 隔壁(ハウジングの一部)
23 モータハウジング(ハウジングの一部)
41 回転軸
42 軸受部
90 ボディ構造体(構造体)
91、92 取付部
222、223 延設部(ハウジング2の側面部位の一部)
224 第1雌螺子部(螺子止め係止部、第1係止部)
225 第2雌螺子部(螺子止め係止部、第1係止部)
231 突出部(嵌合係止部、第2係止部)
511 湾入部(係止構造部、第1係止構造部)
531 ボルト穴(第3係止構造部)
532 係止爪(第4係止構造部)
541 嵌合部(第2係止構造部)
X 回転軸方向
G 重心(電動ポンプの重心)

Claims (25)

  1. ポンプ部(3)と、
    前記ポンプ部(3)を駆動する電動モータ(4)と、
    前記ポンプ部(3)および前記電動モータ(4)を収納するハウジング(2)とを有し、
    前記ハウジング(2)に係止されるブラケット(5)を介して構造体(90)の取付部(91)に取り付けられる電動ポンプ(1)であって、
    前記ハウジング(2)は、前記電動モータ(4)の回転軸(41)方向(X)に沿った側面部位(222、223)に、複数の前記取付部(91、92)の方向に対応して、前記ブラケット(5)を螺子止め係止する螺子止め係止部(224、225)をそれぞれ備えることを特徴とする電動ポンプ。
  2. 前記ハウジング(2)は、
    前記螺子止め係止部(224、225)からなる第1係止部(224、225)と、
    前記ブラケット(5)を前記第1係止部(224、225)とは異なる位置で係止する第2係止部(231)とを備えることを特徴とする請求項1に記載の電動ポンプ。
  3. 前記第2係止部(231)は、前記回転軸方向(X)の端部に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の電動ポンプ。
  4. 前記複数の取付部(91、92)の方向に対応してそれぞれ設けられた前記第1係止部(224、225)のいずれで前記ブラケット(5)を係止する場合であっても、
    前記ブラケット(5)は同一の前記第2係止部(231)で係止されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電動ポンプ。
  5. 前記第2係止部(231)は、前記ブラケット(5)を嵌合係止することを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1つに記載の電動ポンプ。
  6. 前記第2係止部(231)は、内部に前記電動モータ(4)の回転軸(41)を受ける軸受部(42)が設けられた突出部(231)であることを特徴とする請求項5に記載の電動ポンプ。
  7. 前記第1係止部(224、225)は、前記回転軸方向(X)における略重心(G)位置に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の電動ポンプ。
  8. ポンプ部(3)とこのポンプ部(3)を駆動する電動モータ(4)とを収納するハウジング(2)に係止されるブラケット(5)を介して構造体(90)の取付部(91)に取り付けられる電動ポンプ(1)の取付構造であって、
    前記ハウジング(2)は、前記電動モータ(4)回転軸(41)方向(X)に沿った側面部位(222、223)に、複数の前記取付部(91、92)方向にそれぞれ対応した螺子止め係止部(224、225)を備え、これらの螺子止め係止部(224、225)のうち、前記ブラケット(5)を取り付ける前記取付部(91)に対応した螺子止め係止部(224)に前記ブラケット(5)を螺子止め係止したことを特徴とする電動ポンプの取付構造。
  9. 前記ハウジング(2)は、前記螺子止め係止部(224、225)からなる第1係止部(224、225)と、前記第1係止部(224、225)とは異なる位置に設けた第2係止部(231)とを備え、
    前記ブラケット(5)を、前記第1係止部(224)および前記第2係止部(231)に係止したことを特徴とする請求項8に記載の電動ポンプの取付構造。
  10. 前記第2係止部(231)は、前記回転軸方向(X)の端部に形成されていることを特徴とする請求項9に記載の電動ポンプの取付構造。
  11. 前記ブラケット(5)を、前記ブラケット(5)を取り付ける前記取付部(91、92)に対応した前記第1係止部(224、225)に係止するとともに、
    前記ブラケット(5)を係止した第1係止部(224、225)がいずれかに係らず、前記ブラケット(5)を、同一の第2係止部(231)に係止したことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の電動ポンプの取付構造。
  12. 前記第2係止部(231)では、前記ブラケット(5)を嵌合係止したことを特徴とする請求項9ないし請求項11のいずれか1つに記載の電動ポンプの取付構造。
  13. 前記第2係止部(231)では、内部に前記電動モータ(4)の回転軸(41)を受ける軸受部(42)が設けられた突出部(231)に前記ブラケット(5)を嵌合係止したことを特徴とする請求項12に記載の電動ポンプの取付構造。
  14. 前記第1係止部(224、225)を前記回転軸方向(X)における前記電動ポンプ(1)の略重心(G)位置としたことを特徴とする請求項8ないし請求項13のいずれか1つに記載の電動ポンプの取付構造。
  15. 前記ブラケット(5)は、前記取付部(91)に螺子止め係止されるとともに、螺子止め箇所(531、91a)を中心とした回転を抑止する回り止め係止されていることを特徴とする請求項8ないし請求項14のいずれか1つに記載の電動ポンプの取付構造。
  16. 前記ブラケット(5)は、屈曲した板材からなり、屈曲部(55、56、57)には補強リブ(551、561、571)が設けられていることを特徴とする請求項8ないし請求項15のいずれか1つに記載の電動ポンプの取付構造。
  17. 電動ポンプ(1)のハウジング(2)に係止されるとともに、構造体(90)の取付部(91)に係止されて、前記電動ポンプ(1)を前記取付部(91)に取り付ける電動ポンプ取付用のブラケットであって、
    前記ハウジング(2)の前記電動モータ(4)回転軸方向(X)に沿った側面部位(222、223)に複数の前記取付部(91、92)方向にそれぞれ対応して設けられた螺子止め係止部(224、225)のいずれかに、係止するために設けられた係止構造部(511)を備えることを特徴とするブラケット。
  18. 前記ハウジング(2)の前記螺子止め係止部(224、225)からなる第1係止部(224、225)と係止するために設けられた前記係止構造部(511)からなる第1係止構造部(511)と、
    前記ハウジング(2)の前記第1係止部(224、225)とは異なる位置に設けた第2係止部(231)と係止するために設けられた第2係止構造部(541)とを備えることを特徴とする請求項17に記載のブラケット。
  19. 前記第2係止構造部(541)は、前記ハウジング(2)の前記回転軸方向(X)の端部に形成された前記第2係止部(231)と係止するように設けられていることを特徴とする請求項18に記載のブラケット。
  20. 前記第2係止構造部(541)は、前記第1係止構造部(511)が前記ハウジング(2)のいずれの前記第1係止部(224、225)に係止する場合であっても、同一の前記第2係止部(231)に係止するように設けられていることを特徴とする請求項18または請求項19に記載のブラケット。
  21. 前記第2係止構造部(541)は、前記第2係止部(231)と嵌合係止するように設けられていることを特徴とする請求項18ないし請求項20のいずれか1つに記載のブラケット。
  22. 前記第2係止部(231)は、内部に前記電動モータ(4)の回転軸(41)を受ける軸受部(42)が設けられた突出部(231)からなり、
    前記第2係止構造部(541)は、前記突出部(231)に嵌合係止するように設けられていることを特徴とする請求項21に記載のブラケット。
  23. 前記第1係止構造部(511)は、前記回転軸方向(X)における前記電動ポンプ(1)の略重心(G)位置に形成された前記第1係止部(224、225)と係止するように設けられていることを特徴とする請求項17ないし請求項22のいずれか1つに記載のブラケット。
  24. 前記取付部(91、92)に螺子止め係止される第3係止構造部(531)と、前記第3係止構造部(531)を中心とした回転を抑止するように回り止め係止される第4係止構造部(532)とが設けられていることを特徴とする請求項17ないし請求項23のいずれか1つに記載のブラケット。
  25. 屈曲した板材からなり、屈曲部(55、56、57)には補強リブ(551、561、571)が設けられていることを特徴とする請求項17ないし請求項24のいずれか1つに記載のブラケット。
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