JP2018048606A - ポンプシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】モータハウジングに樹脂材を用いつつ、このモータハウジングと流路ハウジングとを高精度で嵌合連結したポンプシステムを構成する。【解決手段】金属製の流路ハウジング10と、この流路ハウジング10の内部のポンプロータ22を駆動する樹脂製のモータハウジング20とを嵌合連結している。嵌合連結の構成として、筒状の内周面を有する第1嵌合部16と、第1フランジ部17とを流路ハウジング10に形成し、円柱状の外周面を有する第2嵌合部23をモータハウジング20に形成し、外周面の外面に対して、第1嵌合部16の内径より大径となる位置まで突出する複数の突出部25を形成した。【選択図】図1
Description
本発明は、流体が流れる流路ハウジングと、流路ハウジングの内部のポンプロータを駆動するモータハウジングとを連結しているポンプシステムに関する。
車両のエンジンに冷却水を供給するポンプシステムを例に挙げると、特許文献1には、モータ部を構成するモータハウジング(文献ではモータケース)に、流路ハウジング(文献では、ポンプケース)を取り付け、流路ハウジングに複数のインペラを有するポンプロータを収容した技術が示されている。
この特許文献1では、一端がモータハウジングに支持され、他端が流路ハウジングに支持されるシャフトを備え、これにロータ部が回転自在に外嵌している。ロータ部には永久磁石を備えており、このロータ部の端部位置に複数のインペラを備えることによりポンプロータが構成されている。
更に、特許文献1は、図面から判断してモータハウジングと流路ハウジングとに形成したフランジ部を互いに当接させ、且つ、これらの外周に形成された嵌合部を嵌合させることでモータハウジングと流路ハウジングとを連結している。
特許文献1に示されるウォータポンプは、流路ハウジングが樹脂製であり、モータハウジングのうち流路ハウジングに勘合する部位が樹脂で形成されている。このように嵌合構造を備えた構成であっても、互いに樹脂材で構成されるため、嵌合精度を高く維持することが困難となる。
従って、シャフトの一端をモータハウジングに支持し、他端を流路ハウジングに支持する構成では、軸芯精度の低下を招くことも考えられる。
このような不都合を解消するためには、流路ハウジングとモータハウジングとを、金属材で形成し、特許文献1と同様に嵌合させる構成が有効となるが、絶縁性や製造コストを考えるとモータハウジングには樹脂材の使用が望まれる。
このような理由から、モータハウジングに樹脂材を用いつつ、このモータハウジングと流路ハウジングとを高精度で嵌合連結したポンプシステムが求められる。
本発明の特徴は、流体を吸入する吸入部および吸入した流体を送り出す吐出部を有した金属製の流路ハウジングと、
前記流路ハウジングに嵌合連結された状態で、前記流路ハウジングの内部にあるポンプロータを駆動する樹脂製のモータハウジングとを備えると共に、
前記流路ハウジングが、筒状の内周面を有する第1嵌合部と、前記内周面の中心となる軸芯に直交する姿勢の第1フランジ部とを備え、
前記モータハウジングが、前記第1嵌合部に嵌り込む円柱状の外周面を有する第2嵌合部と、前記第1フランジ部に連結される第2フランジ部とを備え、且つ、前記第2嵌合部の前記外周面には、前記第1嵌合部の前記内周面の内径より大径となる位置まで突出する複数の突出部を形成し、
前記第1フランジ部と前記第2フランジ部との間にガスケットを挟み込む状態で前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とが連結されている点にある。
前記流路ハウジングに嵌合連結された状態で、前記流路ハウジングの内部にあるポンプロータを駆動する樹脂製のモータハウジングとを備えると共に、
前記流路ハウジングが、筒状の内周面を有する第1嵌合部と、前記内周面の中心となる軸芯に直交する姿勢の第1フランジ部とを備え、
前記モータハウジングが、前記第1嵌合部に嵌り込む円柱状の外周面を有する第2嵌合部と、前記第1フランジ部に連結される第2フランジ部とを備え、且つ、前記第2嵌合部の前記外周面には、前記第1嵌合部の前記内周面の内径より大径となる位置まで突出する複数の突出部を形成し、
前記第1フランジ部と前記第2フランジ部との間にガスケットを挟み込む状態で前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とが連結されている点にある。
これによると、流路ハウジングの第1嵌合部に対して、モータハウジングの第2嵌合部を嵌め込む操作を行った場合には、第1嵌合部が金属で形成され、第2嵌合部が樹脂で形成されているため、第2嵌合部の外周面に突出形成された複数の突出部のうち、第1嵌合部の内周面より大径の部分が、削り取られる、あるいは、押し潰される状態となり、この突出部が第1嵌合部の内周面に密着する状態に達する。つまり、第1嵌合部の内周面と第2嵌合部の外周面との間に間隙が存在しても、複数の突出部の一部が間隙を埋める状態にできる。この結果、第1フランジ部と第2フランジ部との間にガスケットを挟み込む状態で連結されたとしても、第1嵌合部と第2嵌合部との間にガタツキが抑制された状態での連結が実現する。
従って、モータハウジングに樹脂材を用いつつ、このモータハウジングと流路ハウジングとを高精度で嵌合連結したポンプシステムが構成された。
従って、モータハウジングに樹脂材を用いつつ、このモータハウジングと流路ハウジングとを高精度で嵌合連結したポンプシステムが構成された。
本発明は、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とが嵌合する状態で、複数の前記突出部が前記第1嵌合部の内面で圧搾された状態にあっても良い。
これによると、第1嵌合部と第2嵌合部とが嵌合する状態では、第1嵌合部の内周面と第2嵌合部の外周面との間に複数の突出部が圧搾された状態で存在することにより、この圧搾状態の突出部が間隙を埋める状態となるため、ガタツキのない良好な連結状態を実現する。
本発明は、前記第2フランジ部の連結面のうち、前記軸芯に沿う方向視で前記突出部を取り囲む領域を凹状にした凹状部が形成されても良い。
これによると、流路ハウジングの第1嵌合部に対して、モータハウジングの第2嵌合部を嵌め込む操作を行う際に、突出部の一部が第1嵌合部で削り取られて微細な樹脂片が形成された場合にも、この樹脂片を凹状部に収容することにより、第1フランジ部と第2フランジ部との当接面に樹脂片を挟み込む不都合を抑制する。
本発明は、前記第1フランジ部と前記第2フランジ部とをボルトにより締結する複数の締結箇所の近傍に前記突出部が配置されても良い。
これによると、第1フランジ部と第2フランジ部とを複数のボルトにより締結する際に、ボルトの締結力により、突出部に強い力を作用させて連結状態に移行できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔基本構成〕
図1に示すように、エンジン1の底壁に連結し、ラジエータ等からホース2を介して戻される冷却水(流体の一例)をエンジン1に戻す金属製の流路ハウジング10と、流路ハウジング10の内部のポンプ部Pを駆動する樹脂製で内部に電動モータMを収容したモータハウジング20と嵌合連結してポンプシステム100が構成されている。
〔基本構成〕
図1に示すように、エンジン1の底壁に連結し、ラジエータ等からホース2を介して戻される冷却水(流体の一例)をエンジン1に戻す金属製の流路ハウジング10と、流路ハウジング10の内部のポンプ部Pを駆動する樹脂製で内部に電動モータMを収容したモータハウジング20と嵌合連結してポンプシステム100が構成されている。
このポンプシステム100では、エンジン1の稼動時に、モータハウジング20の内部に収容された電動モータMの駆動力でポンプ部Pのポンプロータ22を駆動することにより、ラジエータ等からの冷却水を流路ハウジング10に吸入し、エンジン1のウォータジャケットに戻す形態での冷却水の循環を実現する。
〔流路ハウジング〕
図1、図2に示すように、流路ハウジング10は、冷却水を送る流路空間を内部に形成した流路ハウジング本体11を有し、この流路ハウジング本体11の基端側にエンジン1の底部に連結する吐出部12を一体形成し、外端側にホース2が接続される吸入部13を備えている。
図1、図2に示すように、流路ハウジング10は、冷却水を送る流路空間を内部に形成した流路ハウジング本体11を有し、この流路ハウジング本体11の基端側にエンジン1の底部に連結する吐出部12を一体形成し、外端側にホース2が接続される吸入部13を備えている。
このポンプシステム100では、ポンプ部Pが遠心型に構成されるため、流路ハウジング本体11には、軸芯Xを中心とする円形のポンプ室11aが形成され、このポンプ室11aの外周から吐出部12に向けて伸びる吐出流路11bが形成されている。
吐出部12には、この流路ハウジング本体11をエンジン1に連結する連結部14がフランジ状に形成され、この連結部14を連結ボルト3でエンジン1に連結することにより、吐出部12の吐出流路11bがエンジン1のウォータジャケットに連通する。
また、吸入部13は筒状に形成され、軸芯Xに沿う方向で流路ハウジング本体11に対して固定ボルト4により固定されている。これにより、吸入部13とポンプ室11aとが連通する。更に、流路ハウジング本体11の内部にはポンプロータ22のロータ軸21の軸端を支持する支持部15が軸芯Xと同軸芯上に形成されている。尚、吸入部13は、流路ハウジング10に一体的に形成されても良い。
ポンプシステム100では、ロータ軸21がモータハウジング20に固設され、このロータ軸21に対してモータロータ(図示せず)と、このモータロータと一体形成されたポンプロータ22が回転自在に支持されている。尚、この構成に代えて、電動モータMで駆動されるロータ軸21を備え、このロータ軸21と一体的にポンプロータ22が回転するようにポンプシステム100を構成しても良い。
特に、図4に示すように、流路ハウジング本体11は、軸芯Xを中心とする断面形状が円形となる筒状の内周面を有する第1嵌合部16と、内周面の軸芯Xに直交する姿勢の第1連結面17Sを有する第1フランジ部17とを備えている。この第1フランジ部17には複数(この実施形態では4つ)のネジ孔部17aが形成されている。
この4つのネジ孔部17aは、軸芯Xを中心にした円周を4等分する位置(軸芯Xを中心に360度を90度毎に分割した位置)に形成されている。
更に、第1フランジ部17の第1連結面17Sには、軸芯Xを中心に円形となるシール溝17Gが形成され、これにゴムや樹脂等の柔軟な材料で形成される環状のガスケット6が嵌め込まれている。このガスケット6は、第1連結面17Sから僅かに突出するサイズのものが使用されている。
〔モータハウジング〕
図1〜図3に示すように、モータハウジング20は、内部に電動モータMを収容すると共に、軸芯Xと同軸芯に配置されるロータ軸21を備えている。このロータ軸21にポンプロータ22を支持しており、ポンプロータ22には複数のインペラ22aが形成されている。
図1〜図3に示すように、モータハウジング20は、内部に電動モータMを収容すると共に、軸芯Xと同軸芯に配置されるロータ軸21を備えている。このロータ軸21にポンプロータ22を支持しており、ポンプロータ22には複数のインペラ22aが形成されている。
モータハウジング20には、軸芯Xを中心とする円柱状で、第1嵌合部16に嵌め込み可能となるように軸芯Xを中心とする円柱状の外周面を有する第2嵌合部23と、軸芯Xに直交する姿勢の第2連結面24Sを有する第2フランジ部24とが形成されている。この第2フランジ部24には複数(この実施形態では4つ)のボルト挿通孔24aが形成されている。
また、この4つのボルト挿通孔24aは、4つのネジ孔部17aに対応して、ロータ軸21を中心にした円周を4等分した位置に形成されている。
図3に示すように、第2嵌合部23の外周面には、軸芯Xとボルト挿通孔24aとを結ぶ仮想直線上に、複数(4つ)の薄板状の突出片25(突出部の一例)が形成されている。これらの突出片25は、第1嵌合部16の内周面の内径より大径となる位置まで突出するように形成されている。つまり、各々の突出片25の軸芯Xを基準にした突出端までの突出距離Dが、図4に示す如く第1嵌合部16の内周面の半径Rより大きい値に設定されている。
図2に示すように、第2嵌合部23の軸芯Xに沿う方向での嵌合距離L(嵌合しろ)と比較すると、突出片25の第2連結面24Sからの領域長Nは、嵌合距離Lより小さい値に設定されている。また、突出片25の軸芯Xを基準にした突出端までの突出距離Dは、図4に示す如く第1連結面17Sにおいて軸芯Xを中心に円形となるシール溝17Gの内側位置までの溝半径Eより充分に小さい値に設定されている。特に、第1嵌合部16からシール溝17Gの内側位置までのオフセット距離Qを、領域長Nより長くしている。
更に、図3、図5に示すように、第2フランジ部24の第2連結面24Sのうち、軸芯Xに沿う方向視において突出片25を取り囲む領域に凹状部26が形成されている。特に、突出片25がモータハウジング20と一体形成されているため、この突出片25も樹脂材で形成される。
図1に示すように、第1嵌合部16に第2嵌合部23を嵌め込み、締結ボルト5により嵌合連結した状態では、ポンプロータ22と、このポンプロータ22は配置されるポンプ室11aとにより、ポンプ部Pが構成される。この嵌合連結が行われる際の詳細については後述する。
このモータハウジング20では、第2フランジ部24の外端部にコネクタ部27を備えている。また、モータハウジング20を覆うカバー体28を備えており、このカバー体28には、第2フランジ部24の外面側に重なり合うフランジ状の連結体28aが一体的に形成され、この連結体28aには、第2フランジ部24のボルト挿通孔24aと重なり合う位置に孔部28bが形成されている。
〔嵌合連結〕
第1嵌合部16と第2嵌合部23とを嵌合連結する際には、モータハウジング20にポンプロータ22をセットし、カバー体28を、モータハウジング20を覆う位置に配置し、第1嵌合部16の内周面に第2嵌合部23の外周面を挿入する操作を行う。
第1嵌合部16と第2嵌合部23とを嵌合連結する際には、モータハウジング20にポンプロータ22をセットし、カバー体28を、モータハウジング20を覆う位置に配置し、第1嵌合部16の内周面に第2嵌合部23の外周面を挿入する操作を行う。
この操作時には、連結体28aの孔部28bから、第2フランジ部24のボルト挿通孔24aに亘って締結ボルト5を挿通し、第1フランジ部17のネジ孔部17aに螺合させて締結操作が行われる。
この締結操作が行われることにより、モータハウジング20は、第1嵌合部16に対し、軸芯Xに沿う方向に第2嵌合部23が挿入される方向に変位する。この変位に伴い、複数(4つ)の突出片25のうち第1嵌合部16の開口より外方に突出する部位が、第1嵌合部16の開口縁に接触することで、削り取られると同時に圧搾される(押し潰される)状態となり図6に示すように、突出片25が第1嵌合部16の内周面と、第2嵌合部23の外周面との間隙を埋める状態に達する。
この締結操作では、4つの締結ボルト5を等しく操作することにより、第1嵌合部16の内周面と、第2嵌合部23の外周面との間に間隙が存在する状態でも、例えば、ロータ軸21が、軸芯Xに対して傾斜する不都合や、軸芯Xから外れる位置関係となる不都合を解消する。これにより、ロータ軸21の突出側の軸端が流路ハウジング10の支持部15に対して正確に嵌り込む状態となる。
また、このように突出片25の形状が変化する際には、突出片25の一部が第1嵌合部16の開口縁で削り取られて微細な樹脂片が形成することもあり、このような微細な樹脂片を凹状部26に収容することが可能となり、この微細な樹脂片が第1連結面17Sに第2連結面24Sに挟み込まれる不都合を解消できる。
前述したように、オフセット距離Qを領域長Nより長くしているため、例えば、突出片25のうち第1嵌合部16の開口縁で削り取られた樹脂が切断されず、長片状態のままガスケット6の方向に倒れ込んでも、この長片状態の樹脂の最大長さが領域長Nであるため、長片状態の樹脂がガスケット6に接触することがなく、密封性を損なうこともない。
この締結操作を継続することで、第1連結面17Sに第2連結面24Sが当接する状態となり、これらの間にガスケット6が挟み込まれ、シール状態となる。また、この締結操作によりカバー体28の連結体28aが、第2フランジ部24の外面側に圧接し、このカバー体28がモータハウジング20を覆う状態に達する。
このように、第1嵌合部16に対して第2嵌合部23が嵌合する状態では、第1嵌合部16の内周面と、第2嵌合部23の外周面との間に間隙が存在する状態にあっても、変形した突出片25が第1嵌合部16の内周面に確実に接触して流路ハウジング10とモータハウジング20とを所定の適正な位置関係に維持する。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
(a)突出片25(突出部の一例)の数を、例えば、3つや、4つ以上に設定する。このような数に設定する構成として、第1フランジ部17と第2フランジ部24とを連結する締結ボルト5の締結箇所に対応する位置に全ての突出片25を配置することが理想であるが、一部の突出片25を締結位置から離間する位置に配置しても良い。
(b)突出片25(突出部の一例)の板厚を、第2連結面24Sに近い位置ほど厚く設定することや、第2連結面24Sに近い位置ほど、第2嵌合部23の外周面を基準にした突出量を大きく設定する。このように突出片25を形成することにより、一層良好な嵌合状態を作り出すことが可能となる。
本発明は、流路ハウジングにモータハウジングを連結したポンプシステムに利用することができる。
5 締結ボルト(ボルト)
6 ガスケット
10 流路ハウジング
12 吐出部
13 吸入部
16 第1嵌合部
17 第1フランジ部
20 モータハウジング
22 ポンプロータ
23 第2嵌合部
24 第2フランジ部
25 突出片(突出部)
26 凹状部
X 軸芯
6 ガスケット
10 流路ハウジング
12 吐出部
13 吸入部
16 第1嵌合部
17 第1フランジ部
20 モータハウジング
22 ポンプロータ
23 第2嵌合部
24 第2フランジ部
25 突出片(突出部)
26 凹状部
X 軸芯
Claims (4)
- 流体を吸入する吸入部および吸入した流体を送り出す吐出部を有した金属製の流路ハウジングと、
前記流路ハウジングに嵌合連結された状態で、前記流路ハウジングの内部にあるポンプロータを駆動する樹脂製のモータハウジングとを備えると共に、
前記流路ハウジングが、筒状の内周面を有する第1嵌合部と、前記内周面の中心となる軸芯に直交する姿勢の第1フランジ部とを備え、
前記モータハウジングが、前記第1嵌合部に嵌り込む円柱状の外周面を有する第2嵌合部と、前記第1フランジ部に連結される第2フランジ部とを備え、且つ、前記第2嵌合部の前記外周面には、前記第1嵌合部の前記内周面の内径より大径となる位置まで突出する複数の突出部を形成し、
前記第1フランジ部と前記第2フランジ部との間にガスケットを挟み込む状態で前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とが連結されているポンプシステム。 - 前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とが嵌合する状態で、複数の前記突出部が前記第1嵌合部の内面で圧搾された状態にある請求項1に記載のポンプシステム。
- 前記第2フランジ部の連結面のうち、前記軸芯に沿う方向視で前記突出部を取り囲む領域を凹状にした凹状部が形成されている請求項1又は2に記載のポンプシステム。
- 前記第1フランジ部と前記第2フランジ部とをボルトにより締結する複数の締結箇所の近傍に前記突出部が配置されている請求項1〜3のいずれか一項に記載のポンプシステム。
Priority Applications (4)
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