JP2012102187A - パーフルオロポリエーテルゲル硬化物の耐酸性を向上する方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】組成物の主剤(ベースポリマー)である2個以上のアルケニル基を含有する直鎖状パーフルオロポリエーテル化合物(A)と、分子中に1個のアルケニル基を含有する直鎖状パーフルオロポリエーテル化合物(B)との混合物の合計100質量部に対し、可塑剤として作用する無官能性の直鎖状ポリフルオロ化合物(E)の配合量を5質量部以上20質量部未満という特定の範囲内に制御したパーフルオロポリエーテルゲル組成物を用いる。
【選択図】なし
Description
なお、本発明に関連する従来技術として、上述した文献と共に下記文献が挙げられる。
〔請求項1〕
(A)1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有し、かつ主鎖中に−CaF2aO−(式中、aは1〜6の整数である。)単位の繰り返しを含んでなるパーフルオロポリエーテル構造を有する、重量平均分子量が10,000〜100,000である直鎖状パーフルオロポリエーテル化合物 100質量部、
(B)1分子中に1個のアルケニル基を有し、かつ主鎖中にパーフルオロポリエーテル構造を有する、直鎖状ポリフルオロモノアルケニル化合物 1〜300質量部、
(C)1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有する下記(C−1)及び/又は(C−2)から選ばれる有機ケイ素化合物
(C−1)1分子中に少なくとも1個のパーフルオロアルキル基又は1価のパーフルオロポリエーテル基を有する環状のオルガノハイドロジェンポリシロキサン
(C−2)1分子中に少なくとも1個のパーフルオロアルキル基、パーフルオロアルキレン基、又は1価もしくは2価のパーフルオロポリエーテル基を有し、ケイ素原子に結合した水素原子が全てH−Si(CH2)xSi−(式中、xは1〜3の整数である。)構造を構成する有機ケイ素化合物
(A)成分及び(B)成分中のアルケニル基の合計1モルに対して(C)成分中の
ケイ素原子に結合した水素原子が0.1〜5モルとなる量、
(D)ヒドロシリル化反応触媒 触媒量、
(E)主鎖中に−CaF2aO−(式中、aは1〜6の整数である。)単位の繰り返しを含んでなるパーフルオロポリエーテル構造を有し、かつ、分子中にアルケニル基を含有しない無官能性のパーフルオロポリエーテル化合物
を含有する硬化性パーフルオロポリエーテルゲル組成物を加熱硬化してなるパーフルオロポリエーテルゲル硬化物において、(E)成分の配合量を(A)成分と(B)成分との合計100質量部に対して5質量部以上20質量部未満に制御することを特徴とする、パーフルオロポリエーテルゲル硬化物の耐酸性を向上する方法。
〔請求項2〕
(A)成分の主鎖中に−CaF2aO−(式中、aは上記と同じ。)単位の繰り返しを含んでなるパーフルオロポリエーテル構造が、−(CaF2aO)z−[ただし、zは50〜600の整数である。]で表されるものである請求項1に記載のパーフルオロポリエーテルゲル硬化物の耐酸性を向上する方法。
〔請求項3〕
(A)成分が、下記一般式(1)
[式中、Xは−CH2−、−CH2O−、−CH2OCH2−又は−Y−NR1−CO−(但し、Yは−CH2−又は下記構造式(Z)
(o,m又はp位で示されるジメチルフェニルシリレン基)
で示される基であり、R1は水素原子、メチル基、フェニル基又はアリル基である。)である。X’は−CH2−、−OCH2−、−CH2OCH2−又は−CO−NR2−Y’−(但し、Y’は−CH2−又は下記構造式(Z’)
(o,m又はp位で示されるジメチルフェニルシリレン基)
で示される基であり、R2は水素原子、メチル基、フェニル基又はアリル基である。)である。pは独立に0又は1、rは2〜6の整数、m、nはそれぞれ0〜600の整数であり、更にmとnの和が50〜600の整数である。]
で表される直鎖状パーフルオロポリエーテル化合物である請求項2に記載のパーフルオロポリエーテルゲル硬化物の耐酸性を向上する方法。
〔請求項4〕
(B)成分が、下記一般式(2)
Rf2−(X’)p−CH=CH2 (2)
[式中、X’は−CH2−、−OCH2−、−CH2OCH2−又は−CO−NR2−Y’−(但し、Y’は−CH2−又は下記構造式(Z’)
(o,m又はp位で示されるジメチルフェニルシリレン基)
で示される基であり、R2は水素原子、メチル基、フェニル基又はアリル基である。)である。pは独立に0又は1であり、Rf2は下記一般式
F−[CF(CF3)CF2O]w−CF(CF3)−
(式中、wは1〜500の整数である。)]
で表される直鎖状ポリフルオロモノアルケニル化合物である請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパーフルオロポリエーテルゲル硬化物の耐酸性を向上する方法。
〔請求項5〕
(C−1)成分が、下記一般式(3)
(式中、Rf3はパーフルオロアルキル基又は1価のパーフルオロポリエーテル基であり、R3は独立に炭素数1〜20の1価炭化水素基であり、R4は炭素数2〜20の2価の有機基である。kは2以上の整数であり、lは1〜6の整数である。)
で示される請求項1乃至4のいずれか1項に記載のパーフルオロポリエーテルゲル硬化物の耐酸性を向上する方法。
〔請求項6〕
(C−2)成分が、下記一般式(4)
[式中、Mは下記一般式(i)及び/又は(ii)
(式中、R6は同一又は異種の炭素数1〜20の1価炭化水素基である。Q’は炭素数1〜15の2価の有機基である。Rf4はパーフルオロアルキル基又はパーフルオロオキシアルキル基である。xは1〜3の整数である。)
で表される基で、且つ1分子中に上記式(i)で表される基が少なくとも2個存在する。R5は同一又は異種の炭素数1〜20の1価炭化水素基である。tは1,2又は3、uは0,1,2又は3で、t+uは2〜6の整数である。i及びjは0又は1であるが、iとjは同時に0とはならない。i,jのいずれか一方が0、他方が1の場合、Zは水素原子、−Q’−M’、又は−Q’−Rf4である〔但し、M’は下記一般式(iii)
(式中、R6、xは上記と同じである。)
で表される基であり、Q’、Rf4は上記と同じである。〕。また、i,jがいずれも1の場合、Zは−Q’−、−Rf’−、又は−Q’−Rf’−Q’−である(但し、Q’は上記と同じである。Rf’はパーフルオロアルキレン基又はパーフルオロオキシアルキレン基である。)。なお、1分子中にRf4及び/又はRf’が少なくとも1個存在する。]
で示される請求項1乃至5のいずれか1項に記載のパーフルオロポリエーテルゲル硬化物の耐酸性を向上する方法。
〔請求項7〕
パーフルオロポリエーテルゲル硬化物が、40℃/500時間における濃硫酸(98質量%)に対する固形物残存率が60質量%以上であることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のパーフルオロポリエーテルゲル硬化物の耐酸性を向上する方法。
〔請求項8〕
パーフルオロポリエーテルゲル硬化物が、自動車用、化学プラント用、インクジェットプリンタ用、半導体製造ライン用、分析・理化学機器用、医療機器用、航空機用又は燃料電池用のゲル製品である請求項1乃至7のいずれか1項に記載のパーフルオロポリエーテルゲル硬化物の耐酸性を向上する方法。
本発明のパーフルオロポリエーテルゲル硬化物の耐酸性を向上する方法は、後述する(A)〜(E)成分を含有する硬化性パーフルオロポリエーテルゲル組成物において、(E)成分の配合量を特定の範囲内に制御することを特徴とする。
本発明の(A)成分は、1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有し、かつ主鎖中にパーフルオロポリエーテル構造、好ましくは2価のパーフルオロアルキルエーテル構造を有する、重量平均分子量が10,000〜100,000、好ましくは20,000〜50,000程度の直鎖状パーフルオロポリエーテル化合物であって、後述する(B)成分と共に本発明のゲル組成物の主剤(ベースポリマー)を構成するものである。
本発明において、重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)分析(溶媒:含フッ素有機溶剤AK225(旭硝子(株)製))による分子量分布測定におけるポリスチレン換算値として求めることができる(以下、同じ)。
−(CaF2aO)z− (5)
(式中、aは上記と同じ。zは50〜600の整数、好ましくは50〜400の整数、より好ましくは50〜200の整数である。)
−CF2O−
−CF2CF2O−
−CF2CF2CF2O−
−CF(CF3)CF2O−
−CF2CF2CF2CF2O−
−CF2CF2CF2CF2CF2CF2O−
−C(CF3)2O−
これらの中では、特に下記単位が好適である。
−CF2O−
−CF2CF2O−
−CF2CF2CF2O−
−CF(CF3)CF2O−
(o,m又はp位で示されるジメチルフェニルシリレン基)
であり、R1は水素原子、メチル基、フェニル基又はアリル基である。〕等を介して結合していてもよい。該アルケニル基は1分子中に少なくとも2個、好ましくは2〜6個有する。
CH2=CH−(X)p−Rf1−(X’)p−CH=CH2 (6)
CH2=CH−(X)p−Q−Rf1−Q−(X’)p−CH=CH2 (7)
[式中、Xは−CH2−、−CH2O−、−CH2OCH2−又は−Y−NR1−CO−〔但し、Yは−CH2−又は下記構造式(Z)
(o,m又はp−ジメチルシリルフェニレン基)
で示される基であり、R1は水素原子、メチル基、フェニル基又はアリル基である。〕であり、X’は−CH2−、−OCH2−、−CH2OCH2−又は−CO−NR2−Y’−〔但し、Y’は−CH2−又は下記構造式(Z’)
(o,m又はp−ジメチルシリルフェニレン基)
で示される基であり、R2は水素原子、メチル基、フェニル基又はアリル基である。〕であり、Rf1は2価のパーフルオロポリエーテル構造であり、上記式(5)、即ち(CaF2aO)zで示されるものが好ましい。Qは独立に炭素数1〜15の2価の炭化水素基であり、エーテル結合を含んでいてもよく、具体的にはアルキレン基、エーテル結合を含んでいてもよいアルキレン基である。pは独立に0又は1である。]
[式中、X、X’及びpは前記と同じであり、rは2〜6の整数、m、nはそれぞれ0〜600の整数であり、更にmとnの和が50〜600の整数である。]
(B)成分は、1分子中に1個のアルケニル基を有し、かつ主鎖中にパーフルオロポリエーテル構造を有する、直鎖状ポリフルオロモノアルケニル化合物であり、前述の(A)成分と共に本発明のゲル組成物の主剤(ベースポリマー)を構成するものである。(B)成分の直鎖状ポリフルオロモノアルケニル化合物としては、特に、下記一般式(2)のポリフルオロモノアルケニル化合物が好ましい。
Rf2−(X’)p−CH=CH2 (2)
[式中、X’及びpは上記と同じであり、Rf2は下記一般式で示される。
F−[CF(CF3)CF2O]w−CF(CF3)−
(式中、wは1〜500の整数、好ましくは2〜100の整数、より好ましくは5〜50の整数である。)]
(C)成分は、1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有する有機ケイ素化合物である。この(C)成分は、(A)成分の架橋剤、鎖長延長剤として作用するものである。但し、(A)、(B)成分又は後述する(E)成分との相溶性、分散性、硬化後の均一性等の観点から、1分子中に1個以上のパーフルオロアルキル基、パーフルオロオキシアルキル基(1価のパーフルオロポリエーテル基)、パーフルオロアルキレン基、あるいはパーフルオロオキシアルキレン基(2価のパーフルオロポリエーテル基)を有しているものを使用することが好ましい。
このような(C−1)成分としては、特に下記一般式(3)で示されるものが好ましい。
(式中、Rf3はパーフルオロアルキル基又は1価のパーフルオロポリエーテル基、R3は独立に炭素数1〜20の1価炭化水素基、R4は炭素数2〜20の2価の有機基である。kは2以上の整数、好ましくは2〜9の整数、より好ましくは3〜6の整数、lは1〜6の整数、好ましくは1〜4の整数、k+lは好ましくは3〜10の整数である。)
・パーフルオロアルキル基:
CbF2b+1−
(式中、bは1〜20の整数、好ましくは2〜10の整数である。)
・1価のパーフルオロポリエーテル基(パーフルオロオキシアルキル基):
(式中、cは1〜200の整数、好ましくは2〜100の整数である。)
−CH2CH2CH2−
−CH2CH2CH2OCH2−
−CH2CH2CH2−NH−CO−
−CH2CH2CH2−N(Ph)−CO−
(但し、Phはフェニル基である。)
−CH2CH2CH2−N(CH3)−CO−
−CH2CH2CH2−N(CH(CH3)2)−CO−
−CH2CH2CH2−O−CO−
−CH2CH2−Si(CH3)2−Ph’−N(CH3)−CO−
(但し、Ph’はフェニレン基である。)
このような(C−2)成分としては、特に下記一般式(4)で示されるものが好ましい。
[式中、Mは下記一般式(i)及び/又は(ii)
(式中、R6は同一又は異種の炭素数1〜20の1価炭化水素基である。Q’は炭素数1〜15の2価の有機基である。Rf4はパーフルオロアルキル基又はパーフルオロオキシアルキル基(1価のパーフルオロポリエーテル基)である。xは1〜3の整数である。)
で表される基で、且つ1分子中に上記式(i)で表される基が少なくとも2個、好ましくは2〜6個存在する。R5は同一又は異種の炭素数1〜20の1価炭化水素基である。tは1,2又は3、好ましくは1又は2、uは0,1,2又は3、好ましくは1又は2で、t+uは2〜6の整数、好ましくは3〜6の整数である。i及びjは0又は1であるが、iとjは同時に0とはならない。i,jのいずれか一方が0、他方が1の場合、Zは水素原子、−Q’−M’、又は−Q’−Rf4である〔但し、M’は下記一般式(iii)
(式中、R6、xは上記と同じである。)
で表される基であり、Q’、Rf4は上記と同じである。〕。また、i,jがいずれも1の場合、Zは−Q’−、−Rf’−、又は−Q’−Rf’−Q’−である(但し、Q’は上記と同じである。Rf’はパーフルオロアルキレン基又はパーフルオロオキシアルキレン基(2価のパーフルオロポリエーテル基)である。)。なお、1分子中にRf4及び/又はRf’が少なくとも1個、好ましくは1〜5個、より好ましくは1〜3個存在する。]
−(CH2)y−(但し、yは1〜8の整数である。)
−CH2CH2CH2−NH−CO−
−CH2CH2CH2−NPh−CO−
−CH2CH2−Si(CH3)2−Ph’−N(CH3)−CO−
(式中、Phはフェニル基、Ph’はフェニレン基である。)
・パーフルオロアルキレン基:
−CdF2d−
(但し、dは1〜20の整数、好ましくは2〜10の整数である。)
・パーフルオロオキシアルキレン基(2価のパーフルオロポリエーテル基):
(但し、m’、n’はそれぞれ独立に1〜200の整数、m’+n’は2〜201の整数であり、r’は2〜10の整数である。)
−(CF2O)m''−(CF2CF2O)n''−CF2−
(但し、m”、n”はそれぞれ独立に1〜200の整数である。)
本発明の(D)成分は、ヒドロシリル化反応触媒である。ヒドロシリル化反応触媒は、(A)成分及び(B)成分中のアルケニル基と、(C)成分中のヒドロシリル基(SiH基)との付加反応を促進する触媒である。このヒドロシリル化反応触媒は、一般に貴金属の化合物であり、高価格であることから、比較的入手し易い白金又は白金化合物がよく用いられる。
本発明のパーフルオロポリエーテルゲル組成物は、(E)成分として、主鎖中に−CaF2aO−(式中、aは1〜6の整数である。)単位の繰り返しを含んでなるパーフルオロポリエーテル構造を有し、かつ、分子中にアルケニル基を含有しない無官能性のパーフルオロポリエーテル化合物を所定量含有するものである。この無官能性のパーフルオロポリエーテル化合物は特に直鎖状のものが好ましい。
A−O−(CF2CF2CF2O)e−A (8)
(式中、Aは式:Cb'F2b'+1−で表される基であり、b’は1〜3の整数、eは1〜500の整数である。)
A−O−(CF2O)f(CF2CF2O)g−A (9)
(式中、Aは上記と同じであり、f及びgはそれぞれ1〜300の整数である。)
CF3O−(CF2CF2CF2O)e'−CF2CF3
CF3−[(OCF2CF2)g'(OCF2)f']−O−CF3
(式中、e’=1〜200の整数、f’=1〜200の整数、g’=1〜200の整数で、f’+g’=2〜400の整数、好ましくは2〜200の整数である。)
(E)成分は、1種単独でも2種以上を併用してもよい。
本組成物においては、上記の(A)〜(E)成分以外にも、各種配合剤を添加することは任意である。ヒドロシリル化反応触媒の制御剤として、例えば1−エチニル−1−ヒドロキシシクロヘキサン、3−メチル−1−ブチン−3−オール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、3−メチル−1−ペンテン−3−オール、フェニルブチノールなどのアセチレンアルコールや、3−メチル−3−ペンテン−1−イン、3,5−ジメチル−3−ヘキセン−1−イン等、あるいはポリメチルビニルシロキサン環式化合物、有機リン化合物等が挙げられ、その添加により硬化反応性と保存安定性を適度に保つことができる。
本発明のパーフルオロポリエーテルゲル組成物は、上記した組成物を硬化させることにより、耐熱性、耐薬品性、耐溶剤性、撥水性、撥油性、耐候性等に優れている上、特に耐溶剤性と耐酸性が良好な硬化物を形成させることができ、各種の用途に使用することができる。
なお、本発明において「ゲル(硬化物)」とは、通常のゴム硬度(JIS K6301に規定されるA型硬度又はデュロA硬度)において有効な硬度値を示さない(即ち、JISA硬度値が0未満である)程低硬度、低架橋密度の硬化物である点において、ゴム弾性を示すエラストマー(いわゆるゴム硬化物)とは明確に区別されるものである。
下記原料を表1に示す配合量で使用し、パーフルオロポリエーテルゲル組成物を調製した。得られたゲル組成物を150℃、1時間の硬化条件にて硬化し、その硬さ(針入度)をJIS K2220稠度試験法(1/4コーン使用)に準じて測定すると共に、下記方法によって耐酸性試験及び耐溶剤試験を行った。結果を表1に併記する。
白金−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体/トルエン溶液(白金含有量0.5%)
硬化反応制御剤
エチニルシクロヘキサノール/50%トルエン溶液
耐酸性試験(質量変化)
32mmφ×15mmのガラス容器内に実施例及び比較例の組成物を20g充填した後、所定の条件にて硬化してサンプルを作製し、98質量%の硫酸に40℃にて500時間浸漬し、浸漬前と後の質量変化を測定し、固体の残存率を算出した。
32mmφ×15mmのガラス容器内に実施例及び比較例の組成物を20g充填した後、所定の条件にて硬化してサンプルを作製し、98質量%の硫酸に40℃にて500時間浸漬し、浸漬前と後の針入度を測定した。
32mmφ×15mmのガラス容器内に実施例及び比較例の組成物を3.0g充填した後、所定の条件にて硬化してサンプルを作製し、Fuel C(イソオクタン/トルエン=50/50vol.%)に23℃にて168時間浸漬し、浸漬前と後の質量変化率を測定した。
32mmφ×15mmのガラス容器内に実施例及び比較例の組成物を20g充填した後、所定の条件にて硬化してサンプルを作製し、Fuel C(イソオクタン/トルエン=50/50vol.%)に23℃にて168時間浸漬し、浸漬前と後の針入度を測定した。
Claims (8)
- (A)1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有し、かつ主鎖中に−CaF2aO−(式中、aは1〜6の整数である。)単位の繰り返しを含んでなるパーフルオロポリエーテル構造を有する、重量平均分子量が10,000〜100,000である直鎖状パーフルオロポリエーテル化合物 100質量部、
(B)1分子中に1個のアルケニル基を有し、かつ主鎖中にパーフルオロポリエーテル構造を有する、直鎖状ポリフルオロモノアルケニル化合物 1〜300質量部、
(C)1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有する下記(C−1)及び/又は(C−2)から選ばれる有機ケイ素化合物
(C−1)1分子中に少なくとも1個のパーフルオロアルキル基又は1価のパーフルオロポリエーテル基を有する環状のオルガノハイドロジェンポリシロキサン
(C−2)1分子中に少なくとも1個のパーフルオロアルキル基、パーフルオロアルキレン基、又は1価もしくは2価のパーフルオロポリエーテル基を有し、ケイ素原子に結合した水素原子が全てH−Si(CH2)xSi−(式中、xは1〜3の整数である。)構造を構成する有機ケイ素化合物
(A)成分及び(B)成分中のアルケニル基の合計1モルに対して(C)成分中の
ケイ素原子に結合した水素原子が0.1〜5モルとなる量、
(D)ヒドロシリル化反応触媒 触媒量、
(E)主鎖中に−CaF2aO−(式中、aは1〜6の整数である。)単位の繰り返しを含んでなるパーフルオロポリエーテル構造を有し、かつ、分子中にアルケニル基を含有しない無官能性のパーフルオロポリエーテル化合物
を含有する硬化性パーフルオロポリエーテルゲル組成物を加熱硬化してなるパーフルオロポリエーテルゲル硬化物において、(E)成分の配合量を(A)成分と(B)成分との合計100質量部に対して5質量部以上20質量部未満に制御することを特徴とする、パーフルオロポリエーテルゲル硬化物の耐酸性を向上する方法。 - (A)成分の主鎖中に−CaF2aO−(式中、aは上記と同じ。)単位の繰り返しを含んでなるパーフルオロポリエーテル構造が、−(CaF2aO)z−[ただし、zは50〜600の整数である。]で表されるものである請求項1に記載のパーフルオロポリエーテルゲル硬化物の耐酸性を向上する方法。
- (A)成分が、下記一般式(1)
[式中、Xは−CH2−、−CH2O−、−CH2OCH2−又は−Y−NR1−CO−(但し、Yは−CH2−又は下記構造式(Z)
(o,m又はp位で示されるジメチルフェニルシリレン基)
で示される基であり、R1は水素原子、メチル基、フェニル基又はアリル基である。)である。X'は−CH2−、−OCH2−、−CH2OCH2−又は−CO−NR2−Y'−(但し、Y'は−CH2−又は下記構造式(Z')
(o,m又はp位で示されるジメチルフェニルシリレン基)
で示される基であり、R2は水素原子、メチル基、フェニル基又はアリル基である。)である。pは独立に0又は1、rは2〜6の整数、m、nはそれぞれ0〜600の整数であり、更にmとnの和が50〜600の整数である。]
で表される直鎖状パーフルオロポリエーテル化合物である請求項2に記載のパーフルオロポリエーテルゲル硬化物の耐酸性を向上する方法。 - (B)成分が、下記一般式(2)
Rf2−(X')p−CH=CH2 (2)
[式中、X'は−CH2−、−OCH2−、−CH2OCH2−又は−CO−NR2−Y'−(但し、Y'は−CH2−又は下記構造式(Z')
(o,m又はp位で示されるジメチルフェニルシリレン基)
で示される基であり、R2は水素原子、メチル基、フェニル基又はアリル基である。)である。pは独立に0又は1であり、Rf2は下記一般式
F−[CF(CF3)CF2O]w−CF(CF3)−
(式中、wは1〜500の整数である。)]
で表される直鎖状ポリフルオロモノアルケニル化合物である請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパーフルオロポリエーテルゲル硬化物の耐酸性を向上する方法。 - (C−2)成分が、下記一般式(4)
[式中、Mは下記一般式(i)及び/又は(ii)
(式中、R6は同一又は異種の炭素数1〜20の1価炭化水素基である。Q'は炭素数1〜15の2価の有機基である。Rf4はパーフルオロアルキル基又はパーフルオロオキシアルキル基である。xは1〜3の整数である。)
で表される基で、且つ1分子中に上記式(i)で表される基が少なくとも2個存在する。R5は同一又は異種の炭素数1〜20の1価炭化水素基である。tは1,2又は3、uは0,1,2又は3で、t+uは2〜6の整数である。i及びjは0又は1であるが、iとjは同時に0とはならない。i,jのいずれか一方が0、他方が1の場合、Zは水素原子、−Q'−M'、又は−Q'−Rf4である〔但し、M'は下記一般式(iii)
(式中、R6、xは上記と同じである。)
で表される基であり、Q'、Rf4は上記と同じである。〕。また、i,jがいずれも1の場合、Zは−Q'−、−Rf'−、又は−Q'−Rf'−Q'−である(但し、Q'は上記と同じである。Rf'はパーフルオロアルキレン基又はパーフルオロオキシアルキレン基である。)。なお、1分子中にRf4及び/又はRf'が少なくとも1個存在する。]
で示される請求項1乃至5のいずれか1項に記載のパーフルオロポリエーテルゲル硬化物の耐酸性を向上する方法。 - パーフルオロポリエーテルゲル硬化物が、40℃/500時間における濃硫酸(98質量%)に対する固形物残存率が60質量%以上であることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のパーフルオロポリエーテルゲル硬化物の耐酸性を向上する方法。
- パーフルオロポリエーテルゲル硬化物が、自動車用、化学プラント用、インクジェットプリンタ用、半導体製造ライン用、分析・理化学機器用、医療機器用、航空機用又は燃料電池用のゲル製品である請求項1乃至7のいずれか1項に記載のパーフルオロポリエーテルゲル硬化物の耐酸性を向上する方法。
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