JP2012099602A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部回路の動作時における電源ノイズの影響を抑え、少ピン化および小面積化を実現する半導体装置を提供することである。
【解決手段】第1の内部回路102に対する電源線PL1と第2の内部回路104に対する電源線PL2とは共通のピン端子30aに接続され、第1の内部回路102に対する接地線SL1と第2の内部回路104に対する接地線SL2とは共通のピン端子30bに接続される。第1の内部回路102の動作時に電源線PL1上に発生した電源ノイズは、電源線PL1に介挿され、ゲートが接地線SL1に接続されたPチャネルMOSトランジスタP1および電源線PL1および接地線SL1の間に設けられたキャパシタC1により吸収される。接地線SL1上に発生した電源ノイズは、接地線SL1に介挿され、ゲートが電源線PL1に接続されたNチャネルMOSトランジスタN1およびキャパシタC1により吸収される。
【選択図】図3

Description

この発明は、半導体装置に関し、より特定的には、内部回路の動作時に発生する電源ノイズの影響を低減するための構成に関する。
現在、さまざまな電気製品に、マイクロコンピュータ、メモリおよびゲートアレイなどの半導体集積回路(LSI)が搭載されている。このLSIにおいては、LSIが封止されたパッケージの小型化を図る観点から、ピン端子の数を減らす少ピン化が検討されている。この少ピン化においては、たとえば、LSIに搭載される複数の内部回路の間で、電源電圧供給用のピン端子(電源ピン端子)を共用することによって、必要なピン端子数を減らす構成が採用されている。
しかしながら、上記のように、複数の内部回路に対して共通に電源ピン端子を設ける構成とした場合においては、一の内部回路に対する電源線および接地線と、他の内部回路に対する電源線および接地線とが当該電源ピン端子を介して電気的に接続されることとなる。そのため、該一の内部回路の動作時に電源線および接地線上に発生したノイズ(以下、「電源ノイズ」と称する)は、電源ピン端子を介して他の内部回路の電源線および接地線へ伝達されてしまう。この電源ノイズは、急激な電流変化により生じる高周波成分である。近年のLSIの高集積化に伴なって、低消費電力化および高速動作のために、電源電圧を低くすることが一般的に行なわれている。そのため、電源ノイズが電源電圧に及ぼす影響度が大きくなり、この電源ノイズによって他の内部回路が誤動作を起こすという問題が起こり得る。
このような電源ノイズの影響を低減するために、たとえば特開平9−205357号公報(特許文献1)に記載される半導体装置においては、電源線および接地線の間にデカップリング容量を設け、電源ノイズをこのデカップリング容量によって吸収することにより、電源ノイズが他の内部回路へ伝達されるのを抑制している。また、この特許文献1は、電源線に介挿された抵抗と、電源線および接地線の間に設けられたキャパシタとによりローパスフィルタを形成し、電源線上の電源ノイズをこのローパスフィルタで吸収する構成を開示している。
特開平9−205357号公報 特開2003−258612号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の半導体装置においては、内部回路に対する電源電圧および接地電圧の電源ノイズを抑制するためには、有意の容量値(数nH程度)の容量値を有するデカップリング容量をチップ上に搭載することが必要となり、半導体装置の回路面積を増大させてしまう問題があった。
また、抵抗およびキャパシタにより形成されるローパスフィルタにより電源ノイズを吸収するためには、高周波成分を有効に濾波するために有意な抵抗値の抵抗を電源線および接地線に介挿することが必要となるため、当該抵抗において電源電圧の電圧降下が生じてしまうという問題があった。
それゆえ、この発明は係る課題を解決するためになされたものであり、その目的は、内部回路の動作時における電源ノイズの影響を抑え、少ピン化および小面積化を実現する半導体装置を提供することである。
この発明のある局面に従えば、半導体装置は、第1の電源電位および第2の電源電位を受けて動作する第1の回路と、第1の電源電位および該第1の電源電圧よりも低い第2の電源電位を受けて動作する第2の動作回路と、外部から与えられる第1の電源電位を受ける第1の端子と、外部から与えられる第2の電源電位を受ける第2の端子と、第1の端子および第1の回路の間を電気的に接続するための第1電源供給線と、第2の端子および第1の回路の間を電気的に接続するための第2電源供給線と、第1の端子および第2の回路の間を電気的に接続するための第3電源供給線と、第2の端子および第2の回路の間を電気的に接続するための第4電源供給線と、第1電源供給線および第2電源供給線の間に結合される容量素子と、第1電源供給線に介挿接続され、ゲートが第2電源供給線に接続される第1導電型の電界効果トランジスタと、第2電源供給線に介挿接続され、ゲートが第1電源供給線に接続される第2導電型の電界効果トランジスタとを備える。
この発明によれば、ピン端子に対し複数の内部回路が共通に接続される場合においても、内部回路の動作時における電源ノイズが他の内部回路に対し影響を及ぼすのを抑えることができる。その結果、半導体装置の少ピン化および小面積化を実現することができる。
この発明の実施の形態に従う半導体装置の全体の構成を概略的に示す図である。 図1に示す半導体装置の要部の構成を示す図である。 図2に示す半導体装置の動作を説明するための図である。 本実施の形態に係る半導体装置の比較例の構成を示す図である。 本実施の形態に係る半導体装置における電源ノイズのフィルタ効果を説明する図である。 図4に示す比較例に係る半導体装置における電源ノイズのフィルタ効果を説明する図である。 本実施の形態の変更例に係る半導体装置の要部の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態に従う半導体装置の全体の構成を概略的に示す図である。
図1を参照して、本実施の形態に従う半導体装置1は、複数の半導体チップと、当該複数の半導体チップの外周に沿って配置された複数のピン端子30とを備える。この図1においては、複数の半導体チップのうちの第1の半導体チップ10と第2の半導体チップ12とが代表的に図示されている。
第1の半導体チップ10は、第1の内部回路102と、この第1の内部回路102に電源電圧を供給するためのパッド20とを含む。同様に、第2の半導体チップ12は、第2の内部回路104と、第2の内部回路104に電源電圧を供給するためのパッド20とを含む。
なお、各半導体チップ10,12は、図示は省略するが、内部回路に電源電圧を供給するためのパッド20の他に、信号またはデータを入出力するための複数のパッドをさらに含んでいる。
第1の半導体チップ10のパッド20は、ボンディングワイヤ40を介してピン端子30に電気的に接続される。第2の半導体チップ12のパッド20は、ボンディングワイヤ40を介して同じピン端子30に電気的に接続される。したがって、第1の内部回路102および第2の内部回路104に対して共通のピン端子30から電源電圧が供給される。
このように、複数の半導体チップが1個のピン端子を共用する構成とすることにより、半導体装置の少ピン化を図ることができる。
図2は、図1に示す半導体装置1の要部の構成を示す図である。
図2を参照して、ピン端子30(図中の符号30a)には、電源電圧VCCが供給される。第1の内部回路102のパッド20aは、リード22を介してピン端子30aに電気的に接続される。第1の内部回路102は、電源電圧VCCを受けるパッド20aから電源線PL1を介して一方電源電圧(第1の電源電圧)を受ける。第2の内部回路104のパッド20cは、リード22を介して同じピン端子30aに電気的に接続される。第2の内部回路104は、電源電圧VCCを受けるパッド20cから電源線PL2を介して一方電源電圧を受ける。
ピン端子30(図中の符号30b)には、接地電圧GNDが供給される。第1の内部回路102のパッド20bは、リード22を介してピン端子30bに電気的に接続される。第1の内部回路102は、接地電圧GNDを受けるパッド20bから接地線SL1を介して他方電源電圧(第1の電源電圧より低い第2の電源電圧)を受ける。第2の内部回路104のパッド20dは、リード22を介して同じピン端子30bに電気的に接続される。第2の内部回路104は、接地電圧GNDを受けるパッド20dから接地線SL2を介して他方電源電圧を受ける。
第1の内部回路102は、パッド20aに結合される電源線PL1を介して電源供給ノードVCCに一方電源電圧を受け、かつ、パッド20bに結合される接地線SPL1を介して接地ノードGNDに他方電源電圧を受ける。第1の内部回路102の電源供給ノードVCCと電源線PL1との間には、PチャネルMOSトランジスタP1が介挿される。このPチャネルMOSトランジスタP1は、そのゲートが接地線SL1に接続される。よって、接地線SL1の電位がPチャネルMOSトランジスタP1のしきい値電圧以上に上昇すると、PチャネルMOSトランジスタP1がオフ状態となる。
また、第1の内部回路102の接地ノードGNDと接地線SL1との間には、NチャネルMOSトランジスタN1が介挿される。このNチャネルMOSトランジスタN1は、そのゲートが電源線PL1に接続される。したがって、電源線PL1の電位がNチャネルMOSトランジスタN1のしきい値電圧以下に降下すると、NチャネルMOSトランジスタN1がオフ状態となる。
さらに、電源線PL1と接地線SL1との間には、有意の容量値を有するキャパシタC1が接続される。キャパシタC1は、たとえばMOSキャパシタで構成されている。キャパシタC1をMOSキャパシタで構成することにより、低占有面積で大きな容量値を有するキャパシタを実現することができる。
第2の内部回路104は、パッド20cに結合される電源線PL2を介して電源供給ノードVCCに一方電源電圧を受け、かつ、パッド20dに結合される接地線SL2を介して接地ノードGNDに他方電源電圧を受ける。なお、電源線PL2と接地線SL2との間には、有意の容量値を有するキャパシタは設けられていない。よって、電源線PL2と接地線SL2との間には浮遊容量のみが存在する。この浮遊容量は数pF程度の容量値を有しており、電源線PL2と接地線SL2とは交流的に分離される。容量結合による電位変化量は、そのキャパシタの容量値に比例するため、浮遊容量の容量値が十分に小さい場合、電源線PL2および接地線SL2の一方においてノイズが発生しても、他方へ伝達されるノイズの大きさは十分小さくなる。
第1の内部回路102および第2の内部回路104に対して共通にピン端子30a,30bが設けられている。ここで、第1の内部回路102は、第2の内部回路104と比較して、電流駆動力が十分に大きく、動作時において電源線PL1および接地線SL1の少なくとも一方に発生するノイズ(以下、「電源ノイズ」と称す)が大きいと想定する。第1の内部回路102に対する電源線PL1,接地線SL1と、第2の内部回路104に対する電源線PL2,接地線SL2とは、ピン端子30a,30bを介して電気的に接続されているため、第1の内部回路102の動作時に発生した電源ノイズが電源線PL2および接地線SL2へ伝達される可能性がある。第2の内部回路104が、電源ノイズの影響を受けやすいアナログ回路(たとえば、アナログ/デジタル変換器など)である場合には、回路の遅延が変動する、あるいは、論理回路のデータが反転するといった誤動作が生じるおそれがある。なお、第1の内部回路102としては、多少の電源電圧の降下によっても動作の精度が問われない回路、たとえばフラッシュメモリに搭載されるチャージポンプ回路が該当する。
図2に示す構成において、第1の内部回路102が動作し電源線PL1に電源ノイズが発生したときには、この電源ノイズは、図中の矢印k1に示すように、パッド20a〜リード22〜ピン端子30a〜パッド20c〜電源線PL2の順に経由して、第2の内部回路104の電源供給ノードVCCに伝達される可能性がある。同様に、第1の内部回路102が動作して接地線SL1に電源ノイズが発生したときには、この電源ノイズは、図中の矢印k2に示すように、パッド20b〜リード22〜ピン端子30b〜パッド20d〜接地線SL2の順に経由して、第2の内部回路104の接地ノードGNDに伝達される可能性がある。
しかしながら、この第1の内部回路102の動作時において電源線PL1に発生した電源ノイズは、PチャネルMOSトランジスタP1およびキャパシタC1により構成されるローパスフィルタによりフィルタ処理されて吸収される。同様に、第1の内部回路102の動作時に接地線SL1に発生した電源ノイズは、NチャネルMOSトランジスタN1およびキャパシタC1により構成されるローパスフィルタによりフィルタ処理されて吸収される。この結果、図中の矢印k3,k4に示すように、第1の内部回路102の動作時に発生した電源ノイズが、ピン端子30a,30bを介して電源線PL2または接地線SL2へ伝達されるのを遮断することができる。
図3は、図2に示す半導体装置1の動作を説明するための図である。
図3に示す構成において、第1の内部回路102が、電源線PL1上の電源電圧VCCを受け、かつ、接地線SL1上の接地電圧GNDを受けて動作を開始すると(図中(1)参照)、図中(2)に示すように、電源線PL1上に急峻な電流が流れる。この電流がリード22、パッド20aおよび電源線PL1の寄生インダクタンスを流れることにより、図中(3)に示すように、電源線PL1上のノードNAに急峻な電位降下(電源ノイズ)が発生する。この電源線PL1に生じた電源ノイズは、Lを電源系の寄生インダクタンスとし、かつ、dI/dtを電流の時間変化として、L・dI/dtで表わされる成分を含んでいる。
また、第1の内部回路102からは急峻な電流が接地線SL1上に放電される。このとき、接地線SL2はこの第1の内部回路102から放電される大電流をすべて吸収することができず、図中(3)に示すように、接地線SL1上のノードNBに急峻な電位上昇(電源ノイズ)が発生する。
上記のように電源線PL1上の電位が急峻に降下すると、図中(4)に示すように、電源線PL1の電位をゲートに受けるNチャネルMOSトランジスタN1においては、ゲート電位の降下によってオン抵抗が増大する。そして、このNチャネルMOSトランジスタN1の抵抗成分とキャパシタC1とによりローパスフィルタが形成される。この結果、第1の内部回路102の動作時において接地線SL1に発生した電源ノイズは、このローパスフィルタによりフィルタ処理されて吸収される。これにより、ピン端子30bを介して第2の内部回路104の接地線SL2へ電源ノイズが伝達されるのを遮断することができる。
同様に、接地線SL1上の電位が急峻に上昇すると、接地線SL1の電位をゲートに受けるPチャネルMOSトランジスタP1においては、ゲート電位の上昇によってオン抵抗が増大する。そして、このPチャネルMOSトランジスタP1の抵抗成分とキャパシタC1とによりローパスフィルタが形成される。したがって、第1の内部回路102の動作時において電源線PL1に発生した電源ノイズは、このローパスフィルタによりフィルタ処理されて吸収される。この結果、ピン端子30aを介して第2の内部回路104の電源線PL2へ電源ノイズが伝達されるのを遮断することができる。
以上のように、電源線PL1および接地線SL1のそれぞれにローパスフィルタを設けることにより、第1の内部回路102の動作時に電源線PL1または接地線SL1において発生した電源ノイズは、このローパスフィルタによって吸収され、ピン端子30a,30bを介して第2の内部回路104の電源線PL2または接地線SL2へ伝達されるのを遮断することができる。この結果、第2の内部回路104を安定に動作させることができる。
さらに、電源線PL1上に設けられたローパスフィルタは、電源線PL1上に介挿され、そのゲートに接地線SL1の電位を受けるPチャネルMOSトランジスタP1の抵抗成分と、キャパシタC1とにより形成される。このうちのPチャネルMOSトランジスタP1の抵抗成分は、電源ノイズの大きさに応じて変化する接地線SL1上のノードNBの電位に従って増減する。具体的には、電源ノイズが増加したときには、ノードNBの電位の上昇量が増大するため、PチャネルMOSトランジスタP1の抵抗成分も大きくなる。一方、電源ノイズが減少したときには、ノードNBの電位の上昇量が減少するため、PチャネルMOSトランジスタP1の抵抗成分も小さくなる。
以上のように、電源ノイズの大きさに応じてPチャネルMOSトランジスタP1の抵抗成分の大きさが変化すると、当該抵抗成分を含むローパスフィルタのフィルタ効果も変化する。ここで、ローパスフィルタの抵抗成分をRとし、容量成分をCとすると、遮断周波数fc=1/2πRCとなる。したがって、電源ノイズの増加に応じてPチャネルMOSトランジスタP1の抵抗成分が増大したときには、ローパスフィルタの遮断周波数fcが低下する。これにより、電源線PL1上に生じた高周波の電源ノイズを効果的に吸収することができる。
同様に、接地線SL1上に設けられたローパスフィルタは、接地線SL1上に介挿され、そのゲートに電源線PL1の電位を受けるNチャネルMOSトランジスタN1の抵抗成分と、キャパシタC1とにより形成される。NチャネルMOSトランジスタN1の抵抗成分は、電源ノイズの増加によって電源線PL1上のノードNAの電位の降下量が増大するとき、大きくなる。この結果、電源ノイズの増加に応じてローパスフィルタの遮断周波数fcが低下することとなり、接地線SL1に生じた高周波の電源ノイズを効果的に吸収することができる。
その一方で、電源ノイズが小さいときは、PチャネルMOSトランジスタP1およびNチャネルMOSトランジスタN1の抵抗成分が小さくなるため、フィルタ効果も低減される。この場合は、電源線PL1および接地線SL1における電源電圧の降下を抑制することが可能となる。
ここで、図2に示す本実施の形態に係る半導体装置の比較例として、ローパスフィルタを抵抗およびキャパシタにより形成した半導体装置の構成を説明する。
図4を参照して、本比較例に係る半導体装置は、図2に示した半導体装置の構成と比較して、PチャネルMOSトランジスタP1およびNチャネルMOSトランジスタN1およびキャパシタC1に代えて、電源線PL1上に介挿された抵抗R1、接地線SL1上に介挿された抵抗R2およびキャパシタC2を含む点で異なる。
図4に示す構成において、抵抗R1およびキャパシタC2によりローパスフィルタが形成され、電源線PL1上の電源ノイズがこのローパスフィルタにより吸収される。同様に、抵抗R2およびキャパシタC2によりローパスフィルタが形成され、接地線SL1上の電源ノイズがこのローパスフィルタにより吸収される。
抵抗R1,R2は、たとえばポリシリコンで構成され、電源線PL1および接地線SL1を構成するアルミニウム配線層と電気的に接続される。抵抗R1,R2は、たとえば数Kないし数十KΩの抵抗値を有する。キャパシタC2は、数百pFの大きさの容量値を有する。
この図4に示す構成においても、第1の内部回路102が動作して電源線PL1および接地線SL1に電源ノイズが発生した場合、この電源ノイズは抵抗R1,R2およびキャパシタC2で構成されるローパスフィルタにより吸収される。これにより、電源線PL1および接地線SL1上の電源ノイズが、ピン端子30a,30bを介して第2の内部回路104の電源線PL2および接地線SL2に伝達されるのを遮断することができる。
しかしながら、図4に示す構成においては、ローパスフィルタのフィルタ効果は電源線PL1および接地線SL1のそれぞれに介挿される抵抗R1,R2の抵抗値によって決まるため、電源ノイズを確実に吸収するためには、抵抗値を高い値に設定する必要がある。そのため、電源線PL1および接地線SL1における電源電圧の降下が顕著となってしまい、第2の内部回路104の動作にも影響を及ぼす可能性が生じる。
一方、抵抗R1,R2の抵抗値を上げるのに代えて、キャパシタC2の容量値を増やした場合には、キャパシタC2の占有面積の増大に伴なって半導体装置の回路面積が大きくなってしまうという不具合が生じる。
これに対して、本実施の形態に従う半導体装置においては、ローパスフィルタのフィルタ効果は電源ノイズの大きさに応じて可変であるため、電源ノイズが大きいときにはフィルタ効果を高めることができる一方で、電源ノイズが小さいときには電源電圧の降下を抑えることが可能となる。したがって、高い抵抗値の抵抗を設ける必要がないため、電源電圧の降下を抑えることができる。また、容量値の小さいキャパシタで電源ノイズが吸収できるため、半導体装置の小面積化を実現できる。
以下に、本実施の形態に従う半導体装置および比較例に係る半導体装置の間で、第1の内部回路102の動作時における電源ノイズのフィルタ効果を比較した結果を、図面を参照して説明する。
図5は、本実施の形態に従う半導体装置において、第1の内部回路102が動作を開始した時点からの第1の内部回路102および第2の内部回路104の各々の電源供給ノードの電位が変化する様子を示す図である。図6は、比較例に係る半導体装置において、第1の内部回路102が動作を開始した時点からの第1の内部回路102および第2の内部回路104の各々の電源供給ノードの電位が変化する様子を示す図である。なお、図5および図6に示す特性は、図2および図4に示される回路構成のそれぞれに基づいて大信号非線形回路解析を実行することによって得られたシミュレーション結果である。
図5(a)を参照して、第1の内部回路102が動作を開始したときには、電源線PL1を流れる電流が急峻に変化するため、電源線PL1の電位には高周波の電源ノイズが重畳される。この高周波の電源ノイズは、PチャネルMOSトランジスタP1およびキャパシタC1からなるローパスフィルタにより吸収される。これにより、図5(b)に示すように、第2の内部回路104の電源供給ノードに伝達される電源ノイズも吸収されている。
同様に、図6(a)においても、電源線PL1の電位に重畳された高周波の電源ノイズは、抵抗R1およびキャパシタC2からなるローパスフィルタにより吸収されている。なお、抵抗R1の抵抗値を大きくするほどフィルタ効果が大きくなるため、電源ノイズが小さくなるが、電位が収束するまでの期間は抵抗値の大きさによらず略一定となっている。
さらに、図5および図6を対比して明らかなように、電源供給ノードの電位が収束するまでの期間は、本実施に形態に従う半導体装置の方がより短縮されている。これにより、本実施の形態に従う半導体装置によれば、電源線および接地線の電位レベルを安定に維持することができる。
以上に述べたように、本実施の形態に従う半導体装置によれば、第1の内部回路および第2の内部回路でピン端子を共用する場合においても、第1の内部回路の動作時において発生する電源ノイズが第2の内部回路に対して影響を及ぼすのを防止することができる。その結果、半導体装置の少ピン化を図ることができる。
また、電源線または接地線に発生した電源ノイズの大きさに応じてフィルタ効果が可変となるローパスフィルタを設けたことにより、抵抗およびキャパシタによるローパスフィルタと比較して、電源電圧の電圧降下を軽減できるとともに、半導体装置の小面積化を実現することができる。
(変更例)
図7は、本実施の形態の変更例に従う半導体装置の要部の構成を示す図である。
図7を参照して、本変更例に従う半導体装置は、図2に示した半導体装置と比較して、第1の内部回路102および第2の内部回路104がピン端子30およびパッド20を共用する点で異なる。
本変更例に従う半導体装置においても、電源線PL1にはPチャネルMOSトランジスタP1およびキャパシタC1によるローパスフィルタが形成される。また、接地線SL1にはNチャネルMOSトランジスタN1およびキャパシタC1によるローパスフィルタが形成される。したがって、電源線PL1または接地線SL1に発生した電源ノイズは、このローパスフィルタにより吸収され、パッド20およびピン端子30a,30bを介して第2の内部回路104の電源供給ノードおよび接地ノードへ伝達されるのを防止することができる。この結果、パッドを第1の内部回路102および第2の内部回路104で共用する構成においても、第1の内部回路102の動作時における電源ノイズが第2の内部回路104に対し影響を及ぼすのを抑制することができる。よって、半導体装置の小面積化を実現する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 半導体装置、10,12 各半導体チップ、20,20a〜20f パッド、22 リード、30,30a,30b ピン端子、40 ボンディングワイヤ、102,104 内部回路、C1,C2 キャパシタ、N1 NチャネルMOSトランジスタ、P1 PチャネルMOSトランジスタ、PL1,PL2 電源線、SL1,SL2 接地線。

Claims (2)

  1. 第1の電源電位および前記第1の電源電圧よりも低い第2の電源電位を受けて動作する第1の回路と、
    前記第1の電源電位および前記第2の電源電位を受けて動作する第2の動作回路と、
    外部から与えられる前記第1の電源電位を受ける第1の端子と、
    外部から与えられる前記第2の電源電位を受ける第2の端子と、
    前記第1の端子および前記第1の回路の間を電気的に接続するための第1電源供給線と、
    前記第2の端子および前記第1の回路の間を電気的に接続するための第2電源供給線と、
    前記第1の端子および前記第2の回路の間を電気的に接続するための第3電源供給線と、
    前記第2の端子および前記第2の回路の間を電気的に接続するための第4電源供給線と、
    前記第1電源供給線および前記第2電源供給線の間に結合される容量素子と、
    前記第1電源供給線に介挿接続され、ゲートが前記第2電源供給線に接続される第1導電型の電界効果トランジスタと、
    前記第2電源供給線に介挿接続され、ゲートが前記第1電源供給線に接続される第2導電型の電界効果トランジスタとを備える、半導体装置。
  2. 前記第1導電型の電界効果トランジスタおよび前記第2導電型の電界効果トランジスタは、MOSトランジスタであり、
    前記容量素子は、MOS容量である、請求項1に記載の半導体装置。
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