JP2012091269A - 工具ホルダ - Google Patents

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Masahiro Taguchi
正博 田口
Eisaku Nakai
英策 中井
Taku Maemura
卓 前村
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Abstract

【課題】切削工具の刃先振れ修正に際し、刃先振れが一番高くなった角度位置に対する偏心カムの合わせ位置がずれてもこれに左右されることなく、工具の刃先振れを高精度にかつ確実に修正することができる工具ホルダを提供する。
【解決手段】工具の刃先振れを修正可能にした工具ホルダであって、アーバ14のフランジ部13との連接基部14aに回転可能に嵌合されたリング部材16と、リング部材16を連接基部14aに保持する止め部材17と、リング部材16に設けられアーバ14の連接基部14aを工具29の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形する主刃先振れ修正機構20と、主刃先振れ修正機構22を中心にしてリング部材16にリング部材16の円周方向に一定の間隔を離して設けられアーバ14の連接基部14aを工具29の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形する第1及び第2の微調整用刃先振れ修正機構21,22とを備える構成にした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、工作機械の主軸にホルダを介して装着されたバニッシングリーマやドリル等の切削工具の刃先振れを修正することができる工具ホルダに関するものである。
工作機械加工において、高精度の加工を実現するには、切削工具の取付け精度を高精度に維持する必要がある。
一般に切削工具を工具ホルダでチャッキングする場合の精度は、切削工具のチャック部分から刃先方向へ所定距離離れた先端の振れ精度を指標としており、高精度の工具ホルダであっても、その振れ精度は3〜5μmである。すなわち、バニッシングリーマやドリル等の工具ホルダに高精度のチャックを用いても工具の刃先の振れを限りなくゼロに近づけることは困難である。そこで、工具の刃先の振れを修正できる工具ホルダが提案され実用に供されている(例えば特許文献1参照)。
上記特許文献1に示す工具ホルダに適用される切削工具の刃先振れ修正機構は、ホルダ本体の筒状支持部の環状段部に回転可能に嵌合したリング部材と、このリング部材に該リング部材の半径方向の軸線廻りに回転可能に設けられた刃先振れ修正用の偏心カムと、一端が偏心カムに当接し他端が締付筒の後端面に当接するようにしてリング部材にフランジ部の中心軸と平行な方向に移動可能に設けられた振れ修正ピンとから構成される。
このような工具ホルダにおいて、切削工具の刃先振れ修正に際しては、切削工具が掴持された工具ホルダを工作機械の主軸に装着し、この状態の切削工具の先端外周面にテストインジケータを押し当てて主軸の回転中におけるテストインジケータの読みの最大差を切削工具の刃先振れとして測定し、この測定値から切削工具29の刃先振れが一番高くなる角度位置を検出する。
次に、主軸の回転を止め、リング部材を回転操作して偏心カムを切削工具の刃先振れが一番高くなった角度位置に合わせる。この状態で、偏心カムを棒スパナ等で回転して振れ修正ピンの締付筒の後端面のへの押圧力を加減することにより、チャック筒の連接基部を工具の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形する。これにより、切削工具の刃先振れを修正するようにしている。
特開2003−340675号公報
しかしながら、従来における切削工具の刃先振れ修正機構はリング部材の一箇所にしか設けられていないため、切削工具の刃先振れ修正に際し、刃先振れが一番高くなった角度位置に対する偏心カムの合わせ位置が微少量ずれた場合は、リング部材を回転操作可能なフリーの状態に戻し、再度、リング部材を回転操作して偏心カムを切削工具の刃先振れが一番高くなった角度位置に合わせなければならなかった。このようにすることは、切削工具の刃先振れ修正に時間がかかり、その操作が煩雑になるという不具合があった。
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、その目的は、切削工具の刃先振れ修正に際し、刃先振れが一番高くなった角度位置に対する偏心カムの合わせ位置がずれてもこれに左右されることなく、工具の刃先振れを高精度にかつ確実に修正することができる刃先振れ修正機能付きの工具ホルダを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、工具の刃先振れを修正可能にした工具ホルダであって、工作機械の主軸への装着用シャンク部と、前記シャンク部の一端に該シャンク部の中心軸と軸線を一致して設けられたフランジ部と、前記フランジ部の反シャンク部側に該フランジ部の中心軸と軸線を一致して設けられたアーバとを有するホルダ本体と、前記アーバの先端に工具を掴持するチャックと、前記アーバの前記フランジ部との連接基部に回転可能に嵌合されたリング部材と、前記フランジ部に設けられ前記リング部材を前記連接基部に保持する止め部材と、前記リング部材に設けられ前記アーバの前記フランジ部との前記連接基部を前記工具の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形する主刃先振れ修正機構と、前記主刃先振れ修正機構を中心にして前記リング部材に該リング部材の円周方向に一定の間隔を離して設けられ前記アーバの前記フランジ部との前記連接基部を前記工具の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形する複数の微調整用刃先振れ修正機構とを備えることを特徴とする。
また本発明は、 工具の刃先振れを修正可能にした工具ホルダであって、工作機械の主軸への装着用シャンク部と、前記シャンク部の一端に該シャンク部の中心軸と軸線を一致して設けられたフランジ部と、前記フランジ部の反シャンク部側に該フランジ部の中心軸と軸線を一致して反シャンク部側方向へ延在するように設けられた筒状支持部と、前記筒状支持部の先端に該支持部の中心軸と軸線を一致して設けられ前記工具のシャンク部が嵌挿される弾性変形可能なチャック筒とを有するホルダ本体と、前記チャック筒の外周に回転操作可能に嵌合され前記チャック筒を縮径することにより前記チャック筒に挿入された前記工具のシャンク部を掴持する締付筒と、前記筒状支持部の外周に同心に形成された所望径の環状段部と、前記環状段部に回転可能に嵌合されたリング部材と、前記リング部材に設けられ前記締付筒の後端面もしくは前記環状段部の端面に押圧される方向へ移動してその押圧力を加減することにより前記チャック筒の前記フランジ部との連接基部を工具の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形する主刃先振れ修正機構と、前記主刃先振れ修正機構を中心にして前記リング部材に該リング部材の円周方向に一定の間隔を離して設けられ前記締付筒の後端面もしくは前記環状段部の端面に押圧される方向へ移動してその押圧力を加減することにより前記チャック筒の前記フランジ部との連接基部を工具の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形する複数の微調整用刃先振れ修正機構とを備えることを特徴とする。
本発明の工具ホルダによれば、切削工具の刃先振れ修正に際し、刃先振れが一番高くなった角度位置に対する偏心カムの合わせ位置がずれてもこれに左右されることなく、工具の刃先振れを高精度にかつ確実に修正でき、その修正操作も容易である。
本発明にかかる刃先振れ修正機構を備えた工具ホルダの実施の形態1を示す全体の平面図である。 図1の2−2線に沿う側面図である。 本実施の形態1における工具ホルダの刃先振れ修正機構の部分を切り欠いて示す説明用縦断面図である。 図1の4−4線に沿う拡大断面図である。 (A)は、本実施の形態1における偏心カムと振れ修正ピンとを拡大して示す説明図、(B)は、図5(A)の矢印B方向より見た偏心カム及び回転抑止手段の部分を拡大して示す縦断面図である。 本発明にかかる刃先振れ修正機構を備えた工具ホルダの実施の形態2を示す縦断側面図である。 図6の7−7線に沿う拡大断面図である。 (A)は本発明の実施の形態12における刃先振れ修正機構のカムと振れ修正用鋼球を拡大して示す側面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図斜視図である。 本発明にかかる刃先振れ修正機構を備えた工具ホルダの実施の形態3を示す全体の平面図である。 図9の10−10線に沿う側面図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図1乃至図5を参照して詳細に説明する。
図1乃至図3において、ドリルやバニッシングリーマ等の切削用の工具29を掴持する工具ホルダ10は、ホルダ本体11を有している。このホルダ本体11は、工作機械の主軸(図示せず)への装着用シャンク部12と、このシャンク部12の一端にシャンク部12の中心軸と軸線を一致して設けられたフランジ部13と、このフランジ部13の反シャンク部側にフランジ部13の中心軸と軸線を一致して設けられたアーバ14と、このアーバ14の先端に切削工具29を掴持するチャック15とを有している。
また、アーバ14のフランジ部13との連接基部14aには、リング部材16が回転可能に嵌合されている。さらに、リング部材16の嵌合部位を除く連接基部14aの外周には雄ねじ部14bが形成され、この雄ねじ部14bには、リング部材16が連接基部14aから脱落しないように保持する止め部材17が螺着されている。
リング部材16には主刃先振れ修正機構20が設けられており、さらに、リング部材16には、主刃先振れ修正機構20を中心にしてリング部材16に該リング部材16の円周方向に一定の間隔、例えば60度の角度を離して、第1及び第2の微調整用刃先振れ修正機構22,23が設けられている。
主刃先振れ修正機構20は、アーバ14のフランジ部13との連接基部14aを切削工具29の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形することで刃先の振れ修正を行うもので、図3乃至図5に示すように、刃先振れ修正用の偏心カム201と、振れ修正ピン202を有する。
刃先振れ修正用の偏心カム201は、リング部材16にその半径方向に貫通して形成されたカム嵌合穴161内に、リング部材16の半径方向の軸線廻りに回転可能に嵌合されている。また、振れ修正ピン202は、カム嵌合穴161と連通し、かつリング部材16をフランジ部13の中心軸と平行な方向に貫通して形成されたピン穴162に移動可能に嵌合されている。
刃先振れ修正用の偏心カム201は、図5に示すように、カム嵌合穴161に回転可能に嵌合される一対の支持盤201aと、この両支持盤201a間に支持盤201aの中心軸より偏心して設けたカム部201bと、リング部材16の外周に臨む一方の支持盤201aに形成された工具係合穴201cとから構成されている。
また、ピン穴162に移動可能に嵌合された振れ修正ピン202の一端は偏心カム201のカム部201bに当接され、その他端はフランジ部13の前端面13aに当接されている。
更に、図5(A),(B)において、符号66は前記偏心カム201が振動などによりみだりに回転されるのを抑止するための回転抑止手段を示し、この回転抑止手段66は、偏心カム201の一方の指示盤201aと対応するリング部材16の箇所に、リング部材16の軸線と平行な指示盤201aの接線方向に延在して形成された、一端が止め部材62と対向する側に開口する有底の穴661と、この穴661内に装着され、指示盤201aの外周面と圧接して偏心カム201の回転を抑止する、合成樹脂や硬質ゴムなどからなる円柱状の回転抑止部材とを備え、更に、前記穴661の開口端に着脱可能に螺合され、回転抑止部材662の穴661からの抜け出しを防止する抑えねじ663を備えている。
第1及び第2の微調整用刃先振れ修正機構22,23は、切削工具29の刃先振れ修正に際し、刃先振れが一番高くなった角度位置に対する主刃先振れ修正機構20の合わせ位置が微少量ずれていて、正確な刃振れ修正がなされない場合にアーバ14のフランジ部13との連接基部14aを切削工具29の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形することで切削工具29の刃先振れを高精度に修正できるようにしたものであり、主刃先振れ修正機構20と同様な要素から構成されている。このため、第1及び第2の微調整用刃先振れ修正機構22,23の構成説明は省略する。
主刃先振れ修正機構20と第1及び第2の微調整用刃先振れ修正機構22,23の設置箇所と正反対のリング部材16の箇所には、図3及び図4に示すように、主刃先振れ修正機構20と第1及び第2の微調整用刃先振れ修正機構22,23が設けられることによるリング部材16の回転のアンバランスを解消するためのバランス部材24がそれぞれ埋め込み式に設けられている。
また、リング部材16には、図4に示すように、リング部材16を連接基部14aに対して円周方向の希望する角度位置に固定するためのロックねじ25が複数箇所に設けられている。このロックねじ25はリング部材16をリング部材16の半径方向に貫通するように螺合されている。
次に、上記のように構成された主刃先振れ修正機構20と第1及び第2の微調整用刃先振れ修正機構22,23を用いて工具ホルダ10に掴持された切削工具29の刃先振れを修正する場合について説明する。
この場合は、まず、ホルダ本体11のアーバ14の先端にチャック15により切削工具29を掴持しておく。次に、切削工具29を掴持した工具ホルダ10を図示省略した工作機械の主軸に装着する。しかる後、図3に示すように、切削工具29の刃部29bの先端外周面にテストインジケータ28を押し当てて主軸の回転中におけるテストインジケータ28の読みの最大差を切削工具29の刃先振れとして測定する。そして、この測定値から切削工具29の刃先振れが一番高くなる角度位置を検出する。
次に、主軸の回転を止めて切削工具29の刃先振れが一番高くなった角度位置、例えば図7で示す角度位置P1で図4の矢印A1に示す方向へ刃先が破線に示すように振れ、その振れが一番高くなって、図4の仮想線に示す位置にずれているとすると、まず、リング部材16を回転して、主刃先振れ修正機構20の偏心カム201を角度位置P1に合わせた後、ロックねじ25によりアーバ14に固定する。この状態で、偏心カム201を構成する支持盤201aの工具係合穴201cに棒スパナ等の工具(図示せず)を係合して、偏心カム201を回転する。偏心カム201が回転されると、その回転量に応じて振れ修正ピン202はフランジ部13の前端面13a側へ移動され、その前端面13aを強力に押圧する。これにより、アーバ14は、フランジ部13との連接基部14aを支点にして図4の矢印A2で示すラジアル方向に弾性変形される。すなわち、切削工具29の刃先振れが限りなくゼロに近づくように、テストインジケータ28を見ながら偏心カム201をその偏心量が増大する方向に回転することにより、図4の仮想線に示す芯ずれ位置にあった切削工具29の刃先を実線に示す位置にくるように修正する。これにより、切削工具29の刃先振れ量d(μm)をゼロに修正することができる。
上記主刃先振れ修正機構20による切削工具29の刃先振れ修正において、刃先振れが一番高くなった角度位置に対する主刃先振れ修正機構20の合わせ位置が微少量ずれていて、主刃先振れ修正機構20による正確な刃振れ修正がなされない場合は、第1及び第2の微調整用刃先振れ修正機構22,23の一方または両方の偏心カムを回転操作する。これにより、アーバ14をラジアル方向に弾性変形させることで、上記主刃先振れ修正機構20の合わせ位置の微少量ずれで生じる切削工具29の刃先振れが限りなくゼロに近づくように、切削工具29の刃先振れを修正する。
このような本実施の形態1によれば、リング部材16に設けた主刃先振れ修正機構20の偏心カム201を回転して振れ修正ピン202のフランジ部13の前端面13aへの押圧力を加減することにより、アーバ14のフランジ部13との連接基部14aを切削工具29の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形させるよう構成したので、切削工具29の刃先振れを小さい力で修正できるようにするとともに高い振れ精度を安定に維持することができ、しかも、比較的大径の切削工具を使用する工具ホルダにも容易に適用することができる。
また、本実施の形態1によれば、主刃先振れ修正機構20に加えて、第1及び第2の微調整用刃先振れ修正機構22,23をリング部材16に設けたので、切削工具の刃先振れ修正に際し、刃先振れが一番高くなった角度位置に対する偏心カムの合わせ位置がずれてもこれに左右されることなく、工具の刃先振れを高精度にかつ確実に修正でき、その修正操作も容易である。
また、本実施の形態1によれば、リング部材16に、主刃先振れ修正機構20と第1及び第2の微調整用刃先振れ修正機構22,23に対応してバランス部材24が設けられているので、リング部材16の回転バランスを安定して得ることができる。
また、本発明に係る工具ホルダによれば、回転抑止手段を構成する回転抑止部材が刃先振れ修正用偏心カムまたは刃先振れ修正用操作部材の外周面と圧接するように構成されているため、回転抑止部材と偏心カムまたは操作部材の外周面との間に発生する摩擦力により、偏心カムまたは操作部材の回転方向の動きを抑止することになり、これにより、偏心カムまたは操作部材が振動などによりみだりに回転するのを防止できると共に、切削工具の刃先振れ修正状態を安定に保持することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、図6乃至図8を参照して詳細に説明する。
図6において、ドリルやバニッシングリーマ等の切削用の工具29を掴持する工具ホルダ30は、ホルダ本体31を有している。
このホルダ本体31は、図示省略した工作機械の主軸に挿着されるテーパ付きのシャンク部32と、このシャンク部32の大径側端部に形成したフランジ部33と、このフランジ部33の反シャンク部側にフランジ部33の中心軸と軸線を一致して反シャンク部側方向へ延在して設けられた筒状の支持部34と、この支持部34の先端に支持部34の中心軸と軸線を一致して延設され、外周面にフランジ部33から先端に行くに従い径が小さくなるテーパ面35aが形成された円筒形状のチャック筒35とを備えている。
図6において、36は前記チャック筒35の外周に遊嵌されるローラ保持筒であり、このローラ保持筒36は、チャック筒35のテーパ面35aとほぼ同様なテーパ角度で先端に行くに従い径が小さくなる筒体から形成されている。また、ローラ保持筒36は、チャック筒35の先端部外周に設けた止めリング37によってチャック筒35から抜け落ちないように保持されている。
ローラ保持筒36には、このローラ保持筒36の中心軸に対して円周方向に所定の角度傾斜させて嵌め込んだニードルローラ38が円周方向に多数配設されている。また、各ニードルローラ38はローラ保持筒36の肉厚寸法より大きい径に形成され、これにより、ローラ保持筒36の内周面側へ突出する各ニードルローラ38をチャック筒35のテーパ面35aに当接させ、ローラ保持筒36の外周面側へ突出する各ニードルローラ38を後述する締付筒39の内周面に当接させる構成になっている。
締付筒39は、チャック筒35を縮径させて目的の工具を緊密に掴持するもので、チャック筒35の外周にローラ保持筒36で保持されたニードルローラ38を介して回転可能に嵌合されている。この締付筒39の内周面は、フランジ部33と対向する端部から先端に行くに従い径が小さくなるテーパ付き円筒面に構成されている。また、締付筒39のフランジ部33側の基端部内周には、シール兼用の抜け止めリング40が装着されている。このシール兼用の抜け止めリング40はチャック筒35の外周面に当接することによりシール機能を発揮し、また、ローラ保持筒35の端面に当接することで締付筒39のチャック筒35からの抜け落ちを防止している。
図6及び図7に示すように、筒状の支持部34の外周部には環状段部41が全周に亘り形成されている。この環状段部41は、締付筒39の後端面39aと対向する筒状支持部34の外周箇所に筒状支持部34の中心軸と同心に形成され、締付筒39の後端面39aの外径より小さい所望径を有している。また、環状段部41にはリング部材42が環状段部81の周廻り方向に回転可能に嵌合されている。また、リング部材42には主刃先振れ修正機構43が設けられており、さらに、リング部材42には、主刃先振れ修正機構43を中心にしてリング部材42の円周方向に一定の間隔、例えば60度の角度を離して、第1及び第2の微調整用刃先振れ修正機構44,45が設けられている。
主刃先振れ修正機構43は、チャック筒35のフランジ部33との連接基部を切削工具29の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形することで刃先の振れ修正を行うもので、図6乃至図8に示すように、刃先振れ修正用の円柱状の操作部材431と、振れ修正用鋼球432を有する。
刃先振れ修正用の操作部材431は、リング部材42にその半径方向に貫通して形成された円筒状の嵌合穴421内に、リング部材42の半径方向の軸線廻りに回転可能に嵌合されている。また、操作部材431の外周面には、操作部材431の軸心より偏心した円弧状のカム溝431aが全周に亘り形成されている。
また、振れ修正用鋼球432は、嵌合穴421と連通し、かつリング部材42をフランジ部34の中心軸と平行な方向に貫通して形成されたガイド穴422移動可能に嵌合されている。また、この振れ修正用鋼球432はカム溝431aに摺動可能に係合され、さらに、振れ修正用鋼球432はガイド穴422を通して締付筒39の後端面39aに当接されている。また、操作部材43のリング部材42の外周へ臨む端面には工具係合穴433が形成されている。
第1及び第2の微調整用刃先振れ修正機構44,45は、切削工具29の刃先振れ修正に際し、刃先振れが一番高くなった角度位置に対する主刃先振れ修正機構43の合わせ位置が微少量ずれていて、正確な刃振れ修正がなされない場合にチャック筒35のフランジ部33との連接基部を切削工具29の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形することで切削工具29の刃先振れを高精度に修正できるようにしたものであり、主刃先振れ修正機構43と同様な要素から構成されている。このため、第1及び第2の微調整用刃先振れ修正機構44,45の構成説明は省略する。
主刃先振れ修正機構43と第1及び第2の微調整用刃先振れ修正機構44,45の設置箇所と正反対のリング部材42の箇所には、図6及び図7に示すように、主刃先振れ修正機構43と第1及び第2の微調整用刃先振れ修正機構44,45が設けられることによるリング部材42の回転のアンバランスを解消するためのバランス部材46がそれぞれ埋め込み式に設けられている。
また、リング部材42には、図7に示すように、リング部材42を環状段部41に対して円周方向の希望する角度位置に固定するためのロックねじ47が複数箇所に設けられている。このロックねじ47はリング部材42をリング部材42の半径方向に貫通するように螺合されている。
次に、上記のように構成された刃先振れ修正機構43と第1及び第2の微調整用刃先振れ修正機構44,45を用いて工具ホルダ30に掴持された工具29の刃先振れを修正する場合について説明する。
この場合は、まず、チャック筒35に切削工具29のシャンク部29aを差し込み、締付筒39を締付けることによりチャック筒35を縮径して切削工具29のシャンク部29aをチャッキングする。次に、切削工具29を掴持した工具ホルダ30を図示省略した工作機械の主軸に装着する。しかる後、図6に示すように、切削工具29の刃部29bの先端外周面にテストインジケータ28を押し当てて主軸の回転中におけるテストインジケータ28の読みの最大差を切削工具29の刃先振れとして測定する。この測定値から切削工具29の刃先振れが一番高くなる角度位置を検出する。
次に、主軸の回転を止めて切削工具29の刃先振れが一番高くなった角度位置、例えば図7で示す角度位置P1で矢印A1に示す方向へ刃先が破線に示すように振れ、その振れが一番高くなって、図7の仮想線に示す位置にずれているとすると、まず、リング部材42を回転して、刃先振れ修正機構43の操作部材431を角度位置P1に合わせた後、リング部材42をロックねじ47により環状段部41に固定する。この状態で、操作部材431の工具係合穴432に棒スパナ等の工具(図示せず)を係合して、操作部材431を回転する。操作部材431が回転されると、その回転量に応じて振れ修正用鋼球432は操作部材431のカム溝431aによって締付筒39の後端面39a側へ移動され、その後端面39aを強力に押圧する。これにより、チャック筒35は、フランジ部33との連接基部351を支点にして図6の矢印A2で示すラジアル方向に弾性変形される。すなわち、切削工具29の刃先振れが限りなくゼロに近づくように、テストインジケータ28を見ながら操作部材431を回転することにより、図7の仮想線に示す芯ずれ位置にあった切削工具29の刃先を実線に示す位置にくるように修正する。これにより、切削工具29の刃先振れ量d(μm)をゼロに修正することができる。
更に、図8において、符号80は前記操作部材431が振動などによりみだりに回転されるのを抑止するための回転抑止手段を示し、この回転抑止手段80は、操作部材431の外周面と対応するリング部材42の箇所に、リング部材42の軸線と平行な操作部材431の接線方向に延在して形成された、一端が締付筒39と対向する側に開口する有底の穴81と、この穴81内に装着され、操作部材431の外周面と圧接して操作部材431の回転を抑止する、合成樹脂や硬質ゴムなどからなる円柱状の回転抑止部材82とを備え、更に、前記穴81の開口端に着脱可能に螺合され、回転抑止部材82の穴81からの抜け出しを防止する抑えねじ83を備えている。
上記主刃先振れ修正機構43による切削工具29の刃先振れ修正において、刃先振れが一番高くなった角度位置に対する主刃先振れ修正機構43の合わせ位置が微少量ずれていて、主刃先振れ修正機構43による正確な刃振れ修正がなされない場合は、第1及び第2の微調整用刃先振れ修正機構44,45の一方または両方の操作部材を回転操作する。これにより、チャック筒35をラジアル方向に弾性変形させることで、上記主刃先振れ修正機構43の合わせ位置の微少量ずれで生じる切削工具29の刃先振れが限りなくゼロに近づくように、切削工具29の刃先振れを修正する。
このような第2の実施の形態によれば、ホルダ本体31の筒状支持部34の環状段部41に嵌合されたリング部材42に設けた操作部材431を回転して振れ修正用鋼球432を締付筒39の後端面39aへの押圧力を加減することにより、チャック筒35のフランジ部33との連接基部351を切削工具29の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形させるよう構成したので、切削工具29の刃先振れを小さい力で修正できるようにするとともに高い振れ精度を安定に維持することができ、しかも、大径の切削工具を使用する工具ホルダにも容易に適用することができる。
また、本実施の形態2によれば、主刃先振れ修正機構43に加えて、第1及び第2の微調整用刃先振れ修正機構44,45をリング部材42に設けたので、切削工具の刃先振れ修正に際し、刃先振れが一番高くなった角度位置に対する主刃先振れ修正機構43の合わせ位置がずれてもこれに左右されることなく、工具の刃先振れを高精度にかつ確実に修正でき、その修正操作も容易である。
また、本実施の形態2によれば、リング部材42に、主刃先振れ修正機構43と第1及び第2の微調整用刃先振れ修正機構44,45に対応してバランス部材46が設けられているので、リング部材42の回転バランスを安定して得ることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態2について、図9及び図10を参照して詳細に説明する。
この実施の形態3において、図1及び図2と同一の構成要素には同一符号を付してその構成説明を省略し、図1及び図2と異なる部分を重点に述べる。
図9及び図10において、アーバ14のフランジ部13との連接基部14aに回転可能に嵌合されたリング部材16に、上記実施の形態1に示した主刃先振れ修正機構20と同一構成の主刃先振れ修正機構52が設けられ、さらに、リング部材16には、主刃先振れ修正機構52を基準にして、リング部材16の円周方向に60度の間隔で5個の微調整用刃先振れ修正機構53a,53b,53c,53d,53eが設けられている。
これら微調整用刃先振れ修正機構53a,53b,53c,53d,53eは、切削工具29の刃部29aの外周に一定の角度(例えば60度)を離して装着された複数の刃29cに対応している。
このような主刃先振れ修正機構52と5個の微調整用刃先振れ修正機構53a,53b,53c,53d,53eを有する工具ホルダにおいては、刃数が2枚刃、3枚刃、6枚刃の切削工具に対し、刃先振れ修正機構の位置が刃先の位置となる。これにより、それぞれの刃先の振れを調整し修正することができる。
なお、本発明における主刃先振れ修正機構及び複数の微調整用刃先振れ修正機構は、上記実施の形態に示す構成のものに限らず、特許請求の範囲に記載した範囲を逸脱しない範囲において種々変更し変形することが可能である。
10 工具ホルダ
11 ホルダ本体
12 シャンク部
13 フランジ部
14 アーバ
15 チャック
16 リング部材
17 止め部材
20 主刃先振れ修正機構
22、23 微調整用刃先振れ修正機構
201 偏心カム
202 振れ修正ピン
24 バランス部材
25 ロックねじ
28 テストインジケータ
29 切削工具
29a シャンク部
29b 刃部
30 工具ホルダ
31 ホルダ本体
32 シャンク部
33 フランジ部
34 筒状支持部
35 チャック筒
36 ローラ保持筒
37 ニードルローラ
39 締付筒
41 環状段部
42 リング部材
43 主刃先振れ修正機構
431 操作部材
432 振れ修正用鋼球
44 第1の微調整用刃先振れ修正機構
45 第2の微調整用刃先振れ修正機構
49 回転抑止手段
492 回転抑止部材
493 抑えねじ
52 主刃先振れ修正機構
53a,53b,53c,53d,53e 微調整用刃先振れ修正機構
80 回転抑止手段
81 穴
82 回転抑止部材
83 抑えねじ












Claims (13)

  1. 工具の刃先振れを修正可能にした工具ホルダであって、
    工作機械の主軸への装着用シャンク部と、前記シャンク部の一端に該シャンク部の中心軸と軸線を一致して設けられたフランジ部と、前記フランジ部の反シャンク部側に該フランジ部の中心軸と軸線を一致して設けられたアーバとを有するホルダ本体と、
    前記アーバの先端に工具を掴持するチャックと、
    前記アーバの前記フランジ部との連接基部に回転可能に嵌合されたリング部材と、
    前記フランジ部に設けられ前記リング部材を前記連接基部に保持する止め部材と、
    前記リング部材に設けられ前記アーバの前記フランジ部との前記連接基部を前記工具の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形する主刃先振れ修正機構と、
    前記主刃先振れ修正機構を中心にして前記リング部材に該リング部材の円周方向に一定の間隔を離して設けられ前記アーバの前記フランジ部との前記連接基部を前記工具の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形する複数の微調整用刃先振れ修正機構と、
    を備えることを特徴とする工具ホルダ。
  2. 前記主刃先振れ修正機構は、前記リング部材に該リング部材を半径方向に貫通するようにして該半径方向の軸線廻りに回転可能に設けられた刃先振れ修正用の偏心カムと、前記偏心カムに一端が当接し他端が前記フランジ部の端面もしくは前記止め部材に当接するようにして前記リング部材に前記アーバの中心軸と平行な方向に移動可能に設けられた振れ修正ピンとを備え、前記偏心カムを回転して前記振れ修正ピン前記フランジ部の後端面もしくは前記止め部材に押圧される方向へ移動してその押圧力を加減することにより前記アーバの前記フランジ部との連接基部を工具の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の工具ホルダ。
  3. 前記微調整用刃先振れ修正機構は、前記リング部材に該リング部材を半径方向に貫通するようにして該半径方向の軸線廻りに回転可能に設けられた刃先振れ修正用の偏心カムと、前記偏心カムに一端が当接し他端が前記フランジ部の端面もしくは前記止め部材に当接するようにして前記リング部材に前記アーバの中心軸と平行な方向に移動可能に設けられた振れ修正ピンとを備え、前記偏心カムを回転して前記振れ修正ピン前記フランジ部の後端面もしくは前記止め部材に押圧される方向へ移動してその押圧力を加減することにより前記アーバの前記フランジ部との連接基部を工具の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の工具ホルダ。
  4. 前記リング部材は、該リング部材を前記アーバに固定するためのロックねじを備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の工具ホルダ。
  5. 前記リング部材は、前記偏心カムが設けられることによるリング部材の回転バランスを取るためのバランス部材を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の工具ホルダ。
  6. 前記偏心カムの回転抑止手段が前記リング部材に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の工具ホルダ。
  7. 工具の刃先振れを修正可能にした工具ホルダであって、
    工作機械の主軸への装着用シャンク部と、前記シャンク部の一端に該シャンク部の中心軸と軸線を一致して設けられたフランジ部と、前記フランジ部の反シャンク部側に該フランジ部の中心軸と軸線を一致して反シャンク部側方向へ延在するように設けられた筒状支持部と、前記筒状支持部の先端に該支持部の中心軸と軸線を一致して設けられ前記工具のシャンク部が嵌挿される弾性変形可能なチャック筒とを有するホルダ本体と、
    前記チャック筒の外周に回転操作可能に嵌合され前記チャック筒を縮径することにより前記チャック筒に挿入された前記工具のシャンク部を掴持する締付筒と、
    前記筒状支持部の外周に同心に形成された所望径の環状段部と、
    前記環状段部に回転可能に嵌合されたリング部材と、
    前記リング部材に設けられ前記締付筒の後端面もしくは前記環状段部の端面に押圧される方向へ移動してその押圧力を加減することにより前記チャック筒の前記フランジ部との連接基部を工具の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形する主刃先振れ修正機構と、
    前記主刃先振れ修正機構を中心にして前記リング部材に該リング部材の円周方向に一定の間隔を離して設けられ前記締付筒の後端面もしくは前記環状段部の端面に押圧される方向へ移動してその押圧力を加減することにより前記チャック筒の前記フランジ部との連接基部を工具の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形する複数の微調整用刃先振れ修正機構と、
    を備えることを特徴とする工具ホルダ。
  8. 前記主刃先振れ修正機構は、前記リング部材に該リング部材を半径方向に貫通するようにして該半径方向の軸線廻りに回転可能に設けられ、かつ前記回転中心に対し偏心した円弧状の偏心カム溝を外周面に有する刃先振れ修正用の操作部材と、前記操作部材の偏心カム溝と該偏心カム溝に対向する前記締付筒の後端面もしくは前記環状段部の端面との間に介在される前記リング部材の箇所に前記フランジ部の中心軸と平行な方向に移動可能に設けられるとともに前記偏心カム溝に係合する振れ修正用鋼球とを備え、前記操作部材を回転して前記偏心カム溝と係合する前記振れ修正用鋼球を前記締付筒の後端面もしくは前記環状段部の端面に押圧される方向へ移動してその押圧力を加減することにより前記チャック筒の前記フランジ部との連接基部を工具の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形するよう構成したことを特徴とする請求項6記載の工具ホルダ。
  9. 前記微調整用刃先振れ修正機構は、前記リング部材に該リング部材を半径方向に貫通するようにして該半径方向の軸線廻りに回転可能に設けられ、かつ前記回転中心に対し偏心した円弧状の偏心カム溝を外周面に有する刃先振れ修正用の操作部材と、前記操作部材の偏心カム溝と該偏心カム溝に対向する前記締付筒の後端面もしくは前記環状段部の端面との間に介在される前記リング部材の箇所に前記フランジ部の中心軸と平行な方向に移動可能に設けられるとともに前記偏心カム溝に係合する振れ修正用鋼球とを備え、前記操作部材を回転して前記偏心カム溝と係合する前記振れ修正用鋼球を前記締付筒の後端面もしくは前記環状段部の端面に押圧される方向へ移動してその押圧力を加減することにより前記チャック筒の前記フランジ部との連接基部を工具の刃先振れがゼロに近づくようにラジアル方向に弾性変形するよう構成したことを特徴とする請求項6記載の工具ホルダ。
  10. 前記チャック筒が連接される前記筒状支持部の先端面に、前記チャック筒の径方向への弾性変形及びチャック筒の筒状支持部との連接基部を支点にしてチャック筒のラジアル方向への曲げ変形を容易にしてチャック筒の有効長を拡大するリング溝が形成されていることを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項記載の工具ホルダ。
  11. 前記リング部材は、前記偏心カムが設けられることによるリング部材の回転バランスを取るためのバランス部材を備えることを特徴とする請求項6乃至9の何れか1項記載の工具ホルダ。
  12. 前記操作部材の回転抑止手段が前記リング部材に設けられていることを特徴とする請求項8乃至12の何れか1項に記載の工具ホルダ。
  13. 前記リング部材は、該リング部材を前記環状段部に固定するためのロックねじを備えることを特徴とする請求項7乃至13の何れか1項記載の工具ホルダ。
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