JP2012091098A - 酸性ミストの除去処理方法、及びその除去処理装置 - Google Patents

酸性ミストの除去処理方法、及びその除去処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易、簡略な構成で発煙硫酸等のガスの酸性ミストを高効率で除去する除去処理方法、及びその除去処理装置を提供する。
【解決手段】透水性のフィルター層をもって上下の区画域を気密構成し、上位の気圧を下位の気圧より小さく設定後、下位区画域内に酸性ミストを含むガスを送気すると共に、下位区画域において酸性ミストが溶存し得る溶液をフィルター層へ向けて噴射させ、フィルター層を通過した溶液が上位区画域内に液相を形成し、液相内をガスの気泡を通過させて酸性ミストを溶存させる。除去処理装置はフィルター層3で上下区画域21、22に分割し、かつ、上位の気圧を下位の気圧よりバキューム手段4をもって小さく設定した処理槽2と、下位区画域に配設したガス導入口61、及びフィルター層へ溶液を噴射させる噴射手段71と、上位区画域に配設した溶液の排水口81、及び排気口51と、から構成する。
【選択図】図1

Description

本願発明は、発煙硫酸等のガス中に存在する硫酸、塩酸、硝酸、等の酸性ミストの除去処理方法、及びその除去処理装置に関する。
霧状になった硫酸、塩酸、硝酸、等を含む水滴などの微粒子が大気中に浮遊した状態の酸性ミスト、特に硫酸ミストを含む発煙硫酸等のガスは、大気中に大量にかつ継続的に放出されると酸性雨となって地表に降り注ぎ、広範な自然環境の破壊に繋がることは既によく知られている現象である。
また、局所的な硫酸ミストの放出であっても、近隣の設備や装置に腐食や化学変化による機器への障害や製品の品質低下を招くおそれがあり、その高精度の除去が要請されている。
かかる硫酸ミストは、種々の化学的処理行程、例えば、湿潤ガスを濃硫酸で乾燥する処理過程や、または排煙脱硫設備における排煙中のSOが水と凝縮して発生するなど、化学プロセス内でも何らかの理由で発生する場合がある。
一般に、硫酸ミスト等の酸性ミストの除去処理(いわゆるSOx除去法)としては、アルカリや水を吸収液としたスクラバーによる洗浄方式がよく知られている。この方式は、発煙硫酸等の被処理ガスを送気して充満させた処理槽内への所謂シャワーリングによって酸性ミストを除去する方法であった。
また、他の除去処理方法や装置も多数開示されている。例えば、特許文献1には、グラスウール等のフィルター層を通して硫酸ミストを除去する方法が開示されている。特許文献2には、形成した超微細ミストのブラウン運動を利用して酸物のケミカル物質を除去する方法及び装置が開示されている。特許文献3には、特定多孔質材料から成る散気部材をもって、洗浄塔を複数段の洗浄槽に分割すると共に、各段において吸収溶液中に硫酸ミストを含むガスをバブリングさせることにより、硫酸ミストを除去する方法及び装置が開示されている。
特開平6−171907号公報(第2―3頁) 特開2000―42338号公報(第3―4頁、第1図) 特開2002―136825号公報(第3―4頁、第1図)
しかしながら、スクラバーによる洗浄方式では、SOは90%以上において除去可能であるが、SOは50%程度しか除去されない問題があった。特許文献1に示すグラスウール等のフィルター層を使用する方法では、ミスト捕集量に限界があり、1μm以下の微粒子を含む酸性ミストを対象とした場合、1〜2ppm程度のミストが除去されずに通過してしまう問題があった。
また、特許文献2に示す除去方法では、超微細ミスト生成手段、すなわち、水滴を減圧膨張により超微細ミストに分裂させる衝立板が必須構成となり、この超微細ミスト生成手段が高価であることに加え、この構成を付加することによる装置の大型化とが相俟って装置全体の製造コストが高価となる問題があった。
特許文献3の除去方法においても、バブリングさせるための散気部材を有する洗浄槽を複数段(実質的に3段)に渡って連結した洗浄塔を必須構成とするために装置が大型化し、特許文献2と場合と同様に装置全体としての製造コストが高価となる問題があった。
そこで、本願発明は上記問題点に着目し、簡易、簡略な構成でありながら、発煙硫酸等のガスの酸性ミストを高効率で除去可能な除去処理方法、及びその除去処理装置を提供する。
本願発明の酸性ミストの除去処理方法(以下、「本処理方法」と略称する)は、上記課題を解決するため、以下の構成を採用している。
すなわち、透水性を有するフィルター層をもって上下に気密性の区画域を構成すると共に、該上位区画域の気圧を下位区画域の気圧より小さく設定した後、前記下位区画域内に発煙硫酸等の酸性ミストを含む被処理ガス(以下、「ガス」と略称する。)を送気すると共に、下位区画域において酸性ミストが溶存し得る溶液(以下、「溶液」と略称する)を前記フィルター層へ向けて噴射させ、該噴射によって該フィルター層を通過した溶液が上位区画域内に液相を形成することにより、酸性ミストを液相内に溶存させたことを特徴としている。
本処理方法では、上位区画域の気圧を下位区画域の気圧より小さく設定しているため、下位区画域から上位区画域へと空気の流れができる。このため、下位区画域に送気、導入されたガスは、噴射された溶液と混合しつつフィルター層を通過すると共に、溶液はフィルター層の上面側に留まり液相を形成することとなる。
また、ガスを上位区画域内の液相内を通過させ、液相内に多数の気泡を発生させたことを特徴としている。これは、上位区画域と下位区画域の気圧差、及び噴射する溶液量を調整して所定以上の高さの液相を形成すると共に、下位区画域に導入するガスの送気量を調整することにより可能である。この作用により、液相内に多数の気泡を発生させて酸性ミストを溶液に溶存させる、所謂バブリングを実施している。
次に、上記した本処理方法を用いた酸性ミストの除去処理装置(以下、「本処理装置」と略称する。)は、以下の構成を採用している。
すなわち、気密に構成した内部空間を、透水性を有するフィルター層をもって上下の区画域に分割し、かつ、該上位区画域の気圧を下位区画域の気圧より小さく設定して成る処理槽と、該処理槽の下位区画域に配設したガスの導入口と、該下位区画域に配設した前記フィルター層へ向けて溶液を噴射させる噴射手段と、前記上位区画域の下部側に配設した上記溶液の排水口と、前記上位区画域の上部側に配設した排気口と、から成ること特徴としている。
また、処理槽の上位区画域には負圧手段を、及び処理槽の下位区画域には加圧手段を、それぞれ一方側だけに、又は両方に接続したことを特徴としている。具体的には、上記排気口に負圧手段、例えば、バキューム手段を接続して上位区画域を負圧にしたり、又は下位区画域に加圧手段、例えば、送気手段を接続して下位区画域を加圧しても良い。この結果、上位区画域の気圧を下位区画域の気圧より小さく設定している。
フィルター層は、四弗化エチレン素材の繊維から成る不織布としたことを特徴としている。この不織布は耐酸性、耐熱性に優れており、シート状に絡み合わせた際の繊維の網目が極小であると共に、透水性を有するものである。
また、本処理装置は上位区画域のフィルター層の上方に貯留して液相を成す溶液を回収し、回収した溶液を噴射手段に供給する循環機構を構築したことを特徴としている。この循環機構により、溶液の再利用が可能となる。なお、循環する溶液中の酸性ミスト濃度が所定値を超えた場合には、溶液全体を廃棄して交換する。
[作用]
本処理方法及び本処理装置は、上記構成によって酸性ミストを以下のように捕集している。
まず、下位区画域において、噴射する溶液と酸性ミストを含むガスが混合して噴霧状の混合気を形成する結果、酸性ミストを溶液に溶存させて捕集している。
次に、混合気がフィルター層を通過する際に、噴射する溶液に溶損し得なかった酸性ミストをフィルター層の繊維によって捕集している。フィルター層は混合気により全体が湿潤しているため、酸性ミストの捕集効率が向上している。
フィルター層を透水した溶液はフィルター層の上面に液相を形成する。そして、この液相中をフィルター層でも捕集されずに通過した酸性ミストを含むガスが気泡となって通過するため、所謂バブリング作用が発生し、酸性ミストを液相内に溶存させて捕集している。
さらに、液相を通過し終えた気泡は液相界面で破裂して飛沫が拡散するため、この飛沫により上記の捕集工程で残留して上位区画域に浮遊する酸性ミストを捕集している。
本処理方法及び本処理装置は、上記構成によって酸性ミスト、特に硫酸ミストを高精度に捕集し、発煙硫酸等のガス中の硫酸ミストを高効率に除去処理(硫酸ミストの濃度が0.1ppm以下になるように除去。)することができる。
また、本処理装置は、気密構成の処理槽をフィルター層で上下の区画域に分割すると共に、下位区画域に導入したガス及び溶液の混合気を上位区画域へフィルター層を通過させつつ移動する気圧差を設けた簡易、簡略な構成である。この簡易、簡略な構成によって本処理方法の実施を実現しているため、装置全体を小型化でき、ひいては製造コストを抑制することができる。
さらに、本処理装置は上位区画域で液相をなす溶液を回収すると共に、再度噴射手段に供給する循環機構を構築しているため、保守や管理コストも抑制することができる。
本処理装置の実施形態例を示す概略説明図である。 本処理方法における酸性ミストの捕集工程を示す説明図である。
以下、本処理方法及び本処理装置についての最良の実施形態例を添付図面に基づいて詳細に説明する。また、除去処理対象とする酸性ミストは、発煙硫酸に含まれる硫酸ミストとして説明する。
まず、本処理装置について説明する。図1に示す符号1は本処理装置である。本処理装置1は、主に、処理槽2と、処理槽2の内部を上位区画域21と下位区画域22と上下に2分割するフィルター層3と、処理槽2の上位区画域21に連結して処理槽内を吸引して気圧を下げるバキューム手段4と、処理槽2の下位区画域22に配設され、フィルター層3に向かって硫酸ミストが溶存し得る溶液を噴射するスプレーヘッド71と、下位区画域22に発煙硫酸である被処理ガスg(以下、「ガス」と称する。)を導入する導入口61と、から構成している。
まず、処理槽2は、強化繊維プラスチック(FRP)や塩化ビニル(PV)等の樹脂材から気密性をもって所定容積の内部空間を有するように形成した矩形箱状体であって、下部には後述する循環タンク9を配設した構成である。
処理槽2には、その内部空間を上位区画域21と下位区画域22と上下2層に2分割するシート状のフィルター層3を配設している。フィルター層3は耐酸性及び耐熱性に優れると共に透水性を有する不織布であり、0.5〜1.0μmの硫酸ミストが捕集可能な繊維の網目を有するものが好適である。本実施形態例では、四弗化エチレン素材の繊維から形成した不織布、(株)フジコー社製の商品名「フジロン7000」を採用している。
処理槽2の下位区画域22には、上記フィルター層3の下面に向かって硫酸ミストを溶存し得る溶液、具体的には水又アルカリ水等の洗浄水w(以下、単に「洗浄水」と称する。)を噴射する複数のスプレーヘッド71と、各スプレーヘッド71に洗浄水wを供給するスプレー管7を配設している。スプレー管7は、処理槽2を下部から支持する循環タンク9と連通している。循環タンク9は所定量の洗浄水wを貯留すると共に、ポンプ72により洗浄水wをスプレー管7に供給している。
また、処理槽2の下位区画域22には導入管6を接続している。導入管6は外部のガスgの発生源と接続し、下位区画域22に導入口61を介してガスgを送気する。
処理槽2の上位区画域21の上面側には排気口51を形成している。この排気口51は排気管5と接続している。排気管5の途中経路には処理槽内部の空気を吸引するバキューム手段4を配設している。このバキューム手段4が稼働すると、処理槽内の空気又はガスを吸引して処理槽外部に排気すると共に、槽内の気圧を外気に比べて低下させ、さらにはフィルター層3で区切られた上位区画域21の気圧を下位区画域22の気圧よりも小さくしている。バキューム手段4としては通常の真空ポンプを採用しているため、その詳細な説明を省略する。
また、処理槽2の上位区画域21であってフィルター層3の近傍には、排水口81を開口すると共にドレン管8を接続している。このドレン管8は処理槽2の下部に配設した循環タンク9と連通している。
[実施形態例の作用]
次に、本処理方法を、本処理装置1の実施形態例の作用に基づいて、以下に説明する。
まず、バキューム手段4を稼働させて処理槽内を吸引する。この吸引により処理槽内の気圧を低下させると共に、処理槽内では上下区画域21、22において2.0〜3.0kPaの気圧差を生じさせる。
次に、処理槽2の下位区画域22に導入口61からガスgを導入する。このガスgの導入と同時にスプレー管7に洗浄水wを供給し、スプレーヘッド71からフィルター層3の下面に向かって洗浄水wを噴射させる。
下位区画域22に導入されたガスgは、上位区画域21と下位区画域22の気圧差によってスプレーヘッド71から噴射された洗浄水wと混ざり合って噴霧状の混合気を形成しつつ上昇する。この混合気の形成により、ガスgの硫酸ミストが洗浄水wに溶存する結果、硫酸ミストを捕集する。
また、混合気は上位区画域21と下位区画域22との気圧差により常に上昇し、フィルター層3の下面に接触する共にその内部を通過する。このフィルター層3の通過の際にその繊維が硫酸ミストを捕集する。フィルター層3は、混合気の接触により全体が湿潤しているため、硫酸ミストの捕集効率が向上している。
フィルター層3を通過した混合気の洗浄水wの成分は、気圧差により落下せずにフィルター層3の上面側に留まり、所定高さの液相rを形成する。その一方で、混合気のガスgの成分はこの液相rの内部を多量の気泡bとなって通過する。この気泡bの液相rの通過時、所謂バブリング作用によって、混合気形成時の洗浄水wへの溶存及びフィルター繊維によっても捕集されなかった硫酸ミストを液相rに溶存させて捕集する。
なお、上位区画域21は排水口81を介してドレン管8と連通しているため、過剰となった液相rの洗浄水wをバルブ(図示省略)の開閉調整により循環タンク9に排水する。循環タンク9に排水された洗浄水wは、再度スプレー管7に供給されるため、洗浄水wの循環機構を構築している。
液相rを通過し終えた気泡bは液相界面で激しく破裂して飛沫を発生させる。この飛沫が、上位区画域21の上方に拡散して、液相rを通過したガスgに残留した硫酸ミストを捕集する。
本処理装置1は、上述した本処理方法を実施することにより、複数段階の硫酸ミストの捕集工程を構成している。この工程をまとめると、図2に示すように、処理槽2に導入したガスgに対して混合気形成時における洗浄水wへの溶存による捕集、湿潤したフィルター層3の通過時におけるフィルター繊維による捕集、液相内の気泡通過時における液相rへの溶存、所謂バブリングによる捕集、気泡破裂による飛沫拡散による捕集、の4段階において硫酸ミストの捕集を実施している。
これらの捕集工程により、ガス中の硫酸ミストを極めて効率的に除去処理(排気後の硫酸ミスト濃度が検出限界値である0.1ppm以下となる。)することが可能となる。
最後に、硫酸ミストが高精度に捕集されてクリーンとなったガスgが、排気口51及びバキューム手段4を介して処理槽2の外部に排気されることとなる。
なお、フィルター層3は硫酸ミストの捕集状況によって適宜に交換することが好適であり、洗浄水wに関しても酸性ミストの濃度が所定濃度を超えた段階で適宜に入れ替えることが好適である。
[他の実施形態の可能性]
本実施形態例のフィルター層3には、透水性を有する四弗化エチレン素材の繊維から成る不織布を採用している。しかし、耐酸性に優れる共に0.5〜1.0μm程度の硫酸ミストの捕集性能があれば、他の素材繊維から成る不織布やフィルターを採用しても良い。
また、本実施形態例では、本処理方法及び本処理装置1の除去処理対象を発煙硫酸に含まれる硫酸ミストとしている。しかし、本処理方法及び本処理装置1は、他の強酸物質、例えば、塩酸、硝酸、又は弱酸物質、例えば、酢酸、硫化水素、等の酸性ミストを含むガスの除去処理にも現状態様でそのまま適用することも可能である。
1 本処理装置
2 処理槽
21 上位区画域
22 下位区画域
3 フィルター層
4 バキューム手段
5 排気管
51 排気口
6 導入管
61 導入口
7 スプレー管
71 スプレーヘッド
72 ポンプ
8 ドレン管
81 排水口
9 循環タンク
g ガス
w 洗浄水
r 液相
b 気泡

Claims (6)

  1. 透水性を有するフィルター層をもって上下に気密性の区画域を構成すると共に、該上位区画域の気圧を下位区画域の気圧より小さく設定した後、
    前記下位区画域内に酸性ミストを含む被処理ガスを送気すると共に、該酸性ミストが溶存し得る溶液を前記フィルター層へ向けて噴射させ、
    該噴射によって前記フィルター層を通過した溶液が上位区画域内に液相を形成することにより、酸性ミストを液相内に溶存させたことを特徴とする酸性ミストの除去処理方法。
  2. 上記被処理ガスを上位区画域内の液相内を通過させ、液相内に多数の気泡を発生させたことを特徴とする請求項1記載の酸性ミストの除去処理方法。
  3. 気密に構成した内部空間を、透水性を有するフィルター層をもって上下の区画域に分割し、かつ、該上位区画域の気圧を下位区画域の気圧より小さく設定して成る処理槽と、
    該処理槽の下位区画域に配設した酸性ミストを含む被処理ガスの導入口と、
    該下位区画域に配設した前記フィルター層へ向けて酸性ミストが溶存し得る溶液を噴射させる噴射手段と、
    前記上位区画域の下部側に配設した上記溶液の排水口と、
    前記上位区画域の上部側に配設した排気口と、
    から成ること特徴とする酸性ミストの除去処理装置。
  4. 処理槽の上位区画域には負圧手段を、及び処理槽の下位区画域には加圧手段を、それぞれ一方側だけに、又は両方に接続したことを特徴とする請求項3記載の酸性ミストの除去処理装置。
  5. フィルター層を、四弗化エチレン素材の繊維から成る不織布としたことを特徴とする請求項3記載の酸性ミストの除去処理装置。
  6. 上位区画域の溶液を回収し、回収した溶液を噴射手段に供給する循環機構を構築したことを特徴とする請求項3、又は4記載の酸性ミストの除去処理装置。
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