JP2015058430A - 海水中の泡を制御する方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】海水エアレーション槽において煙道ガスと海水とを接触させて煙道ガスに含まれる二酸化硫黄を除去する際に分流海水の液面に発生する海水泡を制御できる装置を提供する。
【解決手段】泡制御装置が、エアレーションファン(62)と、このエアレーションファン(62)に流体的に接続された海水エアレーション槽(56)とを備え、エアレーションファン(62)は、酸素を含むガスを海水エアレーション槽(56)内の分流海水へ吹き込み、かつ、海水エアレーション槽(56)内の分流海水の液面(82)から泡を吸引するように構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】泡制御装置が、エアレーションファン(62)と、このエアレーションファン(62)に流体的に接続された海水エアレーション槽(56)とを備え、エアレーションファン(62)は、酸素を含むガスを海水エアレーション槽(56)内の分流海水へ吹き込み、かつ、海水エアレーション槽(56)内の分流海水の液面(82)から泡を吸引するように構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、海水ベースの煙道ガス脱硫装置の海水エアレーション槽の分流海水を処理する間に発生する、重金属を含む泡を除去する方法に関する。
本発明はさらに、海水ベースの煙道ガス脱硫装置の海水エアレーション槽の分流海水を処理する間に発生する、重金属を含む泡を除去する装置に関する。
多くの工業処理過程において、二酸化硫黄SO2を含む処理ガスが発生する。そうした工業処理過程の1つに、燃焼プラントにおける燃料の燃焼、例えば、パワープラントにおける石炭、石油、泥炭、廃棄物等の燃焼が挙げられる。こうしたパワープラントでは、しばしば煙道ガスと称される高温処理ガスが生じる。煙道ガスは、種々の汚染物質、例えば二酸化硫黄SO2などの酸性ガスを含んでいる。煙道ガスに含まれる酸性ガスは、周囲空気へ放出される前にできるだけ取り除いておかなければならない。また、汚染物質を含む処理ガスを発生させる工業処理過程の別の例として、酸化アルミニウムからアルミニウムを電解生成する過程も挙げられる。この処理過程においても、二酸化硫黄SO2を含む処理ガスもしくは煙道ガスが電解槽の換気フードに生じる。
WO2008/105212には、ボイラと蒸気タービン装置と煙道ガスの脱硫のための海水集塵装置とを含むボイラシステムが示されている。ボイラは燃料の燃焼によって高圧蒸気を形成し、この高圧蒸気が蒸気タービン装置内で使用されて電力が形成される。ここでは海水が海洋から収集され、蒸気タービン装置の凝縮器において冷却媒体として用いられる。その後、海水は、海水ベースの煙道ガス脱硫装置の集塵器において、ボイラで生じた煙道ガスから二酸化硫黄SO2を吸収するために用いられる。二酸化硫黄SO2は海水ベースの煙道ガス脱硫装置の集塵器内で海水に接触して吸収され、亜硫酸イオン及び/又は重亜硫酸イオンを発生する。海水ベースの煙道ガス脱硫装置の集塵器からの分流海水は処理のために海水エアレーション槽へ輸送される。海水エアレーション槽では、気泡化された空気が酸化のための海水ベースの煙道ガス脱硫装置の集塵器から輸送される分流海水を通り、亜硫酸イオン及び/又は重亜硫酸イオンが不活性の硫酸イオンへと酸化される。亜硫酸イオン及び/又は重亜硫酸イオンは、気泡化された空気に含まれる酸素ガスによって酸化され、硫酸イオンとなる。得られた不活性の硫酸イオンは分流海水ととともに海洋へ戻される。
海水エアレーション槽での分流海水の処理に関する問題として、分流海水の液面に泡が生じることが挙げられる。今日、分流海水の液面のこうした泡は典型的には海洋へ戻されている。しかし、ここで生じている泡は比較的高濃度の重金属を含んでおり、そのまま海洋へ戻すのには適していない。海水エアレーション槽の分流海水の泡を制御して、重金属が海洋へ戻されるのを低減もしくは回避する方法及び装置が望まれている。
本発明の課題は、海水エアレーション槽において煙道ガスと海水とを接触させて煙道ガスに含まれる二酸化硫黄を除去する際に分流海水の液面に発生する海水泡を制御できる装置を提供することである。
この課題は、海水エアレーション槽においてエアレーションファンを用いることによって解決される。エアレーションファンの高圧側すなわちブロワ側は、空気を海水エアレーション槽内の分流海水へ吹き込むために用いられる。さらに、エアレーションファンの低圧側すなわち吸引側にダクト構造が設けられており、これにより、海水エアレーション槽内で処理中の分流海水の液面から泡が吸引され、貯蔵乃至処理乃至環境にとって害がないように廃棄される。
本発明の装置の利点は、上述した課題を、運転及び/又は設備に関する最小の付加コストで達成できることである。エアレーションファンの低圧側のエネルギの一部を利用することにより、高圧ブロワの効率損失を最小化できる。また、多くの適用分野において、本発明の装置を非連続モードで運転するのみで、泡制御を実現できる。本発明の装置を非連続モードで運転することにより、エアレーションファンの効率損失及びこれに付随するコストを低減できる。
本発明の別の課題として、海水エアレーション槽において煙道ガスと海水とを接触させて煙道ガスに含まれる二酸化硫黄を除去する際に分流海水の液面に発生する海水泡を制御できる方法を提供することが挙げられる。この課題は、海水エアレーション槽においてエアレーションファンを用いることによって解決される。エアレーションファンの高圧側すなわちブロワ側は、空気を海水エアレーション槽内の分流海水へ吹き込むため、又は、分流海水のエアレーションのために用いられる。さらに、エアレーションファンの低圧側すなわち吸引側にはダクト構造が設けられ、これにより、海水エアレーション槽内の分流海水の液面から泡が吸引され、貯蔵乃至処理乃至環境にとって害がないように廃棄される。
本発明の方法の利点は、上述した課題を、運転及び/又は資本に関する最小の付加コストで達成できることである。エアレーションファンの低圧側のエネルギの一部を利用することにより、高圧ブロワの効率損失を最小化できる。また、多くの適用分野において、本発明の装置を非連続モードで運転するのみで、泡制御を実現できる。本発明の装置を非連続モードで運転することにより、エアレーションファンの効率損失及びこれに付随するコストを低減できる。
まとめると、本発明は、煙道ガス脱硫装置に属する海水エアレーション槽における分流海水のエアレーション中に、分流海水の液面に発生する、重金属を含む海水泡を制御できる装置及び方法を提供することに関連する。
本発明の泡制御装置は、エアレーションファンと、このエアレーションファンに流体的に接続された海水エアレーション槽とを備え、エアレーションファンは、酸素を含むガスを海水エアレーション槽内の分流海水へエアレーションのために吹き込み、かつ、海水エアレーション槽内の分流海水の液面から泡を吸引するように構成されている。エアレーションファンを用いた分流海水からの泡の吸引は、連続で、又は、設定周期で、又は、検出器で開始される「オンデマンド」周期で、又は、他の非連続的手法で、制御される。さらに、分流海水の液面から吸引される泡を収集し、貯蔵し、付加的に処理する泡収集タンクが用いられる。吸引される泡は重金属、例えば水銀を含み、泡収集タンクでの泡の処理は重金属の少なくとも一部の除去を含む。このために、吸引された泡は、処理の前後に、所定の時間にわたって泡収集タンクに貯蔵される。これに代えて、吸引された泡が、他の場所での処理を目的とした輸送の前に泡収集タンクに収集され、付加的に所定の時間にわたって貯蔵されてもよい。
さらに本発明は、煙道ガス脱硫装置に属する海水エアレーション槽における分流海水のエアレーション中に分流海水の液面に発生する、重金属を含む海水泡を制御できる方法を提供することに関連する。本発明の泡制御方法では、エアレーションファンと、このエアレーションファンに流体的に接続された海水エアレーション槽とが設けられ、エアレーションファンにより、酸素を含むガスが海水エアレーション槽内の分流海水へエアレーションのために吹き込まれ、かつ、海水エアレーション槽内の分流海水の液面から、水銀などの重金属を含む泡が吸引される。エアレーションファンを用いた分流海水からの泡の吸引は、連続で、又は、設定周期で、又は、検出器で開始される「オンデマンド」周期で、又は、他の非連続的手法で、制御される。さらに、分流海水の液面から吸引される泡を収集し、貯蔵し、付加的に処理する泡収集タンクが用いられる。吸引される泡は重金属、例えば水銀を含み、泡収集タンクでの泡の処理は重金属の少なくとも一部を除去することを含む。このために、吸引された泡は、処理の前後に、所定の時間にわたって泡収集タンクに貯蔵される。これに代えて、吸引された泡が、他の場所での処理を目的とした輸送の前に泡収集タンクに収集され、付加的に所定の時間にわたって貯蔵されてもよい。
以下に、本発明を添付の図に即して詳細に説明する。
図1には、パワープラント10の概略図が示されている。パワープラント10はボイラ12を含み、このボイラ12には、石炭、石油などの燃料Fが、燃料源14から、流体的に接続された燃料供給管16を介して燃焼のために供給される。ここで、酸素源18から流体的に接続された酸素供給管20を介して酸素Oがボイラ12へ供給される場合に、燃料Fがボイラ12内で燃焼される。ボイラ12へ供給される酸素Oは、例えば、空気の状態で、及び/又は、酸素ガスとパワープラント10を再循環された煙道ガスFGとの混合ガスの状態で、供給される。この場合、ボイラ12はいわゆる「酸化燃料」ボイラである。燃料Fの燃焼により、煙道ガスFGの形態の高温処理ガスが発生する。燃料Fに含まれる硫黄種は、燃料Fの燃焼に応じて、二酸化硫黄SO2を生じさせる。このため、パワープラント10の煙道ガスFGは二酸化硫黄の成分を含む。
発生した煙道ガスFGは、ボイラ12から、流体的に接続されたダクト22を介して、繊維フィルタもしくは静電集塵器の形態の粒子収集装置24へ流入する。静電集塵器の形態の粒子収集装置24は例えばUS4502872に示されており、これは煙道ガスFG中の塵芥粒子の除去に用いられている。対して、繊維フィルタは例えばUS4336035に示されており、これも煙道ガスFGから塵芥粒子を除去収集するために用いられている。また、これらに代わる実施例として、粒子収集装置24を海水ベースの煙道ガス脱硫装置28の下流に配置することもできる。さらに別の実施例として、粒子収集装置24をシステムから除き、海水ベースの煙道ガス脱硫装置28のみで粒子除去を行ってもよい。
図1の実施例によれば、塵芥粒子の大部分が除去された煙道ガスFGは、粒子収集装置24から、流体的に接続されたダクト26を介して、海水ベースの煙道ガス脱硫装置28へ流入する。海水ベースの煙道ガス脱硫装置28は湿性集塵塔又は吸収装置30を含む。ここで、吸収装置30の低部34に流入口32が設けられている。ダクト26は流入口32に流体的に接続されているので、煙道ガスFGは、粒子収集装置24からダクト26を通り、流入口32を介して吸収装置30の内部36へ流入する。
煙道ガスFGは内部36へ流入した後、吸収装置30を通って垂直に上方へ、矢印FGで示されているように流れる。吸収装置30の中央部38には散布装置40が上下方向に複数個設けられている。わかりやすくするために、図1では3つの散布装置40のみを示しているが、付加的な散布装置40を設けることもできる。典型的には1個から20個の散布装置40が吸収装置30内に設けられる。各散布装置40は、供給管42と、この供給管42に流体的に接続された複数のノズル44とを含む。海水SWは、個々の供給管42を介して流れ、ノズル44によって霧化されて、吸収装置30の内部36で煙道ガスFGに接触する。これにより、下方へ流れる海水SWと上方へ流れる煙道ガスFGとが吸収装置30の内部36で接触し、煙道ガスFGから海水SWへ二酸化硫黄SO2が吸収される。
ポンプ46は、流体的に接続された吸込管48を介して海水供給部もしくは海洋50から海水SWをポンピングするために配置されており、流体的に接続された圧力管52を介して海水SWを供給管42へ圧送する。
これに代えて、ポンプ46によって供給管42へ供給される海水SWが、ボイラ12に関連する図示されていない蒸気タービンシステムにおいて、吸収装置30への供給前に冷却水として先行して使用された海水であってもよい。
別の実施例として、海水ベースの煙道ガス脱硫装置28は、吸収装置30の内部36に配置された1つもしくは複数のパッケージ層58を含んでもよい。パッケージ層58は、プラスティック、鋼、木材その他、ガスと液体との接触性を高めるのに適した材料から製造できる。ノズル44が海水SWをパッケージ層58の上方で散布するのみであって、海水SWが霧化されないケースも可能である。パッケージ層58の例として、スイス国ヴィンタートゥーア在スルツァーヒェミテクアーゲー社のMellapak(TM)、ドイツ国ルートヴィヒスハーフェン在ラシクゲーエムベーハー社のPall(TM)などが挙げられる。
海水SWは吸収装置30の内部36のノズル44を介して霧化されて吸収装置30の下方へ流れ、吸収装置30の内部36を垂直に上がってきた煙道ガスFGから二酸化硫黄を吸収する。吸収装置内部36での海水SWによる二酸化硫黄の吸収により、分流海水ESが吸収装置30の低部34に収集される。吸収装置30の低部34に収集された分流海水ESは分流管54を介して海水エアレーション槽56へ供給される。
付加的に、必要に応じて、新鮮海水SWを、分流管54を介して海水エアレーション槽56へ供給される分流海水ESへ加えることができる。このために、圧力管52に流体的に接続された管60により、新鮮海水SWを、流体的に接続された分流管54、ひいては、海水エアレーション槽56へ輸送できる。この場合、新鮮海水SWと分流海水ESとの混合は、分流管54内で行われる。図示されていない付加的な選択肢として、管60を介して新鮮海水SWを直接に海水エアレーション槽56へ輸送し、そこで分流海水ESと混合してもよい。さらに、図示されていない別の選択肢として、ボイラもしくは図示されていない蒸気タービンで生じた残留水及び/又は凝縮物を、海水エアレーション槽56内で分流海水ESと混合することもできる。
吸収装置30の内部36での二酸化硫黄の吸収は次式にしたがって行われると仮定される。
SO2(g)+H2O=>HSO3 −(aq)+H+(aq) [式1.1a]
重亜硫酸イオンHSO3 −は、分流海水ESのpH値に依存して解離し、次式の平衡反応にしたがって、亜硫酸イオンSO3 2−を形成する。
HSO3 −(aq)<=>SO3 2−(aq)+H+(aq) [式1.1b]
したがって、分流海水ESは、二酸化硫黄の吸収作用、ひいては、二酸化硫黄の吸収時に発生する水素イオンH+の効果として、海洋50の新鮮海水SWよりも低いpH値を有し、重亜硫酸イオンHSO3 −及び/又は亜硫酸イオンSO3 2−を含む。重亜硫酸イオン及び/又は亜硫酸イオンは酸素を要する物質であり、海洋50への放出は制限されている。
SO2(g)+H2O=>HSO3 −(aq)+H+(aq) [式1.1a]
重亜硫酸イオンHSO3 −は、分流海水ESのpH値に依存して解離し、次式の平衡反応にしたがって、亜硫酸イオンSO3 2−を形成する。
HSO3 −(aq)<=>SO3 2−(aq)+H+(aq) [式1.1b]
したがって、分流海水ESは、二酸化硫黄の吸収作用、ひいては、二酸化硫黄の吸収時に発生する水素イオンH+の効果として、海洋50の新鮮海水SWよりも低いpH値を有し、重亜硫酸イオンHSO3 −及び/又は亜硫酸イオンSO3 2−を含む。重亜硫酸イオン及び/又は亜硫酸イオンは酸素を要する物質であり、海洋50への放出は制限されている。
海水エアレーション槽56では、重亜硫酸イオンHSO3 −及び/又は亜硫酸イオンSO3 2−が、同じ酸素Aで、次式の反応にしたがって酸化される。
HSO3 −+H++1/2O2(g)=>SO4 2−+2H+ [式1.2a]
SO3 2−+2H++1/2O2(g)=>SO4 2−+2H+ [式1.2b]
海水エアレーション槽56は、流体的に接続されたダクト構造64を介して空気などの酸素含有ガスを分流海水ESへ吹き込むように構成されたエアレーションファン62を含む。エアレーションファン62及びダクト構造64は、酸素Aを海水エアレーション槽56内の分流海水ESへ供給する酸素供給装置66を形成している。海水エアレーション槽56の詳細については図2に即して後述する。
HSO3 −+H++1/2O2(g)=>SO4 2−+2H+ [式1.2a]
SO3 2−+2H++1/2O2(g)=>SO4 2−+2H+ [式1.2b]
海水エアレーション槽56は、流体的に接続されたダクト構造64を介して空気などの酸素含有ガスを分流海水ESへ吹き込むように構成されたエアレーションファン62を含む。エアレーションファン62及びダクト構造64は、酸素Aを海水エアレーション槽56内の分流海水ESへ供給する酸素供給装置66を形成している。海水エアレーション槽56の詳細については図2に即して後述する。
図2には、海水エアレーション槽56の詳細図が示されている。分流海水ESは、流体的に接続された分流管54を介して、エアレーションシステム80の一部である海水エアレーション槽56の流入側すなわち第1の端部90へ供給される。分流海水ESは、矢印Sで示されているようにおおよそ水平方向で、第1の端部90から、海水エアレーション槽56の流出側である第2の端部92へと流れる。分流海水ESが第1の端部90から第2の端部92へ流れる際に、第2の端部92の近傍で分流海水ESの液面82に泡HMが生じる。泡HMは高濃度の重金属、例えば水銀などを含む。第2の端部92では、処理海水TSが海水エアレーション槽56から流体的に接続された排出管68を介して排出される。
エアレーションシステム80はさらに、エアレーションファン62及びダクト構造64を含む酸素供給装置66を有する。ダクト構造64は海水エアレーション槽56の内部84に複数のダクト口94を備えている。エアレーションファン62により、酸素Aが、ダクト構造64を介して、海水エアレーション槽56の分流海水ESの液面82下方のダクト口94から吹き込まれる。ダクト構造64は、海水エアレーション槽56に沿って、第1の端部90と第2の端部92との間に延在している。エアレーションファン62の高圧側86から吹き込まれた酸素Aはダクト口94から放出され、海水エアレーション槽56内で分流海水ESと混合される。酸素Aは分散されて分流海水ESと混合され、これにより、海水中に存在している重亜硫酸イオン及び/又は亜硫酸イオンが不活性の硫酸イオンへ酸化される。その後で処理海水TSが排出管68を介して海洋50へ環境放出される。
上述したように、分流海水ESは、矢印Sで示されているようにおおよそ水平方向で、第1の端部90から、海水エアレーション槽56の流出側である第2の端部92へと流れる。分流海水ESが第1の端部90から第2の端部92へ流れる際に、渦流化及びエアレーションによって泡HMが生じ、分流海水の液面82に浮かんでくる。つまり、分流海水ESが第1の端部90から第2の端部92へ流れる作用として生じる泡HMが、第2の端部92の近傍で収集される。泡HMは水銀などの比較的高濃度の重金属を含む。
泡HMが海水エアレーション槽56から排出管68を介して海洋50へ流出してしまうのを回避するために、ファン低圧側88すなわち吸引側は、吸入ダクト96を介して泡吸収タンク98へ流体的に接続されている。また、泡ダクト100が流出口102を介して泡収集タンク98に流体的に接続されている。泡ダクト100の流出口102の反対側は自由開放端部104である。泡ダクト100の自由開放端部104は、エアレーションファン62での吸引によって液面82から泡HMを除去するように構成されている。液面82から除去された泡HMは泡収集タンク98に収集され、廃棄まで貯蔵乃至処理される。エアレーションファン62を用いた泡HMの収集は、連続で、又は、設定周期で、又は、検出器で開始される「オンデマンド」周期で、又は、他の非連続的手法で、制御される。
選択的実施例として、泡収集タンク98に収集された泡HMを処理して、高濃度の泡から重金属の少なくとも一部を除去し、処理泡TFを放出することもできる。この場合、処理泡TFは泡収集タンク98から流体的に接続された処理泡管106を介して流体的に接続された排出管68へ放出され、当該処理泡TFが海洋50へ戻される。
これに代えて、泡収集タンク98に収集された泡HMを、図示されていない付加的なパワープラント10の要素へ輸送し、高濃度の重金属の少なくとも一部を除去した後、処理泡TFを放出するか、又は、処理泡TFをパワープラント10の他の要素もしくは他の場所で使用することができる。
まとめると、本発明は、煙道ガス脱硫装置に属する海水エアレーション槽における分流海水のエアレーション中に、分流海水の液面に発生する、重金属を含む海水泡を制御できる装置及び方法を提供することに関連する。
本発明の泡制御装置は、エアレーションファンと、このエアレーションファンに流体的に接続された海水エアレーション槽とを備え、エアレーションファンは、酸素を含むガスを海水エアレーション槽内の分流海水へエアレーションのために吹き込み、かつ、海水エアレーション槽内の分流海水の液面から泡を吸引するように構成されている。エアレーションファンを用いた分流海水の液面からの泡の吸引は、連続で、又は、設定周期で、又は、検出器で開始される「オンデマンド」周期で、又は、他の非連続的手法で、制御される。さらに、分流海水の液面から吸引される泡を収集し、貯蔵し、付加的に処理する泡収集タンクが用いられる。吸引される泡は重金属、例えば水銀を含み、泡収集タンクでの泡の処理は重金属の少なくとも一部の除去を含む。このために、吸引された泡は、処理の前後に、所定の時間にわたって泡収集タンクに貯蔵される。これに代えて、吸引された泡が、他の場所での処理を目的とした輸送の前に泡収集タンクに収集され、付加的に所定の時間にわたって貯蔵されてもよい。
さらに本発明は、煙道ガス脱硫装置に属する海水エアレーション槽における分流海水のエアレーション中に、分流海水の液面に発生する、重金属を含む海水泡を制御できる方法を提供することに関連する。本発明の泡制御方法では、エアレーションファンと、このエアレーションファンに流体的に接続された海水エアレーション槽とが設けられ、エアレーションファンにより、酸素を含むガスが海水エアレーション槽内の分流海水へエアレーションのために吹き込まれ、かつ、海水エアレーション槽内の分流海水の液面から泡が吸引される。エアレーションファンを用いた分流海水の液面からの泡の吸引は、連続で、又は、設定周期で、又は、検出器で開始される「オンデマンド」周期で、又は、他の非連続的手法で、制御される。さらに、分流海水の液面から吸引される泡を収集し、貯蔵し、付加的に処理する泡収集タンクが用いられる。吸引される泡は重金属、例えば水銀を含み、泡収集タンクでの泡の処理は重金属の少なくとも一部を除去することを含む。このために、吸引された泡は、処理の前後に、所定の時間にわたって泡収集タンクに貯蔵される。これに代えて、吸引された泡が、他の場所での処理を目的とした輸送の前に泡収集タンクに収集され、付加的に所定の時間にわたって貯蔵されてもよい。
本発明を幾つかの有利な実施例に則して説明したが、当業者は、本発明の観点から離れることなく、種々の修正を加えたり等価の要素と置換したりできることを理解されたい。また、本質的観点から離れることなく、特定の条件もしくは材料を本発明の教説に適合するように変更することもできる。つまり、上述した特定の実施例は本発明を実施するのに最も適した形態を説明するためのものであり、本発明はこれらのみに限定されるものではない。本発明は特許請求の範囲に記載されたコンセプトに該当する全ての実施形態を含む。なお、「第1の」「第2の」等の語は序列や種類を含意せず、単に個々の要素を区別するために付したものである。
上述した実施例の種々の修正は、特許請求の範囲の観点において可能である。
10 パワープラント、 12 ボイラ、 14 燃料源、 16 燃料供給管、 18 酸素源、 20 酸素供給管、 22,26 ダクト、 24 粒子収集装置、 28 煙道ガス脱硫装置、 30 吸収装置、 32 吸収装置の流入口、 34 吸収装置低部、 36 吸収装置内部、 38 吸収装置中央部、 40 散布装置、 42 供給管、 44 ノズル、 46 ポンプ、 48 吸込管、 50 海水供給部(海洋)、 52 圧力管、 54 分流管、 56 海水エアレーション槽、 58 パッケージ層、 60 管、 62 エアレーションファン、 64 ダクト構造、 66 酸素供給装置、 68 排出管、 80 エアレーションシステム、 82 液面、 84 槽内部、 86 ファン高圧側、 88 ファン低圧側、 90,92 槽端部、 94 ダクト口、 96 吸入ダクト、 98 泡吸収タンク、 100 泡ダクト、 102 流出口、 104 自由開放端部、 F 燃料、 O,A 酸素、 FG 煙道ガス、 SW 新鮮海水、 ES 分流海水、 TS 処理海水、 HM 泡
Claims (15)
- エアレーションファン(62)と、該エアレーションファン(62)に流体的に接続された海水エアレーション槽(56)とを備え、
前記エアレーションファン(62)は、酸素を含むガスを前記海水エアレーション槽(56)内の分流海水へ吹き込み、かつ、前記海水エアレーション槽(56)内の前記分流海水の液面(82)から泡を吸引するように構成されている
ことを特徴とする泡制御装置。 - さらに、前記分流海水の液面(82)から吸引される泡を収集する泡収集タンク(98)が設けられている、請求項1記載の装置。
- 吸引された泡は重金属を含む、請求項1記載の装置。
- 吸引された泡は水銀を含む、請求項1記載の装置。
- 吸引された泡は重金属を含み、前記吸引された泡は、泡収集タンク(98)内で、前記重金属の少なくとも一部が除去されるように処理される、請求項1記載の装置。
- 吸引された泡は重金属を含み、前記吸引された泡は、処理前の貯蔵のために泡収集タンク(98)に収集される、請求項1記載の装置。
- 吸引された泡は重金属を含み、前記吸引された泡は他の場所での処理を目的とした輸送の前に泡収集タンク(98)に収集される、請求項1記載の装置。
- 前記エアレーションファン(62)を用いた泡の吸引は、連続で、又は、設定周期で、又は、検出器で開始される「オンデマンド」周期で、又は、他の非連続的手法で、制御される、請求項1記載の装置。
- エアレーションファン(62)と、該エアレーションファン(62)に流体的に接続される海水エアレーション槽(56)とを設け、
前記エアレーションファン(62)により、酸素を含むガスを前記海水エアレーション槽(56)内の分流海水へ吹き込み、かつ、前記海水エアレーション槽(56)内の前記分流海水の液面(82)から泡を吸引する
ことを特徴とする泡制御方法。 - さらに、前記分流海水の液面(82)から吸引される泡を収集する泡収集タンク(98)を設ける、請求項9記載の方法。
- 吸引された泡は重金属を含む、請求項9記載の方法。
- 吸引された泡は水銀を含む、請求項9記載の方法。
- 吸引された泡は重金属を含み、該重金属の少なくとも一部が除去されるように前記吸引された泡を処理する、請求項9記載の方法。
- 吸引された泡は重金属を含み、処理のために、又は、他の場所での処理を目的とした輸送の前の貯蔵のために、前記吸引された泡を泡収集タンク(98)に収集する、請求項9記載の方法。
- 前記エアレーションファン(62)を用いた泡の吸引を、連続で、又は、設定周期で、又は、検出器で開始される「オンデマンド」周期で、又は、他の非連続的手法で、制御する、請求項9記載の方法。
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