JP2012088677A - 電子写真機器用帯電ロール - Google Patents

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政典 石田
Kenichi Tsuchiya
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Abstract

【課題】良好な接地性を確保可能な電子写真機器用帯電ロールを提供する。
【解決手段】ロール状の弾性体12と、弾性体12の一端部におけるロール軸上に固定された第1の短軸体14aと、弾性体12の他端部におけるロール軸上に固定された第2の短軸体14bとを有する電子写真機器用帯電ロール10Aとする。好ましくは、12<B/A1<150、12<B/A2<150(但し、A1:第1の短軸体14aが弾性体12と重なる領域の長さ、A2:第2の短軸体14bが弾性体12と重なる領域の長さ、B:弾性体12の面長)を満たしていると良い。また、好ましくは、D−d1>1、D−d2>1(但し、D:弾性12体の外径(mm)、d1:第1の短軸体14aの直径(mm)、d2:第2の短軸体14bの直径(mm))を満たしていると良い。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真機器用帯電ロールに関するものである。
従来、電子写真方式を採用する複写機、プリンター、ファクシミリ等の電子写真機器が広く使用されている。これら電子写真機器の内部には、静電潜像が形成される感光ドラム等の感光体が組み込まれている。感光体に静電潜像を形成するためには、予め感光体表面を帯電させる必要がある。そこで、この感光体を帯電させるために、一般的に半導電性の帯電ロールが使用されている。
上記帯電ロールとしては、図17に示すように、導電性を有する軸体102の外周にロール状のゴム弾性体104を形成し、このゴム弾性体104の表面に、必要に応じて表層106等を順に形成した帯電ロール100が公知である。帯電ロール100では、ロール状のゴム弾性体104を貫通させて軸体102が設けられている。この種の帯電ロールは、一般に、パイプ型に軸体を同軸にセットし、型/軸体間の間隙にゴム弾性体形成材料を注入して加熱した後、脱型するなどして成形されている。
上述したロール構成以外にも、他の構成を有する帯電ロールも提案されている。例えば、特許文献1には、EPDMなどにカーボンを分散させてなるチューブ状部材の内部にスポンジ部材を内装し、外側に高抵抗層を形成し、両端に導電性樹脂、金属等からなるフランジを配設してなる帯電ロールが開示されている。
また、特許文献2には、中空の弾性材からなる軸体のない帯電ロールを規制部材により感光ドラムに押しつける構成が開示されている。
特開平6−208278号公報 特開2009−300767号公報
近年、複写機等の電子写真機器は、高速化、高画質化の流れが加速している。このような流れの中、電子写真機器に組み込まれる帯電ロールには、感光ドラムとの接触において均一な接地性が要求される。接地性が不均一であると、白抜け画像等の画像不具合が発生しやすくなるからである。均一な接地性を得るためには、帯電ロールに形状ムラがないことが重要になる。
しかしながら、一般的に知られる従来の帯電ロールは、パイプ型に弾性体形成材料を注入する時の圧力により軸体が曲がり、その結果、形状が悪化して接地性が低下するといった問題があった。これは、ロール状の弾性体を貫通する軸体によって弾性体の面長全体を感光ドラムに押しつけているため、形状ムラが軸体方向全体に影響を与えてしまうためである。
また、最近では、低コスト化のために材料使用量の削減が求められており、軸体径やロール径を細くしたいというニーズも多い。ところが、軸体を細くするほど軸体の剛性が低下し、パイプ型への材料注入時に軸体が曲がりやすくなる。また、ロール径を細くして低コスト化を図る場合でも、型/軸体間の間隙が少なくなるため、やはりパイプ型への材料注入時に軸体が曲がりやすくなる。
これらの問題を回避するために、できる限り低粘度の弾性材料を使用して材料注入時の圧力を抑制することが考えられる。しかし、この方法を採用すると、使用できる弾性材料に制限が生じてしまう。他にも割型を用いてロール状弾性体を成形することも考えられるが、生じたパーティングラインを研磨する必要が生じる。さらに、パーティングラインに起因する抵抗ムラが生じ、帯電ロールとして不利である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、良好な接地性を確保可能な電子写真機器用帯電ロールを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る電子写真機器用帯電ロールは、ロール状の弾性体と、上記弾性体の一端部におけるロール軸上に固定された第1の短軸体と、上記弾性体の他端部におけるロール軸上に固定された第2の短軸体とを有することを要旨とする。
このとき、上記第1の短軸体および上記第2の短軸体のいずれも中空体であり、両短軸体の内部に上記弾性体が入り込むことにより、上記両短軸体の内部に上記弾性体が密着していることが好ましい。
この場合には、上記弾性体の両端面には、該端面の中心部分から外側に向かって延出された延出部がそれぞれ一体形成されており、上記両短軸体の内部に上記弾性体の両延出部がそれぞれ入り込むことにより、上記弾性体の端面よりも外側で、上記両短軸体が上記弾性体に固定されていることが好ましい。
これに対し、上記第1の短軸体および上記第2の短軸体のいずれも中空体である場合に、上記両短軸体のそれぞれの内側端部が上記弾性体の両端面から上記弾性体の内部に入り込んでいても良い。この際、以下の条件(1)を満たすことが好ましい。
12<B/A1、12<B/A2・・・(1)
但し、A1:前記第1の短軸体が前記弾性体の面長部と重なる領域の長さ
A2:前記第2の短軸体が前記弾性体の面長部と重なる領域の長さ
B :前記弾性体の面長
また、本発明に係る電子写真機器用帯電ロールにおいては、上記第1の短軸体および上記第2の短軸体のいずれも中実体であっても良い。この場合には、以下の条件(2)を満たすことが好ましい。
12<B/A1<150、12<B/A2<150・・・(2)
但し、A1:前記第1の短軸体が前記弾性体の面長部と重なる領域の長さ
A2:前記第2の短軸体が前記弾性体の面長部と重なる領域の長さ
B :前記弾性体の面長
これらの場合においては、さらに、以下の条件(3)を満たすことが好ましい。
D−d1>1、D−d2>1・・・(3)
但し、D :前記弾性体の外径(mm)
d1:前記第1の短軸体の外径(mm)
d2:前記第2の短軸体の外径(mm)
本発明に係る電子写真機器用帯電ロールは、ロール状の弾性体と、弾性体の一端部におけるロール軸上に固定された第1の短軸体と、弾性体の他端部におけるロール軸上に固定された第2の短軸体とを有している。そのため、ロール状弾性体の面長部の剛性が低下し、面長部が柔軟になって、感光体の表面に沿うように追随可能となって接地性が向上する。したがって、ロールの形状起因の画像不具合が発生し難く、電子写真機器の高画質化に寄与することができる。
また、従来知られる一般的な帯電ロールは、形状ムラを防ぐために、軸体の両端に荷重をかけていることが多いが、本発明に係る帯電ロールによれば、その荷重をなくすことが可能となる。そのため、電子写真機器内に長期間放置しておいた場合でもヘタリスジ等の画像不具合を抑制することできる。
さらに、パイプ型の軸芯全体にわたって軸体をセットする必要がないので、弾性体形成材料の注入性が上がり、生産性の向上に寄与することができる。また、注入性に難のある高粘度の弾性体形成材料も使用することが可能となり、弾性体の材料選択余地も拡大する。
このとき、両短軸体が中空体で構成され、両短軸体の内部に弾性体が入り込むことで両短軸体の内部に弾性体が密着されていると、両短軸体の内部で両短軸体と弾性体の密着性が得られる。したがって、両短軸体が弾性体の面長部と重なる領域の長さを短くしても、両短軸体と弾性体の面長部との接着強度を確保できる。そして、両短軸体が弾性体の面長部と重なる領域の長さを短くすると、短軸体の回転中のブレ(上下動)が弾性体の面長部の端部に伝達されにくくなるため、高速回転時にも、弾性体の面長部の端部はブレにくくなり、高速回転時における弾性体の面長部の端部での接地性を向上できる。その結果、弾性体の面長部の端部での帯電不足が解消され、弾性体の面長部の端部における画像不良の発生を抑えることができる。
また、両短軸体の内部で両短軸体と弾性体の密着性が得られることから、両短軸体が弾性体の面長部と重なる領域をなくすこともできる。すなわち、弾性体の両端面に、該端面の中心部分から外側に向かって延出された延出部がそれぞれ一体形成されるとともに、両短軸体の内部に弾性体の両延出部がそれぞれ入り込むことにより、弾性体の端面よりも外側で、両短軸体が弾性体に固定される構成にすることもできる。この場合には、両短軸体が弾性体の面長部と重なる領域がないことから、より一層、短軸体の回転中のブレが弾性体の面長部の端部に伝達されにくくなるため、高速回転時にも、弾性体の面長部の端部はブレにくくなり、高速回転時における弾性体の面長部の端部での接地性をさらに向上できる。
ここで、両短軸体の内側端部が弾性体の端面からその内部に入り込んでいる構成において、上述の条件(1)を満たす場合には、接地性と端部の耐久性とのバランスに優れる。そのため、良好な画像を長期にわたって得ることが可能となる。
また、上記第1の短軸体および上記第2の短軸体のいずれも中実体である場合に、上述の条件(2)を満たす場合には、接地性と端部の耐久性とのバランスに優れる。そのため、良好な画像を長期にわたって得ることが可能となる。
また、上述の条件(3)を満たす場合には、短軸体と感光体との間で端部リークが発生し難くなるため、良好な画像を得やすくなる。
第1実施形態に係る帯電ロールの断面図である。 弾性体と短軸体との配置関係を説明するための図である。 弾性体の外径と短軸体の直径との関係を説明するための図である。 弾性体のたわみ量を説明するための図である。 第2実施形態に係る帯電ロールの断面図である。 第3実施形態に係る帯電ロールの断面図である。 第4実施形態に係る帯電ロールの断面図である。 第5実施形態に係る帯電ロールの断面図である。 第6実施形態に係る帯電ロールの断面図である。 第7実施形態に係る帯電ロールの断面図である。 短軸体が中実体で構成される場合の高速回転中における帯電ロールの挙動を説明する模式図である。 第8実施形態に係る帯電ロールの断面図である。 短軸体が中空体で構成される場合の回転中における帯電ロールの挙動を説明する模式図である。 第9実施形態に係る帯電ロールの断面図である。 第10実施形態に係る帯電ロールの断面図である。 第11実施形態に係る帯電ロールの断面図である。 従来の帯電ロールの断面図である。
以下、図面を用いて本発明に係る電子写真機器用帯電ロールについて詳細に説明する。図1は、第1実施形態に係る帯電ロールの断面図である。図1に示すように、帯電ロール10Aは、ロール状の弾性体12と、第1の短軸体14aと、第2の短軸体14bとを有している。第1の短軸体14aおよび第2の短軸体14bは、いずれも中実体である。第1の短軸体14aは、弾性体12の一端部におけるロール軸上に固定されている。第2の短軸体14bは、弾性体12の他端部におけるロール軸上に固定されている。帯電ロール10Aは、従来のように弾性体12に貫通させて剛性の高い長軸体を配していない。そのため、弾性体12の面長部が柔軟になる。
弾性体12は、ロール軸上に、ロール軸に沿って中空部12aが存在している。この中空部12aの端部に、第1の短軸体14aの内側端部と第2の短軸体14bの内側端部が固定されている。このような中空部12aが存在する場合には、弾性体12の面長部がより柔軟になる。そのため、接地性の向上に有利である。また、弾性体形成材料の削減を図ることができることから、低コスト化に寄与することができる。
弾性体12は、感光体との接地性を確保しやすくなる観点から、ゴム弾性を有していると良い。また、弾性体12は、1または2以上の弾性層から構成することができる。
帯電ロール10Aにおいて、弾性体12の表面には、表層16が形成されている。表層16は、主に、弾性体12の表面を保護するためのものである。なお、表層16は、必要に応じて形成することが可能なものである。表層16は、単層から構成されていても良いし、複数層から構成されていても良い。表層16の厚さは、特に限定されるものではないが、抵抗値を上昇させ難い等の観点から、0.01〜100μmの範囲が好ましい。
このような帯電ロール10Aは、例えば、次のようにして製造できる。すなわち、押し出し機にて弾性体形成材料をチューブ状に押し出す。その後、このチューブの両端に各短軸体を挿入して必要に応じて加熱処理する。得られたロール体の表面に表層形成材料をディップコート法、スプレーコート法、ロールコーティング法等の塗工法によりコーティングし、必要に応じて加熱処理する。
図2は、弾性体と短軸体との配置関係を説明するための図である。図2に示すように、第1の短軸体14aが弾性体12と重なる領域の長さをA1、第2の短軸体14bが弾性体12と重なる領域の長さをA2、弾性体12の面長をBとすると、以下の条件(2)を満たしていることが好ましい。
12<B/A1<150、12<B/A2<150・・・(2)
帯電ロール10Aが条件(2)を満たす場合には、接地性と端部の耐久性とのバランスに優れるからである。具体的には、B/A1、B/A2の値が、12より大きくなると、良好な接地性が得られやすくなる。B/A1、B/A2の下限値は、より好ましくは、20以上、さらに好ましくは、40以上であると良い。一方、B/A1、B/A2の値が、150より小さくなると、弾性体と短軸体との密着力を確保しやすくなり、弾性体の端部の破壊を抑制しやすくなって耐久性を向上させやすくなる。B/A1、B/A2の上限値は、より好ましくは、100以下、さらに好ましくは、80以下であると良い。なお、A1の長さとA2の長さは、同一であっても異なっていても良い。好ましくは、均一なロール回転を得やすくなる等の観点から、A1の長さとA2の長さは、同一であると良い。また、第1の短軸体14a、第2の短軸体14bは、弾性体12に固定されておれば、弾性体12に接着された状態であっても良いし、圧入された状態であっても良い。
図3は、弾性体の外径と短軸体の直径との関係を説明するための図である。図3に示すように、弾性体12の外径(mm)をD、第1の短軸体14aの直径(mm)をd1、第2の短軸体の直径(mm)をd2とすると、以下の条件(3)を満たしていることが好ましい。
D−d1>1、D−d2>1・・・(3)
帯電ロール10Aが条件(3)を満たす場合(つまり、弾性体12の端部肉厚が0.5mm以上である)には、短軸体と感光体との間で端部リークが発生し難くなるため、良好な画像を得やすくなるからである。具体的には、D−d1、D−d2の値が、1より大きいと、第1の短軸体14a、第2の短軸体14bと感光体との間隙が多くなるため、短軸体/感光体間でリークが発生し難くなり、良好な画像を得やすくなる。D−d1、D−d2の下限値は、より好ましくは、1.2以上、さらに好ましくは、1.5以上であると良い。なお、d1とd2の値は、同一であっても異なっていても良いが、好ましくは、均一なロール回転を得やすくなる等の観点から、d1とd2の値は、同一であると良い。
図4は、弾性体のたわみ量を説明するための図である。図4に示すように、帯電ロール10Aは、弾性体12のたわみ量、すなわち、第1の短軸体14aおよび第2の短軸体14bの外側端面から5mm内側の位置にて第1の短軸体14aおよび第2の短軸体14bの下側を保持した時のたわみ角度をθとした場合、このθが好ましくは、5°より大きいことが好ましい。感光体に沿って追従しやすくなり、接地性を向上させやすくなるからである。θの値は、より好ましくは、10°〜90°、さらに好ましくは、15°〜80°の範囲内にあると良い。
以下、変形例として他の実施形態について説明する。以下に示す変形例は、上述した帯電ロール10Aにおける弾性層12の構成が大きく異なっている。
図5は、第2実施形態に係る帯電ロールの断面図である。図5に示すように、帯電ロール10Bは、図1に示した帯電ロール10Aと比較して、弾性体12が中空部12aを有していない点で異なっている。このような構成とした場合には、弾性体12が厚くなるため、電気的な劣化に対して強くなるという利点がある。
帯電ロール10Bは、例えば、次のようにして製造できる。すなわち、パイプ金型に弾性体形成材料を注入した後、金型の両端キャップに各短軸体を入れてキャップで蓋をして必要に応じて加熱処理し、弾性体形成材料をロール状に成形する。脱型後、得られたロール体の表面に表層形成材料をディップコート法、スプレーコート法、ロールコーティング法等の塗工法によりコーティングし、必要に応じて加熱処理する。
図6は、第3実施形態に係る帯電ロールの断面図である。図6に示すように、帯電ロール10Cは、図5に示した帯電ロール10Bと比較して、弾性体12が2層構造に構成されている点で異なっている。具体的には、図6の弾性体12は、基層12bと、基層12bの外周面に形成された中間層12cとを有している。そして、この中間層12cの外周面に、表層16が形成されている。また、第1の短軸体14aと第2の短軸体14bは、いずれも基層12bの端部に固定されている。このような構成とした場合には、弾性体12の各層に異なる機能、例えば、基層12bにロールのベース機能、中間層12cに抵抗調整機能を付与するなど、細かな機能設定を行うことが可能となり、抵抗ムラ等が低減されて帯電ロールの性能向上に寄与しやすくなるといった利点がある。
帯電ロール10Cは、例えば、次のようにして製造できる。すなわち、パイプ金型に基層形成材料を注入した後、金型の両端キャップに各短軸体を入れてキャップで蓋をして必要に応じて加熱処理し、基層形成材料をロール状に成形する。脱型後、得られたロール体の表面に中間層形成材料をディップコート法、スプレーコート法、ロールコーティング法等の塗工法によりコーティングし、必要に応じて加熱処理する。さらに、このロール体の表面に表層形成材料をディップコート法、スプレーコート法、ロールコーティング法等の塗工法によりコーティングし、必要に応じて加熱処理する。
図7は、第4の実施形態に係る帯電ロールの断面図である。図7に示すように、帯電ロール10Dは、図6に示した帯電ロール10Cと比較して、弾性体12の基層12bに中空部12aを有している点で異なっている。このような構成とした場合には、中空部12aにより弾性体12の面長部の柔軟性が向上し、接地性が高まる上、弾性体12の各層に異なる機能、例えば、基層12bをロールのベース機能、中間層12cに抵抗調整機能を付与するなど、細かな機能設定を行うことが可能となり、抵抗ムラ等が低減されて帯電ロールの性能向上にも寄与しやすくなるといった利点がある。
帯電ロール10Dは、例えば、次のようにして製造できる。すなわち、二層押し出し機にて基層形成材料、中間層形成材料をチューブ状に共押し出しする。その後、このチューブの両端に各短軸体を挿入して必要に応じて加熱処理する。得られたロール体の表面に表層形成材料をディップコート法、スプレーコート法、ロールコーティング法等の塗工法によりコーティングし、必要に応じて加熱処理する。
図8は、第5実施形態に係る帯電ロールの断面図である。図8に示すように、帯電ロール10Eは、図5に示した帯電ロール10Bと比較して、第1の軸体14aと第2の軸体14bとの間が導電性の線材18(例えば、ワイヤなどの金属線など)により連結されている点で異なっている。導電性の線材18は、ロール軸上に配置されている。このような構成とした場合には、ロール軸から周方向に均一に電気が流れやすくなるため、均一な帯電性を付与することができる利点がある。なお、導電性の線材18は、短軸体よりも細い、あるいは、剛性が十分に低いものであるため、ロールに形状ムラを与えるものではない。
帯電ロール10Eは、例えば、次のようにして製造できる。すなわち、クロスヘッド押し出し機にて導電性の線材18を弾性体形成材料に巻きつけながら押し出しした後、両端の短軸体を線材18と接合挿入して必要に応じて加熱処理する。得られたロール体の表面に表層形成材料をディップコート法、スプレーコート法、ロールコーティング法等の塗工法によりコーティングし、必要に応じて加熱処理する。
図9は、第6実施形態に係る帯電ロールの断面図である。図9に示すように、帯電ロール10Fは、図1に示した帯電ロール10Aと比較して、弾性体12の中空部12aに、第3の軸体20が存在している点で異なっている。第3の軸体20は、第1の短軸体14aおよび第1の短軸体14bと接触しておらず、両者の間には間隙22が形成されている。この間隙22の存在により、図17に示す従来の帯電ロール100に比べ、弾性体12の面長部に柔軟性を付与することができる。このような構成とした場合には、弾性体12の面長部が過度に柔軟になりすぎないので、取扱い性に優れるなどの利点がある。
このような帯電ロール10Fは、例えば、次のようにして製造できる。すなわち、押し出し機にて弾性体形成材料をチューブ状に押し出す。その後、このチューブのいずれかの端部から第3の軸体20を挿入し、所定位置に配置するとともに、チューブの両端に第3の軸体20と接触しないように間隙22を設けて各短軸体を挿入し、必要に応じて加熱処理する。得られたロール体の表面に表層形成材料をディップコート法、スプレーコート法、ロールコーティング法等の塗工法によりコーティングし、必要に応じて加熱処理する。
図10は、第7実施形態に係る帯電ロールの断面図である。図10に示すように、帯電ロール10Gは、図1に示した帯電ロール10Aと比較して、第1の短軸体14aおよび第2の短軸体14bが中空体である点で異なっている。このような構成とした場合には、ロール回転時に、第1の短軸体14a、第2の短軸体14bの回転時にブレ(上下動)が生じることがあるが、中空体であれば中実体よりも軽量であるので、ブレ(上下動)が生じたときに弾性体12が暴れ難くなり、面長部が接地性を確保しやすくなる利点がある。なお、図10に示した第1の短軸体14aおよび第2の短軸体14bは、軸方向に沿って貫通し、その両端で開口する貫通孔をその内部に有するが、貫通孔の一端あるいは両端が蓋で覆われて塞がれていても良い。
ここで、帯電ロール10A〜10Gは、短軸体の内側端部の外周面と弾性体の端部との間の密着性により、短軸体と弾性体の接着強度が得られるものである。この場合、接着強度を確保するため、図11(a)に示すように、短軸体14a,14bが弾性体12と重なる領域の長さA1,A2が所定の長さを有することが好ましいのは、上述した通りである。
そうすると、図11(b)に示すように、短軸体14a,14bの回転にブレが生じたとき(回転中に短軸体14a,14bの軸端が上下動したとき)に、弾性体12の面長部に短軸体14a,14bの端部が入り込んでいる影響で、面長部の端部が短軸体14a,14bの上下動とともに感光体40の表面から浮き上がる場合がある。特に、電子写真機器の高速化に伴い、帯電ロール10の回転速度が上がった場合には、面長部の端部の浮き上がりがさらに大きくなる場合がある。これにより、帯電ロール10の端部での帯電不足で画質に影響を与える場合がある。
また、帯電ロール10の面長部の表面と感光体40の表面との接地性を確保するため、図11(a)に示すように、帯電ロール10の両端の短軸体14a,14bに荷重をかける場合がある。この荷重が大きくなると、短軸体14a,14bの外側端部が下降し、これに伴い、図11(b)に示すように、面長部の端部が感光体40の表面から浮き上がる場合がある。
このような構成の帯電ロール10A〜10Gに対する他の変形例を以下に説明する。
図12は、第8実施形態に係る帯電ロールの断面図である。図12に示すように、帯電ロール30Aは、ロール状の弾性体32と、第1の短軸体34aと、第2の短軸体34bとを有している。帯電ロール10Aと同様に、弾性体32は、感光体との接地性を確保しやすくするなどの観点から、ゴム弾性を有していると良い。また、弾性体32は、1または2以上の弾性層から構成することができる。また、帯電ロール10Aと同様に、この弾性体32の表面には、表層36が形成されている。なお、表層36は、必要に応じて形成することが可能なものである。
第1の短軸体34aおよび第2の短軸体34bは、いずれも、その内部に軸方向に沿って貫通する中空部を有する中空体である。中空部の一端は開口されているが他端は蓋で覆われて封止されている。なお、中空体は、中空部の両端が開口されていても良い。ロール状の弾性体32は、充実体である。ロール状の弾性体32の両端面には、該端面の中心部分から外側に向かって延出された延出部32a,32bがそれぞれ一体形成されている。
弾性体32の一端部の端面に形成された延出部32aは、その根元の部分まで、第1の短軸体34aの開口端側からその内部に入り込んでおり、第1の短軸体34aの内部に密着している。第1の短軸体34aの開口端は、弾性体32の一端部の端面に接する位置に配置されており、その端面よりも弾性体32の内部には入り込んでいない。すなわち、第1の短軸体34aが弾性体32の面長部32cと重なる領域がない。したがって、第1の短軸体34aは、弾性体32の一端部の端面よりも外側で、弾性体32の一端部におけるロール軸上に固定されている。
同様に、弾性体32の他端部の端面に形成された延出部32bは、その根元の部分まで、第2の短軸体34bの開口端側からその内部に入り込んでおり、第2の短軸体34bの内部に密着している。第2の短軸体34bの開口端は、弾性体32の他端部の端面に接する位置に配置されており、その端面よりも弾性体32の内部には入り込んでいない。すなわち、第2の短軸体34bが弾性体32の面長部32cと重なる領域がない。したがって、第2の短軸体34bは、弾性体32の他端部の端面よりも外側で、弾性体32の他端部におけるロール軸上に固定されている。
帯電ロール30Aは、このような構成の第1の短軸体34aおよび第2の短軸体34bによりその両端で支持されるものであり、従来のように面長部まで貫通する剛性の高い長軸体により支持されるものではない。そのため、面長部32cには剛性がなく、面長部32cは感光体の表面に沿うように追随できることから、接地性が向上する。
そして、このような構成の帯電ロール30Aによれば、両短軸体34a,34bの内部で両短軸体34a,34bと弾性体32の密着性が得られるため、両短軸体34a,34bが弾性体32の面長部32cと重なる領域をなくしても、両短軸体34a,34bと弾性体32の面長部32cとの接着強度を確保できる。
このように両短軸体34a,34bが弾性体32の面長部32cと重なる領域がない場合には、短軸体34a,34bの回転中のブレ(上下動)が弾性体32の面長部32cの端部に伝達されにくい。すなわち、図13に示すように、短軸体34a,34bの回転時のブレ(上下動)とともに動く部分は弾性体32の延出部32a,32bに留まり、短軸体34a,34bの上下動による面長部32cの端部の浮き上がりが抑えられる。これにより、面長部32cの接地性が向上する。そして、このように面長部32cは短軸体34a,34bの上下動に連動されにくいため、帯電ロール30Aの回転速度が上がった場合にも、面長部32cの端部の浮き上がりを抑えることができる。すなわち、帯電ロール30Aの高速回転時においても、面長部32cの感光体への接地性に優れる。同様に、帯電ロール30Aの両端に荷重がかかり、短軸体34a,34bの外側端部が下降する場合においても、面長部32cの端部の浮き上がりが抑えられるため、面長部32cの感光体への接地性に優れる。
帯電ロール30Aは、例えば、次のようにして製造できる。すなわち、パイプ金型に弾性体形成材料を注入した後、金型の両端キャップに各短軸体を入れてキャップで蓋をして必要に応じて加熱処理し、弾性体形成材料をロール状に成形する。各短軸体は中空状であるため、中空内部に弾性体形成材料が入り込む。これにより、弾性体32の端面に延出部32a,32bが形成される。脱型後、得られたロール体の表面に表層形成材料をディップコート法、スプレーコート法、ロールコーティング法等の塗工法によりコーティングし、必要に応じて加熱処理する。
また、帯電ロール30Aは、次のような方法によっても製造できる。すなわち、弾性体の面長部と延出部とが一体に成形される金型内面を有する金型内に弾性体形成材料を注入した後、加熱処理し、弾性体形成材料を延出部を有するロール状に成形する。脱型後、延出部を各短軸体に挿入する。得られたロール体の表面に表層形成材料をディップコート法、スプレーコート法、ロールコーティング法等の塗工法によりコーティングし、必要に応じて加熱処理する。
図14は、第9実施形態に係る帯電ロールの断面図である。図14に示すように、帯電ロール30Bは、図11に示した帯電ロール30Aと比較して、第1の短軸体34aの開口端が弾性体32の一端部の端面から距離Cだけ外側に離れた位置に配置され、第2の短軸体34bの開口端が弾性体32の他端部の端面から距離Cだけ外側に離れた位置に配置されている点で異なっている。このように、第1の短軸体34aおよび第2の短軸体34bが弾性体32の端面から離れていれば、より一層、面長部32cは短軸体34a,34bの上下動に連動されにくくなる。そのため、面長部32cの感光体への接地性がさらに良くなる。この際、面長部32cの端部から短軸体34a(34b)の開口端(端部)までの距離Cは、5mm以下であることが好ましい。距離Cが大きすぎると、短軸体34a(34b)で面長部32cを保持する力が低下して面長部32cの端部の耐久性が低下しやすい。
帯電ロール30Bは、次のような方法によって製造できる。すなわち、弾性体の面長部と延出部とが一体に成形される金型内面を有する金型内に弾性体形成材料を注入した後、加熱処理し、弾性体形成材料を延出部を有するロール状に成形する。脱型後、延出部を各短軸体に挿入する。得られたロール体の表面に表層形成材料をディップコート法、スプレーコート法、ロールコーティング法等の塗工法によりコーティングし、必要に応じて加熱処理する。
図15は、第10実施形態に係る帯電ロールの断面図である。図15に示すように、帯電ロール30Cは、図11に示した帯電ロール30Aと比較して、第1の軸体34aと第2の軸体34bとの間が導電性の線材38(例えば、ワイヤなどの金属線など)により連結されている点で異なっている。導電性の線材38は、ロール軸上に配置されている。導電性の線材38は、弾性体32の屈曲性を阻害しない程度の剛性のもの(太さ、材質等)であれば良い。このような構成とした場合には、図8に示した帯電ロール10Eと同様、ロール軸から周方向に均一に電気が流れやすくなるため、均一な帯電性を付与することができる利点がある。なお、導電性の線材38は、短軸体よりも細い、あるいは、剛性が十分に低いものであるため、ロールに形状ムラを与えるものではない。
帯電ロール30Cは、例えば、次のようにして製造できる。すなわち、クロスヘッド押し出し機にて導電性の線材38を弾性体形成材料に巻きつけながら押し出しした後、両端の短軸体を線材38と接合挿入して必要に応じて加熱処理する。得られたロール体の表面に表層形成材料をディップコート法、スプレーコート法、ロールコーティング法等の塗工法によりコーティングし、必要に応じて加熱処理する。
図16は、第11実施形態に係る帯電ロールの断面図である。図16に示すように、帯電ロール30Dは、図11に示した帯電ロール30Aと比較して、第1の短軸体34aの開口端が弾性体32の一端部の端面から面長部32cの内部に入り込み、第2の短軸体34bの開口端が弾性体32の他端部の端面から面長部32cの内部に入り込んでいる点で異なっている。すなわち、両短軸体34a,34bが弾性体32の面長部32cと重なる領域がある点で異なっている。
このような構成の帯電ロール30Dによれば、図11に示した帯電ロール30Aと同様に、両短軸体34a,34bの内部で両短軸体34a,34bと弾性体32の密着性が得られるため、両短軸体34a,34bが弾性体32の面長部32cと重なる領域の長さを短くしても、両短軸体34a,34bと弾性体32の面長部32cとの接着強度を確保できる。そして、このように両短軸体34a,34bが弾性体32の面長部32cと重なる領域の長さを短くすると、短軸体34a,34bの回転中のブレ(上下動)が弾性体32の面長部32cの端部に伝達されにくくなるため、短軸体34a,34bの上下動による面長部32cの端部の浮き上がりが抑えられる。これにより、面長部32cの接地性が向上する。そして、このように面長部32cは短軸体34a,34bの上下動に連動されにくいため、帯電ロール30Aの回転速度が上がった場合にも、面長部32cの端部の浮き上がりを抑えることができる。すなわち、帯電ロール30Dの高速回転時においても、面長部32cの感光体への接地性に優れる。同様に、帯電ロール30Dの両端に荷重がかかり、短軸体34a,34bの外側端部が下降する場合においても、面長部32cの端部の浮き上がりが抑えられるため、面長部32cの感光体への接地性に優れる。
また、このような構成の帯電ロール30Dによれば、両短軸体34a,34bの外周面でも両短軸体34a,34bと弾性体32の密着性が得られるため、弾性体32の端部の破壊が抑制されやすく、耐久性を向上できる。
帯電ロール30Dにおいては、第1の短軸体34aが弾性体32の面長部32cと重なる領域の長さをA1、第2の短軸体34bが弾性体32の面長部32cと重なる領域の長さをA2、弾性体32の面長をBとすると、以下の条件(1)を満たしていることが好ましい。
12<B/A1、12<B/A2・・・(1)
帯電ロール30Dが条件(1)を満たす場合には、接地性と端部の耐久性とのバランスに優れるからである。具体的には、B/A1、B/A2の値が、12より大きくなると、良好な接地性が得られやすくなる。B/A1、B/A2の下限値は、より好ましくは、20以上、さらに好ましくは、40以上であると良い。一方、B/A1、B/A2の上限値は、特に限定されるものではない。上限値の好ましい値としては、225以下である。B/A1、B/A2の値が225より小さくなると、弾性体と短軸体との密着力をより確保しやすくなり、弾性体の端部の破壊を抑制しやすくなって耐久性を向上させやすくなる。B/A1、B/A2の上限値は、より好ましくは、100以下、さらに好ましくは、80以下であると良い。なお、A1の長さとA2の長さは、同一であっても異なっていても良い。好ましくは、均一なロール回転を得やすくなる等の観点から、A1の長さとA2の長さは、同一であると良い。
帯電ロール30Dは、例えば、次のようにして製造できる。すなわち、パイプ金型に弾性体形成材料を注入した後、金型の両端キャップに各短軸体を入れてキャップで蓋をして必要に応じて加熱処理し、弾性体形成材料をロール状に成形する。各短軸体は中空状であるため、中空内部に弾性体形成材料が入り込む。これにより、弾性体32の端面に延出部32a,32bが形成される。脱型後、得られたロール体の表面に表層形成材料をディップコート法、スプレーコート法、ロールコーティング法等の塗工法によりコーティングし、必要に応じて加熱処理する。
帯電ロール30A〜30Dにおいても、図3に示す帯電ロール10Aと同様に、弾性体32の外径(mm)をD、第1の短軸体の外径(mm)をd1、第2の短軸体の外径(mm)をd2とし、上記の条件(3)を満たしていることが好ましい。
以上、上述した帯電ロール10A〜10Gにおいて、第1の短軸体14a、第2の短軸体14b、第3の軸体20の材質は、導電性を有するものであればよく、具体的には、鉄、ステンレス、アルミニウム等の金属材料を挙げることができる。また、上述した帯電ロール30A〜30Dにおいて、第1の短軸体34a、第2の短軸体34bの材質は、導電性を有するものであればよく、具体的には、鉄、ステンレス、アルミニウム等の金属材料を挙げることができる。
また、弾性体を構成する主な材料としては、各種のゴム材料を用いることができる。上記ゴム材料としては、例えば、エチレン−プロピレンゴム(EPDM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、シリコーンゴム、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、アクリルゴム(ACM)、クロロプレンゴム(CR)、ウレタンゴム、フッ素ゴム、ヒドリンゴム(ECO、CO)、ウレタン系エラストマー、天然ゴム(NR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、水素添加アクリロニトリル−ブタジエンゴム(H−NBR)等を用いることができる。これらは1種単独で使用しても、あるいは、2種以上混合してもいずれでも良い。
これらゴム材料は、ケッチェンブラック、アセチレンブラック等のカーボンブラック、グラファイト、チタン酸カリウム、酸化鉄、c−TiO2 、c−ZnO、c−SnO2 等の電子導電剤、或いはトリメチルオクタデシルアンモニウムパークロレート、ベンジルトリメチルアンモニウムクロリド等の第4級アンモニウム塩、過塩素酸リチウム、過塩素酸カリウム等のイオン導電剤などといった各種の導電剤や、他にも、必要に応じて、増量剤、補強剤、加工助剤、硬化剤、加硫促進剤、架橋剤、架橋助剤、発泡剤、酸化防止剤、可塑剤、紫外線吸収剤、シリコーンオイル、滑剤、助剤、界面活性剤等の各種添加剤を1種または2種以上適宜含有していても良い。
表層16,36を構成する主な材料としては、例えば、アクリル樹脂、アクリルシリコーン樹脂、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ブチラール樹脂、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素ゴム、フッ素樹脂、フッ素樹脂とフッ素ゴムとの混合物、シリコーン樹脂、アクリル変性シリコーン樹脂、シリコーン変性アクリル樹脂、フッ素変性アクリル樹脂、ニトリルゴム、ウレタンゴム、これらを架橋した樹脂等を例示することができる。これらは1種または2種以上混合されていても良い。とりわけ、耐摩耗性に優れる等の観点から、架橋ウレタン樹脂、アクリル樹脂、アクリルシリコーン樹脂、フッ素変性アクリル樹脂等を好適に用いることができる。
表層16,36は、導電剤を含有していても良い。また、表層16,36は、必要に応じて粗さ形成剤、可塑剤、レベリング剤等の各種添加剤を1種または2種以上適宜含有していても良い。
以下、実施例を用いて本発明を詳細に説明する。
<軸体>
表1に示す外径、長さを有する鉄製の中実円柱状の短軸体を準備した。また、表1に示す外径、長さを有する鉄製の中実円柱状の従来軸体(芯金)を準備した。また、表2に示す外径、長さを有するアルミニウム製の中空円筒状の短軸体を準備した。なお、本実施例では、第1の短軸体と第2の短軸体とは同一部材を用いている。
<弾性体形成材料>
弾性体形成材料として以下の配合A、B、Cを準備した。
・配合A
エピクロルヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル共重合体(ダイソー社製、「エピクロマーCG102」)100質量部と、トリオクタデシルアンモニウムパークロレート1質量部と、酸化亜鉛(三井金属鉱業社製)5質量部と、ステアリン酸(花王社製、「ルナックS−30」)1質量部と、加硫促進剤(大内新興化学工業社製、「ノクセラーDM」)0.5質量部と、硫黄1質量部(鶴見化学工業社製、「サルファックスPTC」)、加硫促進剤(大内新興化学工業社製、「ノクセラーTT」)0.5質量部と、加硫促進剤(大内新興化学工業、「ノクセラーTRA」)0.5質量部とを配合し、ロールを用いて混練りすることにより、配合Aに係る組成物を調製した。
・配合B
EPDM(三井化学社製、「EPT4046」)100質量部に対して、酸化亜鉛2種(三井金属鉱業社製)6質量部、ステアリン酸(花王社製、「ルナックS30」)2質量部、カーボンブラック(電気化学工業社製、「デンカブラックHS−100」)10質量部、パラフィンオイル(出光石油化学社製、「ダイアナプロセスPW380」)70質量部、加硫促進剤(大内新興化学社製、「ノクセラーBZ」)2質量部、加硫促進剤(大内新興化学社製、「ノクセラーCZ」)3質量部、硫黄(鶴見化学工業社製)1質量部の割合で配合し、ロールを用いて混練りすることにより、配合Bに係る組成物を調製した。
・配合C
N−メトキシメチル化ナイロン(帝国化学社製、「トレジンEF30T」)100質量部に対して、トリメチロールメラミン(住友化学社製、「スミカフレックスM3」)30質量部、ケッチェンブラックEC(ケッチェンブラックインターナショナル社製)15質量部の割合で配合し、メタノール−トルエン混合溶液(メタノール:トルエン=7:3)500質量部に混合撹拌して、配合Cに係る組成物を調製した。
<実施例および比較例に係る帯電ロールの作製>
(実施例1〜4、9〜11)
これら各実施例については、図5に示すロール構成を有する帯電ロールを作製した。すなわち、パイプ金型に配合Aに係る組成物を注入した後、金型の両端キャップに、表1に示す各短軸体を入れてキャップで蓋をし、170℃×50分の条件で加硫した。脱型後、得られたロール体の表面に配合Cに係る組成物をディップコートし、150℃×50分の条件で熱処理した。これにより、実施例1〜4、9〜11に係る帯電ロールを得た。
(実施例5)
実施例5については、図1に示すロール構成を有する帯電ロールを作製した。すなわち、押し出し機にて配合Aに係る組成物をチューブ状に押し出した後、このチューブの両端に表1に示す短軸体を挿入し、170℃×50分の条件で加硫した。その後、得られたロール体の表面に配合Cに係る組成物をディップコートし、150℃×50分の条件で熱処理した。これにより、実施例5に係る帯電ロールを得た。
(実施例6)
実施例6については、図6に示すロール構成を有する帯電ロールを作製した。すなわち、パイプ金型に配合Bに係る組成物を注入した後、金型の両端キャップに、表1に示す短軸体を入れてキャップで蓋をし、180℃×50分の条件で加硫した。脱型後、得られたロール体の表面に配合Aに係る組成物をディップコートし、170℃×50分の条件で熱処理した。さらに、このロール体の表面に配合Cに係る組成物をディップコートし、150℃×50分の条件で熱処理した。これにより、実施例6に係る帯電ロールを得た。
(実施例7)
実施例7については、図7に示すロール構成を有する帯電ロールを作製した。すなわち、二層押し出し機にて配合Bに係る組成物、配合Aに係る組成物をチューブ状に共押し出した後、このチューブの両端に表1に示す短軸体を挿入し、180℃×50分の条件で加硫した。その後、得られたロール体の表面に配合Cに係る組成物をディップコートし、150℃×50分の条件で熱処理した。これにより、実施例7に係る帯電ロールを得た。
(実施例8)
実施例8については、図8に示すロール構成を有する帯電ロールを作製した。すなわち、クロスヘッド押し出し機にてワイヤーを配合Aに係る組成物に巻きつけながら押し出しした後、両端の短軸体をワイヤーと接合挿入して170℃×50分の条件で加硫した。その後、得られたロール体の表面に配合Cに係る組成物をディップコートし、150℃×50分の条件で熱処理した。これにより、実施例8に係る帯電ロールを得た。
(実施例12、15)
図12に示すロール構成を有する帯電ロールを作製した。すなわち、パイプ金型に配合Aに係る組成物を注入した後、金型の両端キャップに、表2に示す各短軸体を入れてキャップで蓋をし、170℃×50分の条件で加硫した。脱型後、得られたロール体の表面に配合Cに係る組成物をディップコートし、150℃×50分の条件で熱処理した。これにより、実施例12、15に係る帯電ロールを得た。なお、実施例12については外側端部が蓋で封止された短軸体とし、実施例15については両端部が封止されていない短軸体とした。
(実施例13、14、18)
図16に示すロール構成を有する帯電ロールを作製した。すなわち、パイプ金型に配合Aに係る組成物を注入した後、金型の両端キャップに、表2に示す各短軸体を入れてキャップで蓋をし、170℃×50分の条件で加硫した。脱型後、得られたロール体の表面に配合Cに係る組成物をディップコートし、150℃×50分の条件で熱処理した。これにより、実施例13、14、18に係る帯電ロールを得た。なお、実施例13、14、18については外側端部が蓋で封止された短軸体とした。
(実施例16)
図15に示すロール構成を有する帯電ロールを作製した。すなわち、クロスヘッド押し出し機にてワイヤーを配合Aに係る組成物に巻きつけながら押し出しした後、両端の短軸体をワイヤーと接合挿入して170℃×50分の条件で加硫した。その後、得られたロール体の表面に配合Cに係る組成物をディップコートし、150℃×50分の条件で熱処理した。これにより、実施例8に係る帯電ロールを得た。なお、実施例16については外側端部が蓋で封止された短軸体とした。
(実施例17、19)
図14に示すロール構成を有する帯電ロールを作製した。すなわち、弾性体の面長部と延出部とが一体に成形される金型内面を有する金型に、配合Aに係る組成物を注入した後、金型の両端をキャップで蓋をし、170℃×50分の条件で加硫した。脱型後、得られたロール体の表面に配合Cに係る組成物をディップコートし、150℃×50分の条件で熱処理した。さらに、弾性体の延出部を表2に示す各短軸体に挿入した。これにより、実施例17、19に係る帯電ロールを得た。なお、実施例17、19については外側端部が蓋で封止された短軸体とした。
(比較例1)
比較例1については、図17に示すロール構成を有する帯電ロールを作製した。すなわち、パイプ金型に同軸に従来軸体を設置し、金型/従来軸体間の間隙に配合Aに係る組成物を注入した後、キャップで蓋をし、170℃×50分の条件で加硫した。脱型後、得られたロール体の表面に配合Cに係る組成物をディップコートし、150℃×50分の条件で熱処理した。これにより、比較例1に係る帯電ロールを得た。
<評価>
(画像評価)
各帯電ロールを市販のカラーレーザープリンタ(DELL社製、「Color Laser 3110cn」)に組み込んで、黒ベタ画像を出した時の、ロールの形状起因による周方向の濃度ムラをマクベス濃度計で測定した。濃度差が0.2以下のものを接地性に優れ、優れた画像が得られるとして「◎」、濃度差が0.21〜0.3のものを接地性が良好であり、良好な画像が得られるとして「○」、濃度差が0.31〜0.49のものを接地性が若干劣るが許容できるものとして「△」、濃度差が0.5以上のものを接地性が悪く、画像不良であるとして「×」と判断した。
(帯電性ムラ評価)
各帯電ロールを市販のカラーレーザープリンタ(DELL社製、「Color Laser 3110cn」)に組み込んで、感光体を所定の回転数で回転させながらDC1200Vを印加したときの感光体1周における最大電位と最小電位との差(ΔV)を帯電性ムラの値とした。帯電性ムラが10V以下の場合を優れる「◎」、11〜20Vの場合を良好「○」、21〜50Vの場合をやや劣るが許容できる「△」、51V以上の場合を劣る「×」とした。
(耐久評価)
各帯電ロールを市販のカラーレーザープリンタ(DELL社製、「Color Laser 3110cn」)に組み込んで、連続して画像を出した時に、弾性層と短軸体との接着部分が剥がれて短軸体が取れてしまう時点までの出力画像の枚数を確認した。その枚数が3000枚以上の場合を耐久性に優れるとして「◎」、2000枚〜2999枚の場合を耐久性が良好であるとして「○」、1000枚〜1999枚の場合を耐久性にやや劣るが許容できるとして「△」、999枚以下の場合を耐久性に劣るとして「×」と判断した。
(端部リーク評価)
各帯電ロールを直径30mmの金属ロールの上に乗せて、リーク試験機(KIKUSUI社製、「TOS5051」)にてリーク試験を実施した。リーク電圧が0.8kVより大きい場合を端部の耐リーク性に優れるとして「◎」、0.6〜0.7kVの場合を端部の耐リーク性が良好であるとして「○」、0.4〜0.5kVの場合を端部の耐リーク性にやや劣るが許容できるとして「△」、0.3kV以下の場合を端部の耐リーク性に劣るとして「×」と判断した。
表1、表2に、作製した各帯電ロールのロール構成の詳細、評価結果をまとめて示す。
Figure 2012088677
Figure 2012088677
表1、表2の結果を相対比較すると以下のことが分かる。比較例1に係る帯電ロールは、ロール状弾性体の内部を長軸体が貫通した構造である。そのため、弾性体形成材料の注入時の圧力により軸体が曲がり、これに起因して形状ムラが発生して接地性が低下し、画像不良が発生した。
これに対し、実施例1〜19に係る帯電ロールは、いずれも、弾性体の両端部にそれぞれ短軸体が固定されている。そのため、ロール状弾性体の面長部が柔軟になって、感光体の表面に沿うように追随して接地性が向上し、ロールの形状起因の画像不具合が発生することなく、良好な画像が得られた。また、このような構成を採用しても、耐久性や端部の耐リーク性が著しく損なわれることもないことが分かった。
したがって、本発明に係る帯電ロールによれば、電子写真機器の高画質化、耐久性の向上に寄与することが可能なことが確認できた。
また、実施例に係る帯電ロール同士を比較すると、短軸体が中実体で構成されている実施例1〜11においては、とりわけ、B/A値が12〜150の範囲にある実施例1〜9に係る帯電ロールは、接地性と端部の耐久性とのバランスに優れていることが確認された。また、D−d値が1よりも大きい実施例1〜3、5〜8、10、11に係る帯電ロールは、短軸体と感光体との間で端部リークが発生し難くなるため、良好な画像を得やすくなることが確認された。
また、短軸体が中実体で構成されている実施例1と比較して、短軸体が中空体で構成されている実施例14は、高速回転時の帯電性ムラ評価が向上しており、高速回転時の接地性が向上していることが確認された。また、短軸体が中空体で構成されている帯電ロール同士を比較すると、短軸体が弾性体の面長部と重なる領域の長さA(=A1=A2)を有する構成の実施例14と比べて、短軸体が弾性体の面長部と重なる領域がない構成の実施例12では、高速回転時の帯電性ムラ評価がさらに向上しており、高速回転時の接地性がさらに向上していることが確認された。また、短軸体が弾性体の面長部と重なる領域の長さAを有する構成の実施例13、14、18を比較すると、B/A値が12以上のものは、高速回転時の接地性に優れることが確認された。また、短軸体が弾性体の面長部と重なる領域がない構成の実施例12、17、19を比較すると、距離Cが5mm以下のものは、接地性と端部の耐久性とのバランスに優れていることが確認された。
以上、本発明の実施形態、実施例について説明したが、本発明は上記実施形態、実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能なものである。
10A 第1実施形態の帯電ロール
10B 第2実施形態の帯電ロール
10C 第3実施形態の帯電ロール
10D 第4実施形態の帯電ロール
10E 第5実施形態の帯電ロール
10F 第6実施形態の帯電ロール
12 弾性体
12a 中空部
12b 基層
12c 中間層
14a 第1の短軸体
14b 第2の短軸体
16 表層
18 導電性線材
20 第3の軸体

Claims (6)

  1. ロール状の弾性体と、
    前記弾性体の一端部におけるロール軸上に固定された第1の短軸体と、
    前記弾性体の他端部におけるロール軸上に固定された第2の短軸体と、
    を有することを特徴とする電子写真機器用帯電ロール。
  2. 前記第1の短軸体および前記第2の短軸体のいずれも中空体であり、両短軸体の内部に前記弾性体が入り込むことにより、前記両短軸体の内部に前記弾性体が密着していることを特徴とする請求項1に記載の電子写真機器用帯電ロール。
  3. 前記弾性体の両端面には、該端面の中心部分から外側に向かって延出された延出部がそれぞれ一体形成されており、前記両短軸体の内部に前記弾性体の両延出部がそれぞれ入り込むことにより、前記弾性体の端面よりも外側で、前記両短軸体が前記弾性体に固定されていることを特徴とする請求項2に記載の電子写真機器用帯電ロール。
  4. 前記第1の短軸体および前記第2の短軸体のいずれも中空体であり、以下の条件(1)を満たすことを特徴とする請求項2に記載の電子写真機器用帯電ロール。
    12<B/A1、12<B/A2・・・(1)
    但し、A1:前記第1の短軸体が前記弾性体の面長部と重なる領域の長さ
    A2:前記第2の短軸体が前記弾性体の面長部と重なる領域の長さ
    B :前記弾性体の面長
  5. 前記第1の短軸体および前記第2の短軸体のいずれも中実体であり、以下の条件(2)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の電子写真機器用帯電ロール。
    12<B/A1<150、12<B/A2<150・・・(2)
    但し、A1:前記第1の短軸体が前記弾性体と重なる領域の長さ
    A2:前記第2の短軸体が前記弾性体と重なる領域の長さ
    B :前記弾性体の面長
  6. 以下の条件(3)を満たすことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電子写真機器用帯電ロール。
    D−d1>1、D−d2>1・・・(3)
    但し、D :前記弾性体の外径(mm)
    d1:前記第1の短軸体の外径(mm)
    d2:前記第2の短軸体の外径(mm)
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