JPH0771442A - スポンジローラ - Google Patents

スポンジローラ

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Publication number
JPH0771442A
JPH0771442A JP22080793A JP22080793A JPH0771442A JP H0771442 A JPH0771442 A JP H0771442A JP 22080793 A JP22080793 A JP 22080793A JP 22080793 A JP22080793 A JP 22080793A JP H0771442 A JPH0771442 A JP H0771442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sponge
peripheral surface
outer peripheral
roller
sponge roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22080793A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Hasegawa
長谷川  満
Takashi Fujita
貴史 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP22080793A priority Critical patent/JPH0771442A/ja
Publication of JPH0771442A publication Critical patent/JPH0771442A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ガス抜き穴を設けた芯金側からガ
ス抜きすることにより、外周面上にパーティングライン
や突起等の欠陥が無いスポンジローラを提供することを
目的とする。 【構成】 ガス抜き穴4を有する芯金2に円筒状のスポ
ンジ部3を同軸に支持させる。スポンジ部3の外周面7
が一定半径で連続する発泡状態の均一な円周面であるよ
うにするのが好ましい。また、スポンジ部3の外周面7
をスキン層8とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、普通紙複写機(PP
C)、ファクシミリ、プリンター等に使用される帯電ロ
ーラや現像ローラに使用されるスポンジローラ関する。
【0002】
【従来の技術】非磁性トナーを用いた一成分接触現像方
式のPPC、ファクシミリ、プリンター等においては、
低硬度の現像ローラが要求される。そのような低硬度ロ
ーラとしてはローラ部分にスポンジを用いたスポンジロ
ーラが考えられる。すなわち、回転中心軸となる芯金に
円筒状のスポンジ(以下スポンジチューブという)の内
周面を固着したスポンジローラとすることで低硬度化を
図ることができる。具体的には次のようなものである。
【0003】 予め円筒状に成型したスポンジチュー
ブに芯金を挿入して接着した後、研削などによってその
外周面を削り、そのスポンジチューブの外周面に樹脂ま
たはゴムなどの薄いチューブを被覆したもの。 ガス抜き穴を設けた割型によりスポンジチューブの
外周部にスキン層を形成したもの。
【0004】 ガス抜き穴を設けたパイプ金型により
スポンジチューブの外周部にスキン層を形成したもの。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
のスポンジローラにあっては、スポンジチューブ外周面
の研削加工に加えて、チューブを被覆することでコスト
が高くなり、しかも硬度がアップするという問題があ
る。また、上記のスポンジローラにあっては割型であ
るためローラ表面にパーティングラインができ、その部
分が不均一な発泡状態となって硬度のばらつきやひけが
生じる。また、ローラ表面にガス抜き穴による突起がで
きてしまう。したがって、現像ローラとして使用できな
い。
【0006】上記のスポンジローラでは、パーティン
グラインはなくなるが、ガス抜き穴に突起が残存し、や
はり現像ローラとして使用できない。また、いうまでも
ないがガス抜き穴がなかったり、少なかったりする場合
には、均一な発泡を得ることができず、スポンジ表面の
スキン層にも気泡が発生するという問題が発生する。
【0007】そこで、本発明は、芯金側からガス抜きす
ることにより、外周面上にパーティングラインや突起の
全く無いスポンジローラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、ガス抜き穴を有する芯金に円筒状
のスポンジ部を同軸に支持させたことを特徴とするもの
であり、請求項2記載の発明は、前記スポンジ部の外周
面が一定半径で連続する発泡状態の均一な円周面である
ことを特徴とするものであり、請求項3記載の発明は、
前記スポンジ部の外周面がスキン層であることを特徴と
するものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、ガス抜き穴を有する
芯金に円筒状のスポンジ部が同軸に支持される。したが
って、スポンジ部を軸芯側からガス抜きすることがで
き、外周面を成型する金型にガス抜き穴を設ける必要が
ないので、その外周面に欠陥のないスポンジローラとな
る。
【0010】請求項2記載の発明では、スポンジ部の外
周面が一定半径で連続する発泡状態の均一な円周面とし
て形成される。したがって、パーティングライン等の段
差部分に生じ易い不均一発泡およびそれによる硬度のば
らつきやひけがないスポンジローラとなる。請求項3記
載の発明では、スポンジ部の外周面にスキン層が形成さ
れる。したがって、ローラ表面は穴や突起のない平滑面
となるので樹脂やゴム等のチューブで被覆する必要がな
い。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1〜図7は請求項1〜3記載の発明に
係るスポンジローラの一実施例を示す図である。まず、
その構成を説明する。
【0012】図1〜図3において、スポンジローラ1は
回転中心となる芯金2の周囲にチューブ状(円筒状)の
スポンジ部3を同軸に有している。芯金2は中空構造と
なっており、放射方向等間隔かつ軸線上等間隔に中空部
分から外周面まで貫通している複数のガス抜き穴4を有
している。また、芯金2はその両端に回転軸となるジャ
ーナル5を同軸に有しており、ジャーナル5もまた貫通
穴6をもつ中空構造となっている。具体的には、例えば
外径10mm、厚み2mm、胴部長さ230mmのステンレス
製中空円筒に、穴径がφ0.8mmのガス抜き穴を円周方
向が等分に4箇所、軸方向が20mmピッチに12箇所の
計44箇所設けた芯金2を使用し、外径6mm、軸中心に
穴径2mmの貫通穴6をもつステンレス製のジャーナル5
を使用している。したがって、ジャーナル5の貫通穴6
とガス抜き穴4とは連通していて、スポンジ部3が発泡
形成される際、生じるガスをガス抜き穴4と貫通穴6を
通して外部に排出することができる。また、スポンジ部
3は一定半径で連続する発泡状態の均一な円周面である
外周面7を有し、その外周面7はスキン層8により形成
されている。
【0013】図4において、パイプ金型10は、周方向
および軸方向ともに継目のない一体的なパイプ構造を有
しており、その内周面は凹凸のない一様に平滑な表面形
状を有している。また、その両端には芯金支持側板12
に固定するための固定穴11が設けられている。図5に
おいて、芯金支持側板12は軸中心部に芯金2のジャー
ナル5が貫通し、かつその端部の段差部分で嵌合、支持
されるよう軸通し穴13を有している。芯金支持側板1
2の外周面部14にはパイプ金型10が嵌合し突き当た
るような段差が設けられるとともに、パイプ金型10を
固定する際の金型固定ネジ穴15が円周上複数箇所に設
けてある。また、軸通し穴13と外周面部14とは同軸
であり、芯金2の外周面とパイプ金型10の内周面との
間隙が放射方向等間隔になるようになっている。
【0014】次に、その作製法と共に作用を説明する。
まず、図6において、よく混練された所定量のゴム生地
(例えばシリコーンゴム)が図示しない押し出し機によ
ってチューブ状に予備成型され、チューブ素材20とな
る(図6(a))。次いで、このチューブ素材20に接着
剤の塗布された芯金2を挿入し(図6(b))、芯金2を
挿入したチューブ素材20をパイプ金型10内に挿入す
る(図6(c))。次いで芯金支持側板12の軸通し穴1
3を芯金2の両端の段差部分に嵌合させるとともに、パ
イプ金型10を芯金支持側板12の外周面部14に嵌合
させ、パイプ金型10上に設けられた固定穴11と芯金
支持側板12の側面に設けられた金型固定ネジ穴15と
を重ね合わせた後、ネジ16で締結する(図6(d))。
この状態を図7に示す。そして、これを図示しない電気
炉に入れ、所定の温度(例えば約170℃)で、所定の
加温時間(例えば約20分間)をかけて発泡成型する。
このときチューブ素材20の発泡によって生じたガス
は、芯金2のガス抜き穴4を通って一旦芯金2の中空部
分に排出され、更にジャーナル5の貫通穴6を経て外部
に排出される。
【0015】このように本実施例においては、スポンジ
部3を発泡成型する際に生じるガスを軸芯側の芯金2か
ら排出することができるので、外周面7を成型するパイ
プ金型10にはガス抜き穴を設ける必要がなく、表面が
一様に平滑な所謂通常の円筒をパイプ金型10として使
用でき、スポンジ部3の外周面7にガスの排出によって
生じる開孔、突起等の欠陥がないスポンジローラ1が成
型できる。また、芯金2に機能上支障のないガス抜き穴
4を設けるので、従来のようなガス抜き穴4の配置、個
数の制約をなくすことができる。
【0016】また、この一様に平滑な内周面をもつパイ
プ金型10と芯金2とは、芯金支持側板12によって同
軸かつ放射方向等間隔に支持されるので、スポンジ部3
の外周面7が一定半径で連続する発泡状態の均一な円周
面として形成され、かつパーティングライン等の段差部
分が生じないので、不均一発泡による硬度のばらつきや
ひけ等のないスポンジローラ1が得られる。
【0017】さらに本実施例では、電気炉中でチューブ
素材20が発泡によって体積を増加させ、一様に平滑な
内周面をもつパイプ金型10の内周面に密着することで
気泡や開孔のない緻密な層、すなわちスキン層8が形成
される。したがって、スポンジ部3の外周面7には穴や
突起のない緻密な平滑面が形成されるので、樹脂やゴム
等のチューブで被覆する必要がなく、低コストのスポン
ジローラとなる。
【0018】以上の実施例に基づいて作製したスポンジ
ローラを非磁性トナーを用いた一成分接触現像方式の所
定の評価機で評価したところ、スポンジローラ上で良好
なトナー薄層状態が得られ、また、従来見られた突起に
よる画像上の欠陥も無いことが確かめられた。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ガス抜き
穴を有する芯金に円筒上のスポンジ部が同軸に支持され
るので、スポンジ部を軸芯側からガス抜きすることがで
き、外周面を成型する金型にガス抜き穴を設ける必要が
ないので、その外周面に欠陥のないスポンジローラを得
ることができる。
【0020】請求項2記載の発明によれば、スポンジ部
の外周面が一定半径で連続する発泡状態の均一な円周面
として形成されるので、パーティングライン等の段差部
に生じ易い不均一発泡およびそれによる硬度のばらつき
やひけのないスポンジローラを作製することができる。
請求項3記載の発明によれば、スポンジ部の外周面にス
キン層が形成されるので、ローラ表面は穴や突起のない
平滑面となり、樹脂やゴム等のチューブで被覆する必要
がなく、低硬度のローラを安価に作製することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜3記載の発明に係るスポンジローラ
の一実施例の正面図および正面断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】一実施例の芯金の斜視図である。
【図4】一実施例の成型に用いたパイプ金型の外観斜視
図である。
【図5】一実施例の成型に用いた芯金支持側板の外観斜
視図である。
【図6】一実施例の成型方法の説明図である。
【図7】一実施例の発泡成型前の状態説明図である。
【符号の説明】
1 スポンジローラ 2 芯金 3 スポンジ部 4 ガス抜き穴 7 外周面 8 スキン層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス抜き穴を有する芯金に円筒状のスポン
    ジ部を同軸に支持させたことを特徴とするスポンジロー
    ラ。
  2. 【請求項2】前記スポンジ部の外周面が一定半径で連続
    する発泡状態の均一な円周面であることを特徴とする請
    求項1記載のスポンジローラ。
  3. 【請求項3】前記スポンジ部の外周面がスキン層である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のスポンジロー
    ラ。
JP22080793A 1993-09-06 1993-09-06 スポンジローラ Pending JPH0771442A (ja)

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JP22080793A JPH0771442A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 スポンジローラ

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JP22080793A JPH0771442A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 スポンジローラ

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JPH0771442A true JPH0771442A (ja) 1995-03-17

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ID=16756874

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JP22080793A Pending JPH0771442A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 スポンジローラ

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JP (1) JPH0771442A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009092851A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Shin Etsu Polymer Co Ltd 現像ローラ
JP2012088677A (ja) * 2010-09-22 2012-05-10 Tokai Rubber Ind Ltd 電子写真機器用帯電ロール
KR101302808B1 (ko) * 2011-06-28 2013-09-02 박승주 세정 및 이송용 스폰지 롤러 브러쉬와 그 제조방법

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