JP2012083718A - 保護体及び保護体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】気泡を発生させることなく対象物に貼付することができ、対象物の視認性及び装飾性を損なわない保護体及び保護体の製造方法を提供する。
【解決手段】シート1の周縁部分に接着部3を多数設けて、該接着部3とフラットディスプレイの周囲とを接着させる。接着部3及び装飾部2によってシート1の中央部分とフラットディスプレイとは適長離隔する。また多数の接着部3は互いに離隔しているので、シート1とフラットディスプレイとの間及び接着部3、3、・・・、3の間を空気が通流する。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報を表示する表示部に貼付し、表示部を保護する保護体及び保護体の製造方法に関する。
タッチパネルを介して操作され、電子メールの送受信、インターネット接続及びアプリケーションソフトウェアの実行が可能な多機能型携帯電話(いわゆるスマートフォン)並びにタッチパネルを介して操作されるタブレット型端末は、必要な情報を迅速に取得し、また送信可能であることから一般に広く普及している。
スマートフォン及びタブレット型端末は、ユーザの視認性を向上させるべく、正面部分の大半をタッチパネルを有するフラットディスプレイにて構成しており、操作のためにユーザがディスプレイに触れた場合に、フラットディスプレイが損傷するおそれがある。そのためフラットディスプレイを保護する透過性の保護シートが従来提案されており、該保護シートをフラットディスプレイに貼付することによって、フラットディスプレイを損傷から保護することができる(例えば特許文献1参照)。
特開2001−117880号公報
特許文献1に記載の保護シートは、その一面全体に粘着層を備え、該粘着層をフラットディスプレイに密着させて保護シートを貼付する。ユーザが保護シートをフラットディスプレイに貼付した場合、保護シートとフラットディスプレイとの間に空気が侵入して粘着層がフラットディスプレイに密着しない部分が生じ、該部分に空気が閉じこめられることがある(以下、空気が閉じこめられた部分を気泡という)。
気泡は斑に発生することが多く、視認性及び装飾性を悪化させる。特にスマートフォン及びタブレット型端末は、操作ボタンにて操作を行う従来の携帯電話に比べてフラットディスプレイの面積が大きいため、空気が侵入しやすく、それ故、気泡が発生しやすい。また発生した気泡を除去するためには、指で押圧して気泡をフラットディスプレイの端まで移動させるか又は保護シートを貼付し直す必要があり、スマートフォン及びタブレット型端末のフラットディスプレイに気泡がない状態で保護シートを貼付することは極めて難しい。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、気泡を発生させることなく対象物に貼付することができ、対象物の視認性及び装飾性を損なわない保護体及び保護体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る保護体は、透光性を有するシートと、該シートの一面に設けた接着部とを備え、該接着部によって前記シートを対象物に接着させて対象物を保護する保護体において、前記シートの周縁部分に、多数の前記接着部を互いに離隔させて配置してあることを特徴とする。
本発明においては、シートの周縁部分に接着部を複数設けて、該接着部と対象物とを接着させる。例えば接着部とディスプレイの周囲とを接着させる。接着部などの厚みによって、シートの中央部分とディスプレイとは適長離隔する。複数の接着部は互いに離隔しているので、接着部の間を空気が通流し、気泡は発生しない。
本発明に係る保護体は、前記接着部は、剥離可能な接着力を有することを特徴とする。
本発明においては、ディスプレイの周囲に接着した接着部は、必要に応じて剥離される。
本発明に係る保護体は、前記シートの周縁部分に装飾部が設けてあることを特徴とする。
本発明においては、シートの一面における周縁部分に装飾部を設けることによって、ディスプレイの装飾性が向上する。また接着部とシートとの間に装飾部を設けた場合には、シートの他面側から接着部が視認されることはない。
本発明に係る保護体は、前記シートの前記一面に、ニュートンリングの発生を防止する粗面部が設けてあることを特徴とする。
本発明においては、粗面部をシートの一面に設けることによって、シートの他面に外力が作用し、前記一面とディスプレイとの間隙が狭まったとしても、粗面部から突出した部分によって前記一面とディスプレイとの間に、光の波長よりも充分に大きな隙間が確保され、ニュートンリングは発生しない。
本発明に係る保護体は、前記粗面部は、前記一面における少なくとも中央部分に配置してあることを特徴とする。
本発明においては、シートの一面の中央部分に粗面部を設けている。前記中央部分の縦寸法及び横寸法をディスプレイに対応させることによって、ディスプレイのいずれの部分をユーザが触っても、ニュートンリングは発生しない。
本発明に係る保護体は、前記シートの他面側に汚染を防止する汚染防止層を設けてあることを特徴とする。
本発明においては、汚染防止層をシートの他面(正面)に形成することで、シート正面への油分及び水分等による汚染を防止する。ユーザがシート正面を指で触れた場合でも、油分及び水分等による指紋が発生し難い。
本発明に係る保護体は、前記シートの他面側に抗菌又は消臭性材料を有する層を設けてあることを特徴とする。
本発明においては、抗菌又は消臭性材料を有する層をシートの正面に形成し、抗菌及び消臭機能を実現する。
本発明に係る保護体は、前記シートの他面側に傷を修復する自己修復層を設けてあることを特徴とする。
本発明においては、シートの正面に自己修復層を形成し、シート正面を物体が引っ掻いて傷が発生した場合でも、経時的に傷を消滅させる。
本発明に係る保護体は、前記シートの一面側又は他面側に蓄光性材料を有する蓄光層を設けてあることを特徴とする。
本発明においては、蓄光層をシートに設けたので、保護体を明るい場所から暗い場所に移動させた場合、保護体は光る。
本発明に係る保護体は、前記シートの一面側又は他面側にハーフミラー層を設けてあることを特徴とする。
本発明においては、ハーフミラー層をシートに設け、保護体の保護対象(例えばディスプレイ)からの光を透過させる。保護体を付したディスプレイが点灯している場合、ディスプレイに表示された画像をユーザは視認する。ディスプレイが消灯している場合、ハーフミラー層はディスプレイと反対側からの光を反射するので、保護体を付したディスプレイをユーザは鏡として使用可能である。
本発明に係る保護体は、前記シートの他面側に汚染を防止する汚染防止層を設けてあり、表面の鉛筆硬度はH以上であり、透過率は80%以上であり、曇り度は8.5%以下であることを特徴とする。
本発明においては、保護体の透過性、ニュートンリング防止機能及び強度を考慮して、鉛筆硬度、透過率及び曇り度を設定し、視認性の維持及び向上を図る。
本発明に係る保護体は、前記シートは、所定角度以下の入射角で進入した光が透過するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、所定角度以下の入射角で進入した光が透過するようにシートを構成しており、ユーザがディスプレイ上に保護体を配置した場合に、ユーザの隣にいる第三者はディスプレイを視認することができない。
本発明に係る保護体は、前記シートは、切欠又は穴を有することを特徴とする。
本発明においては、タブレット型端末の操作部又はスマートフォンの操作部及びスピーカなどに対応する位置に切欠又は穴を設けることによって、タブレット型端末又はスマートフォンのディスプレイ上に保護体を配置しても、タブレット型端末及びスマートフォンの機能は損なわれない。
本発明に係る保護体の製造方法は、ドット状をなす多数の接着部からなる環状パターンを一面の周縁部分に印刷した透光性のシートを有し、前記接着部によって前記シートを対象物に接着して対象物を保護する保護体の製造方法であって、透光性を有するシート原反の一面に、複数の前記環状パターンを接着剤を用いてドットで印刷する印刷工程と、前記環状パターンに合わせて前記シート原反を切断し、前記シートを有する複数の前記保護体を製造する切断工程とを備えることを特徴とする。
本発明においては、ディスプレイ上において気泡が発生することを防止する保護体を製造する。
本発明に係る保護体の製造方法は、前記シート原反に装飾部を形成する工程を更に備えることを特徴とする。
本発明においては、ディスプレイに装飾を施す保護体を製造する。
本発明に係る保護体の製造方法は、前記印刷工程の前に、ニュートンリングの発生を防止する粗面部を前記シート原反の前記一面に形成する工程を更に備えることを特徴とする。
本発明においては、操作のために押圧しても、ニュートンリングが発生しない保護体を製造する。
本発明に係る保護体の製造方法は、汚染を防止する汚染防止層を前記シート原反の他面側に形成する工程を備えることを特徴とする。
本発明においては、汚染を防止する汚染防止層をシートの他面(正面)に形成する。
本発明に係る保護体の製造方法は、抗菌又は消臭性材料を有する層を前記シート原反の他面側に形成する工程を備えることを特徴とする。
本発明においては、抗菌又は消臭性材料を有する層をシート原反の他面(正面)側に形成する。
本発明に係る保護体の製造方法は、傷を修復する自己修復層を前記シート原反の他面側に形成する工程を備えることを特徴とする。
本発明においては、弾性係数が高く、傷を修復する自己修復層をシート原反の他面(正面)側に形成する。
本発明に係る保護体の製造方法は、蓄光性材料を有する蓄光層を前記シート原反の一面側又は他面側に形成する工程を備えることを特徴とする。
本発明においては、蓄光性材料を有する蓄光層をシート原反に形成する。
本発明に係る保護体の製造方法は、ハーフミラー層を前記シート原反の一面側又は他面側に形成する工程を備えることを特徴とする。
本発明においては、保護対象側からの光を透過し、保護対象と反対側からの光を反射するハーフミラー層をシート原反に形成する。
本発明に係る保護体にあっては、シートの周縁部分に接着部を複数設けて、該接着部とディスプレイの周囲とを接着させているので、接着部の厚みによって、シートの中央部分とディスプレイとは適長離隔する。複数の接着部は互いに離隔しており、接着部の間を空気が通流し、気泡は発生しない。そのため、ディスプレイの視認性及び装飾性は損なわれない。
本発明に係る保護体にあっては、ユーザはディスプレイの周囲に接着した接着部を必要に応じて剥離し、容易に保護体を貼付し直すことができる。
本発明に係る保護体にあっては、シートの一面における周縁部分に装飾部を設けることによって、ディスプレイの装飾性を向上させることができる。またシートの一面と接着部との間に装飾部が存在するため、シートの他面側から接着部は視認されない。
本発明に係る保護体にあっては、粗面部をシートの一面に設けることによって、シートの他面に外力が作用し、前記一面とディスプレイとの間隙が狭まったとしても、粗面部から突出した部分によって前記一面とディスプレイとの間に、光の波長よりも充分に大きな隙間が確保され、ニュートンリングは発生せず、ニュートンリングによってディスプレイの視認性が妨げられることを回避することができる。
本発明に係る保護体にあっては、シートの一面の中央部分に粗面部を設けており、ディスプレイにシートの縦寸法及び横寸法を対応させることによって、ディスプレイのいずれの部分をユーザが触っても、ニュートンリングは発生しない。ユーザは、ディスプレイに表示される映像を確実に視認することができ、且つディスプレイに表示されたGUI(Graphical User Interface)を押圧しても、ニュートンリングによる視認性の悪化を招来しない。
本発明に係る保護体にあっては、汚染防止層をシートの他面(正面)に形成することで、油分及び水分等によるシート正面の汚染を防止する。保護体をディスプレイに貼付した場合、ユーザがシート正面を指で触れても、油分及び水分等による指紋が発生し難いので、ディスプレイの視認性を維持することができる。またディスプレイの意匠性及び清潔感を保つことができる。
本発明に係る保護体にあっては、抗菌又は消臭性材料を有する層を備えるので、抗菌性及び消臭性に優れ、保護体を清潔に保つことができる。そのためユーザの衛生向上を図ることができる。
本発明に係る保護体にあっては、シートの正面に、弾性係数の高い自己修復層を形成することで、シート正面を物体が引っ掻いて傷が発生した場合でも、経時的に傷は消滅する。保護体を、例えばディスプレイに貼付した場合、傷によるディスプレイの視認性の低下を防止することができる。
本発明に係る保護体にあっては、蓄光層をシートに設けたので、保護体が明るい場所から暗い場所に移動した場合、保護体は蛍光を発する。保護体をディスプレイに貼付した場合、ディスプレイを明るい場所から暗い場所に移動させても、ユーザはディスプレイの位置を容易に確認することができる。またディスプレイの意匠性を向上させることができる。
本発明に係る保護体にあっては、保護体を例えばディスプレイに貼付している場合、ハーフミラー層はディスプレイ側からの光を透過するので、ディスプレイが点灯している間、ディスプレイに表示された画像をユーザは視認することができる。ディスプレイが消灯している間、ハーフミラー層はディスプレイと反対側からの光を反射するので、保護体を付したディスプレイをユーザは鏡として使用することができる。
本発明に係る保護体にあっては、鉛筆硬度をH以上、保護体の透過率を80%以上、保護体の曇り度を8.5%以下に設定することで、透過性、ニュートンリング防止機能及び強度の各機能を損なうことなく、バランスよく発揮させて、視認性の維持及び向上を図ることができる。
本発明に係る保護体にあっては、シートに垂直な方向に対して所定範囲の角度で進入した光が透過するようにシートを構成しており、ユーザがディスプレイ上に保護体を配置した場合に、ユーザの隣にいる第三者はディスプレイを視認することができない。そのためユーザの個人情報を保護することができる。
本発明に係る保護体にあっては、タブレット型端末の操作部又はスマートフォンの操作部及びスピーカなどに対応する位置に切欠又は穴を設けることによって、タブレット型端末又はスマートフォンのディスプレイ上に保護体を配置しても、タブレット型端末及びスマートフォンの機能は損なわれず、ユーザはタブレット型端末及びスマートフォンを快適に使用でき、且つディスプレイを保護することができる。
本発明に係る保護体の製造方法にあっては、上述した保護体を製造することができる。
実施の形態1に係る保護体を略示する正面図である。 保護体を略示する背面図である。 図1のIII−III線における断面図である。 保護体の接着部付近を示す拡大図である。 保護体とタブレット型端末とを示す分解斜視図である。 保護体をフラットディスプレイ上に配置したタブレット型端末を示す斜視図である。 保護体の製造工程を示す工程図である。 シート原反及びシートの背面に印刷されるパターンを示す背面図である。 実施の形態1の変形例に係る保護体とスマートフォンとを示す分解斜視図である。 保護体をフラットディスプレイ上に配置したスマートフォンを示す斜視図である。 保護体の接着部付近を示す拡大図である。 実施の形態2に係る保護体を示す略示断面図である。 保護体の製造工程を示す工程図である。 実施の形態3に係る保護体の製造工程を示す工程図である。 実施の形態4に係る保護体の製造工程を示す工程図である。 実施の形態5に係る保護体の製造工程を示す工程図である。 実施の形態6に係る保護体の製造工程を示す工程図である。
(実施の形態1)
以下本発明を実施の形態1に係る保護体を示す図面に基づいて詳述する。図1は保護体を略示する正面図、図2は保護体を略示する背面図、図3は図1のIII−III線における断面図、図4は保護体の接着部付近を示す拡大図である。
図において1は、PET(Polyethylene Terephthalate)からなり、タブレット型端末10の正面に配置される無色透明なシート1である。なおシート1は透過性を有していればよく、着色されていてもよい。シート1はタブレット型端末10の正面の形状に対応した形状をなす。シート1は縦長の略矩形をなし、シート1の四隅は円弧状をなす。シート1の縦寸法は、例えば約23.6cmであり、シート1の横寸法は、例えば約18.3cmである。シート1の短辺に、切欠1aが形成してあり、該切欠1aはタブレット型端末10の操作部11に整合する位置に配してある。切欠1aは、円弧部分がシート1の中央に向けて突出した半楕円形をなす。
なおシート1は、所定角度以下の入射角で進入した光が透過するシート、いわゆるブラインドシートであってもよい。ブラインドシートは線状の透明部分及び不透明縞部分を備える。透明部分及び不透明部分は、縞状をなすように交互に配置してある。透明部分は、両側を不透明部分に挟まれており、透明部分に所定角度よりも大きい入射角で進入した光は、不透明部分によって進路を遮られる。そのため、所定角度以下の入射角で進入した光のみがブラインドを透過する。
ブラインドシートは、例えばシート1にプラス45度からマイナス45度の範囲の入射角で進入した光のみが透過する。そのためブラインドシートをフラットディスプレイ11上に配置した場合、ユーザの隣に位置する第三者は、シート1を介してフラットディスプレイ11に表示された映像を視認することはできない。なお光が透過する入射角の限界値は、45度に限定されず、30度その他の角度であってもよいことは言うまでもない。
図2に示すように、シート1の背面における周縁部全体に装飾部2が設けてある。該装飾部2は所定幅の枠状をなす。装飾部2には例えば、着色(白色又は黒色など)又は図柄が施してある。なお装飾部2は、装飾部2が配置された箇所を隠蔽し、視認不可能にするという実用的な用途も有する。
図2及び図3に示すように、装飾部2の上には、円形をなす多数の接着部3、3、・・・、3が所定間隔を空けて千鳥配置してある。図4に示すように、接着部3の直径は略2mmであり、接着部3同士の縦間距離及び横間距離は略1mmである。接着部3の厚みは、15〜20ミクロンである。図2及び図3に示すように、シート1の背面側にシート1と略同寸のフィルム4が設けてあり、該フィルム4は接着部3に当接している。フィルム4は、接着部3に塵埃が付着することを防止しており、接着部3から剥離することができる。
接着部3を構成する主な成分の割合は、ビニルエーテル樹脂40〜44重量パーセント、アクリレート組成物50〜54重量パーセント、光重合開始剤2〜3重量パーセント及び助剤2〜3重量パーセントである。フィルム4を剥離して接着部3をフラットディスプレイ11の周囲に接着させることによって、保護体はフラットディスプレイ11上に配置される。接着部3は、自然に剥離せず且つユーザがフラットディスプレイ11の表面からシート1を指で剥離することができる接着力を有する。剥離後も接着部3の接着力は低下せず、ユーザは必要に応じて保護体を貼り直すことができる。フラットディスプレイ11の表面は、アクリル板又はガラス板などの透光性部材からなる。
図5は保護体とタブレット型端末10とを示す分解斜視図、図6は保護体をフラットディスプレイ上に配置したタブレット型端末10を示す斜視図である。
タブレット型端末10は、平坦な正面を有するフラットディスプレイ11を有する。保護体をフラットディスプレイ11上に配置する場合、図5に示すように、ユーザはフィルム4を剥離した後に、保護体の背面をタブレット型端末10の正面に対向させる。装飾部2の寸法は、タブレット型端末10のフラットディスプレイ11の周囲にある枠部分と略同寸である。ユーザは、装飾部2及び前記枠部分における縦方向及び横方向の位置が整合するように、位置合わせする。
そして保護体をフラットディスプレイ11上に配置し、装飾部2を押圧して接着部3をフラットディスプレイ11の周囲にある枠部分に接着させる。図6に示すように、装飾部2よりも内側に位置するシート1の中央部分がフラットディスプレイ11に対向する。なおシート1の中央部分には接着部3は設けられておらず、ユーザはシート1を介してフラットディスプレイ11に表示された映像全体を視認することができる。
装飾部2及び接着部3によってシート1とフラットディスプレイ11との間に適当な間隙が設けられ、また多数の接着部3、3、・・・、3の間も離隔していることから、シート1とフラットディスプレイ11との間及び接着部3、3、・・・、3の間を空気が通流することができ、フラットディスプレイ11上に気泡が発生することはない。そのためユーザはシート1を介してフラットディスプレイ11を明確に視認することができる。また切欠1aの内側に操作部12が位置し、ユーザは操作部12を操作することができる。
次に保護体の製造工程について説明する。図7は保護体の製造工程を示す工程図、図8はシート原反及びシートの背面に印刷されるパターンを示す背面図である。
図7Aに示すように、まず大型のシート原反100を設置する。次に図7B及び図8Aに示すように、シート原反100の背面におけるフラットディスプレイ11の周囲にある枠部分に対応する位置に装飾部2が格子状に印刷される。そして図7C及び図8Aに示すように、接着剤を用いて装飾部2上に複数の接着部3をシルクスクリーン印刷によって千鳥配置し、複数の接着部3、3、・・・、3によるドットパターンを形成する。該ドットパターンは、格子状、換言すれば複数の環状パターンを連設した態様をなす。なおドットパターンは、複数の環状パターンを備えた態様であればよく、連設していなくてもよい。装飾部2上に印刷された接着部3は、装飾部2に固着する。そして図7Dに示すように、シート原反100の背面にフィルム4を設ける。
そして図7E及び図8Bに示すように、ドットパターンに合わせてシート原反100を打ち抜いて切断し、タブレット型端末10の縦寸法及び横寸法に対応した寸法を有し、シート1の一面の周縁部分に複数の接着部3を設けた保護体を複数製造する。シート原反100を打ち抜くときに、切欠1aも形成される。なお切欠1aの形成後にシート原反100を分割してもよく、シート原反100の分割後に切欠1aを形成してもよい。
なおシート原反100の正面において、フラットディスプレイ11の周囲にある枠部分に対応する位置に装飾部2を印刷してもよく、シート1の正面に装飾部2を印刷してもよい。シート原反100又はシート1の正面に装飾部2を印刷する工程は、上述した一連の工程において、保護体を製造するのに適した順番にて実行されればよい。例えば一連の工程の最後に実行されてもよい。
次に実施の形態1の変形例に係る保護体について説明する。変形例に係る保護体は、スマートフォン20のフラットディスプレイ21を保護するために使用される。図9は、保護体とスマートフォン20とを示す分解斜視図、図10は、保護体をフラットディスプレイ21上に配置したスマートフォン20を示す斜視図、図11は保護体の接着部3付近を示す拡大図である。
図9に示すように、保護体は略矩形のシート1を備えている。シート1は、スマートフォン20の正面の形状に対応した形状をなす。シート1の縦寸法は、例えば約11.5cmであり、シート1の横寸法は、例えば約5.8cmである。シート1の一方の短辺にスマートフォン20の操作部22に対応した切欠1aが設けてある。該切欠1aは、円弧部分がシート1の中央に向けて突出した半楕円形をなす。シート1の他方の短辺には、スマートフォン20のスピーカ23に対応した切欠1bが設けてある。該切欠1bは、シート1の中央側に窪んだ横長の凹形をなす。
シート1の背面に装飾部2が形成してあり、該装飾部2上に円形をなす複数の接着部3がシルクスクリーン印刷にて千鳥配置してある。図11に示すように、接着部3の直径は略1mmであり、接着部3同士の縦間距離及び横間距離は略1mmである。接着部3の厚みは、15〜20ミクロンである。シート1の背面側にシート1と略同寸のフィルム4が設けてあり、該フィルム4は接着部3に当接している。
保護体をスマートフォン20のフラットディスプレイ21上に配置する場合、図9に示すように、ユーザはフィルム4を剥離した後に、保護体の背面をスマートフォン20の正面に対向させる。装飾部2の寸法は、スマートフォン20のフラットディスプレイ21の周囲にある枠部分と略同寸である。ユーザは、装飾部2及び前記枠部分における縦方向及び横方向の位置が整合するように、位置合わせする。そして保護体をフラットディスプレイ21上に配置し、装飾部2を押圧して接着部3を前記枠部分に接着させる。
図10に示すように、装飾部2よりも内側に位置するシート1の中央部分がフラットディスプレイ21に対向し、ユーザは該中央部分を介してスマートフォン20のフラットディスプレイ21を視認することができる。なおフラットディスプレイ21とシート1の中央部分とは略同寸であり、ユーザはフラットディスプレイ21全体を視認することができる。また切欠1aの内側に操作部22が位置し、ユーザは操作部22を操作することができる。また切欠1bの内側にスピーカ23が位置し、ユーザはスピーカ23から放出される音を聴取することができる。
実施の形態1及びその変形例に係る保護体にあっては、シート1の周縁部分に接着部3を多数設けて、該接着部3とフラットディスプレイ11、21の周囲とを接着させており、接着部3及び装飾部2によってシート1の中央部分とフラットディスプレイ11、21とは適長離隔する。また多数の接着部3は互いに離隔しているので、シート1とフラットディスプレイ11、21との間及び接着部3、3、・・・、3の間を空気が通流することができ、気泡は発生しない。そのため、タブレット型端末10及びスマートフォン20のフラットディスプレイ11、21の視認性及び装飾性は損なわれない。
またユーザはフラットディスプレイ11、21の周囲に接着した接着部3を必要に応じて剥離し、容易に保護体を貼付し直すことができる。またシート1の一面における周縁部分に装飾部2を設けることによって、フラットディスプレイ11、21の装飾性を向上させることができる。またシート1の一面と接着部3との間に装飾部2が存在するため、シート1の他面側から接着部3は視認されない。
またタブレット型端末10の操作部12又はスマートフォン20の操作部22及びスピーカ23に対応する位置に切欠1a、1bを設けることによって、タブレット型端末10又はスマートフォン20のフラットディスプレイ11、21上に保護体を配置しても、タブレット型端末10及びスマートフォン20の機能は損なわれない。そのためユーザはタブレット型端末10及びスマートフォン20を快適に使用でき、且つフラットディスプレイ11、21を保護することができる。
また所定角度以下の入射角で進入した光が透過するようにシート1を構成した場合には、ユーザがフラットディスプレイ11、21上に保護体を配置することによって、ユーザの隣にいる第三者はフラットディスプレイ11、21を視認することができない。そのためユーザの個人情報を保護することができる。
なお実施の形態1においては、装飾部2をシート1に印刷しているが、装飾部2を印刷せずに、シート1の上に直接接着部3を印刷してもよい。また装飾部2はシート1の背面に印刷してあるが、シート1の正面または両面に印刷してもよい。シート1の正面にのみ装飾部2が印刷された場合は、シート1の背面に接着部3が直接印刷される。
また切欠1a、1bに代えて、操作部12、22又はスピーカ23に対応する大きさの穴をシート1に形成してもよい。穴は、例えば打ち抜き加工によって形成される。接着部3は千鳥配置してあるが、接着部3同士が適長離隔していればよく、規則的に配置されている必要はない。ドット状をなす多数の接着部3を不規則に並べてもよい。保護体は一つずつ製造してもよい。保護体を貼付する対象は、タブレット型端末10又はスマートフォン20に限定されない。例えば電子ペーパに貼付してもよく、また湾曲したディスプレイ又は電子ペーパ等に貼付してもよい。
(実施の形態2)
以下本発明を実施の形態2に係る保護体を示す図面に基づいて詳述する。図12は、保護体を示す略示断面図である。
図12に示すように、保護体は、透過性を有するシート1を備え、該シート1の背面全体に、凹凸を多数有する粗面5aを有する粗面部5が設けてある。該粗面部5を構成する主な成分の割合は、イソブチルアルコール25〜30重量パーセント、メチルイソブチルケトン20〜25重量パーセント、トルエン0.1〜1重量パーセント及び多官能アクリレート30〜40重量パーセントである。また助剤が適量含まれる。多官能アクリレートによって、前記粗面5aが形成されており、粗面5aは、シート1の反対側に位置する。粗面5aの凹凸の深さ又は突出幅は、光の波長に比べて長く、例えば1ミクロンである。
シート1がフラットディスプレイ11、21上に配置され、ユーザが操作のためにシート1を押圧した場合でも、前記粗面5aによって、フラットディスプレイ11、21とシート1との間に、光の波長よりも充分に大きな隙間が確保され、ニュートンリングの発生を防止することができる。なお粗面部5は粗面5aが形成されていればよく、前記粗面5aは多官能アクリレートによって形成される場合に限定されない。例えば多数の微粒子を含む粗面部5をシート1の背面に設けて、該微粒子によって粗面5aを形成し、フラットディスプレイ11、21とシート1との間に光の波長よりも充分に大きな隙間を確保してもよい。
粗面部5の厚みは、3〜5ミクロンである。粗面部5の上に装飾部2が設けてあり、装飾部2の上に接着部3が設けてある。またシート1の背面にフィルム4が設けてあり、フィルム4は接着部3に当接している。フィルム4は、接着部3から剥離することができる。
次に保護体の製造工程について説明する。図13は保護体の製造工程を示す工程図である。
図13Aに示すように、まずシート原反100を設置する。次に図13Bに示すように、シート原反100の背面全体に液状の粗面部5を塗布し、硬化させる。硬化した粗面部5は層状をなす。そして図13Cに示すように、粗面部5上にて、フラットディスプレイ11、21の周囲にある枠部分に対応する位置に装飾部2が格子状に印刷される。そして図13Dに示すように、接着剤を用いて装飾部2上に複数の接着部3をシルクスクリーン印刷によって千鳥配置し、複数の接着部3によるドットパターンを形成する。装飾部2上に印刷された接着部3は、装飾部2に固着する。
そして図13Eに示すように、シート原反100の背面にフィルム4を設ける。次に図13Fに示すように、シート原反100を打ち抜いて、タブレット型端末10又はスマートフォン20の縦寸法及び横寸法に対応した寸法を有し、シート1の一面の周縁部分に複数の接着部3を設けた保護体を複数製造する。シート原反100を打ち抜くときに、切欠1a、1bも形成される。なお切欠1a、1bの形成後にシート原反100を分割してもよく、シート原反100の分割後に切欠1a、1bを形成してもよい。
なおシート原反100の正面に、フラットディスプレイ11、21の周囲にある枠部分に対応する位置に装飾部2を印刷してもよく、シート1の正面に装飾部2を印刷してもよい。シート原反100又はシート1の正面に装飾部2を印刷する工程は、上述した一連の工程において、保護体を製造するのに適した順番にて実行されればよい。例えば一連の工程の最初に実行されてもよいし、最後に実行されてもよい。この場合、粗面部5にドットパターンを印刷する。またシート原反100の背面に装飾部2を印刷した後に、粗面部5を塗布し、粗面部5にドットパターンを印刷してもよい。
実施の形態2に係る保護体にあっては、シート1の正面に外力が作用し、シート1の背面とフラットディスプレイ11、21との間隙が狭まったとしても、粗面部5によって、前記背面とフラットディスプレイとの間に光の波長よりも充分に大きな隙間が確保され、ニュートンリングは発生しない。そのためニュートンリングによってフラットディスプレイ11、21の視認性が妨げられることを回避することができる。またフラットディスプレイ11、21にシート1の縦寸法及び横寸法を対応させることによって、フラットディスプレイ11、21のいずれの部分をユーザが触っても、ニュートンリングは発生しない。ユーザは、フラットディスプレイに表示される映像を確実に視認することができ、且つフラットディスプレイ11、21に表示されたGUIを押圧しても、ニュートンリングによる視認性の悪化を招来しない。
なお実施の形態2に係る保護体の構成の内、実施の形態1と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
(実施の形態3)
以下本発明を実施の形態3に係る保護体を示す図面に基づいて詳述する。図14は保護体の製造工程を示す工程図である。
図14Gに示すように、保護体は、シート1の正面全体に設けてあり、油分及び水分等による汚染を防止する透明な汚染防止層6を備える。汚染防止層6は熱硬化型樹脂又は電離放射線硬化型樹脂の一方又は双方からなる。特に硬化後の被膜硬度に優れるので、汚染防止層6は、少なくとも電離放射線硬化型樹脂を含有することが好ましい。電離放射線硬化型樹脂は、光重合性モノマー又は光重合性プレポリマーを単独又は併用する。電離放射線硬化型樹脂は、電離放射線(光)照射により活性ラジカル種を発生させる化合物等(電離放射線(光)重合開始剤)を含有してもよい。
電離放射線硬化型樹脂に含まれる光重合性モノマー(反応性モノマーの一例)として、少なくとも、イソシアヌル酸誘導体を用いる。イソシアヌル酸誘導体は、イソシアヌル酸骨格を有し、当該イソシアヌル酸骨格に重合性反応基とアルキレンオキシド鎖が結合した構造を有する。
汚染防止層6に電離放射線硬化型樹脂を含有させ、反応性モノマーの一例としての光重合性モノマーにイソシアヌル酸誘導体を用いる。電離放射線硬化型樹脂に代えて、又はこれと共に熱硬化型樹脂を含有してもよい。汚染防止層6に熱硬化型樹脂を含有させる場合、熱重合性モノマーやプレポリマーを単独又は併用する。必要に応じて熱重合開始剤、すなわち加熱により活性ラジカル種を発生させる化合物等を含有させる。この場合、熱重合性モノマーとしてイソシアヌル酸誘導体を用いてもよい。
汚染防止層6に指紋が付着した場合、その付着した指紋を目立ち難くするためには、表面に撥水性と撥油性を強く付与するのではなく、適度な親水性と親油性を付与することが有効である。特定のイソシアヌル酸誘導体を用いることで、硬化後の被膜表面に適度な親水性と親油性を発現させることができる。光重合性モノマーに特定のイソシアヌル酸誘導体を含有させて用いることで、硬化後の被膜に適度な親水性と親油性を発現させることができる。表面に対する指紋成分(水性成分及び油性成分)の接触度合いが小さくなり過ぎないので、指紋成分は表面で適度に濡れ広がる。その結果、硬化後の表面に指紋が付着した場合でも、付着した指紋は目立ち難くなる。また硬化後の汚染防止層6の硬度低下も防止することができる。指紋を目立ち難くすること及び硬度低下防止の各性能がバランスよく両立する。
イソシアヌル酸誘導体のイソシアヌル酸骨格に結合する重合性反応基の種類は、特に限定されない。例えば、アクリロイル基、メタクリロイル基、ビニル基、エポキシ基等が挙げられる。これらの中でも、特にアクリロイル基やメタクリロイル基が好ましい。
イソシアヌル酸誘導体のイソシアヌル酸骨格に結合する重合性反応基の数は、特に限定されないが、2つ以上であることが好ましい。イソシアヌル酸骨格の窒素原子に結合する重合性反応基を少なくとも2つ有することで、架橋密度が高まる。イソシアヌル酸誘導体を含有した場合、硬度が低下する場合がある。架橋密度を高めることによって、硬度低下を防止することができる。
イソシアヌル酸誘導体のイソシアヌル酸骨格には、アルキレンオキシドが結合している。これにより、硬化後の被膜に適度な親水性を発現させることができ、指紋を拭き取り易くなる。特にエチレンオキシド(EO)が好ましい。EOの含有によって、プロピレンオキシド(PO)、ブチレンオキシド(BO)などを含有した場合と比較して、汚染防止層6に適度な親水性を発現させることが容易になる。
イソシアヌル酸誘導体のイソシアヌル酸骨格には、閉じた環構造(シクロ環)から誘導される単位が結合してもよい。環構造は、例えばラクトン、ラクタム、シクロオレフィン(例えばシクロペンテン、シクロヘキセンなど)、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シラシクロペンテン、シクロデカン、イソボルニルである。ラクトンから誘導される単位は例えば(−CO−O−(CH2 n )であり、ラクタムから誘導される単位は例えば(−NH−O−(CH2 n )である。
ラクトンは特に限定されないが、カプロラクトンが好ましい。カプロラクトンは特に限定されない。例えばε−カプロラクトン、δ−カプロラクトン、γ−カプロラクトンである。ε−カプロラクトンが好ましい。カプロラクトン以外のラクトンでもよい。例えばδ−バレロラクトン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、β−プロピオラクトン等である。分子中にラクトンやラクタムなどから誘導される単位を有することで、汚染防止層6に適度な親油性を発現させることができ、指紋が視認し難くなる。
イソシアヌル酸誘導体の分子量は、200以上5000以下であることが好ましい。分子量の値が大きく過ぎる場合、汚染防止層6の硬度が低下する可能性がある。分子量の値が小さ過ぎる場合、汚染防止層6に適度な親水性や親油性を発現させ難くなる。なお、分子量の値は、テトラヒドロフランなど移動相溶媒を用いたポリスチレン換算の重量平均分子量として求める。
イソシアヌル酸誘導体のグリフィン法によるHLB(Hydrophile−Lipophile−Balance)値は、好ましくは10以上18以下、より好ましくは12を超え15以下である。なおHLB値は次の計算式で算出される。
[数1]HLB値=20×親水部の式量の総和/分子量HLB値は、イソシアヌル酸誘導体の特性を示す重要な指数であり、親水性又は親油性の大きさの程度を示す値である。一般にHLB値は0から20までの値を取り、0に近いほど親油性が高く、20に近いほど親水性が高い。
HLB値を所定範囲に制御したイソシアヌル酸誘導体を用いるので、硬化後の被膜の親水性が適度に向上する。その結果、汚染防止層6の表面特性は後述の範囲に制御しやすくすることができる。指紋は汗を含むため、水分の付着性や濡れ性も耐指紋性を左右する重要な要因である。汚染防止層6の表面にて指紋を濡れ広げることによって、指紋による汚れが目立たなくなる効果を発現させるには、硬化後の被膜の表面は適度な親水性を有することが望ましい。
イソシアヌル酸誘導体のHLB値が小さ過ぎる場合、硬化後の被膜に適度な親水性が発現しない可能性がある。HLB値が大き過ぎる場合、親水性が強くなり過ぎ、指紋の拭き取り性が低下する。
次に保護体の製造工程について説明する。図14Aに示すように、まずシート原反100を設置する。次に図14Bに示すように、シート原反100の正面全体に、液状の汚染防止材を塗布し、硬化させる。硬化した汚染防止材は汚染防止層6となる。その後実施の形態1又は2と同様に、シート原反100の背面に粗面部5、装飾部2、接着部3及びフィルム4を順に設ける。そしてシート原反100を打ち抜いて、シート1の一面の周縁部分に複数の接着部3を設けた保護体を複数製造する(図14C〜図14G)。
シート1の正面に汚染防止層6を形成したので、シート1正面への油分等の付着を防止することができる。ユーザがシート1正面を指で触れた場合でも、油分及び水分等による指紋が発生し難い。ユーザがタッチパネル操作のためにシート1に触れても、フラットディスプレイ11、21の視認性を維持することができる。また意匠性及び清潔感を保つことができる。
保護体の透過性、ニュートンリング防止機能及び強度を考慮すると、シート1表面の鉛筆硬度はH〜6H(JIS規格7105)、保護体の透過率は80〜95%(JIS規格7105)、保護体のヘイズ(曇り度)は1.6〜8.5%(JIS規格K5600)に設定するのが好ましい。例えば鉛筆硬度を3H、透過率を91%及びヘイズを6.5%に設定する。これにより、透過性、ニュートンリング防止機能及び強度の各機能が損なわれず、バランスよく発揮され、視認性の維持及び向上を図ることができる。
汚染防止層6はフッ素系樹脂で構成してもよい。例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、ETFE(テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)、PVDF(ポリビニリデンフルオライド)、PCTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン)及びECTFE(クロロトリフルオエチレン・エチレン共重合体)等のフッ素樹脂で構成してもよい。
次に実施の形態3の変形例について説明する。変形例に係る汚染防止層6には、銀等の金属とゼオライト、シリカゲル及びアパタイト等と担持した無機系抗菌剤が混入してある。また酸化亜鉛、三酸化タングステン、酸化セリウム及び酸化チタン等の金属酸化物又はフタロアニンを含む光触媒(消臭活性物質)が混入してある。無機系抗菌剤及び光触媒によって、抗菌及び消臭を実現することができる。光触媒には、構造安定性及び光触媒能の観点から酸化チタンが好ましい。
汚染防止層6は無機系抗菌剤又は光触媒を含むので、抗菌性及び消臭性に優れ、保護体を清潔に保つことができる。そのためユーザの衛生向上を図ることができる。
なお実施の形態3に係る保護体の構成の内、実施の形態1又は2と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
(実施の形態4)
以下本発明を実施の形態4に係る保護体を示す図面に基づいて詳述する。図15は保護体の製造工程を示す工程図である。
図15Gに示すように、保護体は、シート1の正面全体に設けてあり、傷を修復する透明な自己修復層7を備える。該自己修復層7は、弾性係数の高い架橋型ポリウレタン系樹脂からなる。例えば脂肪族又は環状脂肪族におけるジイソシアネート又はポリイソシアネートのビューレット型ウレタン、並びにイソシアネートから得られたポリウレタン等の架橋型ポリウレタン系樹脂からなる。物体が自己修復層7を引っ掻いた場合、表面に傷が生じたように視認される。傷が生じたように視認される部分は、弾性によって窪んでいるが、破壊されていない。窪んだ部分は、弾性復元力によって経時的に回復し、傷は消滅する。
次に保護体の製造工程について説明する。図15Aに示すように、まずシート原反100を設置する。次に図15Bに示すように、シート原反100の正面全体に、液状の架橋型ポリウレタン系樹脂材を塗布し、硬化させる。硬化した樹脂材は自己修復層7となる。その後実施の形態1又は2と同様に、シート原反100の背面に粗面部5、装飾部2、接着部3及びフィルム4を順に設ける。そしてシート原反100を打ち抜いて、シート1の一面の周縁部分に複数の接着部3を設けた保護体を複数製造する(図15C〜図15G)。
シート1の正面に、弾性係数の高い架橋型ポリウレタン系樹脂からなる自己修復層7を形成したので、シート1正面を物体が引っ掻いて傷が発生した場合でも、経時的に傷は消滅する。そのためフラットディスプレイ11、21の視認性が傷によって阻害されることを防止することができる。
なお自己修復層7は無機系抗菌剤又は光触媒を備えてもよい。この場合、自己修復層7は抗菌性及び消臭性に優れ、保護体を清潔に保つことができる。
なお実施の形態4に係る保護体の構成の内、実施の形態1〜3と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
(実施の形態5)
以下本発明を実施の形態5に係る保護体を示す図面に基づいて詳述する。図16は保護体の製造工程を示す工程図である。
図16Gに示すように、シート1の背面において、粗面部5と装飾部2との間に、蓄光性材料を有する透明な蓄光層8が設けてある。蓄光層8の寸法は装飾部2に対応しており、蓄光層8は装飾部2上に位置する。蓄光性材料は、例えば蓄光性顔料と賦活材との組合せである。蓄光性顔料は、例えば硫化亜鉛又はアルミン酸ストロンチウムである。賦活剤は、例えば2価のユーロピウムイオン(Eu2+)、3価のジスプロシウムイオン(Dy3+)又はネオジムイオン(Nd3+)等の金属イオンである。蓄光性顔料と賦活材との組合せは、200〜450nm程度の波長領域の光によって励起し、450〜600nm程度の波長領域(紫青色〜淡黄緑色)の蛍光を発する。
次に保護体の製造工程について説明する。図16Aに示すように、まずシート原反100を設置する。次に図16Bに示すように、シート原反100の背面全体に液状の粗面部5を塗布し、硬化させる。硬化した粗面部5は層状をなす。そして図16Cに示すように、粗面部5上にて、フラットディスプレイ11、21の周囲にある枠部分に対応する位置に、蓄光性材料を混入した液状の樹脂を塗布し、硬化させる。硬化した樹脂は蓄光層8となる。次に図16Dに示すように、蓄光層8上に装飾部2が格子状に印刷される。そして接着部3及びフィルム4を順に設け、シート原反100を打ち抜いて、シート1の一面の周縁部分に複数の接着部3を設けた保護体を複数製造する(図16D〜図16G)。
蓄光層8を装飾部2に設けたので、保護体が明るい場所から暗い場所に移動した場合、保護体は蛍光を発する。そのため保護体を付したタブレット型端末10及びスマートフォン20が明るい場所から暗い場所に移動した場合、ユーザはタブレット型端末10及びスマートフォン20の位置を容易に確認することができる。またタブレット型端末10及びスマートフォン20の意匠性を向上させることができる。
なお蓄光層8はシート1の正面に設けてもよい。
シート1の正面全体に汚染防止層6又は自己修復層7を設けてもよく、これらの層に無機系抗菌剤又は光触媒を混入してもよい。シート1の正面に汚染防止層6又は自己修復層7を設ける場合、これらの層の正面又は背面に蓄光層8を設けてもよい。
なお実施の形態5に係る保護体の構成の内、実施の形態1〜4と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
(実施の形態6)
以下本発明を実施の形態6に係る保護体を示す図面に基づいて詳述する。図17は保護体の製造工程を示す工程図である。
図17Gに示すように、シート1の背面にハーフミラー層9が設けてある。該ハーフミラー層9は、例えば薄い金属膜(銀、アルミニウム等)を蒸着した金属ハーフミラー又は高屈折率膜と低屈折率膜とを交互に積層した誘電体ハーフミラーである。高屈折率膜と低屈折率膜との組合せは、例えばTiO2 膜とSiO2 膜との組合せである。金属ハーフミラー又は誘電体ハーフミラーは、EB(Electron Beam)蒸着法又はスパッタリング法等によって形成される。ハーフミラー層9は、背面側からの光を透過し、正面側からの光を反射する。
次に保護体の製造工程について説明する。図17Aに示すように、まずシート原反100を設置する。次に図17Bに示すように、ハーフミラー層9を形成する。その後ハーフミラー層9の背面に、粗面部5、装飾部2、接着部3及びフィルム4を順に設ける。そしてシート原反100を打ち抜いて、シート1の一面の周縁部分に複数の接着部3を設けた保護体を複数製造する(図17C〜図17G)。
ハーフミラー層9は背面側からの光を透過するので、保護体を付したフラットディスプレイ11、21が点灯している場合、フラットディスプレイ11、21に表示された画像をユーザは視認することができる。フラットディスプレイ11、21が消灯している場合、ハーフミラー層9は正面側からの光を反射するので、保護体を付したフラットディスプレイ11、21をユーザは鏡として使用することができる。
なおハーフミラー層9はシート1の正面全体に設けてもよい。またハーフミラー層9はシート1の特定部分に形成してもよい。例えばシート1の中央部分に形成してもよい。
シート1の正面全体に汚染防止層6又は自己修復層7を設けてもよく、これらの層に無機系抗菌剤又は光触媒を混入してもよい。シート1の正面に汚染防止層6又は自己修復層7を設ける場合、これらの層の背面全体にハーフミラー層9を設けてもよい。
以上説明した実施の形態は本発明の例示であり、本発明は特許請求の範囲に記載された事項及び特許請求の範囲の記載に基づいて定められる範囲内において種々変更した形態で実施することができる。
1 シート
1a、1b 切欠
2 装飾部
3 接着部
4 フィルム
5 粗面部
5a 粗面
6 汚染防止層
7 自己修復層
8 蓄光層
9 ハーフミラー層
10 タブレット型端末
11、21 フラットディスプレイ
12、22 操作部
20 スマートフォン
23 スピーカ

Claims (21)

  1. 透光性を有するシートと、該シートの一面に設けた接着部とを備え、該接着部によって前記シートを対象物に接着させて対象物を保護する保護体において、
    前記シートの周縁部分に、多数の前記接着部を互いに離隔させて配置してあること
    を特徴とする保護体。
  2. 前記接着部は、剥離可能な接着力を有することを特徴とする請求項1に記載の保護体。
  3. 前記シートの周縁部分に装飾部が設けてあること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の保護体。
  4. 前記シートの前記一面に、ニュートンリングの発生を防止する粗面部が設けてあること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の保護体。
  5. 前記粗面部は、前記一面における少なくとも中央部分に配置してあること
    を特徴とする請求項4に記載の保護体。
  6. 前記シートの他面側に汚染を防止する汚染防止層を設けてあることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の保護体。
  7. 前記シートの他面側に抗菌又は消臭性材料を有する層を設けてあることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の保護体。
  8. 前記シートの他面側に傷を修復する自己修復層を設けてあることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の保護体。
  9. 前記シートの一面側又は他面側に蓄光性材料を有する蓄光層を設けてあることを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の保護体。
  10. 前記シートの一面側又は他面側にハーフミラー層を設けてあることを特徴とする請求項1から9のいずれか一つに記載の保護体。
  11. 前記シートの他面側に汚染を防止する汚染防止層を設けてあり、
    表面の鉛筆硬度はH以上であり、透過率は80%以上であり、曇り度は8.5%以下であることを特徴とする請求項4又は5に記載の保護体。
  12. 前記シートは、所定角度以下の入射角で進入した光が透過するようにしてあることを特徴とする請求項1から11のいずれか一つに記載の保護体。
  13. 前記シートは、切欠又は穴を有することを特徴とする請求項1から12のいずれか一つに記載の保護体。
  14. ドット状をなす多数の接着部からなる環状パターンを一面の周縁部分に印刷した透光性のシートを有し、前記接着部によって前記シートを対象物に接着して対象物を保護する保護体の製造方法であって、
    透光性を有するシート原反の一面に、複数の前記環状パターンを接着剤を用いてドットで印刷する印刷工程と、
    前記環状パターンに合わせて前記シート原反を切断し、前記シートを有する複数の前記保護体を製造する切断工程と
    を備えることを特徴とする保護体の製造方法。
  15. 前記シート原反に装飾部を形成する工程を更に備えることを特徴とする請求項14に記載の保護体の製造方法。
  16. 前記印刷工程の前に、ニュートンリングの発生を防止する粗面部を前記シート原反の前記一面に形成する工程を更に備えることを特徴とする請求項14又は15に記載の保護体の製造方法。
  17. 汚染を防止する汚染防止層を前記シート原反の他面側に形成する工程を備えることを特徴とする請求項14から16のいずれか一つに記載の保護体の製造方法。
  18. 抗菌又は消臭性材料を有する層を前記シート原反の他面側に形成する工程を備えることを特徴とする請求項14から16のいずれか一つに記載の保護体の製造方法。
  19. 傷を修復する自己修復層を前記シート原反の他面側に形成する工程を備えることを特徴とする請求項14から16のいずれか一つに記載の保護体の製造方法。
  20. 蓄光性材料を有する蓄光層を前記シート原反の一面側又は他面側に形成する工程を備えることを特徴とする請求項14から19のいずれか一つに記載の保護体の製造方法。
  21. ハーフミラー層を前記シート原反の一面側又は他面側に形成する工程を備えることを特徴とする請求項14から20のいずれか一つに記載の保護体の製造方法。
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