JP2012080946A - 遊技盤固定装置 - Google Patents

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登 江場
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秀昭 石井
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Abstract

【課題】余分な注意を払わずに遊技盤が遊技盤収納凹部にスムーズに収納でき、しかも、遊技盤固定装置の簡単な操作により遊技盤の固定が解除できる遊技盤固定装置を提供する。
【解決手段】台枠2と、台枠2に軸着され第一弾発手段15により遊技盤取付面50から離れるように付勢され遊技盤33の側縁を受入れる受枠部材4と、台枠2に配置され第二弾発手段20により中心軸線に沿って一方向へ付勢される可動軸5と、からなり、受枠部材4に切欠13と凹部14とを設け、可動軸5に係合溝19を設け、可動軸5を第二弾発手段20の付勢に抗して摺動させたとき、受枠部材4が回動すると共に該可動軸5の係合溝19が該受枠部材4の切欠13に係合し、受枠部材4を第一弾発手段15の付勢に抗して回動させたとき、可動軸5の係合溝19と該受枠部材4の凹部14とが合致して該可動軸5がその中心軸線に沿って摺動し該受枠部材4の凹部14が該可動軸5に嵌合する。
【選択図】図9

Description

本発明は、遊技機本体の遊技盤収納凹部に遊技盤を着脱自在に装着するために使用される遊技盤固定装置に関するものである。
従来、例えば遊技機の一種であるパチンコ遊技機にあって、遊技盤を遊技機本体の前側から装着するタイプのものがある。このパチンコ遊技機では、遊技機本体の前面に遊技盤収納凹部が形成され、遊技盤をパチンコ遊技機の前側からその裏面を遊技盤収納凹部に対向させた状態で該遊技盤収納凹部に押し込むようにして装着される。また、遊技盤収納凹部に収納された遊技盤を固定するため、遊技盤収納凹部の周縁部に遊技盤固定装置が固着されている。
前記遊技盤固定装置は、遊技機本体における遊技盤収納凹部の背面側に支持部を設けると共に該支持部から前方へ回転軸を突設し、該回転軸の前端に鉛直面内で回動する締結レバーを取着した構成からなる。一方、遊技盤の周縁部に、前記遊技盤固定装置に対応位置させて該遊技盤固定装置が通過し得る切欠部を形成してなる。そこで、予め前記遊技盤固定装置における締結レバーを縦方向に沿って配置した状態で、遊技盤を遊技盤収納凹部に収納すると共に切欠部内に遊技盤固定装置が収まるようにする。この際、前記締結レバーは遊技盤の前面より前側に位置し、しかも、その後端面は遊技盤の前面とほぼ一致するようになっている。そして、遊技盤を遊技盤収納凹部に収納させた状態で、前記締結レバーを鉛直面内で回動させその後端面を遊技盤の前面に押圧する。これにより、遊技盤が固定されることになる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2010-148992号公報(第4−9頁、段落0017、段落0027、図5乃至図6)
しかしながら、遊技盤を遊技盤収納凹部に収納する際に、遊技盤固定装置と切欠部とが一致して通過できるか否かを見なければならない。また、遊技盤固定装置の締結レバーをうっかり横方向に沿って配置したままにしてしまうと、遊技盤を遊技盤収納凹部に収納する際に遊技盤の裏面に締結レバーが当る。このため、遊技盤を遊技盤収納凹部に収納するに余分な注意を払わねばならず、その作業がスムーズに行ない難いといった課題が有る。
また、前記特許文献1のパチンコ遊技機にあっては、遊技盤収納凹部に遊技盤を収納した状態で遊技盤がガタ付かないように、該遊技盤の前面を後方へ強く押し付けるようにして締結レバーを回動させ該遊技盤を固定するようにしているので、逆にその反発力が締結レバーに直接加わることになる。このように、締結レバーに直接強い反発力が加わると、例えば遊技盤を固定する際または遊技盤の固定を解く際に締結レバーが硬くて指先で回動し難いといった課題も有る。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされたもので、余分な注意を払わずに遊技盤が遊技盤収納凹部にスムーズに収納でき、しかも、遊技盤の固定の解除及び取り外しが極めて簡単に行なえる遊技盤固定装置を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため本発明の遊技盤固定装置は、遊技機本体の遊技盤収納凹部に遊技盤を着脱自在に装着するために使用する遊技盤固定装置であって、前記遊技機本体における遊技盤収納凹部の周縁部に固着される台枠と、固定軸により前記台枠に軸着され前記遊技盤収納凹部の遊技盤取付面に対して直交する面内で回動すると共に常に第一弾発手段により該遊技盤取付面から離れるように付勢され、遊技盤の側縁を受け入れるコ字型の受枠部材と、前記受枠部材の背部側に隣接しかつ前記固定軸と平行をなすようにして前記台枠に配置される可動軸と、からなり、前記可動軸はその中心軸線に沿って自在に摺動すると共に第二弾発手段により常に一方向へ付勢され、前記受枠部材の背部に前記固定軸の中心軸線に対して直交する面内で並ぶ切欠と凹部とを設けると共に前記可動体に該切欠と凹部に向かい合うようにして係合溝を設け、前記可動軸を第二弾発手段の付勢に抗しその中心軸線に沿って摺動させたときは、前記可動軸の係合溝と前記受枠部材の凹部が合致して該受枠部材が第一弾発手段により回動すると共に該可動軸の係合溝が該受枠部材の切欠に係合し、前記受枠部材を第一弾発手段の付勢に抗して回動させたときは、前記可動軸の係合溝と前記受枠部材の切欠との係合が外れると共に該可動軸の係合溝と該受枠部材の凹部とが合致して該可動軸が第二弾発手段の付勢によりその中心軸線に沿って摺動し該受枠部材の凹部が該可動軸に嵌合する構成としたことを特徴とする。
第一弾性手段は固定軸に巻装されるネジリバネであって、前記受枠部材が遊技盤収納凹部に収納された遊技盤の側縁を受け入れたとき、前記ネジリバネの一端が前記遊技盤の裏面に当接してその裏面を押圧するようにすることが好ましい。
本発明に係る遊技盤固定装置は、可動軸を第二弾発手段の付勢に抗しその中心軸線に沿って摺動させたときは、可動軸の係合溝と受枠部材の凹部が合致して該受枠部材が第一弾発手段により回動すると共に該可動軸の係合溝が該受枠部材の切欠に係合し、受枠部材を第一弾発手段の付勢に抗して回動させたときは、可動軸の係合溝と受枠部材の切欠との係合が外れると共に該可動軸の係合溝と該受枠部材の凹部とが合致して該可動軸が第二弾発手段の付勢によりその中心軸線に沿って摺動し該受枠部材の凹部が該可動軸に嵌合する構成とした。これにより、遊技盤の収納がその側縁を受枠部材に受け止めさせるようにして押し込むのみで済み、余分な注意を払わずにスムーズに行なえるという効果を奏する。また、可動軸を指先で押すのみで可動軸と受枠部材との係合が外れると共に遊技盤がその側縁を前側に押出されるので、該遊技盤の固定の解除及び取り外しが極めて簡単に行なえるという効果を有する。
また、前記受枠部材が遊技盤収納凹部に収納された遊技盤の側縁を受け入れたとき、第一弾発手段であるネジリバネの一端が遊技盤の裏面に当接してその裏面を押圧するので、遊技盤の側縁が受枠部材とネジリバネとで挟まれしっかりと固定されることになり、該遊技盤のガタ付きを押さえることができる。
本発明に係る遊技盤固定装置の斜視図。 同分解斜視図。 (イ)は遊技盤固定装置の正面図、(ロ)は同作用を示す正面図。 (イ)は図3(イ)のX−X線断面図、(ロ)は図3(ロ)のY−Y線断面図。 本発明に係る遊技盤固定装置が適用されるパチンコ遊技機の正面図。 透明板保持枠を開け遊技盤を外した状態の同パチンコ遊技機の正面図。 同パチンコ遊技機における遊技盤固定装置部位の拡大斜視図。 (イ)(ロ)は遊技盤の一側縁を押込む状態を示す遊技盤収納凹部の平面図。 (イ)(ロ)は遊技盤の他側縁を押込む状態を示す遊技盤収納凹部の平面図。 (イ)(ロ)は遊技盤の他側縁を押込む状態を示す遊技盤収納凹部の正面図。 遊技盤収納凹部に遊技盤を収納した状態のパチンコ遊技機の正面図。
以下、本発明に係る遊技盤固定装置の最良の実施の形態を、図面に基づき詳しく説明する。本発明に係る遊技盤固定装置が適用される遊技機には、例えばパチンコ遊技機、アレパチ遊技機、雀球遊技機などの遊技機に使用できるが、このうち、本発明にあってはパチンコ遊技機に適用される場合について説明する。また、一般に遊技機にあっては、遊技盤収納凹部を遊技機本体の前面に形成し遊技盤を該遊技機本体の前側から収納するタイプと、逆に遊技盤収納凹部を遊技機本体の後面に形成し遊技盤を該遊技機本体の後側から収納するタイプと、があるが、本発明に係る遊技盤固定装置はいずれの遊技機についても適用でき、そのうち遊技盤収納凹部が遊技機本体の前面に形成されている場合について説明する。
本発明に係る遊技盤固定装置について説明する前に、先に本発明が適用されるパチンコ遊技機について説明しておく。図5は本発明に係る遊技盤固定装置が適用されるパチンコ遊技機の正面図、図6は透明板保持枠を開け遊技盤を外した状態の同パチンコ遊技機の正面図である。パチンコ遊技機Pは、遊技機本体P1と該遊技機本体P1の前面にその一側を軸着して開閉自在に装着される透明板保持枠30とから構成される。
前記遊技機本体P1は、長方形状の機枠31の前面にその一側を軸着して本体枠32が開閉自在に装着される。本体枠32の前面上部に、後方へ窪んで遊技盤33をその前側から装着または取り外すことができる方形状の遊技盤収納凹部34が形成されている。また、本体枠32の前面下部に、その一側に寄せて打球発射レール35及び該打球発射レール35に供給される遊技球を前記遊技盤33の遊技部33aに打ち込むための打球発射装置36が配置される。更に、その他側には、零れ球やファール球を受け入れ後記する下球皿38に排出する遊技球集合通路樋37が配置される。本体枠32の前面下部に、下球皿38が装着されると共にその一側に前記打球発射レール35から発射される遊技球の打球力を調整するための打球力調整ハンドル39が装着される。
遊技盤33の前面に盤面部品である内側ガイドレール40aと外側ガイドレール40bが略渦巻き状に敷設され、該内側・外側ガイドレール40a,40bに囲まれて遊技部33aが形成される。この遊技部33aには、その中央部に盤面部品として図柄を変動表示する可変表示装置41が配設され、その下方に遊技球の入賞により該可変表示装置41を作動する始動入賞口42が配設される。また、その下方に前記図柄が特定の図柄(例えば、「777」)に揃って「大当り」という遊技者に有利な特別遊技状態となったとき、一定の条件の下で開成し一度に多くの入賞球を発生させる大型の入賞装置43が配設されている。遊技部33aの中央最下部に、アウト球を遊技盤33の後側へ排出するためのアウト球排出口44が開設される。なお、図中45は通常入賞口、46は遊技球の流下方向を変更させ遊技の面白みを高める風車である。
前記透明板保持枠30は、遊技盤33の前面を覆うようにして前記本体枠32の前面上部に装着される。透明板保持枠30は前面に遊技盤33の遊技部33aを覗く窓開口47が開設され、その後側に該窓開口47を塞ぐようにして一対の透明板を平行に配設してなる透明板ユニット48が装着されている。また、透明板保持枠30の前面下部に、賞球としての遊技球を貯留し前記打球発射レール35に供給するための上球皿49が装着される。そして、上球皿49から打球発射レール35に供給された遊技球はその発射位置に停止し、その状態で打球力調整ハンドル39を所望の位置まで回動することにより、打球発射装置36が作動して打球発射レール35の上面に停止する遊技球を打球する。これにより、該遊技球は内側・外側ガイドレール40a,40b間を飛走して遊技盤33前面の遊技部33aに打ち込まれる。このうち始動入賞口42や通常入賞口45に入賞しなかった遊技球は、最終的にアウト球排出口44に入ることになる。
前記本体枠32の前面に形成された遊技盤収納凹部34は前後方向の深さが遊技盤33が嵌り込む程度の寸法を有し、底壁すなわち遊技盤取付面50の中央部は開放している。そして、遊技盤収納凹部34を前側から見て左側縁部の上下部に、それぞれ遊技盤33の周縁の一側を挟んで固定する挟着部材51,51が取着されている。各挟着部材51は、例えば弾性を有する金属帯板から成形され、図8に示されるように遊技盤収納凹部34を前側から見て右側が解放する平面略コ字状に形成されている。
各挟着部材51を更に詳しく説明すると、該挟着部材51は、遊技盤収納凹部34の一側縁面(遊技盤33の側端面が当接する面)に対向位置して当接する中板部51aと、該中板部51aの前端縁から内側へほぼ直角に折れ曲がる前支持板部51bと、該中板部51aの後端縁から内側へほぼ直角に折れ曲がる後支持板部51cと、からなる。前支持板部51aの水平方向の長さを後支持板部51cの長さよりも短く設定して、遊技盤33が差し込み易いようにしている。また、前支持板部51bの先端部は前側へ少し屈曲している。一方、後支持板部51cは、水平方向に沿ったその中間位置に段差部52が設けられ、該段差部52よりも先端側53aが基端側53bよりも前側に位置している。このとき、前支持板部51bと後支持板部51cの先端側53aとの間の寸法が、遊技盤33の厚み寸法よりも僅かに狭まっている。
そして、前記遊技盤収納凹部34を前側から見て右側縁部の上下部に、図7に示すようにそれぞれ遊技盤33の周縁の他側を挟み固定する遊技盤固定装置1,1が取着される。すなわち、各遊技盤固定装置1は、遊技盤収納凹部34の底面である遊技盤取付面50に固着される。
次に、該各遊技盤固定装置1,1について説明する。これらはいずれも同じ形状からなるので、便宜上一方の遊技盤固定装置1について説明する。図1は本発明に係る遊技盤固定装置の斜視図、図2は同分解斜視図、図3(イ)は遊技盤固定装置の正面図、(ロ)は同作用を示す正面図、図4(イ)は図3(イ)のX−X線断面図、(ロ)は図3(ロ)のY−Y線断面図である。遊技盤固定装置1は、前記遊技機本体P1における遊技盤収納凹部34の遊技盤取付面50の周縁部に固着される台枠2と、固定軸3により該台枠2に軸着され遊技盤取付面50に対して直交する面内で回動し、遊技盤33の側縁を受け入れるコ字型の受枠部材4と、該受枠部材4の背部側に隣接しかつ固定軸3と平行をなすようにして台枠2に配置される可動軸5とからなる。
台枠2は略T字型をなす座板2aと、該座板2aから立設される一対の平行な側板2b,2bとからなり、両側板2b,2bに対向位置し前記固定軸3が挿通して固定される軸孔6,6と可動軸5がその中心軸線に沿って自在に摺動するように挿通される通孔7,7が開設されている。座板2aの所定の位置には、後記するビス23を挿通するための取付孔8が設けられる。そして、遊技盤取付面50の周縁に、両側板2b,2bを上下に重なるように配置して座板2aがビス締めされる。
受枠部材4は、前記固定軸3が挿通される一対の中央板部4a,4aの一方端と他方端から同じ方向へ平行に延びる押え枠部4bと受板部4cとからコ字型に形成される。押え板部4bは略角筒状に形成され、中央板部4a,4aと受板部4c,4cとは一対の同じ形状からなる平行な板部からなる。押え枠部4bは、外側板部9の両側縁に先端側から切込み10が設けられ、先端部が外側板部9の表面に対して外側へ傾斜している。そして、押え枠部4b内側に、外側板部9と平行な内側板部11が屈曲して設けられている。受板部4cの長さ寸法は、押え板部4bよりも短く設定されている。中央板部4a,4aは、両板に前記固定軸3を挿通する軸孔12,12が開設されている。また、中央板部4a,4aの背面縁部には押え枠部4b側に切欠13,13が凹設され、軸孔12,12に対応して円弧状の凹部14,14が凹設されている。該各凹部14は可動軸5に嵌る大きさを有し、その内径は可動軸5の外径とほぼ一致している。これにより、切欠13と凹部14とが固定軸3の中心軸線に対して直交する面内で並ぶことになる。
前記固定軸3には、第一弾発手段としてのネジリバネ15が軸装される。該ネジリバネ15は、固定軸3に巻装される一対の巻回部16,16の向き合う側から連続する押圧ばね部17が延び、前記一対の巻回部16,16の反り合う側からそれぞれ一対の平行な当接ばね部18,18が延設されている。
前記可動軸5の両端側の外周面に、その中心軸線に対して直交する係合溝19,19が設けられている。そして、これら係合溝19,19に受枠部材4における中央板部4a,4aの切欠13,13が係脱自在に係合する。また、凹部14,14は前記可動軸5の係合溝19,19に介入して合致する。このとき、可動軸5がその中心軸線に沿って自在に摺動し、その外周面に凹部14,14が嵌ることになる。可動軸5には、可動軸5の頭部5aと前記台枠2の一方の側板2bとの間に第二弾発手段としての圧縮コイルバネ20が装着される。前記各係合溝19,19には常に中央板部4a,4aの切欠13,13が係合したり凹部14,14が介入して合致することになるので、可動軸5がその軸線方向と直交する面内で回転しないようにする必要がある。そこで、可動軸5の外周面にその中心軸線に沿って平坦面5bが形成される。よって、該可動軸5が挿通される両側板2b,2bの通孔7,7は、その平坦面5b,5bを考慮してその可動軸5の中心軸線に対して直交する断面形状とほぼ同じ形状に形成される。
遊技盤固定装置1は前記構成からなり、次にその組立方法を説明する。台枠2の両側板2b,2b間に両受板部4c,4cを座板2a側に位置させて受枠部材4を配置し、更に、受枠部材4の両中央板部4a,4a間に押圧ばね部17を座板2a側に位置させてネジリバネ15を配置する。この状態で、台枠2の軸孔6,6と受枠部材4の軸孔12,12とネジリバネ15の巻回部16、6とに固定軸3を挿通し、台枠2における側板2bの外側で先端に設けられた環状溝3aにEリング21を嵌合する。次に、可動軸5に予め圧縮コイルバネ20を装着し、台枠2の両通孔7,7に可動軸5を挿通し、先端の環状溝5cにEリング22を嵌合する。
このようにして、遊技盤固定装置1が組み立てられるが、ネジリバネ15の一端側の押圧ばね部17にはその途中の屈曲段部17aが台枠2における座板2aの周縁部に当接しており、ネジリバネ15の他端側の当接ばね部18は受枠部材4における押え枠部4bの内面に当接する。これにより、受枠部材4がネジリバネ15によって台枠2の座板2aから離れるように付勢される。また、押圧ばね部17の先端部は、受枠部材4に遊技盤33の側縁が嵌合したとき該遊技盤33の裏面33bに当接し遊技盤33のガタをなくすことができる。
一方、受枠部材4における中央板部4a,4aの外縁の切欠13,13や凹部14,14が、可動軸5の両側に設けられた係合溝19,19と向かい合うように同じ側に位置することになる。また、可動軸5は、常に圧縮コイルバネ20によりその中心軸線に沿って一方へ付勢される。そこで、図3(イ)、図4(イ)に示すようにネジリバネ15の付勢により受枠部材4が台枠2の座板2aから離れるように付勢されているときは、受枠部材4の両切欠13,13が可動軸5の両係合溝19,19に一部入り係合している。このとき、可動軸5は圧縮コイルバネ20の付勢に抗しその中心軸線に沿って該圧縮コイルバネ20の設けられている側とは反対側へ摺動し停止している。
この状態で、図3(ロ)、図4(ロ)に示すようにネジリバネ15の付勢に抗して受枠部材4を台枠2の座板2a側へ回動させると、受枠部材4における中央板部4a,4aの凹部14,14が前記可動軸5に位置的に合致すると共に可動軸5がその中心軸線に沿って自在に摺動するようになり、該可動軸5が圧縮コイルバネ20の付勢によりその中心軸線に沿って該圧縮コイルバネ20の設けられている側へ付勢される。これにより、両凹部14,14に可動軸5の外周面が嵌り、押え枠部4bが台枠2の座板2aとほぼ平行となる位置で受枠部材4が固定されるようになる。また、このときネジリバネ15における押圧ばね部17先端と押え枠部4bの内側面との間隔は、遊技盤33の厚み寸法よりも少し短く設定される。これは、該押圧ばね部17により遊技盤33の裏面33bを押すためである。
本発明にあっては、例えば図6、図7に示すように、遊技盤収納凹部34の正面から向かって右側の周縁部の上下部にそれぞれ一個ずつ遊技盤固定装置1が配置される。そして、図7、図9に示すように遊技盤収納凹部34の遊技盤取付面50に台枠2の座板2aの裏面を当接すると共に各取付孔8にビス23を挿通してネジ止めする。受枠部材4は固定軸3を中心として水平面内で回動、すなわち、遊技盤取付面50に対して直交する面内で回動する。また、受枠部材4の押え枠部4bが遊技盤収納凹部34を正面から見てその左側を向き、可動軸5がその反対側に位置するようにして各遊技盤固定装置1が固着される。
次に、本発明が適用されるパチンコ遊技機に遊技盤を装着する方法を説明する。図8(イ)(ロ)は遊技盤の一側縁を押込む状態を示す遊技盤収納凹部の平面図である。まず、パチンコ遊技機Pの透明板保持枠30を開け、各遊技盤固定装置1,1の受枠部材4を遊技盤取付面50から離れるように前側へ回動し遊技盤33が受け入れられるようにしておく。また、このとき、受枠部材4の両切欠13,13が可動軸5の両係合溝19,19に係合し、圧縮コイルばね20が圧縮され可動軸5が下方へ摺動して押し下げられた状態で停止している。
そこで、裏面33bが遊技盤取付面50に対向するようにして遊技盤33を遊技盤収納凹部34の下縁段部34aの上面に乗せる。そして、図8(イ)に示すように遊技盤収納凹部34を正面から見て左側に取着される上下の挟着部材51,51内に遊技盤33の一側縁を押込む。更に、その一側縁側を中心として遊技盤33の他側縁を遊技盤収納凹部34の遊技盤取付面50に近づけ、図9(イ)、図10(イ)に示すようにその他側縁を各遊技盤固定装置1における受枠部材4の受板部4cに軽く当接させる。
次に前記状態で、遊技盤33の他側縁を後方すなわち遊技盤取付面50側へ押し込む。これにより、図9(ロ)、図10(ロ)に示すように遊技盤33の他側縁が各遊技盤固定装置1における受枠部材4の押え枠部4bと受板部4c,4cとの間に介在すると共に、受枠部材4がネジリバネ15の付勢に抗して遊技盤取付面50側へ回動する。また、可動軸5における両係合溝19,19と受枠部材4における切欠13,13との係合が解かれ、両凹部14,14と可動軸5とが位置的に合致し該可動軸5の中心軸線に沿った摺動動作が自由になる。更に、該可動軸5は圧縮コイルバネ20の付勢により上方へ摺動し台枠2の上部の側板2bから上方へ高く突出し、両凹部14,14が可動軸5の外周面に嵌る。
そして、受枠部材4が固定されると共に、遊技盤33の裏面33bにはネジリバネ15の押圧バネ部17が当接して該遊技盤33を前側へ押す。これにより、遊技盤33が押え枠部4bと押圧ばね部17とに挟まれ、ガタつくことなくしっかりと固定される。また、遊技盤33の一側縁は図8(ロ)に示すように挟着部材51における前支持板部51bと後支持板部51cの先端側53aとの間で挟まれ、しかも、後支持板部51cの先端側53aがその弾性により遊技盤33を前方へ押すことになる。よって、前支持板部51bとの間で遊技盤33がしっかりと固定される。このようにして、図11に示すように遊技機本体P1の前面に遊技盤33がスムーズに装着される。
次に、パチンコ遊技機Pの前側から遊技盤33を取り外す場合について説明する。図8(ロ)、図9(ロ)、図10(ロ)に示すように遊技盤33が遊技盤収納凹部34に収納され、各遊技盤固定装置1における可動軸5が圧縮コイルバネ20の付勢により台枠2の上部の側板2bの上方へ摺動し高く突出している状態で、図10(ロ)矢印に示すように各遊技盤固定装置1の可動軸5の頭部5aを下方へ押す。これにより、該可動軸5は下方へ摺動する。そして、受枠部材4における両凹部14,14が可動軸5の両係合溝19,19に介入して合致すると、可動軸5の外周面と受枠部材4の凹部14,14との嵌合が外れ受枠部材4が自由に回動するようになってネジリバネ15の付勢により遊技盤取付面50から離れるように回動する。これに伴い、図9(イ)、図10(イ)に示すように遊技盤33の他側縁が受枠部材4の受板部4c,4cにより押され前側へ押し出される。このようにして他側縁が前側へ押出された遊技盤33をその他側縁側へ引き、一側縁を挟着部材51から引き出す。これにより、装着されていた遊技盤33を遊技盤収納凹部34から取り外すことができる。なお、遊技盤収納凹部34に再度遊技盤33を収納して装着するには、前記と同じ方法により行なう。
このように、本発明の遊技盤固定装置1にあっては、可動軸5を圧縮コイルバネ20の付勢に抗しその中心軸線に沿って摺動させたときは、可動軸5の係合溝19と受枠部材4の凹部14が合致して該受枠部材4がネジリバネ15により回動すると共に該可動軸5の係合溝19が該受枠部材4の切欠13に係合する。また、受枠部材4をネジリバネ15の付勢に抗して回動させたときは、可動軸5の係合溝19と受枠部材4の切欠13との係合が外れると共に該可動軸5の係合溝19と該受枠部材4の凹部14とが合致して該可動軸5が圧縮コイルバネ20の付勢によりその中心軸線に沿って摺動し該受枠部材4の凹部14が該可動軸5に嵌合する。これにより、遊技盤33の収納がその側縁を受枠部材4に受け止めさせるようにして押し込むのみで済み、余分な注意を払わずにスムーズに行なえる。また、可動軸5を指先で押すのみで可動軸5と受枠部材4との係合が外れると共に遊技盤33がその側縁を前側に押出されるので、該遊技盤33の固定の解除及び取り外しが極めて簡単に行なえる。
また、可動軸5を指先で押すのみで可動軸5と受枠部材4との係合が外れると共に遊技盤33がその側縁を前側に押出されるので、該遊技盤33の固定の解除及び取り外しが極めて簡単に行なえるばかりか、他の個所を余り手で触れる必要もないことから、怪我をするといった心配も少なくなる。
更に、前記受枠部材4が遊技盤収納凹部34に収納された遊技盤33の側縁を受け入れたとき、ネジリバネ15の一端が遊技盤33の裏面33bに当接してその裏面33bを押圧する。よって、遊技盤33の側縁が受枠部材4とネジリバネ15とで挟まれ、遊技盤33がしっかりと固定されることになる。
1 遊技盤固定装置
2 台枠
3 固定軸
4 受枠部材
5 可動軸
13 切欠
14 凹部
15 第一弾発手段(ネジリバネ)
19 係合溝
20 圧縮コイルバネ
33 遊技盤
34 遊技盤収納凹部
50 遊技盤取付面
P 遊技機(パチンコ遊技機)
P1 遊技機本体
かかる目的を達成するため本発明の遊技盤固定装置は、遊技機本体の遊技盤収納凹部に遊技盤を着脱自在に装着するために使用する遊技盤固定装置であって、前記遊技機本体における遊技盤収納凹部の周縁部に固着される台枠と、固定軸により前記台枠に軸着され前記遊技盤収納凹部の遊技盤取付面に対して直交する面内で回動すると共に常に第一弾発手段により該遊技盤取付面から離れるように付勢され、遊技盤の側縁を受け入れるコ字型の受枠部材と、前記受枠部材の背部側に隣接しかつ前記固定軸と平行をなすようにして前記台枠に配置される可動軸と、からなり、前記可動軸はその中心軸線に沿って自在に摺動すると共に第二弾発手段により常に一方向へ付勢され、前記受枠部材の背部に前記固定軸の中心軸線に対して直交する面内で並ぶ切欠と凹部とを設けると共に前記可動軸に該切欠と凹部に向かい合うようにして係合溝を設け、前記可動軸を第二弾発手段の付勢に抗しその中心軸線に沿って摺動させたときは、前記可動軸の係合溝と前記受枠部材の凹部が合致して該受枠部材が第一弾発手段により回動すると共に該可動軸の係合溝が該受枠部材の切欠に係合し、前記受枠部材を第一弾発手段の付勢に抗して回動させたときは、前記可動軸の係合溝と前記受枠部材の切欠との係合が外れると共に該可動軸の係合溝と該受枠部材の凹部とが合致して該可動軸が第二弾発手段の付勢によりその中心軸線に沿って摺動し該受枠部材の凹部が該可動軸に嵌合する構成としたことを特徴とする。
第一弾発手段は固定軸に巻装されるネジリバネであって、前記受枠部材が遊技盤収納凹部に収納された遊技盤の側縁を受け入れたとき、前記ネジリバネの一端が前記遊技盤の裏面に当接してその裏面を押圧するようにすることが好ましい。

Claims (2)

  1. 遊技機本体の遊技盤収納凹部に遊技盤を着脱自在に装着するために使用する遊技盤固定装置であって、
    前記遊技機本体における遊技盤収納凹部の周縁部に固着される台枠と、
    固定軸により前記台枠に軸着され前記遊技盤収納凹部の遊技盤取付面に対して直交する面内で回動すると共に常に第一弾発手段により該遊技盤取付面から離れるように付勢され、遊技盤の側縁を受け入れるコ字型の受枠部材と、
    前記受枠部材の背部側に隣接しかつ前記固定軸と平行をなすようにして前記台枠に配置される可動軸と、からなり、
    前記可動軸はその中心軸線に沿って自在に摺動すると共に第二弾発手段により常に一方向へ付勢され、
    前記受枠部材の背部に前記固定軸の中心軸線に対して直交する面内で並ぶ切欠と凹部とを設けると共に前記可動体に該切欠と凹部に向かい合うようにして係合溝を設け、
    前記可動軸を第二弾発手段の付勢に抗しその中心軸線に沿って摺動させたときは、前記可動軸の係合溝と前記受枠部材の凹部が合致して該受枠部材が第一弾発手段により回動すると共に該可動軸の係合溝が該受枠部材の切欠に係合し、
    前記受枠部材を第一弾発手段の付勢に抗して回動させたときは、前記可動軸の係合溝と前記受枠部材の切欠との係合が外れると共に該可動軸の係合溝と該受枠部材の凹部とが合致して該可動軸が第二弾発手段の付勢によりその中心軸線に沿って摺動し該受枠部材の凹部が該可動軸に嵌合する構成としたことを特徴とする遊技盤固定装置。
  2. 第一弾性手段は固定軸に巻装されるネジリバネであって、前記受枠部材が遊技盤収納凹部に収納された遊技盤の側縁を受け入れたとき、前記ネジリバネの一端が前記遊技盤の裏面に当接してその裏面を押圧するようにした請求項1記載の遊技盤固定装置。
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