JP2015037459A - 遊技盤固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】厚さにバラつきが有る遊技盤を位置ズレなく固定できる遊技盤固定装置を提供する。
【解決手段】遊技機本体100前面の遊技盤収納凹部105に装着される遊技盤104を
所定位置で固定する遊技盤固定装置Aであって、前記遊技盤収納凹部105に取着されるベース部材10と、前記ベース部材10に回動自在に軸着され前記遊技盤104を固定する際に該遊技盤104の前面に当接する遊技盤押さえ部37を有する可動部材30と、前記遊技盤104が前記所定位置で固定されるように前記可動部材30の回動を停止するロック機構部50と、前記所定位置で固定された前記遊技盤104の後面に当接して該遊技盤104を前方に付勢し該遊技盤104を前記可動部材30の遊技盤押さえ部37との間で挟持する弾性部材60とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、遊技機本体前面に形成された遊技盤収納凹部に遊技盤を装着するために使用される遊技盤固定装置に関するものである。
従来、入賞装置や表示装置などが配置された遊技盤を遊技機本体前面に形成された遊技盤収納凹部にその前側から着脱自在に取り付けるため、遊技盤固定装置が用いられている。一般的なパチンコ遊技機には、遊技盤収納凹部の左側の上下に挟着部材が設けられると共に、遊技盤収納凹部の右側の上下に遊技盤固定装置が設けられており、遊技盤の左側縁部を挟着部材に差し込み、続いて、この左側を中心に遊技盤を回動させながら遊技盤の右側縁部を固定装置に嵌めて遊技盤を固定するようにしている。
ところで、遊技盤の厚さは一般的に19mm程度に設定されているが、遊技盤はベニヤ板、アクリル板、樹脂成形板といった素材の異なるものが用いられていると共に、その表面に合成樹脂製の化粧シートを接着剤で積層して成形するため、遊技盤の厚さにはバラつきが生じてしまうことがある。さらに、この遊技盤は、ガラス板と本体枠によって密閉された状態で固定されており、パチンコ店の営業中は多数の電気部品により暖められ乾燥するなど、営業中と営業時間外では温度差や湿度の差があることから、わずかに膨張や縮小してしまい、遊技盤の厚さを誤差なく一定に揃えることは困難である。
このような厚さに多少の誤差が生じる遊技盤を固定できるように、例えば、特許文献1の図9に示された固定装置がある。この遊技盤固定装置は、遊技盤収納凹部に取着される取り付けブラケット104と、遊技盤を受け入れ可能な略コ字形の凹部を備えた係合部材106等により構成され、係合部材106は取り付けブラケット104に回動自在に軸着されている。そして、遊技盤の側縁部を係合部材106の凹部内に位置させ、係合部材106を遊技盤が固定される位置に回動することで遊技盤を固定している。また、遊技盤を受け入れる凹部を備えた係合部材106は、前係合体111及び後係合体113を軸114によって連結することでコ字状の凹部を形成している。すなわち、遊技盤を固定する際、遊技盤の背面が後係合体113に当接し、遊技盤の前面は前係合体111によって押さえられることとなる。そのため、遊技盤の厚さの変化に対応して、遊技盤を受け入れる凹部の奥行幅、すなわち、後係合体113に対する前係合体111の位置が変位可能に構成されている。
特開2012−71209号公報(第7頁、図9)
しかしながら、前述した特許文献1の遊技盤固定装置においては、以下のような問題が生じる。遊技盤収納凹部に取付けられた遊技盤の背面位置は後係合体113によって所定位置に保持されるが、遊技盤の前面位置は、遊技盤の厚さによって変わってしまうこととなる。つまり、遊技盤が所定寸法より厚いと、遊技盤の前面が所定位置より前方へずれてしまい、遊技盤が所定寸法より薄いと、遊技盤の前面が所定位置より後方へずれてしまう。しかも、遊技盤固定装置の前係合体111は遊技盤面を平行に押圧しないという問題も生じる。よって、遊技盤の取り付け位置に誤差がでてしまい、遊技盤と遊技盤下方の球発射位置との位置関係にズレが生じ、球飛び状態が狂うなど遊技に支障をきたすこととなる。また、遊技盤が傾いた状態で固定されると、遊技球の入賞装置への入賞にも影響が出てしまうといった重大な課題が生じる。さらに、遊技盤の厚さが想定より厚い場合、係合部材106の凹部に遊技盤を受け入れる際、係合部材106によって遊技盤の前面に貼ってある合成樹脂製の化粧シートにキズが付いてしまうといった課題も有った。
そこで、本発明は前記課題を解決すべくなされたもので、遊技盤の厚み寸法にバラつきが有っても、遊技盤を所定の位置に位置ズレを起こすことなく配置でき、さらに、遊技盤を遊技盤収納凹部に装着する際に遊技盤面の化粧シートにキズが付くことを防止できる遊技盤固定装置を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため本発明に係る遊技盤固定装置は、遊技機本体前面の遊技盤収納凹部に装着される遊技盤を所定位置で固定する遊技盤固定装置であって、前記遊技盤収納凹部に取着されるベース部材と、前記ベース部材に前記遊技盤収納凹部の遊技盤取付面に対して直交する面内で回動自在に軸着され前記遊技盤を固定する際に該遊技盤の前面に当接する遊技盤押さえ部を有する可動部材と、前記遊技盤が前記所定位置で固定されるように前記可動部材の回動を停止するロック機構部と、前記所定位置で固定された前記遊技盤の後面に当接して該遊技盤を前方に付勢し該遊技盤を前記可動部材の遊技盤押さえ部との間で挟持する弾性部材と、を備え、前記遊技盤を前記所定位置に固定した状態における前記可動部材の遊技盤押さえ部の前後方向位置が常に同位置となることを特徴としている。
本発明に係る遊技盤固定装置によって装着された遊技盤の前面は、遊技盤の厚さに影響なく必ず所定の位置に正しく設置されることになり、遊技盤前面と遊技盤の下方の球発射位置との位置関係にズレが生じず、常に安定した球飛び状態を維持することができる。また、遊技盤が傾くおそれもないので遊技球の入賞に影響をあたえることもない。さらに、本発明に係る遊技盤固定装置によれば、遊技盤を固定する際に遊技盤前面の化粧シート等をキズつけることもない。
遊技盤が装着された状態を示すパチンコ遊技機の正面図。 第1実施形態の遊技盤固定装置の斜視図。 第1実施形態の遊技盤固定装置の分解斜視図。 (イ)乃至(ハ)は第1実施形態の遊技盤固定装置の動作説明書。 (イ)(ロ)は第2実施形態の遊技盤固定装置の動作説明図。 第3実施形態の遊技盤固定装置の斜視図。 (イ)(ロ)は第3実施形態の遊技盤固定装置の動作説明図。
以下、本発明に係る遊技盤固定装置の実施の形態を図面に基き説明する。遊技盤固定装置は、例えばパチンコ遊技機、雀球機、アレパチ機等の遊技機に適用されるが、このうちパチンコ遊技機に適用される場合について説明する。まず、本発明に係る遊技盤固定装置が適用されるパチンコ遊技機について説明する。図1は遊技盤が装着された状態を示すパチンコ遊技機の正面図である。パチンコ遊技機Pは、遊技機本体100と該遊技機本体100の前面にその左側を軸着して開閉自在に装着される透明板保持枠101とから構成されている。
遊技機本体100は、長方形状の機枠102と、その前面に左側を軸着して開閉自在に装着される本体枠103とからなる。本体枠103の前面上部に、後方へ窪んで遊技盤104をその前側から取り付けまたは取り外すことができる方形状の遊技盤収納凹部105が形成されている。また、本体枠103の下部前面に、右側に寄せて打球発射レール106及び該打球発射レール106に供給される遊技球を遊技盤104の遊技部104aに打ち込むための打球発射装置107が配置される。更に、その左側には、零れ球やファール球を受け入れ後記する下球皿109に排出する遊技球集合通路樋108が配置される。本体枠103の下部前面には、下球皿109が装着されると共にその右側に前記打球発射レール106から発射される遊技球の打球力を調整するための打球力調整ハンドル110が装着されている。
遊技盤104の前面には内側ガイドレール111aと外側ガイドレール111bが略渦巻き状に敷設され、内側・外側ガイドレール111a,111bに囲まれるようにして遊技部104aが形成される。この遊技部104aには、その中央部に盤面部品として図柄を変動表示する可変表示装置112が配設され、その下方に遊技球の入賞により該可変表示装置112が作動する始動入賞口113が配設される。また、その下方に前記図柄が特定の図柄(例えば、「777」)に揃って「大当り」という遊技者に有利な特別遊技状態となったとき、一定の条件の下で開成し一度に多くの入賞球を発生させる入賞装置114が配設されている。遊技部104aの中央最下部には、アウト球を遊技盤104の後側へ排出するためのアウト球排出口115が開設される。なお、図中116は通常入賞口、117は遊技球の流下方向を変更させ遊技の面白みを高めるための風車である。
前記透明板保持枠101は、遊技盤104の前面を覆うようにして前記本体枠103の上部前面に装着される。透明板保持枠101は前面に遊技盤104の遊技部104aを覗く窓開口118が開設され、その後側に窓開口118を塞ぐようにして一対の透明板を平行に配設してなる透明板ユニット119が装着されている。また、透明板保持枠101の下部前面に、賞球としての遊技球を貯留し前記打球発射レール106に供給するための上球皿120が装着されている。そして、上球皿120から打球発射レール106に供給された遊技球はその発射位置に停止し、その状態で打球力調整ハンドル110を所望の位置まで回動することにより、打球発射装置107が作動して打球発射レール106の上面に停止する遊技球を打球する。これにより、該遊技球は内側・外側ガイドレール111a,111b間を飛走して遊技盤104前面の遊技部104aに打ち込まれる。
前記本体枠103の前面に形成された遊技盤収納凹部105は前後方向の深さが遊技盤104が嵌り込む程度の寸法を有し、底壁すなわち遊技盤取付面105aの中央部は開放している。そして、遊技盤収納凹部105を前側から見て左側の上下縁部に、それぞれ遊技盤104の左側縁部を挟んで固定する挟着部材121,121が取着されている。各挟着部材121は、例えば弾性を有する金属帯板から成形され、遊技盤収納凹部105を前側から見て右側が解放する平面略コ字状に形成されている。
そして、遊技盤収納凹部105の正面視にて右側の上下縁部に、それぞれ遊技盤104の右側の上縁部と下縁部とをそれぞれ挟んで固定する遊技盤固定装置A,Aが取着されている。この場合は、各遊技盤固定装置Aを縦向きにして遊技盤104の上下縁部を挟むように配置したが、横向きにして遊技盤104の右側縁部を挟むように配置しても良い。また、挟着部材121,121の位置及び遊技盤固定装置A,Aの位置をそれぞれ左右逆に配置しても良い。
図2は第1実施形態の遊技盤固定装置A1の斜視図、図3はその分解斜視図である。実際にこの遊技盤固定装置A1が遊技盤104に取り付けられる際は、図2及び図3における上側が正面側、下側が遊技盤取付面105aに取り付ける側(後側)となる。
遊技盤固定装置A1は、遊技盤収納凹部105の遊技盤取付面105aに取着されるベース部材10と、第一支軸20によりベース部材10に回動自在に軸着される可動部材30と、第二支軸40によりベース部材10に回動自在に軸着されるロック機構部としてのロック部材50とから概ね構成されている。また、遊技盤固定装置A1には、可動部材30に受け入れられ固定された遊技盤104を前方に付勢する弾性部材としての押圧バネ60が設けられている。
前記ベース部材10は、遊技盤取付面105aに取付けられるベース板11と、ベース板11の中央両側縁から直角に屈曲する平行な一対のベース側板12,12とからなる。ベース板11は、その周囲四隅部に螺子13を挿通するための螺子挿通孔14aを設けた取付片14によって平面視略H字状に形成されている。そして、ベース板11のベース側板12,12間より一方に外れた位置にベース側板12,12と同じ方向へ屈曲する切り起し片15が設けられている。また、ベース側板12,12には、第一支軸20が挿通される第一軸孔16,16と、第二支軸40が挿通される第二軸孔17,17と、ロックピン21が挿通される弧状溝18,18が開設されている。第一軸孔16,16は、ベース側板12,12の切り起し片15が形成された側のほぼ中央部に位置し、第二軸孔17,17は、ベース側板12,12の切り起し片15が形成されていない側であって中央部よりやや下方に位置し、弧状溝18,18は、第二軸孔17,17の第一軸孔16,16側の斜め上方に位置して第二軸孔17,17を中心とする円弧状に形成されている。
前記可動部材30は、ベース部材10のベース側板12,12間に介在され、側面視略コ字状に形成された一対の可動側板31,31を有している。可動側板31,31は、第一支軸20が挿通される第一可動軸孔32,32が開設された一対の中央側板部33c,33cと、その上方と下方からそれぞれ同じ方向へ平行に延びる前側板部33a,33aと後側板部33b,33bとからなり、後側板部33bの長さ寸法は前側板部33aよりも短く設定されている。中央側板部33c,33c、前側板部33a,33a、及び後側板部33b,33bとで略コ字状に囲まれた嵌合凹部34には、遊技盤104の側縁部が受け入れられることになる。なお、前側板部33aと後側板部33bとの間の寸法は、遊技盤104の誤差を含めた厚さ寸法より広く設定されている。前側板部33a,33aの先端縁間には連結片部35が一体に設けられ、連結片部35の上端縁には可動部材30を指先で操作するための第一摘み片36が屈曲して設けられている。また、連結片部35の下端から前側板部33a,33aの側縁間にかけて、嵌合凹部34に沿うように屈曲した嵌合凹部34の内面となる遊技盤押さえ部37が張設されている。さらに、中央側板部33c,33cにおける嵌合凹部34の反対側の側縁31a,31aは、くの字状に突出し、その突出部分には係止凹部38,38が形成されている。
前記ロック部材50は、ロック部材50を指で操作するための第二摘み片51が設けられたロック基板52と、ロック基板52の両側縁から直角に屈曲し平行をなす一対のロック側板53,53とからなる。ロック側板53,53は側面略くの字状に形成され、ベース部材10のベース側板12,12を跨ぐように配置される。ロック側板53,53の先端部には、ベース側板12,12の第二軸孔17,17と合致し第二支軸40が挿通される第二ロック軸孔54,54が開設され、ロック側板53,53の屈曲した部分には、ベース側板12,12の弧状溝18,18に合致する支持孔55,55が開設されている。
前記押圧バネ60は、薄い弾力性のある帯板から形成され側面略L字状をなし、組立てられた際には、可動部材30の中央側板部33c,33c間から、ベース部材10のベース板11上にかけて配置されることとなる。押圧バネ60であって、可動部材30の中央側板部33c,33c間に位置する部分60aの両側縁には、平行な取付片61,61が直角に屈曲して設けられ、その取付片61,61には第一支軸20を挿通する挿通孔62,62が開設されている。また、押圧バネ60であって、ベース部材10のベース板11に当接する部分60bには、ベース板11に設けられた切り起し片15を遊挿する通孔63が開設され、その先端はベース側板12,12側へ弧状に屈曲するように折り返された先端屈曲部64が設けられている。その先端屈曲部64であって折り返された先端部分はベース板11側へさらに屈曲されている。
次に、遊技盤固定装置A1の組み立て方法について説明する。ベース部材10のベース側板12,12間に可動部材30の可動側板31,31を配置し、次いで可動側板31,31間に押圧バネ60を配置し、押圧バネ60の通孔63にベース部材10の切り起し片15を嵌める。そして、ベース部材10の第一軸孔16,16、可動部材30の第一可動軸孔32,32、及び押圧バネ60の挿通孔62,62に第一支軸20を挿通し、可動部材30をベース部材10に回動自在に軸着する。次に、ベース部材10のベース側板12,12を跨ぐようにロック部材50のロック側板53,53を配置し、ロック側板53,53の支持孔55,55とベース部材10の弧状溝18,18にロックピン21を挿通すると共に、ロック側板53,53の第二ロック軸孔54,54とベース部材10の第二軸孔17,17に第二支軸40を挿通する。第二支軸40を挿通する際に、第二支軸40に規制バネであるねじりコイルバネ41を取着し、その一端41aをベース部材10のベース板11に当接させると共に、他端41bをロックピン21が可動部材30側へ付勢するようにロックピン21の外周面に当接させる。これにより、ロック部材50は、第二支軸40を軸としてベース部材10に回動自在に軸着され、常に可動部材30側へ回動するように付勢されている。また、ロック部材50が回動するとロックピン21は弧状溝10内で動くこととなる。
このようにして組み立てた2つの遊技盤固定装置A1,A1をパチンコ遊技機Pの遊技盤取付面105aの右側上下に、それぞれの嵌合凹部34,34が対向するようにして配置する。そして、ベース部材10のベース板11を遊技盤取付面105aに密着させて螺子13によって遊技盤取付凹部105へ取付ける。
次に、パチンコ遊技機Pの遊技盤収納凹部105に遊技盤104を装着する方法を説明する。図4(イ)乃至(ハ)は遊技盤固定装置A1の動作説明図である。まず、遊技盤取付面105aに取付けられた各遊技盤固定装置A1,A1の可動部材30を遊技盤104が受け入れられる傾動位置に保持させる。具体的には、ロック部材50の第二摘み片51をねじりコイルバネ41の付勢に抗して後方へ押して回動させる。このとき、図4(イ)に示すようにロックピン21は、可動部材30の可動側板31,31に設けられた係止凹部38,38に係合しておらず、可動側板31,31の側縁31aの前側板部33a側にねじりコイルバネ41の付勢により当接し、可動部材30を傾動位置で停止保持している。このようにして、可動部材30を傾動位置にすることで、遊技盤104は遊技盤収納凹部105に収納できるようになる。
この状態で、遊技盤104の後面が遊技盤取付面105aに対向するようにし、遊技盤104を遊技盤収納凹部105の下縁段部105bの上面に載せ、遊技盤104の左側縁部を遊技盤収納凹部105の左側に取着された挟着部材121,121内に押し込む。そして、遊技盤104の左側縁部を中心として遊技盤を回動させながら、図4(ロ)に示すように、遊技盤104の右側縁部を遊技盤固定装置A1の可動部材30の後側板部33b,33bに軽く当接させる。
次に、可動部材30の第一摘み片36を回動させながら、可動部材30の遊技盤押さえ部37により遊技盤104の前面を後方へ押す。これにより、遊技盤収納凹部105内に遊技盤104が収納される。このとき、図4(ハ)に示すように可動部材30の係止凹部38,38にロック部材50のロックピン21が係止した状態となり、可動部材30は遊技盤104が固定される固定位置に停止保持されている。また、ねじりコイルバネ41によりロック部材50が可動部材30側へ付勢されているので、ロックピン21が係止凹部38,38から外れるようなことはない。
図4(ハ)の可動部材30が固定位置にある状態において、押圧バネ60の先端屈曲部64は、可動部材30の後側板部33b,33bよりも前方に位置し、遊技盤104の後面に当接して遊技盤104を前方に付勢している。よって、遊技盤104の前面は、可動部材30の遊技盤押さえ部37に当接する。これにより、遊技盤104が可動部材30の遊技盤押さえ部37と押圧バネ60の先端屈曲部64とにより挟まれしっかりと固定される。しかも、可動部材30の遊技盤押さえ部37の前後方向の位置は、遊技盤104の厚さによって変化することがない。つまり、可動部材30の遊技盤押さえ部37に当接する遊技盤の前面位置は、遊技盤の厚さに関係なく必ず所定位置(前後方向同じ位置)で固定される。よって、本発明の遊技盤固定装置A1を使用することで、遊技盤104面と遊技盤104下方の球発射位置との位置関係にズレが生じることはなくなると共に、遊技盤104面と透明板の間隔もズレが生じることはなくなる。このようにして、球飛び状態が不安定になるなど遊技に支障がでることはなくなり、遊技球の入賞装置への入賞にも影響は生じない。
次に、パチンコ遊技機Pから遊技盤104を前側へ取り外す場合について説明する。図4(ハ)の状態において、遊技盤104の各遊技盤固定装置A1におけるロック部材50の第二摘み片51をねじりコイルバネ41の付勢に抗して後方へ回動させ、ロックピン21と可動部材30の係止凹部38,38との係合を外す。これにより、可動部材30が自在に回動できるようになり、この状態で可動部材30を第一摘み片36によって前方へ回動させる(図4(ロ))。この可動部材30を傾動位置に回動させる動作に伴い、遊技盤104の右側縁の後面が可動部材30の後側板部33bの先端部によって前方へ押し出される。この際、遊技盤104の後面は押圧バネ60によっても前方へ付勢されているので、遊技盤104が出易い。このようにして遊技盤104の右側縁部は前方へ取り外される。なお、押圧バネ60は可動部材30とは別個であり、しかも第一支軸20に取着されているにすぎないことから、回動することはない。
また、押圧バネ60は第一支軸20が挿通されることによって第一支軸20に取り付けられるので、例えばビスにより押圧バネを遊技盤固定装置A1に固定するといった面倒な取付作業が不要になる。
図5(イ)及び(ロ)は、第2実施形態の遊技盤固定装置A2の動作説明図である。なお、この遊技盤固定装置A2は、弾性部材である押圧バネ以外は第1実施形態の遊技盤固定装置A1と構成がほとんど同じであるので、同一部位は同一番号を付すことにより詳しい説明は省略する。
第2実施形態の遊技盤固定装置A2の押圧バネ70は、薄い弾力性のある帯板から形成され、図5に示すように取付片71,71から前後方向に伸びると共に先端部が同じ方向へ曲がって側面略C字状をなしている。具体的には、ベース部材10のベース板11に当接するように屈曲して延設された押圧バネ70bは、ベース部材10のベース板11に設けられた切り起し片15が挿通される通孔73が開設されると共に、その先端はベース側板12,12側へ弧状に屈曲するように折り返されて先端屈曲部74が設けられている。その先端屈曲部74であって折り返された先端部分はベース板11側へさらに屈曲されている。一方、押圧バネ70であって可動部材30の前側板部33a,33a側に湾曲して延設された部分70aは、その先端側が可動部材30の前側板部33a,33aの外縁に屈曲させて設けた受止片39,39に当接している。つまり、押圧バネ70は、固定位置(図5(ロ))である可動部材30の受止片39に当接することで、可動部材30を前方へ付勢している。よって、遊技盤104の取り外しの際に、ロック部材50の第二摘み片51を後方へ押して、ロック部材50のロックピン21と可動部材30の係止凹部38,38との係合を解除すると(図5(イ))、押圧バネ70の弾性力により、可動部材30が傾動位置に達するように回動し、遊技盤収納凹部105に装着され固定されていた遊技盤104は、その後面を可動部材30の後側板部33bによって自動的に前方へ押し出されることになり、遊技盤104の取出作業が容易に行なえる。
また、図5(ロ)の可動部材30が固定位置にある状態において、押圧バネ70の先端屈曲部74は、可動部材30の後側板部33b,33bよりも前方に位置し、遊技盤104の後面に当接して遊技盤104を前方に付勢している。よって、遊技盤104の前面は、可動部材30の遊技盤押さえ部37に当接する。これにより、遊技盤104が可動部材30の遊技盤押さえ部37と押圧バネ70の先端屈曲部74とにより挟まれしっかりと固定される。しかも、可動部材30の遊技盤押さえ部37の前後方向の位置は、遊技盤104の厚さによって変化することがない。つまり、可動部材30の遊技盤押さえ部37に当接する遊技盤の前面位置は、遊技盤の厚さに関係なく必ず所定位置(前後方向同じ位置)で固定される。よって、本発明の遊技盤固定装置A2を使用することで、遊技盤104面と遊技盤104下方の球発射位置との位置関係にズレが生じることはなくなると共に、遊技盤104面と透明板の間隔もズレが生じることはなくなる。このようにして、球飛び状態が不安定になるなど遊技に支障をきたすことはなくなり、遊技球の入賞装置への入賞にも影響は生じない。
図6は第3実施形態の遊技盤固定装置A3の斜視図であり、図7(イ)、(ロ)は同実施形態の遊技盤固定装置A3の動作説明図である。なお、この遊技盤固定装置A3は、弾性部材である押圧バネ以外は第1実施形態の遊技盤固定装置A1と構成がほとんど同じであるので、同一部位は同一番号を付すことにより詳しい説明は省略する。この第3実施形態の遊技盤固定装置A3にあっても、可動部材30における前側板部33aと後側板部33bとの間の寸法は遊技盤104の誤差を含めた厚さ寸法より少し広く設定されている。
遊技盤固定装置A3の弾性部材である押圧バネ80は、薄い弾力性のある帯板から形成され側面略L字状をなし、可動部材30の中央側板部33c,33c間から、後側板部33b,33b間にかけて配置される。可動部材30の中央側板部33c,33c間に位置する押圧バネ80aの両側縁には、それぞれ上下に二対の支持小片81,81,81,81が突設されている。これら二対の支持小片81は、可動部材30の可動側板31,31の嵌合凹部34に接する側縁31b,31bに当接するようになっている。また、押圧バネ80aの両側縁であって上下の支持小片81の間には、直角に屈曲した取付片82,82が平行に設けられ、取付片82,82には第一支軸20を挿通する挿通孔83,83が開設されている。一方、押圧バネ80であって可動部材30の後側板部33b,33b間に位置する部分80bの先端は、ベース板11側へ屈曲したあと、さらにベース側板12,12側へ弧状に屈曲するように折り返され、折り返された先端部分はベース板11側へさらに屈曲して形成されている。このようにして押圧バネ80bの先端には側面略菱形状に屈曲された先端屈曲部84が設けられている。
また、本実施例の固定装置A3の組み立てにおいて、ベース部材10へ第一支軸20により可動部材30を軸着する際に、押圧バネ80を可動部材30の嵌合凹部34に接する側縁31b,31b上に配置し、押圧バネ80の取付片82,82の挿通孔83,83に第一支軸20を挿通する。このとき、押圧バネ80の各支持小片81は可動部材30の側縁31b,31bに当接して固定されており、押圧バネ80は可動部材30と共に回動することとなる。そして、図7(イ)に示すように、遊技盤104の装着前であって、可動部材30が傾動位置にあるとき、押圧バネ80の先端屈曲部84は可動部材30の後側板部33b,33bよりも後方に位置している。よって、遊技盤収納凹部105に装着される遊技盤104は、まず可動部材30の後側板部33b,33bの先端部に当接して可動部材30の嵌合凹部34に受け入れられる。また、図7(ロ)に示すように、遊技盤104が遊技盤収納凹部105に装着され、可動部材30が固定位置にあるとき、押圧バネ80の先端屈曲部84は可動部材30の後側板部33b,33bよりも前方に位置し、遊技盤104の後面に当接して遊技盤104を前方に付勢している。よって、遊技盤104の前面は、可動部材30の遊技盤押さえ部37に当接する。これにより、遊技盤104が可動部材30の遊技盤押さえ部37と押圧バネ80の先端屈曲部84とにより挟まれしっかりと固定される。しかも、可動部材30の遊技盤押さえ部37の前後方向の位置は、遊技盤104の厚さによって変化することがない。すなわち、可動部材30の遊技盤押さえ部37に当接する遊技盤の前面位置は、遊技盤の厚さに関係なく必ず所定位置(前後方向同じ位置)で固定される。よって、本発明の遊技盤固定装置A3を使用することで、遊技盤104面と遊技盤104下方の球発射位置との位置関係にズレが生じることはなくなると共に、遊技盤104面と透明板の間隔もズレが生じることはなくなる。このようにして、球飛び状態が不安定になるなど遊技に支障がでることはなくなり、遊技球の入賞装置への入賞にも影響は生じない。
前述した各実施例の遊技盤固定装置A1、A2及びA3は、遊技盤の位置ずれを防止するだけでなく、可動部材30の嵌合凹部34の幅寸法(前側板部33aと後側板部33bとの距離)を遊技盤104の厚さのばらつきも考慮して大きく設定することができることから、嵌合凹部34に遊技盤105の側縁部が受け入れられる際に、可動部材30で遊技盤104前面の化粧シートをキズつけることがないという効果も奏する。さらに、弾性部材を第一支軸20に取り付けられるようにしたので、弾性部材の組み付けに例えばビス止めといった面倒な取付作業が不要になり、組立ての簡略化が可能になる。
各実施形態の押圧バネ60,70,80にあっては、遊技盤104後面を押圧する際に遊技盤104後面と接する面積が大きくなるように帯状のバネ板を使用したが、線状のバネであっても良い。また、押圧バネ60,70,80を第一支軸20に取着し可動部材30と一体に(第3実施例)、または、別個に(第1実施例及び第2実施例)動作させるようにしたが、押圧バネをベース部材10に取着するようにしても良い。更に、ロック機構部は前記実施の形態に限定されるものではなく、可動部材30に係脱自在に係止する構成のものであれば、いずれも実施可能である。
10 ベース部材
20 第一支軸
21 ロック機構部(ロックピン)
30 可動部材
37 遊技盤押さえ部
40 第二支軸
50 ロック機構部(ロック部材)
60 弾性部材(第1実施形態の押圧バネ)
70 弾性部材(第2実施形態の押圧バネ)
80 弾性部材(第3実施形態の押圧バネ)
100 遊技機本体
104 遊技盤
105 遊技盤収納凹部
105a 遊技盤取付面
A 遊技盤固定装置

Claims (1)

  1. 遊技機本体前面の遊技盤収納凹部に装着される遊技盤を所定位置で固定する遊技盤固定装置であって、
    前記遊技盤収納凹部に取着されるベース部材と、前記ベース部材に前記遊技盤収納凹部の遊技盤取付面に対して直交する面内で回動自在に軸着され前記遊技盤を固定する際に該遊技盤の前面に当接する遊技盤押さえ部を有する可動部材と、前記遊技盤が前記所定位置で固定されるように前記可動部材の回動を停止するロック機構部と、前記所定位置で固定された前記遊技盤の後面に当接して該遊技盤を前方に付勢し該遊技盤を前記可動部材の遊技盤押さえ部との間で挟持する弾性部材と、を備え、
    前記遊技盤を前記所定位置に固定した状態における前記可動部材の遊技盤押さえ部の前後方向位置が常に同位置となることを特徴とする遊技盤固定装置。
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