JP2012079910A - 板状物の加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保護テープの糊の残存を防止可能な板状物の加工方法を提供することである。
【解決手段】 表面に凹凸を有する板状物の裏面を研削又は研磨する板状物の加工方法であって、板状物の表面を水溶性保護膜で被覆する被覆ステップと、該水溶性保護膜で被覆された板状物の表面に基材と糊層とからなる保護テープを貼着して該凹凸を該糊層で埋める保護テープ貼着ステップと、該保護テープが貼着された板状物の該保護テープ側をチャックテーブルで保持して板状物の裏面を研削又は研磨する加工ステップと、該加工ステップを実施した後、板状物の表面から該保護テープを剥離し、該水溶性保護膜を除去する除去ステップと、を具備したことを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、表面に凹凸がある板状物の裏面を研削又は研磨する板状物の加工方法に関する。
半導体デバイスの製造プロセスにおいては、シリコンや化合物半導体からなるウエーハの表面にストリートと呼ばれる分割予定ラインが格子状に形成され、分割予定ラインによって区画された各領域にIC、LSI等のデバイスが形成される。ウエーハは裏面が研削、研磨されて所定の厚みへと薄化された後、分割予定ラインに沿って分割されることで個々の半導体デバイスが製造される。
研削や研磨に際してウエーハの表面に形成されたデバイスを保護するために、ウエーハの表面に例えば特開平11−307620号公報に開示されるような保護テープが貼着される。ウエーハは保護テープを介して研削装置又は研磨装置のチャックテーブルで保持され、露出したウエーハの裏面が研削又は研磨される。
近年、半導体デバイスの軽薄短小化を実現するための技術として、デバイス表面にバンプと呼ばれる金属突起物を複数形成し、これらのバンプを配線基板に形成された電極に相対させて直接接合するフリップチップボンディングと呼ばれる実装技術が実用化されている。
ところが、例えば高さ200μmと高いバンプを有するウエーハに保護テープを貼着すると、保護テープとウエーハとの間には隙間が生じ、ウエーハはバンプのみによって保護テープに固定される形態となる。
従って、この状態でウエーハの裏面を研削すると、応力がバンプ部分に掛かり、ウエーハが破損してしまうという問題がある。この問題を解決するために、例えば、バンプ高さより厚い糊層を有する保護テープをウエーハ表面に貼着して研削する研削方法が特開平10−50642号公報に開示されている。
特開平11−307620号公報 特開平10−50642号公報
ところが、糊層が非常に厚い保護テープを用いてバンプ間を糊で埋め込むようにすると、研削後に保護テープをウエーハから剥離しても、バンプ間に埋め込まれた糊層がウエーハ表面に残存してしまうという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、保護テープの糊の残存を防止可能な表面に凹凸を有するウエーハ等の板状物の加工方法を提供することである。
請求項1記載の発明によると、表面に凹凸を有する板状物の裏面を研削又は研磨する板状物の加工方法であって、板状物の表面を水溶性保護膜で被覆する被覆ステップと、該水溶性保護膜で被覆された板状物の表面に基材と糊層とからなる保護テープを貼着して該凹凸を該糊層で埋める保護テープ貼着ステップと、該保護テープが貼着された板状物の該保護テープ側をチャックテーブルで保持して板状物の裏面を研削又は研磨する加工ステップと、該加工ステップを実施した後、板状物の表面から該保護テープを剥離し、該水溶性保護膜を除去する除去ステップと、を具備したことを特徴とする板状物の加工方法が提供される。
好ましくは、板状物の加工方法は、保護テープ貼着ステップを実施した後、加工ステップを実施する前に、保護テープ上に保護テープよりも硬質の第2保護テープを貼着する第2保護テープ貼着ステップを更に具備している。
本発明の加工方法では、予めウエーハ等の板状物の表面に水溶性保護膜が被覆される。その後、水溶性保護膜上に保護テープが貼着されて板状物の裏面が加工された後、保護テープを剥離し、更に水溶性保護膜を水に溶かして除去するため、保護テープの糊層がウエーハの表面に残存することを防止できる。
請求項2記載の発明によると、糊層の厚い保護テープ上に該保護テープより硬い材質の第2保護テープを貼着することで、第2保護テープ表面を平坦化することができるため、研削又は研磨に際して第2保護テープ表面をチャックテーブルで吸引保持して、板状物の裏面を高精度に平坦化することができる。
本発明の加工方法を適用するのに適した半導体ウエーハの斜視図である。 図1に示した半導体ウエーハの拡大断面図である。 半導体ウエーハの表面を水溶性保護膜で被覆した状態の断面図である。 保護膜被覆装置の一部破断斜視図である。 スピンナテーブルが上昇されてウエーハがスピンナテーブルに保持された状態の保護膜被覆装置の縦断面図である。 ウエーハ表面に水溶性樹脂を塗布する状態の保護膜被覆装置の縦断面図である。 バンプを埋め込むようにウエーハの表面に第1保護テープを貼着した状態の断面図である。 第1保護テープ上に硬質の第2保護テープを貼着した状態の断面図である。 図9(A)は研削ステップを示す斜視図、図9(B)はその側面図である。 洗浄ステップ(保護膜除去ステップ)を示す保護膜被覆装置の縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、本発明の加工方法により加工(研削)するのに適した半導体ウエーハ11の斜視図が示されている。半導体ウエーハ11は表面11a及び裏面11bを有しており、表面11aには複数のストリート13が直交して形成されており、ストリート13によって区画された各領域にそれぞれデバイス15が形成されている。
図1の拡大図に示すように、各デバイス15の4辺には複数の突起状のバンプ17が形成されている。各デバイス15の4辺にバンプ17が形成されているので、半導体ウエーハ11はバンプ17が形成されているバンプ形成領域19と、バンプ形成領域19を囲繞する外周バンプ未形成領域21を有している。
図2の拡大断面図に示すように、各バンプ17はデバイス15の電極23に接続されている。各バンプ17の高さは例えば250μmである。本発明の加工方法では、図3に示すように、まずウエーハ11の表面11aを水溶性保護膜25で被覆する被覆ステップを実施する。
水溶性保護膜25を形成する液状樹脂としては、PVA(ポリ・ビニール・アルコール)、PEG(ポリ・エチレン・グリコール)、PEO(酸化ポリエチレン)等の水溶性のレジストが望ましい。
保護膜被覆ステップを実施するのに適した保護膜被覆装置10について図4乃至図6を参照して説明する。まず図4を参照すると、保護膜被覆装置10の一部破断斜視図が示されている。
保護膜被覆装置10は、スピンナテーブル機構12と、スピンナテーブル機構12を包囲して配設された洗浄水受け機構14を具備している。スピンナテーブル機構12は、スピンナテーブル(保持テーブル)16と、スピンナテーブル16を回転駆動させる電動モータ20と、電動モータ20を上下方向に移動可能に支持する支持機構22とから構成される。
スピンナテーブル16は多孔性材料から形成された吸着チャック(保持部)16aを具備しており、吸着チャック16aが図示しない吸引手段に連通されている。従って、スピンナテーブル16は、吸着チャック16aにウエーハを載置し図示しない吸引手段により負圧を作用させることにより、吸着チャック16a上にウエーハ11を吸引保持する。
スピンナテーブル16には振り子タイプの一対のクランプ18が配設されており、スピンナテーブル16が回転されるとこのクランプ18が遠心力で揺動するが、本発明の加工方法ではこのクランプ18を使用する必要がないので、クランプ18を省略することができる。
スピンナテーブル16は、電動モータ20の出力軸20aに連結されている。支持機構22は、複数の(本実施形態においては3本)の支持脚24と、支持脚24にそれぞれ連結され電動モータ20に取り付けられた複数(本実施形態においては3本)のエアシリンダ26とから構成される。
このように構成された支持機構22は、エアシリンダ26を作動することにより、電動モータ20及びスピンナテーブル16を、図5に示す上昇位置であるウエーハ搬入・搬出位置と、図6及び図10に示す下降位置である作業位置に位置付け可能である。
洗浄水受け機構14は、洗浄水受け容器28と、洗浄水受け容器28を支持する3本(図4には2本のみ図示)の支持脚30と、電動モータ20の出力軸20aに装着されたカバー部材32とから構成される。
洗浄水受け容器28は、図5に示すように、円筒状の外側壁28aと、底壁28bと、内側壁28cとから構成される。底壁28bの中央部には、電動モータ20の出力軸20aが挿入される穴21が設けられており、内側壁28cはこの穴21の周辺から上方に突出するように形成されている。
また、図4に示すように、底壁28bには廃液口29が設けられており、この廃液口29にドレンホース34が接続されている。カバー部材32は円板状に形成されており、この外周縁から下方に突出するカバー部32aを備えている。
このように構成されたカバー部32は、電動モータ20及びスピンナテーブル16が図6及び図10に示す作業位置に位置づけられると、カバー部32aが洗浄水受け容器28を構成する内側壁28cの外側に隙間をもって重合するように位置づけられる。
保護膜被覆装置10は、スピンナテーブル16に保持された加工前のウエーハ11の表面11aに水溶性樹脂を塗布する塗布手段36を具備している。塗布手段36は、スピンナテーブル16に保持されたウエーハ11の表面11aに向けて水溶性樹脂を供給する水溶性樹脂供給ノズル38と、水溶性樹脂供給ノズル38を支持する概略L形状のアーム40と、アーム40に支持された水溶性樹脂供給ノズル38を揺動する正転・逆転可能な電動モータ42とから構成される。水溶性樹脂供給ノズル38はアーム40を介して図示しない水溶性樹脂供給源に接続されている。
保護膜被覆装置10は、加工後のウエーハ11の洗浄装置を兼用する。よって、保護膜被覆装置10は、スピンナテーブル16に保持された加工後のウエーハを洗浄するための洗浄水供給手段44及びエア供給手段46を具備している。
洗浄水供給手段44は、スピンナテーブル16に保持された加工後(研削後)のウエーハ11に向けて洗浄水を噴出する洗浄水ノズル48と、洗浄水ノズル48を支持するアーム50と、アーム50に支持された洗浄水ノズル48を揺動する正転・逆転可能な電動モータ52とから構成される。洗浄水ノズル48はアーム50を介して図示しない洗浄水供給源に接続されている。
エア供給手段46は、スピンナテーブル16に保持された洗浄後のウエーハ11に向けてエアを噴出するエアノズル54と、エアノズル54を支持するアーム56と、アーム56に支持されたエアノズル54を揺動する正転・逆転可能な電動モータ(図示せず)を備えている。エアノズル54はアーム56を介して図示しないエア供給源に接続されている。
次に、このように構成された保護膜被覆装置10の作用について説明する。図5に示すように、ウエーハ搬入・搬出位置に位置づけられた保護膜被覆装置10のスピンナテーブル16上にウエーハ11の裏面11b側を載置し、吸着チャック16aによりウエーハ11を吸引保持する。
このとき、水溶性樹脂供給ノズル38、洗浄水ノズル48及びエアノズル54は、図5に示すように、スピンナテーブル16の上方から隔離した待機位置に位置づけられている。スピンナテーブル16でウエーハ11を吸引保持したならば、エアシリンダ26を作動してスピンナテーブル16を図6に示す作業位置に位置づける。
このようにウエーハ11を作業位置に位置づけてから、ウエーハ11の表面11aに水溶性樹脂を塗布して保護膜を被覆する保護膜被覆ステップを実施する。保護膜被覆ステップを実施するには、スピンナテーブル16を図6に示すように10〜100rpm(好ましくは30〜50rpm)で回転させながら、ウエーハ11の表面11aの中央領域に水溶性樹脂供給ノズル38から水溶性樹脂27を滴下する。60は蓋である。
スピンナテーブル16が回転されているため、滴下された水溶性樹脂27はウエーハ11の表面11aにスピンコーティングされ、図3に示すように、ウエーハ11の表面11aにバンプ17を包み込むように水溶性保護膜25が形成される。水溶性保護膜25の厚さは5〜10μm程度が好ましい。
保護膜被覆ステップによりウエーハ11の表面11aに水溶性保護膜25を被覆したなら、図7に示すように、ウエーハ11の表面11aに第1保護テープ29を貼着する保護テープ貼着ステップを実施する。第1保護テープ29は、ポリオレフィン等の基材31上にアクリル系又はゴム系の糊層33を配設して構成されている。
保護テープ31は、250μmの高さのバンプ17より厚い例えば300μmの厚さの糊層33を有しており、保護テープ貼着ステップでは、糊層33でバンプ17を埋め込むように第1保護テープ29をウエーハ11の表面11aに貼着する。
厚さの厚い糊層33を有した第1保護テープ29を、図7に示すように、バンプ17を埋め込むようにウエーハ11の表面11aに貼着すると、基材31が平坦とはならずに多少のうねりが発生する。
よって、第1保護テープ29側を研削装置のチャックテーブルで吸引保持して、ウエーハ11の裏面11bを研削すると、研削加工を実施してもウエーハ11の高精度の平坦化が得られない恐れがある。
そこで、本発明の加工方法では、図8に示すように、第1保護テープ29上に第2保護テープ35を貼着する第2保護テープ貼着ステップを実施するのが好ましい。第2保護テープ35は、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の硬質の基材37上にアクリル系又はゴム系の糊層39を配設して構成されている。
基材37が第1保護テープ29の基材31と比較して硬いため、第1保護テープ29上に第2保護テープ35を貼着すると、第1保護テープ29のうねりを第2保護テープ35の糊層39が吸収して基材37を平坦化することができる。
よって、本発明の好ましい実施形態では、ウエーハ11の表面11aに第1保護テープ29及び第2保護テープ35を貼着した状態で、ウエーハ11の裏面11bの研削を実施する。この研削方法について図9を参照して説明する。
図9(A)は研削ステップの斜視図、図9(B)はその側面図を示している。研削ユニット62は、ハウジング64と、ハウジング64中に回転可能に収容されたスピンドル65と、スピンドル65を回転駆動するモータ66と、スピンドル65の先端に固定されたホイールマウント70と、ホイールマウント70に着脱可能に装着された下端面に複数の研削砥石72が固着された研削ホイール68とを含んでいる。
この研削ステップでは、研削装置のチャックテーブル74で第1保護テープ29及び第2保護テープ35を介してウエーハ11を吸引保持する。そして、研削ユニット送り機構を駆動することにより研削ホイール68の研削砥石72をウエーハ11の裏面11bに接触させる。
所定の研削送り速度で研削ホイール68を研削送りしながら、チャックテーブル74を矢印a方向に例えば300rpmで回転しつつ、研削ホイール68を矢印b方向に例えば6000rpmで回転して、ウエーハ11の研削を実施する。接触式又は非接触式の厚み測定ゲージでウエーハ11の厚みを測定しながら、ウエーハ11を所定の厚みに仕上げる。
本実施形態では、ウエーハ11の表面11aに第1保護テープ29及び第2保護テープ35を貼着して、第2保護テープ35の表面を平坦化してから研削装置のチャックテーブル74で第2保護テープ35を吸引保持しているため、バンプ付きウエーハ11の裏面11bの研削を実施すると、ウエーハ11を高精度に平坦化することができる。
研削ステップ実施後、ウエーハ11の表面11aから第1及び第2保護テープ29,35を剥離する。第1保護テープ29の糊層33は非常に厚くてバンプ17を埋め込むように第1保護テープ29をウエーハ11の表面11aに貼着しているため、研削実施後に第1保護テープ29をウエーハ11から剥離すると、バンプ17間に埋め込まれた糊層33を形成する糊がウエーハ11の表面11a上に被覆された水溶性保護膜25上に残存する。
そこで本発明の加工方法では、水溶性保護膜25を水に溶かして除去する保護膜除去ステップを実施する。この保護膜除去ステップは洗浄装置を兼ねた保護膜被覆装置10で実施することができる。
即ち、図10に示すように、スピンナテーブル16でウエーハ11の裏面11b側を吸引保持し、純水源とエア源に接続された洗浄水ノズル48から純水とエアとからなる洗浄水を噴射しながらウエーハ11を低速回転(例えば300rpm)させることによりウエーハ11を洗浄する。
その結果、ウエーハ11の表面11aに被覆されていた保護膜25は水溶性の樹脂によって形成されているので、保護膜25を容易に洗い流すことができ、保護膜25上に付着している残存糊層33を容易に除去することができる。
上述した実施形態では、本発明の加工方法を研削方法に適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ウエーハ11の裏面を研磨する研磨方法にも同様に適用することができる。
更に、被加工物はバンプ17を有するウエーハ11に限定されるものではなく、例えば、サファイア基板の表面に外周部分を除いてエピタキシャル層が形成された光デバイスウエーハ等の表面に凹凸を有する他の板状物にも同様に適用可能である。
10 保護膜被覆装置
11 半導体ウエーハ
15 デバイス
16 スピンナテーブル
17 バンプ
25 水溶性保護膜
29 第1保護テープ
31 基材
33 糊層
35 第2保護テープ
37 基材
39 糊層
62 研削ユニット
68 研削ホイール

Claims (3)

  1. 表面に凹凸を有する板状物の裏面を研削又は研磨する板状物の加工方法であって、
    板状物の表面を水溶性保護膜で被覆する被覆ステップと、
    該水溶性保護膜で被覆された板状物の表面に基材と糊層とからなる保護テープを貼着して該凹凸を該糊層で埋める保護テープ貼着ステップと、
    該保護テープが貼着された板状物の該保護テープ側をチャックテーブルで保持して板状物の裏面を研削又は研磨する加工ステップと、
    該加工ステップを実施した後、板状物の表面から該保護テープを剥離し、該水溶性保護膜を除去する除去ステップと、
    を具備したことを特徴とする板状物の加工方法。
  2. 前記保護テープ貼着ステップを実施した後、前記加工ステップを実施する前に、該保護テープ上に該保護テープよりも硬質の第2保護テープを貼着する第2保護テープ貼着ステップを更に具備した請求項1記載の板状物の加工方法。
  3. 前記凹凸は突起電極から構成される請求項1又は2記載の板状物の加工方法。
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