JPH06252109A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH06252109A
JPH06252109A JP3868693A JP3868693A JPH06252109A JP H06252109 A JPH06252109 A JP H06252109A JP 3868693 A JP3868693 A JP 3868693A JP 3868693 A JP3868693 A JP 3868693A JP H06252109 A JPH06252109 A JP H06252109A
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wafer
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soi
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Nobuhito Iwasaki
信人 岩崎
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、SOIウェーハを所定の厚さに仕上
げる際に、SOIウェーハ周辺部の段差部に割れや欠け
等が生じたりエッチング液が染み込んだりすることな
く、SOIウェーハの支持基板底面を研磨又はエッチン
グすることができる半導体装置の製造方法を提供するこ
とを目的とする。 【構成】レジスト滴下ノズル26をSOIウェーハ16
の周辺部に沿って移動させながら、SOIウェーハ16
周辺部の段差部18にレジスト24を滴下し、段差部1
8を平坦化レジスト24aによって埋め込み、SOIウ
ェーハ16表面を平坦化した後、更にその上に保護レジ
スト24bを塗布する。平坦化レジスト24a及び保護
レジスト24bによってSOIウェーハ16表面全面を
覆った状態で、SOIウェーハが所定の厚さになるま
で、その支持基板10底面を研磨するか、或いはHF系
のエッチング液を用いてエッチングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
係り、特に張り合わせ法によるSOI(Silicon On Ins
ulator)構造の半導体装置の製造方法に関する。支持基
板上に絶縁層を介してシリコン層が張り合わされたSO
Iウェーハは、そのSOI層に所定の素子を形成する前
処理工程が終了すると、SOIウェーハを切断しチップ
として組み立てる後処理工程に移行する前に、SOIウ
ェーハをデバイスの種類に応じて所定の厚さに仕上げる
必要がある。
【0002】
【従来の技術】従来のSOIウェーハを所定の厚さに仕
上げる工程を、図5及び図6を用いて説明する。支持基
板30上に絶縁層32を介してSOI層34が張り合わ
されたSOIウェーハ36は、図5(a)に示されるよ
うに、その表面の周辺部に支持基板30とSOI層34
とがなす段差部38を有している。
【0003】この段差部38は、支持基板30上に絶縁
層32を介してSOI層34を張り合わせた後、SOI
層34の剥離を防止するため、SOI層34の周辺部を
切り取り、SOI層34の大きさを支持基板30の大き
さよりも小さくしたことによるものである。そしてこの
ようなSOIウェーハ36を用い、そのSOI層34に
所定の素子(図示せず)を形成した後、後処理工程のス
クライビング工程に移行する前に、各種デバイスのパッ
ケージングの要請に応じて、SOIウェーハ36を所定
の厚さに仕上げる。
【0004】このSOIウェーハ36を所定の厚さに仕
上げる工程においては、SOIウェーハ36へのストレ
スを防止し、SOI層34に形成した素子への損傷を防
止するために、SOIウェーハ36表面上に保護膜とし
て例えば保護レジスト40を塗布する(図5(b)参
照)。この保護レジスト40によってSOIウェーハ3
6表面を覆った状態で、SOIウェーハ36の支持基板
30底面を研磨するか、或いはHF(弗酸)系のエッチ
ング液を用いてエッチングする。こうしてSOIウェー
ハ36を所定の厚さに仕上げる(図5(c)参照)。
【0005】尚、SOIウェーハ36表面の保護膜とし
ては、保護レジスト40を塗布する代わりに、図6に示
されるように、SOIウェーハ36表面に保護テープ4
2を張り付ける場合もある。また、図示はしないが、こ
うした保護レジスト40及び保護テープ42を組み合わ
せて、SOIウェーハ36表面に保護レジスト40を塗
布し、その上に保護テープ42を張り付けた二重の保護
膜とする場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のSOIウェーハ36を所定の厚さに仕上げる工程に
おいては、SOIウェーハ36表面の周辺部に支持基板
30とSOI層34とのなす段差部38が存在するた
め、SOIウェーハ36表面に保護レジスト40を塗布
しても、図5(b)に示されるように、その保護レジス
ト40がSOI層34上と段差部38とで分離してしま
う。
【0007】従って、例えばSOIウェーハ36の支持
基板30底面を研磨する場合に、SOIウェーハ36の
周辺形状からストレスが加わり、その段差部38に割れ
や欠け等が生じることとなった。また、例えばSOIウ
ェーハ36の支持基板30底面を化学的にエッチングす
る場合に、このSOIウェーハ36の周辺形状から保護
レジスト40によって覆われていない段差部38にエッ
チング液が染み込み、SOI層34までエッチングされ
ることとなった。
【0008】更に、SOIウェーハ36表面に保護テー
プ42を張り付ける場合でも、図6(b)に示されるよ
うに、SOIウェーハ36表面の周辺部の段差部38に
おいて、保護テープ42との間に空隙44が生じるた
め、保護レジスト40の場合と同様に、段差部38に割
れや欠け等が生じたり、段差部38にエッチング液が染
み込んだりする事態が生じた。
【0009】このように従来の方法では、SOIウェー
ハ36を所定の厚さに仕上げる際、SOIウェーハ36
表面を保護レジスト40や保護テープ42等の保護膜に
よって覆っていても、SOIウェーハ36表面の周辺部
における段差部38の存在によって、不良が発生すると
いう問題があった。そこで本発明は、SOIウェーハを
所定の厚さに仕上げる際に、SOIウェーハ周辺部の段
差部に割れや欠け等が生じたりエッチング液が染み込ん
だりすることなく、SOIウェーハの支持基板底面を研
磨又はエッチングすることができる半導体装置の製造方
法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、支持基板上
に絶縁層を介して半導体層が張り合わされているウェー
ハを所定の厚さに仕上げる半導体装置の製造方法におい
て、前記ウェーハ表面の周辺部における前記支持基板と
前記半導体層とがなす段差部を平坦化レジストによって
埋め込み、前記ウェーハ表面を平坦化する工程と、平坦
化された前記ウェーハの前記半導体層及び前記平坦化レ
ジスト上に保護膜を形成する工程と、前記ウェーハ表面
全面を前記平坦化レジスト及び前記保護膜によって覆っ
た状態で、前記ウェーハが所定の厚さになるまで、前記
ウェーハの前記支持基板裏面を研磨し又は化学的にエッ
チングする工程とを有することを特徴とする半導体装置
の製造方法によって達成される。
【0011】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記保護膜が、前記ウェーハの前記半導体層及び前
記平坦化レジスト上に塗布された保護レジストであるこ
とを特徴とする半導体装置の製造方法によって達成され
る。また、上記の半導体装置の製造方法において、前記
保護膜が、前記ウェーハの前記半導体層及び前記平坦化
レジスト上に張り付けられた保護テープであることを特
徴とする半導体装置の製造方法によって達成される。
【0012】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記保護膜が、前記ウェーハの前記半導体層及び前
記平坦化レジスト上に塗布された保護レジスト並びに前
記保護レジスト及び前記平坦化レジスト上に張り付けら
れた保護テープであることを特徴とする半導体装置の製
造方法によって達成される。
【0013】
【作用】本発明は、ウェーハ表面の周辺部における支持
基板と半導体層とがなす段差部を平坦化レジストによっ
て埋め込んでウェーハ表面を平坦化し、その上に保護膜
として保護レジストや保護テープやこれらを積層したも
のを形成してウェーハ表面全面を覆うことにより、ウェ
ーハの支持基板裏面を研磨し又は化学的にエッチングす
る際に、ウェーハ周辺部の段差部の機械的強度を増大さ
せ、また段差部の空隙をなくすことができるため、段差
部の割れや欠け等をなくし、また段差部へのエッチング
液の染み込みをなくすることが可能になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて具
体的に説明する。図1は本発明の第1の実施例による半
導体装置の製造方法を説明するための工程図、図2はこ
の製造方法の実施に使用する製造装置を示す概略図であ
る。例えば厚さ500〜600μmのシリコン基板から
なる支持基板10上に、厚さ1μm程度の絶縁層12を
介して、厚さ80〜200μmのSOI層14が張り合
わされたSOIウェーハ16を用い、そのSOI層14
に所定の素子(図示せず)を形成する。
【0015】尚、このとき、SOI層14の剥離を防止
するために、SOIウェーハ16表面の周辺部には、支
持基板10とSOI層14とがなす幅5mm程度の段差
部18が形成されている(図1(a)参照)。次いで、
レジスト塗布装置を用いて、SOIウェーハ16表面の
周辺部における段差部18にレジストを滴下する。
【0016】このレジスト塗布装置は、図2に示される
ように、SOIウェーハ16を搭載し、孔20を介して
真空吸着するステージ22と、このステージ22を所定
の速度で回転させるステージ回転手段(図示せず)と、
ステージ22上に搭載したSOIウェーハ16表面上に
レジスト24を滴下するレジスト滴下ノズル26と、こ
のレジスト滴下ノズル26を移動させてSOIウェーハ
16表面上へのレジスト滴下位置を制御するノズル移動
手段(図示せず)とを有している。即ち、ノズル移動手
段によってレジスト滴下ノズル26を自由に移動させ、
ステージ22上に搭載したSOIウェーハ16の所望に
位置に所望の量だけレジスト24を滴下することができ
る点に特徴がある。
【0017】そしてSOIウェーハ16をステージ22
上に真空吸着した後、レジスト滴下ノズル26をSOI
ウェーハ16の周辺部に沿って移動させながら、SOI
ウェーハ16周辺部の段差部18に所定量のレジスト2
4を滴下する。これにより、段差部18を平坦化レジス
ト24aによって埋め込み、SOIウェーハ16表面を
平坦化する(図1(b)参照)。
【0018】尚、このとき、レジスト滴下ノズル26の
垂直方向の位置は、通常のレジスト回転塗布の場合より
もSOIウェーハ16に近くした方が望ましい。レジス
ト24を段差部18に滴下する精度を高めるためであ
る。また、レジスト滴下ノズル26の移動は、必ずしも
SOIウェーハ16の周辺部に沿うものでなくとも、S
OIウェーハ16のオリフラ部分に対してのみレジスト
滴下ノズル26を直線的に移動させ、SOIウェーハ1
6の円周部分に対しては、レジスト滴下ノズル26を固
定した状態でSOIウェーハ16の方を回転させてもよ
い。
【0019】次いで、段差部18を埋め込んだ平坦化レ
ジスト24aを例えばホットプレート等を用いた熱処理
によって硬化させる。続いて、再び図2に示すレジスト
塗布装置を用いて、通常のレジスト塗布法により、レジ
ストを塗布する。即ち、レジスト滴下ノズル26をSO
Iウェーハ16中心部の上方に移動させ、SOIウェー
ハ16を回転させながら、所定量のレジスト24を滴下
する。これにより、平坦化されたSOIウェーハ16表
面上に、即ちSOI層14及びその周辺の平坦化レジス
ト24a上に、保護レジスト24bを塗布する(図1
(c)参照)。
【0020】次いで、SOIウェーハ16表面上に塗布
した保護レジスト24bを硬化させた後、平坦化レジス
ト24a及び保護レジスト24bによってSOIウェー
ハ16表面全体を覆った状態で、SOIウェーハ16の
支持基板10底面を研磨するか、或いはHF系のエッチ
ング液を用いてエッチングする。こうしてSOIウェー
ハ16を所定の厚さに、例えば250〜500μmの厚
さに仕上げる(図1(d)参照)。
【0021】次いで、平坦化レジスト24a及び保護レ
ジスト24bを除去した後、所定の厚さに仕上げたSO
Iウェーハ16を、スクライビングや組立等の後処理工
程に移行する(図1(e)参照)。このように第1の実
施例によれば、SOIウェーハ16を所定の厚さに仕上
げる工程において、SOIウェーハ16表面の周辺部に
おける段差部18を平坦化レジスト24aによって埋め
込んでSOIウェーハ16表面を平坦化し、更にその上
に保護レジスト24bを形成することにより、段差部1
8の機械的強度を増大させることができるため、SOI
ウェーハ16の支持基板10底面を研磨する場合に、段
差部18に割れや欠け等が生じなくなった。
【0022】また、段差部18の空隙をなくすことがで
きるため、SOIウェーハ16の支持基板10底面を化
学的にエッチングする場合に、段差部18にエッチング
液が染み込んでSOI層14までエッチングすることも
なくなった。従って、SOIウェーハ16を所定の厚さ
に仕上げる工程において、SOIウェーハ16表面の周
辺部における段差部18に起因する不良の発生を防止す
ることができ、製造歩留まりを向上させることができ
た。
【0023】次に、本発明の第2の実施例による半導体
装置の製造方法を、図3に示す工程図を用いて説明す
る。尚、上記図1に示す半導体装置の構成要素と同一の
構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。上記
第1の実施例における図1(a)〜(b)に示す工程と
同様にして、SOIウェーハ16のSOI層14に所定
の素子(図示せず)を形成した後、レジスト滴下ノズル
26をSOIウェーハ16の周辺部に沿って移動させな
がら、SOIウェーハ16周辺部の段差部18に所定量
のレジスト24を滴下して、段差部18を平坦化レジス
ト24aによって埋め込むことにより、SOIウェーハ
16表面を平坦化する(図3(a)参照)。
【0024】次いで、段差部18を埋め込んだ平坦化レ
ジスト24aを硬化させた後、SOIウェーハ16表面
上に、即ちSOI層14及びその周辺の平坦化レジスト
24a上に、保護テープ28を張り付ける(図3(b)
参照)。次いで、平坦化レジスト24a及び保護テープ
28によってSOIウェーハ16表面全体を覆った状態
で、SOIウェーハ16の支持基板10底面を研磨する
か、或いはHF系のエッチング液を用いてエッチングす
る。こうしてSOIウェーハ16を所定の厚さに仕上げ
る(図3(c)参照)。
【0025】次いで、保護テープ28及び平坦化レジス
ト24aを除去した後、所定の厚さに仕上げたSOIウ
ェーハ16を後処理工程に移行する(図3(d)参
照)。このように第2の実施例によれば、SOIウェー
ハ16を所定の厚さに仕上げる工程において、SOIウ
ェーハ16表面の周辺部における段差部18に平坦化レ
ジスト24aを埋め込み、SOIウェーハ16表面を平
坦化し、更にその上に保護テープ28を形成することに
より、段差部18の機械的強度を増大させ、また段差部
18の空隙をなくすことができるため、上記第1の実施
例の場合と同様の効果を奏することができる。
【0026】次に、本発明の第3の実施例による半導体
装置の製造方法を、図4に示す工程図を用いて説明す
る。尚、上記図1及び図3に示す半導体装置の構成要素
と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略す
る。上記第1の実施例における図1(a)〜(c)に示
す工程と同様にして、SOIウェーハ16のSOI層1
4に所定の素子(図示せず)を形成した後、レジスト滴
下ノズル26をSOIウェーハ16の周辺部に沿って移
動させながらSOIウェーハ16表面の周辺部における
段差部18に所定量のレジストを滴下して、段差部18
を平坦化レジスト24aによって埋め込むことにより、
SOIウェーハ16表面を平坦化する。
【0027】続いて、段差部18を埋め込んだ平坦化レ
ジスト24aを硬化させた後、通常のレジスト塗布法を
用いて、平坦化されたSOIウェーハ16表面上に、即
ちSOI層14及びその周辺の平坦化レジスト24a上
に、保護レジスト24bを塗布する(図4(a)参
照)。次いで、SOIウェーハ16表面上に塗布した保
護レジスト24bを硬化させた後、SOIウェーハ16
表面上に、即ち平坦化レジスト24a及び保護レジスト
24b上に、保護テープ28を張り付ける(図4(b)
参照)。
【0028】次いで、平坦化レジスト24a及び保護レ
ジスト24b並びに保護テープ28によってSOIウェ
ーハ16表面全体を覆った状態で、SOIウェーハ16
の支持基板10底面を研磨するか、或いはHF系のエッ
チング液を用いてエッチングする。こうしてSOIウェ
ーハ16を所定の厚さに仕上げる(図4(c)参照)。
【0029】次いで、保護テープ28並びに平坦化レジ
スト24a及び保護レジスト24bを除去した後、所定
の厚さに仕上げたSOIウェーハ16を後処理工程に移
行する(図4(d)参照)。このように第3の実施例に
よれば、SOIウェーハ16を所定の厚さに仕上げる工
程において、SOIウェーハ16表面の周辺部における
段差部18に平坦化レジスト24aを埋め込み、SOI
ウェーハ16表面を平坦化し、更にその上に保護レジス
ト24b及び保護テープ28を積層させて形成すること
により、段差部18の機械的強度が一層増大させ、また
段差部18の空隙をなくすことができるため、上記第1
又は第2の実施例の場合と同様又はそれ以上の効果を奏
することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、支持基板
上に絶縁層を介して半導体層が張り合わされているウェ
ーハを所定の厚さに仕上げる際に、ウェーハ表面の周辺
部における支持基板と半導体層とがなす段差部を平坦化
レジストによって埋め込んでウェーハ表面を平坦化する
工程と、平坦化されたウェーハの半導体層及び平坦化レ
ジスト上に保護膜を形成する工程と、ウェーハ表面全面
を平坦化レジスト及び保護膜によって覆った状態でウェ
ーハの支持基板裏面を研磨し又は化学的にエッチングす
る工程とを有することにより、段差部の機械的強度が増
大し、また段差部の空隙がなくなるため、段差部の割れ
や欠け等をなくし、また段差部へのエッチング液の染み
込みをなくすることが可能になる。
【0031】これにより、ウェーハを所定の厚さに仕上
げる工程において、ウェーハ周辺部の段差部に起因する
不良の発生を防止することができ、従って製造歩留まり
の向上を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による半導体装置の製造
方法を説明するための工程図である。
【図2】図1に示す半導体装置の製造方法に使用するレ
ジスト塗布装置を説明するための概略図である。
【図3】本発明の第2の実施例による半導体装置の製造
方法を説明するための工程図である。
【図4】本発明の第3の実施例による半導体装置の製造
方法を説明するための工程図である。
【図5】従来の半導体装置の製造方法を説明するための
工程図である。
【図6】従来の半導体装置の製造方法を説明するための
工程図である。
【符号の説明】
10…支持基板 12…絶縁層 14…SOI層 16…SOIウェーハ 18…段差部 20…真空吸着用の孔 22…ステージ 24…レジスト 24a…平坦化レジスト 24b…保護レジスト 26…レジスト滴下ノズル 28…保護テープ 30…支持基板 32…絶縁層 34…SOI層 36…SOIウェーハ 38…段差部 40…保護レジスト 42…保護テープ 44…空隙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持基板上に絶縁層を介して半導体層が
    張り合わされているウェーハを所定の厚さに仕上げる半
    導体装置の製造方法において、 前記ウェーハ表面の周辺部における前記支持基板と前記
    半導体層とがなす段差部を平坦化レジストによって埋め
    込み、前記ウェーハ表面を平坦化する工程と、 平坦化された前記ウェーハの前記半導体層及び前記平坦
    化レジスト上に保護膜を形成する工程と、 前記ウェーハ表面全面を前記平坦化レジスト及び前記保
    護膜によって覆った状態で、前記ウェーハが所定の厚さ
    になるまで、前記ウェーハの前記支持基板裏面を研磨し
    又は化学的にエッチングする工程とを有することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記保護膜が、前記ウェーハの前記半導体層及び前記平
    坦化レジスト上に塗布された保護レジストであることを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記保護膜が、前記ウェーハの前記半導体層及び前記平
    坦化レジスト上に張り付けられた保護テープであること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記保護膜が、前記ウェーハの前記半導体層及び前記平
    坦化レジスト上に塗布された保護レジスト並びに前記保
    護レジスト及び前記平坦化レジスト上に張り付けられた
    保護テープであることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
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