JP2012077656A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機関弁の開閉作動特性を切換える駆動力を発揮するソレノイドを備える内燃機関の可変動弁装置において、コストの増大を回避しつつソレノイドの作動状態を速やかにかつ高い信頼性で検出可能とする。
【解決手段】ソレノイド62の通電を制御する切換制御手段80が、ソレノイド62での可動コアの移動に伴うインピーダンスの変化によって発生する電流値の変化を検出する電流検出部84を有するとともに、可動コアの移動量が所定移動量に達した正常作動状態ならびに可動コアの移動量が所定移動量未満である非正常作動状態のいずれの状態にソレノイドがあるかの作動状態判断を電流検出部で検出される電流値に基づいて実行する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、機関弁の開閉作動特性を切換える駆動力を発揮するソレノイドを備える内燃機関の可変動弁装置に関する。
機関本体に取付けられるソレノイドの作動によって、機関弁の作動特性を変化させるようにした内燃機関の可変動弁装置が、特許文献1で知られている。
特開2007−162579号公報
このような可変動弁装置において、ソレノイドが正常に作動して機関弁の開閉作動特性の切換が完了したか否かを検出しておく必要があり、上記特許文献1で開示されたものでは、機関弁のリフト量を検出するセンサを設けたり、吸気負圧を検出するPBセンサの検出値を用いるようにしているが、機関弁のリフト量検出のための専用のセンサが必要となったり、信頼性確保のための初期診断ロジックなどの複雑な制御が必要となるのでコストの増大を招くことになる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、コストの増大を回避しつつソレノイドの作動状態を速やかにかつ高い信頼性で検出し得るようにした内燃機関の可変動弁装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、機関弁の開閉作動特性を切換える駆動力を発揮するソレノイドを備える内燃機関の可変動弁装置において、前記ソレノイドの通電を制御する切換制御手段を含み、該切換制御手段が、前記ソレノイドでの可動コアの移動に伴うインピーダンスの変化によって発生する電流値の変化を検出する電流検出部を有するとともに、前記可動コアの移動量が所定移動量に達した正常作動状態ならびに前記可動コアの移動量が所定移動量未満である非正常作動状態のいずれの状態に前記ソレノイドがあるかの作動状態判断を前記電流検出部で検出される電流値に基づいて実行することを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記切換制御手段は、前記ソレノイドが正常作動状態にあるときには通電開始後に一旦上昇した電流値がその上昇時の最高値から20%以上低下した後に所定の電流値まで上昇することに基づいて、前記電流検出部で検出される電流値の前記ソレノイドの通電開始後の経時変化によって前記作動状態判断を行うことを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記切換制御手段は、前記ソレノイドの通電開始後の経時変化によって前記作動状態判断を行うにあたって、前記ソレノイドが正常作動状態にあるときにその通電開始後に一旦上昇した電流値がその上昇時の最高値から20%以上低下した後に所定の電流値まで上昇する過程の途中の時間として設定される設定時間が前記ソレノイドへの通電開始後に経過したときに前記作動状態判断を実行することを第3の特徴とする。
本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに加えて、前記切換制御手段は、前記ソレノイドが非正常作動状態にあると判断したときには、ソレノイドへの通電ならびにその通電状態での前記作動状態判断を繰り返して実行することを第4の特徴とする。
本発明は、第3または第4の特徴の構成に加えて、前記切換制御手段は、ソレノイドへの通電ならびにその通電状態での前記作動状態判断を所定回数繰り返して実行してもソレノイドが非正常作動状態のままであると判断したときに、フェール状態であると判断することを第5の特徴とする。
本発明は、第1〜第5の特徴の構成のいずれかに加えて、機関弁に連動、連結されるロッカアームを含んで相互に隣接して配列されるとともにカムプロフィルを相互に異ならせた複数のカムにそれぞれ従動する複数のロッカアームと、隣接するロッカアームを連結する連結位置ならびにその連結を解除する連結解除位置間での軸方向移動を可能として相互に当接しつつ前記ロッカアームにそれぞれ摺動自在に嵌合される軸方向一方に向けてばね付勢される複数の連結ピンとを備え、それらの連結ピンの摺動方向と平行な方向に前記可動コアを移動させる前記ソレノイドが、その通電時に前記連結ピンを軸方向他方に向けて押圧することを可能として前記連結ピンに連動、連結されることを第6の特徴とする。
本発明は、第1〜第6の特徴の構成のいずれかに加えて、前記切換制御手段は、前記ソレノイドへの通電開始から所定時間の経過後に前記ソレノイドの作動状態を持続すべく通電オン・オフのサイクルを繰り返すデューティ制御を実行するとともに、そのデューティ制御実行時に前記電流検出部で検出される電流値によってソレノイドの作動状態判断を行うことを第7の特徴とする。
さらに本発明は、第7の特徴の構成に加えて、前記切換制御手段は、前記デューティ制御の実行開始直後に前記電流検出部によって検出される電流値もしくは直前のサイクルで前記電流検出部によって検出される電流値を基準値として、前記デューティ制御実行時の前記ソレノイドの作動状態判断を行うことを第8の特徴とする。
なお実施の形態の吸気弁23が本発明の機関弁に対応し、実施の形態の第1および第2吸気側ロッカアーム32,33が本発明のロッカアームに対応し、実施の形態の休止用カム43および吸気側カム44が本発明のカムに対応し、実施の形態の第1および第2連結ピン55,56が本発明の連結ピンに対応し、実施の形態のECU80が本発明の切換制御手段に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、切換制御手段は、該切換制御手段が有する電流検出部で検出される電流値に基づいてソレノイドが正常作動状態および非正常作動状態のいずれの状態にあるかを判断するので、特別のセンサを設けることを不要としてコストの低減を図りつつ、ソレノイドの作動状態を速やかにかつ信頼性高く検出することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、ソレノイドが正常作動状態にあるときの通電開始時からの時間経過に伴う電流値変化によってソレノイドの作動状態が判断されるので、通電開始直後の短時間でソレノイドの作動状態を判断することができる。
本発明の第3の特徴によれば、ソレノイドが正常作動状態にあるときにその通電開始後に一旦上昇した電流値がその上昇時の最高値から20%以上低下した後に所定の電流値まで上昇する過程の途中の時間として設定される設定時間の経過時に、作動状態判断を行うようにしてより短時間で作動状態判断を行うことができる。
本発明の第4の特徴によれば、ソレノイドが非正常作動状態にあると判断したときにソレノイドへの通電ならびにその通電状態での作動状態判断を繰り返すので、機関弁の作動特性切換をより確実に行うことができる。
本発明の第5の特徴によれば、ソレノイドへの通電と、その通電状態での作動状態判断とを所定回数繰り返して実行してもソレノイドが非正常作動状態のままであるときにフェール状態とするので、簡易な構成で可変動弁装置のフェール状態を検出することができる。
本発明の第6の特徴によれば、複数のロッカアームに連結および連結解除を切換可能として摺動自在に嵌合されるとともに軸方向一方に向けてばね付勢される複数の連結ピンに、ソレノイドが通電時にそれらの連結ピンを軸方向他方に向けて押圧するようにして連動、連結されるので、ソレノイドの非通電時に連結ピンおよびソレノイドの可動コアを初期位置に戻す構造を簡易に構成することができる。
本発明の第7の特徴によれば、ソレノイドへの通電開始から所定時間の経過後に通電オン・オフのサイクルを繰り返すデューティ制御を実行することで消費電流を低減することができ、またデューティ制御実行時に電流値によってソレノイドの作動状態判断を行うので、ソレノイドの通電状態が維持されているか否かを判断するようにして可変動弁装置の信頼性を高めることができる。
さらに本発明の第8の特徴によれば、デューティ制御実行時のソレノイドの作動状態判断を行うにあたって、デューティ制御の実行開始直後の電流値もしくは直前のサイクルでの電流値を基準値とするので、正常作動状態および非正常作動状態での電流値の差が小さいデューティ制御実行時に、ソレノイドの通電状態が維持されているか否かをより精度よく判断することができる。
内燃機関の要部縦断面図である。 図1の2−2線矢視平面図である。 吸気側ロッカアームが連結解除状態にあるときの図1の3−3線断面図である。 図3の4矢示部拡大図である。 制御系の概略構成を示す図である。 ソレノイドへの通電開始後の電圧および電流の変化を示す図である。 ソレノイドの通電制御および作動状態判断処理手順の一部を示すフローチャートである。 ソレノイドの通電制御および作動状態判断処理手順の残部を示すフローチャートである。 図6の要部を拡大して示す図である。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の第1の実施の形態について、図1〜図9を参照しながら説明すると、先ず図1において、この内燃機関は、たとえば自動二輪車に搭載される小型のものであり、その機関本体10は、ピストン13を摺動可能に嵌合させるシリンダボア12を有するシリンダブロック11と、前記ピストン13の頂部を臨ませる燃焼室14を前記シリンダブロック11との間に形成して前記シリンダブロック11に結合されるシリンダヘッド15と、該シリンダヘッド15との間に動弁室17を形成するようにして前記シリンダヘッド15に結合されるヘッドカバー16とを備える。
前記シリンダヘッド15には、前記燃焼室14に通じ得る吸気ポート18および排気ポート19が設けられ、吸気ポート18には燃料噴射弁20を有する吸気装置21が接続され、排気ポート19には図示しない排気装置が接続される。
図2を併せて参照して、前記シリンダヘッド15には、前記吸気ポート18の前記燃焼室14への連通・遮断を切換える一対の機関弁としての吸気弁23,23と、前記排気ポート19の前記燃焼室14への連通・遮断を切換える単一の排気弁24とが開閉作動可能に配設され、吸気弁23…は弁ばね25…で閉弁方向に付勢され、排気弁24は弁ばね26で閉弁方向に付勢される。またシリンダヘッド15には、前記燃焼室14に先端を臨ませる一対の点火プラグ28,29が取付けられる
図3を併せて参照して、前記シリンダヘッド15および前記ヘッドカバー16間に形成される動弁室17には、前記吸気弁23…および前記排気弁24を開閉駆動する動弁装置30が収容される。
この動弁装置30は、吸気弁23…および排気弁24に共通にして吸気弁23…および排気弁24間に配置される単一のカムシャフト31と、一対の吸気弁23…および前記カムシャフト31間に介設される第1および第2吸気側ロッカアーム32,33と、前記排気弁24および前記カムシャフト31間に介設される排気側ロッカアーム34とを備える。
排気側ロッカアーム34の中間部は、前記カムシャフト31と平行な軸線を有する排気側ロッカシャフト35で揺動可能に支承されており、排気側ロッカアーム34の一端部には、前記カムシャフト31に設けられる排気側カム36に転がり接触するローラ37が軸支され、排気側ロッカアーム34の他端部には、前記排気弁24のステムエンド24aに当接するタペットねじ38が進退位置を調節可能として螺合される。
第1および第2吸気側ロッカアーム32,33は、カムシャフト31の軸線に沿う方向に隣接して並列配置されており、前記排気側ロッカシャフト35と平行な軸線を有する吸気側ロッカシャフト39で揺動可能に支承される。第1および第2吸気側ロッカアーム32,33の一端部には、前記吸気弁23…のステムエンド23a…に当接するタペットねじ40,40が進退位置を調節可能として螺合される。また第1吸気側ロッカアーム32の他端部には、前記カムシャフト31に設けられる休止用カム43に転がり接触するローラ41が軸支され、第2吸気側ロッカアーム33の他端部には、前記カムシャフト31に設けられる吸気側カム44に転がり接触するローラ42が軸支される。
前記カムシャフト31は、該カムシャフト31の軸線に沿う方向に間隔をあけた位置に配置されて前記シリンダヘッド15に一体に突設される第1および第2ホルダ部45,46にボールベアリング47,48を介して回転自在に支承されており、前記カムシャフト31の両端部のうち第2ホルダ部46から突出した端部には、前記ピストン13に連接されるクランクシャフト(図示せず)の回転動力を1/2に減速して前記カムシャフト31に伝達する調時伝動機構49の一部を構成する被動スプロケット50が固設され、前記調時伝動機構49の一部を構成するカムチェーン51が前記被動スプロケット50に巻き掛けられる。
また前記吸気側ロッカシャフト39および前記排気側ロッカシャフト35は、前記カムシャフト31の両側に配置され、前記吸気側ロッカシャフト39および前記排気側ロッカシャフト35の両端部は第1および第2ホルダ部45,46に嵌合、支持される。
ところで前記吸気側カム44は、前記カムシャフト31の中心軸線を中心とする仮想円に沿う円弧状のベース円部44aと、前記仮想円よりも外側方に突出するようにして前記ベース円部44aの周方向両端に連なるカム山部44bとから成る。一方、前記休止用カム43は、両吸気弁23…のうち第1吸気側ロッカアーム32に連動、連結された吸気弁23を閉弁休止することを可能として吸気側カム44とはカムプロフィルを異に形成されるものであり、基本的には前記仮想円にほぼ沿う円形であるが、吸気弁23を完全に閉弁休止状態としたときの燃料溜まりが生じるのを防止するために吸気弁23をごくわずかに開弁させるような外周面を有するように形成されている。
第1および第2吸気側ロッカアーム32,33には、第1吸気側ロッカアーム32のローラ41を、吸気側カム44に従動して揺動する第2吸気側ロッカアーム33とは無関係に休止用カム43に転がり接触させたままとすることで内燃機関の低速運転時に一方の吸気弁23を閉弁休止するとともに他方の吸気弁23を吸気側カム44のカムプロフィルに応じた作動態様で開閉作動せしめる状態と、第1および第2吸気側ロッカアーム32,33を連結することで内燃機関の高速運転時に両吸気弁23…を吸気側カム44のカムプロフィルに応じた作動態様で開閉作動せしめる状態とを切換える弁作動特性変更手段54が設けられる。
図4を併せて参照して、前記弁作動特性変更手段54は、前記吸気側ロッカシャフト39および前記カムシャフト31間で第1および第2吸気側ロッカアーム32,33の上部に設けられるものであり、第1および第2吸気側ロッカアーム32,33を連結する連結位置ならびにその連結を解除する連結解除位置間での軸方向移動を可能として相互に当接しつつ第1および第2吸気側ロッカアーム32,33に摺動可能に嵌合される第1および第2連結ピン55,56を備える。
第1吸気側ロッカアーム32には、第2吸気側ロッカアーム33とは反対側に端壁57aを有して有底状に形成される第1ガイド孔57が、前記吸気側ロッカシャフト39と平行な軸線を有して設けられ、第2吸気側ロッカアーム33には、前記吸気側ロッカシャフト39と平行な軸線を有しつつ第1吸気側ロッカアーム32とは反対側を端壁58aで閉じた有底状に形成される第2ガイド孔58が設けられる。しかも第1および第2ガイド孔57,58は、前記吸気弁23…が閉弁状態にあるタイミングでは同軸に連なるようにして同径に形成される。
短円柱状に形成される第1連結ピン55は、一部を第2ガイド孔58に嵌合することを可能として第1ガイド孔57に摺動可能に嵌合されるものであり、前記端壁57aの中央部に設けられた貫通孔59を摺動自在に嵌合する軸部55aが第1連結ピン55に一体にかつ同軸に連設される。
また第2連結ピン56は、第2ガイド孔58の端壁58a側を開放した有底円筒状に形成されるものであり、第2ガイド孔58に摺動自在に嵌合された第2連結ピン56および前記端壁58a間には、相互に当接した第1および第2連結ピン55,56を軸方向一方側(図3および図4の右側)に付勢するばね60が介設され、前記端壁58aには開放孔61が設けられる。
而して前記弁作動特性変更手段54は、前記ばね60のばね力に抗して第1連結ピン55の一部を第2ガイド孔58に嵌合することで第1および第2吸気側ロッカアーム32,33を連結し、前記ばね60のばね力によって第1および第2連結ピン55,56の当接面を第1および第2吸気側ロッカアーム32,33間に配置させるまで第1および第2連結ピン55,56を軸方向に移動させることで第1および第2吸気側ロッカアーム32,33の連結を解除することになる。
第1および第2連結ピン55,56のうち軸方向一端側にある第1連結ピン55の軸部55aの一端には、機関本体10に取付けられるハウジング63を有するアクチュエータとしてのソレノイド62が連動、連結されるものであり、第1および第2吸気側ロッカアーム32,33を連結する側に第1および第2連結ピン55,56を移動させる方向で前記ソレノイド62からの押圧力を前記軸部55aに及ぼすことができる。
前記ソレノイド62のハウジング63は、前記機関本体10の前記シリンダヘッド15および前記ヘッドカバー16に、取付け板67を介して取付けられるものであり、前記ハウジング63および前記取付け板67は、複数のボルト68…による共締めで前記シリンダヘッド15および前記ヘッドカバー16に取付けられる。
前記ソレノイド62は、その通電によって軸方向に移動するようにして前記ハウジング63に支持される可動コア64を有しており、その可動コア64は、第1連結ピン55における軸部55aの一端に伝動ロッド66を介して連接され、この伝動ロッド66は、シリンダヘッド15の第1ホルダ部45に一体に連なって形成されるロッド支持部45aに摺動可能に支持される。
このようなソレノイド62の可動コア64からの押圧力が伝動ロッド66を介して第1連結ピン55の軸部55aの一端に伝達されるようにし、伝動ロッド66が機関本体10のシリンダヘッド15に摺動可能に支持されるので、第1吸気側ロッカアーム32とともに揺動する第1連結ピン55の一端に摺接することによって生じる曲げ方向の力がソレノイド62のハウジング63内での可動コア64の支持構造に及ばないようにして、可動コア64のハウジング63での支持構造を簡略化することができる。
またシリンダヘッド15の第1ホルダ部45に一体に連なって形成されるロッド支持部45aに伝動ロッド66が摺動可能に支持されるので、伝動ロッド66を支持するための特別な部品を不要として部品点数を低減することができ、しかも伝動ロッド66を支持するためのロッド支持部45aの加工精度を高めることができる。
さらに可動コア64に一端が当接される伝動ロッド66の他端部には前記軸部55aが伝動ロッド66の軸線からオフセットして当接される。すなわち伝動ロッド66の他端部には、その他端から半径方向外方に張り出す円板状の当接板部66aが一体にかつ同軸に設けられており、この当接板部66aの中心からずれた位置に第1連結ピン55の軸部55aが当接される。このように当接板部66aの中心からずれた位置に第1連結ピン55の軸部55aが当接される構造とすることにより、第1吸気側ロッカアーム32の揺動に応じて前記伝動ロッド66には、伝動ロッド66をその軸線まわりに回転させる力が働き、第1連結ピン55の軸部55aと、当接板部66aとの接触箇所を変化させることができ、磨耗による寿命の低下を抑制することができる。
また図3で明示するように、前記ヘッドカバー16の内面に、隣接する第1および第2吸気側ロッカアーム間32,33ならびに第1連結ピン55および前記伝動ロッド66の当接面側に向けてオイルを滴下させる一対のリブ71,72が一体に突設される。したがって複雑な油路構造を構成することを不要として隣接する第1および第2吸気側ロッカアーム32,33間にオイルを導くことができるとともに、第1連結ピン55および伝動ロッド66の当接面にオイルを導くことができ、シリンダヘッド15およびヘッドカバー16の軽量化を図ることができる。
ところで前記可動コア64は、前記ソレノイド62のハウジング63を貫通して配置されるものであり、その一端には、第1および第2連結ピン55,56をその軸方向他方側に向けて押す方向での前記可動コア64のストロークを前記ハウジング63に当接することで規制する鍔部73が設けられる。また前記機関本体10には、前記ハウジング63を覆うカバー74が前記取付け板67を介して取付けられるものであり、このカバー74は、前記取付け板67にボルト75を介して取り付けられる。しかも前記カバー74の前記鍔部73への対向面には、前記鍔部73が前記ハウジング63から離反する側への前記可動コア64の移動時に前記鍔部73に当接するゴム、樹脂エラストマーおよび制振金属等から成る制振材76が固定される。これにより、第1連結ピン55側から押された可動コア64が制振材76に当接するようにして、可動コア64が逆方向に弾かれてしまうことを防止しつつ、可動コア64の移動に伴う作動音の発生を抑えることができる。
図5において、ソレノイド62の通電を制御する切換制御手段であるECU80は、前記ソレノイド62および接地間に設けられる抵抗81と、前記ソレノイド62および電源(図示せず)間に設けられるFET82と、前記ソレノイド62および前記抵抗81から成る直列回路に並列接続されるダイオード84とを備えるとともに、前記ソレノイド62での可動コア64の移動に伴うインピーダンスの変化によって発生する電流値の変化を検出する電流検出部84を有するものであり、該電流検出部84は、前記抵抗81およびソレノイド62間に接続される。
ところで前記ECU80は、図6で示すように、時刻t0 での通電開始から所定時間Tたとえば320m秒が経過する間は、たとえば10Vの電圧を印加したままとするが、前記ソレノイド62への通電開始から所定時間Tの経過後には前記ソレノイド62の作動状態を持続すべく通電オン・オフのサイクルを繰り返すデューティ制御を実行するものであり、そのデューティ制御にあたっては、たとえば1.7m秒のオンと、たとえば2.5m秒のオフとを繰り返す。このようなデューティ制御の実行によって、前記所定時間Tの間では、ソレノイド62を流れる電流がたとえば6.7Aであるのに対して、デューティ制御実行時には、電流の最高値がたとえば3.8Aとなり、電流の平均値が2.4Aとなる。
また前記ECU80は、前記可動コア64の移動量が所定移動量に達した正常作動状態ならびに前記可動コア64の移動量が所定移動量未満である非正常作動状態のいずれの状態に前記ソレノイド62があるかの作動状態判断を、前記電流検出部84で検出される電流値に基づいて実行する。
而して前記ソレノイド62の通電制御および作動状態判断は、図7および図8で示す処理手順に従って実行されるものであり、先ず図7のステップS1では機関の回転数を検出し、第1および第2吸気側ロッカアーム32,33を連結して吸気弁23…を吸気側カム44のカムプロフィルに応じた作動特性で開閉駆動する回転数以上に機関の回転数が増大したか否かをステップS2で判断する。
ステップS2において、機関の回転数が所定値以上となったことを確認したときには、次のステップS3でソレノイド62に通電するように電源ONとし、ステップS4では電流検出部84によって電流値を検出する。
ところで、前記可動コア64の移動量が所定移動量に達した正常作動状態に前記ソレノイド62があるときには、図9で示すように、時刻t0 の通電開始後に電流値は一旦上昇し、時刻t1 で電流値がA1 に達した後に低下し、上昇時の最高値A1 からA2 までΔAだけ低下した時刻t2 で反転して再度上昇し、時刻t4 で所定の電流値A3 まで上昇するものであり、前記ΔAは時刻t1 での最初の上昇時の最高値A1 の20%以上の値、たとえば20%〜55%の値である。一方、前記可動コア64の移動量が所定移動量未満である非正常作動状態に前記ソレノイド62があるときには、図9の鎖線で示すように、時刻t1 での最初の上昇時の最高値A1 からの低下量が20%未満たとえば3〜10%の値である。
而して前記ECU80は、前記ソレノイド62が正常作動状態にあるときには通電開始後に一旦上昇した電流値がその上昇時の最高値から20%以上低下した後に所定の電流値まで上昇することに基づいて、前記電流検出部84で検出される電流値の前記ソレノイド62の通電開始後の経時変化によって前記作動状態判断を行うものであり、ステップS4での電流値検出後のステップS5では、通電開始後に設定時間Xm秒が経過したときの電流値が所定電流値A0 未満であるか否かを判断し、電流値<A0 であるときにはステップS5からステップS6に進んで正常作動状態と判断する。
ここで前記設定時間Xm秒は、図9で示すように、前記ソレノイド62が正常作動状態にあるときにその通電開始後に一旦上昇した電流値がその上昇時の最高値A1 からA2 まで20%以上低下した後に所定の電流値A3 まで上昇する過程の途中の時刻t3 までの通電開始時刻t0 からの経過時間として設定されるものであり、前記所定の電流値A0 は、ソレノイド62が非正常作動状態にあるときに想定される時刻t3 での電流値よりも小さく、ソレノイド62が正常作動状態にあるときの時刻t3 での電流値よりも大きい値として設定される。すなわち図9において斜線で示す領域内での時刻t3 での電流値が所定の電流値A0 として設定される。
ステップS5で電流値≧A0 であると判断したときには、ステップS7で非正常作動状態と判断し、ステップS8で電源をOFFとした後、非正常作動状態と判断されたのが設定回数N回(たとえば3回)目に達したか否かをステップS9で判断し、N回目に達していない場合はステップS3に戻り、N回目に達したときにはステップS10でフェール表示する。
すなわちECU80は、ソレノイド62の通電開始時に、そのソレノイド62が非正常作動状態にあると判断したときには、ソレノイド62への通電ならびにその通電状態での前記作動状態判断を繰り返して実行することになり、ソレノイド62への通電ならびにその通電状態での前記作動状態判断を所定回数(N回)繰り返して実行してもソレノイド62が非正常作動状態のままであると判断したときに、フェール状態であると判断することになる。
ステップS6において正常作動状態と判断したときには、図8のステップS11に進んでデューティ制御を実行する。ところでデューティ制御実行時にも、第1連結ピン55の軸部55aで弾かれる等の原因によって可動コア64が戻ってしまう可能性があり、そのような非正常作動状態を検出するために、ECU80は、前記電流検出部84で検出される電流値によるソレノイド62の作動状態判断をデューティ制御実行時にも実行するものである。ここで、デューティ制御実行時にソレノイド62が正常作動状態にあるときの電流値は図9の実線で示すように変化するのに対して、ソレノイド62が非正常作動状態にあるときの電流値は図9の鎖線で示すように変化するものであり、その電流値の差を検出することで、デューティ制御実行時のソレノイド62の作動状態を検出することができる。
しかるに前記電流値の差はごく小さなものであり、より精度よく判断するために、ステップS12で基準値を設定し、その後のステップS12で基準値および今回の電流値を比較する。この際、前記基準値は、前記デューティ制御の実行開始直後に前記電流検出部84によって検出される電流値もしくは直前のオン・オフサイクルで前記電流検出部84によって検出される電流値を基準値として設定するものであり、ステップS14で基準値および今回の電流値の差が所定範囲内にあることを確認したときには、ステップS15でソレノイド62が正常作動状態にあると判断する。
またステップS14で基準値および今回の電流値の差が所定範囲外にあることを確認したときには、ステップS16でソレノイド62が非正常作動状態にあると判断し、ステップS17で電源をOFFとした後、非正常作動状態と判断されたのが設定回数M回(たとえば3回)目に達したか否かをステップS18で判断し、M回目に達していない場合はステップS3に戻り、M回目に達したときにはステップS19でフェール表示する。
すなわちECU80は、ソレノイド62のデューティ制御時に、そのソレノイド62が非正常作動状態にあると判断したときには、ソレノイド62への通電ならびにその通電状態での前記作動状態判断を繰り返して実行することになり、ソレノイド62への通電ならびにその通電状態での前記作動状態判断を所定回数(M回)繰り返して実行してもソレノイド62が非正常作動状態のままであると判断したときに、フェール状態であると判断することになる。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、ソレノイド62の通電を制御するECU80が、前記ソレノイド62での可動コア64の移動に伴うインピーダンスの変化によって発生する電流値の変化を検出する電流検出部84を有するとともに、前記可動コア64の移動量が所定移動量に達した正常作動状態ならびに前記可動コア64の移動量が所定移動量未満である非正常作動状態のいずれの状態に前記ソレノイド62があるかの作動状態判断を前記電流検出部84で検出される電流値に基づいて実行するので、特別のセンサを設けることを不要としてコストの低減を図りつつ、ソレノイド62の作動状態を速やかにかつ信頼性高く検出することができる。
またECU80は、前記ソレノイド62が正常作動状態にあるときには通電開始後に一旦上昇した電流値がその上昇時の最高値から20%以上低下した後に所定の電流値まで上昇することに基づいて、前記電流検出部84で検出される電流値の前記ソレノイド62の通電開始後の経時変化によって作動状態判断を行うので、通電開始直後の短時間でソレノイド62の作動状態を判断することができる。
しかもECU80は、ソレノイド62の通電開始後の経時変化によって前記作動状態判断を行うにあたって、前記ソレノイド62が正常作動状態にあるときにその通電開始後に一旦上昇した電流値がその上昇時の最高値から20%以上低下した後に所定の電流値まで上昇する過程の途中の時間として設定される設定時間Xm秒が前記ソレノイド62への通電開始後に経過したときに前記作動状態判断を実行するので、より短時間で作動状態判断を行うことができる。
また前記ECUは、ソレノイド62が非正常作動状態にあると判断したときには、ソレノイド62への通電ならびにその通電状態での作動状態判断を繰り返して実行するので、吸気弁23…の作動特性切換をより確実に行うことができる。
また前記ECU80は、ソレノイド62への通電ならびにその通電状態での前記作動状態判断を所定回数繰り返して実行してもソレノイド62が非正常作動状態のままであると判断したときに、フェール状態であると判断するので、簡易な構成で可変動弁装置のフェール状態を検出することができる。
また前記ソレノイド62は、第1および第2の吸気側ロッカアーム32,33に連結および連結解除を切換可能として摺動自在に嵌合されるとともに軸方向一方に向けてばね付勢されるdai1および第2連結ピン55,56に、通電時にそれらの連結ピン55,56を軸方向他方に向けて押圧するようにして連動、連結されるので、ソレノイド62の非通電時に連結ピン55,56およびソレノイド62の可動コア64を初期位置に戻す構造を簡易に構成することができる。
また前記ECU80は、ソレノイド62への通電開始から所定時間の経過後に前記ソレノイド62の作動状態を持続すべく通電オン・オフのサイクルを繰り返すデューティ制御を実行するので、消費電流を低減することができ、デューティ制御実行時に電流値によってソレノイド62の作動状態判断を行うので、ソレノイド62の通電状態が維持されているか否かを判断するようにして可変動弁装置の信頼性を高めることができる。
さらに前記ECU80は、前記デューティ制御の実行開始直後に前記電流検出部84によって検出される電流値もしくは直前のサイクルで前記電流検出部84によって検出される電流値を基準値として、前記デューティ制御実行時の前記ソレノイド62の作動状態判断を行うので、正常作動状態および非正常作動状態での電流値の差が小さいデューティ制御実行時に、ソレノイド62の通電状態が維持されているか否かをより精度よく判断することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば本発明を排気弁の動弁装置に適用することもできる。
23・・・機関弁としての吸気弁
32・・・ロッカアームである第1吸気側ロッカアーム 333・・・ロッカアームである第2吸気側ロッカアーム
43・・・カムとしての休止用カム
44・・・カムとしての吸気側カム
55・・・連結ピンである第1連結ピン
56・・・連結ピンである第2連結ピン
62・・・ソレノイド
64・・・可動コア
80・・・切換制御手段としてのECU
84・・・電流検出部

Claims (8)

  1. 機関弁(23)の開閉作動特性を切換える駆動力を発揮するソレノイド(62)を備える内燃機関の可変動弁装置において、前記ソレノイド(62)の通電を制御する切換制御手段(80)を含み、該切換制御手段(80)が、前記ソレノイド(62)での可動コア(64)の移動に伴うインピーダンスの変化によって発生する電流値の変化を検出する電流検出部(84)を有するとともに、前記可動コア(64)の移動量が所定移動量に達した正常作動状態ならびに前記可動コア(64)の移動量が所定移動量未満である非正常作動状態のいずれの状態に前記ソレノイド(62)があるかの作動状態判断を前記電流検出部(84)で検出される電流値に基づいて実行することを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 前記切換制御手段(80)は、前記ソレノイド(62)が正常作動状態にあるときには通電開始後に一旦上昇した電流値がその上昇時の最高値から20%以上低下した後に所定の電流値まで上昇することに基づいて、前記電流検出部(84)で検出される電流値の前記ソレノイド(62)の通電開始後の経時変化によって前記作動状態判断を行うことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁装置。
  3. 前記切換制御手段(80)は、前記ソレノイド(62)の通電開始後の経時変化によって前記作動状態判断を行うにあたって、前記ソレノイド(62)が正常作動状態にあるときにその通電開始後に一旦上昇した電流値がその上昇時の最高値から20%以上低下した後に所定の電流値まで上昇する過程の途中の時間として設定される設定時間が前記ソレノイド(62)への通電開始後に経過したときに前記作動状態判断を実行することを特徴とする請求項2記載の内燃機関の可変動弁装置。
  4. 前記切換制御手段(80)は、前記ソレノイド(62)が非正常作動状態にあると判断したときには、ソレノイド(62)への通電ならびにその通電状態での前記作動状態判断を繰り返して実行することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の可変動弁装置。
  5. 前記切換制御手段(80)は、ソレノイド(62)への通電ならびにその通電状態での前記作動状態判断を所定回数繰り返して実行してもソレノイド(62)が非正常作動状態のままであると判断したときに、フェール状態であると判断することを特徴とする請求項3または4記載の内燃機関の可変動弁装置。
  6. 機関弁(23)に連動、連結されるロッカアーム(32,33)を含んで相互に隣接して配列されるとともにカムプロフィルを相互に異ならせた複数のカム(43,44)にそれぞれ従動する複数のロッカアーム(32,33)と、隣接するロッカアーム(32,33)を連結する連結位置ならびにその連結を解除する連結解除位置間での軸方向移動を可能として相互に当接しつつ前記ロッカアーム(32,33)にそれぞれ摺動自在に嵌合される軸方向一方に向けてばね付勢される複数の連結ピン(55,56)とを備え、それらの連結ピン(55,56)の摺動方向と平行な方向に前記可動コア(64)を移動させる前記ソレノイド(62)が、その通電時に前記連結ピン(55,56)を軸方向他方に向けて押圧することを可能として前記連結ピン(55,56)に連動、連結されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の内燃機関の可変動弁装置。
  7. 前記切換制御手段(80)は、前記ソレノイド(62)への通電開始から所定時間の経過後に前記ソレノイド(62)の作動状態を持続すべく通電オン・オフのサイクルを繰り返すデューティ制御を実行するとともに、そのデューティ制御実行時に前記電流検出部(84)で検出される電流値によってソレノイド(62)の作動状態判断を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の内燃機関の可変動弁装置。
  8. 前記切換制御手段(80)は、前記デューティ制御の実行開始直後に前記電流検出部(84)によって検出される電流値もしくは直前のサイクルで前記電流検出部(84)によって検出される電流値を基準値として、前記デューティ制御実行時の前記ソレノイド(62)の作動状態判断を行うことを特徴とする請求項7記載の内燃機関の可変動弁装置。
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