JP2002155716A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

内燃機関の可変動弁装置

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JP2002155716A
JP2002155716A JP2001197735A JP2001197735A JP2002155716A JP 2002155716 A JP2002155716 A JP 2002155716A JP 2001197735 A JP2001197735 A JP 2001197735A JP 2001197735 A JP2001197735 A JP 2001197735A JP 2002155716 A JP2002155716 A JP 2002155716A
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Japan
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shaft
screw
drive
internal combustion
variable valve
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JP2001197735A
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Yoshihiko Yamada
吉彦 山田
Yoshiaki Miyasato
佳明 宮里
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチュエータから制御機構への作動応答性
の低下と機関作動中に発生する交番トルクのアクチュエ
ータへの十分な阻止ができない。 【解決手段】 機関運転状態に応じて吸気弁12のバル
ブリフト量を可変にする可変機構11と、該可変機構の
作動を制御機構19を介して制御する駆動機構30の電
動モ−タ34と、電動アクチュエータの回転力を制御軸
32に伝達する螺子伝達手段40とを備えている。ま
た、駆動シャフト39に軸支されたギアハウジング44
を介して螺子軸45の基端部45aを片持状態に支持し
て、先端部45bを揺動可能に設け、螺子ナット46を
アーム36、36のラジアル方向の揺動に追従揺動しな
がら軸方向に移動するよう形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機関弁である吸気
弁や排気弁の開閉時期あるいはリフト量を機関運転状態
に応じて可変にできる内燃機関の可変動弁装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の可変動弁装置としては、本出願人
が先に出願した特開平7−4251号公報に記載されて
いるものが知られている。
【0003】図10に基づいて概略を説明すれば、この
可変動弁装置は、機関のクランク軸からスプロケットを
介して回転駆動される駆動軸90と、該駆動軸90の外
周に一定の隙間をもって同軸上に配置され、駆動軸90
と相対回転自在なカムシャフト91と、駆動軸90とカ
ムシャフト91との間に介装されて、機関運転状態に応
じて両者の回転位相を変化させて吸気弁の開閉時期を可
変制御する可変機構92と、該可変機構92を駆動する
アクチュエータ93とを備えている。また、このアクチ
ュエータ93と制御軸94との間には、減速機構として
のウォーム歯車95が設けられている。
【0004】そして、機関運転状態の変化に応じて、コ
ントローラ96からの制御信号によってアクチュエータ
93を一方向へ回転させ、ウォーム歯車95を介して制
御軸94を同方向へ回転させ、これにより第2偏心カム
97と第1偏心カム98を所定角度まで回転制御する。
これによって、ディスクハウジング99の揺動に伴い環
状ディスク100の中心を駆動軸90の中心から偏心あ
るいは同心状態に制御して、駆動軸90とカムシャフト
91との回転位相を変化させることにより吸気弁の開閉
時期を可変制御し、機関低回転から高回転までの機関性
能を向上させるようになっている。
【0005】また、かかる機関作動中に、バルブスプリ
ングのばね力に起因してカムシャフト91に発生する正
負の交番トルクは可変機構92の各フランジ部101,
102,ディスクハウジング99等を介して制御軸94
に伝達されるが、この交番トルクは、ウォーム歯車95
の非可逆性を利用してウォームホィール95aとウォー
ムギア95bとの間で減殺し、これによって、アクチュ
エータ93の駆動負荷を低減させるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の可変動弁装置にあっては、前述のように、カムシャ
フト91から伝達される交番トルクは、ウォーム歯車9
5の非可逆性を利用してウォームホィール95aとウォ
ームギア95bとの間で減殺できるものの、ウォーム歯
車95の構造上、ウォームホィール95aとウォームギ
ア95bとの間のバックラッシ隙間を十分に小さく設定
することができない。このため、該ウォームホィール9
5aとウォームギア95bとの歯面間で、交番トルクに
よる衝突打音が発生し易くなる。
【0007】しかも、ウォームホィール95aとウォー
ムギア95bとは、互いに1つの歯部が当接してトルク
伝達を行なうため、該両歯部の対向当接する歯面間の面
圧が高くなって摩耗が発生し易くなり、耐久性が低下す
る、といった種々の技術的課題を招来している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の可
変動弁装置の実状に鑑みて案出されたもので、請求項1
記載の発明は、機関運転状態に応じて機関弁の開閉時期
あるいはリフト量を可変にする可変機構と、該可変機構
の作動を制御機構を介して制御する駆動機構とを備えた
内燃機関の可変動弁装置において、前記駆動機構は、駆
動部材が軸方向へストローク移動して、前記制御機構の
制御軸を連係部材を介して回転駆動させると共に、該駆
動部材の前記駆動部材と反対側の一端部が片持ち状態に
支持されて他端部を揺動可能に形成されていることを特
徴としている。
【0009】請求項2に記載の発明にあっては、前記駆
動機構は、アクチュエータと、該アクチュエータの回転
駆動力を前記制御軸にアームを介して伝達する螺子伝達
手段とを備え、該螺子伝達手段の前記アクチュエータ側
の一端部を片持ち状態に支持して制御軸側の他端部を揺
動可能に設けたことを特徴としている。
【0010】したがって、この発明によれば、螺子伝達
手段の螺子ナットと前記制御軸との間に設けられたアー
ムが螺子軸に対してほぼラジアル方向(円弧状)に回動
するものであっても、螺子ナットを介して螺子軸がアー
ムの回動に追従して上下方向に自由に揺動する。したが
って、螺子軸と螺子ナットとの間の大きな摩擦抵抗の発
生が防止される。
【0011】請求項3に記載の発明にあっては、前記駆
動機構は、シリンダと、該シリンダの内を2つの液圧室
に隔成しつつ摺動自在に設けられたピストンと、一端部
が前記シリンダ内で前記ピストンに固定され、シリンダ
内から突出した他端部が前記制御軸にアームを介して連
係したピストンロッドと、前記各液圧室に選択的に液圧
を給排する液圧回路と備え、前記シリンダの一端部を片
持ち状態に支持して制御軸側の他端部を揺動可能に設け
たことを特徴としている。
【0012】請求項4に記載の発明にあっては、前記螺
子伝達手段は、ギアハウジング内に収容されて、前記ア
クチュエータの駆動シャフトに連繋した歯車部材と、一
端部が前記歯車部材に連繋される一方、他端部が非支持
状態で揺動可能に設けられた螺子軸と、前記制御軸に結
合されたアームを介して連繋されかつ前記螺子軸に螺合
しつつ移動自在な螺子ナットと、前記螺子軸の外周に形
成された螺旋状の雄ねじ溝と前記螺子ナットの内周に形
成された螺旋状の雌ねじ溝との間に転動自在に設けられ
た複数のボールとを備えたことを特徴としている。
【0013】この発明によれば、螺子伝達手段は、螺子
ナットが外周の雄ねじ溝に螺合した螺子軸を回転駆動さ
せることによってボールを介して前記螺子ナットを軸方
向に移動させる構造になっており、螺子軸外周の雄ねじ
溝と螺子ナットの雌ねじ溝とはボールによって転がり点
列として連続的にほぼ線接触状態で噛合するようになっ
ているため、回転トルクの伝達効率が高い。
【0014】請求項5に記載の発明は、前記駆動シャフ
トの前後端部を回転自在に2点支持すると共に、該両支
持部の間に配置された前記ギアハウジングの対向壁に前
記駆動シャフトを貫通配置して、該駆動シャフトにギア
ハウジングを揺動自在に支持したことを特徴としてい
る。
【0015】請求項6に記載の発明は、前記制御軸の回
動範囲をアームを介して規制する規制ストッパを設けた
ことを特徴としている。
【0016】請求項7に記載の発明は、前記制御軸の回
転位置を検出する回転位置検出手段を設け、該回転位置
検出手段からの検出信号を、機関運転状態に応じて前記
駆動機構の駆動を制御するコントローラにフィードバッ
クしたことを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る可変動弁装置
の実施形態を図面に基づいて詳述する。この実施形態の
可変動弁装置は、1気筒あたり2つの吸気弁を備え、か
つ吸気弁のバルリフト量を機関運転状態に応じて可変に
する可変機構を備えている。
【0018】すなわち、この可変動弁装置は、図3〜図
4に示すようにシリンダヘッドSに図外のバルブガイド
を介して摺動自在に設けられて、バルブスプリング1
0,10によって閉方向に付勢された一対の吸気弁1
2,12と、該各吸気弁12,12のバルブリフト量を
可変制御する可変機構11と、該可変機構11の作動位
置を制御にする制御機構19と、該制御機構19を駆動
する駆動機構30とを備えている。
【0019】前記可変機構11は、シリンダヘッドS上
部の軸受14に回転自在に支持された中空状の駆動軸1
3と、該駆動軸13に圧入等により固設された偏心回転
カムである駆動カム15と、駆動軸13の外周面13a
に揺動自在に支持されて、各吸気弁12,12の上端部
に配設されたバルブリフター16,16に摺接して各吸
気弁12,12を開作動させる2つの揺動カム17,1
7と、駆動カム15と揺動カム17,17との間に連係
されて、駆動カム15の回転力を揺動カム17,17の
揺動力として伝達する伝達手段18とを備えている。
【0020】前記駆動軸13は、機関前後方向に沿って
配置されていると共に、一端部に設けられた図外の従動
スプロケットや該従動スプロケットに巻装されたタイミ
ングチェーン等を介して機関のクランク軸から回転力が
伝達されており、この回転方向は図3中、反時計方向に
設定されている。
【0021】前記軸受14は、シリンダヘッドSの上端
部に設けられて駆動軸13の上部を支持するメインブラ
ケット14aと、該メインブラケット14aの上端部に
設けられて後述する制御軸32を回転自在に支持するサ
ブブラケット14bとを有し、両ブラケット14a,1
4bが一対のボルト14c,14cによって上方から共
締め固定されている。
【0022】前記駆動カム15は、ほぼリング状を呈
し、円環状のカム本体15aと、該カム本体15aの外
端面に一体に設けられた筒状部15bとからなり、内部
軸方向に駆動軸挿通孔15cが貫通形成されていると共
に、カム本体15aの軸心Yが駆動軸13の軸心Xから
径方向へ所定量だけオフセットしている。また、この各
駆動カム15は、駆動軸13に対し前記両バルブリフタ
ー16,16に干渉しない両外側に駆動軸挿通孔15c
を介して圧入固定されていると共に、カム本体15aの
外周面15dが偏心円のカムプロフィールに形成されて
いる。
【0023】前記バルブリフター16,16は、有蓋円
筒状に形成され、シリンダヘッドSの保持孔内に摺動自
在に保持されていると共に、揺動カム17,17が摺接
する上面16a,16aが平坦状に形成されている。
【0024】前記両揺動カム17は、図3に示すように
同一形状のほぼ雨滴状を呈し、円環状の基端部20に駆
動軸13が嵌挿されて回転自在に支持される支持孔20
aが貫通形成されていると共に、一端部のカムノーズ部
22側にピン孔21aが貫通形成されている。また、揺
動カム17の下面には、カム面22が形成され、基端部
20側の基円面22aと該基円面22aからカムノーズ
部21側に円弧状に延びるランプ面22bと該ランプ面
22bからカムノーズ部21の先端側に有する最大リフ
トの頂面22dに連なるリフト面22cとが形成されて
おり、該基円面22aとランプ面22bリフト面22c
及び22dとが、揺動カム17の揺動位置に応じて各バ
ルブリフター16の上面16a所定位置に当接するよう
になっている。
【0025】前記伝達手段18は、駆動軸13の上方に
配置されたロッカアーム23と、該ロッカアーム23の
一端部23aと駆動カム15とを連係するリンクアーム
24と、ロッカアーム23の他端部23bと揺動カム1
7とを連係するリンク部材であるリンクロッド25とを
備えている。
【0026】前記ロッカアーム23は、中央に有する筒
状の基部が支持孔23dを介して後述する制御カム33
に回転自在に支持されている。また、筒状基部の外端部
に突設された前記一端部23aには、ピン26が嵌入す
るピン孔が貫通形成されている一方、基部の内端部に夫
々突設された前記他端部23bには、リンクロッド25
の一端部25aと連結するピン27が嵌入するピン孔が
形成されている。
【0027】また、前記リンクアーム24は、比較的大
径な円環状の基部24aと、該基部24aの外周面所定
位置に突設された突出端24bとを備え、基部24aの
中央位置には、前記駆動カム15のカム本体15aの外
周面に回転自在に嵌合する嵌合孔24cが形成されてい
る一方、突出端24bには、前記ピン26が回転自在に
挿通するピン孔24dが貫通形成されている。
【0028】さらに、前記リンクロッド25は、図3に
も示すように、ロッカアーム23側が凹状のほぼく字形
状に形成され、両端部25a,25bには前記ロッカア
ーム23の他端部23bと揺動カム17のカムノーズ部
21の各ピン孔に挿入した各ピン27,28の端部が回
転自在に挿通するピン挿通孔25c,25dが貫通形成
されている。
【0029】なお、各ピン26,27,28の一端部に
は、リンクアーム24やリンクロッド25の軸方向の移
動を規制するスナップリング29a、29b、29cが
設けられている。
【0030】前記制御機構19は、図3及び図4に示す
ように駆動軸13の上方位置に同じ軸受14に回転自在
に支持された制御軸32と、該制御軸32の外周に固定
されてロッカアーム23の支持孔23dに摺動自在に嵌
入されて、ロッカアーム23の揺動支点となる制御カム
33とを備えている。
【0031】前記制御軸32は、図1〜図4に示すよう
に、駆動軸13と並行に機関前後方向に配設されている
と共に、一端部には連係部材である一対のアーム36が
軸直角方向に沿って固定されている。このアーム36
は、筒状基部36aに制御軸32の軸方向から螺着した
ボルト60によって制御軸32に固定されていると共
に、各先端部に連繋した駆動機構30の後述する螺子伝
達手段40によって所定回転角度範囲内で回転制御され
るようになっている。なお、連係部材は制御軸32と一
体成形してもよい。
【0032】また、前記制御カム33は、図3に示すよ
うに円筒状を呈し、軸心P1位置が肉厚部33aの分だ
け制御軸32の軸心P2からα分だけ偏倚している。
【0033】前記駆動機構30は、電動アクチュエータ
である電動モータ34と、該電動モータ34の回転駆動
力を前記制御軸32に伝達する螺子伝達手段40とから
構成されている。
【0034】前記電動モ−タ34は、比例型のDCモー
タによって構成され、図1に示すようにシリンダヘッド
Sの後端部にボルト固定された平板状のアクチュエータ
プレート37を介して制御軸32とほぼ平行に配置され
ている。また、前記アクチュエータプレート37には、
平面ほぼコ字形状のアクチュエータカバー38がシール
部材を介してボルト固定されている。さらに、電動モ−
タ34の駆動シャフト39は、前記アクチュエータプレ
ート37の一端部とアクチュエータカバー38の拡大さ
れた一端部38a内を貫通配置されていると共に、基端
部と先端部がアクチュエータプレート37とアクチュエ
ータカバー38にそれぞれ設けられたボールベアリング
41、42に回転自在に支持されている。
【0035】また、電動モ−タ34は、機関の運転状態
を検出するコントローラ35からの制御信号によって駆
動するようになっている。このコントローラ35は、ク
ランク角センサやエアーフローメータ、水温センサや、
制御軸32の回転位置を検出する後述のポテンショメー
タ57等の各種のセンサからの検出信号に基づいて現在
の機関運転状態を演算等により検出して、前記電動モ−
タ34に制御信号を出力している。
【0036】前記螺子伝達手段40は、図1及び図2に
示すように前記アクチュエータカバー38の一端部拡大
部38a内に設けられた平面矩形状のギアハウジング4
3と、該ギアハウジング43内に設けられて、駆動シャ
フト39からの回転トルクを受けるベベルギア44と、
前記アクチュエータカバー38の一端部38aから他端
部38b内に延設配置されてベベルギア44から回転ト
ルクが伝達される螺子軸45と、前記アーム36の先端
部に連繋した駆動部材である螺子ナット46と、該螺子
軸45の外周に螺旋状に形成された雄ねじ溝45cと螺
子ナット46の内周に螺旋状に形成された雌ねじ溝46
cとの間に転動自在に螺合された複数の鋼製ボール49
とを備えている。
【0037】前記ギアハウジング43は、内部に前記駆
動シャフト39が横方向から貫通配置されて、一側壁の
貫通孔に設けられた第1ボール軸受47と、他側の開口
内周面にベベルギア44の第1ギア44aを介して設け
られた第2ボール軸受48とによって両側部が駆動シャ
フト39に回動自在に2点支持されるようになってい
る。
【0038】前記ベベルギア44は、駆動シャフト39
にキー60によって結合された前記第1ギア44aと、
前記螺子軸45の基端部45aにナット50によって固
着されて第1ギア44aに直角方向から噛合した第2ギ
ア44bとから構成されている。
【0039】前記螺子軸45は、基端部45aがギアハ
ウジング43の前端開口の内周面にリングナット51に
よって固着されたボールベアリング52によってカラー
61を介して回転自在に支持されていると共に、先端部
45b側が前記ギアハウジング43の各ボール軸受4
7、48の中心を支点として上下方向へ揺動可能になっ
ている。
【0040】前記螺子ナット46は、平面ほぼ矩形状を
呈し、内部軸方向に螺子軸45の雄ねじ溝45cに各ボ
ールを介して螺合する雌ねじ溝46cが貫通状態に形成
されていると共に、両側部のほぼ中央位置に設けられた
各アームピン53、54に前記両アーム36,36の各
先端部が回動自在に連結されている。
【0041】また、前記制御軸32の一端部を挟んだア
クチュエータプレート37の内面には、内側のアーム3
6が当接して該制御軸32の最大回動範囲を規制する円
筒状本体がゴム製の一対の第1、第2ストッパ部材5
5、56が設けられている一方、該各ストッパ部材5
5、56と対向するアクチュエータカバー38には、制
御軸32の回動位置を検出するポテンショメータ57が
設けられている。このポテンショメータ57は、アーム
36の筒状基部36a先端に固定されたセンサーピン5
7aと、該センサーピン57aの先端部が係入して回動
させるセンサーアーム57bと、該センサーアーム57
bの回動位置に基づいて制御軸32の位置を検出するセ
ンサー部57cとから構成されている。このセンサー部
57cから出力された検出信号は、前記コントローラ3
5にフィードバックされるようになっている。
【0042】以下、本実施形態の作用を説明すれば、ま
ず、機関低速負荷時には、コントローラ35からの制御
信号によって電動モ−タ34からベベルギア44に伝達
された回転トルクは、螺子軸45に伝達されて回転する
と、この回転に伴って螺子ナット46が図2の実線で示
す最大後方位置、つまりアーム36が第1ストッパ部材
55に突き当たるまで制御軸32が反時計方向に回動駆
動される。このため、制御カム33は、軸心P1が図3
に示すように、肉厚部33aが駆動軸13から上方向に
離間移動し、制御軸32の軸心P2から右上方の回動角
度位置に保持される。これにより、ロッカアーム23の
他端部23bとリンクロッドの枢支点は、駆動軸13に
対して上方向へ移動し、このため、各揺動カム17は、
リンクロッド25を介してカムノーズ部21側が強制的
に引き上げられて全体が反時計方向へ回動する。
【0043】したがって、駆動カム15が回転してリン
クアーム24を介してロッカアーム23の一端部23a
を押し上げると、そのリフト量がリンクロッド25を介
して揺動カム17及びバルブリフター16に伝達される
が、そのリフト量L1は充分小さくなる。
【0044】よって、かかる低速低負荷域では、図5の
破線で示すようにバルブリフト量が小さくなることによ
り、各吸気弁12の開時期が遅くなり、排気弁とのバル
ブオーバラップが小さくなる。このため、燃費の向上と
機関の安定した回転が得られる。
【0045】一方、機関高速高負荷時に移行した場合
は、コントローラ35からの制御信号によって電動モ−
タ34が逆回転し、ベベルギア44に伝達されたこの回
転トルクは、螺子軸45に伝達されて回転すると、この
回転に伴って螺子ナット46がボール49を介して図2
の一点鎖線で示す最大前方位置、つまりアーム36が第
2ストッパ部材56に突き当たるまで時計方向へ回動駆
動される。したがって、制御軸32は、制御カム33を
図3に示す位置から反時計方向へ回転させて、軸心P1
(肉厚部33a)が下方向へ移動する。このため、ロッ
カアーム23は、今度は全体が駆動軸13方向に移動し
て他端部23bが揺動カム17のカムノーズ部21をリ
ンクロッド25を介して下方へ押圧して該揺動カム17
全体を所定量だけ時計方向へ回動させる。
【0046】したがって、揺動カム17のバルブリフタ
ー16上面16aに対するカム面22の当接位置が、右
方向位置(リフト部22d側)に移動する。このため、
吸気弁12の開作動時に駆動カム15が回転してロッカ
アーム23の一端部23aをリンクアーム24を介して
押し上げると、バルブリフター16に対するそのリフト
量は図1で示すリフト量L1より大きくなる。
【0047】よって、かかる高速高負荷域では、図5の
実線で示すようにバルブリフト量も大きくなると共に、
各吸気弁12の開時期が早くなると共に、閉時期が遅く
なる。この結果、吸気充填効率が向上し、十分な出力が
確保できる。
【0048】そして、装置の作動中における螺子伝達手
段40は、前述のようにベベルギア44が螺子軸45を
回転駆動させることによって前記螺子ナット46を軸方
向に移動させる構造になっており、螺子軸45の外周の
雄ねじ溝45cと螺子ナット46の雌ねじ溝46cとは
各ボール49を介して転がり点列としてほぼ線接触状態
で噛合するようになっているため、回転トルクの伝達効
率が高くなる。したがって、制御軸32の回転作動応答
性が向上し、この結果、可変機構11を機関運転状態の
変化に応じて即座に作動させることができ、これによっ
てバルブリフト制御応答性と制御精度が高くなる。
【0049】しかも、前記螺子伝達手段40は、螺子軸
45の基端部45a側がギアハウジング43を介して片
持ち状態となり、先端部45b側が揺動可能になってい
るため、図2に示すように螺子ナット46がアーム3
6、36の揺動軌跡に追従して上下方向へ揺動しながら
軸方向に移動する。すなわち、アーム36が螺子軸44
に対してほぼラジアル方向(円弧状)に回動しても、螺
子ナット46を介して螺子軸44がアーム36、36の
回動に追従して上下方向に自由に揺動するため、螺子軸
44と螺子ナット45との間に軸と直角方向の力が作用
しないため、大きな摩擦抵抗の発生が防止されると共
に、耐久性が向上する。
【0050】したがって、電動モータ34の駆動負荷を
低減でき、該電動モータ34の小型化が図れると共に、
制御軸32の作動応答性がさらに向上する。さらに、制
御軸32の円滑な回転作動が得られるばかりか、装置の
耐久性が向上する。
【0051】また、先端部44b側が何ら支持されるこ
となく、自由端部になっていることから、該先端部44
b側の構造が簡素化されるとともに、コンパクト化が図
れる。
【0052】また、各雄ねじ溝44cと雌ねじ溝45c
の各螺子山間の隙間を十分に小さくしても摩擦抵抗が増
加しないことから、該隙間を十分に小さく設定すること
により、前記交番トルクによる各螺子山間の打音の発生
を防止できる。なお、ベベルギア44の各ギア44a、
44b間にもバックラッシ隙間が形成されているが、交
番トルク伝達は螺子軸44と螺子ナット45によって減
速した後であるため、該トルクが小さくなり打音が生じ
にくい。
【0053】さらに、螺子軸45と螺子ナット46間の
摩擦抵抗が小さいことから、制御軸32のトルク方向を
再始動可能なリフト作動角に向かう方向に設定しておけ
ば、制御軸32によってアクチュエータ35を逆転させ
て再始動可能な位置まで復帰させることが可能になる。
【0054】また、前記駆動シャフト39の基端側と先
端側とを、各ボールベアリング41、42によって両持
ち状態に支持するようにしたため、螺子軸45からのア
キシャル荷重を安定して受けられることから、横方向へ
の倒れを防止できる。
【0055】さらに、ギアハウジング43も第1、第2
の2つのボール軸受47、48によって支持したため、
同じくアキシャル荷重を安定して受けることが可能にな
る。
【0056】図6は第2の実施形態を示し、駆動機構3
0の構成を変更したもので、この駆動機構30は、シリ
ンダヘッドSの後端部にボルト固定されたハウジング7
0内に設けられた円筒状のシリンダ71と、該シリンダ
71の内部を2つの油圧室73a、73bに隔成しつつ
摺動自在に設けられたピストン72と、基端部74aが
前記シリンダ71内で前記ピストン72の中央に固定さ
れ、シリンダ71内から突出した先端部74bが前記制
御軸32の連係部材であるアーム36にピン53を介し
て連係した駆動部材であるピストンロッド74と、前記
各油圧室73a、73bに選択的に液圧を給排する油圧
回路75と備えている。
【0057】前記シリンダ71は、前記アーム36と反
対側の後端部71aが制御軸32とほぼ平行にハウジン
グ70内に挿通した支軸76によって片持ち状態に支持
されており、したがって、アーム36側の先端部71b
が上下に揺動可能になっている。また、シリンダ71の
先端部71bの開口端には、前記ピストンロッド74が
液密的に摺動する高硬度材からなる円筒状のガイド部材
77が設けられている。
【0058】前記ピストンロッド74は、前記先端部7
4bがアーム36の先端部に形成された係入溝内に係入
して前記ピン53によってアーム36に回動自在に連結
されている。
【0059】前記油圧回路75は、機関の摺動部に潤滑
油を供給するオイルポンプ78に接続された供給通路7
9と、該供給通路79の下流側に形成されて、前記両油
圧室73a、73bに油圧を選択的に給排する第1、第
2油圧通路80,81と、前記供給通路79と各油圧通
路80,81及び図外のドレン通路とを適宜切り替える
電磁切替弁82とから構成されている。
【0060】前記供給通路79は、上流端部がシリンダ
ブロックやシリンダヘッドS内に形成されている一方、
下流端部79aが前記支軸76の内部軸心方向に沿って
形成されている。また、前記両油圧通路80,81は、
それぞれ支軸76の内部軸方向やグルーブ溝などを介し
てシリンダ71の周壁内部の軸方向に形成されていると
共に、各端部が各油圧室73a、73bに折曲して接続
されている。
【0061】前記電磁切替弁82は、前記ハウジング7
0の外端部に一体に有するボス部70aに設けられ、ボ
ス部70a内の弁孔70b内を摺動自在に設けられて、
前記各通路79〜81に対応して形成された各通路孔8
3a〜83eを開閉するスプール弁84と、該スプール
弁84を機関運転状態に応じて摺動させるソレノイド8
5とを備えている。このソレノイド85は、第1の実施
形態と同じくコントローラ86からの制御信号によって
通電制御されるようになっており、このコントローラ8
6は、クランク角センサやエアーフローメータ、水温セ
ンサや、制御軸32の回転位置を検出するポテンショメ
ータ57などの各種のセンサからの検出信号に基づいて
現在の機関運転状態を演算等により検出して、前記ソレ
ノイド85に制御信号を出力している。
【0062】なお、前記アーム36は、その最大左右方
向の回動位置が、シリンダヘッドSの後端面に突設され
た第1、第2ストッパピン87,88によって規制され
るようになっている。
【0063】したがって、この実施形態によれば、ま
ず、機関低速負荷時には、コントローラ86からの制御
信号によってソレノイド85がスプール弁84を一方向
に摺動させて、供給通路79と第2油圧通路81とを連
通させる一方、第1油圧通路80とドレン通路を連通さ
せる。このため、第1油圧室73a内の油圧がドレン通
路から排出されて低圧となると共に、第2油圧室73b
にオイルポンプ78から油圧が圧送されて高圧になる。
したがって、ピストン72は、図7に示すように後方に
摺動して、ピストンロッド74の後方にストローク移動
させる。これによって、アーム36が第1ストッパピン
87に突き当たるまで制御軸32が反時計方向に回動駆
動される。このため、制御カム33は、前記図3に示し
た状態と同じように、肉厚部33aが駆動軸13から上
方向に離間移動し、制御軸32の軸心から右上方の回動
角度位置に保持される。これにより、ロッカアーム23
の他端部23bとリンクロッドの枢支点は、駆動軸13
に対して上方向へ移動し、このため、各揺動カム17
は、リンクロッド25を介してカムノーズ部21側が強
制的に引き上げられて全体が反時計方向へ回動する。
【0064】したがって、駆動カム15が回転してリン
クアーム24を介してロッカアーム23の一端部23a
を押し上げると、そのリフト量がリンクロッド25を介
して揺動カム17及びバルブリフター16に伝達される
が、そのリフト量L1は充分小さくなる。
【0065】よって、かかる低速低負荷域では、図5の
破線で示すようにバルブリフト量が小さくなることによ
り、各吸気弁12の開時期が遅くなり、排気弁とのバル
ブオーバラップが小さくなる。このため、燃費の向上と
機関の安定した回転が得られる。
【0066】一方、機関高速高負荷時に移行した場合
は、コントローラ86からの制御信号によってソレノイ
ド86を介してスプール弁84が他方向に摺動して、今
度は供給通路79と第1油圧通路80とを連通する一
方、第2油圧通路81とドレン通路を連通させる。この
ため、第2油圧室73bが低圧になるとともに、第1油
圧室73aが高圧になり、これによって、ピストンロッ
ド74は、図8及び図9に示すように、ピストン72の
摺動に伴い進出方向にストローク移動する。これによ
り、アーム36が、第2ストッパピン88に突き当たる
まで時計方向へ回動駆動される。したがって、制御軸3
2は、制御カム33を図3に示す位置から反時計方向へ
回転させて、軸心P1(肉厚部33a)が下方向へ移動
する。このため、ロッカアーム23は、今度は全体が駆
動軸13方向に移動して他端部23bが揺動カム17の
カムノーズ部21をリンクロッド25を介して下方へ押
圧して該揺動カム17全体を所定量だけ時計方向へ回動
させる。
【0067】したがって、揺動カム17のバルブリフタ
ー16上面16aに対するカム面22の当接位置が、右
方向位置(リフト部22d側)に移動する。このため、
吸気弁12の開作動時に駆動カム15が回転してロッカ
アーム23の一端部23aをリンクアーム24を介して
押し上げると、バルブリフター16に対するそのリフト
量は図1で示すリフト量より大きくなる。
【0068】よって、かかる高速高負荷域では、図5の
実線で示すようにバルブリフト量も大きくなると共に、
各吸気弁12の開時期が早くなると共に、閉時期が遅く
なる。この結果、吸気充填効率が向上し、十分な出力を
確保できる。
【0069】そして、前記シリンダ71は、その一端部
71a側が支軸76を介して片持ち状態に支持されて、
他端部71b側が上下揺動可能になっているため、図7
〜図9に示すように、ピストンロッド74の最大右方向
のストローク移動位置では、他端部71b側が若干上方
に傾斜し、左方向にストローク移動してアーム36の先
端部が下方に位置した状態では他端部71bが下方に傾
き、図8及び図9に示す位置ではほぼ水平位置となる。
つまり、シリンダ71がアーム36の揺動軌跡に追従し
て上下方向へ揺動しながら軸方向に移動する。このた
め、ピストンロッド74とガイド部77との間に軸と直
角方向の力が作用しないため、大きな摩擦抵抗の発生が
防止されると共に、耐久性が向上する。
【0070】したがって、駆動機構30の駆動負荷を低
減でき、該駆動機構30の小型化が図れると共に、制御
軸32の作動応答性が向上する。さらに、制御軸32の
円滑な回転作動が得られるばかりか、装置の耐久性が向
上する。
【0071】また、駆動機構30をシリンダ71とピス
トン72などによって構成したことから、前記カムシャ
フトの交番トルクを効果的に吸収することができる。
【0072】また、前記ガイド部材77を高硬度材で形
成したため、前記シリンダ71の上下揺動作用と相俟っ
てピストンロッド74との摺動による摩耗の発生を防止
できる。
【0073】なお、前記油圧回路75の第1、第2油圧
通路80,81は支軸76内に形成せずに、例えばハウ
ジング70内に形成することも可能である。
【0074】本発明は、前記実施形態の可変機構ばかり
でなく、従来例のものは勿論のこと、バルブタイミング
制御装置に適用することも可能である。また、螺子伝達
手段40は、必ずしもボール型である必要はなく、さら
にアクチュエータも電動でなく、油圧式のものであって
もよい。
【0075】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の発明によれば、駆動部材のの軸方向の移動に伴
い制御軸の連係部材を回動させる際に、連係部材が駆動
部材に対してほぼラジアル方向に回動するものであって
も、駆動部材の他端部側が一端部を支点としてが連係部
材の回動に追従して上下方向に自由に揺動するため、駆
動部材と連係部材との間の大きな摩擦抵抗の発生が防止
される。したがって、駆動部材にサイドフォースが発生
しないので、駆動機構の駆動負荷を低減させることがで
きると共に、制御機構の常時円滑な作動が得られる。請
求項2に記載の発明によれば、螺子軸を回転駆動させる
ことによって螺子ナットを軸方向に移動させる構造にな
っており、螺子軸外周の雄ねじ溝と螺子ナットの雌ねじ
溝とは連続的にほぼ線接触状態で噛合するようになって
いるため、回転トルクの伝達効率が高くなる。この結
果、可変機構の作動応答性が向上して、機関運転状態の
変化に速やかに対応させることが可能になる。
【0076】しかも、前記螺子伝達機構は、螺子軸の制
御軸側の他端部が揺動可能になっているため、螺子ナッ
トと制御軸との間に設けられたアームが螺子軸に対して
ほぼラジアル方向に回動するものであっても、螺子ナッ
トを介して螺子軸がアームの回動に追従して上下方向に
自由に揺動する。したがって、螺子軸と螺子ナットとの
間の大きな摩擦抵抗の発生が防止される。したがって、
螺子にサイドフォースが発生しないので、アクチュエー
タの駆動負荷を低減させることができると共に、制御機
構の常時円滑な作動が得られる。
【0077】また、かかる摩擦抵抗の低減化によって、
雌雄ねじ溝間のバックラッシ隙間を小さくすることがで
きることから、交番トルクによる打音の発生を抑制でき
ると共に、装置の耐久性を向上できる。
【0078】請求項3に記載の発明によれば、ピストン
ロッドの軸方向の摺動に伴い該ピストンロッドの他端部
が一端部を支点として揺動するため、該ピストンロッド
とアームとの間の大きな摩擦抵抗の発生が防止される。
したがって、ピストンロッドにサイドフォースが発生し
ないので、アクチュエータの駆動負荷を低減させること
ができると共に、制御機構の常時円滑な作動が得られ
る。
【0079】請求項5に記載の発明によれば、駆動シャ
フトの前後2点支持によって、螺子軸からのアキシャル
荷重を安定して受けられることから、横方向への倒れを
防止できる。
【0080】請求項6に記載の発明によれば、ストッパ
によって制御軸の過度な回転を規制できるため、可変機
構による安定かつ確実な制御が得られる。
【0081】請求項7記載の発明によれば、制御軸の回
転位置を常時正確にチェックできるため、可変機構によ
って機関運転状態に応じた高い制御精度が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図2のA−A線
断面図
【図2】図1のB−B線断面図
【図3】本実施形態に供される可変機構を示す断面図
【図4】同可変機構の斜視図
【図5】同可変機構に供される揺動カムのリフト特性図
【図6】第2の実施形態を示す要部断面図
【図7】第2の実施形態の作用を示す図6のC−C線断
面図
【図8】第2の実施形態の作用を示す図6のC−C線断
面図
【図9】第2の実施形態の作用を示す図6のC−C線断
面図
【図10】従来の可変動弁装置を示す要部平面図
【符号の説明】
11…可変機構 12…吸気弁 13…駆動軸 15…駆動カム 17…揺動カム 19…制御機構 30…駆動機構 32…制御軸 33…制御カム 34…電動アクチュエータ 36…アーム 40…螺子伝達機構 43…ギアハウジング 44…ベベルギア 45…螺子軸 46…螺子ナット(駆動部材) 71…シリンダ 72…ピストン 74…ピストンロッド(駆動部材) 75…油圧回路 76…支軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G018 AA05 AA06 AB02 AB07 AB10 AB16 BA02 BA11 BA12 BA32 CA02 CA13 DA01 DA02 DA03 DA05 DA10 FA01 FA06 FA07 GA02 GA23

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関運転状態に応じて機関弁の開閉時期
    あるいはリフト量を可変にする可変機構と、該可変機構
    の作動を制御機構を介して制御する駆動機構とを備えた
    内燃機関の可変動弁装置において、 前記駆動機構は、駆動部材が軸方向へストローク移動し
    て、前記制御機構の制御軸を連係部材を介して回転駆動
    させると共に、該駆動部材の前記駆動部材と反対側の一
    端部が片持ち状態に支持されて他端部を揺動可能に形成
    されていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動機構は、アクチュエータと、該
    アクチュエータの回転駆動力を前記制御軸にアームを介
    して伝達する螺子伝達手段とを備え、該螺子伝達手段の
    前記アクチュエータ側の一端部を片持ち状態に支持して
    制御軸側の他端部を揺動可能に設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動機構は、シリンダと、該シリン
    ダの内を2つの液圧室に隔成しつつ摺動自在に設けられ
    たピストンと、一端部が前記シリンダ内で前記ピストン
    に固定され、シリンダ内から突出した他端部が前記制御
    軸にアームを介して連係したピストンロッドと、前記各
    液圧室に選択的に液圧を給排する液圧回路と備え、前記
    シリンダの一端部を片持ち状態に支持して制御軸側の他
    端部を揺動可能に設けたことを特徴とする請求項1に記
    載の内燃機関の可変動弁装置。
  4. 【請求項4】 前記螺子伝達手段は、ギアハウジング内
    に収容されて、前記アクチュエータの駆動シャフトに連
    繋した歯車部材と、一端部が前記歯車部材に連繋される
    一方、他端部が非支持状態で揺動可能に設けられた螺子
    軸と、前記制御軸に結合されたアームを介して連繋され
    かつ前記螺子軸に螺合しつつ移動自在な螺子ナットと、
    前記螺子軸の外周に形成された螺旋状の雄ねじ溝と前記
    螺子ナットの内周に形成された螺旋状の雌ねじ溝との間
    に転動自在に設けられた複数のボールとを備えたことを
    特徴とする請求項2記載の内燃機関の可変動弁装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動シャフトの前後端部を回転自在
    に2点支持すると共に、該両支持部の間に配置された前
    記ギアハウジングの対向壁に前記駆動シャフトを貫通配
    置して、該駆動シャフトにギアハウジングを揺動自在に
    支持したことを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の
    可変動弁装置。
  6. 【請求項6】 前記制御軸の回動範囲をアームを介して
    規制する規制ストッパを設けたことを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載の内燃機関の可変動弁装置。
  7. 【請求項7】 前記制御軸の回転位置を検出する回転位
    置検出手段を設け、該回転位置検出手段からの検出信号
    を、機関運転状態に応じて前記駆動機構の駆動を制御す
    るコントローラにフィードバックしたことを特徴とする
    請求項1〜6のいずれかに記載の内燃機関の可変動弁装
    置。
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