JP2003035115A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

内燃機関の可変動弁装置

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JP2003035115A
JP2003035115A JP2001221876A JP2001221876A JP2003035115A JP 2003035115 A JP2003035115 A JP 2003035115A JP 2001221876 A JP2001221876 A JP 2001221876A JP 2001221876 A JP2001221876 A JP 2001221876A JP 2003035115 A JP2003035115 A JP 2003035115A
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valve
cam
variable
drive
engine
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JP2001221876A
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Seinosuke Hara
誠之助 原
Makoto Nakamura
信 中村
Yoshihiko Yamada
吉彦 山田
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Hitachi Unisia Automotive Ltd
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブスプリングのばね力に起因して、制御
軸に掛かるトルク変動を吸収して、制御応答性の向上と
駆動機構の小型化を図る。 【解決手段】吸気弁のバルブリフトを可変制御する可変
機構1と、該可変機構を機関運転状態に応じて駆動させ
る駆動機構2と、該駆動機構の電動モータ34から可変
機構へ駆動を伝達する伝達機構3と、電動モータの回転
運動を直線運動に変換する運動変換機構4とを備えてい
る。また、前記伝達機構3のピストン43と運動変換機
構のプッシュロッド52との間に、電動モータの回転駆
動力を蓄力しつつ前記可変機構から伝達される交番トル
ク変動を吸収するアキュムレータ機構であるコイルばね
57を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば吸気弁ある
いは排気弁のバルブリフト量あるいはバルブタイミング
を機関運転状態に応じて可変にできる内燃機関の可変動
弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の可変動弁装置としては、
本出願人が先に出願した特開平10−280931号な
どに記載されたものがある。
【0003】この可変動弁装置は、吸気弁側に適用され
たもので、クランク軸の回転に同期して回転する駆動軸
の外周に、軸心が駆動軸の軸心から偏心した駆動カムが
設けられていると共に、該駆動カムの回転力が多節リン
ク状の伝達機構を介して伝達されて、バルブリフターの
上面をカム面が摺接して吸気弁をバルブスプリングのば
ね力に抗して開作動させる揺動カムを有している。
【0004】前記伝達機構は、揺動カムの上方に配置さ
れて制御軸に揺動自在に支持されたロッカアームと、円
環状の一端部が駆動カムの外周面に嵌合しかつ他端部が
ロッカアームの一端部に回転自在に連結されたリンクア
ームと、一端部がロッカアームの他端部に回転自在に連
結され、他端部が前記揺動カムのカムノーズ部に回転自
在に連結されたリンクロッドとから構成されている。
【0005】また、前記制御軸の外周面には、軸心が制
御軸の軸心から所定量だけ偏心した制御カムが固定され
ている。この制御カムは、ロッカアームのほぼ中央に穿
設された支持孔内に回転自在に嵌入保持されて、その回
転位置に応じてロッカアームの揺動支点を変化させて、
揺動カムのカム面のバルブリフター上面に対する転接位
置を変化させて、吸気弁のバルブリフト量を可変制御す
るようになっている。
【0006】すなわち、機関運転状態が、低回転低負荷
域の場合は、電動アクチュエータである電動モータによ
って制御軸を他方向へ回転させて、制御カムも同方向へ
回転させることにより、ロッカアームの揺動支点位置を
駆動軸より離れる方向へ移動させる。これにより、ロッ
カアームとリンクロッドとの枢支点が上方に移動して揺
動カムのカムノーズ部を引き上げ、これによって揺動カ
ムのバルブリフター上面の当接位置がリフト部から離れ
る方向に移動する。したがって、吸気弁は、そのバルブ
リフト量が最小となるように制御され、この結果、燃費
や出力の向上などを図ることができる。
【0007】一方、中回転中負荷域から高回転高負荷域
へ移行した場合は、電動モータにより制御軸が逆に回転
して、制御カムを同方向へ回転させるため、ロッカアー
ムの揺動支点が駆動軸に近づく方向に移動する。これに
より、揺動カムは、リンクロッドなどによって端部が押
し下げられて、バルブリフター上面の当接位置がリフト
部側に移動するため、吸気弁のバルブリフト量が増加す
るように制御される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる可変
動弁装置にあっては、駆動軸の回転に伴い伝達機構を介
して揺動カムにより吸気弁を開閉作動させている間に、
閉方向に付勢する前記バルブスプリングのばね力などに
起因して比較的大きな正負の交番トルク変動(荷重変
動)が発生していることが知られている。この交番トル
ク変動は、前記伝達機構を介して制御軸に伝達され、こ
の制御軸に正逆の回転変動が作用し、さらに、かかる制
御軸から電動モータに伝達されて、駆動負荷になってし
まう。
【0009】すなわち、前述のように、例えば機関高回
転高負荷への運転状態の変化に伴って最大バルブリフト
を得るために、電動モータが制御軸を一方向に回転駆動
させようとした際に、その回転駆動方向とは反対の正の
変動トルクが作用すると、電動モータの回転駆動力に相
反するトルクがトルク干渉を起こし、電動モータの駆動
が一時的に停止させられてしまう可能性がある。その
後、前記トルク変動が電動モータの回転駆動方向と同方
向の負の変動トルクに切り替わった時点で、制御軸が回
転駆動しょうとするが、この制御軸や制御カムなどの重
量荷重(慣性力)によって制御軸が回転するまでの間に
時間が掛かり、速やかに回転させることができない。そ
の後、次の正の変動トルクが作用して実際に制御軸が回
転するまでに時間が掛かってしまう。この結果、制御軸
によるバルブリフトの制御応答性が低下してしまうおそ
れがある。
【0010】そこで、制御応答性を向上させるために、
電動モータの出力容量を大きくすることも考えられる
が、このようにすると、電動モータの大型化が余儀なく
され、この結果、重量の増加とエンジンルーム内への搭
載性の悪化及びコストの高騰などを招くおそれがある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の可
変動弁装置の実情に鑑みて案出されたもので、請求項1
記載の発明は、機関弁のバルブリフトあるいはバルブタ
イミングを可変制御する可変機構と、該可変機構を機関
運転状態に応じて駆動させる駆動機構とを備えた内燃機
関の可変動弁装置において、前記駆動機構から可変機構
への駆動伝達経路に、前記駆動機構の駆動力を蓄力しつ
つ前記可変機構から伝達される荷重変動を吸収するアキ
ュムレータ機構を設けたことを特徴としている。
【0012】請求項2に記載の発明にあっては、前記可
変機構は、機関のクランク軸に同期して回転し、外周に
駆動カムが設けられた駆動軸と、バルブスプリングのば
ね力に抗して機関弁を開作動させる揺動カムと、一端部
が前記駆動カムに連係する一方、他端部が前記揺動カム
に連係したロッカアームと、該ロッカアームを偏心制御
カムを介して揺動自在に支承する制御軸とを備え、機関
運転状態に応じて前記制御軸の回転位置を制御してロッ
カアームの揺動支点位置を変化させて機関弁のリフト量
を可変制御することを特徴としている。
【0013】請求項3に記載の発明にあっては、前記可
変機構は、機関のクランク軸に同期して回転する回転体
と、外周に機関弁を開閉作動させるカムを有し、前記回
転体と相対回動自在なカムシャフトと、前記回転体とカ
ムシャフトとの間に連係されて、カムシャフトの軸方向
あるいは正逆回転自在に設けられた可動部材とから構成
され、機関運転状態に応じて前記可動部材が前記駆動機
構によりカムシャフト軸方向に移動しつつ正逆方向に回
転することによって、前記回転体とカムシャフトとの相
対回動位相を変換制御することを特徴としている。
【0014】請求項4に記載の発明は、前記駆動機構
を、前記制御軸を回転駆動させるアクチュエータと、該
アクチュエータを制御するコントローラとから構成する
と共に、前記アクチュエータからの駆動力を前記制御軸
に伝達する伝達機構を設けたことを特徴としている。
【0015】請求項5に記載の発明は、前記駆動機構
を、前記可動部材を軸方向に駆動させるアクチュエータ
と、該アクチュエータを制御するコントローラとから構
成したことを特徴としている。
【0016】請求項6に記載の発明は、前記アクチュエ
ータと伝達機構あるいはアクチュエータとアキュムレー
タ機構との間に、前記アクチュエータの回転運動を直線
運動に変換する運動変換機構を設けたことを特徴として
いる。
【0017】請求項7に記載の発明は、前記アキュムレ
ータ機構を、弾性部材によって構成したことを特徴とし
ている。
【0018】請求項8に記載の発明は、前記弾性部材
を、コイルスプリングによって構成したことを特徴とし
ている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の可変動弁装置の実
施形態を図面に基づいて詳述する。まず、第1の実施形
態における可変動弁装置は、図2及び図3に示すよう
に、1気筒あたり2つの吸気弁11,11を備え、該吸
気弁11,11のバルリフト量を機関運転状態に応じて
可変にする可変機構1と、該可変機構1を機関運転状態
に応じて駆動させる駆動機構2と、該駆動機構2から可
変機構1へ駆動を伝達する伝達機構3と、駆動機構2の
回転運動を直線運動に変換する運動変換機構4と、駆動
機構2から運動変換機構4を介して前記伝達機構3に伝
達される駆動力を蓄力するアキュムレータ機構5とを備
えている。
【0020】前記吸気弁11,11は、シリンダヘッド
Sに図外のバルブガイドを介して摺動自在に設けられ
て、バルブスプリング12,12によって閉方向に付勢
されている。
【0021】前記可変機構2は、図2、図3に示すよう
に、シリンダヘッドS上部の軸受14に回転自在に支持
された中空状の駆動軸13と、該駆動軸13に圧入等に
より固設された駆動カム15と、駆動軸13の外周面1
3aに揺動自在に支持されて、各吸気弁11,11の上
端部に配設されたバルブリフター16,16に摺接して
各吸気弁11,11を開作動させる2つの揺動カム1
7,17と、駆動カム15と揺動カム17,17との間
に連係されて、駆動カム15の回転力を揺動カム17,
17の揺動力として伝達する伝達手段18と、該伝達手
段18の作動位置を可変にする制御手段19とを備えて
いる。
【0022】前記駆動軸13は、機関前後方向に沿って
配置されていると共に、一端部に設けられた従動スプロ
ケット13aや該従動スプロケット13aに巻装された
タイミングチェーン等を介して機関のクランク軸から回
転力が伝達されており、この回転方向は図2中反時計方
向に設定されている。
【0023】前記軸受14は、シリンダヘッドSの上端
部に設けられて駆動軸13の上部を支持するメインブラ
ケット14aと、該メインブラケット14aの上端部に
設けられて後述する制御軸32を回転自在に支持するサ
ブブラケット14bとを有し、両ブラケット14a,1
4bが一対のボルト14c,14cによって上方から共
締め固定されている。
【0024】前記駆動カム15は、図4にも示すよう
に、ほぼリング状を呈し、円環状のカム本体15aと、
該カム本体15aの外端面に一体に設けられた筒状部1
5bとからなり、内部軸方向に駆動軸挿通孔15cが貫
通形成されていると共に、カム本体15aの軸心Yが駆
動軸13の軸心Xから径方向へ所定量だけオフセットし
ている。また、この各駆動カム15は、駆動軸13に対
し前記両バルブリフター16,16に干渉しない両外側
に駆動軸挿通孔15cを介して圧入固定されていると共
に、カム本体15aの外周面15dが偏心円のカムプロ
フィールに形成されている。
【0025】前記揺動カム17は、図2に示すように、
ほぼ雨滴状を呈し、ほぼ円環状の基端部20に駆動軸1
3が嵌挿されて回転自在に支持される支持孔20aが貫
通形成されていると共に、一端部のカムノーズ部22側
にピン孔21aが貫通形成されている。また、揺動カム
17の下面には、カム面22が形成され、基端部20側
の基円面22aと該基円面22aからカムノーズ部21
側に円弧状に延びるランプ面22bと該ランプ面22b
からカムノーズ部21の先端側に有する最大リフトの頂
面22dに連なるリフト面22cとが形成されており、
該基円面22aとランプ面22b、リフト面22c及び
頂面22dとが、揺動カム17の揺動位置に応じて各バ
ルブリフター16の上面16a所定位置に当接するよう
になっている。
【0026】すなわち、図5に示すバルブリフト特性か
らみると、図2に示すように基円面22aの所定角度範
囲がベースサークル区間θ1になり、ランプ面22bの
前記ベースサークル区間θ1から所定角度範囲がいわゆ
るランプ区間θ2となり、さらにランプ面22bのラン
プ区間θ2から頂面22cまでの所定角度範囲がリフト
区間θ3になるように設定されている。
【0027】前記伝達手段18は、駆動軸13の上方に
配置されたロッカアーム23と、該ロッカアーム23の
一端部23aと駆動カム15とを連係するリンクアーム
24と、ロッカアーム23の他端部23bと揺動カム1
7とを連係するリンク部材であるリンクロッド25とを
備えている。
【0028】前記ロッカアーム23は、中央に有する筒
状基部が支持孔23dを介して後述する制御カム33に
回転自在に支持されている。また、各筒状基部の各外端
に外端部に突設された前記一端部23aには、ピン26
が嵌入するピン孔が貫通形成されている一方、各基部の
各内端部に夫々突設された前記他端部23bには、各リ
ンクロッド25の一端部25aと連結するピン27が嵌
入するピン孔が形成されている。
【0029】また、前記リンクアーム24は、比較的大
径な円環状の基部24aと、該基部24aの外周面所定
位置に突設された突出端24bとを備え、基部24aの
中央位置には、前記駆動カム15のカム本体15aの外
周面に回転自在に嵌合する嵌合孔24cが形成されてい
る一方、突出端24bには、前記ピン26が回転自在に
挿通するピン孔24dが貫通形成されている。
【0030】さらに、前記リンクロッド25は、図2に
も示すようにロッカアーム23側が凹状のほぼく字形状
に形成され、両端部25a,25bには前記ロッカアー
ム23の他端部23bと揺動カム17のカムノーズ部2
1の各ピン孔に圧入した各ピン27,28の端部が回転
自在に挿通するピン挿通孔25c,25dが貫通形成さ
れており、前記ピン28の軸心が揺動カム17の枢支点
になっている。
【0031】尚、各ピン26,27,28の一端部に
は、リンクアーム24やリンクロッド25の軸方向の移
動を規制するスナップリング29,30,31,が設け
られている。
【0032】前記制御手段19は、駆動軸13の上方位
置に同じ軸受14に回転自在に支持された制御軸32
と、該制御軸32の外周に固定されてロッカアーム23
支持孔23dに摺動自在に嵌入されて、ロッカアーム2
3の揺動支点となる制御カム33とを備えている。
【0033】前記制御軸32は、図3に示すように駆動
軸13と並行に機関前後方向に配設されていると共に、
前記駆動機構2によって所定回転角度範囲内で回転する
ようになっている。
【0034】また、前記制御カム33は、円筒状を呈
し、図2に示すように軸心P1位置が肉厚部33aの分
だけ制御軸32の軸心P2からα分だけ偏倚している。
【0035】前記駆動機構2は、前記制御軸32を前述
の最小−最大バルブリフト制御の回転範囲内で回転制御
する電動アクチュエータである電動モータ34と、該電
動モータ34を回転制御するコントローラ35とから構
成されている。前記電動モータ34は、直流型のパルス
モータによって構成され、一方、コントローラ35は、
クランク角センサやエアーフローメータ,水温センサや
制御軸32の回転位置検出センサ36等の各種のセンサ
からの検出信号に基づいて現在の機関運転状態を演算等
により検出して、前記電動モータ34に制御信号を出力
している。
【0036】また、前記伝達機構3は、図1に示すよう
に、シリンダヘッドSの端部に固設された制御軸32の
軸受37に回り止め部材38を介して固定されたハウジ
ング39と、前記制御軸32の一端部32aに軸方向か
らボルト40によって固定されて、前記ハウジング39
の内部軸心方向に臨む筒状部材41と、ハウジング39
と筒状部材41との間に介装されて、制御軸32の軸方
向へ摺動可能な可動部材である筒状歯車42と、ハウジ
ング39内に制御軸32の軸方向へ摺動自在に設けられ
て、前記筒状歯車42を図中前方に押圧するほぼ円盤状
のピストン43とを備えている。
【0037】前記ハウジング39は、円筒状のハウジン
グ本体39aの前後の両端開口が端板44,45によっ
て閉塞されていると共に、内周後端側(図中左側)には
す歯型のインナー歯39bが形成されている。なお、前
端板44は、ハウジング本体39aの前端縁にかしめ固
定されている一方、後端板45は、ハウジング本体39
aの後端縁にビス46によって固定されている。
【0038】前記筒状部材41は、一端部41aに前記
制御軸32の端部32aが挿通配置されていると共に、
内部中央位置に一体に設けられた円盤状の固定片46を
介して前記ボルト40により制御軸端部32aに固定さ
れている。また、他端部41bの外周にはす歯型のアウ
ター歯41cが形成されている。
【0039】前記筒状歯車42は、内外周に前記インナ
ー歯39bとアウター歯41cにそれぞれ噛合するはす
歯型の内外歯42a、42bがそれぞれ形成されている
と共に、前端板44と自身の凹溝底面との間に弾装され
たリターンスプリング47によって後方(図中右方向)
へ付勢されている。
【0040】前記ピストン43は、円周方向の所定位置
に形成された図外の切欠部が前記筒状部材41の他端部
41bに形成された切欠41dを介して軸方向への摺動
が許容され、前記リターンスプリング47のばね力に抗
して筒状歯車42を前方に押圧するようになっている。
また、中央にほぼ碗状の凹部48が形成されており、こ
の凹部48は、前記アキュムレータ機構3の一部を構成
するもので、底部に油孔48aが穿設されている。
【0041】なお、前記ハウジング39の内部には、前
記ブラケット37内や制御軸32のボルト挿通孔32b
などに形成された油通路54から潤滑油が供給されて、
各歯39c、41b、42a、b間などを潤滑するよう
になっている。
【0042】前記運動変換機構4は、シリンダヘッドS
に固定された円筒状の保持部材49と、前記電動モータ
34のモータ軸34aに圧入固定されて、前記保持部材
49内に回転自在に保持された円筒状の雌ねじ部50
と、該雌ねじ部50の内部に配置されて、外周に形成さ
れた雄ねじ51aが雌ねじ50aに螺着した円柱状の雄
ねじ部51とを有している。この雄ねじ51は、前端部
にプッシュロッド52が一体に設けられており、該プッ
シュロッド52の先端部には、横断面ほぼコ字形状の連
結部52aが一体に設けられている。また、前記保持部
材49の前端部には、前記雄ねじ部51の最大進出動を
規制する規制部材53が設けられている。
【0043】前記アキュムレータ機構5は、前記後端板
45の凹部48と、前記ハウジング39の後端板45の
中央に形成された貫通孔45aを摺動する摺動ロッド5
5と、該摺動ロッド55の先端部に一体に設けられて前
記凹部48内に摺動自在に設けられた横断面コ字形状の
リテーナ56と、前記凹部48の底面とリテーナ56の
底面との間に弾装されたばね部材であるコイルばね57
とから構成されている。前記摺動ロッド55は、後端部
55aが前記プッシュロッド52の連結部52a内に嵌
合して連結されている。また、前記コイルばね57は、
所定のばね力に設定されて、常時凹部48とリテーナ5
6との間を所定の間隔に保持して電動モータ34からの
駆動力を運動変換機構4を介して蓄力するようになって
いる。
【0044】以下、本実施形態の作用を説明すれば、ま
ず、例えば機関低回転低負荷時には、コントローラ35
からの制御信号によって電動モータ34が一方向に回転
駆動すると共に、雌ねじ部50が同期回転する。これに
よって、雄ねじ部51がそのまま図1に示す最大後退位
置に直線移動する。これに伴いアキュムレータ機構5を
介してピストン43と筒状歯車42がリターンスプリン
グ47のばね圧により図示の最大後退位置に移動する。
ここで、筒状歯車42は、各歯39b、41c、42
a、42bを噛合摺動しながら一方向に回転しつつ後退
動する。このため、制御軸32は、図6A,Bの回転位
置に駆動されることから、制御カム33の軸心P1(肉
厚部33a)が同図に示すように、制御軸32の軸心P
2から左側の回動角度位置に保持される。これにより、
ロッカアーム他端部23bとリンクロッドの枢支点は、
駆動軸13に対して左上方向へ移動し、このため、各揺
動カム17は、リンクロッド25を介してカムノーズ部
21側が強制的に引き上げられて全体が反時計方向へ回
動する。
【0045】したがって、駆動カム15が回転してリン
クアーム24を介してロッカアーム23の一端部23a
を押し上げると、そのリフト量がリンクロッド25を介
して揺動カム17及びバルブリフター16に伝達される
が、そのリフト量L1は充分小さくなる。
【0046】よって、かかる低回転低負荷域では、図8
の一点鎖線で示すようにバルブリフト量が小さくなるこ
とにより、各吸気弁12の開時期が遅くなり、排気弁と
のバルブオーバラップが小さくなる。このため、燃費の
向上と機関の安定した駆動回転が得られる。
【0047】一方、この低回転低負荷域から機関高回転
高負荷域に移行した場合は、コントローラ35からの制
御信号によって電動モータ34が他方向逆回転すると、
雌ねじ部50も同方向へ回転する。これによって、雄ね
じ部51は、最大前進位置に直線移動するため、プッシ
ュロッド52が摺動ロッド55を押し出し、この押出力
によってコイルばね57が圧縮変形しながらピストン4
3を前方に押し出す。したがって、筒状歯車42は、リ
ターンスプリング47のばね力に抗して各歯39b、4
1c、42a、42bを噛合摺動しながら前方へ回転し
ながら移動して、前端板44に突き当たるまで最大前方
位置に移動する。
【0048】これによって制御軸32は、図2の反時計
方向に回転駆動され、制御カム33を図6A,Bに示す
位置から反時計方向へ回転させて軸心P1(肉厚部33
a)を図7A,Bに示す下方向へ移動させる。このた
め、ロッカアーム23は、今度は全体が駆動軸13に近
づく方向に移動して他端部23bが揺動カム17のカム
ノーズ部21をリンクロッド25を介して下方へ押圧し
て該揺動カム17全体を所定量だけ時計方向へ回動させ
る。
【0049】したがって、揺動カム17のバルブリフタ
ー16の上面に対するカム面22の当接位置が、図7
A,Bに示すように右方向位置に移動する。このため、
吸気弁12の開作動時に図7Aに示すように駆動カム1
5が回転してロッカアーム23の一端部23aをリンク
アーム24を介して押し上げると、バルブリフター16
に対するそのリフト量L2は図7Aに示すように大きく
なる。
【0050】よって、かかる高回転高負荷域では、図8
の実線で示すようにバルブリフト量も大きくなると共
に、各吸気弁12の開時期が早くなると共に、閉時期が
遅くなる。この結果、吸気充填効率が向上し、十分な出
力が確保できる。
【0051】そして、前述のように、電動モータ34が
一方向へ回転して、筒状歯車42を図1に示す最大後退
移動位置に保持されている場合に、アキュムレータ機構
5のコイルばね57は最大に伸長した状態にあり、ピス
トン43を前方へ押し出すことはないが、リテーナ56
と凹部48との間で所定の低いばね力で弾接している。
一方、電動モータ34が他方に回転して、筒状歯車42
を最大前進移動位置に押し出している場合に、前記コイ
ルばね57は最大に圧縮した状態にあり、リテーナ56
と凹部48との間で所定の比較的強いばね力で弾接して
いる。
【0052】また、筒状歯車42の前後方向の移動中に
おいても、コイルばね57は、常にリテーナ56と凹部
48との間で所定のばね力をもって弾接している。
【0053】このため、前記機関の作動中に発生して制
御軸32に伝達される特に正のトルク変動がこのコイル
ばね57によって効果的に吸収される。
【0054】また、特に、筒状歯車42が前記最大後退
移動位置に保持された状態において、電動モータ34
が、前述のように他方向へ回転して、プッシュロッド5
2を介して摺動ロッド55を摺動させる際には、コイル
ばね57は所定の低ばね力で圧縮変形状態になってお
り、これによって、押圧エネルギーが蓄力された形にな
っていると共に、前述のように正のトルク変動がコイル
ばね57によって吸収された状態にあるため、電動モー
タ34には前記正のトルク変動からの回転負荷が伝達さ
れることがない。したがって、電動モータ34の回転力
がアキュムレータ機構5を介して筒状歯車42に速やか
に伝達される。このため、制御軸32は、前記図2の反
時計方向へ速やかに回転する。
【0055】この結果、前述のような可変機構1などに
よるバルブタイミングの制御応答性を向上させることが
できる。
【0056】また、電動モータ34の出力容量を十分に
小さくすることが可能になる。この結果、電動モータ3
4のコンパクト化が図れ、重量の減少と機関への搭載性
が良好になると共に、コストの低廉化が図れる。
【0057】さらに、前記電動モータ34を制御するこ
とによって伝達機構3を軸方向の移動途中で停止させる
こともできるので、前記吸気弁11,11のバルブリフ
トを小リフトから大リフトの中間リフト位置に安定かつ
確実に制御することも可能である。
【0058】図9は請求項3に記載の発明に対応する第
2の実施形態を示し、機関弁である吸気弁11のバルブ
タイミング(開閉時期)を可変制御する装置に適用した
もので、可変機構1を、前記第1の実施形態で用いられ
た伝達機構3の構成とほぼ同一としたものである。
【0059】すなわち、この実施形態では、吸気弁11
のバルブタイミングを機関運転状態に応じて可変にする
可変機構1と、該可変機構1を機関運転状態に応じて駆
動させる駆動機構2と、駆動機構2の回転運動を直線運
動に変換する運動変換機構4と、駆動機構2から運動変
換機構4を介して前記可変機構1に伝達される駆動力を
蓄力するアキュムレータ機構5とを備えている。
【0060】前記可変機構1は、図外のクランク軸によ
ってタイミングチェーンを介して回転駆動される回転体
であるスプロケット60と、シリンダヘッドS上端部の
軸受59にスプロケット60と相対回転自在に支持され
て、外周に前記吸気弁を開閉作動させるカムを有するカ
ムシャフト61と、該カムシャフト61の一端部61a
に軸方向からボルト62によって固定されて、前記スプ
ロケット60の内部軸心方向に臨む筒状部材63と、ス
プロケット60と筒状部材63との間に介装されて、カ
ムシャフト61の軸方向へ摺動可能な円筒状の可動部材
である筒状歯車64と、スプロケット60内にカムシャ
フト61の軸方向へ摺動自在に設けられて、前記筒状歯
車64を図中前方に押圧するほぼ円盤状のピストン65
とを備えている。
【0061】前記スプロケット60は、円筒状のスプロ
ケット本体60aと、該スプロケット本体60a後端側
外周に一体に設けられて、前記タイミングチェーンが巻
装された歯部60bと、スプロケット本体60aの前後
の両端開口を閉塞する前後端板66,67から構成され
ている。また、前記スプロケット本体60aの内周後端
側(図中左側)には、はす歯型のインナー歯60cが形
成されている。なお、前端板66は、スプロケット本体
60aの前端縁にかしめ固定されている一方、後端板6
7は、スプロケット本体60aの後端縁にビス68によ
って固定されている。
【0062】前記筒状部材63は、一端部63aに前記
カムシャフト61の端部61aが挿通配置されていると
共に、内部中央位置に一体に設けられた円盤状の固定片
69を介して前記ボルト62によりカムシャフト端部6
1aに固定されている。また、他端部63bの外周に、
はす歯型のアウター歯63cが形成されている。
【0063】前記筒状歯車64は、内外周に前記インナ
ー歯60cとアウター歯63cにそれぞれ噛合するはす
歯型の内外歯64a、64bがそれぞれ形成されている
と共に、前端板66と自身の凹溝底面との間に弾装され
たリターンスプリング70によって後方(図中右方向)
へ付勢されている。
【0064】前記ピストン65は、円周方向の所定位置
に形成された図外の切欠部が前記筒状部材63の他端部
63bに形成された切欠71を介して軸方向への摺動が
許容され、前記リターンスプリング70のばね力に抗し
て筒状歯車64を前方に押圧するようになっている。ま
た、中央にほぼ碗状の凹部48が形成されており、この
凹部48は、前記アキュムレータ機構5の一部を構成す
るもので、底部に油孔48aが穿設されている。
【0065】なお、前記スプロケット本体60aの内部
には、前記軸受59内やカムシャフト61のボルト挿通
孔61bなどに形成された油通路73から潤滑油が供給
されて、各歯60c、63c、64a、64b間などを
潤滑するようになっている。
【0066】そして、前記駆動機構2や運動変換機構4
及びアキュムレータ機構5の構成は前記第1の実施形態
と同一であるから、各構成部材に同一符号を付して重複
説明を省略する。
【0067】したがって、この実施形態によれば、例え
ば機関低回転低負荷時には、コントローラ35からの制
御信号によって電動モータ34が一方向に回転駆動する
と共に、雌ねじ部50が同期回転する。これによって、
雄ねじ部51がそのまま図9に示す最大後退位置に直線
移動する。これに伴いアキュムレータ機構5を介してピ
ストン65と筒状歯車64がリターンスプリング70の
ばね圧により図示の最大後退位置に移動する。ここで、
筒状歯車64は、各歯64a、64bが各歯60c、6
3c間を噛合摺動しながら一方向に回転しつつ後退動す
る。このため、カムシャフト61は、スプロケット60
に対して一方向へ相対回転して、両者の回転位相が変換
される。このため、吸気弁の開閉タイミングが最大遅角
側に制御されて、機関回転の安定化と燃費の向上を図る
ことができる。
【0068】一方、この低速低負荷域から機関高速高負
荷域に移行した場合は、コントローラ35からの制御信
号によって電動モータ34が他方向逆回転すると、雌ね
じ部50も同方向へ回転する。これによって、雄ねじ部
51は、最大前進位置に直線移動するため、プッシュロ
ッド52が摺動ロッド55を押し出し、この押出力によ
ってコイルばね57が圧縮変形しながらピストン43を
前方に押し出す。したがって、筒状歯車64は、リター
ンスプリング70のばね力に抗して各歯60c、63
c、64a、64bを介して前方へ回転しながら移動し
て、前端板66に突き当たるまで最大前方位置に移動す
る。
【0069】これによってカムシャフト61は、スプロ
ケット60に対して他方向へ相対回転して、両者の回転
位相が変換される。このため、吸気弁は、開閉時期が最
大進角側に制御され、この結果、バルブオーバーラップ
が大きくなって吸気充填効率が高くなって出力トルクの
向上が図れる。
【0070】そして、前記第1の実施形態のように、筒
状歯車64が最大前方位置及び最大後退位置にあるとき
はアキュムレータ機構5のコイルばね57はリテーナ5
6と凹部48との間で所定のばね力で弾接している。ま
た、筒状歯車6442の前後方向の移動中においても、
コイルばね57は、常にリテーナ56と凹部48との間
で所定のばね力をもって弾接している。
【0071】このため、前記機関の作動中に発生してカ
ムシャフト61に伝達される特に正のトルク変動がこの
コイルばね57によって効果的に吸収される。
【0072】また、特に、筒状歯車64が前記最大後退
移動位置に保持された状態において、電動モータ34
が、前述のように他方向へ回転して、プッシュロッド5
2を介して摺動ロッド55を摺動させる際には、コイル
ばね57は所定の低ばね力で圧縮変形状態になってお
り、これによって、押圧エネルギーが蓄力された形にな
っていると共に、前述のように正のトルク変動がコイル
ばね57によって吸収された状態にあるため、電動モー
タ34には前記正のトルク変動からの回転負荷が伝達さ
れることがない。したがって、電動モータ34の回転力
がアキュムレータ機構5を介して筒状歯車64に速やか
に伝達される。このため、カムシャフト61は、他方向
へ速やかに回転する。
【0073】この結果、前述のような可変機構1による
バルブタイミングの制御応答性を向上させることができ
る。
【0074】また、電動モータ34の出力容量を十分に
小さくすることが可能になる。この結果、電動モータ3
4のコンパクト化が図れ、重量の減少と機関への搭載性
が良好になると共に、コストの低廉化が図れる。
【0075】本発明は、前記各実施形態の構成に限定さ
れるものではなく、例えば可変機構として制御軸32や
カムシャフト61を回転制御するものであれば、その他
の具体的な構成を変更したものにも適用することが可能
である。また、各実施形態では、アキュムレータ機構と
してコイルばねを用いたが、これに限定されるものでは
なく、皿ばねや柔軟性のある合成樹脂材などを用いるこ
とも可能である。
【0076】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、アキュムレータ機構によって、可
変機構から駆動機構に対して伝達される荷重変動を効果
的に吸収して伝達を遮断でき、しかも、アキュムレータ
機構によって駆動機構の駆動力を予め蓄力することがで
きるため、駆動機構の駆動トルクを十分に低減できる。
この結果、機関弁のバルブリフトやバルブタイミングの
制御応答性の向上が図れると共に、駆動機構の小型化が
図れ、重量を低減できると共に、機関への搭載性が向上
する。
【0077】請求項2記載の発明によれば、可変機構を
多節リンクによって構成したことから、請求項1に記載
の発明の作用効果に加えて、機関弁のバルブリフト制御
動作を確実に行うことが可能になる。
【0078】請求項3に記載の発明によれば、可変機構
を可動部材などを利用して構成したことから、請求項1
に記載の発明の作用効果に加えて、機関弁のバルブタイ
ミング制御動作を確実に行うことが可能になる。
【0079】請求項4に記載の発明によれば、伝達機構
の存在により、駆動機構のアクチュエータから制御軸へ
の駆動伝達性が良好になる。
【0080】請求項6に記載の発明によれば、運動変換
機構を設けたことによって、アキュムレータ機構と相俟
って前記アクチュエータに対するトルク変動の伝達をさ
らに効果的に遮断することが可能になる。
【0081】請求項7及び8に記載の発明によれば、ア
キュムレータ機構をコイルスプリングなどの弾性部材で
構成したため、構造が簡単であり、製造作業能率の向上
が図れると共に、コストの低廉化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図3のA矢視
図。
【図2】図3のB−B線断面図。
【図3】本実施形態の要部平面図。
【図4】本実施形態に供される駆動カムの斜視図。
【図5】本実施形態に供される揺動カムのカム面のリフ
ト特性図。
【図6】Aは最小バルブリフト制御時の閉弁状態を示す
作用説明図、Bは開弁状態の作用説明図。
【図7】Aは最大バルブリフト制御時の開弁状態を示す
作用説明図、Bは閉弁状態の作用説明図。
【図8】本装置のバルブリフト特性図
【図9】本発明の第2の実施形態を示す断面図。
【符号の説明】
1…可変機構 2…駆動機構 3…伝達機構 4…運動変換機構 5…アキュムレータ機構 11…吸気弁 13…駆動軸 18…伝達手段 19…制御手段 32…制御軸 34…電動モータ 50…雌ねじ部 51…雄ねじ部 57…コイルばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 吉彦 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 Fターム(参考) 3G018 AB07 AB16 BA02 BA19 BA21 BA34 CA06 CA07 CA09 CA13 CA19 DA19 DA24 DA54 DA61 DA63 DA65 DA75 EA03 EA20 FA01 FA06 FA07 GA03 GA18 GA31 3G092 AA11 DA01 DA02 DA03 DA05 DA06 DA08 DA10 DG05 DG08 FA04 FA11 FA12 FA13 GA04 GA17 HE04Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関弁のバルブリフトあるいはバルブタ
    イミングを可変制御する可変機構と、該可変機構を機関
    運転状態に応じて駆動させる駆動機構とを備えた内燃機
    関の可変動弁装置において、 前記駆動機構から可変機構への駆動伝達経路に、前記駆
    動機構の駆動力を蓄力しつつ前記可変機構から伝達され
    る荷重変動を吸収するアキュムレータ機構を設けたこと
    を特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 【請求項2】 前記可変機構は、機関のクランク軸に同
    期して回転し、外周に駆動カムが設けられた駆動軸と、
    バルブスプリングのばね力に抗して機関弁を開作動させ
    る揺動カムと、一端部が前記駆動カムに連係する一方、
    他端部が前記揺動カムに連係したロッカアームと、該ロ
    ッカアームを偏心制御カムを介して揺動自在に支承する
    制御軸とを備え、機関運転状態に応じて前記制御軸の回
    転位置を制御してロッカアームの揺動支点位置を変化さ
    せて機関弁のリフト量を可変制御することを特徴とする
    請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置。
  3. 【請求項3】 前記可変機構は、機関のクランク軸に同
    期して回転する回転体と、外周に機関弁を開閉作動させ
    るカムを有し、前記回転体と相対回動自在なカムシャフ
    トと、前記回転体とカムシャフトとの間に連係されて、
    カムシャフトの軸方向あるいは正逆回転自在に設けられ
    た可動部材とから構成され、機関運転状態に応じて前記
    可動部材が前記駆動機構によりカムシャフト軸方向に移
    動しつつ正逆方向に回転することによって、前記回転体
    とカムシャフトとの相対回動位相を変換制御することを
    特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動機構を、前記制御軸を回転駆動
    させるアクチュエータと、該アクチュエータを制御する
    コントローラとから構成すると共に、前記アクチュエー
    タからの駆動力を前記制御軸に伝達する伝達機構を設け
    たことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の可変動
    弁装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動機構を、前記可動部材を軸方向
    に駆動させるアクチュエータと、該アクチュエータを制
    御するコントローラとから構成したことを特徴とする請
    求項3に記載の内燃機関の可変動弁装置。
  6. 【請求項6】 前記アクチュエータと伝達機構あるいは
    アクチュエータとアキュムレータ機構との間に、前記ア
    クチュエータの回転運動を直線運動に変換する運動変換
    機構を設けたことを特徴とする請求項4または5に記載
    の内燃機関の可変動弁装置。
  7. 【請求項7】 前記アキュムレータ機構を、弾性部材に
    よって構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    かに記載の内燃機関の可変動弁装置。
  8. 【請求項8】 前記弾性部材を、コイルスプリングによ
    って構成したことを特徴とする請求項7に記載の内燃機
    関の動弁装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7789051B2 (en) 2006-07-12 2010-09-07 Hitachi, Ltd. Variable valve actuating apparatus for internal combustion engine
US7802546B2 (en) 2006-06-12 2010-09-28 Hitachi, Ltd. Variable valve actuating apparatus and process for internal combustion engine
JP2012077741A (ja) * 2010-09-07 2012-04-19 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の可変動弁装置
US8490588B2 (en) 2008-07-17 2013-07-23 Hitachi, Ltd. Actuator device and variable valve apparatus of internal combustion engine

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