JP2012076904A - スキュー検出方法、スキュー検出装置およびこれを備えた印刷装置 - Google Patents

スキュー検出方法、スキュー検出装置およびこれを備えた印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】記録媒体の送り方向を逆転させることなく記録媒体のスキューを適切に検出することのできるスキュー検出方法、スキュー検出装置およびこれを備えた印刷装置を提供する。
【解決手段】記録媒体の送り方向に直交する幅方向に走査され、記録媒体の端をエッジ検出するエッジ検出手段を用い、記録媒体を、その先端位置がエッジ検出手段に対し所定の距離送り方向下流の位置となる送り位置まで送る媒体送り工程と、媒体送り工程の後、エッジ検出手段を走査して、記録媒体の一方の幅方向側端に対するエッジ検出を行うエッジ検出工程と、基準位置からエッジ検出を行った位置までのエッジ検出手段の走査距離を取得する走査距離取得工程と、走査距離と、記録媒体が傾きを有さない場合のエッジ検出手段の基準走査距離と、の差に基づいて記録媒体の傾き値を算出する傾き値算出工程と、を備えた。
【選択図】図7

Description

本発明は、印刷に供される記録媒体のスキューを検出するスキュー検出方法、スキュー検出装置およびこれを備えた印刷装置に関する。
従来、この種のスキュー検出方法として、記録ヘッド(印刷ヘッド)を備えるキャリッジに搭載された光学センサーによって、印刷に供される用紙(記録媒体)の先端における2箇所の先端検出位置を検出し、用紙のスキュー(傾き)方向およびスキュー量を検出方法が提案されている(特許文献1参照)。
この方法では、用紙に対面する光学センサーに対し、用紙を搬送方向に送って1つ目の先端検出位置を検出し、用紙を反搬送方向(搬送逆方向)に送って元の位置に戻すと共に光学センサーを搬送方向に直交する方向に所定距離移動させ、再び用紙を搬送方向に送って2つ目の先端検出位置を検出する。すなわち、光学センサーに対して用紙を搬送方向に往復動させることによって2つの先端検出位置を検出している。
特開2008−221748号公報
しかし、上記のようなスキュー検出方法では、用紙の先端の2箇所を検出するために、少なくとも1回は用紙を反搬送方向に送らなければならない。よって、印刷動作が開始される前の用紙の送り動作が複雑になると共に、用紙の送り方向を逆転させるためにスキュー検出動作の途中で用紙のスキュー量が変化する可能性もある、また、装置に用紙の送り方向を逆転させる機能が備えられていない場合は、スキュー検出を行うことができないという問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑み、記録媒体の送り方向を逆転させることなく記録媒体のスキューを適切に検出することのできるスキュー検出方法、スキュー検出装置およびこれを備えた印刷装置を提供することを課題とする。
本発明のスキュー検出方法は、記録媒体の送り方向に直交する幅方向に走査され、記録媒体の端をエッジ検出するエッジ検出手段を用い、記録媒体を、その先端位置がエッジ検出手段に対し所定の距離送り方向下流の位置となる送り位置まで送る媒体送り工程と、媒体送り工程の後、エッジ検出手段を走査して、記録媒体の一方の幅方向側端に対するエッジ検出を行うエッジ検出工程と、基準位置からエッジ検出を行った位置までのエッジ検出手段の走査距離を取得する走査距離取得工程と、走査距離と、記録媒体が傾きを有さない場合のエッジ検出手段の基準走査距離と、の差に基づいて記録媒体の傾き値を算出する傾き値算出工程と、を備えたことを特徴とするスキュー検出方法。
本発明のスキュー検出装置は、記録媒体を送る記録媒体送り手段と、記録媒体の送り方向に直交する幅方向に走査され、記録媒体の端をエッジ検出するエッジ検出手段と、媒体送り手段およびエッジ検出手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、記録媒体を、その先端位置がエッジ検出手段に対し所定の距離送り項下流側の位置となる送り位置まで送り、記録媒体を送り位置まで送った後、エッジ検出手段を走査して、記録媒体の一方の幅方向側端に対するエッジ検出を行い、エッジ検出の後、基準位置からエッジ検出位置までの層さ距離を取得し、走査距離と、記録媒体が傾きを有さない場合のエッジ検出手段の基準走査距離と、の差に基づいて記録媒体の傾き値を算出することを特徴とする。
これの構成によれば、記録媒体の側端1箇所を検出し、この検出結果を予め設定された記録媒体の傾きを有さない場合の基準検出結果と比較して記録媒体の傾き値を算出するため、記録媒体の送り方向を逆転させることなくスキュー検出を行うことができる。よって、記録媒体の送り方向を逆転させることにより記録媒体の傾き量の変化を防止することができ、適切に記録媒体のスキューを検出することができる。また、側端の1箇所を検出するだけでスキュー検出を行うことができるため、スキュー検出の手順を簡易化することができる。なお、通常の記録媒体の幅検出を目的とした側端検出の検出結果を本スキュー検出に用いることも可能である。
この場合、媒体送り工程は、エッジ検出手段により先端位置を検出する先端検出工程と、先端検出工程の検出結果に基づいて、送り位置を決定する送り位置決定工程と、を有していることが好ましい。
この構成によれば、エッジ検出手段を記録媒体の先端検出手段として活用(兼用)することができる。
この場合、先端検出工程では、記録媒体の幅方向の中間位置において先端位置を検出し、送り位置決定工程では、想定される最大傾き角度の記録媒体に対し、エッジ検出工程において走査したエッジ検出手段が一方の幅方向側端を検出可能な位置に送り位置を決定することが好ましい。
この構成によれば、記録媒体がエッジ検出を行う他方の側端側に傾いていた場合、エッジ検出工程においてエッジ検出手段が幅方向に走査される際、記録媒体の先端を通過して一方の幅方向の側端が検出不可能となることを防ぎ、確実にエッジ検出を行うことが可能な送り位置を決定することができる。
これらの場合、上記の工程を、記録媒体の印刷開始位置が印刷ヘッドに達するまで記録媒体を送る動作中に行うことが好ましい。
この構成によれば、印刷動作が開始される前にスキュー検出を終了することができる。よって、続く印刷動作に影響を与えることがない。また、スキュー検出によって印刷媒体が顕著に傾いていることが検出された旨を報知する機能を備えれば、傾いて送られた記録媒体に対して誤って印刷を行うことを防ぐことができる。
また、これらの場合、エッジ検出手段は、印刷ヘッドを備え、記録媒体に対して幅方向に走査するキャリッジに搭載されていることが好ましい。
この構成によれば、幅方向の移動軸をエッジ検出手段のために設ける必要がなく、装置構造の複雑化を抑制することができる。また、エッジ検出手段が、印刷ヘッドと同様の移動軸上でエッジ検出を行うため、印刷ヘッドが印刷する印刷画像に対する記録媒体のスキュー検出を適切に検出することができる。
また、これらの場合、傾き値算出工程の後に、傾き値が所定の閾値を超えたか否かを判定する傾き値判定工程と、傾き値判定工程において傾き値が所定の閾値を超えたと判定した場合、印刷動作をキャンセルして記録媒体を排出する媒体排出工程と、をさらに備えていることが好ましい。
この構成によれば、傾いて送られた記録媒体に対して誤って印刷を行うことを防ぐことができるため、記録媒体を無駄に消費することがない。また、ユーザーが印刷媒体のスキューの検出に気づかない場合でも、傾いて送られた記録媒体が自動的に排出されるため、利便性がよい。
本発明の印刷装置は、上記のスキュー検出装置と、印刷媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、印刷ヘッドとエッジ検出手段とを搭載したキャリッジと、キャリッジを印刷媒体の送り方向に直交する幅方向に移動させるキャリッジ移動手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、記録媒体のスキューを適切に検出することのできる印刷装置を提供することができる。
一実施形態にかかる印刷装置の外観斜視図である。 印刷装置のキャリッジおよび記録媒体の搬送系の模式平面図である。 印刷装置の制御構成を示したブロック図である。 スキュー検出処理を示したフローチャートである。 スキュー検出における記録媒体およびキャリッジの動作を示した図である。 傾き値算出処理を示したフローチャートである。 傾きを有した記録媒体の検出例を示した概念図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態にかかるスキュー検出方法、スキュー検出装置およびこれを備えた印刷装置について説明する。図1は、本実施形態にかかる印刷装置1の上ケースを除外した状態の斜視図である。同図に示すように、印刷装置1は、印刷に供する記録媒体2を給紙する給紙口11と、印刷ヘッド22を搭載したキャリッジユニット12と、キャリッジユニット12を給紙された記録媒体2に対してX軸方向(記録媒体2の幅方向)に移動させるキャリッジ移動機構13(キャリッジ移動手段)と、記録媒体2をY軸方向に送る媒体送り機構14(媒体送り手段)と、記録媒体2を排紙する排紙口15と、を有している。また、図示では省略したが、この印刷装置1は、印刷ヘッド22を保全するキャップ付きの吸引装置およびワイピング装置を有している。なお、以下の説明では、Y軸方向(記録媒体2の送り方向)においてリニアエンコーダー23側を「上流側」、排紙口15側を「下流側」とする。また、X軸方向(キャリッジユニット12の移動方向)において、図1におけるキャリッジユニット12の位置(ホーム位置)側を「第1の端側」、第1の端側の反対側を「第2の端側」とする。
キャリッジ移動機構13は、X軸方向において下ケース16に架設され、キャリッジユニット12をX軸方向にスライド自在に支持するガイド軸31およびサブガイド片31aと、第1の端側に配設した駆動プーリー(図示省略)および第2の端側に配設した従動プーリー33と、駆動プーリーおよび従動プーリー33間においてX軸方向に掛け渡したタイミングベルト32と、駆動プーリーに連結したキャリッジモーター34(図3参照)と、を備えている。キャリッジユニット12は、タイミングベルト32の一部に固定されており、キャリッジモーター34が正逆回転すると、タイミングベルト32を介してキャリッジユニット12がX軸方向に往復動する。そして、このX軸方向の往復動が印刷動作における印刷ヘッド22の主走査となる。
図2に示すように、キャリッジユニット12は、キャリッジ20と、キャリッジ20に搭載され、キャリッジ20の下面から下向きに突出する印刷ヘッド22と、印刷ヘッド22の上側においてキャリッジ20に搭載され、色別インクを供給するインクカートリッジ(図示省略)と、キャリッジ20の下面に下向きに取り付けられたエッジ検出センサー21(エッジ検出手段)と、を有している。印刷ヘッド22は、いわゆるインクジェットヘッドであり、例えばY(イエロー)・M(マゼンタ)・C(シアン)・K(ブラック)等のノズル列を有し、これらノズル列に色別のインクカートリッジが接続されている。
エッジ検出センサー21は、キャリッジ20の下部において、印刷ヘッド22のやや上流側且つ第2の端側に配設された反射型光学センサー(フォトセンサー)で構成されている。すなわち、エッジ検出センサー21は、エッジ検出センサー21の直下に位置する記録媒体2からの反射光を検出することによって、記録媒体2の有無を検出する。実際には、送りが停止されている記録媒体2に対してエッジ検出センサー21をX軸方向に走査して記録媒体2の側端(反射光の有無が変化(光−電変換した後の電圧の変化)した位置)を検出する。また、本実施形態のエッジ検出センサー21は、移動を停止しているエッジ検出センサー21に対し、先端位置がエッジ検出センサー21の上流側に位置した記録媒体2をY軸方向に送ることによって、記録媒体2の先端も検出することができる(詳細は後述する)。すなわち、エッジ検出センサー21は、記録媒体2の先端検出、幅検出および記録媒体2のスキュー検出等に用いられる。
図1および図2に示すように、媒体送り機構14は、リニアエンコーダー23側に配設されX軸方向に延設された給紙ローラー14aと、排紙口15側に配設されX軸方向に延設された排紙ローラー(図示省略)と、を有している。給紙ローラー14aは、いわゆるニップローラーであり、キャリッジユニット12の下方において、記録媒体2を印刷裏面側に臨む駆動ローラー36と、記録媒体2を印刷面側から押さえる従動ローラー37と、で構成されている。印刷動作において媒体送り機構14は、副走査として記録媒体2を間欠送り(改行送り)する。駆動ローラー36の軸端には、減速歯車列を介して媒体送りモーター35(図3参照)が連結されており、媒体送りモーター35の回転により、駆動ローラー36を介して記録媒体2がY軸方向に搬送される。一方、排紙ローラーは、給紙ローラー14aと同様に、駆動ローラーおよび従動ローラーで構成されている。排紙ローラーは、給紙ローラー14aと同期して回転するが、副走査の主体となる給紙ローラー14aに対し、記録媒体2に張り(テンション)を与えるべく、スリップ回転可能に構成されている。そして、排紙ローラも媒体送りモーター35を駆動源として回転する。
図2に示すように、印刷装置1は、上記の構成の他にキャリッジユニット12のX軸方向における位置を検出するリニアエンコーダー23と、媒体送りローラー(駆動ローラー36)の回転量を検出するロータリエンコーダー24と、を備えている。リニアエンコーダー23は、ガイド軸31の下流側に沿って延在するリニアスケール23a(図1参照)と、リニアスケール23aに臨むようにキャリッジユニット12に搭載したフォトセンサー(図示省略)とで構成されており、フォトセンサーは、リニアスケール23aの目盛りを読み取って移動距離に比例するパルスを出力する。リニアエンコーダー23が出力したパルス数に基づいて、キャリッジユニット12のX軸方向における位置を検出する。実際には、リニアエンコーダー23が出力するパルス数に基づいて、任意の基準位置からのキャリッジ20の走査距離を算出することによって、キャリッジ20のX軸方向における位置を検出している。一方、ロータリエンコーダー24は、給紙ローラー14a(駆動ローラー36)の駆動軸38或いは媒体送りモーター35の主軸に設けたスリット円板(図示省略)と、スリット円板に臨むフォトセンサー(図示省略)とで構成されており、フォトセンサーは、スリット円板のスリットを読み取って、給紙ローラー14aの回転量に比例するパルスを出力する。そして、ロータリエンコーダー24が出力したパルス数に基づいて、記録媒体2のY軸方向における送り量を算出する。
また、給紙ローラー14aのやや上流側且つ第1の端側には、媒体検出センサー25が配設されている。媒体検出センサー25は、記録媒体2の印刷裏面側から記録媒体2の有無を検出する接触式センサー(マイクロスイッチ)で構成され、記録媒体2が用紙トレイ(図示省略)から給紙されたことを検出するためのセンサーである。もちろん、媒体検出センサー25は、記録媒体2の有無を検出可能なものであれば、フォトセンサー等、他のセンサーで構成してもよい。
続いて、図3を参照し、印刷装置1の制御構成について説明する。印刷装置1は、外部装置3(ホストPC等)のプリンタドライバー4からの印刷指令情報を入力するためのI/F部51と、印刷を実行する印刷部52と、印刷部52を構成する各機構を駆動させる駆動部53と、キャリッジ20の位置および記録媒体2の送り量を取得する位置取得部54と、記録媒体2の端を検出する検出部55と、各構成を統括制御する制御部56(制御手段)と、を備えている。
図3に示すように、印刷部52は、印刷ヘッド22、キャリッジモーター34および媒体送りモーター35で構成され、駆動部53は、ヘッドドライバー61、キャリッジモータードライバー62および媒体送りモータードライバー63で構成され、位置取得部54は、リニアエンコーダー23およびロータリエンコーダー24で構成され、検出部55は、エッジ検出センサー21で構成される。
一方、制御部56は、CPU65(Central Processing Unit)、ROM66(Read Only Memory)、RAM67(Random Access Memory)および記憶部68を備えている。CPU65は、エッジ検出センサー21により側端に対するエッジ検出を行う際の記録媒体2の送り位置を決定する送り位置決定部71と、エッジ検出の検出結果から記録媒体2の傾き値を算出する傾き値算出部72と、算出した傾き値が閾値を超えているか否かを判定する傾き値判定部73と、を有している。RAM67は、CPU65が各種処理を実行するための作業領域として使用される。ROM66は、CPU65が各種制御を行うための制御プログラムおよび制御データを記憶している。
記憶部68は、記録媒体2が傾きなく正常に給紙された場合、エッジ検出センサー21によってエッジ検出される側端の検出位置を理論検出位置Aとして記憶している。なお、請求項における「基準走査距離」とは、任意の基準位置から理論検出位置AまでのX軸方向における距離(エッジ検出センサー21の操作距離)を指す。また、記憶部68は、実際に行ったエッジ検出の検出位置Bと理論検出位置AとのX軸方向における離間距離a(図7参照)に対する記録媒体2の傾き角度Θを紐付けした角度テーブル69を記憶している。なお、請求項における「傾き値」とは、本実施形態においてこの傾き角度Θを指す。また、請求項における「スキュー検出装置」とは、主に検出部55、駆動部53、位置取得部54および制御部56により構成されている。
印刷動作において印刷装置1は、給紙された記録媒体2を、媒体送り機構14により記録媒体2の印刷開始位置が印刷ヘッド22に達するまで送って停止させ(頭出し)、キャリッジユニット12をホーム位置から第2の端側に移動させながら印刷ヘッド22を駆動して記録媒体2上にインクを吐出させる。そして、記録媒体2をさらにY軸方向に送りながら、キャリッジユニット12を第1の端側に移動させる。すなわち、キャリッジユニット12の往復動作による主走査と、記録媒体2の間欠送り(改行送り)による副走査と、が繰り返されることによって、印刷動作が実行される。上記の動作を繰り返して所望の印刷が終了すると、印刷装置1は、印刷ヘッド22の駆動を停止し、媒体送り機構14により記録媒体2を排紙する。そして、本発明の印刷装置1は、給紙された記録媒体2をその印刷開始位置が印刷ヘッド22に達するまで送る送り動作の中で、記録媒体2の第2の端側の側端をエッジ検出してスキュー検出を行う。
以下、図4ないし図7を参照し、本発明のスキュー検出方法について説明する。図4は、制御部56のスキュー検出処理を示したフローチャートであり、図5は、スキュー検出時のキャリッジユニット12および記録媒体2の位置関係を示した模式図である。
先ず、印刷装置1(制御部56)は、エッジ検出センサー21により記録媒体2の先端を検出する(S01:先端検出工程)。実際の動作としては、図5(a)に示すように、記録媒体2が給紙されると(媒体検出センサー25により記録媒体2を検出)、キャリッジユニット12をホーム位置から先端検出実行位置に移動させる。この先端検出実行位置とは、キャリッジユニット12が往復動作可能な移動範囲の中間位置にエッジ検出センサー21が臨む位置であり、エッジ検出センサー21が、中央揃えで給紙される記録媒体2のX軸方向において中央で先端を検出することが出来るようになっている。これは、傾いて給紙された記録媒体2であってもY軸方向において偏りのない先端位置を検出できるようにするためである。また、この先端検出実行位置のY軸方向延長線上には、傾いて給紙される記録媒体2の回転中心があると想定される。そして、先端検出実行位置で固定したキャリッジユニット12に対して記録媒体2をY軸方向に送り、エッジ検出センサー21によって記録媒体2の先端を検出する。
先端検出の後、印刷装置1は、送り位置決定部71によって記録媒体2の送り位置を決定する(S02:送り位置決定工程)。この送り位置とは、上記したように記録媒体2の側端に対するエッジ検出が実行される記録媒体2上のエッジ検出実行位置が、エッジ検出センサー21に達する位置である(図5(b)参照)。なお、送り位置決定部71は、エッジ検出実行位置が、想定される最大傾き角度の記録媒体2に対しエッジ検出センサー21が側端を検出可能な位置であることを考慮して送り位置を決定する。これにより、第2の端側に移動したエッジ検出センサー21が記録媒体2の先端を通過して側端検出が不能となることを防止している。
送り位置を決定した後、印刷装置1は、記録媒体2を送り位置まで送る(S03:媒体送り工程)。図5(b)に示すように、先端検出後、先端検出実行位置に固定したキャリッジユニット12に対して、記録媒体2のエッジ検出実行位置がエッジ検出センサー21に達する位置(送り位置)まで送る。そして、キャリッジユニット12を第2の端側に走査して側端に対するエッジ検出を実行する(S04:エッジ検出工程、同図(c)参照)。
側端に対するエッジ検出後、エッジ検出の検出結果から、傾き値算出部72により記録媒体2の傾き値を算出する(S05:傾き値算出処理、後述する)。そして、傾き値判定部73により、算出された傾き値が予め設定された閾値を超えたか否かを判定する(S06:傾き値判定工程)。傾き値が閾値以下であった場合は(S06:NO)、印刷開始位置が印刷ヘッド22に達する位置まで記録媒体2を送ると共に、キャリッジユニット12をホーム位置に移動させて(S07)、公知の印刷処理(S18)を行う。
一方、傾き値が閾値を超えた場合は(S06:YES)、印刷動作をキャンセルし、記録媒体2を白紙のまま強制排出する(S09:媒体排出工程)。なお、記録媒体2が傾いて給紙された旨をアラーム、ランプの点灯、警告メッセージ等によってユーザーに報知する報知工程を、この媒体排出工程に替えて、あるいは、媒体排出工程の後に備えてもよい。また、媒体排出工程を行わず、記録媒体2の傾きに合わせて、印刷画像(画像データ)を傾けて印刷することも考えられる。
続いて、図6および図7を参照し、スキュー検出処理における制御部56の傾き値算出処理について説明する。図6は、制御部56の傾き値算出処理を示すフローチャートであり、図7は、記録媒体2が傾きを有していた場合の検出例を示した図である。先ず、印刷装置1(制御部56)は、エッジ検出において記録媒体2の側端が検出された検出位置Bを取得する(S21:走査距離取得工程)。そして、理論検出位置Aと取得した検出位置Bとの離間距離aを算出する(S22)。そして、算出した離間距離aから記憶部68の角度テーブル69を参照し、記録媒体2の傾き角度Θを特定する(S23)。なお、請求項における「傾き値算出工程」とは、S22およびS23を指す。
これまで、説明したスキュー検出方法によれば、記録媒体2の側端1箇所を検出し、この検出結果によって記録媒体2の傾きを検出するため、記録媒体2の送り方向を逆転させる必要がない。よって、本実施形態のような、記録媒体2を逆方向に送ることができない印刷装置1においても適応することができ、汎用性の高いスキュー検出方法を提供することができる。
また、本スキュー検出は、印刷開始位置が印刷ヘッド22に達するまでの、記録媒体2の送り動作中に実施されるため、印刷動作が開始される前に記録媒体2の傾きを検出することができる。よって、記録媒体2に画像が傾いて印刷されるミスプリントを事前に防止することができる。
また、本スキュー検出は、通常、印刷装置1に備わっている記録媒体2の側端を検出するためのエッジ検出センサー21を用いるため、スキュー検出専用のセンサーを設けることなくスキュー検出を実行可能な印刷装置1を提供することができる。また、記録媒体2の紙幅検出の側端検出を生かしてスキュー検出が可能であるため、特別なスキュー検出動作をさせる必要がない。よって、スキュー検出実行により印刷動作全体の処理効率を低下させることがない。
1:印刷装置 2:記録媒体 13:キャリッジ移動機構 14:媒体送り機構 20:キャリッジ 21:エッジ検出センサー 22:印刷ヘッド 23:リニアエンコーダー 24:ロータリエンコーダー 54:位置取得部 56:制御部 69:角度テーブル 71:位置決定部 72:傾き値算出部 73:傾き値判定部 A:理論検出位置 B:検出位置 a:離間距離

Claims (8)

  1. 記録媒体の送り方向に直交する幅方向に走査され、前記記録媒体の端をエッジ検出するエッジ検出手段を用い、
    前記記録媒体を、その先端位置が前記エッジ検出手段に対し所定の距離送り方向下流の位置となる送り位置まで送る媒体送り工程と、
    前記媒体送り工程の後、前記エッジ検出手段を走査して、前記記録媒体の一方の幅方向側端に対するエッジ検出を行うエッジ検出工程と、
    基準位置から前記エッジ検出を行った位置までの前期エッジ検出手段の走査距離を取得する走査距離取得工程と、
    前記走査距離と、前記記録媒体が傾きを有さない場合の前記エッジ検出手段の基準走査距離と、の差に基づいて前記記録媒体の傾き値を算出する傾き値算出工程と、を備えたことを特徴とするスキュー検出方法。
  2. 前記媒体送り工程は、前記エッジ検出手段により前記先端位置を検出する先端検出工程と、
    前記先端検出工程の検出結果に基づいて、前記送り位置を決定する送り位置決定工程と、を有していることを特徴とする請求項1に記載のスキュー検出方法。
  3. 前記先端検出工程では、前記記録媒体の幅方向の中間位置において前記先端位置を検出し、
    前記送り位置決定工程では、想定される最大傾き角度の前期記録媒体に対し、前記エッジ検出工程において走査した前記エッジ検出手段が前記一方の幅方向側端を検出可能な位置に前記送り位置を決定することを特徴とする請求項2に記載のスキュー検出方法。
  4. 前記記録媒体の印刷開始位置が印刷ヘッドに達するまで前記記録媒体を送る動作中に行うことを特徴とする請求項1に記載のスキュー検出方法。
  5. 前記エッジ検出手段は、前記印刷ヘッドを備え、前記記録媒体に対して前記は場方向に走査するキャリッジに搭載されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のスキュー検出方法。
  6. 前記傾き値算出工程の後に、前記傾き値が所定の閾値を超えたか否かを判定する傾き値判定工程と、
    前記傾き値判定工程において前記傾き値が前記所定の閾値を超えたと判定した場合、印刷動作をキャンセルして前記記録媒体を排出する媒体排出工程と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のスキュー検出方法。
  7. 記録媒体を送る記録媒体送り手段と、
    前記記録媒体の送り方向に直交する幅方向に走査され、前記記録媒体の端をエッジ検出するエッジ検出手段と、
    前記媒体送り手段および前記エッジ検出手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記記録媒体を、その先端位置が前記エッジ検出手段に対し所定の距離送り項下流側の位置を成る送り位置まで送り、
    前記記録媒体を前記送り位置まで送った後、前記エッジ検出手段を走査して、前記記録媒体の一方の幅方向側端に対するエッジ検出を行い、
    前記エッジ検出の後、基準位置から前記エッジ検出位置までの層さ距離を取得し、
    前記走査距離と、前記記録媒体が傾きを有さない場合の前記エッジ検出手段の基準走査距離と、の差に基づいて前記記録媒体の傾き値を算出することを特徴とするスキュー検出装置。
  8. 請求項7に記載のスキュー検出装置と、
    前記印刷媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドと前記エッジ検出手段とを搭載したキャリッジと、
    前記キャリッジを前記印刷媒体の送り方向に直交する幅方向に移動させるキャリッジ移動手段と、を備えたことを特徴とする印刷装置。
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