JP2012076091A - 加熱炉装入順及び抽出順・圧延順作成方法、並びに、加熱炉装入順及び抽出順・圧延順作成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】データ読込ステップ(S1)で得られた仕掛中サイクル実績データ、材源データ、及び設定データに基づいて、残り組込み本数算出ステップ(S2)と、スラブ在庫推移算出ステップ(S3)と、組込み位置範囲作成ステップ(S4〜S12)と、スラブ割り当てステップ(S13)と経て作成された圧延制約及び加熱制約を満たし、圧延能率及び加熱効率のよい、加熱炉装入順、圧延順のサイクルスケジュールを出力(S15)する加熱炉装入順及び抽出順・圧延順作成方法である。
【選択図】図3
Description
特許文献1は、複数のスラブを全て圧延する際の生産効率の目安となる生産効率評価量をスラブの長さの関数として予め定めておき、複数のスラブが加熱炉に装入される前に、該生産効率評価量を計算し、計算された生産効率評価量を少なくとも1つの項に含む評価関数から評価関数値を計算し、該評価関数値が最小となるようにスラブの圧延順を決定することを特徴とするものである。
一方、厚板の場合も同様に、ロール摩耗等の影響を考慮するが、1サイクルの本数は300〜600本と薄板の圧延サイクルと比較して本数が多く、1サイクルの時間も最大24時間程度と長い。
本発明の目的は、上記事実を考慮し、圧延制約及び加熱制約を満たし、圧延能率及び加熱効率のよい、加熱炉装入順、圧延順のサイクルスケジュールを作成できる加熱炉装入順及び抽出順・圧延順作成方法、並びに、加熱炉装入順及び抽出順・圧延順作成装置を提供することにある。
前記仕掛中サイクル実績データに基づいて仕掛中サイクルの圧延幅の状態を判断し、仕掛中サイクルの残り組込み本数を算出する残り組込み本数算出ステップと、
前記材源データに基づいて、単位時間当たりのスラブ在庫推移を算出するスラブ在庫推移算出ステップと、
前記スラブの在庫推移に基づいて、スラブの圧延幅及び圧延厚毎に予め規定されたロールチャンス区分毎の組込み位置範囲を作成する組込み位置範囲作成ステップと、
前記仕掛中サイクルの残り組込み本数と、前記ロールチャンス区分毎の組込み位置範囲とから単位時間にスラブを割り当てるスラブ割り当てステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明に係る加熱炉装入順及び抽出順・圧延順作成装置は、仕掛中サイクル内での圧延済み、加熱炉内、加熱炉入側の装入テーブル上、加熱炉装入決定済みのスラブを示す仕掛中サイクル実績データ、スラブヤード内に在庫として山積みされているスラブ、今後スラブヤード内に搬送される予定のスラブを示す材源データ、及び仕掛中サイクル、次サイクルの最大組込み可能スラブ本数とロールチャンス組込み基本パターンデータとを含む設定データを読み込むデータ読込手段と、
前記仕掛中サイクル実績データに基づいて仕掛中サイクルの圧延幅の状態を判断し、仕掛中サイクルの残り組込み本数を算出する残り組込み本数算出手段と、
前記材源データに基づいて、単位時間当たりのスラブ在庫推移を算出するスラブ在庫推移算出手段と、
前記スラブの在庫推移に基づいて、スラブの圧延幅及び圧延厚毎に予め規定されたロールチャンス区分毎の組込み位置範囲を作成する組込み位置範囲作成手段と、
前記仕掛中サイクルの残り組込み本数と、前記ロールチャンス区分毎の組込み位置範囲とから単位時間にスラブを割り当てるスラブ割り当て手段とを有することを特徴とする。
さらに、前記スラブ割り当て手段が、評価関数に基づく探索処理を用いる手段であることを特徴とする。
図1の平面図には、本発明の実施形態に係る加熱炉装入順及び抽出順・圧延順作成方法が適用される厚板工場の構成が模式的に示されている。図1において、スラブヤード10には、製鋼工場の連続鋳造機により製造されたスラブ12がトレーラ等により搬送される。スラブヤード10では、圧延対象となる複数種類のスラブ12に関するスラブ厚(スラブサイズ)、スラブ12から製造される圧延製品の圧延幅及び圧延厚(圧延サイズ)に応じて分類されたロールチャンス区分、スラブ12に対する圧延種別、及び、ロールチャンス区分毎に設定されたスラブ12の圧延位置の範囲を記述した圧延制約データ等を考慮して、個々のスラブは複数に分類して、山高さ制約Hを満たすように山積みされる。以下の説明では、必要に応じて、複数本のスラブ12がスラブヤード10に山積みされたものを「スラブ山14」という。
RC区分は、圧延後のスラブ12(圧延製品)の圧延サイズ(仕上げ幅W1〜W4(但し、W1>W2>W3>W4)及び仕上げ厚t)に応じて分類される区分であり、例えば、下記表3に示すように分類されている。なお、RC区分の分類方法は、設備仕様、操業条件等により適宜設定し得るものであり、表3の場合に限られるものではない。
ここで、圧延の視点からは、総圧延時間が最小、つまり、ダブル圧延(圧延機36の前面及び後面に設けられた待機スペースにスラブ12を待機させて、別のスラブ12を圧延するもの)や追越設備46(図1参照)を用いた追い越し圧延が多いことや、同種のRC区分のスラブ12がそろって並んでいること等が求められる。
また、製鋼工場からスラブヤード10に搬入される予定のスラブ12に関しては、ヤードクレーン16の待機ステージ18への移動回数が最小であること、スラブヤード10内に作成されるスラブ山14の数が最小であること等が求められる。
図3に示すように、本実施形態の加熱炉装入順及び抽出順・圧延順作成方法は、データ読込ステップ(S1)と、残り組込本数算出ステップ(S2)と、スラブ在庫推移算出ステップ(S3)と、組込み位置範囲作成ステップ(S4〜S12)と、スラブ割り当てステップ(S13〜S14)と、サイクル結果出力ステップ(S15)とを含む。
データ読込ステップは、図4に示すデータ読込手段52が、生産管理を行う上位コンピュータ40から「仕掛中サイクル実績データ」、「材源データ」、及び「設定データ」を読み込む工程である(S1)。データ読込手段52によって読み込まれた各データは、データ読込手段52によってデータベース54に格納される。
[仕掛中サイクル実績データ]
仕掛中サイクル実績データは、仕掛中のサイクルにおいて、圧延済み、加熱炉内、加熱炉入側の装入テーブル上、加熱炉装入決定済みのスラブを示すデータである。
[材源データ]
材源データは、スラブヤード内に在庫として山積みされているスラブ、今後スラブヤード内に搬送される予定のスラブを示すデータである。
「仕掛中サイクルの実績データ」及び「材源データ」の内容を表5に示す。
表5中の「RC区分」は、表3で示したように、圧延厚と幅によって分類された区分を示す記号である。また、表5中の「圧延種別」は、表6に示すように、温調なし、温調あり(温調時間:長、中、短)を示す記号である。さらに、表5中の「特急材区分」は、納期が迫っている場合のスラブを判別するための項目であり、特急材の場合は1が、そうでない場合は0が規定される。
設定データは、「仕掛中サイクル、次サイクルの最大組込み可能スラブ本数」と「RC組込み基本パターンデータ」とを含むデータである。
「仕掛中サイクル、次サイクルの最大組込み可能スラブ本数」は、利用するワークロールに応じて、決められているスラブの最大圧延本数である。ここでは、仕掛中のものと、次サイクルの本数が読み込まれる。
ここで、1サイクルの圧延のパターンの模式図を図5に示す。
図5に示すように、1サイクルの圧延パターンは、最初の100本程度まで圧延幅が狭いものから広いものへと推移して行き、その後、逆に圧延幅の広いものから狭いものへと進んでいく。
以上をRC区分で示すと、6→4→2→0→2→4→6→8のようになり、以上のデータを、データ読込手段52が1サイクルのRC組込み基本パターンデータとして読み込む。
残り組込本数算出ステップは、データ読込ステップ(S1)で読み込まれた仕掛中サイクル実績データから、仕掛状況及び加熱炉抽出ピッチを作成する工程である(S2)。具体的には、図4に示す残り組込本数算出手段62が、データベース54に格納された仕掛中サイクル実績データを読み込んで、仕掛状況及び加熱炉抽出ピッチを作成する工程である。
また、仕掛中サイクルの状況は、仕掛中実績中でのRC区分の0(最大幅のRC区分)の有無によって、圧延幅:狭→広もしくは圧延幅:広→狭なのかが判別される。抽出ピッチは、圧延済みの実績から計算した平均値を利用する。
スラブ在庫推移算出ステップは、S1で得られた材源データから、単位時刻毎のスラブ在庫推移を算出する工程である(S3)。具体的には、図4に示すスラブ在庫推移算出手段64が、データベース54に格納された材源データを読み込んで、その材源データの装入可能時刻を算出し、算出された時刻を元に単位時刻(例えぱ30分)毎のRC区分、サイズ(スラブ厚)別の在庫推移(図6参照)を作成する。
ここで、材源データの装入可能時刻を計算するにあたっては、図7に示すように、単位時刻開始時刻tsより例えば60分前の到着済みスラブを装入可能スラブと定義する。これは、LMヤード到着から加熱炉装入までのタイムラグを考慮するためである。
組込み位置範囲作成ステップでは、まず、図4に示す組込み位置範囲作成手段66が、S3で作成した加熱炉抽出ピッチから、該当サイクルの各単位時刻の必要加熱炉装入本数を求める(S4)。そして、組込み位置範囲作成手段66は、各単位時刻当たりに装入しなければならないスラブ本数、サイクル装入可能本数を満たすサイクル(仮)終了予定単位時刻の計算を、図8のように行う。ここで、必要装入本数積み上げ値は、t:単位時刻、抽出ピッチ(分/本)、単位時間(分)としたとき、下記式(1)によって与えられる。
その後、組込み位置範囲作成手段66は、RC区分別組込み位置範囲の仮決めを行う(S7)。
ここで、図10におけるα点は、サイクル開始時の単位時刻内の平均圧縮幅である。また、β点は、該当単位時刻に装入可能なRC:Aがあれば、該当単位時刻に装入可能なRC:Aの平均圧縮幅を適用し、なければ、該当単位時刻に装入可能なスラブの最大圧縮幅が適用される。また、γ点は、該当単位時刻に装入可能なRC:6があれば、該当単位時刻に装入可能なRC:6の平均圧縮幅を適用し、なければ、該当単位時刻に装入可能なスラブの最小圧縮幅が適用される。
圧延幅:狭→広の場合
RC:6→4
RC:4→6→2
RC:2→4→0
RC:0→2→1
圧延幅:広→狭の場合
RC:0→2→1
RC:2→4→1→3
RC:4→6→3→8
RC:6→8→5→7
RC:8→6→7
その後、組込み位置範囲作成手段66は、図12の在庫判別で在庫が満たせない場合があるかを調べ(S9)、在庫が満たせなかった場合(S9−No)は材欠として、エラーメッセージを表示させ(S10)、終了する(S11)。
その後、組込み位置範囲作成手段66は、図13に示すようにRC区分別組込み位置範囲の確定を行う(S12)。
スラブ割り当てステップは、図4に示すスラブ割り当て手段68が、S12で作成されたRC区分別組込み位置範囲を基に、各単位時刻に材源データの割り当てを実行する工程である(S13)。
この工程では、単位時刻tに装入する材源を、単位時刻tー1の特徴量との比較と単位時刻t内での評価を行いながら決定する。以下(A)〜(H)にその手順を示す。
RC優先度を計算し、装入可能な材源を集める。
このRC優先度の計算は、例えば、図14に示す擬似コードによって実行される。なお、図14に示す擬似コードにおいて、RC(t)は、単位時間tでの装入可能なRC区分を指し、Z_RC(t,id)は、単位時間tで装入可能な材源のRC区分の平均値を指す。Z_RC(t,id)のうち、idは材源のid番号を指す。
このようにして、圧延幅昇りの場合のRC優先度の計算方法は、図16(c)に示すように、単位時刻tにおける装入可能な材源について、RC平均値=2.5の材源が入ってきた場合、ケース1でのRC優先度を計算し、RC平均値=1.5の材源が入ってきた場合、ケース2でのRC優先度を計算する。
このようにして、圧延幅降りの場合のRC優先度の計算方法は、図18(b)に示すように、単位時刻tにおける装入可能な材源について、RC平均値=1.5の材源が入ってきた場合、ケース3でのRC優先度を計算し、RC平均値=0.6の材源が入ってきた場合、ケース4でのRC優先度を計算する。
材源評価値=RC優先度+RC区分差+状態評価値+特急材評価・・・式(2)これら各要素について以下(B−1)〜(B−3)に示す。
(B−1)RC区分差
単位時刻(t−1)のRC区分平均値との絶対値差
(B−2)材源状態評価
山積みスラブ:0
搬入予定スラブ:1
以上は表5に示した材源データの項目、仕掛サイクル実績データにより、ヤード内スラブ(山積みスラブとみなす)と搬入予定スラブの判別ができる。
(B−3)特急材評価
特急材:−1
その他:0
以上は表5に示した材源データの項目、特急材区分により判別ができる。
(D)次に、初期解を作成する。具体的には、昇順に並べられた材源を上から順に選択し、S4で求められた必要装入本数を超えるまで続け、以上で選ばれた材源を初期解とする。
(E)次に、探索によるスラブの選択を行うための探索用評価値を計算する。まず、初期解としての探索評価値を以下(E−1)及び(E−12)のように計算し、それぞれの評価値の和を初期解としての探索評価値とする。以下の評価値の計算においては、各評価値は初期解時の各評価値を分母とし[0,1]に正規化する。
(E-1−1)RC区分差
RC区分差は、「単位時刻(t−1)のRC区分平均値」と「単位時刻(t)のRC区分平均値」との差の絶対値で与えられる。
(E-1−2)在炉時間差
在炉時間差は、「サイズ別在炉時間平均値(t−1)」と、「サイズ別在炉時間平均値(t)」との差で与えられる。
単位時間内の評価値は、以下(E-2−1)〜(E-2−6)の和が最小となるように探索して与えられる。
(E-2−1)材源状態評価
山積みスラブ:0
搬入予定スラブ:1
以上は表5に示した材源データの項目、仕掛サイクル実績データにより、ヤード内スラブ(山積みスラブとみなす)と搬入予定スラブの判別ができる。
(E-2−2)特急材評価
特急材:−1
その他:0
以上は表5に示した材源データの項目、仕掛サイクル実績データにより、ヤード内スラブ(山積みスラブとみなす)と搬入予定スラブの判別ができる。
この標準偏差は、√(Σ(在炉時間平均値−在炉時間)^2)で与えられる。
(E-2−4)リフト材、弱CR材本数評価
この評価は、リフト材本数/単位時刻組込本数+(1−弱CR材本数/単位時刻組込本数)で与えられる。
(E-2−5)圧延長ぱらつき評価
この評価は、「圧延長標準偏差」が0より大きければ、「1/圧延長標準偏差」とし、「圧延長標準偏差」が0以下であれば0とする。
(E-2−6)スラブ幅和
スラブ幅の広いスラブを多く加熱炉に装入すると、加熱炉へのスラブの装入枚数数が減ってしまうため、抽出待ちが生じる可能性がある。加熱炉内になるべく多くのスラブを装入できるように、スラブ幅の和を計算し、探索評価値として用いる。
次に、図19に示すように、スラブ割り当て手段68は、初期解とした材源以外のものを、初期解のスラブ本数の2倍を越えるまで、材源評価値の小さい順に選択し、探索対象の材源とする。
(G)探索処理の準備
次に、図20に示すように、スラブ割り当て手段68は、初期解材源と(探索対象材源+自分以外の初期解材源)との組み合わせを作成する。その後、作成された組み合わせはランダムに並べられる。
(H)探索処理
次に、スラブ割り当て手段68は、図21に示すように、ランダムに並べられた組み合わせに基づき材源の交換を行い、探索評価値が元の探索評価値より小さくなれば交換成立とし、悪くなる場合は元に戻す。評価が変わらなければ、交換成立とみなす。なお、組み合わせの相手が、同じ集合(解、探索対象)の場合は交換を行わない。そして、ランダムな並びを10回繰り返し、最良値を解とする。スラブ割り当て手段68は、以上の作業を最大1日先(48回)まで繰り返す。
このようにして得られた(サイクル)出力データの例を表7に示す。
12 スラブ
14 スラブ山
16 ヤードクレーン
18 待機ステージ
20 デパイラ装置
22 装入テーブル
24、26 加熱炉
30、32、34、36 加熱通路
36 圧延機
38 圧延ロール
40 上位コンピュータ
42、44 待機設備
46 追越設備
50 加熱炉装入順及び抽出順・圧延順作成装置
52 データ読込手段
54 データベース
60 メモリ
62 残り組込本数算出手段
64 スラブ在庫推移算出手段
66 組込位置範囲作成手段
68 スラブ割り当て手段
78 サイクル結果出力手段
Claims (4)
- 仕掛中サイクル内での圧延済み、加熱炉内、加熱炉入側の装入テーブル上、加熱炉装入決定済みのスラブを示す仕掛中サイクル実績データ、スラブヤード内に在庫として山積みされているスラブ、今後スラブヤード内に搬送される予定のスラブを示す材源データ、及び仕掛中サイクル、次サイクルの最大組込み可能スラブ本数とロールチャンス組込み基本パターンデータとを含む設定データを読み込むデータ読込ステップと、
前記仕掛中サイクル実績データに基づいて仕掛中サイクルの圧延幅の状態を判断し、仕掛中サイクルの残り組込み本数を算出する残り組込み本数算出ステップと、
前記材源データに基づいて、単位時間当たりのスラブ在庫推移を算出するスラブ在庫推移算出ステップと、
前記スラブの在庫推移に基づいて、スラブの圧延幅及び圧延厚毎に予め規定されたロールチャンス区分毎の組込み位置範囲を作成する組込み位置範囲作成ステップと、
前記仕掛中サイクルの残り組込み本数と、前記ロールチャンス区分毎の組込み位置範囲とから単位時間にスラブを割り当てるスラブ割り当てステップとを含むことを特徴とする加熱炉装入順及び抽出順・圧延順作成方法。 - 前記スラブ割り当てステップが、評価関数に基づく探索処理を用いることを特徴とする請求項1に記載の加熱炉装入順及び抽出順・圧延順作成方法。
- 仕掛中サイクル内での圧延済み、加熱炉内、加熱炉入側の装入テーブル上、加熱炉装入決定済みのスラブを示す仕掛中サイクル実績データ、スラブヤード内に在庫として山積みされているスラブ、今後スラブヤード内に搬送される予定のスラブを示す材源データ、及び仕掛中サイクル、次サイクルの最大組込み可能スラブ本数とロールチャンス組込み基本パターンデータとを含む設定データを読み込むデータ読込手段と、
前記仕掛中サイクル実績データに基づいて仕掛中サイクルの圧延幅の状態を判断し、仕掛中サイクルの残り組込み本数を算出する残り組込み本数算出手段と、
前記材源データに基づいて、単位時間当たりのスラブ在庫推移を算出するスラブ在庫推移算出手段と、
前記スラブの在庫推移に基づいて、スラブの圧延幅及び圧延厚毎に予め規定されたロールチャンス区分毎の組込み位置範囲を作成する組込み位置範囲作成手段と、
前記仕掛中サイクルの残り組込み本数と、前記ロールチャンス区分毎の組込み位置範囲とから単位時間にスラブを割り当てるスラブ割り当て手段とを有することを特徴とする加熱炉装入順及び抽出順・圧延順作成装置。 - 前記スラブ割り当て手段が、評価関数に基づく探索処理を用いる手段であることを特徴とする請求項3に記載の加熱炉装入順及び抽出順・圧延順作成装置。
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JP2018034196A (ja) * | 2016-09-01 | 2018-03-08 | 株式会社神戸製鋼所 | 加熱炉装入素材情報提示システム |
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