JP2018034196A - 加熱炉装入素材情報提示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】熱間圧延加工において工程上の問題が発生した場合でも、加工を継続し得る情報をオペレータに提示できる加熱炉装入素材情報提示システムを提供する。【解決手段】加熱炉装入素材情報提示システムは、圧延機の前段に設けられた加熱炉に装入する素材に関する情報をオペレータに提示する。かかる加熱炉装入素材情報提示システムは、適合度生成部と、表示部とを備える。適合度生成部は、加熱炉に装入する前の複数の加熱前素材のそれぞれについて、加熱炉において加熱されている加熱素材の厚さと、加熱前素材の厚さとの差である素材厚差に基づいて、加熱炉への装入に関する適合度を生成する。表示部は、複数の加熱前素材毎に、適合度生成部において生成された適合度を表示する。【選択図】図2

Description

本発明は、圧延機の前段に設けられた加熱炉に装入する熱間圧延材に関する情報を提示するための加熱炉装入素材情報提示システムに関する。
熱間圧延加工においては、熱間圧延用の素材であるスラブを加熱炉によって加熱し、加熱されたスラブを圧延機によって圧延する。スラブは、スラブの厚さ、加熱炉装入前のスラブの温度等によって加熱時間、即ち加熱炉における滞留時間が異なる。したがって、複数のスラブを混在させて加熱炉に装入する場合、各スラブの加熱完了のタイミングと圧延開始のタイミングとを揃えなければ、圧延効率が低下したり、加熱炉において無駄な加熱時間が生じたりする。
特許文献1には、2基以上の加熱炉及び圧延機が含まれる熱間圧延設備において、複数本のスラブについての加熱炉からの抽出待ち時間及び圧延時間の総和が可及的に短くなるように、加熱炉に対するスラブの装入順を最適に計画し、計画された装入順をオペレータに提示する方法が開示されている。
特開2010−228003号公報
特許文献1に開示されている方法では、加熱炉に対するスラブの装入順の最適解を加工計画として提示するため、加熱炉におけるスラブの加熱のばらつき、圧延機における異常発生などの問題が発生し、計画通りに加工が進まない場合に、計画を修正したり作成し直したりするために加工を中断しなければならないことがあった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、熱間圧延加工において工程上の問題が発生した場合でも、加工を継続し得る情報をオペレータに提示できる加熱炉装入素材情報提示システムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様の加熱炉装入素材情報提示システムは、圧延機の前段に設けられた加熱炉に装入する素材に関する情報を提示するための加熱炉装入素材情報提示システムであって、加熱炉に装入する前の複数の加熱前素材のそれぞれについて、前記加熱炉の中にある加熱素材と前記加熱前素材との差異に基づいて、前記加熱炉への装入に関する適合度を、前記圧延機及び加熱炉の操業中に生成する適合度生成部と、前記複数の加熱前素材毎に、前記適合度生成部において生成された前記適合度を前記操業中に表示する表示部とを備える。
この態様において、前記適合度生成部は、前記加熱素材の厚さと前記加熱前素材の厚さとの差である素材厚差に基づいて、前記適合度を生成するように構成されていてもよい。
また、上記態様において、前記適合度生成部は、前記加熱素材の長さ及び幅と前記加熱前素材の長さ及び幅との比率にさらに基づいて、前記適合度を生成するように構成されていてもよい。
また、上記態様において、前記適合度生成部は、前記加熱素材の前記加熱炉に装入される直前の装入温度と前記加熱前素材の温度との差である装入温度差、及び前記加熱素材の目標温度と前記加熱前素材の目標温度との差である目標温度差に基づいて、前記適合度を生成するように構成されていてもよい。
また、上記態様において、前記適合度生成部は、前記加熱素材が前記加熱炉から抽出されるまでの抽出時間と前記加熱前素材の予測加熱時間との比較結果に基づいて、前記適合度を生成するように構成されていてもよい。
また、上記態様において、前記適合度生成部は、前記加熱炉により素材を加熱した過去事例に基づいて、前記予測加熱時間を決定するように構成されていてもよい。
また、上記態様において、前記適合度生成部は、前記加熱素材の素材種類と、前記加熱前素材の素材種類との差異に基づいて、前記適合度を生成するように構成されていてもよい。
また、上記態様において、前記加熱炉は、所定の配列方向に並べた複数の加熱素材を繰り返し装入可能に構成されており、前記適合度生成部は、前記加熱炉において前記配列方向に並べて直前に装入された複数の加熱素材のうち、素材種類が前記加熱前素材の素材種類と同一の加熱素材の比率に基づいて、前記適合度を生成するように構成されていてもよい。
また、上記態様において、前記適合度生成部は、前記加熱炉において加熱されている複数の加熱素材のうち前記加熱前素材と素材種類が同一の素材の比率である炉内素材比率と、前記加熱炉に装入する素材を複数載置するための素材置場に載置された素材のうち前記加熱前素材と素材種類が同一の素材の比率である在庫素材比率とにさらに基づいて、前記適合度を生成するように構成されていてもよい。
また、上記態様において、前記加熱炉装入素材情報提示システムは、複数の加熱前素材のそれぞれについて、加熱炉による加熱又は圧延機による圧延が可能か否かを判定し、前記複数の加熱前素材から、加熱又は圧延が可能と判定された加熱前素材を選定する選定部をさらに備え、前記適合度生成部は、前記選定部によって選定された加熱前素材について、前記適合度を生成するように構成されていてもよい。
本発明に係る加熱炉装入素材情報提示システムによれば、熱間圧延加工において工程上の問題が発生した場合でも、加工を継続し得る情報をオペレータに提示できる。
圧延設備の構成を示す模式図。 実施の形態に係る加熱炉装入素材情報提示システムの構成を示す模式図。 適合度生成装置の構成を示すブロック図。 スラブ置場情報記憶装置の構成を示すブロック図。 炉内情報記憶装置の構成を示すブロック図。 圧延計画記憶装置の構成を示すブロック図。 適合度表示装置の構成を示すブロック図。 実施の形態に係る加熱炉装入素材情報提示システムの動作の手順を示すフローチャート(前半)。 実施の形態に係る加熱炉装入素材情報提示システムの動作の手順を示すフローチャート(後半)。 適合度生成処理の手順を示すフローチャート。 適合度算出対象選定処理の手順を示すフローチャート。 加熱炉の内部の構成を示す平面図。 スラブのよい装入例と、悪い装入例とを示す第1加熱炉内部の部分平面図。 加熱ギャップ評価値決定処理の手順を示すフローチャート。 スラブ種類適合度算出処理の手順を示すフローチャート。 加熱炉及びスラブ置場におけるスラブの設置例を示す模式図。 統合適合度の表示の一例を示す図。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す各実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための方法及び装置を例示するものであって、本発明の技術的思想は下記のものに限定されるわけではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において種々の変更を加えることができる。
本実施の形態では、圧延機の前段に加熱炉が設けられた圧延設備における加熱炉に装入する前の複数の素材(スラブ)について、加熱炉に装入するスラブの選定に用いられる情報をオペレータに提示するための加熱炉装入素材情報提示システムについて説明する。この加熱炉装入素材情報提示システムでは、加熱炉に装入する前の複数のスラブそれぞれについて、加熱炉装入に対する適合度を生成し、当該適合度をスラブ毎に表示する。
<圧延設備の構成>
図1は、圧延設備の構成を示す模式図である。圧延設備10には、圧延機11と、当該圧延機11の前段に設けられた加熱炉12とが設けられる。加熱炉12にはスラブ置場13が併設され、このスラブ置場13には、加熱炉12に装入する前のスラブ(以下、「加熱前スラブ」という)20が載置される。スラブ置場13では、複数の加熱前スラブ20が積み上げられるようにして載置され、これによって複数のスラブ山21が形成される。
スラブ置場13には、スラブを移動するためのクレーン14が設けられている。クレーン14をオペレータが操作して、スラブ置場13から加熱前スラブ20を移送し、加熱炉12に装入する。
圧延設備10には、第1加熱炉12aと第2加熱炉12bとの2基の加熱炉12が含まれる。第1及び第2加熱炉12a,12bのそれぞれは、加熱通路である炉列を2つ有している。即ち、第1加熱炉12aは炉列A及びBを有し、第2加熱炉12bは炉列C及びDを有している。各炉列A,B,C,Dのそれぞれは、入側(装入側)と出側(抽出側)とを有し、入側から出側へ向かう搬送方向にスラブを搬送する。また、各炉列A,B,C,Dには、搬送方向に一列に複数のスラブを載置することができる。つまり、炉列A,B,C,Dには合計4列のスラブ列が形成される(図11参照)。
クレーン14の操作室には、加熱炉装入素材情報提示システムの適合度表示装置600が設置されている。かかる適合度表示装置600は、各加熱前スラブ20の加熱炉装入に対する適合度を表示する。オペレータは表示された適合度を参照し、また予め定められた圧延スケジュールを考慮して、どの炉列にどの加熱前スラブ20を装入するかを決定し、加熱前スラブ20を、炉列A,B,C,Dに振り分けて装入する。
第1及び第2加熱炉12a,12bは、搬送方向にスラブを搬送しながら加熱する。以下、第1及び第2加熱炉12a,12bによって加熱されているスラブを「加熱スラブ」という。加熱スラブ22は、第1及び第2加熱炉12a,12bによって目標温度まで加熱され、第1及び第2加熱炉12a,12bから抽出される。スラブの加熱炉12における滞留時間は、スラブの加熱炉装入時の温度(以下、「装入温度」という)、目標温度、スラブ種類、スラブのサイズ(長さ、幅、厚さ)等によって決定される。なお、本実施の形態では、スラブ種類は圧延ピッチが速いaと圧延ピッチが遅いbとの2種類とする。ただし、冷片スラブ、熱片スラブ、アズロール材、温度調整材等、3種類以上のスラブ種類を用いることも可能である。
加熱炉12から抽出されたスラブは、圧延機11によって圧延される。圧延機11には、圧延ロール11aを有している。圧延ロール11aには、圧延するスラブ本数の上限値が定められており、この上限値に達すると圧延ロール11aが交換される。
<加熱炉装入素材情報提示システムの構成>
図2は、本実施の形態に係る加熱炉装入素材情報提示システムの構成を示す模式図である。加熱炉装入素材情報提示システム100は、適合度生成装置200と、スラブ置場情報記憶装置300と、炉内情報記憶装置400と、圧延計画記憶装置500と、適合度表示装置600とを備えている。適合度生成装置200,スラブ置場情報記憶装置300,炉内情報記憶装置400,圧延計画記憶装置500,及び適合度表示装置600は、LAN(Local Area Network)により互いに通信可能に接続されている。
適合度生成装置200は、加熱前スラブ20の加熱炉装入についての適合度を生成する機能を有する。図3は、適合度生成装置200の構成を示すブロック図である。適合度生成装置200は、コンピュータ210によって実現される。図3に示すように、コンピュータ210は、CPU211、ROM212、RAM213、読出装置214、ハードディスク215、及び通信インタフェース216を備えており、CPU211、ROM212、RAM213、読出装置214、ハードディスク215、及び通信インタフェース216は、バスによって互いに通信可能に接続されている。
CPU211は、RAM213にロードされたコンピュータプログラムを実行する。そして、加熱炉装入の適合度生成用のコンピュータプログラムである適合度生成プログラム220を当該CPU211が実行することにより、コンピュータ210が適合度生成装置200として機能する。
図4は、スラブ置場情報記憶装置300の構成を示すブロック図である。スラブ置場情報記憶装置300は、CPU301、ROM302、RAM303、ハードディスク305、及び通信インタフェース306を備えている。ハードディスク305には、スラブ置場13に載置されている加熱前スラブ20の情報を格納するスラブ置場情報データベース(スラブ置場情報DB)310が設けられている。スラブ置場情報DB310には、加熱前スラブ20毎に、スラブ置場13での位置、サイズ(長さ、幅、厚さ)、スラブ種類、スラブロット区分、装入温度、目標温度が格納される。かかるスラブ置場情報DB310に記録されている情報は、スラブ置場13に対して加熱前スラブ20が搬出入されると更新される。
図5は、炉内情報記憶装置400の構成を示すブロック図である。炉内情報記憶装置400は、CPU401、ROM402、RAM403、ハードディスク405、及び通信インタフェース406を備えている。ハードディスク405には、第1及び第2加熱炉12a,12bの内部にある加熱スラブ22の情報を格納する炉内情報データベース(炉内情報DB)410が設けられている。炉内情報DB410には、加熱スラブ22毎に、第1及び第2加熱炉12a,12b内での位置、サイズ(長さ、幅、厚さ)、スラブ種類、スラブロット区分、装入温度、目標温度が格納される。かかる炉内情報DB410に記録されている情報は、第1及び第2加熱炉12a,12bに新たなスラブが装入されたり、第1及び第2加熱炉12a,12bから加熱スラブ22が抽出されたりすると更新される。
図6は、圧延計画記憶装置500の構成を示すブロック図である。圧延計画記憶装置500は、CPU501、ROM502、RAM503、ハードディスク505、及び通信インタフェース506を備えている。ハードディスク505には、圧延計画を格納する圧延計画データベース(圧延計画DB)510が設けられている。圧延計画DB510には、圧延計画のデータが記憶されており、このデータにはロールチャンス制約情報が含まれる。ロールチャンス制約情報は、圧延ロール11aがあと何本のスラブを圧延すれば圧延可能なスラブ本数の上限値に達するかを示す情報である。
図7は、適合度表示装置600の構成を示すブロック図である。適合度表示装置600は、CPU601、ROM602、RAM603、画像出力インタフェース604、通信インタフェース606及び表示部610を備えている。画像出力インタフェース604は、LCDまたはCRT等で構成された表示部610に接続されており、CPU601から与えられた画像データに応じた映像信号を表示部610に出力するようになっている。表示部610は、入力された映像信号にしたがって、画像(画面)を表示する。
<加熱炉装入素材情報提示システムの動作>
次に、本実施の形態に係る加熱炉装入素材情報提示システムの動作について説明する。図8A及び図8Bは、本実施の形態に係る加熱炉装入素材情報提示システムの動作の手順を示すフローチャートである。なお、以下に説明する加熱炉装入素材情報提示システムの動作は、圧延設備10の操業中、即ち、圧延機11及び加熱炉12の稼働中に実行される。まず、適合度表示装置600のCPU601が、オペレータに対して各加熱前スラブ20の加熱炉装入についての適合度である統合適合度を提示するために、統合適合度の送信を適合度生成装置200に要求する(ステップS101)。適合度生成装置200のCPU211は、この要求信号を受信すると(ステップS102)、スラブ置場情報記憶装置300に対してスラブ置場情報の送信を要求する(ステップS103)。
スラブ置場情報記憶装置300は、スラブ置場情報の送信要求信号を受信する(ステップS104)。これにより、CPU301は、スラブ置場情報DB310から各加熱前スラブ20のスラブ置場13での位置、サイズ、スラブ種類、スラブロット区分、装入温度、目標温度を取得し、スラブ置場情報として適合度生成装置200へ送信する(ステップS105)。
適合度生成装置200がスラブ置場情報を受信すると(ステップS106)、CPU211は、炉内情報記憶装置400に対して炉内情報の送信を要求する(ステップS107)。炉内情報記憶装置400は、炉内情報の送信要求信号を受信し(ステップS108)、CPU401は、炉内情報DB410から各加熱スラブ22の炉内での位置、サイズ、スラブ種類、スラブロット区分、装入温度、目標温度を取得し、炉内情報として適合度生成装置200へ送信する(ステップS109)。
適合度生成装置200が炉内情報を受信すると(ステップS110)、CPU211は、圧延計画記憶装置500に対してロールチャンス制約情報の送信を要求する(ステップS111)。圧延計画記憶装置500は、ロールチャンス制約情報の送信要求信号を受信し(ステップS112)、CPU501は、圧延計画DB510からロールチャンス制約情報を取得し、適合度生成装置200へ送信する(ステップS113)。
適合度生成装置200がロールチャンス制約情報を受信すると(ステップS114)、CPU211は、適合度生成処理を実行する(ステップS115)。この適合度生成処理では、CPU211が、加熱前スラブ毎に加熱炉装入についての適合度を生成する。
以下に適合度生成処理について詳細に説明する。図9は、適合度生成処理の手順を示すフローチャートである。まず、CPU211は、スラブ置場13にある加熱前スラブ20のうち、適合度の算出対象を選定するための適合度算出対象選定処理を実行する(ステップS201)。
図10は、適合度算出対象選定処理の手順を示すフローチャートである。適合度算出対象選定処理では、まずCPU211は、スラブ置場情報に基づき、各スラブ山の上からm枚までの加熱前スラブ20を処理対象として選択する(ステップS211)。
次に、CPU211は、取得したロールチャンス制約情報を参照し、処理対象として選択された加熱前スラブ20のそれぞれについて、加熱炉12における加熱後に圧延機11で圧延可能か否か、つまり、当該スラブを圧延した場合にロールチャンス制約を満たすか否かを判定する(ステップS212)。この処理について詳しく説明する。ロールチャンス制約情報では、あと何本のスラブを圧延すれば圧延可能なスラブ本数の上限値に達するかが示される。この処理では、現在加熱炉12において加熱されているスラブに加え、加熱炉12に新たに装入しようとしているスラブを加熱後に圧延すると、圧延可能なスラブ本数の上限値を超えるか否かが判定される。上限値を超えない場合には、ロールチャンス制約を満たすと判定され、上限値を超える場合には、ロールチャンス制約を満たさないと判定される。CPU211は、ロールチャンス制約を満たすと判定された加熱前スラブ20を処理対象として残し、ロールチャンス制約を満たさないと判定された加熱前スラブ20を処理対象から除外する。
次に、CPU211は、処理対象の加熱前スラブ20のそれぞれについて、スラブの幅及び重量が、炉列A,B,C,Dのそれぞれの長さ及び重量の制約を満たすか否かを判定する(ステップS213)。この処理について詳しく説明する。図11は、加熱炉12の内部の構成を示す平面図である。以下の説明では、加熱炉12の搬送方向をX方向といい、炉列A,B,C,Dが並ぶ方向、即ち、X方向に垂直な水平方向をY方向という。図11に示すように、炉列A,B,C,Dのそれぞれには、複数の加熱スラブ22がX方向に並ぶ。また、炉列A,B,C,Dを横断して、4つのスラブがY方向に並ぶ。このとき、加熱スラブ22は、幅方向がX方向に沿い、長手方向がY方向に沿うように加熱炉12内で載置される。
炉列A,B,C,Dのそれぞれには長さ制約及び重量制約が設けられており、新たに装入しようとするスラブのX方向長さが所定の基準長さ以下であり、また、スラブの重量が所定の基準重量以下でなければならない。ステップS213の処理では、処理対象の加熱前スラブ20のそれぞれについて、かかる長さ制約及び重量制約の両方を満たしているか否かが判定される。CPU211は、長さ制約及び重量制約の両方を満たすと判定された加熱前スラブ20を処理対象として残し、長さ制約及び重量制約の少なくとも何れかを満たさないと判定された加熱前スラブ20を処理対象から除外する。
再び図10を参照する。次に、CPU211は、処理対象の加熱前スラブ20のそれぞれについて、スラブの長さが、第1及び第2加熱炉12a,12bのそれぞれにおいて定められた幅制約を満たすか否かを判定する(ステップS214)。この処理について詳しく説明する。図11に示すように、炉列A及びBでは2つの加熱スラブ22がY方向に並び、炉列C及びDでは2つの加熱スラブ22がY方向に並ぶ。第1及び第2加熱炉12a,12bのY方向長さは決まっているので、炉列A,Bに並ぶ2つの加熱スラブ22のY方向長さの合計は第1加熱炉12aのY方向長さよりも短くなければならず、また、炉列C,Dに並ぶ2つの加熱スラブ22のY方向長さの合計は第2加熱炉12bのY方向長さよりも短くなければならない。
しかも、加熱スラブ22が加熱炉12から抽出されるタイミングは、スラブ1つ分だけ前後する可能性がある。例えば、炉列Bの最も出側に位置する加熱スラブ22が抽出される前に、炉列Aの最も出側から1つ後の加熱スラブ22が抽出される場合がある。このような状況に対応できるように、幅制約は定められている。図12は、スラブのよい装入例と、悪い装入例とを示す第1加熱炉12aの内部の部分平面図である。図12において、既に加熱炉12内に設置されているスラブを実線で示し、新たに装入されるスラブを破線で示している。図12に示す例では、炉列Aにおいて出側から2番目の加熱スラブ22aのY方向長さが炉列AのY方向長さよりも長く、加熱スラブ22aが炉列Bの一部まではみ出している。よい装入例では、新たに炉列Bに装入されるスラブ22bの幅が、加熱スラブ22aの右端から炉列Bの右端までの距離よりも短く、スラブ22bが加熱スラブ22aの右端よりも右側の位置に装入される。これにより、加熱スラブ22aより先にスラブ22bの加熱が終了した場合に、加熱スラブ22aに干渉することなくスラブ22を加熱スラブ22aより先に抽出できる。他方、悪い装入例では、新たに炉列Bに装入されるスラブ22bの幅が、加熱スラブ22aの右端から炉列Bの右端までの距離よりも長い。このため、スラブ22bの左端は、加熱スラブ22aの右端よりも左側に位置する。このようなスラブの設置状態では、加熱スラブ22aより先にスラブ22bの加熱が終了したとしても、加熱スラブ22aが干渉するためスラブ22bを先に抽出できない。したがって、幅制約では、1つの加熱炉の隣り合う炉列においてX方向に1つだけ前後して装入されるスラブのY方向長さの合計が、当該加熱炉のY方向長さよりも短いことも要求される。つまり、炉列A及びBの一方に新たなスラブを装入する場合、当該スラブのY方向長さと、その1つ出側に位置する隣の炉列(炉列Aに新たにスラブを装入する場合には炉列B、炉列Bに新たにスラブを装入する場合には炉列A)の加熱スラブ22のY方向長さとの合計が、第1加熱炉12aのY方向長さよりも短くなければならない(第2加熱炉12bについても同様)。
ステップS214では、例えば新たなスラブを炉列Aに装入する場合、当該スラブのY方向長さと、既に炉列Bに装入されている最も入側及びその1つ出側の2つの加熱スラブ22のうちY方向長さが大きい方のスラブのY方向長さとの合計が、第1加熱炉12aのY方向長さよりも短いか否かが判定される。ここで、幅制約を満たしていれば、隣り合う2つの炉列の一方に装入されるスラブのY方向長さが、当該炉列のY方向長さよりも大きくてもよい。CPU211は、幅制約を満たすと判定された加熱前スラブ20を処理対象として残し、幅制約を満たさないと判定された加熱前スラブ20を処理対象から除外する。
再び図10を参照する。次に、CPU211は、処理対象の加熱前スラブ20のそれぞれについて、スラブの幅が、予め定められた炉長制約を満たすか否かを判定する(ステップS215)。この処理について詳しく説明する。上記のように、炉列A,B,C,Dのそれぞれでは、複数の加熱スラブ22がX方向に並べて配置される(図11参照)。ここで、各炉列A,B,C,DのX方向長さは決まっているので、ある炉列に新たなスラブを装入する場合、当該炉列内に配置された全ての加熱スラブ22のX方向長さと、新たに装入するスラブのX方向長さ(幅)と、各スラブ間のX方向の間隔との合計が、当該炉列のX方向長さより短くなければならない。これが炉長制約であり、ステップS215では、例えば新たなスラブを炉列Aに装入する場合、当該スラブを装入したときに炉列Aの炉長制約を満たしているか否かが判定される。CPU211は、炉長制約を満たすと判定された加熱前スラブ20を処理対象として残し、炉長制約を満たさないと判定された加熱前スラブ20を処理対象から除外する。
以上の処理において、最終的に処理対象として残った加熱前スラブ20が、適合度の算出対象として選定される。これにより、適合度算出対象選定処理が終了する。
再び図9を参照する。適合度算出対象選定処理を終えると、CPU211は、適合度算出対象に選定された各加熱前スラブ20について、寸法適合度を算出する(ステップS202)。寸法適合度を算出するにあたり、CPU211は事前に炉内情報に含まれる各スラブのサイズのうち、最大幅、最小幅、最大長さ、最小長さを特定する。また、CPU211は、装入する炉列における直前に装入されたスラブ(最も搬送上流側のスラブ。以下、「直前装入スラブ」という。)の厚さを炉内情報から特定する。ステップS202の処理では、次式にしたがって寸法適合度を算出する。
寸法適合度=100×(幅適合度/100)×(長さ適合度/100)×(厚さ適合度/100)
ここで、適合度算出対象のうち注目する加熱前スラブ20(以下、「装入対象スラブ」という)の幅が最大幅以下、最小幅以上の範囲内にあれば幅適合度を100とし、装入対象スラブの長さが最大長さ以下、最小長さ以上の範囲内にあれば長さ適合度を100とする。装入対象スラブの幅が最大幅を超える場合、次式にしたがって幅適合度を算出する。なお、装入対象スラブの長さが最大長さを超える場合も、これと同様に長さ適合度を計算する。
幅適合度=100×(最大幅/装入対象スラブの幅)
他方、装入対象スラブの幅が最小幅未満の場合、次式にしたがって幅適合度を算出する。なお、装入対象スラブの長さが最小長さ未満の場合も、これと同様に長さ適合度を計算する。
幅適合度=100×(装入対象スラブの幅/最小幅)
また、厚さ適合度については、直前装入スラブの厚さと装入対象スラブの厚さとの差である素材厚差が大きくなるほど厚さ適合度が小さくなるように設定される。具体的には、下式にしたがって厚さ適合度を算出する。
厚さ適合度=100×(1−(|素材厚差|/直前装入スラブの厚さ))
次にCPU211は、適合度算出対象に選定された各加熱前スラブ20について、温度適合度を算出する(ステップS203)。温度適合度を算出するにあたり、CPU211は事前に炉内情報から、直前装入スラブの装入温度及び目標温度を特定する。温度適合度は、直前装入スラブの装入温度と装入対象スラブの装入温度との差である装入温度差、及び直前装入スラブの目標温度と装入対象スラブの目標温度との差である目標温度差のそれぞれが大きくなるほど温度適合度が小さくなるように設定される。具体的には、ステップS203の処理では、次式にしたがって温度適合度を算出する。
温度適合度=exp(−1.0×|装入温度差−100|/200)×exp(−1.0×|目標温度差|/100)
次にCPU211は、適合度算出対象に選定された各加熱前スラブ20について、加熱ギャップ評価値を決定するための加熱ギャップ評価値決定処理を実行する(ステップS204)。図13は、加熱ギャップ評価値決定処理の手順を示すフローチャートである。加熱ギャップ評価値決定処理において、まずCPU211は、適合度算出対象に選定された加熱前スラブ20のうちの1つの選択し、装入対象スラブとする(ステップS221)。次にCPU211は、ハードディスク215に予め記憶された加熱予測時間ハッシュテーブルを用いて、装入対象スラブに対応する加熱予測時間を検索する(ステップS222)。加熱予測時間ハッシュテーブルには、過去に加熱ギャップ評価値決定処理において計算された加熱予測時間が検索キーに対応付けて記憶される。つまり、ステップS222の処理では、装入対象スラブに対応する加熱予測時間の過去実績値が検索される。ここで用いられる検索キーは、加熱条件(加熱基準、加熱温度、偏熱)、スラブ特性(スラブの厚さ、装入温度)、設備能力(加熱炉の炉番号)を繋げて構成される。
加熱予測時間ハッシュテーブルには、過去の実績に応じた加熱予測時間しか記憶されていないので、挿入対象スラブと加熱条件、スラブ特性、設備能力において近いスラブが過去の実績にない場合は、加熱予測時間の検索に失敗する。このため、CPU211は、装入対象スラブに対応する加熱予測時間の検索に成功したか否かを判定し(ステップS223)、加熱予測時間の検索に成功した場合は(ステップS223においてYES)、ステップS228へ処理を移す。
装入対象スラブに対応する加熱予測時間の検索に失敗した場合(ステップS223においてNO)、CPU211は、以下のステップS224〜S227を実行し、加熱予測時間を算出する。まず、ステップS224において、CPU211は、加熱実績データの中から、装入対象スラブに類似する過去の実績事例である類似事例を抽出する。ステップS224の処理では、CPU211は、装入対象スラブの加熱基準、炉番号、スラブ厚さ、加熱温度、偏熱について次の全条件を満たす事例を類似事例として抽出する。
(1)加熱基準が同じ
(2)炉番号が同じ
(3)スラブ厚さの差がA(mm)以下
(4)加熱温度の差がB(℃)以下
(5)偏熱の差がC(℃)以下
次表に、加熱実績データを示す。
Figure 2018034196
次に、CPU211は、基準となる実績在炉時間(以下、「基準在炉時間」という)を取得する(ステップS225)。この処理では、CPU211は、検索された類似事例の実績在炉時間(抽出時刻と装入時刻との差)を昇順に並べ替え、小さい方から1/N(例えば、Nは8)にある実績在炉時間を基準在炉時間とする。
次に、CPU211は、抽出された類似事例のうち、実績在炉時間が基準在炉時間±αの範囲内にある事例を基準類似事例として絞り込む(ステップS226)。さらに、CPU211は、各基準類似事例の実績在炉時間の重み付き平均を計算し、加熱予測時間を得る(ステップS227)。ここで、まずCPU211は、装入対象スラブと各基準類似事例j(j=1,2,…,n)とのスラブ厚差X1,加熱温度差X2,偏熱差X3,装入温度差X4を算出し、基準類似事例毎の重みWを下式(1)により算出する。
Figure 2018034196
ここで、i=1,2,3,4であり、ηiは減衰度をコントロールするためのパラメータである。また、重みWは上式(2)以外で規定されるものであってもよい。ただし、全てのXiが0の場合には1となり、Xiが大きくなるほど小さくなるような重みWを使用する。このような重みWを用いて、下式(3)により加熱予測時間Tを算出する。
Figure 2018034196
ここで、Tは基準類似事例jの実績在炉時間を示している。このようにして計算された加熱予測時間Tは、上記の検索キーに対応付けて加熱予測時間ハッシュテーブルに記憶される。
次に、CPU211は、現在時刻から、スラブを装入する炉列内の全加熱スラブ22が加熱炉12から抽出されるまでの時間(以下、「抽出時間」という)と、算出された加熱予測時間とを比較し、加熱ギャップ評価値を決定する(ステップS228)。この処理では、抽出時間が加熱予測時間以下である場合に加熱ギャップ評価値を100とする。また、抽出時間よりも加熱予測時間が長い場合には加熱ギャップ評価値を100未満とし、抽出時間と加熱予測時間との差が大きいほど加熱ギャップ評価値を小さくする。
CPU211は、適合度算出対象に選定された加熱前スラブ20の全てが装入対象スラブとして選択されたか否かを判定し(ステップS229)、まだ選択されていない加熱前スラブ20がある場合は(ステップS229においてNO)、ステップS221へと処理を戻し、新たな装入対象スラブを選択して、ステップS222以降の処理を実行する。また、適合度算出対象に選定された加熱前スラブ20の全てが装入対象スラブとして選択された場合は(ステップS229においてYES)、CPU211は、加熱ギャップ評価値決定処理を終了する。
再び図9を参照する。次に、CPU211は、適合度算出対象に選定された各加熱前スラブ20について、横適合度を算出する(ステップS205)。横適合度を算出するにあたり、CPU211は事前に炉内情報から最も搬送上流側のY方向の1列と、その1つ下流側のY方向の1列の合計2列における各スラブのスラブ種類を特定する。この処理では、当該2列に含まれる全スラブのうち、装入対象スラブとスラブ種類が同一のスラブが存在する比率を横適合度として算出する。
次に、CPU211は、適合度算出対象に選定された各加熱前スラブ20について、スラブ種類適合度を算出するためのスラブ種類適合度算出処理を実行する(ステップS206)。図14は、スラブ種類適合度算出処理の手順を示すフローチャートである。スラブ種類適合度算出処理において、まずCPU211は、適合度算出対象に選定された加熱前スラブ20のうちの1つの選択し、装入対象スラブとする(ステップS231)。
次にCPU211は、炉内情報に基づき、第1及び第2加熱炉12a,12b内のスラブ設置位置の全てにおいて、装入対象スラブとスラブ種類が同一のスラブが設置されている比率を算出し、これを炉内スラブ種類適合度とする(ステップS232)。また、CPU211は、スラブ置場情報に基づき、スラブ置場13内の全加熱前スラブ20において、装入対象スラブとスラブ種類が同一のスラブの比率を算出し、これを在庫スラブ種類適合度とする(ステップS233)。
次にCPU211は、在庫スラブ種類適合度を所定の閾値βと比較する(ステップS234)。在庫スラブ種類適合度が閾値β以上の場合(ステップS234においてYES)、CPU211は、炉内スラブ種類適合度及び在庫スラブ種類適合度のうち高い値を、スラブ種類適合度として設定する(ステップS235)。他方、在庫スラブ種類適合度が閾値β未満の場合(ステップS234においてNO)、CPU211は、在庫スラブ種類適合度の値をスラブ種類適合度として設定する(ステップS236)。
上記の処理を具体的に説明する。図15は、加熱炉12及びスラブ置場13におけるスラブの設置例を示す模式図である。図において、白色の(斜線を付していない)四角は種類aのスラブを示し、斜線を付した四角は種類bのスラブを示す。この例では、第1及び第2加熱炉12a,12bにおける搬送上流側からの2列(図中破線で囲んだ領域)において、8つのスラブ設置位置があり、そのうちの4つにスラブ種類aのスラブが設置され、その他の4つにはスラブが設置されていない。ここで装入対象スラブのスラブ種類がaである場合、横適合度は50%となり、装入対象スラブのスラブ種類がbである場合、横適合度は0%となる。
また、図15の例では、第1及び第2加熱炉12a,12bのスラブ設置位置の総数は80個としている。そのうちの72個にスラブ種類aのスラブが設置され、8個にスラブ種類bのスラブが設置されている。また、スラブ置場13には18個のスラブが設置されており、そのうちの5個がスラブ種類aのスラブであり、13個がスラブ種類bのスラブである。したがって、装入対象スラブのスラブ種類がaの場合、炉内スラブ種類適合度は90%であり、在庫スラブ種類適合度は28%である。閾値βを70%とすると、在庫スラブ種類適合度はβ未満であるため、スラブ種類適合度が28%に設定される。この場合、在庫スラブ種類適合度が低いことから、スラブ種類bのスラブがスラブ置場13に少なく、スラブ種類aのスラブがスラブ置場13に多いことになる。加熱炉12から圧延ピッチが速いスラブ種類aのスラブが抽出され、これに続いて圧延ピッチが遅いスラブ種類bのスラブが抽出される場合、aのスラブの圧延時間が短いため、aのスラブの圧延が終わってもbのスラブの加熱が終わっていないことがある。一方、加熱炉12からスラブ種類bのスラブが抽出され、これに続いてスラブ種類bのスラブが抽出される場合は、bのスラブの圧延時間が長いため、aのスラブの加熱が終了してもbのスラブの圧延が終了していないことがある。このように、異なる種類のスラブが加熱炉12から順次抽出されると、効率的な圧延処理が行えない。このため、圧延効率を向上させるためには、同一の種類のスラブをまとめて加熱炉12に装入することが好ましい。したがって、装入対象スラブとスラブ種類が同一のスラブがスラブ置場13に少なければ、当該種類のスラブを連続して加熱炉12に装入することが困難となるため、これとは異なる種類のスラブを装入対象とすることが好ましい。よって、上記の処理では、在庫スラブ種類適合度がβ未満の場合に、在庫スラブ種類適合度の値をスラブ種類適合度に設定し、装入対象スラブのスラブ種類適合度を低くする。
また、図15の例において装入対象スラブのスラブ種類がbの場合、炉内スラブ種類適合度は10%であり、在庫スラブ種類適合度は72%である。よって、在庫スラブ種類適合度はβ以上であり、炉内スラブ種類適合度よりも大きい在庫スラブ種類適合度72%が、スラブ種類適合度として設定される。炉内スラブ種類適合度が大きいということは、加熱炉12に設置されている加熱スラブ22全体において、装入対象スラブとスラブ種類が同一のスラブの割合が高いことを意味する。上記のように、圧延効率の観点からは、同一の種類のスラブをまとめて加熱炉12内で加熱することが好ましい。このため、炉内スラブ種類適合度が高い場合は、加熱炉12内のスラブの種類を揃えるために、装入対象スラブを加熱炉12に装入することが好ましい。他方、在庫スラブ種類適合度が大きいということは、スラブ置場13に設置されている加熱前スラブ20全体において、装入対象スラブとスラブ種類が同一のスラブの割合が高いことを意味する。したがって、在庫スラブ種類適合度が高い場合は、装入対象スラブと同一種類のスラブが今後継続して加熱炉12に装入される可能性が高い。このため、この場合も装入対象スラブを加熱炉12に装入することが好ましい。したがって、上記の処理では、在庫スラブ種類適合度がβ以上の場合に、炉内スラブ種類適合度と在庫スラブ種類適合度とのうち高い方の値をスラブ種類適合度に設定し、装入対象スラブのスラブ種類適合度を高くする。
再び図14を参照する。ステップS235又はS236の後、CPU211は、炉内スラブ種類適合度と所定の閾値γと比較し(ステップS237)、炉内スラブ種類適合度が閾値γ以上である場合(ステップS237においてYES)、在庫スラブ種類適合度と所定の閾値δと比較する(ステップS238)。在庫スラブ種類適合度が閾値δ未満である場合(ステップS238においてYES)、CPU211は、スラブ種類適合度を0に設定する(ステップS239)。
ステップS237〜S239の処理について詳しく説明する。図15の例において、装入対象スラブのスラブ種類がaであるとする。この場合、炉内スラブ種類適合度は90%であり、在庫スラブ種類適合度は28%である。閾値γを80%、閾値δを30%とすると、炉内スラブ適合度が閾値γ以上であり、在庫スラブ適合度が閾値δ未満であるため、スラブ種類適合度は0に設定される。このように炉内スラブ適合度が高く、在庫スラブ適合度が低い場合、加熱炉12内では装入対象スラブと同一種類のスラブが多く、スラブ置場13では装入対象スラブと同一種類のスラブが少ない状況である。このような状況では、装入対象スラブと同一種類のスラブを今後継続して加熱炉に装入すること難しい。その一方で、スラブ置場13には装入対象スラブとは異なる種類のスラブが多数存在している。したがって、かかる状況においては、スラブ種類適合度を0に設定することで、装入対象スラブ(と同一の種類のスラブ)からもう一方の種類のスラブへと、装入されるスラブの種類の切替を促す。
再び図14を参照する。ステップS239においてスラブ種類適合度を0に設定すると、CPU211は、適合度算出対象に選定された加熱前スラブ20の全てが装入対象スラブとして選択されたか否かを判定する(ステップS240)。また、炉内スラブ種類適合度が閾値γ未満である場合(ステップS237においてNO)又は在庫スラブ種類適合度が閾値δ以上である場合も(ステップS238においてNO)、CPU211は、ステップS240へ処理を移す。まだ選択されていない加熱前スラブ20がある場合は(ステップS240においてNO)、ステップS231へと処理を戻し、新たな装入対象スラブを選択して、ステップS232以降の処理を実行する。また、適合度算出対象に選定された加熱前スラブ20の全てが装入対象スラブとして選択された場合は(ステップS240においてYES)、CPU211は、スラブ種類適合度算出処理を終了する。
図9を参照する。続いてCPU211は、適合度算出対象に選定された各加熱前スラブ20について、加熱炉12への装入に関する適合度である統合適合度を算出する(ステップS207)。この処理について詳細に説明する。まず、CPU211は、次式にしたがって第1統合適合度を算出する。
第1統合適合度=(寸法適合度×温度適合度×加熱ギャップ評価値)1/2
また、CPU211は、次式にしたがって第2統合適合度を算出する。
第2統合適合度=(横適合度+スラブ種類適合度)×1/2
次にCPU211は、次式にしたがって統合適合度を算出する。
統合適合度=(第1統合適合度×第2統合適合度)1/2
上記のようにして、適合度算出対象に選定された各加熱前スラブ20について統合適合度を算出すると、CPU211は、適合度生成処理を終了する。
図8Bを参照する。CPU211は、上記のようにして生成された統合適合度を示す適合度情報を、適合度表示装置600へ送信する(ステップS116)。適合度表示装置600が適合度情報を受信すると(ステップS117)、CPU601は、適合度算出対象に選定された加熱前スラブ20毎に、統合適合度を表示部610に表示させる(ステップS118)。
図16は、統合適合度の表示の一例を示す図である。図16に示すように、表示部610の画面650には、スラブ置場13に設置されている加熱前スラブ20が四角の枠651として表示される。1つの枠651には、その枠に対応する加熱前スラブ20のサイズ(長さ、幅、厚さ)とスラブ種類とが表示される。種類Aのスラブの枠651は白色で示され、種類Bのスラブの枠651は網掛け(図中斜線で示す)で示される。また、枠651には、そのスラブを装入する対象の炉列(A,B,C,又はD)と、統合適合度とが表示される。図16の例では、統合適合度は◎、○、△、×の4段階で表示されている。◎は統合適合度が75%以上100%以下であることを示し、○は統合適合度が50%以上75%未満であることを示し、△は統合適合度が25%以上50%未満であることを示し、×は統合適合度が0%以上25%未満であることを示している。また、各加熱前スラブ20を示す枠651は、スラブ山毎に分類して表示される。各スラブ山には、「スラブ山1」、「スラブ山2」のようにどのスラブ山かを特定するための名称が表示される。オペレータは、表示部610に表示される各統合適合度を参照し、どの加熱前スラブ20を加熱炉12に装入するかを選定し、クレーン14を操作して、選定された加熱前スラブ20を加熱炉12に装入する。
ここで、加熱炉12におけるスラブの加熱のばらつき、圧延機における異常発生などの工程上の問題が発生した場合、オペレータは、例えば圧延計画で加熱炉12に装入が予定されているスラブではなく、他のスラブで統合適合度が高いスラブを装入することで、圧延加工を継続することができる。
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態では、スラブの幅、長さ、厚さ、目標温度、装入温度、加熱予測時間、スラブ種類についての加熱スラブと加熱前スラブとの差異に基づいて装入の適合度を生成する構成について述べたが、これに限定されるものではない。スラブの幅、長さ、厚さ、目標温度、装入温度、加熱予測時間、スラブ種類の全てではなくても、少なくとも1つ以上についての加熱スラブと加熱前スラブとの差異に基づいて適合度を生成すればよい。例えば、統合適合度に代えて、寸法適合度、温度適合度、加熱ギャップ評価値、横適合度、及びスラブ種類適合度のうちの何れか1つを適合度として表示してもよいし、上記の各適合度のうちの少なくとも2つ以上に基づいて統合適合度を算出し、これを表示してもよい。
また、上述した実施の形態では、加熱炉装入素材情報提示システム100が、適合度生成装置200と、スラブ置場情報記憶装置300と、炉内情報記憶装置400と、圧延計画記憶装置500と、適合度表示装置600とを備え、それぞれの装置が協調して動作する構成について述べたが、これに限定されるものではない。例えば、適合度生成装置200の機能と適合度表示装置600の機能とを1つの装置に設ける等、複数の装置の機能を1つの装置に統合してもよい。また、単一のコンピュータ210によって適合度生成プログラム220のすべての処理が実行されるのではなく、適合度生成プログラム220と同様の処理を、複数の装置(コンピュータ)により分散して実行する分散システムとすることも可能である。
本発明の加熱炉装入素材情報提示システムは、圧延機の前段に設けられた加熱炉に装入する熱間圧延材に関する情報を提示するための加熱炉装入素材情報提示システム等として有用である。
10 圧延設備
11 圧延機
11a 圧延ロール
12 加熱炉
12a 第1加熱炉
12b 第2加熱炉
13 スラブ置場
14 クレーン
20 加熱前スラブ
21 スラブ山
22 加熱スラブ
100 加熱炉装入素材情報提示システム
200 適合度生成装置
211 CPU
220 適合度生成プログラム
300 スラブ置場情報記憶装置
400 炉内情報記憶装置
500 圧延計画記憶装置
600 適合度表示装置
610 表示部

Claims (10)

  1. 圧延機の前段に設けられた加熱炉に装入する素材に関する情報を提示するための加熱炉装入素材情報提示システムであって、
    加熱炉に装入する前の複数の加熱前素材のそれぞれについて、前記加熱炉の中にある加熱素材と前記加熱前素材との差異に基づいて、前記加熱炉への装入に関する適合度を、前記圧延機及び加熱炉の操業中に生成する適合度生成部と、
    前記複数の加熱前素材毎に、前記適合度生成部において生成された前記適合度を前記操業中に表示する表示部と
    を備える、
    加熱炉装入素材情報提示システム。
  2. 前記適合度生成部は、前記加熱素材の厚さと前記加熱前素材の厚さとの差である素材厚差に基づいて、前記適合度を生成するように構成されている、
    請求項1に記載の加熱炉装入素材情報提示システム。
  3. 前記適合度生成部は、前記加熱素材の長さ及び幅と前記加熱前素材の長さ及び幅との比率にさらに基づいて、前記適合度を生成するように構成されている、
    請求項2に記載の加熱炉装入素材情報提示システム。
  4. 前記適合度生成部は、前記加熱素材の前記加熱炉に装入される直前の装入温度と前記加熱前素材の温度との差である装入温度差、及び前記加熱素材の目標温度と前記加熱前素材の目標温度との差である目標温度差に基づいて、前記適合度を生成するように構成されている、
    請求項1乃至3の何れかに記載の加熱炉装入素材情報提示システム。
  5. 前記適合度生成部は、前記加熱素材が前記加熱炉から抽出されるまでの抽出時間と前記加熱前素材の予測加熱時間との比較結果に基づいて、前記適合度を生成するように構成されている、
    請求項1乃至4の何れかに記載の加熱炉装入素材情報提示システム。
  6. 前記適合度生成部は、前記加熱炉により素材を加熱した過去事例に基づいて、前記予測加熱時間を決定するように構成されている、
    請求項5に記載の加熱炉装入素材情報提示システム。
  7. 前記適合度生成部は、前記加熱素材の素材種類と、前記加熱前素材の素材種類との差異に基づいて、前記適合度を生成するように構成されている、
    請求項1乃至6の何れかに記載の加熱炉装入素材情報提示システム。
  8. 前記加熱炉は、所定の配列方向に並べた複数の加熱素材を繰り返し装入可能に構成されており、
    前記適合度生成部は、前記加熱炉において前記配列方向に並べて直前に装入された複数の加熱素材のうち、素材種類が前記加熱前素材の素材種類と同一の加熱素材の比率に基づいて、前記適合度を生成するように構成されている、
    請求項1乃至6の何れかに記載の加熱炉装入素材情報提示システム。
  9. 前記適合度生成部は、前記加熱炉において加熱されている複数の加熱素材のうち前記加熱前素材と素材種類が同一の素材の比率である炉内素材比率と、前記加熱炉に装入する素材を複数載置するための素材置場に載置された素材のうち前記加熱前素材と素材種類が同一の素材の比率である在庫素材比率とにさらに基づいて、前記適合度を生成するように構成されている、
    請求項1乃至8の何れかに記載の加熱炉装入素材情報提示システム。
  10. 複数の加熱前素材のそれぞれについて、加熱炉による加熱又は圧延機による圧延が可能か否かを判定し、前記複数の加熱前素材から、加熱又は圧延が可能と判定された加熱前素材を選定する選定部をさらに備え、
    前記適合度生成部は、前記選定部によって選定された加熱前素材について、前記適合度を生成するように構成されている、
    請求項1乃至9の何れかに記載の加熱炉装入素材情報提示システム。
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