JP2012074488A - 電子部品の装着方法を複数経路設けた筐体 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器本体への電子部品の装着方法に複数の選択肢を設けることにより、分解、再組み立ての煩わしさを回避し、最適で容易な組み立て方法を選択することができる電子機器の筐体を提供する。
【解決手段】電子機器1の筐体2には、ガイド15,16によって案内されるファンユニットを収納するファンユニット収納空間4が形成され、ガイド16は第1の経路におけるガイドであり、ガイド15は第2の経路におけるガイドである。ガイド孔7は第1の経路および第2の経路の共通最終ガイドである。また、ファンユニット収納空間4の側に突出する移動規制手段11が設けられている。移動規制手段11は、ファンユニット収納空間4に装着されたファンユニットをファンユニット収納空間4から取り出す際に、ファンユニットの取り出し方向を規制するために設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子部品を機器本体に装着した電子機器装置に関し、特に、電子部品を機器本体と着脱可能な分離ユニットとして構成する場合、該電子部品の機器への装着方法を複数経路設けたことを特徴とする電子部品と機器本体の構造に関する。
電子部品や電子部品を装着する筐体に関する技術は特許文献1〜特許文献6に開示されるように種々のものがある。特許文献1および特許文献2には、取り扱いが容易であり、メインテナンス性の向上や構造の標準化が可能な空冷ファンユニットの技術が開示されている。特許文献3には、筐体にファンユニットを組み込むと同時に、電源端子から配線されるコネクタとファンモータから配線されるコネクタとが接続可能となる数値制御装置の技術が開示されている。特許文献4には、組み立ての作業性および保守点検の整備の作業性が良好な電源ユニットであって、通信装置の筐体内に電源ユニットを挿入するのにともなって電源ユニットのコネクタと筐体に取り付けられたコネクタとがプラグイン接続される技術が開示されている。特許文献5には、パワー半導体素子ならびにアブソーバ回路を内蔵したパワーカートリッジを継電器本体側に対して着脱可能な構成とする技術が開示されている。特許文献6には、内部にプリント基板を収容し、ファンを取り付ける開口部を有する筐体に取り付けられるファンユニットが開示されている。
上述した特許文献に開示されるように、電子機器の組み立て工程や保守性の簡素化を考慮し、機器本体と着脱可能な分離ユニットとして構成される電子部品の装着方法は、電子機器の筐体の1つの方向から行うのみである。
特開2009−44193号公報 特開2005−51085号公報 特開2000−31678号公報 特開平6−350274号公報 特開平1−128594号公報 実開平6−29193号公報
電子機器によっては、ユーザがオプションとして制御基板やメモリ基板などを、後付けで該電子機器に装着できるようになっている。この場合、後付け基板の存在によって、着脱自在であった電子部品を電子機器から取り外すことができなくなる問題がある。あるいは、前記後付け基板を電子機器本体の製造工場で取り付ける場合には、あらかじめ電子部品を電子機器本体に取り付けておく必要があり、製造工程の順序に制約が生じる問題がある。
そこで、本発明の目的は、電子機器本体への電子部品の装着方法に複数の選択肢を設けることにより、電子機器の組み立て方法の自由度が増し、顧客のオプション構成上、電子機器の組み立て順序が異なる状況が発生しても、分解、再組み立ての煩わしさを回避し最適で容易な組み立て方法を選択することができる電子機器の筐体および該電子機器の筐体に着脱される電子部品を提供することである。
本願の請求項1に係る発明は、電子部品を搭載した電子部品ユニットが着脱可能な電子機器の筐体において、前記電子部品ユニットを装着するための案内経路を複数種類設けたことを特徴とする電子機器の筐体である。
請求項2に係る発明は、前記案内経路のうちの少なくとも1つの案内経路に前記電子部品ユニットを装着する方向とは逆方向への該電子部品ユニットの移動を規制する移動規制手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器の筐体である。
請求項3に係る発明は、前記電子部品ユニットを電子機器の筐体から取り外し時に該電子部品ユニットを引き出す方向に対して該電子部品ユニットが抜け出る方向を変える誘導案内機構を前記移動規制手段に設けたことを特徴とする請求項2に記載の電子機器の筐体である。
請求項4に係る発明は、前記移動規制手段による規制を解除する解除手段を備えたことを特徴とする請求項2または3の何れか1つに記載の電子機器の筐体である。
請求項5に係る発明は、請求項2〜4に記載された前記電子機器の筐体に装着される際に前記移動規制手段によって移動を規制される返し構造を備えた電子部品である。
本発明により、電子機器本体への電子部品の装着方法に複数の選択肢を設けることにより、電子機器の組み立て方法の自由度が増し、顧客のオプション構成上、電子機器の組み立て順序が異なる状況が発生しても、分解、再組み立ての煩わしさを回避し最適で容易な組み立て方法を選択することができる。
電子機器の外観斜視図である。 電子機器の筐体に設けられるガイド構造を説明する図である(その1)。 電子機器の筐体に設けられるガイド構造を説明する図である(その2)。 電子機器の筐体に設けられるガイド構造によって案内されるファンユニットに設けられる被ガイド構造を説明する図である。 返し構造を説明する図である。 第1の経路および第2の経路の2つのファンユニットの装着および脱着の経路を説明する図である。 電子機器の筐体へのファンユニットの第1の経路の装着方法を説明する図である。 電子機器の筐体にファンユニットを装着した状態を説明する図である。 ファンユニットをファンユニット収納空間に挿入開始した状態を説明する図である。 ファンユニットを電子機器の筐体に装着する際に返し構造が該ファンユニットの本体側に撓むことを説明する図である。 ファンユニットの返し構造が移動規制手段から離れる直前の状態を示す図である。 ファンユニットの返し構造が移動規制手段を通過すると該返し構造の撓みがなくなることを説明する図である。 ファンユニットを電子機器の筐体から脱着開始したときの状態を説明する図である。 ファンユニットをファンユニット収納空間から脱着する際に返し構造と移動規制手段とが突き当たる状態を説明する上面図である。 返し構造と移動規制手段とが突き当たった状態を説明する図である。 図15のときの電子機器の縦断面図である。 ファンユニットを電子機器の筐体から取り外し時に引き出す方向に対して該ファンユニットが抜け出る方向が変わることを説明する図である。 電子機器の筐体へのファンユニットの第2の経路の装着方法を説明する図である。 移動規制手段によるファンユニットの移動規制を解除する手段を備えた実施形態を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、本明細書において、装着は取り付けを意味し、脱着は取り外しを意味する。着脱は装着(取り付け)および脱着(取り外し)を意味する。
図1は、電子機器の外観斜視図である。電子機器1は、例えば機械を制御する数値制御装置である。電子機器の筐体2は内部に電源基板、制御用基板、種々のコネクタおよび配線などが収納され、裏面カバー3などが装着される箱形状のものである。電子機器の筐体2にはファンユニット20を収納するファンユニット収納空間4が形成されている。ファンユニット20は電子機器の筐体2に対して取り付けおよび取り外しが可能とされており、ファンユニット20は電子機器1から分離可能な分離ユニットとして構成されている。ファンユニット20を電子機器1の本体から分離できる分離ユニットとして構成することによって、ファンユニット20の電子機器1の組み立て時および保守時の取り外しおよび取り付けが容易である。
第1の基板5および第2の基板6をユーザの選択として、電子機器の筐体2に付加的に制御用のオプション基板(第1の基板5,第2の基板6)を設置することができる。電子機器1の外形の寸法を最小限にするために、図1や図16に示されるように第1の基板5や第2の基板6がファンユニット20の直下に配置されている。
図2および図3は、電子機器の筐体に設けられるガイドを説明する図である。電子機器の筐体2には、ガイドによって案内されるファンユニット20を収納するファンユニット収納空間4が形成されている。電子機器の筐体2にはファンユニット収納空間4の側に突出する移動規制手段11が設けられている。移動規制手段11は、ファンユニット収納空間4に装着されたファンユニット20をファンユニット収納空間4から取り出す際に、ファンユニット20の取り出し方向を規制するために設けられる。
ガイド14,16は第1の経路におけるガイドである。ガイド13,15は第2の経路におけるガイドである。ガイド孔7,9は第1の経路および第2の経路の共通最終ガイドである。第1の経路および第2の経路についてはより詳細に後述する(図6参照)。ファンユニット20を電子機器の筐体2から取り出すときに、ファンユニット20に設けられた返し構造22が移動規制手段11に突き当たる。返し構造22については図4および図5を用いて説明する。
図4は、電子機器の筐体2に設けられるガイド構造によって案内されるファンユニット20に設けられる被ガイド構造を説明する図である。ファンユニット20は、ファンカバー21の下面にファンモータ27を装着して構成される。ファンカバー21の両側部には被ガイド構造として、第1の経路におけるガイド14,16に案内される部位24,26、第1の経路と第2の経路における共通最終ガイドであるガイド孔7,9に案内されるピン23,25が設けられている。ピン23,25は、第1の経路と第2の経路における被ガイド構造に共通する部位である。そして、ピン23と部位24の投影形状234ならびにピン25と部位26の投影形状256は、第2の経路におけるガイド13,15に沿ってガイドされる。なお、第1の経路および第2の経路については後述して説明する。
返し構造22はファンユニット先端部28に対してファンカバー21の側面部の少なくとも一方に設けられる。本明細書では、ファンカバー21の1つの側面部に返し構造22が設けられている構成を例として説明する。なお、ファンユニット20を電子機器の筐体2に装着した際には、図示省略したコネクタと配線により、電子機器1の本体と接続され、電子機器1の本体側からファンユニット20に電力が供給され、種々の指令や情報が両者間で交換される。
図5は、図4に示される返し構造22をファンユニット20の上側から見た概略図である。返し構造22はファンユニット20の本体から延在した部材である。返し構造22は、その延在方向には剛性を有し、返し構造22の根本部位である符号222で示される部位を中心として撓み方向30に示される方向に弾性変形可能である。ファンユニット20をファンユニット収納空間4に図7に示される第1の装着経路100から挿入する際に、返し構造22の外側面224が移動規制手段11である凸部に押される。これによって、返し構造22はファンユニット20の本体側に撓む。
次に、電子機器の筐体2へのファンユニット20の装着方法と脱着方法について説明する。先述の第1の経路と第2の経路について図6を用いて説明する。第1の経路は第1の装着経路100と第1の脱着経路102からなる。第2の経路は第2の装着経路120と第2の脱着経路122からなる。なお、前述したように、装着は取り付けを意味し、脱着は取り外しを意味する。
図6は、第1の経路および第2の経路の2つのファンユニットの装着および脱着の経路を説明する図である。図6(a)は第1の装着経路100に沿ってファンユニット20を電子機器の筐体2に取り付けることを図示している。ファンユニット20を第1の装着経路100と反対方向である脱着経路102に沿って移動させる。地点103は、移動規制手段11と返し構造22の先端面である返し構造先端面226とが突き当たり、これ以上、符号104に示される方向にファンユニット20を電子機器の筐体2から引っ張り出せない位置を表す。つまり、脱着経路102ではファンユニット20をファンユニット収納空間4から取り出すことはできない。図6(b)は第2の装着経路120に沿ってファンユニット20を電子機器の筐体2に取り付け、第2の脱着経路122に沿ってファンユニット20を電子機器の筐体2から取り外すことを図示している。
図7は、電子機器の筐体へのファンユニットの第1の経路の装着方法を説明する図である。図7に示される電子機器の筐体2には、ユーザのオプションとして選択可能な第1の基板5および第2の基板6が取り付けられていない。この場合には、ファンユニット先端部28を電子機器の筐体2のファンユニット収納空間4に符号100に示される方向にガイドに沿って挿入し、ファンユニット20を電子機器の筐体2のファンユニット収納空間4に装着することができる。図8は、電子機器の筐体にファンユニットを装着した状態を説明する図である。
ここで図9,図10,図11,および図12を用いて、図7に示される、電子機器の筐体2にファンユニット20を装着するときの移動規制手段11と返し構造22の状態について説明する。図9はファンユニット20をファンユニット収納空間4に挿入開始した状態を説明する図である。符号31の2点鎖線は移動規制手段11のファンユニット収納空間4の方向の先端位置を示す。図示されるように、返し構造22の先端位置は、移動規制手段11の先端位置より電子機器の筐体2の側に位置している。
図10はファンユニット20を電子機器の筐体2に装着する際に、返し構造22がファンユニット20の本体側に撓むことを説明する図である。図10は、図9に示される状態より更にファンユニット20をファンユニット収納空間4に挿入した状態を示す図である。ファンユニット20を符号100の方向に押し続けると返し構造22の外側面224が移動規制手段11の先端点あるいは先端面113が接触するようになる。この後、返し構造22は符号32の方向に撓み始め、そして、遂には、返し構造22と移動規制手段11とが離れる状態に移行する。
図11はファンユニット20の返し構造22が移動規制手段から離れる直前の状態を示す図である。図12は、ファンユニット20の返し構造22が移動規制手段11を通過すると返し構造22の撓みがなくなることを説明する図である。図12の状態では、図9と同様に図示されるように、返し構造22の先端位置は、移動規制手段11の先端位置より電子機器の筐体2の側に位置している。このように、第1の装着経路100に沿ってファンユニット20をファンユニット収納空間4に挿入するときは、ファンユニット20を挿入する方向の力で、返し構造22は容易に弾性変形して移動規制手段11を抵抗なく通過できる。
次に、ファンユニット20をファンユニット収納空間4から取り出す場合を説明する。
図13はファンユニット20を電子機器の筐体2から取り外し(脱着)開始したときの状態を説明する図である。これ以降、図14に示されるようにファンユニット20を返し構造22の先端が移動規制手段11に突き当たるまで引き出す。図14はファンユニット20をファンユニット収納空間4から脱着する際に返し構造22と移動規制手段11とが突き当たる状態を説明する図である。図15は返し構造22と移動規制手段11とが突き当たった状態を説明する図である。
図16は、図14や図15に示される状態における地点103(図6参照)での電子機器の縦断面図である。電子機器の筐体2には第1の基板5および第2の基板6がユーザのオプションとして取り付けられている。ファンユニット20は、発熱部40から発散される熱を気流の流れ方向41に示される方向に電子機器の筐体2内に気流を発生させることによって、電子機器の筐体2内で発生する熱を外部に放出する。
図16に示されるようにファンユニット20が第1の基板5および第2の基板6を跨ぐように電子機器の筐体2内に配置されている。このため、図6に示されるように、地点103以降の符号104に示される方向にファンユニット20を引き出すと、ファンユニット20が第1の基板5と衝突し、ファンユニット20や第1の基板5が破損してしまう。本発明ではこれを回避するために、ファンユニット20に返し構造22を設け、電子機器の筐体2に移動規制手段11を設けられる。
移動規制手段11の内側面111は鉛直方向に対し傾斜角θで電子機器の筐体2の上側平面に対して垂直よりややファンユニット20の取り出し方向である後方に傾斜角θで傾いている。返し構造22の先端面226も同様に鉛直方向に対し傾斜角θ(θ>0)で電子機器の筐体2の上側平面に対して後方に傾いている。移動規制手段11および返し構造22は紙面に平行な方向には剛性がある。
ファンユニット20をファンユニット収納空間4から取り出す際に、ファンユニット20を後方に引っ張ると、移動規制手段11と返し構造22とが突き当たったとき、内側面111と先端面226とは面状に接する。先端面226は内側面111上を滑り、ファンユニット20が上方向に持ち上がるようにして電子機器の筐体2から取り出される。このように、少なくとも移動規制手段11の内側面111が傾斜角θで形成され誘導案内機構とすることによって容易に電子機器の筐体2からファンユニット20を取り出すことができる。なお、傾斜角θ=0°とすると、ファンユニット20を電子機器の筐体2から意識的に持ち上げる手間が必要である。つまり、移動規制手段11と返し構造22とが突き当る位置までファンユニット20を引き出した後に、ファンユニット20を電子機器の筐体2の垂直上方向に取り出す動作を行わなければならない。
図17はファンユニット20を電子機器の筐体2から取り外す時に、引き出す方向に対してファンユニット20が抜け出る方向が変わることを説明する図である。ファンユニット20を符号122aで示されるように後方に引っ張ると、返し構造22の先端面226は移動規制手段11の内側面111を滑りファンユニット収納空間4から第2の脱着経路122の122bを経由して、ファンユニット20をファンユニット収納空間4の外部に取り出すことができる。移動規制手段11の内側面111および返し構造22の先端面226は必要に応じ円弧形状曲面であってもよい。このように円弧形状曲面にすることによって、図16や図17の符号122b’で示される矢印破線に示される円弧軌道に沿って、ファンユニット20を電子機器の筐体2から取り出すことができる。
図18は、電子機器の筐体2のファンユニット20の経路の装着方法を説明する図である。電子機器1に、ユーザの選択として電子機器の筐体2に付加的に制御用のオプション基板(第1の基板5,第2の基板6)が設置されている。図7において説明した第1の経路では、ファンユニット先端部28が第2の基板6と衝突してしまい、ファンユニット20を電子機器の筐体2に装着することができない。そこで、第2の経路の第2の装着経路120に沿って、ファンユニット20を電子機器の筐体2に装着することができる。図2、図3、図4および図6を参照しながら説明すると、第2の装着経路120では、ファンユニット20の投影形状234,256で示される箇所を電子機器の筐体2のガイド13,15に挿入する。その後に、ファンユニット20を前方に押してピン23,25がガイド孔7,9に挿入され、ファンユニット20をファンユニット収納空間4に装着することができる。
電子機器の製造工場での組み立て時にはオプションの基板5,6を装着しないことから、図7に示される第1の装着経路100を採用する方が、ロボットで組み立てる場合、1段階の動作でよく作業効率がよい。一方、図6や図18に示される第2の装着経路120は、装着済の基板5,6を電子機器の筐体2から取り外すことなく、ファンユニット20を装着することができ、保守によるファンユニット20の交換作業が容易に行える。
図19は移動規制手段11よるファンユニット20の移動規制を解除する手段を備えた実施形態を説明する図である。上述した本発明の実施形態では、ファンユニット20を取り出す経路は第2の脱着経路122として説明した。図19に示される実施形態では、返し構造22にレバー50の作用点53を連結し支点51を中心として符号54の方向にレバー50を回動することによって、ファンユニット20をファンユニット収納空間4から取り出す際に、返し構造22を移動規制手段11に衝突しないように撓ませる。このようにすることで、第1の脱着経路102に沿ってファンユニット20をファンユニット収納空間4から取り出すことができる。
上述の説明では、電子機器の筐体2に挿入するユニットとしてファンユニット20を例としたが、本発明に係る着脱構造は、このファンユニット20に限定されず、バッテリ、プリント基板、電源モジュール、端子台、ハードディスクユニット、表示ユニット、プログラマブルコントローラなど、電子機器を構成する各種ユニット(電子部品)の装着と脱着のための構造としても用いることができる。また、着脱可能なユニットを電子機器の筐体の上面側に取り付ける場合だけではなく、縦側面、下側面などに取り付ける場合でも、本発明に係る着脱構造を適用できる。
1 電子機器
2 電子機器の筐体
3 裏面カバー
4 ファンユニット収納空間
5 第1の基板
6 第2の基板
7 ガイド孔
9 ガイド孔

11 移動規制手段
111 内側面
113 先端面
115 外側面

12 開口

20 ファンユニット
21 ファンカバー
22 返し構造
222 付け根部
224 外側面
226 先端面
228 内側面
23,25 ピン
24,26 第1の経路におけるガイドに案内される部位
234,256 投影形状

27 ファンモータ
28 ファンユニット先端部

30 撓み方向
31 移動規制手段先端位置

40 発熱部
41 気流の流れ方向

50 レバー
51 支点
52 操作部
53 作用点

100 第1の装着経路
102 第1の脱着経路
103 移動規制箇所
104 移動不能箇所

120 第2の装着経路
122 第2の脱着経路
本願の請求項1に係る発明は、電子部品を搭載した電子部品ユニットが着脱可能な電子機器の筐体において、前記電子部品ユニットを装着するためのガイドおよび案内経路を前記筺体に複数種類設けたことを特徴とする電子機器の筐体である。
請求項2に係る発明は、前記案内経路のうちの少なくとも1つの案内経路に前記電子部品ユニットを装着する方向とは逆方向への該電子部品ユニットの移動を規制する移動規制手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器の筐体である。
請求項3に係る発明は、前記電子部品ユニットを電子機器の筐体から取り外時に該電子部品ユニットを引き出す方向に対して該電子部品ユニットが抜け出る方向を変える誘導案内機構を前記移動規制手段に設けたことを特徴とする請求項2に記載の電子機器の筐体である。
請求項4に係る発明は、前記移動規制手段による規制を解除する解除手段を備えたことを特徴とする請求項2または3の何れか1つに記載の電子機器の筐体である。
請求項5に係る発明は、請求項2〜4のいずれか一つに記載された前記電子機器の筐体に装着される際に前記移動規制手段によって移動を規制される返し構造を備えた前記電子部品ユニットである。

Claims (5)

  1. 電子部品を搭載した電子部品ユニットが着脱可能な電子機器の筐体において、前記電子部品ユニットを装着するための案内経路を複数種類設けたことを特徴とする電子機器の筐体。
  2. 前記案内経路のうちの少なくとも1つの案内経路に前記電子部品ユニットを装着する方向とは逆方向への該電子部品ユニットの移動を規制する移動規制手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器の筐体。
  3. 前記電子部品ユニットを電子機器の筐体から取り外し時に該電子部品ユニットを引き出す方向に対して該電子部品ユニットが抜け出る方向を変える誘導案内機構を前記移動規制手段に設けたことを特徴とする請求項2に記載の電子機器の筐体。
  4. 前記移動規制手段による規制を解除する解除手段を備えたことを特徴とする請求項2または3の何れか1つに記載の電子機器の筐体。
  5. 請求項2〜4に記載された前記電子機器の筐体に装着される際に前記移動規制手段によって移動を規制される返し構造を備えた電子部品。
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