JP2010064264A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は分離可能な第1本体ユニットと第2本体ユニットをハーネスを用いて接続する構成の画像形成装置に関し、第1本体ユニットと第2本体ユニットを装着する際にハーネスコネクタの着脱を不要とすることを課題とする。
【解決手段】第1本体ユニット12と第2本体ユニット13とを備えた画像形成装置において、第1本体ユニット12と第2本体ユニット13を着脱可能な構成とする。また、第1本体ユニット12に移動可能な構成とれさた第1基板14を設け、第2本体ユニット13に第2基板を固定する。そして、第1本体ユニット12を第2本体ユニット13に装着後、第1基板14を第2本体ユニット13に向け移動し第2基板15と接続するよう構成する。
【選択図】図4
【解決手段】第1本体ユニット12と第2本体ユニット13とを備えた画像形成装置において、第1本体ユニット12と第2本体ユニット13を着脱可能な構成とする。また、第1本体ユニット12に移動可能な構成とれさた第1基板14を設け、第2本体ユニット13に第2基板を固定する。そして、第1本体ユニット12を第2本体ユニット13に装着後、第1基板14を第2本体ユニット13に向け移動し第2基板15と接続するよう構成する。
【選択図】図4
Description
本発明は画像形成装置に係り、特に分離可能な第1本体ユニットと第2本体ユニットをハーネスを用いて接続する構成の画像形成装置に関する。
一般に、画像形成装置には装置本体と、この装置本体に接続される1または2以上のシステムユニット(第1本体ユニットと第2本体ユニット)により構成されたものがある。このような画像形成装置では、ユーザが必要となる機能に応じてシステムユニットを選択して装置本体に接続することにより、基本的機能を有した装置本体に対し、ユーザにとって必要性が高いオプション機能を付加することができる。
また、画像形成を行う必要な印字ユニット(例えば、インクジェット記録装置、及びこれを往復移動させる駆動装置等)を装置本体に配置すると共に、電源装置等の各装置本体に共通な下部筐体に配設し、下部筐体に対して装置本体が着脱可能な構成とした画像形成装置も提供されている。この構成では、種々の仕様のインクジェット記録装置が配設された各種装置本体に対し、下部筐体を共通して使用できるため画像形成装置の製造効率を高めることができる。
上記のように装置本体に対してオプション機能を付加しうるものとして、特許文献1に開示されたものが提案されている。この特許文献1に開示された発明は、画像形成装置の装置本体の底部に、直接または間接的に装着されるベース部材であって、前記ベース部材の内部に装置本体の制御装置のオプションとなる基板を収納することができる構成とされている。
一方、装置本体と下部筐体を分離する構成では、必然的に装置本体と下部筐体とをハーネス等を用いて電気的に接続する必要がある。このように、装置本体と下部筐体という2つの筐体間をハーネスを用いて接続する技術としては、特許文献2に開示された構成が知られている。
この特許文献2に開示された発明は、収納ケースを回動することで、その裏に隠れる駆動系等へのアクセスを容易に行うことができるよう構成したものであり、しかも収納ケースの回動によるハーネスの破損等を抑えられる。更に、回動する収納ケースへのハーネスの配線作業が簡単になり、また、ケース強度も十分に確保することができるものである。
特開2004−309674公報
特開2006−242971公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明では、ボード自体の移動については不可能であり、中継コネク等のコストもアップしてしまうという問題点がある。また、特許文献2に開示された発明では、ボード自体の移動については不可能であり、中継コネク等のコストもアップしてしまうという問題点がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、第1本体ユニットと第2本体ユニットを装着する際に、ハーネスコネクタの着脱を不要とすることにより作業性の向上を図りうる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題は、本発明の第1の観点からは、第1本体ユニットと、第2本体ユニットを備えた画像形成装置であって、前記第1本体ユニットと前記第2本体ユニットは着脱可能であり、前記第1本体ユニットは移動可能な構成とれさた第1基板を備え、前記第2本体ユニットは第2基板を備え、前記第1本体ユニットを前記第2本体ユニットに装着後、前記第1の基板を前記第2本体ユニットに向け移動し前記第2基板と接続する構成とした画像形成装置により解決することができる。
また上記の課題は、本発明の第2の観点からは、第1本体ユニットと、第2本体ユニットを備えた画像形成装置であって、前記第1本体ユニットと前記第2本体ユニットとは着脱可能であり、前記第1本体ユニットは移動可能な構成とされた第1基板を備え、前記第2本体ユニットは移動可能な構成とされた第2基板を備え、前記第1本体ユニットを前記第2本体ユニットに装着したときに、前記第1の本体ユニットに設けられた第1の基板と前記第2の本体ユニットに設けられた第2の基板とが接続され、該接続状態を維持しつつ前記第1及び第2の基板が共に前記第2本体ユニットに位置するよう移動する構成とした画像形成装置により解決することができる。
本発明によれば、第1本体ユニットが前記第2本体ユニットに接続された後、第1基板を第2本体ユニットに移動できるため、ハーネスコネクタの着脱を行うことなく第1本体ユニットと第2本体ユニットとを接続することが可能となる。よって、第1の本体ユニットと第2の本体ユニットとを接続する際の接続作業性の向上、及び接続信頼性の向上を図ることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
図1は本発明の一実施例である画像形成装置10の外観を示す分解斜視図であり、また図2は画像形成装置10の基本構成を説明するための構成図である。
画像形成装置10は、第1本体ユニット12と第2本体ユニット13とにより構成されている。また、第1本体ユニット12は、第2本体ユニット13に対して装着脱可能な構成とされている。各図において、第2本体ユニット13に対する第1本体ユニット12の着脱方向は、図中矢印Z1,Z2で示す方向(鉛直方向)となる。
第1本体ユニット12は、第1筐体17内にその記録媒体に対してインクを吐出する印刷ヘッドを搭載したキャリッジ23、及び当該キャリッジを主走査レール上でタイミングベルトによって往復運動させながら画像記録を行う印字ユニット等を備えている。また、第2本体ユニット13は、第2筐体18に電源ユニット26(図1,2には図示せず。図3参照)を備えた構成とされている。
尚、第1本体ユニット12及び第2本体ユニット13に設けられる装置及び機器は上記のものに限定されるものではない。例えば、第2本体ユニット13に、帯電装置,書き込み装置、現像装置,転写装置,クリーニング装置等を設け、像担持体上に順次トナー画像を形成する構成としてもよい。
第1本体ユニット12は、第1筐体17の外周一側面に第1基板14が配設されている。この第1基板14は、第1ガイドレール27に保持された構成とされている。また、第1ガイドレール27は、第1基板14を図中矢印Z1,Z2方向に移動可能に保持している。よって、第1基板14は、第1ガイドレール27に案内されて図中矢印Z1,Z2方向に移動可能な構成となっている。
また、上記したキャリッジ23は、複数の印刷ヘッドを有しており、各印刷ヘッドは電気信号により駆動する。このため、キャリッジ23には複数のハーネス16が接続されている。このハーネス16は、ハーネス引き出し孔19から第1筐体17の外部に引き出され、第1基板14に接続されている。このハーネス16は若干の弛みを有しており、ハーネス引き出し孔19から引き出し可能な構成となっている。尚、第1本体ユニット12の下面には、位置決め孔25が形成されている。
一方、第2本体ユニット13は、第2筐体18の外周一側面に第2基板15が配設されている。この第2基板15は、第2ガイドレール28に保持された構成とされている。本実施例では、第2基板15は第2ガイドレール28に固定された構成とされている。この第2基板15は、図示しないハーネスにより電源ユニット26或いは第2筐体18内に搭載された電子装置等に接続されている。尚、第2本体ユニット13の上面には位置決め突起24が設けられており、これが第1本体ユニット12の位置決め孔25と係合することにより、装着時における第1本体ユニット12と第2本体ユニット13の位置決めが行われる。
ところで、一般にキャリッジ23等の印字ユニットを有した第1本体ユニット12に発熱する第1基板14を置いてしまうと、その発熱により印字画像に影響してしまう。このため、発熱する第1基板14は、できるだけ第1本体ユニット12から離れた場所に配置する必要がある。しかし、印字ユニットからのハーネス16は第2本体ユニット13にある第2基板15に接続する必要があり、ハーネスコネクタ30の着脱が発生し、作業性が悪く、ハーネスコネクタ30の装着不具合によるマシン不良の原因にもなる。
これを回避する方法として、第1本体ユニット12に設けられたハーネス16をはじめから第2本体ユニット13に設けられた第2基板15に接続しておくことが考えられる。しかしながら、この構成では第1本体ユニット12と第2本体ユニット13とを分離することが困難で、第1及び第2本体ユニット12,13を分離することによる利益(オプション機能の向上、及び画像形成装置の製造効率の向上等)を得ることはできない。よって、第1及び第2本体ユニット12,13は、装着される前までは互いに独立(分離)した構成としておくことが望ましい。
そこで本実施例に係る画像形成装置10は、第1本体ユニット12に設けた第1ガイドレール27(保持部材)に第1基板14を移動可能に保持させると共に、第2基板15を第2本体ユニット13に保持された構成としている。また、第1基板14の下部に第1コネクタ21を設け、第2基板15の第1コネクタ21と対向する位置に第2コネクタ22が設けた構成としている。この第1コネクタ21と第2コネクタ22は、一方が雄コネクタで他方が雌コネクタであり、よって接続可能な構成となっている。
そして、第1本体ユニット12が第2本体ユニット13に装着された後、第1基板14を第1ガイドレール27に沿って第2本体ユニット13に向け移動し、第1コネクタ21を第2コネクタ22に嵌合することにより第1基板14と第2基板15を接続する。この際、ハーネス16はハーネスコネクタ30により第1基板14に接続された状態を維持する。よって、第1及び第2コネクタ21,22が接続した状態で、全てのハーネス16がハーネスコネクタ30及び第1基板14を介して第2基板15と電気的に接続される。
このように、第1本体ユニット12に配設されたハーネス16が接続された第1基板14を移動させることにより、第2本体ユニット13に設けられた第2基板15と接続する構成とすることにより、第1本体ユニット12と第2本体ユニット13を接続させる際に、個別にハーネス16の着脱を行う作業が不要となり、作業性を向上させることが可能になる。また、複数本設けられるハーネス16を一括して扱うことができ、個々にハーネスコネクタ30を接続する必要があないため、ハーネス16の装着不具合による画像形成装置10の動作不良の発生を低減することができる。
続いて、図3及び図4を用いて、第1基板14及び第2基板15を有した画像形成装置10のより詳細な構成について説明する。尚、図1及び図2に示した構成と対応する構成については同一符号を付して説明する。
図3及び図4は、第1本体ユニット12及び第2本体ユニット13の背面側を示している。第1基板14及び第2基板15は、第1本体ユニット12及び第2本体ユニット13の背面側に設けられている。よって、後述するように第1基板14及び/または第2基板15を各本体ユニット12,13上で移動可能な構成としても、画像形成装置20の操作(通常、操作は画像形成装置20正面側で行う)及び意匠面で問題が生じるようなことはない。
図1及び図2に示した画像形成装置10と同様に、第1本体ユニット12は、第1筐体17内にその記録媒体に対してインクを吐出する印刷ヘッドを搭載したキャリッジ23(図3及び図4には図示せず)及び当該キャリッジを主走査レール上でタイミングベルトによって往復運動させながら画像記録を行う印字ユニット等を備えている。また、第2本体ユニット13は、第2筐体18に電源ユニット26を備えた構成とされている。尚、第1本体ユニット12及び第2本体ユニット13に設けられる装置及び機器は上記のものに限定されるものではなく、例えば第2本体ユニット13に、帯電装置,書き込み装置、現像装置,転写装置,クリーニング装置等を設け、像担持体上に順次トナー画像を形成する構成としてもよい。
第1ガイドレール27はアルミニウム等の金属製のレールであり、断面L字形状とされている(図8参照)。この第1ガイドレール27は第1筐体17の第1基板14の配設位置を挟んで左右に設けられており、この一対の第1ガイドレール27間に第1基板14が保持される。この第1基板14は、第1ガイドレール27に案内されて図中矢印Z1,Z2方向に移動可能な構成とされている。
第1基板14は、樹脂基板上に複数のハーネスコネクタ30が設けられている。このハーネスコネクタ30には、複数設けられるハーネス16の各端部に夫々設けられたプラグが挿入される。このプラグがハーネスコネクタ30に挿入装着されることにより、ハーネス16他端部に配設された印字ユニット(キャリッジ23等)はこのハーネス16を介して第1基板14と電気的に接続される。
この第1基板14の表面には配線パターン(図示せず)が形成されており、また第1基板14の下方縁部(図中矢印Z1方向側の辺)には第1コネクタ21が配設されている。この第1コネクタ21とハーネスコネクタ30は、配線パターンにより接続された構成とされている。尚、第1基板14には、第1コネクタ21、ハーネスコネクタ30、配線パターンの他にも電子部品を配設し、各種の回路(例えば、インターフェース回路等)を形成することも可能である。
また、ハーネス16は、上記のようにその一端はハーネスコネクタ30に接続されるが、その他端は第1筐体17に形成された図示しないハーネス引き出し孔19を介して第1本体ユニット12内に引き込まれ、印字ユニットを構成する各装置に接続されている。このハーネス16には若干の弛みを持たせており、第1基板14の移動に伴い変位しうる構成とされている。
ここで、第1ガイドレール27に注目する。第1ガイドレール27の第1基板14を保持する所定位置には、ロックレバー33が設けられている。図9は、第1ガイドレール27のロックレバー33が配設された位置近傍を拡大して示している。同図に示すように、ロックレバー33は、回転軸34を中心として回動可能な構成とされている。またロックレバー33は、図示しない係止機構により、図9(A)に示す第1基板14を保持する位置(以下、保持位置という)と、図9(B)に示す第1基板14の移動を許容する位置(以下、移動許容位置)で係止される構成とされている。
ロックレバー33が図9(A)に示す保持位置にある場合、ロックレバー33は第1基板14の移動経路内に延出し第1基板14の下端と係合している。よって、第1基板14の下方に向けたスライドはロックされ、第1基板14は保持位置に保持される。
一方、ロックレバー33が保持位置から移動許容位置まで矢印A方向に回動すると、ロックレバー33による第1基板14のロックは解除され、第1基板14は第1ガイドレール27に沿った上下方向(Z1,Z2方向)への移動が可能となる。尚、ロックレバー33が移動許容位置に位置している際、ロックレバー33の先端部に設けられた係止突起36Aが第1ガイドレール27に形成された凹部35と係合することにより係止される。このため、ロックレバー33が第1基板14の移動経路内に侵入することが禁止され、第1基板14の円滑な移動を確保している。
更に、各第1ガイドレール27の下端部には、接続部31が設けられている。この接続部31は、後述するように第1本体ユニット12が第2本体ユニット13に装着された際、第1ガイドレール27と後述する第2ガイドレール28とを接続させる機能を奏するものである。よって、接続部31は、第2ガイドレール28の上端部(Z2方向端部)と係合する構成となっている。
第2ガイドレール28はアルミニウム等の金属製のレールであり、断面L字形状とされている。この第2ガイドレール28は第2筐体18の第2基板15の配設位置を挟んで左右に設けられており、この一対の第2ガイドレール28間に第2基板15が保持される。本実施例では、第2基板15は第2ガイドレール28に固定された構成とされている。
第2基板15は、図示しないハーネスにより電源ユニット26に接続されている。また、第2本体ユニット13が帯電装置,書き込み装置、現像装置,転写装置,クリーニング装置等を有している場合には、第2基板15はこれらの各装置ともハーネスにより接続されている。
この第2基板15の表面には配線パターン(図示せず)が形成されており、また第2基板15の上方縁部(図中矢印Z2方向側の辺)には第2コネクタ22が配設されている。第2基板15に接続されたハーネスは、配線パターンを介して第2コネクタ22に接続されている。尚、第2基板15には、第2コネクタ22や配線パターンの他にも電子部品を配設し、各種の回路(例えば、インターフェース回路等)を形成することも可能である。
続いて、図3〜図5を用いて、上記構成とされた画像形成装置20において、第1本体ユニット12を第2本体ユニット13に装着する処理、及び第1基板14と第2基板15を接続する処理について説明する。尚、図5は第1基板14と第2基板15の接続方法を説明するための概略構成図である。
図3は、第1本体ユニット12と第2本体ユニット13が分離された状態を示している。この第1本体ユニット12と第2本体ユニット13が分離されている状態では、ロックレバー33は保持位置に位置しており、よって第1基板14はロックレバー33により移動がロックされた構成とされている。よって、第1本体ユニット12を第2本体ユニット13に装着する際、第1基板14が移動してしまうようなことはない。
第1本体ユニット12を第2本体ユニット13に装着するには、先ず第1ガイドレール27と第2ガイドレール28との位置決めを行い、また位置決め突起24及び位置決め孔25(図2参照)を有している場合には両者24,25の位置決めを行った後、第1本体ユニット12を第2本体ユニット13上に装着する。この際、位置決め突起24が位置決め孔25に挿入されることにより、第1本体ユニット12と第2本体ユニット13との位置決めが行われる。また、第1本体ユニット12が第2本体ユニット13に装着されることにより、第1ガイドレール27の下部に設けられた接続部31は第2ガイドレール28の上端部に係合し、よって第1ガイドレール27と第2ガイドレール28は各ユニット12,13の装着脱方向(Z1,Z2方向)に一体的に連続した構成となる。図5(A)は、第1本体ユニット12が第2本体ユニット13に装着された状態を示している。
上記のように第1本体ユニット12が第2本体ユニット13に装着されると、続いてロックレバー33を移動許容位置に向けに回動させる。これにより、ロックレバー33による第1基板14の保持は解除され、第1基板14は保持位置から第2基板15に向けか方向(矢印Z1方向)に移動可能な構成となる。
前記のように、第1ガイドレール27と第2筐体18は、第1本体ユニット12が第2本体ユニット13に装着される際、接続部31を介して連続的に接続されている。よって、第1基板14は、第1ガイドレール27及び第2ガイドレール28に案内されることにより、第1本体ユニット12から第2本体ユニット13に移動する(スライドさせる)ことができる。
図4及び図5(B)は、第1基板14が、第1本体ユニット12から第2本体ユニット13に移動した状態を示している。第1基板14が第2本体ユニット13に移動することにより第1基板14と第2基板15は近接し、やがて第1コネクタ21と第2コネクタ22は嵌合して電気的に接続される。この際、前記のようにハーネス16は第1基板14の移動に追随しうる程度の弛みを持たせているため、第1基板14の第2本体ユニット13への移動を円滑に行うことができる。
このように、第1コネクタ21と第2コネクタ22が接続されることにより、第1本体ユニット12内に設けられた印字ユニット等は、ハーネス16,ハーネスコネクタ30,第1基板14,第1コネクタ21,第2コネクタ22,及び第2基板15等を介して第2本体ユニット13に設けられた電源ユニット26等と電気的に接続される。
尚、第2ガイドレール28は、図8に拡大して示すように、ハーネスガイド29が設けられている。このため、各基板14,15の接続時においてハーネス16に傷が生じたり断線が発生したりすることを防止することができる。また、ハーネス16が多数接続された場合でも、このハーネスガイド29によりハーネス16を纏めた状態で引き回すことができる。
上記ように本実施例に係る画像形成装置20は、第1本体ユニット12を第2本体ユニット13に装着したときに、第1基板14が第1及び第2ガイドレール27,28を介して第2本体ユニット13へと移動し、この第2本体ユニット13に保持された第2基板15と接続する構成とされている。このため、第1及び第2本体ユニット12,13を接続させる際に、ハーネスコネクタ30の着脱をしなくてすみ、作業性を向上させることが可能になる。また、ハーネスコネクタ30の着脱が不要となることにより、ハーネスコネクタ30の装着不具合による画像形成装置20の動作不良の発生を低減することができる。
また、本実施例に係る画像形成装置20では、第1本体ユニット12は第2本体ユニット13に比べて高い熱を発生させる構成とされている。具体的には、第1本体ユニット12は、インクを吐出する印刷ヘッドを搭載したキャリッジ23、このキャリッジ23を主走査レール上をタイミングベルトによって往復運動させながら画像記録を行う印字ユニット等が配設されるが、この中にはインクジェットのインク・維持装置等の熱が発生する装置が含まれる。このため、第1本体ユニット12は第2本体ユニット13に比べて高い熱を発生させる。
よって、第1基板14を第1本体ユニット12に保持した構成では、第1本体ユニット12(第1筐体17)の温度が上昇した場合、この熱により第1基板14が損傷するおそれがある。しかしながら、本実施例に係る画像形成装置20は、第1本体ユニット12が熱を発生させる稼動時においては、第1基板14は熱の影響が少ない第2本体ユニット13に移動している。このため、第1基板14が第1本体ユニット12の熱により損傷を受けることを防止することができる。
更に、本実施例に係る画像形成装置20は、第1基板14を第1本体ユニット12から第2本体ユニット13に移動させるために第1ガイドレール27及び第2ガイドレール28を設け、スライド移動により第1基板14を移動させる構成している。このため、第1基板14の移動作業を容易に行うことができ、作業効率の向上を図ることができる。
図6及び図7は、第1基板14と第2基板15を接続させる他の実施例を示している。図3〜図5に示した上記した実施例では、第1基板14を第2本体ユニット13に向け移動可能とすると共に、第2基板15を第2本体ユニット13に固定し、第1本体ユニット12を第2本体ユニット13に装着後、第1基板14のみを移動させて第1基板14と第2基板15を接続する構成としていた。これに対して図6及び図7に示す実施例では、第2基板15も第2本体ユニット13において第2ガイドレール28に案内されて移動(スライド)するよう構成したものである。
図6に示す実施例では、先ず第1基板14を第1ガイドレール27に保持した第1本体ユニット12を第2本体ユニット13に装着する(図6(A)参照)。この際、本実施例では第2本体ユニット13における第2基板15の保持位置は前記した実施例に比べて上方位置(Z2方向位置)とされている。
次に、第1基板14の保持を解除し、第1基板14をZ1方向に移動させて第1コネクタ21と第2コネクタ22とを接続する(図6(B)参照)。第1及び第2コネクタ21,22の接続が完了すると、第2基板15の保持が解除される。本実施例では、第2基板15がZ1方向に移動可能な構成とされている。よって、第1及び第2コネクタ21,22が接続されることにより一体化した第1基板14及び第2基板15は、各ガイドレール27,28に沿って移動可能な状態となる。
そこで、一体化した第1基板14及び第2基板15を、各ガイドレール27,28に沿って第2本体ユニット13の所定保持位置に向け同時に移動させる(図6(C)参照)。これにより、第1基板14及び第2基板15は、共に第2本体ユニット13に装着された構成となる。
また、図7に示す実施例では、第2本体ユニット13における第2基板15の保持位置を上記した各実施例に比べて更に高く配置し、これにより第2コネクタ22が第2本体ユニット13の上面よりも突出するよう設定されている。また、第1本体ユニット12における第1基板14の保持位置は、第1コネクタ21が第1本体ユニット12の下面よりも突出するよう設定されている。
本実施例においても、先ず第1基板14を保持した第1本体ユニット12を第2本体ユニット13に装着するが、この際上記のように第1コネクタ21が第1本体ユニット12の下面よりも突出し、第2コネクタ22が第2本体ユニット13の上面よりも突出しているため、各本体ユニット12,13が接合される際、第1コネクタ21と第2コネクタ22も同時に接続される(図7(A)参照)。
次に、第1及び第2基板14,15の保持を解除し、第1及び第2基板14,15をZ1方向に移動可能とする。本実施例では、第2基板15がZ1方向に移動可能な構成とされている。よって、次に第1及び第2コネクタ21,22が接続することにより一体化した第1基板14及び第2基板15を、各ガイドレール27,28に沿って第2本体ユニット13の所定保持位置に向け同時に移動させる(図7(B)参照)。これにより、第1基板14及び第2基板15は、共に第2本体ユニット13に装着された構成となる。
上記のように図6及び図7に示す実施例のように、第1基板14及び第2基板15を共に移動可能な構成としても、第1実施例と同様にハーネスコネクタ30の接続が不要となりハーネスコネクタ30の装着不具合による画像形成装置の動作不良の発生を低減することができる。また、各基板14,15を加熱する第1本体ユニット12から離間させることができるため、各基板14,15に熱による損傷が発生することも防止できる。
上記した各実施例では、第1基板14がスライド移動(直線移動)する構成を例に挙げて説明した。しかしながら、第1基板14を第1本体ユニット12から第2本体ユニット13に移動させる構成は、スライド移動に限定されるものではない。図10に示す実施例では、第1基板14を回動させることにより第2本体ユニット13に移動させ、第2本体ユニット13に配設された第2基板15と接続するよう構成したものである。
図10(A)は、第1本体ユニット12と第2本体ユニット13が分離した状態を示している。第1基板14は、第1本体ユニット12の下部に設定されている。また第1基板14は、第1本体ユニット12に配設されたヒンジ36に保持された構成とされている。
ヒンジ36の一端部は第1本体ユニット12の下面内側に回動可能に接続されており、また他端部は第1基板14に接続されている。よって、第2基板15はヒンジ36により、第1本体ユニット12の下面に対して回動しうる構成とされている。これに対して第2基板15は、第2本体ユニット13に固定された構成とされている。
本実施例では、ヒンジ36により第1基板14を第1本体ユニット12の内側に回動させた状態で、第1本体ユニット12を第2本体ユニット13に装着する(図10(A)参照)。続いて、第1基板14をヒンジ36により第1本体ユニット12の下面に対して回動させる。
第2本体ユニット13の所定位置には回動する第1基板14を通過させる開口が形成されている。よって、ヒンジ36により回動することにより第1基板14は第2本体ユニット13の内部に進行し、そして第1基板14に設けられた第1コネクタ21と第2本体ユニット13の第2コネクタ22は接続される(図10(B)参照)。尚、本実施例では、第1基板14の回動に伴い第1コネクタ21と第2コネクタ22が接続するため、第1コネクタ21は第1基板14の平面上に配設され、また第2コネクタ22は第2基板15の平面上に配設されている。
このように、第1基板14を回動させる構成としても、第1基板14を第2本体ユニット13内において第2基板15と接続し、第2本体ユニット13内に保持することができる。また、第1基板14をスライド移動する構成に比べ、ガイドレール27,28を設ける必要がなく、また第1本体ユニット12内にヒンジ36を設ければよいため、画像形成装置の構成の簡単化を図ることができる。また、単に第1基板14を回動させることにより第1基板14と第2基板15を接続できるため、容易な作業性で接続を行うことが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
10,20 画像形成装置
20 画像形成装置
12 第1本体ユニット
13 第2本体ユニット
14 第1基板
15 第2基板
16 ハーネス
17 第1筐体
18 第2筐体
19 ハーネス引き出し孔
21 第1コネクタ
22 第2コネクタ
23 プロッタ
26 電源ユニット
27 第1ガイドレール
28 第2ガイドレール
29 ハーネスガイド
30 ハーネスコネクタ
31 接続部
33 ロックレバー
36 ヒンジ
20 画像形成装置
12 第1本体ユニット
13 第2本体ユニット
14 第1基板
15 第2基板
16 ハーネス
17 第1筐体
18 第2筐体
19 ハーネス引き出し孔
21 第1コネクタ
22 第2コネクタ
23 プロッタ
26 電源ユニット
27 第1ガイドレール
28 第2ガイドレール
29 ハーネスガイド
30 ハーネスコネクタ
31 接続部
33 ロックレバー
36 ヒンジ
Claims (9)
- 第1本体ユニットと、
第2本体ユニットを備えた画像形成装置であって、
前記第1本体ユニットと前記第2本体ユニットは着脱可能であり、
前記第1本体ユニットは移動可能な構成とれさた第1基板を備え、
前記第2本体ユニットは第2基板を備え、
前記第1本体ユニットを前記第2本体ユニットに装着後、前記第1の基板を前記第2本体ユニットに向け移動し前記第2基板と接続する構成とした画像形成装置。 - 前記第2の基板を移動可能な構成とし、
前記第1の基板と前記第2の基板が接続された後、更に前記第1及び第2の基板が該接続状態を維持しつつ前記第2本体ユニットに位置するよう移動する構成とした請求項1記載の画像形成装置。 - 第1本体ユニットと、
第2本体ユニットを備えた画像形成装置であって、
前記第1本体ユニットと前記第2本体ユニットとは着脱可能であり、
前記第1本体ユニットは移動可能な構成とされた第1基板を備え、
前記第2本体ユニットは移動可能な構成とされた第2基板を備え、
前記第1本体ユニットを前記第2本体ユニットに装着したときに、前記第1の本体ユニットに設けられた第1の基板と前記第2の本体ユニットに設けられた第2の基板とが接続され、該接続状態を維持しつつ前記第1及び第2の基板が共に前記第2本体ユニットに位置するよう移動する構成とした画像形成装置。 - 前記第1の基板及び/または前記第2の基板の前記第2本体ユニットへの移動がスライド移動である請求1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記第1本体ユニット及び/または前記第2本体ユニットに、前記第1の基板及び/または前記第2の基板のスライドをガイドするガイド部材を設けたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記第1の基板の前記第2本体ユニットへの移動が、前記第2本体ユニットへの回動移動であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記第1本体ユニットは、
インクを吐出する印刷ヘッドを搭載したキャリッジを備え、該キャリッジを主走査レール上をタイミングベルトによって往復運動させながら画像記録を行う印字ユニットを備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記第2本体ユニットは、
帯電装置、書き込み装置、現像装置、転写装置・クリーニング装置などを備え、像担持体上に順次トナー画像を形成することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記第1本体ユニットは、前記第2本体ユニットに比べて高い熱を発生させる構成とされた請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008230012A JP2010064264A (ja) | 2008-09-08 | 2008-09-08 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008230012A JP2010064264A (ja) | 2008-09-08 | 2008-09-08 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010064264A true JP2010064264A (ja) | 2010-03-25 |
Family
ID=42190290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008230012A Pending JP2010064264A (ja) | 2008-09-08 | 2008-09-08 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010064264A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018158510A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
JP2020163709A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 長野日本無線株式会社 | インクジェット式プリント装置 |
-
2008
- 2008-09-08 JP JP2008230012A patent/JP2010064264A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018158510A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
JP2020163709A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 長野日本無線株式会社 | インクジェット式プリント装置 |
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