JP2012073898A - 電子会議システム、電子会議の端末装置、電子会議方法およびプログラム - Google Patents

電子会議システム、電子会議の端末装置、電子会議方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電子会議に参加する複数の端末装置のそれぞれが所持する文書データを、端末装置間で直接送受信することができる電子会議システム、電子会議の端末装置、電子会議方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】電子会議の開催において、主催者端末が開催通知信号を送信し(S1)、参加者端末が主催者端末に参加要求通知信号を送信するとともに、自身の端末IDと、自身の所持する文書データ一覧を示す所持資料リストを送信する(S6)。主催者端末は端末IDの一覧を示す参加者リストと、所持資料リストの一覧を示す全資料リストを、各参加者端末に配信する(S41)。各端末は、所望する文書データを全資料リストから選択し、参加者リストからその文書データを所持する端末IDを読み出し、その端末IDに対し、直接、文書データを要求する資料要求通知信号を送信することができる(S73)。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子会議に参加する複数の端末装置のそれぞれが所持する文書データを共有することができる電子会議システム、電子会議の端末装置、電子会議方法およびプログラムに関する。
従来、会議の資料として用いられる電子文書のデータ(以下、「文書データ」という。)を内蔵の記憶装置に記憶させた端末装置を持ち寄り、それぞれの文書データをサーバのストレージに記憶させておくことで、会議の参加者が資料を閲覧できる電子会議システムが知られている。このような電子会議システムでは、あらかじめ文書データをサーバにアップロードする必要があり、手間がかかる。
そこで、アプリケーションルータ(APルータ)に、電子会議に参加する端末装置のアドレスを記憶させる。第1の端末装置から第2の端末装置のフォルダを参照する要求が出力された場合に、APルータが、第2の端末装置にファイルアクセスメッセージ要求を送信する。そして第2の端末装置から応答として返されるファイルを、第1の端末にダウンロードさせることで、文書データを端末装置間で送受信することのできる技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−12085号公報
しかしながら、特許文献1は、第1の端末装置から第2の端末装置への文書データの要求をAPルータが代理で行う形態であり、端末装置間で直接文書データの要求を行うことができないので、文書データの取得をすみやかに行うことができなかった。また、所望する文書データをどの端末装置が所持しているかについて知るには各端末装置それぞれにアクセスしなければならず、電子会議に参加する端末装置が多くなるほど、所望する文書データを所持する端末装置を探し出すのに手間がかかった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、電子会議に参加する複数の端末装置のそれぞれが所持する文書データを、端末装置間で直接送受信することができる電子会議システム、電子会議の端末装置、電子会議方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1態様によれば、電子会議に参加する複数の端末装置のそれぞれが所有する文書データを、前記端末装置同士で共有可能な電子会議システムであって、前記端末装置は、電子会議を開催する側の前記端末装置であり、電子会議に参加する前記端末装置の一覧を示す端末一覧情報を生成する主催者端末装置と、電子会議に参加する側の前記端末装置であり、前記主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報を受信する参加者端末装置と、を含み、前記主催者端末装置は、前記参加者端末装置から、前記端末装置のそれぞれを特定するための情報である端末情報と、それぞれの前記端末装置が所有する前記文書データの一覧を示す文書情報とを受信する第1受信手段と、前記第1受信手段により受信された前記端末情報を用いて前記端末一覧情報を生成する第1生成手段と、前記第1受信手段により受信された前記文書情報を用い、前記端末装置ごとの前記文書データの一覧を示す文書一覧情報を生成する第2生成手段と、前記第1生成手段により生成された前記端末一覧情報と、前記第2生成手段により生成された前記文書一覧情報とを、前記端末一覧情報に示される前記参加者端末装置のそれぞれに送信する第1送信手段と、を備え、前記参加者端末装置は、前記主催者端末装置に、自身の前記端末情報と前記文書情報とを送信する第2送信手段と、前記主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とを受信する第2受信手段と、を備え、前記端末装置は、前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とに基づいて、前記文書一覧情報に示される前記文書データを所有する前記端末装置に前記文書データを要求する要求信号を出力する第1出力手段と、前記要求信号の出力元の前記端末装置に対し、要求された前記文書データを送信する要求データ送信手段と、を備える電子会議システムが提供される。
第1態様の電子会議システムでは、電子会議を開催する主催者端末装置が、電子会議に参加する参加者端末装置から、それぞれの端末情報と文書情報とを受信し、それらを用いて端末一覧情報と文書一覧情報とを生成して、参加者端末装置に送信することができる。よって、参加者端末装置は、端末一覧情報に基づいて、文書一覧情報に示される文書データを所有する端末装置に、直接、文書データの送信を要求することができる。すなわち、文書データの送受信を、他の装置を介さずに、端末装置間で直接行うことができるので、文書データを速やかに取得することができる。また、端末一覧情報および文書一覧情報を参照して所望する文書データを所持する端末装置を探すことができるので、各端末装置にそれぞれアクセスし、その端末装置が所持する文書データを参照して、所望する文書データの所在を探る必要がなく、手間がかからない。さらに、主催者端末装置が端末一覧情報と文書一覧情報と一元管理するので、参加者端末装置に負荷がかからない。
第1態様において、前記参加者端末装置は、前記主催者端末装置に電子会議から退席することを示す退席信号を出力する第2出力手段をさらに備えてもよい。前記主催者端末装置は、前記第1受信手段によって前記参加者端末装置からの前記退席信号が受信された場合に、前記第1生成手段が、前記退席信号を出力した前記参加者端末装置の前記端末情報を除いた前記端末一覧情報を生成し、前記第2生成手段が、前記退席信号を出力した前記参加者端末装置の前記文書情報を除いた前記文書一覧情報を生成し、前記第1送信手段が、前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とを前記端末一覧情報に示される前記参加者端末装置のそれぞれに送信してもよい。
主催者端末装置が、退席した参加者端末装置の端末情報および文書情報を除いた端末一覧情報および文書一覧情報を生成し、各参加者端末装置に送信することができるので、端末一覧情報および文書一覧情報を、常に、最新の状態に維持することができる。これにより、すでに退席した端末装置に対して、文書データを要求してしまうことがない。
第1態様において、前記参加者端末装置は、自身の所有する前記文書データが更新された場合に、更新を反映した前記文書情報を生成する第3生成手段をさらに備えてもよい。前記参加者端末装置の前記第2送信手段は、前記第3生成手段によって更新が反映された前記文書情報が生成された場合に、その文書情報を前記主催者端末装置に送信してもよい。前記主催者端末装置は、前記第1受信手段により前記参加者端末装置から更新された前記文書情報が受信された場合に、前記第2生成手段が、前記文書情報の更新を反映した前記文書一覧情報を生成し、前記第1送信手段が、前記端末一覧情報と、更新の反映された前記文書一覧情報とを前記端末一覧情報に示される前記参加者端末装置のそれぞれに送信してもよい。
主催者端末装置が、文書データを更新した参加者端末装置の文書情報を反映させた文書一覧情報を生成し、端末一覧情報とともに各参加者端末装置に送信することができるので、端末一覧情報および文書一覧情報を、常に、最新の状態に維持することができる。これにより、更新前の文書データを要求してしまうことがない。
本発明の第2態様によれば、電子会議に参加する複数の端末装置のそれぞれが所有する文書データを、前記端末装置同士で共有可能な電子会議システムであって、前記端末装置は、電子会議を開催する側の前記端末装置であり、電子会議に参加する前記端末装置の一覧を示す端末一覧情報を生成する主催者端末装置と、電子会議に参加する側の前記端末装置であり、前記主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報を受信する参加者端末装置と、を含み、前記主催者端末装置は、前記参加者端末装置から、前記端末装置のそれぞれを特定するための情報である端末情報と、それぞれの前記端末装置が所有する前記文書データの一覧を示す文書情報とを受信する第1受信手段と、前記第1受信手段により受信された前記端末情報を用いて前記端末一覧情報を生成する第1生成手段と、前記第1生成手段により生成された前記端末一覧情報を、前記端末一覧情報に示される前記参加者端末装置のそれぞれに送信する第1送信手段と、を備え、前記参加者端末装置は、前記主催者端末装置に、自身の前記端末情報と前記文書情報とを送信する第2送信手段と、前記主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報を受信する第2受信手段と、前記第2受信手段により受信された前記端末一覧情報に示される前記端末装置のそれぞれに、自身の前記文書情報を送信する第3送信手段と、を備え、前記端末装置は、前記第3送信手段により送信される複数の前記端末装置それぞれの前記文書情報を用い、前記端末装置ごとの前記文書データの一覧を示す文書一覧情報を生成する第4生成手段と、前記端末一覧情報と、前記第4生成手段により生成される前記文書一覧情報とに基づいて、前記文書一覧情報に示される前記文書データを所有する前記端末装置に前記文書データを要求する要求信号を出力する第1出力手段と、前記要求信号の出力元の前記端末装置に対し、要求された前記文書データを送信する要求データ送信手段と、を備える電子会議システムが提供される。
第2態様の電子会議システムでは、電子会議を開催する主催者端末装置が、電子会議に参加する参加者端末装置から、それぞれの端末情報を受信し、端末一覧情報を生成して、参加者端末装置に送信することができる。そして、参加者端末装置は、端末一覧情報に基づき、それぞれの端末装置に、自身の文書情報を送信することができる。そして各端末装置において、文書情報に基づく文書一覧情報を生成することで、端末一覧情報に基づいて、文書一覧情報に示される文書データを所有する端末装置に、直接、文書データの送信を要求することができる。すなわち、文書データの送受信を、他の装置を介さずに、端末装置間で直接行うことができるので、文書データを速やかに取得することができる。また、端末一覧情報および文書一覧情報を参照して所望する文書データを所持する端末装置を探すことができるので、各端末装置にそれぞれアクセスし、その端末装置が所持する文書データを参照して、所望する文書データの所在を探る必要がなく、手間がかからない。また、主催者端末装置は端末一覧情報を管理し、参加者端末装置がそれぞれの文書情報を送信し合って、個々の端末装置において文書一覧情報を生成するので、主催者端末装置にかかる負荷を分散することができる。
第2態様において、前記参加者端末装置は、前記主催者端末装置に電子会議から退席することを示す退席信号を出力する第2出力手段をさらに備えてもよい。前記主催者端末装置は、前記第1受信手段によって前記参加者端末装置からの前記退席信号が受信された場合に、前記第1生成手段が、前記退席信号を出力した前記参加者端末装置の前記端末情報を除いた前記端末一覧情報を生成し、前記第1送信手段が、前記端末一覧情報を、前記端末一覧情報に示される前記参加者端末装置のそれぞれに送信してもよい。前記参加者端末装置の前記第3送信手段は、前記主催者端末装置から送信された、前記退席信号を出力した前記参加者端末装置の前記端末情報が除かれた前記端末一覧情報に基づき、前記端末一覧情報に示される前記端末装置のそれぞれに、自身の前記文書情報を送信してもよい。
主催者端末装置は、退席した参加者端末装置の端末情報および文書情報を除いた端末一覧情報を生成し、各参加者端末装置に送信することができる。そして各参加者端末装置は、更新された端末一覧情報に基づき自身の文書情報を送信することができる。よって端末装置は、端末一覧情報および文書一覧情報を、常に、最新の状態に維持することができる。これにより、すでに退席した端末装置に対して、文書データを要求してしまうことがない。
第2態様において、前記参加者端末装置は、自身の所有する前記文書データが更新された場合に、更新を反映した前記文書情報を生成する第3生成手段をさらに備えてもよい。前記参加者端末装置の前記第2送信手段は、前記第3生成手段によって更新が反映された前記文書情報が生成された場合に、その文書情報を前記主催者端末装置に送信してもよい。前記主催者端末装置は、前記第1受信手段によって前記参加者端末装置から更新が反映された前記文書情報が受信された場合に、前記第1送信手段が、前記端末一覧情報を、前記端末一覧情報に示される前記参加者端末装置のそれぞれに送信してもよい。前記参加者端末装置の前記第3送信手段は、前記主催者端末装置から送信された前記端末一覧情報に基づき、前記端末一覧情報に示される前記端末装置のそれぞれに、自身の前記文書情報を送信してもよい。
主催者端末装置は、文書データを更新した参加者端末装置から文書情報を受信したら、端末一覧情報を各参加者端末装置に送信することができる。そして各参加者端末装置は、更新された端末一覧情報に基づき自身の文書情報を送信することができる。よって端末装置は、端末一覧情報および文書一覧情報を、常に、最新の状態に維持することができる。これにより、更新前の文書データを要求してしまうことがない。
第1態様または第2態様において、前記主催者端末装置は、電子会議を開催する際に、複数の前記端末装置に、電子会議の開催を報せるとともに、自身の前記端末情報を報せる開催通知情報を送信する第4送信手段を備えてもよい。前記第4送信手段は、電子会議の開催中であっても、前記開催通知情報を送信可能であってもよい。主催者端末装置は、電子会議の開催中にも、開催通知情報を送信することができるので、端末装置が参加者端末装置として電子会議に途中参加することができる。
本発明の第3態様によれば、電子会議に参加する複数の端末装置のそれぞれが所有する文書データを、前記端末装置同士で共有可能な電子会議の端末装置であって、電子会議に参加する側の前記端末装置である参加者端末装置の一覧を示す端末一覧情報を生成し、電子会議を開催する主催者端末装置としての機能を有し、前記参加者端末装置から、前記端末装置のそれぞれを特定するための情報である端末情報と、それぞれの前記端末装置が所有する前記文書データの一覧を示す文書情報とを受信する第1受信手段と、前記第1受信手段により受信された前記端末情報用いて前記端末一覧情報を生成する第1生成手段と、前記第1受信手段により受信された前記文書情報を用い、前記端末装置ごとの前記文書データの一覧を示す文書一覧情報を生成する第2生成手段と、前記第1生成手段により生成された前記端末一覧情報と、前記第2生成手段により生成された前記文書一覧情報とを前記端末一覧情報に示される前記参加者端末装置のそれぞれに送信する第1送信手段と、を備えることを特徴とする電子会議の端末装置が提供される。
端末装置が主催者端末装置として機能することで、電子会議に参加する端末装置の端末情報と文書情報とから、それぞれ端末一覧情報と文書一覧情報とを生成することができる。そして、端末一覧情報と文書一覧情報とを参加者端末装置に送信することで、参加者端末装置が、端末一覧情報に基づき、文書一覧情報に示される文書データを所有する端末装置に、直接、文書データの送信を要求することが可能となる。すなわち、文書データの送受信を、他の装置を介さずに、端末装置間で直接行うことができるので、文書データを速やかに取得することができる。また、端末一覧情報および文書一覧情報を参照して所望する文書データを所持する端末装置を探すことも可能となり、各端末装置にそれぞれアクセスし、その端末装置が所持する文書データを参照して、所望する文書データの所在を探る必要がなく、手間がかからない。
本発明の第4態様によれば、電子会議に参加する複数の端末装置のそれぞれが所有する文書データを、前記端末装置同士で共有可能な電子会議の端末装置であって、電子会議に参加する前記端末装置の一覧を示す端末一覧情報を生成する主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報を受信して、電子会議に参加する参加者端末装置としての機能を有し、前記主催者端末装置に、自身の前記端末情報と前記文書情報とを送信する第2送信手段と、前記主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とを受信する第2受信手段と、前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とに基づいて、前記文書一覧情報に示される前記文書データを所有する前記端末装装置に前記文書データを要求する要求信号を出力する第1出力手段と、前記要求信号の出力元の前記端末装置に対し、要求された前記文書データを送信する要求データ送信手段と、を備える電子会議の端末装置が提供される。
端末装置が参加者端末装置として機能することで、主催者端末装置によって、電子会議に参加する端末装置の端末情報と文書情報とからそれぞれ生成される端末一覧情報と文書一覧情報とを取得することができる。よって、端末一覧情報に基づき、文書一覧情報に示される文書データを所有する端末装置に、直接、文書データの送信を要求することができる。すなわち、文書データの送受信を、他の装置を介さずに、端末装置間で直接行うことができるので、文書データを速やかに取得することができる。また、端末一覧情報および文書一覧情報を参照して所望する文書データを所持する端末装置を探すことも可能となり、各端末装置にそれぞれアクセスし、その端末装置が所持する文書データを参照して、所望する文書データの所在を探る必要がなく、手間がかからない。
第3態様または第4態様は、前記文書データを所定の表示部に表示する表示手段を備えてもよい。前記表示手段は、前記表示部に表示される前記文書データの表示内容が書き換えられる場合に、前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とを、前記表示部に表示してもよい。文書データの表示内容が書き換えられる場合に合わせて端末一覧情報と文書一覧情報との表示を行えば、表示部が、表示内容が書き換えられる場合に電力を消耗するタイプのものである場合に、電力の消耗を抑制することができる。
本発明の第5態様によれば、電子会議に参加する複数の端末装置のそれぞれが所有する文書データを、前記端末装置同士で共有可能な電子会議の端末装置において実行される電子会議方法であって、電子会議に参加する側の前記端末装置である参加者端末装置の一覧を示す端末一覧情報を生成し、電子会議を開催する主催者端末装置として機能するため、前記参加者端末装置から、前記端末装置のそれぞれを特定するための情報である端末情報と、それぞれの前記端末装置が所有する前記文書データの一覧を示す文書情報とを受信する第1受信ステップと、前記第1受信ステップにより受信された前記端末情報を用いて前記端末一覧情報を生成する第1生成ステップと、前記第1受信ステップにより受信された前記文書情報を用い、前記端末装置ごとの前記文書データの一覧を示す文書一覧情報を生成する第2生成ステップと、前記第1生成ステップにより生成された前記端末一覧情報と、前記第2生成ステップにより生成された前記文書一覧情報とを前記端末一覧情報に示される前記参加者端末装置のそれぞれに送信する第1送信ステップと、を含むとともに、電子会議に参加する側であり、前記主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報を受信する前記参加者端末装置として機能するため、前記主催者端末装置に、自身の前記端末情報と前記文書情報とを送信する第2送信ステップと、前記主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とを受信する第2受信ステップと、を含み、さらに、前記端末装置の機能として、前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とに基づいて、前記文書一覧情報に示される前記文書データを所有する前記端末装置に前記文書データを要求する要求信号を出力する第1出力ステップと、前記要求信号の出力元の前記端末装置に対し、要求された前記文書データを送信する要求データ送信ステップと、を含む電子会議方法が提供される。
本発明の第6態様によれば、電子会議に参加する複数の端末装置のそれぞれが所有する文書データを、前記端末装置同士で共有可能な電子会議の端末装置として機能させるためのプログラムであって、電子会議に参加する側の前記端末装置である参加者端末装置の一覧を示す端末一覧情報を生成し、電子会議を開催する主催者端末装置として機能するため、コンピュータに、前記参加者端末装置から、前記端末装置のそれぞれを特定するための情報である端末情報と、それぞれの前記端末装置が所有する前記文書データの一覧を示す文書情報とを受信する第1受信ステップと、前記第1受信ステップにより受信された前記端末情報を用いて前記端末一覧情報を生成する第1生成ステップと、前記第1受信ステップにより受信された前記文書情報を用い、前記端末装置ごとの前記文書データの一覧を示す文書一覧情報を生成する第2生成ステップと、前記第1生成ステップにより生成された前記端末一覧情報と、前記第2生成ステップにより生成された前記文書一覧情報とを前記端末一覧情報に示される前記参加者端末装置のそれぞれに送信する第1送信ステップと、を実行させるとともに、電子会議に参加する側であり、前記主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報を受信する前記参加者端末装置として機能するため、コンピュータに、前記主催者端末装置に、自身の前記端末情報と前記文書情報とを送信する第2送信ステップと、前記主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とを受信する第2受信ステップと、を含み、さらに、前記端末装置の機能として、コンピュータに、前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とに基づいて、前記文書一覧情報に示される前記文書データを所有する前記端末装置に前記文書データを要求する要求信号を出力する第1出力ステップと、前記要求信号の出力元の前記端末装置に対し、要求された前記文書データを送信する要求データ送信ステップと、を実行させるプログラムが提供される。
第5態様に係る電子会議方法に従う処理をコンピュータで実行することによって、あるいは、第6態様に係るプログラムを実行してコンピュータを電子会議の端末装置として機能させることで、第1態様と同様の効果を得ることができる。
電子会議システム1に参加する端末装置10の電気的な構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態の電子会議システム1において行われる処理の流れについて説明するためのシーケンス図である。 第1の実施の形態の電子会議プログラムのフローチャートである。 第1の実施の形態の主催者端末処理のフローチャートである。 第1の実施の形態の参加者端末処理のフローチャートである。 リスト表示処理のフローチャートである。 第2の実施の形態の電子会議システム1において行われる処理の流れについて説明するためのシーケンス図である。 第2の実施の形態の電子会議システム1において行われる処理の流れについて説明するためのシーケンス図である。 第2の実施の形態の主催者端末処理のフローチャートである。 第2の実施の形態の参加者端末処理のフローチャートである。
以下、本発明の第1の実施の形態にかかる電子会議システム1および電子会議の端末装置10について、図面を参照して説明する。参照する図面は、本発明が採用し得る技術的特徴を説明するために用いられるものである。図面に記載されている装置の構成、各種処理のフローチャート等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。なお、以下では、「端末装置」を「端末」と表記する場合もある。
図1を参照して、電子会議システム1の概要について説明する。電子会議システム1では、会議の参加者が持ち寄る複数の端末装置10間で相互に無線通信が行われる。電子会議システム1は、それぞれの端末装置10が会議の資料として所持する電子文書のデータ(文書データ)を、各端末装置10間で直接、送受信して、参加者が手元の端末装置10で閲覧できるようにするシステムである。
具体的には、複数の端末装置10のうちの任意の1台が、電子会議を主催する主催者端末として機能する。端末装置10は、電子会議に参加する参加者端末としての機能も有し、主催者端末として機能する端末装置10(以下では、単に「主催者端末」と表記する場合もある。)の主催する電子会議に参加することができる。主催者端末は、自身を含め、電子会議に参加する端末装置10の一覧を示す、参加者リストを、参加者端末として機能する端末装置10(以下では、単に「参加者端末」と表記する場合もある。)に送信する。各端末装置10は、参加者リストに基づいて他の端末装置10に、直接、接続することができ、文書データの送受信を行うことができる。
次に、端末装置10の外観および電気的構成について説明する。端末装置10は、例えば正面視で長方形状に形成され、正面に、表示部15が設けられている。表示部15は、表示パネル13と、表示パネル13の正面側の表面上に設けられたタッチパネル14とを備える。表示パネル13は、周知の不揮発性の表示素子で構成されている。不揮発性の表示素子は、表示中の画像を書き換える場合にのみ電力を必要とし、電力の供給が断たれても表示中の画像を保持することが可能であるという特性を有する。表示パネル13としては、例えば、マイクロカプセル方式や電気泳動式等の不揮発性の表示素子が使用可能である。なお、表示パネル13としては、例えば公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどを用いてもよい。
タッチパネル14は、タッチペンや指等の接触を検知してパネル上の接触位置の位置検出を行うことにより、端末装置10の操作の入力を行う装置である。タッチパネル14として、第1の実施の形態では、接触圧を検知することができる周知の感圧式のタッチスクリーンが採用されている。タッチパネル14として、表面全体に電界を形成し、触れられた部分の電荷の変化に基づいて位置検出を行う投影型静電容量方式のタッチスクリーンを採用してもよい。
端末装置10は、正面における表示部15の下方に、複数の操作キー17を備える。操作キー17は、端末装置10の電源のオン・オフや、表示パネル13およびタッチパネル14への給電のオン・オフなど、タッチパネル14による操作の入力を補う操作の入力などに用いられる。また、図示しないが、端末装置10の側面には、メモリカード28を挿入可能なカードスロット、USBケーブルやACアダプタなどのコネクタやプラグを接続可能なポート等が設けられている。電子会議において用いられる資料としての文書データは、例えば、不揮発性の記憶装置であるメモリカード28にあらかじめ記憶され、メモリカード28がカードスロットに挿入されることによって、端末装置10において使用可能に所持される。文書データは、例えば、PDF形式のファイルやJPEG形式の写真、プレゼンテーションソフトや表計算ソフトに用いられるデータなどが挙げられる。文書データは、メモリカード28から後述のEEPROM20にコピーされ、EEPROM20またはメモリカード28に記憶されることにより、端末装置10に所持されてもよい。あるいはUSBケーブルや無線通信を介して接続される他の装置(端末装置10も含む)からダウンロードされることにより、端末装置10に所持されてもよい。
次に、端末装置10の電気的構成について説明する。端末装置10は、端末装置10の制御等を司るCPU11を備える。CPU11は、ROM18、RAM19およびEEPROM20と電気的に接続され、それぞれの記憶領域にアクセスできる。ROM18は、CPU11が実行するBIOS等のプログラムを記憶する読出し専用の記憶装置である。RAM19は、データを一時的に記憶する読み書き可能な記憶装置である。EEPROM20は読み書き可能な不揮発性の記憶装置であり、端末装置10で使用されるアプリケーション等のプログラムや文書データなどのデータ等が記憶される。後述する、電子会議プログラムも、EEPROM20の所定の記憶エリアに記憶されている。
CPU11にはさらに、表示制御部12、入力制御部16、通信制御部22、USBインタフェイス(I/F)23、電源コントローラ24、およびメモリカードインタフェイス27が接続されている。表示制御部12には表示パネル13が接続されている。表示制御部12は、表示パネル13の駆動制御を行う。CPU11は、表示制御部12を介して表示パネル13に所望の画像を表示させることができる。
入力制御部16にはタッチパネル14および操作キー17が接続されている。入力制御部16は、タッチパネル14を駆動させ、タッチパネル14による指等の接触位置の検出結果に基づき、表示パネル13上の位置座標を求め、CPU11に出力する制御を行う。また、操作キー17に駆動電流を流し、操作キー17のオン・オフの状態を検出してCPU11に出力する。通信制御部22は、例えばBluetooth(登録商標)やWiFi(登録商標)などの通信プロトコルによる無線通信のインタフェイスであり、無線通信部21の駆動制御を行う。無線通信部21は、電磁波による通信波の送受信を行うアンテナである。
USBインタフェイス23は、USB規格に基づくシリアル通信を行うためのインタフェイスである。電源コントローラ24は、端末装置10に内蔵されて電力を供給するバッテリ25の充放電を制御する。なお、バッテリ25は、端末装置10に着脱可能に装着されるものであってもよい。また、電源コントローラ24にはUSBインタフェイス23と外部電源コネクタ26とが接続されている。電源コントローラ24は、図示しない、USBケーブルやACアダプタを介して供給される電力をバッテリ25に供給し、バッテリ25の充電を行うことができる。メモリカードインタフェイス27は、カードスロットに挿入されるメモリカード28の記憶領域にCPU11がアクセスしてデータの読み書きを行うためのインタフェイスである。
次に、第1の実施の形態の電子会議システム1において行われる処理の流れについて、図2のシーケンス図を参照して説明する。なお、説明の便宜上、電子会議に参加する5台の端末装置10を端末A,B,C,D,Eと呼ぶこととする。そのうちの端末Aを主催者端末とし、端末B,C,D,Eを参加者端末とする。また、以下のシーケンス図において説明する各処理は、後述する電子会議プログラム(図3〜図5参照)における各処理を抜粋したものである。したがって、電子会議プログラムのフローチャートの各ステップ(「S」と略記する。)と同一のステップ番号を付して説明を行うものとする。また、説明のための時期的な区切りをピリオドと表記し、「P」と略記する。なお、各処理は、端末装置10のCPU11により実行される。
まず、主催者端末によって電子会議が開催され、参加者端末が電子会議に参加するまでの第1ピリオド(P1)における処理の流れについて説明する。電子会議が開催される場合には、端末装置10のうち、電子会議を開催する旨を伝える開催通知信号を送信した端末装置10が、以降、主催者端末として機能する。図2に示すように、主催者端末として機能することとなった端末Aから、開催通知信号と、無線通信において個々の端末装置10を識別するための端末情報である端末ID(ここでは主催者端末の端末ID)とが送信される(S1)。開催通知信号と端末IDとはブロードキャストにより送信される。第1の実施の形態において、無線通信はBluetooth(登録商標)により行われ、通信波の届く範囲はせいぜい数十mである。ここでは、端末B,C,Dが、開催通知信号と端末IDとを受信したものとする。
利用者が端末Bを電子会議に参加させる場合、端末Bから、上記受信した端末IDによって特定される端末Aに向け、電子会議への参加を要求する参加要求通知信号が送信される。その際に、端末Bから、端末Bを識別する端末IDと、端末Bが所持する文書データの一覧(文書データの名称の一覧であり、データの属性情報なども含まれる)が記録された所持資料リストも送信される(S6)。端末Aでは、端末Bから参加要求通知信号を受信した場合に、利用者により端末Bを電子会議に参加させることが決定されたら、端末Bに対して電子会議への参加を許可する許可通知信号が送信される(S32)。端末Bは、許可通知信号を受信したら、以降、参加者端末として機能するようになる。
また、端末Aでは、会議に参加する端末装置10として端末Bが加わったことに伴い、参加者リスト(図中、リストを「L」と略記する。)が更新される(S35)。すなわち、参加者リストとは、電子会議に参加するすべての端末装置10の端末IDが一体に記録されたリストであり、ここでは、端末Aと端末Bの端末IDが一体となった参加者リストとして更新される。さらに、端末Aでは、端末Bの所持資料リストを受信したことから、電子会議において利用可能な文書データの一覧を示す、全資料リストが更新される(S36)。すなわち、全資料リストとは、電子会議に参加するすべての端末装置10の所持資料リストが一体に記録されたリストであり、ここでは、端末Aと端末Bの所持資料リストが一体となった全資料リストとして更新される。
端末Aから、更新された参加者リストと全資料リストとが、互いに対応付けられた状態で、参加者リストに記録のある端末IDによって特定されるすべての端末装置10(自身を除く)に送信される(S41)。ここでは、端末Bに、参加者リストと全資料リストとが送信される。
同様にして、端末Aでは、端末Cからの参加要求通知信号を受信したら(S6)、端末Cに対して許可通知信号が送信されると共に(S32)、参加者リストと全資料リストとが更新される(S35,S36)。ここでは、参加者リストには端末Cの端末IDがさらに追加され(S35)、全資料リストには端末Cの所持資料リストがさらに追加される(S36)。そして、端末Aから、参加者リストに記録された端末Bおよび端末Cに、参加者リストと全資料リストとが互いに対応付けられた状態で送信される(S41)。
このように、電子会議に参加する端末装置10が増えるたびに、各端末装置10に、電子会議に参加するすべての端末装置10の端末IDが記録された参加者リストと、電子会議に参加するすべての端末装置10の所持資料リストが記録された全資料リストとが配信される。各端末装置10が所持する参加者リストと全資料リストとは、常に最新の情報が反映されたものとなる。
ところで、端末Aの送信した開催通知信号が、部外者の端末Dに受信され、端末Dの利用者が誤って参加要求信号を端末Aに送信する場合がある(S6)。この場合、端末Aの利用者が、端末Dの端末IDから部外者だと認知して電子会議への参加を拒否する操作を行えば、端末Aから端末Dに、拒否通知信号が送信される(S31)。端末Dは、拒否通知信号を受信したら、電子会議には参加できず、主催者端末としても参加者端末としても機能することはない。また、端末Aでは、参加者リストおよび全資料リストの更新はなされない。
次に、端末装置10において、所持する資料(文書データ)の更新(新規文書データの追加、文書データの内容の書き換え、文書データの削除等)が行われる場合の処理の流れについて、第2ピリオド(P2)として説明する。例えば端末Cにおいて資料の更新が行われた場合(S62)、主催者端末の端末Aに、端末Cの所持資料リストが送信される(S63)。端末Aでは、全資料リストの更新が行われ(S36)、電子会議に参加するすべての端末装置10に、参加者リストと、更新された全資料リストとが互いに対応付けられた状態で配信される(S41)。各端末装置10が所持する参加者リストと全資料リストとは、常に最新の情報が反映されたものとなる。端末Aにおいて資料の更新が行われた場合も同様に、会議に参加するすべての端末装置10に、参加者リストと、更新された所持資料リストとが配信される。
次に、端末装置10間で文書データの送受信が行われる場合の処理の流れについて、第3ピリオド(P3)として説明する。例えば、端末Bの利用者が、全資料リストを閲覧し、その中から所望する文書データを取得する操作を行った場合、端末Bでは、文書データを所持する端末装置10の端末IDが、参加者リストから特定される。例えばその端末IDが端末Cのものであった場合、端末Bから端末Cへ、利用者の所望する文書データを要求する資料要求通知信号が、端末Bの端末IDとともに送信される(S73)。端末Cでは、資料要求通知信号に基づき、要求された文書データが、要求元の端末Bに、直接、送信される(S71)。
次に、電子会議の開催中に、新規参加者を追加する場合の処理の流れについて、第4ピリオド(P4)として説明する。電子会議への参加者の追加は、主催者端末である端末Aの利用者が、電子会議を開催するための操作を再度行うことによりなされる。端末Aから、開催通知信号と、端末Aの端末IDとが、ブロードキャストにより送信される(S48)。すでに電子会議に参加している端末B,Cでは、開催通知信号が受信されても、それに対する処理はなされず無視される。
一方、新たに電子会議に参加する端末Eは、上記同様、端末Aに対し参加要求通知信号を送信し(S6)、端末Aから許可通知信号を受信することで(S32)、以降は端末B,Cのように、参加者端末として機能するようになる。端末Aでは、参加者リストに端末Eの端末IDが追加され(S35)、全資料リストに端末Eの所持資料リストが追加される(S36)。そして、更新された参加者リストに記録された端末B,C,Eに、参加者リストと全資料リストとが互いに対応付けられた状態で送信される(S41)。
次に、電子会議から退席する場合の処理の流れについて、第5ピリオド(P5)として説明する。例えば、端末Cの利用者が、電子会議から退席するための操作を行った場合、端末Cから端末Aに、退席を示す退席通知信号が、端末Cの端末IDとともに送信される(S77)。端末Cではさらに、参加者リストと全資料リストとが消去される(S78)。以降、端末Cは、参加者端末として機能せず、一般の端末装置10として動作する。一方、端末Aでは、端末Cから退席通知信号と端末IDを受信すると、参加者リストから端末Cの端末IDが削除され、全資料リストから端末Cの所持資料リストが削除される(S26)。そして、端末Aから、参加者リストに残る端末Bおよび端末Eに、更新された、参加者リストと全資料リストとが互いに対応付けられた状態で送信される(S41)。
次に、電子会議を終了する場合の処理の流れについて、第6ピリオド(P6)として説明する。電子会議の終了は、主催者端末である端末Aの利用者が、電子会議を終了するための操作を行うことによりなされる。端末Aから、参加者リストに端末IDが記録された端末装置10である端末B,Eのそれぞれに、終了通知信号が送信される(S51)。端末Aではさらに、自身の所持する参加者リストと全資料リストとが消去される(S52)。以降、端末Aは、主催者端末として機能せず、一般の端末装置10として動作する。また、端末B,Eでは、端末Aからの終了通知信号を受信したら、端末Aと同様に、それぞれのRAM19に記憶された参加者リストと全資料リストとが消去される(S78)。以降、端末B,Eも、参加者端末としては機能せず、一般の端末装置10として動作する。
次に、図3〜図5を参照し、第1の実施の形態の端末装置10において実行される電子会議プログラムの各処理について説明する。なお、以下に説明する電子会議プログラムの各処理は、CPU11により実行される。また、プログラムの実行中に一時的に生成されるデータ(所持資料リスト、参加者リスト、全資料リストを含む)は、RAM19に確保されるデータ処理用の記憶エリアに一時的に記憶される。また、以下の説明においては、図2のシーケンス図を適宜参照する。
図3に示す、電子会議プログラムは、EEPROM20にインストールされており、利用者により端末装置10が操作され、電子会議プログラムのアプリケーションが起動されることによって実行が開始される。電子会議プログラムが実行されると、図示しない初期設定において、RAM19に電子会議プログラムの各処理に応じた記憶エリアが確保される。プログラム内で使用される変数やフラグ、カウンタ等の初期化が行われる。また、EEPROM20やメモリカード28が参照され、記憶された文書データの情報(名称や属性情報など)が読み出され、所持資料リストが作成される。
表示パネル13に、図示しない操作画面が表示される。操作画面には、電子会議の開催を指示する選択肢と、電子会議プログラムの終了を指示する選択肢が表示される。いずれの選択肢も選択されず(S1:NO,S2:NO)、また、他の端末装置10からの開催通知信号の受信もなければ(S3:NO)、S1に戻り、そのまま待機する。利用者の操作により、電子会議の開催を指示する選択肢が選択されると(S2:YES)、主催者端末として機能するため、図4に示す、主催者端末処理のサブルーチンがコールされる(S11)。
図4に示す、主催者端末処理が開始されると、上記のP1(図2参照)にかかる処理として、開催通知信号と、自身の端末IDとがブロードキャストにより送信される(S20)。そして、S21〜S50の判断処理のいずれかを満たすイベントが発生するまで待機が行われる(S21:NO,S22:NO,S23:NO,S25:NO,S40:NO,S42:NO,S45:NO,S47:NO,S50:NO,S21)。
待機中に、他の端末装置10から送信される参加要求通知信号を受信したら(S21:YES)、表示パネル13に、参加要求通知信号とともに送信される、送信元の端末IDが表示される(S28)。また、送信元の端末装置10の電子会議への参加の可否を選択する選択肢が表示される。利用者が拒否を選択した場合には(S30:NO)、受信した端末IDに基づき、参加要求通知信号の送信元の端末装置10に、拒否通知信号が送信される(S31)。そしてS40に進み、次のイベントの発生まで待機が行われる。
一方、S30において、利用者が許可を選択した場合には(S30:YES)、受信した端末IDに基づき、参加要求通知信号の送信元の端末装置10に、許可通知信号が送信される(S32)。参加要求通知信号とともに受信した端末IDと所持資料リストとが、それぞれ、RAM19の参加者リストと全資料リストとに記録され(S35,S36)、S40に進む。S40では、参加者リストまたは全資料リストに更新があったため(S40:YES)、参加者リストと全資料リストとが互いに対応付けられた状態で配信される(S41)。配信先は、上記したように、参加者リストに記録された端末IDに基づくすべての端末装置10(自身を除く)である。そしてS42に進み、次のイベントの発生まで待機が行われる。
次に、主催者端末におけるP2(図2参照)にかかる処理について説明する。待機中に、利用者が、主催者端末の所持する文書データの更新を行った場合(S22:YES)、主催者端末では、RAM19に記憶された自身の所持資料リストが更新される(S27)。それに伴い、RAM19の全資料リストの更新が行われる(S36)。そしてS40に進み、上記同様、全資料リストに更新があったため(S40:YES)、参加者リストと全資料リストとが互いに対応付けられた状態で配信される(S41)。S42に進み、次のイベントの発生まで待機が行われる。
一方、参加者端末において文書データに更新があれば、更新された所持資料リストが主催者端末に送信される。主催者端末では、待機中に、更新された所持資料リストを受信すると(S23:YES)、RAM19の全資料リストが更新され(S36)、上記同様、参加者リストと全資料リストとが互いに対応付けられた状態で配信される(S40:YES,S41)。S42に進み、次のイベントの発生まで待機が行われる。
次に、主催者端末におけるP3(図2参照)にかかる処理について説明する。待機中に、利用者が、表示パネル13に全資料リストを表示させる操作を行い、表示された文書データの一覧の中から、所望する文書データを選択する(S45:YES)。すると主催者端末では、RAM19の参加者リストが参照され、選択された文書データを所持する端末装置10の端末IDが読み取られる。読み取った端末IDに基づき、上記選択された文書データの送信を要求する資料要求通知信号と、自身の端末IDとが送信される(S46)。S47に進み、次のイベントの発生まで待機が行われる。一方、待機中に、参加者端末からの資料要求通知信号を受信した場合には(S42:YES)、受信した端末IDに基づき、要求元へ、要求された文書データが送信される(S43)。S45に進み、次のイベントの発生まで待機が行われる。
次に、主催者端末におけるP4(図2参照)にかかる処理について説明する。電子会議の開催中に、参加を希望する新たな利用者が訪れた場合、主催者端末の利用者が、表示パネル13に表示される操作画面において、電子会議の開催を指示する操作を行う。主催者端末では、待機中に、電子会議の開催指示の操作が行われると(S47)、開催通知信号と、自身の端末IDとがブロードキャストにより送信される(S48)。そしてS50に進み、次のイベントの発生まで待機が行われる。なお、電子会議への参加を希望する利用者の端末装置10から、参加要求通知信号を受信した場合について行われる処理は、上記したP1にかかる処理と同様である。
次に、主催者端末におけるP5(図2参照)にかかる処理について説明する。電子会議からの退席を望む利用者の参加者端末から退席通知信号とその参加者端末の端末IDとを受信した場合(S25:YES)、主催者端末では、RAM19の参加者リストと全資料リストの更新が行われる。すなわち、参加者リストから退席通知信号の送信元の端末IDが削除され、全資料リストから、送信元の所持資料リストが削除される(S26)。そしてS40に進み、上記同様、参加者リストおよび全資料リストが更新されたことに基づき(S40:YES)、参加者リストと全資料リストとが互いに対応付けられた状態で配信される(S41)。S42に進み、次のイベントの発生まで待機が行われる。
次に、主催者端末におけるP6(図2参照)にかかる処理について説明する。待機中に、主催者端末の利用者が電子会議の終了を指示する操作を行った場合(S50:YES)、主催者端末では、RAM19の参加者リストが参照される。参加者リストに記録されたすべての端末ID(自身を除く)に基づき、会議を終了する旨を伝える終了通知信号が送信される(S51)。そして、RAM19に記憶された参加者リストおよび全資料リストが削除され(S52)、図3の電子会議プログラムのメインルーチンに戻り、S1に進む。端末装置10は主催者端末としての機能を終了し、上記同様、利用者の操作により電子会議の開催または電子会議プログラムの終了が指示されるか、他の端末装置10から開催通知信号の受信を受信するまで待機する(S1〜S3)。
次に、参加者端末におけるP1(図2参照)にかかる処理について説明する。端末装置10が、S1〜S3の処理の繰返しによる待機中に、主催者端末として機能する他の端末装置10から開催通知信号を受信する(S3:YES)。この場合には、表示パネル13に、開催通知信号とともに送信される主催者端末の端末IDと、電子会議の開催を報せる通知とが表示される(S5)。利用者の操作により、電子会議への参加が指示されなければ(S6:NO)、S1に進み、S1〜S3の処理の繰返しによる待機に戻る。
S6において、利用者の操作によって電子会議への参加が指示された場合(S6:YES)、主催者端末の端末IDに基づき、参加要求通知信号と、自身の端末IDと、RAM19に記憶された所持資料リストとが送信される(S7)。ここで、主催者端末から拒否通知信号を受信した場合(S8:YES)、表示パネル13に、電子会議への参加が拒否された旨を報せる通知が表示され(S10)、S1に進み、S1〜S3の処理の繰返しによる待機に戻る。
S8で、主催者端末から許可通知信号を受信した場合には(S8:NO)、参加者端末として機能するため、図5に示す、参加者端末処理のサブルーチンがコールされる(S12)。図5に示す、参加者端末処理が開始されると、S60〜S76の判断処理のいずれかを満たすイベントが発生するまで待機が行われる(S60:NO,S62:NO,S70:NO,S72:NO,S75:NO,S76:NO,S60)。そして待機中に、主催者端末から参加者リストおよび全資料リストを受信したら(S60:YES)、RAM19の参加者リストと全資料リストとが更新されて(S61)、S62に進み、次のイベントの発生まで待機が行われる。
次に、参加者端末におけるP2(図2参照)にかかる処理について説明する。待機中に、利用者により文書データの更新が行われた場合(S62:YES)、参加者端末では、上記同様、RAM19の所持資料リストが更新される。さらに、主催者端末の端末IDに基づき、更新された所持資料リストが送信される(S63)。S70に進み、次のイベントの発生まで待機が行われる。送信した所持資料リストに基づき、主催者端末において全資料リストが更新され、参加者リストとともに、すべての参加者端末に配信される。配信された参加者リストおよび全資料リストは、上記のS60,S61の処理によってRAM19に記憶される。
次に、参加者端末におけるP3(図2参照)にかかる処理について説明する。待機中に、利用者によって、全資料リストの一覧から所望する文書データが選択された場合(S72:YES)、参加者リストに基づき、選択された文書データを所持する端末装置10の端末IDが読み取られる。読み取った端末IDに基づき、資料要求通知信号と、自身の端末IDとが送信される(S73)。S75に進み、次のイベントの発生まで待機が行われる。一方、待機中に、他の端末装置10から資料要求通知信号を受信した場合には(S70:YES)、受信した端末IDに基づき、要求元へ、要求された文書データが送信される(S71)。S72に進み、次のイベントの発生まで待機が行われる。
次に、参加者端末におけるP4(図2参照)にかかる処理について説明する。電子会議の開催中に、端末装置10の利用者が参加を希望する場合、端末装置10では、主催者端末からの開催通知信号が送信されるのを待機する(S1〜S3)。主催者端末からブロードキャストにより開催通知信号と端末IDとが送信されると、すでに参加者端末として機能している端末装置10においては、開催通知信号を受信しても、それに対する処理は行われない(S60〜S76)。一方、電子会議への途中参加を希望する利用者の端末装置10では、P1における処理(S3:YES〜S8)によって、参加が認められれば(S8:NO)、参加者端末として機能することとなる(S12)。
次に、参加者端末におけるP5(図2参照)にかかる処理について説明する。参加者端末の利用者が操作画面(図示外)において電子会議から退席する操作を行った場合(S75:YES)、主催者端末の端末IDに基づき、主催者端末に退席通知信号と自身の端末IDとが送信される(S77)。そして、RAM19に記憶された参加者リストおよび全資料リストが削除され(S78)、図3の電子会議プログラムのメインルーチンに戻り、S1に進む。端末装置10は参加者端末としての機能を終了し、上記同様の待機が行われる(S1〜S3)。
次に、参加者端末におけるP6(図2参照)にかかる処理について説明する。待機中に、主催者端末から終了通知信号を受信した場合も(S76:YES)、P5と同様に、RAM19の参加者リストおよび全資料リストが削除される(S78)。そして図3の電子会議プログラムのメインルーチンに戻り、参加者端末としての機能を終了してS1〜S3の処理の繰返しによる待機に戻る。
主催者端末あるいは参加者端末として機能していない端末装置10において、待機中に(S1〜S3)、利用者が操作画面(図示外)において電子会議プログラムの終了の操作を行った場合(S1:YES)、電子会議プログラムの実行が終了される。RAM19に確保された記憶エリアが解放され、所持資料リストも削除される。
ところで、第1の実施の形態の端末装置10は、不揮発性の表示素子で構成された表示パネル13を用いており、上記したように、表示中の画像を書き換える場合にのみ電力が消費される。電子会議プログラムでは、文書データの更新が行われた場合、新たな参加者端末が途中参加した場合、参加者端末の退席があった場合などに、すべての参加者端末に、参加者リストおよび全資料リストが配信される。第1の実施の形態では、図6に示す、リスト表示処理の実行に従って、更新された参加者リストおよび全資料リストを表示することで、表示パネル13の書き換えが頻繁に行われることを防止して、電力の消耗を抑制している。以下、リスト表示処理について説明する。なお、リスト表示処理は、上記説明した電子会議プログラムの一部として電子会議プログラムから呼び出され、並列に実行される処理である。
図6に示すように、リスト表示処理が実行されると、プログラムに使用される変数であるリスト更新回数がリセットされ、また、図示しないタイマのカウントもリセットされる(S80)。RAM19に記憶された参加者リストまたは全資料リストの更新が行われず(S81:NO)、リスト更新回数も0であるうちは(S82:YES)、S81に戻り、待機が行われる。参加者リストまたは全資料リストが更新されたら(S81:YES)、リスト更新回数がインクリメントされ(S83)、リスト更新回数が1となって(S85:YES)、タイマのカウントがスタートされる(S86)。
S87に進み、利用者が端末装置10を操作したり、他のプログラムにおいて画面の表示が行われたりすることにより、表示パネル13において画面の書換処理が行われるかどうかが確認される(S87)。画面の書換処理が行われる場合には(S87:YES)、それにあわせて参加者リストおよび全資料リストが表示パネル13に表示され(S91)、S80に戻り、リスト更新回数およびタイマがリセットされる。
S87で、画面の書換処理が行われない場合(S87:NO)、タイマのカウント値が所定値未満であって所定時間が経過しておらず(S88:NO)、リスト更新回数が所定回数未満であれば(S90:NO)、S81戻る。新たな参加者リストまたは全資料リストの更新がなく(S81:NO)、リスト更新回数が0でなければ(S82:NO)、S87に進む。画面の書換処理が行われたり、所定時間が経過したり、リスト更新回数が所定回数に達したりすることがなければ(S87:NO,S88:NO,S90:NO)、上記同様、S81に戻る。そして、新たに参加者リストまたは全資料リストに更新があれば(S81:YES)、リスト更新回数がインクリメントされる。リスト更新回数が1でなければタイマはスタートされているので(S85:NO)、S87に進む。
参加者リストまたは全資料リストが更新されてから、その参加者リストおよび全資料リストの表示がなされずに所定時間が経過したら(S88:YES)、S91進む。また、参加者リストまたは全資料リストが更新されてから、その参加者リストおよび全資料リストの表示がなされずに、参加者リストまたは全資料リストがさらに更新され、リスト更新回数が所定回数以上となった場合も(S90:YES)、同様にS91に進む。参加者リストおよび全資料リストが表示パネル13に表示され(S91)、S80に戻り、リスト更新回数およびタイマがリセットされる。
このように、端末装置10では、参加者リストまたは全資料リストが更新された場合、直ちに、表示パネル13に参加者リストおよび全資料リストの表示が行われるのではなく、表示パネル13の書換処理が行われる場合に合わせて参加者リストおよび全資料リストの表示が行われる。また、所定時間の経過後や、所定回数の更新が行われた場合には、書換処理が行われなくとも、参加者リストおよび全資料リストの表示を行うことができる。これにより、表示パネル13の書換処理が頻繁に行われることがなく、電力の消耗を抑制することができる。
以上説明したように、第1の実施の形態の電子会議システム1では、電子会議を開催する主催者端末が、電子会議に参加する参加者端末から、それぞれの端末IDと所持資料リストとを受信し、それらを用いて参加者リストと全資料リストとを生成して、参加者端末に配信することができる。よって、参加者端末は、参加者リストに基づいて、全資料リストに含まれる文書データを所持する端末装置10に、直接、文書データの送信を要求することができる。すなわち、文書データの送受信を、他の装置を介さずに、端末装置10同士で直接行うことができるので、文書データを速やかに取得することができる。また、参加者リストおよび全資料リストを参照して所望する文書データを所持する端末装置10を探すことができるので、各端末装置にそれぞれアクセスし、その端末装置が所持する文書データを参照して、所望する文書データの所在を探る必要がなく、手間がかからない。さらに、主催者端末が参加者リストおよび全資料リストを一元管理するので、参加者端末に負荷がかからない。
また、主催者端末が、退席した参加者端末の端末IDおよび所持資料リストを除いた参加者リストおよび全資料リストを生成し、各参加者端末に配信することができるので、参加者リストおよび全資料リストを、常に、最新の状態に維持することができる。これにより、すでに退席した端末装置10に対して、文書データを要求してしまうことがない。また、主催者端末が、文書データを更新した参加者端末の所持資料リストを反映させた全資料リストを生成し、参加者リストとともに各参加者端末に配信することができるので、参加者リストおよび全資料リストを、常に、最新の状態に維持することができる。これにより、更新前の文書データを要求してしまうことがない。また、主催者端末は、電子会議の開催中にも、開催通知信号を送信することができるので、端末装置10が参加者端末として電子会議に途中参加することができる。
次に、第2の実施の形態の電子会議システム1について説明する。第2の実施形態の電子会議システム1の端末装置10では、主催者端末が参加者リストを管理して配信し、全資料リストは、個々の端末装置10がそれぞれ作成(更新)する処理が行われる。上記処理以外の端末装置10の構成、電子会議システム1のシステム構成等は、第1の実施形態と同様である。よって以下では、図7、図8を参照して、第2の実施の形態の電子会議システム1において行われる処理の流れについて説明し、図9,図10を参照して、第2の実施の形態の電子会議プログラムの各処理について説明する。なお、図7,図8のシーケンス図において、第1の実施の形態と同一の処理については同一のステップ番号を付し、説明を簡略化または省略して行うものとする。
第2の実施の形態では、第1ピリオド(P1)において、開催通知信号および端末IDをブロードキャストにより送信した端末装置10(端末A)が主催者端末として機能する(S1)。電子会議への参加を所望する利用者の端末装置10から、端末Aの端末IDに基づき、参加要求通知信号、端末ID、および所持資料リストが送信される(S6)。端末Aでは、受信した端末B,Cの端末IDに基づき、それぞれに、許可通知信号を送信する。このとき、第2の実施の形態では、主催者端末である端末Aが、自身の所持資料リストも送信する(S34)。
端末Aの所持資料リストを受信した端末B,Cでは、それぞれ、全資料リストが更新される(S65)。また、端末Aにおいても、参加者リストに端末B,Cの端末IDが記録されて更新されるとともに(S35)、全資料リストに端末B,Cの所持資料リストが記録されて更新される(S36)。そして主催者端末である端末Aの全資料リストまたは所持資料リストが更新されると、第2の実施の形態では、端末Aから、参加者リストに端末IDのある端末B,Cに、参加者リストが配信される(S44)。
端末B,Cでは、参加者リストを受信すると、それぞれにおいて、参加者リストに端末IDのある端末装置10に対し、自身の所持資料リストが送信される(S67)。すなわち、端末Bは端末A,Cに所持資料リストを送信し、端末Cは端末A,Bに所持資料リストを送信する。そして、所持資料リストを受信した端末装置10では、それぞれの全資料リストが更新される(S56)。なお、P1において、端末Aは、S36で全資料リストが更新されており、各端末装置10から送信される所持資料リストと同内容であるため、全資料リストの更新は行われない。
このように、第2の実施の形態では、主催者端末(端末A)からは、参加者リストが配信され、全資料リストは配信されない。参加者端末(端末B,C)では、参加者リストを受信すると、自身の所持資料リストが各端末装置10に送信され、受信した所持資料リストを反映した全資料リストが作成(更新)される。よって、各端末装置10が所持する参加者リストと全資料リストとは、常に最新の情報が反映されたものとなる。
なお、主催者端末(端末A)が、部外者の端末装置10(端末D)の電子会議への参加を拒否する際の処理は、第1の実施の形態と同様である。端末Aにおいて参加者リストおよび全資料リストの更新はなされず、よって、参加者リストの配信も行われない。
次に、第2の実施の形態の第2ピリオド(P2)では、端末装置10(例えば端末C)の所持する文書データが更新されると(S62)、所持資料リストと全資料リストが更新される(S56)。参加者リストに更新はないので、参加者リストに記録された端末IDに基づく各端末装置10(端末A,B)に、自身の所持資料リストが送信される(S67)。端末Cの所持資料リストを受信した端末A,Bでは、それぞれの全資料リストが更新される(S36またはS56)。
第2の実施の形態の第3ピリオド(P3)における処理の流れは、第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
次に、第2の実施の形態の第4ピリオド(P4)では、電子会議に新たな端末装置10(端末E)の参加が行われる場合に、第1の実施の形態と同様に、主催者端末(端末A)から開催通知信号と端末IDとがブロードキャストにより送信される(S48)。すでに電子会議に参加している端末B,Cでは開催通知信号が無視され、端末Eでは、P1と同様に、端末Aに対し参加要求通知信号が送信される(S6)。端末Aから許可通知信号が送信され(S34)、さらに、すべての参加者端末(端末B,C,E)に対し、参加者リストが送信される(S44)。これにより、各参加者端末が、受信した参加者リストに基づく各端末装置10に、それぞれ、自身の所持資料リストを送信する点について(S67)、P1と同様である。
次に、第2の実施の形態の第5ピリオド(P5)では、電子会議から退席する参加者端末(例えば端末C)から主催者端末(端末A)に退席通知信号が送信されると、端末Aにおいて参加者リストと全資料リストが更新され、端末Cの端末IDと所持資料リストが削除される(S26)。さらに端末Aから、更新された参加者リストが、電子会議に参加する参加者端末(端末B,E)に送信される(S65)。これにより、各参加者端末が、受信した参加者リストに基づく各端末装置10に、それぞれ、自身の所持資料リストを送信する点について(S67)、P1と同様である。
第2の実施の形態の第6ピリオド(P6)における処理の流れは、第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
次に、図9,図10を参照し、第2の実施の形態の電子会議プログラムの各処理について説明する。なお、電子会議プログラムのメインルーチンは、図3に示す、第1の実施の形態のものと同一であるため、説明を省略する。また、図9の主催者端末処理および図10の参加者端末処理において、第1の実施の形態と同一の処理には、同一のステップ番号を付しており、説明を簡略化または省略して行うものとする。なお、以下の説明においては、図7,図8のシーケンス図を適宜参照する。
図9に示す、電子会議プログラムの主催者端末処理では、P1(図7参照)にかかる処理として、S20で開催通知信号と端末IDが送信されると、S21〜S50の処理が繰返されて、次のイベントの発生まで待機が行われる。待機中に参加要求通知信号を受信したら(S21:YES)、S28で、表示パネル13に送信元の端末IDが表示される。拒否通知信号が送信される場合は第1の実施の形態と同様である(S30:NO,S31,S40)。
そして、許可通知信号が送信される場合には(S30:YES)、主催者端末の端末IDと、所持資料リストとが、許可通知信号とともに送信される(S32)。S35で参加者リストが更新され、S36で全資料リストが更新されると、S40で、参加者リストまたは全資料リストが更新されたことに伴い(S40:YES)、S44に進む。第2の実施の形態では、S44において、参加者リストのみが、参加者リストに記録された端末IDに基づくすべての端末装置10(自身を除く)に配信される(S44)。
次に、主催者端末におけるP2(図7参照)にかかる処理では、待機中に、主催者端末の所持する文書データが更新された場合(S22:YES)、第2の実施の形態では、所持資料リストが更新され、各端末装置10に、所持資料リストが送信される(S24)。さらに全資料リストが更新されるが(S29)、その後、S42に進むので、参加者リストの配信は行われない。参加者端末において文書データが更新され、所持資料リストが主催者端末に送信された場合も同様に(S23:YES)、S29において全資料リストが更新され、S42に進む。
以下、主催者端末におけるP3(図7参照)、P4〜P6(図8参照)にかかる処理は、第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。ただし、参加者リストまたは全資料リストに更新があった場合に主催者端末から参加者端末に、参加者リストが配信され、全資料リストは配信されないことは、上記P1にかかる処理と同様である。
次に、第2の実施の形態の参加者端末処理について説明する。図10に示す、参加者端末処理では、S55〜S76の処理が繰り返されて、イベントの発生まで待機が行われる(S55:NO,S62:NO,S64:NO,S70:NO,S72:NO,S75:NO,S76:NO,S55)。そして、参加者端末におけるP1(図7参照)にかかる処理において、主催者端末から許可通知信号が送信される際には、主催者端末の所持資料リストも送信される。参加者端末が所持資料リストを受信した場合には(S55:YES)、RAM19に記憶された全資料リストが更新され(S56)、S62に進み、次のイベントの発生まで待機が行われる。
さらに、P1において、参加者端末から参加者リストを受信した場合(S64:YES)、RAM19に記憶された参加者リストが受信した参加者リストに更新される(S65)。そして、第2の実施の形態では、更新された参加者リストに記録された端末IDに基づくすべての端末装置10に対し、自身の所持資料リストが送信される(S67)。S70に進み、次のイベントの発生まで待機が行われる。
次に、参加者端末におけるP2(図7参照)にかかる処理では、待機中に、参加者端末の所持する文書データが更新された場合(S62:YES)、所持資料リストの更新と、それに伴う全資料リストの更新が行われる(S66)。さらに、RAM19に記憶される参加者リストに記録された端末IDに基づくすべての端末装置10に対し、更新された所持資料リストが送信される(S67)。S70に進み、次のイベントの発生まで待機が行われる。
参加者端末においても、P3(図7参照)、P4〜P6(図8参照)にかかる処理は、第1の実施の形態と同様であり、以下、説明を省略する。ただし、主催者端末からの参加者リストを受信した場合に、参加者リストに記録された端末IDに基づくすべての端末装置10に対し、自身の所持資料リストが送信されることは、上記P1にかかる処理と同様である。
以上説明したように、第2の実施の形態の電子会議システム1では、電子会議を開催する主催者端末が、電子会議に参加する参加者端末から、それぞれの端末IDを受信し、参加者リストを生成して、参加者端末に配信することができる。そして、参加者端末は、参加者リストに基づき、それぞれの端末装置10に、自身の所持資料リストを送信することができる。そして各端末装置10において、所持資料リストに基づく全資料リストを生成することで、参加者リストに基づいて、全資料リストに示される文書データを所持する端末装置10に、直接、文書データの送信を要求することができる。すなわち、文書データの送受信を、他の装置を介さずに、端末装置10同士で直接行うことができるので、文書データを速やかに取得することができる。また、参加者リストおよび全資料リストを参照して所望する文書データを所持する端末装置10を探すことができるので、各端末装置にそれぞれアクセスし、その端末装置が所持する文書データを参照して、所望する文書データの所在を探る必要がなく、手間がかからない。また、主催者端末は参加者リストを管理し、参加者端末がそれぞれの所持資料リストを送信し合って、個々の端末装置10において全資料リストを生成するので、主催者端末にかかる負荷を分散することができる。
また、主催者端末は、退席した参加者端末の端末IDおよび所持資料リストを除いた参加者リストを生成し、各参加者端末に配信することができる。そして各参加者端末は、更新された参加者リストに基づき自身の所持資料リストを送信することができる。よって端末装置10は、参加者リストおよび全資料リストを、常に、最新の状態に維持することができる。これにより、すでに退席した端末装置10に対して、文書データを要求してしまうことがない。また、主催者端末は、文書データを更新した参加者端末から所持資料リストを受信したら、参加者リストを各参加者端末に配信することができる。そして各参加者端末は、更新された参加者リストに基づき自身の文書情報を送信することができる。よって端末装置10は、参加者リストおよび全資料リストを、常に、最新の状態に維持することができる。これにより、更新前の文書データを要求してしまうことがない。また、主催者端末は、電子会議の開催中にも、開催通知信号を送信することができるので、端末装置10が参加者端末として電子会議に途中参加することができる。
なお、上記の実施形態に示される電子会議システム1および端末装置10の構成は例示であり、本発明は各種の変形が可能なことは言うまでもない。例えば、電子会議に途中参加する場合に、第1,第2の実施の形態では、主催者端末の利用者の操作により、開催通知信号がブロードキャストにより送信されることとした。これに限らず、例えば図4において、S45:NOの場合にS50に進み、S50:NOの場合にS20に戻るように、処理の進行手順を変更してもよい。このようにすれば、主催者端末では定期的に開催通知信号を送信することができる。ゆえに、主催者端末の利用者が、電子会議に途中参加する端末装置10が増えるたびに、開催通知信号を再送信するための操作を行う手間を省くことができる。
また、リスト表示処理(図6参照)では、参加者リストまたは全資料リストに更新があった場合に、表示パネル13の画面の書換処理が行われる際などに、参加者リストおよび全資料リストが表示されることとした。これに限らず、参加者リストおよび全資料リストを表示するのではなく、例えば更新を示す通知(文字、図形、テロップなど)が、画面の一部の領域に表示されるようにしてもよい。あるいは、利用者による操作が行われたら、表示されるようにしてもよい。
また、主催者端末において、電子会議の開催通知信号を送信したら、その後、所定期間は参加要求通知信号の受付期間とし、参加者リストおよび全資料リストの更新を行っても、各参加者端末への送信を保留してもよい。
また、第2の実施の形態において、主催者端末からの参加者リストの配信を契機に、各参加者端末から、所持資料リストの送信が行われたが、参加者リストの記録内容に変化がない場合には、所持資料リストの送信が行われないようにしてもよい。また、参加者リストに追加された端末IDに対してのみ、各端末装置から所持資料リストの送信が行われてもよい。同様に、所持資料リストに更新を行った端末装置のみが、各端末装置に対して所持資料リストの送信を行ってもよい。
なお、本実施の形態においては、参加者リストが「端末一覧情報」に相当し、全資料リストが「文書一覧情報」に相当する。端末IDが、「端末情報」に相当し、所持資料リストが「文書情報」に相当する。S21で、参加要求通知信号とともに端末IDと所持資料リストを受信するCPU11が、「第1受信手段」に相当する。S35で、参加者リストを更新するCPU11が、「第1生成手段」に相当する。S36で、全資料リストを更新するCPU11が、「第2生成手段」に相当する。S41で、参加者リストおよび全資料リストを配信するCPU11が、「第1送信手段」に相当する。S7で、参加要求通知信号とともに端末IDと所持資料リストを送信するCPU11が、「第2送信手段」に相当する。S60で、参加者リストおよび全資料リストを受信するCPU11が、「第2受信手段」に相当する。S46またはS73で、資料要求通知信号を送信するCPU11が、「第1出力手段」に相当する。S43またはS71で、要求された文書データを要求元の端末装置10に送信するCPU11が、「要求データ送信手段」に相当する。
S77で、退席通知信号を出力するCPU11が、「第2出力手段」に相当する。第1の実施の形態においてはS63で、また、第2の実施の形態においてはS66で、所持資料リストを更新するCPU11が、「第3生成手段」に相当する。S67で、各端末装置10に自身の所持資料リストを送信するCPU11が、「第3送信手段」に相当する。S56で、全資料リストを更新するCPU11が、「第4生成手段」に相当する。電子会議の開催時にはS20で、開催中においてはS48で、開催通知信号を送信するCPU11が、「第4送信手段」に相当する。表示パネル13が、「表示部」に相当する。S87で、表示パネル13の書換処理が行われる場合に、S91で、参加者リストと全資料リストを表示させるCPU11が、「表示手段」に相当する。
1 電子会議システム
10 端末装置
11 CPU
13 表示パネル
19 RAM

Claims (12)

  1. 電子会議に参加する複数の端末装置のそれぞれが所有する文書データを、前記端末装置同士で共有可能な電子会議システムであって、
    前記端末装置は、
    電子会議を開催する側の前記端末装置であり、電子会議に参加する前記端末装置の一覧を示す端末一覧情報を生成する主催者端末装置と、
    電子会議に参加する側の前記端末装置であり、前記主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報を受信する参加者端末装置と、
    を含み、
    前記主催者端末装置は、
    前記参加者端末装置から、前記端末装置のそれぞれを特定するための情報である端末情報と、それぞれの前記端末装置が所有する前記文書データの一覧を示す文書情報とを受信する第1受信手段と、
    前記第1受信手段により受信された前記端末情報を用いて前記端末一覧情報を生成する第1生成手段と、
    前記第1受信手段により受信された前記文書情報を用い、前記端末装置ごとの前記文書データの一覧を示す文書一覧情報を生成する第2生成手段と、
    前記第1生成手段により生成された前記端末一覧情報と、前記第2生成手段により生成された前記文書一覧情報とを、前記端末一覧情報に示される前記参加者端末装置のそれぞれに送信する第1送信手段と、
    を備え、
    前記参加者端末装置は、
    前記主催者端末装置に、自身の前記端末情報と前記文書情報とを送信する第2送信手段と、
    前記主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とを受信する第2受信手段と、
    を備え、
    前記端末装置は、
    前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とに基づいて、前記文書一覧情報に示される前記文書データを所有する前記端末装置に前記文書データを要求する要求信号を出力する第1出力手段と、
    前記要求信号の出力元の前記端末装置に対し、要求された前記文書データを送信する要求データ送信手段と、
    を備えることを特徴とする電子会議システム。
  2. 前記参加者端末装置は、前記主催者端末装置に電子会議から退席することを示す退席信号を出力する第2出力手段をさらに備え、
    前記主催者端末装置は、前記第1受信手段によって前記参加者端末装置からの前記退席信号が受信された場合に、
    前記第1生成手段が、前記退席信号を出力した前記参加者端末装置の前記端末情報を除いた前記端末一覧情報を生成し、
    前記第2生成手段が、前記退席信号を出力した前記参加者端末装置の前記文書情報を除いた前記文書一覧情報を生成し、
    前記第1送信手段が、前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とを前記端末一覧情報に示される前記参加者端末装置のそれぞれに送信すること
    を特徴とする請求項1に記載の電子会議システム。
  3. 前記参加者端末装置は、自身の所有する前記文書データが更新された場合に、更新を反映した前記文書情報を生成する第3生成手段をさらに備え、
    前記参加者端末装置の前記第2送信手段は、前記第3生成手段によって更新が反映された前記文書情報が生成された場合に、その文書情報を前記主催者端末装置に送信し、
    前記主催者端末装置は、前記第1受信手段により前記参加者端末装置から更新された前記文書情報が受信された場合に、
    前記第2生成手段が、前記文書情報の更新を反映した前記文書一覧情報を生成し、
    前記第1送信手段が、前記端末一覧情報と、更新の反映された前記文書一覧情報とを前記端末一覧情報に示される前記参加者端末装置のそれぞれに送信すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の電子会議システム。
  4. 電子会議に参加する複数の端末装置のそれぞれが所有する文書データを、前記端末装置同士で共有可能な電子会議システムであって、
    前記端末装置は、
    電子会議を開催する側の前記端末装置であり、電子会議に参加する前記端末装置の一覧を示す端末一覧情報を生成する主催者端末装置と、
    電子会議に参加する側の前記端末装置であり、前記主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報を受信する参加者端末装置と、
    を含み、
    前記主催者端末装置は、
    前記参加者端末装置から、前記端末装置のそれぞれを特定するための情報である端末情報と、それぞれの前記端末装置が所有する前記文書データの一覧を示す文書情報とを受信する第1受信手段と、
    前記第1受信手段により受信された前記端末情報を用いて前記端末一覧情報を生成する第1生成手段と、
    前記第1生成手段により生成された前記端末一覧情報を、前記端末一覧情報に示される前記参加者端末装置のそれぞれに送信する第1送信手段と、
    を備え、
    前記参加者端末装置は、
    前記主催者端末装置に、自身の前記端末情報と前記文書情報とを送信する第2送信手段と、
    前記主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報を受信する第2受信手段と、
    前記第2受信手段により受信された前記端末一覧情報に示される前記端末装置のそれぞれに、自身の前記文書情報を送信する第3送信手段と、
    を備え、
    前記端末装置は、
    前記第3送信手段により送信される複数の前記端末装置それぞれの前記文書情報を用い、前記端末装置ごとの前記文書データの一覧を示す文書一覧情報を生成する第4生成手段と、
    前記端末一覧情報と、前記第4生成手段により生成される前記文書一覧情報とに基づいて、前記文書一覧情報に示される前記文書データを所有する前記端末装置に前記文書データを要求する要求信号を出力する第1出力手段と、
    前記要求信号の出力元の前記端末装置に対し、要求された前記文書データを送信する要求データ送信手段と、
    を備えることを特徴とする電子会議システム。
  5. 前記参加者端末装置は、前記主催者端末装置に電子会議から退席することを示す退席信号を出力する第2出力手段をさらに備え、
    前記主催者端末装置は、前記第1受信手段によって前記参加者端末装置からの前記退席信号が受信された場合に、
    前記第1生成手段が、前記退席信号を出力した前記参加者端末装置の前記端末情報を除いた前記端末一覧情報を生成し、
    前記第1送信手段が、前記端末一覧情報を、前記端末一覧情報に示される前記参加者端末装置のそれぞれに送信し、
    前記参加者端末装置の前記第3送信手段は、前記主催者端末装置から送信された、前記退席信号を出力した前記参加者端末装置の前記端末情報が除かれた前記端末一覧情報に基づき、前記端末一覧情報に示される前記端末装置のそれぞれに、自身の前記文書情報を送信すること
    を特徴とする請求項4に記載の電子会議システム。
  6. 前記参加者端末装置は、自身の所有する前記文書データが更新された場合に、更新を反映した前記文書情報を生成する第3生成手段をさらに備え、
    前記参加者端末装置の前記第2送信手段は、前記第3生成手段によって更新が反映された前記文書情報が生成された場合に、その文書情報を前記主催者端末装置に送信し、
    前記主催者端末装置は、前記第1受信手段によって前記参加者端末装置から更新が反映された前記文書情報が受信された場合に、
    前記第1送信手段が、前記端末一覧情報を、前記端末一覧情報に示される前記参加者端末装置のそれぞれに送信し、
    前記参加者端末装置の前記第3送信手段は、前記主催者端末装置から送信された前記端末一覧情報に基づき、前記端末一覧情報に示される前記端末装置のそれぞれに、自身の前記文書情報を送信すること
    を特徴とする請求項4または5に記載の電子会議システム。
  7. 前記主催者端末装置は、電子会議を開催する際に、複数の前記端末装置に、電子会議の開催を報せるとともに、自身の前記端末情報を報せる開催通知情報を送信する第4送信手段を備え、
    前記第4送信手段は、電子会議の開催中であっても、前記開催通知情報を送信可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の電子会議システム。
  8. 電子会議に参加する複数の端末装置のそれぞれが所有する文書データを、前記端末装置同士で共有可能な電子会議の端末装置であって、
    電子会議に参加する側の前記端末装置である参加者端末装置の一覧を示す端末一覧情報を生成し、電子会議を開催する主催者端末装置としての機能を有し、
    前記参加者端末装置から、前記端末装置のそれぞれを特定するための情報である端末情報と、それぞれの前記端末装置が所有する前記文書データの一覧を示す文書情報とを受信する第1受信手段と、
    前記第1受信手段により受信された前記端末情報用いて前記端末一覧情報を生成する第1生成手段と、
    前記第1受信手段により受信された前記文書情報を用い、前記端末装置ごとの前記文書データの一覧を示す文書一覧情報を生成する第2生成手段と、
    前記第1生成手段により生成された前記端末一覧情報と、前記第2生成手段により生成された前記文書一覧情報とを前記端末一覧情報に示される前記参加者端末装置のそれぞれに送信する第1送信手段と、
    を備えることを特徴とする電子会議の端末装置。
  9. 電子会議に参加する複数の端末装置のそれぞれが所有する文書データを、前記端末装置同士で共有可能な電子会議の端末装置であって、
    電子会議に参加する前記端末装置の一覧を示す端末一覧情報を生成する主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報を受信して、電子会議に参加する参加者端末装置としての機能を有し、
    前記主催者端末装置に、自身の前記端末情報と前記文書情報とを送信する第2送信手段と、
    前記主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とを受信する第2受信手段と、
    前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とに基づいて、前記文書一覧情報に示される前記文書データを所有する前記端末装装置に前記文書データを要求する要求信号を出力する第1出力手段と、
    前記要求信号の出力元の前記端末装置に対し、要求された前記文書データを送信する要求データ送信手段と、
    を備えることを特徴とする電子会議の端末装置。
  10. 前記文書データを所定の表示部に表示する表示手段を備え、
    前記表示手段は、前記表示部に表示される前記文書データの表示内容が書き換えられる場合に、前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とを、前記表示部に表示することを特徴とする請求項8または9に記載の電子会議の端末装置。
  11. 電子会議に参加する複数の端末装置のそれぞれが所有する文書データを、前記端末装置同士で共有可能な電子会議の端末装置において実行される電子会議方法であって、
    電子会議に参加する側の前記端末装置である参加者端末装置の一覧を示す端末一覧情報を生成し、電子会議を開催する主催者端末装置として機能するため、
    前記参加者端末装置から、前記端末装置のそれぞれを特定するための情報である端末情報と、それぞれの前記端末装置が所有する前記文書データの一覧を示す文書情報とを受信する第1受信ステップと、
    前記第1受信ステップにより受信された前記端末情報を用いて前記端末一覧情報を生成する第1生成ステップと、
    前記第1受信ステップにより受信された前記文書情報を用い、前記端末装置ごとの前記文書データの一覧を示す文書一覧情報を生成する第2生成ステップと、
    前記第1生成ステップにより生成された前記端末一覧情報と、前記第2生成ステップにより生成された前記文書一覧情報とを前記端末一覧情報に示される前記参加者端末装置のそれぞれに送信する第1送信ステップと、
    を含むとともに、
    電子会議に参加する側であり、前記主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報を受信する前記参加者端末装置として機能するため、
    前記主催者端末装置に、自身の前記端末情報と前記文書情報とを送信する第2送信ステップと、
    前記主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とを受信する第2受信ステップと、
    を含み、
    さらに、前記端末装置の機能として、
    前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とに基づいて、前記文書一覧情報に示される前記文書データを所有する前記端末装置に前記文書データを要求する要求信号を出力する第1出力ステップと、
    前記要求信号の出力元の前記端末装置に対し、要求された前記文書データを送信する要求データ送信ステップと、
    を含む電子会議方法。
  12. 電子会議に参加する複数の端末装置のそれぞれが所有する文書データを、前記端末装置同士で共有可能な電子会議の端末装置として機能させるためのプログラムであって、
    電子会議に参加する側の前記端末装置である参加者端末装置の一覧を示す端末一覧情報を生成し、電子会議を開催する主催者端末装置として機能するため、
    コンピュータに、
    前記参加者端末装置から、前記端末装置のそれぞれを特定するための情報である端末情報と、それぞれの前記端末装置が所有する前記文書データの一覧を示す文書情報とを受信する第1受信ステップと、
    前記第1受信ステップにより受信された前記端末情報を用いて前記端末一覧情報を生成する第1生成ステップと、
    前記第1受信ステップにより受信された前記文書情報を用い、前記端末装置ごとの前記文書データの一覧を示す文書一覧情報を生成する第2生成ステップと、
    前記第1生成ステップにより生成された前記端末一覧情報と、前記第2生成ステップにより生成された前記文書一覧情報とを前記端末一覧情報に示される前記参加者端末装置のそれぞれに送信する第1送信ステップと、
    を実行させるとともに、
    電子会議に参加する側であり、前記主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報を受信する前記参加者端末装置として機能するため、
    コンピュータに、
    前記主催者端末装置に、自身の前記端末情報と前記文書情報とを送信する第2送信ステップと、
    前記主催者端末装置から送信される前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とを受信する第2受信ステップと、
    を含み、
    さらに、前記端末装置の機能として、
    コンピュータに、
    前記端末一覧情報と前記文書一覧情報とに基づいて、前記文書一覧情報に示される前記文書データを所有する前記端末装置に前記文書データを要求する要求信号を出力する第1出力ステップと、
    前記要求信号の出力元の前記端末装置に対し、要求された前記文書データを送信する要求データ送信ステップと、
    を実行させるプログラム。
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