JP2012072809A - 変速機油路構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ミッションケース内の作動油を抜き取らずにバルブユニットを取り外す。
【解決手段】ミッションケース15の変速機収容室19には、作動油Xが貯留されるとともに無段変速機構20が収容される。また、ミッションケース15のバルブ収容室50には、作動油Xが貯留されるとともにバルブユニット51が収容される。このようにバルブユニット51を収容するバルブ収容室50は、変速機収容室19の油面高さOLよりも上方に配置される。さらに、バルブ収容室50と変速機収容室19とは、ドレンプラグ59によって閉じられるドレンポート58を介して連通している。バルブユニット51を取り外す際には、ドレンプラグ59を外してドレンポート58が開放される。これにより、バルブ収容室50から変速機収容室19に作動油Xを移動させることができ、ミッションケース15から作動油Xを抜き取ることなくバルブユニット51の取り外しが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、オイルと共にバルブユニットが収容されるバルブ収容室を備えた変速機油路構造に関する。
自動変速機には複数のクラッチやブレーキが組み込まれており、これらのクラッチやブレーキは油圧制御されている。また、自動変速機である無段変速機にはプライマリプーリやセカンダリプーリが組み込まれており、これらのプーリについても油圧制御されている。これらのクラッチやプーリ等に対して作動油(オイル)を供給制御するため、自動変速機には複数の電磁弁を備えるバルブユニットが搭載されている(例えば、特許文献1および2参照)。また、特許文献2に記載されるように、ミッションケース(変速機ケース)内の作動油中にバルブユニットを浸漬させることも多い。このように、バルブユニットを作動油中に浸漬させることにより、油圧回路に対する空気の噛み込みを防止することができ、作動油によって電磁弁のコイル部を冷却することも可能となる。
特開昭60−84451号公報 特開2002−21991号公報
ところで、車両整備等において、ミッションケースからバルブユニットを取り外す際には、バルブユニットが作動油中に浸漬していることから、ミッションケースから作動油を抜き取ることが必要である。また、ミッションケースから作動油を抜き取った場合には、再びバルブユニットを取り付けた後に、ミッションケースに新たな作動油を注入することが必要であった。このように、バルブユニットの脱着に伴って作動油を排出・注入することは、整備作業の工数やコストを増大させる要因となっていた。
本発明の目的は、変速機ケース内のオイルを抜き取ることなく、バルブユニットの取り外しを可能とすることにある。
本発明の変速機油路構造は、オイルが貯留されるとともに変速機構が収容される変速機収容室を、変速機ケースに形成し、オイルが貯留されるとともにバルブユニットが収容されるバルブ収容室を、前記変速機収容室の油面高さよりも上方に前記変速機ケースに形成し、前記バルブ収容室と前記変速機収容室とを連通するドレンポートを形成し、前記ドレンポートに脱着自在にドレンプラグを組み付け、前記バルブ収容室からオイルを排出する際には、前記ドレンプラグを取り外して前記バルブ収容室から前記変速機収容室にオイルを案内し、前記変速機ケース内にオイルを留めることを特徴とする。
本発明の変速機油路構造は、前記変速機収容室から前記バルブ収容室にオイルを供給するオイルポンプを有することを特徴とする。
本発明の変速機油路構造は、前記ドレンプラグの端部を前記変速機ケースの外側に露出させることを特徴とする。
本発明の変速機油路構造は、前記ドレンプラグに一端が前記バルブ収容室に開口して他端が前記変速機収容室に開口する排出流路を形成し、前記バルブ収容室内の過剰なオイルを前記排出流路から前記変速機収容室に案内し、前記バルブ収容室内の油面高さを一定に保持することを特徴とする。
本発明の変速機油路構造は、前記ドレンプラグは前記バルブユニットを固定する締結ボルトであることを特徴とする。
本発明によれば、変速機収容室の油面高さよりも上方にバルブ収容室を形成し、ドレンポートを介してバルブ収容室と変速機収容室とを連通させたので、ドレンポートを開放することでバルブ収容室から変速機収容室にオイルを移すことが可能となる。これにより、バルブ収容室からバルブユニットを取り外す際に、変速機ケースからオイルを抜き取る必要がなく、整備作業の工数やコストを引き下げることが可能となる。
パワーユニットが搭載される車両を示す概略図である。 パワーユニットの内部構造を示すスケルトン図である。 図2の矢印A方向からミッションケースを示す斜視図である。 図3のA−A線に沿ってミッションケースを示す断面図である。 (a)および(b)は図4のA−A線に沿ってバルブ収容室の一部を示す断面図である。 ミッションケースを上方から示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態である変速機油路構造の一部を示す断面図である。 (a)および(b)は本発明の他の実施の形態である変速機油路構造の一部を示す断面図である。 (a)および(b)は本発明の他の実施の形態である変速機油路構造の一部を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1はパワーユニット10が搭載される車両11を示す概略図であり、図2はパワーユニット10の内部構造を示すスケルトン図である。図1に示すように、車体12にはパワーユニット10が縦置きに搭載されており、このパワーユニット10はエンジン13および無段変速機14を備えている。図2に示すように、無段変速機14は、変速機ケースとしてのミッションケース15を有している。このミッションケース15は、エンジン13側に設けられるコンバータケース16、後端側に設けられるトランスファケース17、これらケース16,17の間に設けられるメインケース18によって構成されている。このようなミッションケース15には変速機収容室19が形成されており、この変速機収容室19には作動油(オイル)Xが貯留されるとともに変速機構として無段変速機構20が収容されている。
無段変速機構20は、エンジン13に駆動されるプライマリ軸21と、これに平行となるセカンダリ軸22とを有している。プライマリ軸21にはプライマリプーリ23が設けられており、セカンダリ軸22にはセカンダリプーリ24が設けられている。プライマリプーリ23には油室23aが区画されており、油室23a内の圧力を調整してプーリ溝幅を変化させることが可能となる。また、セカンダリプーリ24には油室24aが区画されており、油室24a内の圧力を調整してプーリ溝幅を変化させることが可能となる。そして、プーリ溝幅を調整して駆動チェーン25の巻き付け径を変化させることにより、プライマリ軸21からセカンダリ軸22に対する無段変速が可能となる。
また、無段変速機構20に対してエンジン動力を伝達するため、クランク軸30とプライマリ軸21との間には、トルクコンバータ31および前後進切換機構32が設けられている。トルクコンバータ31は、クランク軸30に連結されるポンプインペラ33と、このポンプインペラ33に対向するとともにタービン軸34に連結されるタービンランナ35とを備えている。また、前後進切換機構32は、図示しない遊星歯車列やクラッチ機構等によって構成されており、プライマリ軸21の回転方向を切り換えることが可能となっている。
また、ミッションケース15には、セカンダリ軸22に平行となる前輪出力軸40が収容されている。セカンダリ軸22と前輪出力軸40とは歯車列41を介して連結されており、前輪出力軸40はフロントデファレンシャル機構42を介して前輪に連結されている。さらに、ミッションケース15には、前輪出力軸40に平行となる後輪出力軸43が収容されている。前輪出力軸40と後輪出力軸43とは歯車列44およびトランスファクラッチ45を介して連結されており、後輪出力軸43はプロペラシャフト46および図示しないリアデファレンシャル機構を介して後輪に連結されている。
前述したプライマリプーリ23、セカンダリプーリ24、トルクコンバータ31、前後進切換機構32、トランスファクラッチ45等に作動油Xを供給するため、ミッションケース15の上部に形成されるバルブ収容室50にはバルブユニット51が収容されている。このバルブユニット51には複数の電磁弁が組み付けられており、これらの電磁弁は図示しない制御ユニットによって制御されている。また、変速機収容室19内の作動油Xをバルブユニット51に供給するため、ミッションケース15内のポンプ室52にはオイルポンプ53が設けられている。エンジン13によってオイルポンプ53が駆動されると、変速機収容室19内の作動油Xがオイルストレーナ54から吸い上げられ、吸い上げられた作動油Xはオイルポンプ53を経てバルブユニット51に供給される。そして、オイルポンプ53からバルブユニット51に供給された作動油Xは、バルブユニット51内の油圧回路を経て各作動部や潤滑部に供給されることになる。
また、オイルポンプ53から吐出される作動油Xの一部はバルブ収容室50に供給されており、バルブ収容室50には所定の油面高さまで作動油Xが貯留されている。なお、バルブ収容室50には図示しない排出口が設けられており、作動油Xは所定の油面高さで維持されている。このように、バルブ収容室50に作動油Xを貯留することにより、バルブユニット51を作動油中に浸漬させることが可能となる。これにより、バルブユニット51の油圧回路に対する空気の噛み込みを防止することができ、電磁弁のコイル部を作動油Xによって冷却することが可能となる。このように、バルブユニット51を作動油中に浸漬させる構造を採用した場合には、車両整備等でミッションケース15からバルブユニット51を取り外す際に、ミッションケース15から作動油Xを抜き取ることが一般的であった。しかしながら、ミッションケース15から作動油Xを抜き取ることは、整備作業の工数やコストを増大させる要因となっていた。そこで、図示する無段変速機14においては、本発明の一実施の形態である変速機油路構造を採用することにより、ミッションケース15から作動油Xを抜き取ることなく、バルブユニット51の取り外しが可能となっている。
以下、本発明の一実施の形態である変速機油路構造について詳細に説明する。ここで、図3は図2の矢印A方向からミッションケース15を示す斜視図である。図4は図3のA−A線に沿ってミッションケース15を示す断面図である。図5(a)および(b)は図4のA−A線に沿ってバルブ収容室50の一部を示す断面図である。図6はミッションケース15を上方から示す斜視図であり、後述するカバー部材56を取り外した状態で示している。
図2および図4に示すように、バルブユニット51を収容するバルブ収容室50は、ミッションケース15の上部に形成される収容凹部55と、この収容凹部55を覆うカバー部材56とによって構成されている。また、バルブ収容室50は、変速機収容室19の油面高さOLよりも上方に位置するように、ミッションケース15に対して形成されている。さらに、図2〜図4に示すように、バルブ収容室50とポンプ室52とを仕切る隔壁57には、バルブ収容室50とポンプ室52とを連通するドレンポート58が形成されている。このドレンポート58にはドレンプラグ59の一端部が挿入されており、ドレンポート58はドレンプラグ59によって閉塞されている。さらに、ポンプ室52と変速機収容室19とを仕切る隔壁60には、ポンプ室52と変速機収容室19とを連通する貫通孔61が形成されている。このように、バルブ収容室50と変速機収容室19とはドレンポート58および貫通孔61を介して連通しており、ドレンポート58はドレンプラグ59によって閉じられている。
このようなミッションケース15からバルブユニット51を取り外す際には、ドレンポート58からドレンプラグ59が抜き取られる。なお、図2および図4に示すように、ドレンプラグ59の端部はカバー部材56から外側に露出しており、ミッションケース15にカバー部材56を取り付けた状態のまま、ドレンプラグ59を抜き取ることが可能となっている。このようにドレンプラグ59が抜き取られると、図3および図4に矢印αで示すように、バルブ収容室50内の作動油Xは、ドレンポート58からポンプ室52に案内された後に、貫通孔61から変速機収容室19に案内される。すなわち、図5(a)に示すように、ドレンプラグ59の抜き取り前にはバルブ収容室50の油面高さがL1であるのに対し、図5(b)に示すように、ドレンプラグ59の抜き取り後にはバルブ収容室50の油面高さがL2まで低下する。そして、バルブ収容室50の油面高さがL2まで低下した後には、図6に示すように、ミッションケース15からカバー部材56が取り外され、バルブユニット51が取り外されることになる。
このように、ミッションケース15からバルブユニット51を取り外す際には、バルブ収容室50の作動油Xを変速機収容室19に移動させることができるため、ミッションケース15から作動油Xを抜き取る必要がなく、バルブユニット51の取り外し作業が極めて容易となる。さらに、バルブ収容室50内の作動油Xがミッションケース15内に留められることから、再びバルブユニット51を組み付けた後に作動油Xを新たに注入する必要がなく、整備作業の工数やコストを引き下げることが可能となる。なお、バルブ収容室50から変速機収容室19に移された作動油Xは、オイルポンプ53を駆動することで再びバルブ収容室50に供給されることになる。
また、ドレンプラグ59の端部をカバー部材56から露出させるようにしたので、ミッションケース15にカバー部材56を取り付けた状態のまま、ドレンプラグ59を抜き取ることが可能となる。これにより、バルブ収容室50の油面高さL1が収容凹部55とカバー部材56との合わせ面を上回る場合であっても、カバー部材56の取り外し前にバルブ収容室50から作動油Xを排出することができ、カバー部材56の取り外しに伴う作動油Xの流出を防止することが可能となる。
さらに、ミッションケース15の上部、かつトルクコンバータ31の直後に位置するように、ミッションケース15に対してバルブ収容室50を形成したので、パワーユニット10を縦置きに搭載した場合であっても、図1に矢印Aで示すように、エンジンルーム62からバルブユニット51を脱着することが可能となる。これにより、バルブユニット51の脱着作業を極めて容易に行うことが可能となる。しかも、フロントデファレンシャル機構42の上方にバルブ収容室50が形成されることから、ミッションケース15内の空間を有効に活用することができ、無段変速機14の大型化を回避することが可能となる。
図7は本発明の他の実施の形態である変速機油路構造の一部を示す断面図である。なお、図7において図5に示す部位と同様の部位については、同一の符合を付してその説明を省略する。図7に示すように、ドレンポート58を閉塞するドレンプラグ70には排出流路71が形成されている。この排出流路71の一端はドレンプラグ70の側面に開口する導入ポート72となっており、排出流路71の他端はドレンプラグ70の先端部の端面に開口する排出ポート73となっている。すなわち、排出流路71の一端はバルブ収容室50に開口する一方、排出流路71の他端はポンプ室52および貫通孔61を介して変速機収容室19に開口する構造となっている。これにより、バルブ収容室50内の作動油Xが排出流路71の導入ポート72に到達すると、矢印Aで示すように、作動油Xが排出流路71を流れてポンプ室52から変速機収容室19に案内されるため、バルブ収容室50内の油面高さをL1に一定に保つことが可能となる。このように、ドレンプラグ70に排出流路71を形成することにより、ドレンプラグ70を交換することでバルブ収容室50の油面高さを変えることができ、様々なバルブユニット51の油面高さにミッションケース15のバルブ収容室50を対応させることが可能となる。すなわち、ミッションケース15の汎用性を高めることが可能となる。
また、前述の説明では、ドレンプラグ59,70の端部をカバー部材56から露出させているが、これに限られることはなく、バルブ収容室50の油面高さL1によってはドレンプラグ59,70をバルブ収容室50内に格納しても良い。ここで、図8(a)および(b)は本発明の他の実施の形態である変速機油路構造の一部を示す断面図である。なお、図8において図5に示す部位と同様の部位については、同一の符合を付してその説明を省略する。
図8(a)および(b)に示すように、バルブ収容室50の油面高さL1が収容凹部55とカバー部材56との合わせ面を下回る場合には、バルブ収容室50の作動油Xを排出する前にカバー部材56を取り外したとしても、バルブ収容室50から作動油Xが流れ出ることがないため、ドレンプラグ80,81がバルブ収容室50内に格納されている。なお、油面高さL1が低い場合であっても、ドレンプラグ80,81の端部をカバー部材56から露出させても良いことはいうまでもない。また、ドレンポート58に対するドレンプラグ80,81の組み付け方式としては、図8(a)に示すように、ドレンプラグ80の先端部をドレンポート58に挿入しても良く、図8(b)に示すように、ドレンプラグ81の先端部をドレンポート58にネジ結合させても良い。
また、前述の説明では、ドレンポート58を開閉するためだけにドレンプラグ59,70,80,81を設けているが、これに限られることはなく、ドレンプラグ59,70,80,81に他の機能を持たせても良い。ここで、図9(a)および(b)は本発明の他の実施の形態である変速機油路構造の一部を示す断面図である。なお、図9において図5に示す部位と同様の部位については、同一の符合を付してその説明を省略する。
図9(a)および(b)に示すように、バルブユニット51には貫通孔90が形成されており、この貫通孔90にはドレンプラグ91が挿入されている。ドレンプラグ91の先端部には雄ねじが形成されており、この雄ねじに対応する雌ねじがドレンポート58に形成されている。すなわち、ドレンプラグ91は、ドレンポート58を開閉するための機能を有するだけでなく、バルブ収容室50にバルブユニット51を固定するための機能を有している。このように、バルブユニット51を固定するための締結ボルトとしてドレンプラグ91を用いることにより、部品の共用化を図ることができ、変速機油路構造の低コスト化を達成することが可能となる。
また、図9(a)に示すように、バルブユニット51の下端面には切り欠き92が形成されており、この切り欠き92は作動油Xの流路として機能している。これにより、ドレンプラグ91をドレンポート58から抜き取った後には、作動油Xを切り欠き92からドレンポート58に案内することが可能となる。また、図9(a)においてはバルブユニット51に切り欠き92を形成しているが、これに限られることはなく、図9(b)に示すように、ミッションケース15の収容凹部55に切り欠き93を形成しても良い。この場合には、切り欠き93が作動油Xの流路として機能することから、ドレンプラグ91をドレンポート58から抜き取った後には、作動油Xを切り欠き93からドレンポート58に案内することが可能となる。なお、バルブユニット51は、図示しない複数本の締結ボルトによって固定されることから、誤組付けを防止するためにも、他の締結ボルトに比べてドレンプラグ91を長く形成することが望ましい。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前述の説明では、バルブ収容室50と変速機収容室19とをポンプ室52を介して連通させているが、これに限られることはなく、バルブ収容室50と変速機収容室19とを直に連通させても良い。この場合には、バルブ収容室50と変速機収容室19とを仕切る隔壁に対してドレンポート58が形成される。
また、前述の説明では、変速機構として一対のプーリを備えた無段変速機構20を採用しているが、これに限られることはなく、例えばトロイダル方式の無段変速機構、遊星歯車式の自動変速機構、平行軸式の自動変速機構を採用しても良い。また、図示する場合には、車体12に縦置きに搭載されるパワーユニット10に本発明を適用しているが、これに限られることはなく、車体12に横置きに搭載されるパワーユニットに本発明を適用しても良い。さらに、図示する場合には、動力源としてエンジン13のみを備えるパワーユニット10に本発明を適用しているが、これに限られることはなく、動力源としてエンジン13および電動モータを備えるハイブリッド方式のパワーユニットに本発明を適用しても良い。
15 ミッションケース(変速機ケース)
19 変速機収容室
20 無段変速機構(変速機構)
50 バルブ収容室
51 バルブユニット
53 オイルポンプ
58 ドレンポート
59,70 ドレンプラグ
71 排出流路
80,81,91 ドレンプラグ
OL 油面高さ
L1 油面高さ
X 作動油(オイル)

Claims (5)

  1. オイルが貯留されるとともに変速機構が収容される変速機収容室を、変速機ケースに形成し、
    オイルが貯留されるとともにバルブユニットが収容されるバルブ収容室を、前記変速機収容室の油面高さよりも上方に前記変速機ケースに形成し、
    前記バルブ収容室と前記変速機収容室とを連通するドレンポートを形成し、前記ドレンポートに脱着自在にドレンプラグを組み付け、
    前記バルブ収容室からオイルを排出する際には、前記ドレンプラグを取り外して前記バルブ収容室から前記変速機収容室にオイルを案内し、前記変速機ケース内にオイルを留めることを特徴とする変速機油路構造。
  2. 請求項1記載の変速機油路構造において、
    前記変速機収容室から前記バルブ収容室にオイルを供給するオイルポンプを有することを特徴とする変速機油路構造。
  3. 請求項1または2記載の変速機油路構造において、
    前記ドレンプラグの端部を前記変速機ケースの外側に露出させることを特徴とする変速機油路構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の変速機油路構造において、
    前記ドレンプラグに一端が前記バルブ収容室に開口して他端が前記変速機収容室に開口する排出流路を形成し、
    前記バルブ収容室内の過剰なオイルを前記排出流路から前記変速機収容室に案内し、前記バルブ収容室内の油面高さを一定に保持することを特徴とする変速機油路構造。
  5. 請求項1または2記載の変速機油路構造において、
    前記ドレンプラグは前記バルブユニットを固定する締結ボルトであることを特徴とする変速機油路構造。
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